JPS61242861A - 小切手振出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ストライプ等の記録部が設けられた小切手
カードを用い、この小切手カードに所定のデータを記録
して小切手として振出すようにした小切手振出し装置に
関するものである。

〔発明の概要〕

本発明は、小切手カードに設けられた記録部に小切手の
振出しに際して必要なデータを記録すると共に、上記デ
ータを記憶手段に記憶するように成し、またこの記憶手
段から読み出されたデータと上記小切手カードに記録さ
れたデータとを取消すことができるようにしたことによ
って、小切手流通システムの合理化及び能率化をはかる
と共に、一旦振出された小切手カードの取消しを容易に
行うことができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来より、商取引の決済等において小切手が広く用いら
れている。小切手の振出しに際しては、振出人が小切手
に日付け、金額等の所定事項を記大して受取人に渡す。

この小切手は銀行等の金融機関、手形交換所等において
夫々所定の処理が行われた後、その小切手に記入された
金額が、受取人の口座に振込まれるか、あるいは現金化
される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述したように従来の小切手は受取人の口座に振込まれ
るまで、あるいは現金化されるまでに、銀行や手形交換
所等において多くの繁雑な処理が成される。これらの処
理は機械的な処理もあるが、手作業による処理も多くあ
る。このため誤りが発生し易く、また時間がかかり、事
務の合理化を著しく妨げている。また、小切手が紛失、
盗難等にあった場合は不正に使用される危険がある。

さらに小切手の振出し人が、振出し金額、日付は等の控
えをとる場合は、その都度帳簿等に手書きで記入してい
るため、手間がかかると共に、誤りが発生し易い。控え
を確認したいときはいちいちその帳簿を調べなくてはな
らず、何時、何処でも確認することができない。帳簿が
紛失したり、記入漏れがあった場合等は確認する手段が
ない。

帳簿の管理を誤ると、その内容を他人に知られてしまう
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明においては、小切手の振出しに際して必要なデー
タを小切手カードに記録する手段と、上記データの入力
手段と、上記データの記憶手段と、上記記憶手段の読み
出し手段と、上記小切手カードの記録データと上記記憶
手段のデータとを照合手段と、上記小切手カードの記録
データと上記記憶手段のデータの取消し手段と、上記取
消しに応じて上記小切手カードにデータが取消されたこ
とを表示する手段とを設けている。

〔作　用〕

小切手流通システムの合理化及び能率化をはかると共に
、一旦振出された小切手カードの取消しを容易に行うこ
とができる。また取消しはその小切手振出装置で振出さ
れた小切手カードのみに対して行うことができ、且つ記
憶手段のデータも取消されるので、この記憶手段のデー
タを、常に実際に振出された小切手カードと対応させる
ことができる。

〔実施例〕

第１図は本発明による小切手振出し装置１０を用いた小
切手流通システムの概略を示す。

第１図において、当座預金口座を持っている小切手振出
し人は、小型でボータプルに作成された小切手カード振
出し装置１０を用いて、金融機関から予め与えられてい
る小切手カードｌに日付け、金額等のデータを記録する
。このデータが記録された小切手カード１は、小切手（
以下これを小切手カードＩＡと称する）として振出され
る。

小切手カード１は第２図に示すように従来広く利用され
ているキャッシュカード（クイックカード、バンクカー
ド等）と同じように矩形の形状を成し、硬質の紙、プラ
スチック等で形成されている。この小切手カード１には
、データを書込んだり読取ったりするための磁気ストラ
イプ２が設けられると共に、各小切手カード１に固有の
特性データが光学的に記録された特性エリア３が設けら
れ、さらに金額、日付は等を印字するための印字エリア
４が設けられている。上記特性エリア３の特性データは
、たとえば特開昭５７−９７１８７号又は特開昭５７−
９７１８８号で示されるよって特性読取装置及び読取方
法で読み取られ、銀行等の金融機関から当座預金を開設
した利用者に手渡される前に、各小切手カード１に固有
の特性データが読み取られて、その特性データが磁気ス
トライプ２に記録されている。また、利用者の口座番号
も磁気ストライプ２に記録されている。尚、未発行の小
切手カード１の印字エリア４は、印字されていない空白
状態となっていることは勿論である。

このような小切手カード１を小切手振出し装置１０の前
面に設けられているカード出入口１３から挿入すると、
内部に設けられた搬送機構によって小切手カード１は内
部に取込まれる。次にテンキー及びその他の操作キーか
ら成るキーボード１１を用いて必要なデータを入力する
。この場合、キーボード１１の上方に設けられている表
示装置１２に表示される数値（金額、日付は等）を見な
がら確認を行い、全ての入力動作が終了したときに、キ
ーボード１１内の確認キーを操作すれば、内部に設けら
れたプリンタにより、振出し金額及び日付は等が印字エ
リア４に印字されると共に、磁気ストライプ２に上記金
額、日付は等が記録された小切手カードＩＡが上記出入
口１３から排出される。この小切手カードＩＡは小切手
振出人から受取人に手渡される。

