JPS6155336A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPS6155336A
JPS6155336A JP17509284A JP17509284A JPS6155336A JP S6155336 A JPS6155336 A JP S6155336A JP 17509284 A JP17509284 A JP 17509284A JP 17509284 A JP17509284 A JP 17509284A JP S6155336 A JPS6155336 A JP S6155336A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
pressure
crank angle
fuel
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JP17509284A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Sawamoto
沢本 国章
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、内燃機関に供給する混合気の空燃比をFtJ
制御する内燃機関の空燃比制御装置に関する。
〔従来技術] m+4図は、従来の内燃機関の燃料制御装置の一例を示
す。
本図に示すように、燃料はフューエルタンクlからフュ
ーエルポンプ2に吸入圧送され、フューエルダンパ3に
より脈動が押えられ、ツユ一二ルフィルタ4により、ご
みや水分が取り除かれ、プレッシャレギュレータ5によ
り圧力が一定にされ、燃料噴射弁6に供給される。プレ
ッシャレギュレータ5は燃料噴射弁6に供給する燃圧を
吸気管圧との差圧で例えば2.5kg/cm2の一定値
にする。7は寒冷地の始動性を良くするために燃料を噴
射するコールドスタートバルブである。
また、エアクリーナ8を通った空気は、エアフローメー
タ9により計量され、スロットル弁10により流量が制
御され、吸気マニホールド11を経て燃料噴射弁6によ
り燃料と混合(混合気)され、各シリンダ12に送り込
まれる。この混合気をシリンダ12で圧縮し、適当な時
期に点火プラグ13で点火する。排気ガスは排気マニホ
ール′f14と不図示の浄化装置を通って大気中に放出
される。40は排気ガス成分濃度(例えば、酸素濃度)
を検出する排気センサである。
15はa間の冷却水温を検出する水温センサ、IBは機
関のクランク軸の回転角度を検出するディストリビュー
タ内蔵のクランク角センナ、17は点火装こ、18は機
関に供給する混合気の空燃比を制御する制御装置である
クランク角センサ■6は、例えばクランク角の基準位置
(4気筒機関では180°毎、6気筒機関では120°
毎)に基準位置パルスを出力し、また単位角度毎(例え
ば2°毎)に単位角パルスを出力する。そして、制御装
置18内において、この基準位置パルスが入力された後
の単位角パルスの数を計数することによってその時のク
ランク角を知ることが出来る。また、単位角パルスの周
波数また!±周期を計Jlすることによって機関の回転
速度を知ることも出来る。
’tJI W装置1811例エバcFNJ、RAM、R
OM、入出力インターフェイス等からなるマイクロコン
ピュータで構成され、上述のエアフローメータ9から与
えられる吸入空気量信号S1、水温センサ15から与え
られる水温信号S2、クランク角センナ18から与えら
れるクランク角信号S3、排気センサ40から与えられ
る排気信号SIQ及び図示しないバッテリ電圧信号やス
ロットル全開スイッチの信号等を入力し。
それらの信号に応じた演算を行って機関に供給すべき燃
料噴射量、または燃料噴射弁6の開弁時間を算出し、噴
射信号S5を出力する。この噴射信号S5によって燃料
噴射弁6が各気筒同時に機関1回転につき1度作動し、
機関に所定量の燃料を供給する。
上述の制御装置18内における燃料噴射量(燃料噴射時
間)  T+の演算は、例えば次の式によって行われる
(例えば8産技術解説書1979 ECC9L系エンジ
ンに記載)。
Tt  =Tp  X  (1+ Ft  +KMR/
