JPH0565089U - 感熱ヒータ線 - Google Patents

感熱ヒータ線

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Publication number
JPH0565089U
JPH0565089U JP1427692U JP1427692U JPH0565089U JP H0565089 U JPH0565089 U JP H0565089U JP 1427692 U JP1427692 U JP 1427692U JP 1427692 U JP1427692 U JP 1427692U JP H0565089 U JPH0565089 U JP H0565089U
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JP
Japan
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heater wire
temperature
sensitive
heat
layer
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Pending
Application number
JP1427692U
Other languages
English (en)
Inventor
泰久 野村
義紀 佐藤
Original Assignee
株式会社ミューラ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体が一本のもので、ヒータ線と感温層の夫
々に独立して正負対称の交流を印加できる感熱ヒータ線
を得る。 【構成】 ヒータ線に絶縁層を介して一次導体、感温
層、二次導体を同軸状に順次積層し、外面を絶縁層で被
覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気敷物などの採暖具に用いる感熱ヒータ線に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の感熱ヒータ線は、ヒータ線と導体間に温度に対応してインピーダンスの 絶対値が変化する感温層を介し、その外面を絶縁層で被覆したもので、これの使 用はヒータ線に交流の正サイクルを、導体にその負サイクルを印加している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記感熱ヒータ線の感温層に正負非対称の交流が印加されると、感温層のイン ピーダンスが経時変化して制御温度が変わってくる問題点がある。 さらに、感熱ヒータ線の長さを変えるとインピーダンスの絶対値も変わるので、 各種線長に対して同一の温度制御装置で対応できないといった問題点もある。
【0004】 本考案は、ヒータ線と感温層とに夫々独立して正負対称の交流を印加できる感 熱ヒータ線の提供を目的とする。 さらに、感温層の位相角を検出して温度制御する装置を用いて感熱ヒータ線の 寸法に関係なく、制御温度を一定とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の感熱ヒータ線は、ヒータ線に絶縁層を介 して一次導体と感温層及び二次導体を同軸状に順次積層し、その外面を絶縁層で 被覆したもので、上記感温層は、その寸法に関係なく温度に対応して位相角が変 化する物性のもので構成している。
【0006】
【作用】
感熱ヒータ線は、ヒータ線の両端に交流の全波が、また一次導体と二次導体間 に交流の全波が夫々印加され、使用に供される。 なお、温度制御装置は一次導体と二次導体間の感温層の位相角を検出し、ヒー タ線への電源印加を入り切りして所望温度に調節する。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案に係る感熱ヒータ線の一部を切欠いた正面図で、ヒータ線1の 外周には絶縁層2を介して一次導体3が、一次導体3の外周には、寸法に関係な く温度に対応して位相角が変わる感温層4を介して二次導体5が夫々同軸状に順 次積層され、二次導体5の外面は絶縁層6によって被覆されている。
【0008】 図2は、本考案の他の実施例に係る感熱ヒータ線の一部を切欠いた正面図で、 二次導体5の外周には感温層4を介して一次導体3が、一次導体3の外周には絶 縁層2を介してヒータ線1が夫々同軸状に順次積層され、ヒータ線1の外面は絶 縁層6によって被覆されている。
【0009】 なお上記において、ヒータ線、一次導体、二次導体の夫々は単線、撚線、編組 線、箔状片あるいは繊維との組合せなど任意の形状とし、また最内側の線は図示 とは別に合成樹脂などの芯材上に巻いても良い。
【0010】 図3は、一次導体3と二次導体5間に交流を印加時、温度に対応した感温層4 の位相角(両導体間に印加する電圧の波形と、流れる電流の波形の時間的ずれ) の特性例を示し、電気敷物用には温度30℃で約0.3πラジアンから温度90 ℃で約0.05πラジアン程度まで変化すれば実用上問題がない。
【0011】
【考案の効果】
本考案の感熱ヒータ線は、以上のように、ヒータ線と二つの導体及び感温層を 同軸状に順次積層したので、これを使用する場合は、ヒータ線と二つの導体とに 夫々交流電源を印加することができる。従って、感温層には正負対称の交流が印 加されて感温層の特性変化が促進されることなく、温度制御は長期に渉って安定 する。
【0012】 また、全体は一本の線であるから、電気敷物への装着作業が容易であり、感温 層もヒータ線に近接しているので温度検出が確実に行なえる。
【0013】 さらに、位相角を検出して温度制御する装置を用いれば、感熱ヒータ線の寸法 が変わっても、同一装置で対応することができる。
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 なお上記において、ヒータ線、一次導体、二次導体の夫々 は単線、撚線、編組線、箔状片の単体あるいは繊維との組合せなど任意の形状を 選択でき、また、従来同様に絶縁層2は一定の温度で溶融する絶縁材としたり、 最内側のヒータ線又は導体は合成樹脂などの芯材上に巻いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】感熱ヒータ線の一部を切欠いた正面図である。
【図2】他の実施例に係る感熱ヒータ線の一部を切欠い
た正面図である。
【図3】感温層の温度位相角特性図である。
【符号の説明】
1 ヒータ線 2 絶縁層 3 一次導体 4 感温層 5 二次導体 6 絶縁層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータ線に絶縁層を介して一次導体と感
    温層及び二次導体を同軸状に順次積層し、外面を絶縁層
    で被覆したことを特徴とする感熱ヒータ線。
  2. 【請求項2】 上記感温層は、その寸法に関係なく温度
    に対応して位相角が変化する物性のもので構成した請求
    項1記載の感熱ヒータ線。
JP1427692U 1992-01-31 1992-01-31 感熱ヒータ線 Pending JPH0565089U (ja)

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JP1427692U JPH0565089U (ja) 1992-01-31 1992-01-31 感熱ヒータ線

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