小切手カードＩＡの受取人は銀行等の金融機関に設置さ
れているＡ　Ｔ　Ｖ　（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　　Ｔｅ１
ｌｅｒ　”　ｓＭａｃｈｉｎｅ　）　　１０１のカード
挿入口（キャッシュカード挿入口を兼用しても良いし、
あるいは別に小切手カード専用口を設けても良い。）に
小切手カードＩＡを挿入し、自分の預金口座にオンライ
ンで自動振込みする。また、この小切手カードＩＡの発
行店の場合は、直接現金化することも可能である。ある
いは、小切手カードＩＡを銀行窓口に設けられているＯ
ＴＭ　（Ｏｎ−Ｌｉｎｅ　　　Ｔｅ１ｌｅｒ　　’ｓＭ
ａｃｈｉｎｅ　）　　１０３に接続されている専用の小
切手カード読取装置１０２に、窓口係員が挿入すること
により、オンラインで持参人の預金口座に入金すること
もできるように成されている。上記ＡＴＭ１０１又は０
７Ｍ１０３を用いて入金したり、現金化する場合は、カ
ード振出し人の当座預金に残高があるか否かが問題とな
る。このためＡＴＭｌｏｌ又は０７Ｍ１０３は、オンラ
インでカード振出し人の当座預金口座の残高照合を行い
、残高以内の金額の場合にのみ、入金化又は現金化でき
るように成されている。

本発明による小切手振出し装置１０はまた小切手カード
ＩＡを振出すたびに、その金額、日付は等を内部に設け
られた記憶装置に記憶するように成されている。そして
、振出し日からその振出し金額を知りたいときに、その
日付けを入力することによって、表示装置１２により金
額が表示される。また振出し順に金額を知りたいときは
、その操作キーによって順次に表示が行われるように成
されている。データの量が多いときや、全体の内容を知
りたいときは、この小切手振出装置１０を外部プリンタ
１０４に接続することにより、記憶内容が全てプリント
されて出て来るように成されている。

本発明による小切手振出し装置１０はさらに、一旦振出
された小切手カードＩＡに記録されたデータを取消すこ
とができるようにしている。この場合、小切手カードＩ
Ａの磁気ストライプ２及び印字エリア４に記録されたデ
ータが全て取消されたことを判別するための表示が成さ
れる。例えば磁気ストライプ２にはオールｒＯＪが記録
され、印字エリア４に印字された文字、数字等は何らか
の形で取消したことが判るような表示が成される。

また小切手カードＩＡが取消された場合は、上述した記
憶装置に記憶されたデータのうち、取消された小切手カ
ードＩＡと対応するデータも取消されるように成されて
いる。この記憶されたデータを取消さないと、実際に振
出された金額と控えとして記憶されている金額とが一致
しなくなり、収支が合わなくなる。このため本発明にお
いては、小切手カードＩＡの取消しに伴って記憶手段の
対応するデータの取消しを行うようにしている。

第３図は小切手振出し装置１０の回路構成を示すもので
、第１図と同一部分には同一符号が用いられている。

図において、ＣＰＵ等から成る制御回路１５は、キーボ
ード１１の操作に基いて、表示装置１２、内部プリンタ
１６を制御すると共に、メモリ１７に日付け、金額等の
データを書込み、またメモリ１７の読出しを行う。また
前記外部プリンタ１０４をコネクタ１４を介して接続す
ることにより、メモリ１７のデータの内容をプリントす
ることができる。

第４図は小切手振出し装置１０のキーボード１１が設け
られた操作パネル面を示す。

操作パネル面には、０〜９のテンキー、クリアキー１８
、表示キー１９、シフトキー２０、モード選択キー２１
電卓キー２２、チェックキー２３、プリントキー２４、
エンタキー２５、キャンセルキー２６、電源キー２７及
び表示装置１２等が設けられている。

モード選択キー２１は、上記取消しモードの他に小切手
振出しモード、データ読出しモード等のモードを選択す
る。シフトキー２０は、日付け、時間等を変更する。チ
ェックキー２３は、前述した入金処理又は現金化処理が
終了して、振出し人に戻った小切手カードＩＡを照合し
て、チェックを行うためのキーである。エンタキ−２５
は、小切手の振出し時に所定のデータの入力を確認する
。