1oo)  X β十Ts    −(1)上述の(1
)式において、Tpは基本噴射量(基本開弁時間)であ
り1例えば1回転当りの吸入空気量をQ、機関の回転速
度をN、定数をKとした場合に Tp =K #Q/H
の演算で求められる。またFt、は機関の冷却水温に対
応した補正係数であり、例えば第2図に示すように冷却
水温度が低いほど大きな値となる。上述のQはエアフロ
メータ9の信号S1.  Nはクランク角センサlBの
信号S3、Ftは水温センサ15の信号S2により求ま
る。
また、 KMRは、高負荷時における補正係数であり、
例えば第3図に示すように基本噴射量τpと機関回転速
度Nとに応じた値として予めデータテーブルに記憶され
ていた値からテーブルルックアップによって読み出して
用いる。またTsはバッテリ電圧による補正係数であり
、燃料噴射弁6を駆動する電圧の変動を補正するための
係数であり、例えばバッテリ電圧をVe 、定数をa、
bとした場合にTs=a+b(14−VB )で求めら
れ、第4図に示すようにバッテリ電圧が低いほど大きな
値となる。
また、βは排気センサ40からの排気信号SIOに応じ
た補′正係数であり、このβを用いることによって混合
気の空燃比を所定の値、例えば理論空燃比14.8近傍
の値にフィードバック制御することが出来る。
ただし、この排気信号Sloによるフィードバック制御
を行っている場合には、常に混合気の空燃比が一定の値
となるように制御されるので、上記の冷却水温による補
正や高負荷による補正が無意味になってしまう、そのた
め、この排気信号SIOによるフィードバック制御は、
水温による補正係数Ftや高負荷における補正係a K
MRが0の場合のみ行なわれる。
[発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、このような従来の制J装置においては、
排気センサの信号に応じたフィードバック制御は行なっ
ているが、高負荷条件による補正は基本噴射量と回転速
度、すなわち吸入空気量と回転速度とによって決定され
るような構成となっており、その補正は全くオープンル
ープ制御で行われている。
そのため1エアフローメータや燃料噴射弁等のバラツキ
や経時変化等によって、最初にセッチングした最適空燃
比(LBT−Leanest旧xture forBe
st Torque 、発生トルクを最大にするための
空燃比であり、前記の排気センサ信号にょる空燃比のフ
ィードバックの値とは異なった値となっている)からは
ずれてトルクが低下したり安定性が悪化したりする虞れ
があった。
そこ゛で、シリンダ内圧力の瞬時値を測定し、測定した
圧力値を基に空燃比を制御することを考えたが、実際上
燃料の燃圧は点火サイクル毎にバラツキ、燃料噴射弁の
流量特性は点火サイクル毎に変化する。このため燃焼も
点火サイクル毎にある程度バラツキがあり、シリンダ内
圧力の瞬時値を用いるこの方式では燃料噴射量が不安定
となって、過剰応答による失火を起こすという問題点を
発生させる。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するこ
とを目的としている。
[問題点を解決するための手段1 上述の目的を達成するため、本発明においては1機関の
シリンダ内圧力を点火サイクル毎に検出し、所定回数検
出したそのシリンダ内圧力値の合計値または平均値を平
滑出力として取り出し、この平滑出力値に応じて機関の
空燃比をLBT(発生トルクを最大にするための空燃比
)にするようにフィードバック制御することにより、L
BT点で機関を動作させ、かつ空燃比制御を安定化させ
て応答しすぎによる失火等を無くすように構成している
以下、まず、LBTを実現するための原理について説明
する。
第5図は、クランク角とシリンダ内圧力の関係を示し、
また第6図は、空燃比と発生トルクとの関係を示し、一
定回転速度(例えば2000rps+)でスロットル弁
全開の条件における値を示している。
第5図から判るように、最大トルクの得られる点火時期
条件(MB丁)では、シリンダ内圧力は圧縮上死点(T
DG) カら10°〜2o0後、すなわチATD010
°〜20°において最大となる。また、その最大値は、
空燃比A/Fに応じて変化し、A/Fが13付近で最大
となる。また第6図から判るように2機関の発生トルク
もこの空燃比が13付近の時に最大となり、これをLB
Tと呼んでいる。従って、シリンダ内圧力を最大にする
ようにフィードバック制御すれば高負荷時にお(する空
燃比を常に最適空燃比(LBT)に制御することができ
る。
さらに、各点火サイクル毎に検出したシリンダ内圧力に
応じてフィードバック制御するイ(りに、そのシリンダ
内圧力を所定検出回数毎に合計し、または平均化した値
に応じてフィードバック制御すれば、平滑化したデータ
を基に空燃比制御をすることになる。従って、燃圧のバ
ラツキ、燃料噴射弁の流量特性の変動の影響を受けずに
、空燃比制御を行うことができるので、制御量が安定化
して応答しすぎによる失火等の不都合が解消される。
またシリンダ内圧の最大値は機関の負荷によっても変わ
るので、シリンダ内圧を負荷で除算することにより正規
化し、この正規化した値を平滑化してフィードバック制
御すれば、より正確な空燃比制御が得られる。
なお、最大トルクの得られる点火時期条件(MBT)で
、シリンダ内圧が最大となるクランク角度は一般に土兄
後10’〜20°の範囲内の値、例えば上死点後15°
の値であり、機関の連桿比に応じて定まる固有の値であ
る。なお、逮桿比とはコネクティングロッドの長さとク
ランクシャフトの回転半径(ストロークの1/2)との
比であり、コネクティングロッドの長さをL、クランク
シャフトの回転半径をrとした場合に、連桿比λ−L/
rである。
次に第1図(A)、(B)は、本発明の構成要素を示す
ブロック図である。第1図(A)、(B)において、a
はシリンダ内圧力を検出する検圧手段であり、例えば、
後述の第7図の圧力センサ19である。また、bはクラ
ンク角を検出するクランク角検出手段であり、例えば、
前述の第14図のクランク角センサ16である。またC
は本発明に必須な構成要素ではないが、機関の負荷を検
出する負荷検出手段であり1例えば前述の第14図のエ
ア70−メータ9または吸気管圧センサ(不図示)、ま
たは前述の第14図のスロットル弁10の開度を検出す
るスロットル弁開度センサ(不図示)である。
また、dは演算手段であり、例えばマイクロコンピュー
タで構成されており、検圧手段aとクランク角検出手段
すまたはこれらの手段a、bと負荷検出手段Cとの信号
から1回の点火サイクル内におけるトルク変化に対応す
る値りを所定回数毎に合計または平均して得られる平滑
データを算出し、この平滑データを最大とするように空
燃比を制御する空燃比制御信号を出力する。上述の平滑
対象データDとしては例えば2種類の圧力値の比、ある
いは特定の圧力値と負荷の値との比が適用できる。また
、この圧力値としては、例えばシリンダ内圧力が最大値
となると思われる所定のクランク角度(例えばATDC
:15°)でのシリンダ内圧力Ptまたはシリンダ内圧
力の実際の最大値Pro、または図示平均有効圧力PI
である。
またeは混合気調量手段であり、上述の演算手段dから
与えられる空燃比制御信号に応じて機関に供給する混合
気を制御するものである。この混合気調量手段eは、例
えば前述の第14図の燃料噴射弁6や電気信号によって
空燃比をiglIMすることの出来る気化器(例えば、
特許公開公報昭和51年第132328号)を用いるこ
とが出来る。
なお、上述の図示平均有効圧力P[は、各クランク角毎
のシリンダ内圧力なPn、クランク角が所定角度(例え
ば2°)変化する毎の行程容積の変化分をΔV1行程容
積をVとした場合に、Pi = Σ(pnxΔV)/V
で求められる。ここで■は一定であるので、Pi =p
、+ΔV @  Pnの式で近似計算することができる
[発明の作用1 本発明では、所定回数毎の平均値または合計値に応じて
空燃比を制御するように構成しているので、燃圧のバラ
ツキや流量特性の変動の影響を受けずに常に制御Htが
安定化して正確に空燃比をLBT点に制御することが可
能となり、過剰応答による失火等が解消される。
なお、本発明における空燃比の制御は、空燃比を最適空
燃比LBTにするようにフィードバック制御する装置、