この確認後プリントキー２４を操作すると、小切手カー
ドＩＡが出入口　１３から排出されるように成されてい
る。また電卓キー２２を操作することにより、この小切
手振出し装置１０は、通常の電卓として使用することが
できるように成されている。また、この小切手振出し装
置１０は、振出し人のみが知っているパスワードを入力
することによって、動作が可能になるように成されてい
る。

次に上記取消しモードに関するキー操作及び装置の動作
について、第５図のフローチャートと共に説明する。

先ず、上記モード選択キー２１を押す。このキー２１は
１回づつ押すと、順次にモードが変更されると共に、そ
の変更されたモードが表示されるように成されている。

従って、取消しモードが表示されるまで、上記キー２１
を押す。取消しモードが選択されると第５図のルーチン
がスタートす　　　　”る。

まず、前記キャンセルキー２６（第４図参照）を押すと
、カード挿入を指示する表示が行われる。

そこで取消したい小切手カードＩＡを小切手振出し装置
１０の出入口１３から挿入する。小切手カードＩＡが装
置１０内に取込まれると、まず、その小切手カードＩＡ
がその小切手振出し装置ｌＯで振出されたものであるか
否かが判別される。小切手カードＩＡがその装置１０で
振出されたものでない場合は、その旨の表示が成される
と共に、そのカードＩＡが排出される。

カードＩＡがその装置ｌＯで振出されたものである場合
は、次にこのカードＩＡが既に決済されたものであるか
否かが判別される。決済ずみのものであれば、その旨表
示されて装置１０から排出される。カードＩＡが決済さ
れていないものであれば取消しＯＫの表示が成される。

この表示が成されたとき、若し、取消しを中止する場合
は、モード選択キー２１を押して他のモードに変更すれ
ばよい。従って、上記表示が成されてから所定時間モー
ド選択キー２１が操作されない場合は取消しの要求が再
確認されたものとして、次に前記エンタキ−２５を押す
。これによって印字エリア４に取消しの表示が成された
小切手カードＩＡが排出されると共に、メモリ１７の対
応するデータがオール「０」と成される。

以上によれば、小切手カードＩＡの取消しを簡単に行う
ことができる。また取消された小切手カードＩＡは再使
用が不可能となり、またメモリ１７のデータと実際に振
出された小切手カードＩＡのデータとが常に一致する。

〔発明の効果〕

小切手の振出し入側及び小切手を受入れる金融機関等に
おける処理を迅速かつ安全に行うことができ、小切手の
流通過程を合理化及び能率化することができる。また、
小切手の振出し及び受入れは小切手カードに固有の特性
を読取って行うようにしているので、紛失、偽造等に対
しても安全であり、不正使用を防止することができる。

さらに、小切手の振出し日、金額等のデータを外部プリ
ンタ等に与えることができるので、過去の振出し状況、
現在の残高等を帳簿を用いることなく簡単に知ることが
できる。さらに一旦振出された小切手カードの取消しを
容易に行うことができる。また取消しはその小切手振出
装置で振出され且つ未決済の小切手カードのみに対して
行うことができる。

また記憶手段のデータも取消されるので、この記憶手段
のデータを、常に実際に振出された小切手カードと対応
させることができ、収支の状況を正確に控えておくこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の小切手振出し装置を用いた小切手流通
システムの実施例を示す構成図、第２図は本発明に用い
ることができる小切手カードの一例を示す図、第３図は
小切手振出し装置の概略的なブロック図、第４図は小切
手振出し装置の平面図、第５図は取消しモードのフロー
チャートである。 なお図面に用いられた符号において、 １、ＩＡ・−−−−−一−−−・−・−小切手カード２
−−−−−−−・−・−・−・−磁気スドライブ１０−
−一−−・−−−−−−−−一−−−・小切手振出し装
置１１−・−−−−一−−−−−・−キーボード１４−
・−−−−−−・−一−−−−−−−コネクタ１７−−
−−−・・−・−−−ｍ−・・−メモリ２６−・−一一
一−−・−−−−−一−−キャンセルキーである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 小切手カードに設けられた記録部に小切手の振出しに際
   して必要なデータを記録する記録手段と、上記データを
   入力する入力手段と、上記データを記憶する記憶手段と
   、上記記憶手段を読み出す読み出し手段と、上記小切手
   カードに記録されたデータと上記記憶手段に記憶された
   データとを照合する照合手段と、上記小切手カードに記
   録されたデータと上記記憶手段に記憶されたデータとを
   取消す取消し手段と、上記データの取消しに応じて上記
   小切手カードにデータが取消されたことを表示する表示
   手段とを設けてなる小切手振出し装置。