すなわち発生トルクを最大とするように制御する装置で
あるから、排気センサの出力に応じて排気沸化性爺を満
足するようにフィードバック制御する装置と共用する場
合には、高負荷時にのみ本発明の空燃比制御装置を行な
うように構成すれば良い。
E発明の実施例1 以下、実施例に基づいて、本発明の詳細な説明する。
第7図は本発明の一実施例を示す、第7図において、1
9はシリンダ内圧力を検出する圧力センサである。この
圧力センサ18は、圧電素子を座金状に成形したもので
、点火プラグ13の座金の代わりに用いられており、シ
リンダ内圧力の変化を電気信号として取り出すものであ
る。
また、制御装置21は例えばマイクロコンピュータで構
成されており、エアフローメータ9から与えられる吸入
空気量信号S1、水温センサ15から与えられる水温信
号S2、クランク角センサ7から与えられるクランク角
信号S3および圧力センサ18から与えられる圧力信号
54等を入力し、所定の演算を行なって噴射信号S5を
出力し、それによって燃料噴射弁6を制御する。その他
、第14図と同符号は同一物を示す。
第8図は上述の圧力センサ13の一例を示し、(A)は
正面を示し、(B)は断面を示す、第8図において、1
9Aは、リング状の圧電素子、19Bはリング状のマイ
ナス電極、19Cはプラス電極である。
また、第9図は、上述の圧力センナ19の取付は状態を
示し、圧力センサ18は本図に示すように。
シリンダヘッド22に点火プラ°グ13によって締付け
られて取付けられている。この圧力センナ13はシリン
ダ内圧力に比例した出力を発生し、前述の第5図および
第6図に示すような筒内圧値を出力する。
次に、制御装置21内における演算処理について説明す
る。
第10図は本発明の制御系の構成の一例を示す。
第1O図において、エアフローメータ9、水温センサ1
5、圧力センサ19のそれぞれの信号St、S2.S4
とバッテリ23の電圧信号V日とが制御装置21内のマ
ルチプレクサ24に与えられる。また、クランク角セン
サIBの信号S3は、ラッチ回路25に与えられ、この
ラッチ回路25の出力によってマルチプレクサ24の入
力を切換え、その各信号を選択的にAn変換器(アナロ
グ・デジタル変換器)26へ送る。
AD変換器2Bでデジタル信号に変換された各信号およ
びクランク角センサ16の信号は、入力回路27を通じ
てCPU(中央演算処理部)28に送られ、後述のフロ
ーチャートに示すような演算処理が行なわれ、その演算
結果として算出された噴射信号S5(前述の空燃比制m
信号に相当)が出力回路30で電力増幅された後、燃料
噴射弁6へ送られる。
なお、29はメモリであり、 CPU28の演算途中の
データ等を一時点に記憶するRAM(ランダムアクセス
メモリ)と、演算手順や各種データ(上述のKMRのデ
ータテーブル等)を予め記憶しているROM (リード
オンリメモリ)等から構成されている。
次に、本発明の演算内容について詳細に説明する。
(以  下  余  白) 第11図は、制御装置21内における演算の一実施例を
示すフローチャートである。ここでPI、P2゜P3・
・・は処理手順のステップを示す、まず、第11図(A
)に示すように、クランク角センサ1Bの信号S3から
機関の回転速度Nを読み込み、エアフローメータ9の信
号S1から吸入空気量Qを読み込む(pt)、次に、読
み込んだNとQから基本噴射量Tp =に−Q/N (
但しKは定数)を演算する(P2)。
続いて、ρ3でクランク角センナ16からクランク角を
読み込む0次のP4でその時のクランク角が吸気行程の
気筒の吸気下死点であるか否かを判断する。 P4でN
o(否定)の場合には、直ちにP6へ行く、P4でYE
S(肯定)の場合には、P5に行き、圧力センサ18の
圧力信号S4により吸気下死点におけるシリンダ内圧力
ptを測定して記憶する。
次のP6では、クランク角が圧縮上死点g2 (ATD
C)15°であるか否かを判断する。この圧縮上死点後
15°という値は、前述のようにATDCIO’〜20
’の範囲においてその機関の連桿比によって定まる値で
あり、前述の第5図から判るようにシリンダ内圧が最大
となると思われるクランク角の値である。本例の場合に
は一例として15°に設定している。P6でNOの場合
には、P3に戻り再び上述の操作を繰り返す。
P6でYESの場合にはP7八へき、圧力セン?19の
圧力信号S4によりその蒔のシリンダ内圧力、即ち圧縮
上死点後15°におけるシリンダ内圧をシリンダ内圧最
大(riPmとして測定して記憶する0次に、P8では
上述のPm、とptの比Pm、/Ptを@算して記憶す
る。 P9ではそのPm/Pt、即ち今回の爆発サイク
ルでの演算値pHfllPtと前回の爆発サイクルでの
累積総和ΣPrflとを加えて今回の累積総和ΣPmと
する演算を行う、この演算は1点火サイクル毎に1回繰
り返されるものである。
次に、PIOではm番目の爆発サイクルであることを示
すm t−1だけ加算する0次に第11図(B)のpH
に行き、そのmが100の数値に達したか否かを判定す
る。この100はLBT制御でトルクが増加するかまた
は減少するかを判定するために必要な制御1111隔で
あり、データPm /Ptを平滑するのに必要な母数と
しての役割をしているものであって100には限定され
ない、PitでNOの場合には直ちにP25へ行く。
pHでYESの場合には、Pt2でmを零にリセットシ
6次のPt3およびPt4において今回の制御での総和
ΣPmと前回(点火サイクルで100回前)の制御での
総和tpnとを比較する。前回と今回の値との差があま
り大きくない場合、たとえば所定値Δβ以下の場合には
、Pt5〜P23の空燃比補正処理が必要ないので直ち
にP24へ行く、前回と今回の値との差が所定値Δβ以
上の場合で今回の値の方が前回の一値より大きかった場
合には空燃比補正方向が正しいときであるので、Pt5
へ行きリッチフラグが1か否かを判断する。このリッチ
フラグは空燃比(A/F)をリッチ化すなわち混合気の
濃度を濃くする方向に補正している場合には1であり、
リーン化すなわち薄くする方向に補正している場合には
零である。
Pt5でYESの場合には、PlBへ行き、空燃比補正
係数αをΔαだけ加算する。すなわち、空燃比をリッチ
化している状態において、Pm/Ptを所定回数(本例
で<4too回)で合計した総和の値が増加している場
合には、更に空燃比をリッチ方向に変化させるように補
正する(第6図参照)。
Pt5でNOの場合には、 Pi?へ行き、空燃比補正
係数αをΔαだけ減算する。すなわち、空燃比をリーン
化しているときに、上述の総和の値が増加している場合
には空燃比を更にリーン化するように補正する(第6図
参照)、このPlBおよびPt7の手順により、空燃比
はLBTに近づく。
一方、Pt4で今回の総和ΣPmの方が前回の総和 t
p’nより小さかった場合にはPlBへ行き、リッチフ
ラグが1か否かを判定する。Pt8でNOの場合にはP
t9へ行き、リッチフラグを1にした後、P2Oでαを
Δαだけ加算する。すなわち空燃比をリーン化している
ときに、総和ΣPmが減少する時には、第6図から判る
ようにLBTにするために空燃比をリッチ化する必要が
あるので、リッチフラグを1に反転した後、P2Oで補
正係数αを一定にΔαだけ増加させるように補正する。
Pt8でYESの場合にはP21へ行き、リッチフラグ
を零にした後、P21で補正係数αを一定量Δαだけ減
算する。すなわち、空燃比をリッチ化している時に、総
和ΣPmが減少する時には第6図から判るようにLB″
丁にするためには空燃比をリーン化する必要があるので
、P21でリッチフラグを零に反転した後P21で係数
αを一定量Δαでけ減少させる。
次に、P23へ行き、今回の演算で得た総和ΣPmt−
tpnに転送し記憶する0次にP24へ行き、総和ΣP
rnを零にリセットする。次にP25へ行き、次式によ
り燃料噴射量(燃料噴射時間)T[を演算する。
TI −Tp  X  (1+  Ft  +KMR/
100)  X  a*Ts  ・”  (2)冷温補
正係数Ftは別に読み込んだ水温センサ15の出力S2
から求め、電圧補正係数Tsは別に読み込んだバッテリ
23のバッテリ電圧VBから算出する。高負荷補正係数
KMRは機関の回転速度)Iと基本噴射量1pとからテ
ーブルルックアップで求める。なお、空燃比補正係数α
の初期値は機開始動時に1にセットされる1次にP25
で上述の演算で得た燃料噴射量〒1を出力し、燃料噴射
弁6を駆動する0次回は次の点火サイクルでの割込によ
りPlより開始する。
上述のように、第11rgJの@算においては、シリン
ダ内圧力が最大値となると思われるクランク角における
シリンダ内圧力値Pm、を検出し、その値を負荷に比例
する吸気下死点時のシリンダ内圧力PLで正規化し、正
規化した値Pm/Ptを所定回数(本例では100回の
点火サイクル)合計し、合計した値ΣPrQが最大とな
るように空燃比をフィードバック制御している。このよ
うに、合計することにより平滑化された値ΣPInを用
いて空燃比制御しているので、燃料噴射弁6の燃圧のバ
ラツキや液量特性の変動の影響を受けずに常に制御量が
安定化し、過剰応答による失火等が無くなる。
また、 Pm、/Ptはトルクの変化に対応する値であ
り、この値を基にフィードバック制御しているので、機
関の構成部品のバラツキや経時変化あるいは環境条件の
変化等があっても常にLBT(最適空燃比)の条件で機
関を運転でき、トルク向上と燃費低下を得ることができ
る。また、今回の合計値ΣPr11と前回の合計値tp
nとの比較結果によって空燃比を補正する場合に、前回
と今回の値との差があまり大きくない場合には、空燃比
補正係数を補正する処理を行うことなく、空燃比をその
ままの状態に保持するように構成しているので、 LB
丁付近における空燃比のハンチングを抑制し、制御性を
向上させることが出来る。
次に、第12図は、本発明の演算の第2の実施例を示す
フローチャートである。
まず、第12図(A)において、ptおよびP2は前述
の第11図(A)の21およびP2と同様である0次に
、P31でクランク角を読み込み、P32でこのクラン
ク角が圧縮上死点後(ATDG) 15°であるか否か
を判定する。P32でNOの場合には、P31に戻り、
再び上述の操作を繰り返す、P32でYESの場合には
PO2へ行き、その時のシリンダ内圧力、即ちATTJ
C15°におけるシリンダ内圧力Pm、を測定して記憶
する。
次に、P35では、上述のシリンダ内圧力Pmと22で
演算した基本噴射量TPとの比、即ちPm/Tpを演算
して記憶する0次に、23Bにおいて、今回の点火サイ
クルでの演算値Pm/Tpと前回の点火サイクルでの累
積総和ΣPmとを加えて今回の累桔総和ΣPmにする演
算を行う。
それ以降のPIO−P28(第12図(B)参照)の演
算は前述の第11図と同様である。上述のように、第1
2図の演算においては、正確に負荷に対応する基本噴射
量Tpによりシリンダ内圧力Pm、を正規化しているの
で、より正確にLOT制御を達成できる利点がある。
次に第13図は、本発明の演算の第3の実#1例を示す
フローチャートである。
第13図(A)において、ptおよびP2は前述の第1
1図(A)のptおよびP2と同様である0次にPl1
において、クランク角センサ16の出力信号S3からク
ランク角を読み込む0次にP42でこのクランク角から
クランク角度が所定角度(例えば2°)変化する毎の機
関の行程容積変化量ΔVを算出する0次にP43で、そ
のクランク角でのシリンダ内圧Pを測定して記憶する。
次にP44で、図示平均有効圧力P1を演算する。この
図示平均有効圧力ptは1サイクル中に燃焼ガスがピス
トンに対してする仕事を行程容積で割った値であり、各
クランク角におけるシリンダ内圧力をP、クランク角が
単位角度(例えば2°)変化する毎の行程容積の変化分
をΔVとした場合に、次式(3)の式により近似的に求
められる。
P[−ρ1 + ΔV  −pn          
・(3)すなわち、P44では今回の演算におけるシリ
ンダ内圧力Pと行程容積の変化量ΔVとを積算して前回
(クランク角で2°前)の演算におけるP【の値に加算
した値を今回のPi とする。
次に、Pl1で読み込んだクランク角が排気上死点に達
したか否かを判断する。Pl1でNOならPl1に戻り
、前述の手順を繰り返す、 Pl1でYESの場合には
、4サイクル(1点火サイクル)が終了しているので、
P4Oへ進み、P44の演算の崩り返しにより得られた
図示平均有効圧力PI とP2で演算した基本燃料噴射
量Tpとの比p、 /Tpを演算して記憶する。すなわ
ち、P2OではPi を負荷で正規化する演算を行う。
次に、Pd2では今回の点火サイクルでの演算値P、 
/Tpと前回の点火サイクルでの総和ΣPmとを加えて
今回の総和ΣPmにする演算を行う0次いで、P48に
おいて一ヒ述の21を零にリセットする。
それ以降のPIG〜22B(第13図(B)参照)の演
算は前述のil1図および第12図と同様である。
上述のように第13図の演算においてはシリンダ内圧力
の変化を正確に示す図示平均有効圧力PIを算出し、こ
のPlを正確に負荷基本噴射驕Tpで正規化しているの
で、より正確にトルクの変化に対応する制御データとな
る。従って、さらに正確に空燃比のLBT制御を達成で
きる利点がある。
なお、第1f図および第12図においてシリンダ内圧力
Pfflをシリンダ内圧力が最大値となると思われる所
定のクランク角(本例ではATI]G15°)で検出し
ているが、シリンダ内圧力の実際の最大値を検出するよ
うにしてもよいことは勿論である。この場合は1例えば
圧縮上死点(TDG)から圧縮上死点後(ATDC)(
7)所定角度、例えばATDC:40’ (tたは90
°)までのシリンダ内圧力の最大値を検出すれば十分で
ある。また、制御データを平滑化するのに本実施例では
複数回でのデータの合計を行い、その合計値を用いて制
御を行っているが、回数で除算した平均値を用いてもよ
いことは明らかである。
なお、また第7図の実施例においては、シリンダ12を
1個のみ表示しているが、多気筒m[silの場合には
各気筒に取付けた圧力センサの信号に応じて各気筒毎に
燃料噴射量を補正して制御することが可能である。また
、圧力センサは、各気筒毎に取付けてシリンダ内圧力を
測定するが、燃料噴射は全気筒同一噴射での補正も可能
である。また、いくつかの気筒の内の1個にのみ圧力セ
ンサおよび負荷センサを設け、そのセンナの出力によっ
て全気筒同一の噴射量−の補正も可mである。また、こ
れまでの説明では、混合気調量装置として燃料噴射弁を
用いた場合のみ説明したが、気化器を用いた場合におい
ても同様に制御することが可ス駈である。
[発明の効果1 以上説明してきたように、本発明によれば、圧力センサ
を用いて検出したシリンダ内圧力値に応じて空燃比制御
をするのに際し、その圧力値を複数の点火サイクル毎に
合計また平均した値を用いて平滑化するように構成して
いるので、燃料噴射弁の流出・特性の変動や燃圧のバラ
ツキの影響を受けずに常に安定した制Wmが得られ、過
剰応答による失火等の不都合が解消される効果がある。
また1本発明ではトルクに対応する検出データに応じて
空燃比をフィードバック制御しているので、機関の個体
差、経時変化、環境条件の変化にかかわらず常に最適空
燃比の条件で機関を運転でき。
トルク向上と燃費低下を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成要素および機悌を示すブロック図
、 第2図は水温増量補正係数の特性図、 第3図は高負荷補正係数の特性図、 第4図はバッテリ電圧補正係数の特性図、第5図はクラ
ンク角とシリンダ内圧力の特性図、 第6図は空燃比とトルクとの特性図、 第7図は本発明の一実施例を示す内部構成図、 第8図(A)は本発明に用いる圧力センナの一例を示す
平面図、 第8図(B)はx−X線に沿って切断した断面図、第9
図はその圧力センサの取付状態を一部断面で示す正面図
、 第10図は本発明の制御系の一実施例を示すブロック図
、 第11図乃至第13図はそれぞれ本発明の演算の実施例
を示すフローチャート、 第14図は従来の内燃機関の燃料制御31装置の一例を
示す内部構成図である。 l・・・フューエルタンク、 2・・・フューエルポンプ、 3・・・フューエルダンパ、 4・・・フューエルフィルタ、 5・・・プレッシャレギュレータ、 6・・・燃料噴射弁、 7・・・コールドスタートバルブ、 8・・・エアクリーナ、 9・・・エアフローメータ、 10・・・スロー2トル弁、 11・・・吸気マニホールド、 12・・・シリンダ、 13・・・点火プラグ。 14・・・排気マニホールド、 15・・・水温センサ、 1B・・・クランク角センサ、 17・・・点火装置、 18・・・制御装置、 19・・・圧力センサ、 21・・・制御装置。 22・・・シリンダヘッド、 23・・・バッテリ。 24・・・マルチプレクサ、 25・・・ラッチ回路、 2B・・・AD変換器、 27・・・入力回路。 28・・・Cpu 、 29・・・メモリ、 30・・・出力回路、 40・・・排気センサ。 第1図 第2図 第3図 *関同耘充梗N (rPm、) 邸劾電圧(VB ) 窒庶Ll:l:、(A/F) 第8図 (A) 第10図 9・−・−ユーア70−スータ 19・・−圧pセ〉寸 6・・・−燃料惺1射青

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)シリンダ内圧力を検出する検圧手段と、クランク角
    を検出するクランク角検出手段 と、 前記両手段の信号から1回の点火サイクル内におけるシ
    リンダ内圧力データを所定回数検出して合計し、該合計
    値または該合計値を前記所定回数で除算した平均値を最
    大とするように空燃比制御信号を出力する演算手段と、 前記空燃比制御信号に応じた混合気を機関に供給する混
    合気調量手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の空
    燃比制御装置。 2)前記シリンダ内圧力データは、2つの検出値P_1
    とP_2との比P_1/P_2からなり、前者の検出値
    P_1は所定のクランク角でのシリンダ内圧力P_b、
    またはシリンダ内圧力の最大値P_m、または図示有効
    平均圧力P_iであり、後者の検出値P_2は他の所定
    のクランク角でのシリンダ内圧力P_t、または機関の
    負荷T_pであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の内燃機関の空燃比制御装置。 3)前記シリンダ内圧力P_bを検出するときの前記所
    定のクランク角として、機関の連桿比によって定まる圧
    縮上死点後10°乃至20°の範囲の値を用い、前記シ
    リンダ内圧力P_tを検出するときの前記他の所定のク
    ランク角として吸気下死点を用いることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載の内燃機関の空燃比制御装 置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4996960A (en) * 1989-02-20 1991-03-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air-fuel ratio control system for an internal combustion engine
JPH0544544A (ja) * 1991-08-19 1993-02-23 Nissan Motor Co Ltd エンジンの空燃比制御装置
JPH0559986A (ja) * 1991-08-30 1993-03-09 Nissan Motor Co Ltd エンジンの空燃比制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4996960A (en) * 1989-02-20 1991-03-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air-fuel ratio control system for an internal combustion engine
JPH0544544A (ja) * 1991-08-19 1993-02-23 Nissan Motor Co Ltd エンジンの空燃比制御装置
JPH0559986A (ja) * 1991-08-30 1993-03-09 Nissan Motor Co Ltd エンジンの空燃比制御装置

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