JPS61188430A - 架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 - Google Patents

架橋ポリエチレン系樹脂発泡体

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JPS61188430A
JPS61188430A JP2619485A JP2619485A JPS61188430A JP S61188430 A JPS61188430 A JP S61188430A JP 2619485 A JP2619485 A JP 2619485A JP 2619485 A JP2619485 A JP 2619485A JP S61188430 A JPS61188430 A JP S61188430A
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JP
Japan
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foam
flexibility
tmc
ethylene
propylene
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JP2619485A
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English (en)
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Takeshi Nishioka
健 西岡
Shigeo Kamijiyutsukoku
成夫 上拾石
Hiroshi Kawano
川野 博
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、柔軟性および耐熱・性の両特性に優れた架橋
エチレン・プロピレン系発泡体に関する。
[従来の技術] 従来、柔軟性を有する発泡体は、特公昭44−470号
や特開昭49−129757号公報によって公知である
。・ これらの発泡体は、いずれも柔軟ではおるが、前者の発
泡体はエチレン・酢酸ビニル共重合体か。
ら構成されているために、その耐熱性が60℃程度にす
ぎず、耐熱性を要しない限られた用途にしか使用するこ
とができな、いし、後者のエチレン−・プロピレン系エ
ラストマ、−からなる発泡体は、ポリマ内部に不飽和結
合を有する一部架橋された構造を有し、ゴム的性質が強
く、かつ熱収縮性が大きいため、発泡倍率の高いものが
得られ難いという問題があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、優れた柔軟性を有するのみならず、耐
熱性に優れた発泡倍率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記本発明の目的は、 共重合成分として、プロピレン成分を15〜30重量%
の範囲量含有し、融点(Tm)および結晶化温度(Tm
c>が下式(I>および(II)を満足するエチレン・
プロピレンランダム共重合体からなり、 式[R=I30/2・I2o] で示される1 3C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)が3.0〜12.O1柔軟性指数(N>が9.
5以下である架橋ポリエチレン系樹脂発泡体によって達
成することができる。
(I>  100≦rm (℃)≦118好ましくは、
105  ≦Tm(℃)≦115(II)   85≦
Tmc (℃)≦100好ましくは、87≦Tmd (
℃)≦97本発明の発泡体を構成するエチレン・プロピ
レンランダム共重合体は、プロピレンの共重合率が15
〜30重ffi%の範囲内であり、上記式(I>および
(II)を満足するTmおよびTmCを有する点に特徴
がある。
ここで、TmおよびTmCは、それぞれ示差走査熱量計
(DSC>によって検出される値である。
すなわち、上式(I>および(II)を満足するTmお
よびTmCを有するということは、当該共重合体が結晶
性が残存していることを意味し、EPR,EPT、EP
DMなとの非品性のエチレン・プロピレン系エラストマ
ーとは明白に相違するポリマであることを示す。
上記本発明の共重合体において、プロピレンの含有量が
15%未満の場合は、ポリマの結晶性が大きくなり、融
点(Tm)が高くなるため、耐熱性の点では有利である
が、得られる発泡体の柔軟性が低下するので好ましくな
いし、他方、30%を越える場合は、ポリマが完全に非
晶化し、耐熱性が失われるので好ましくない。
加えて、本発明の共重合体は、前記式(I’)および(
II)で規定される範囲内の融点および結晶化温度を有
していることが重要であり、融点が前記式の範囲外の場
合、たとえば、Tmが100℃未満では発′泡体の耐熱
性が悪化し、またTmが118℃を越えると、伸びが低
下して柔軟性を失うために好ましくないし、結晶化温度
が該式で規定される範囲外、たとえば、Tmcが′8′
5℃未満では、発泡体の高温使用時における形態安定性
が低下し、100″Cを越えると、発泡体用シートを成
形する場合の加工性が悪くなり、品質、性□能の安定し
た製品を製造することが難しくながたり、発泡体の特性
のバラツキが大きくなるために好ましくない。
そして、本発明になる発泡体は、3.0〜12゜O1好
ましくは4.0〜10.0の範囲内の13C−NMRス
ペクトルによる面積強度比(R)並びに9.5以下、好
ましくは9.0以下の柔軟性指数(N>を有する。
ここで、柔軟性指数(N)は、次のごとく定義される値
であり、Nの値が小ざい程、柔軟性に優れていることを
示す。
N =(25%圧縮硬さ)X(発泡倍率)すなわち、本
発明の発泡体は、上記範囲の13C−NMRスペクトル
による面積強度比(R)を有するために、その高度の発
泡倍率にもかかわらず、優れた耐熱性を保有し、柔軟性
指数(N>に示される範囲の柔軟性を有する。通常、発
泡体の柔軟性は、発泡倍率に依存し、発泡倍率が同じで
あっても、ポリマの特性、特に結晶性の大きざによって
柔軟性が相違するが、上記範囲の130−NMRスペク
トルによる面積強度比(R)を有する本発明の発泡体は
、広い範囲の実用性能のある柔軟性を保持するのである
以下、本発明になる高発泡・架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体の製造法の1態様について説明する。
前記の共重合組成を有するエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体に、公知の加熱分解型発泡剤、たとえばアゾ
ジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ンなどおよび必要に応じて加熱によってラジカルを発生
する架橋剤を混合し、前記の発泡剤および架橋剤が分解
しない温度に保持して成形、たとえばシート状に成形す
る。・この成形されたシート状物を電離性放射線架橋法
または化学的架橋法などの公知の任意の方法を適用して
架橋する。この場合の架橋の程度はゲル分率で15〜6
0%にするのがよい。
より具体的には、電離性放射線架橋法の場合は、高エネ
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mracjの線量の電子線を該シート状物に
照射することにより架橋される。この場合に、該エチレ
ン・プロピレン共重合体に対し、0.1〜10重量部の
公知の各種架橋助剤、たとえばジビニルベンゼン、ジア
リルフタレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ートなどを添加して電子線架橋してもよい。この放射線
照射に代えて、ベンゾフェノンなどの紫外線増感剤を添
加し、紫外線を照射して架橋することもできる。′ また、化学架橋法の場合は、ジクミルパーオキサイド、
ジターシャーリーブチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、ざらにこれらの架橋剤と共にビニル
トリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラフ
ト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させる
シラン架橋法等を適宜適用することができる。
かくして得られる架橋成形品は、熱風雰囲気中またはソ
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
また、本発明の目的を損わない範囲で、本発明の発泡体
の製造に使用する前記エチレン系樹脂組成物にポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブチレン、塩素化ポリエレ
ン等各種ポリマを10重量%を上限として少量添加混合
することができ、必要に応じて、同様に本発明の目的を
損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着
色剤、帯電防止剤、難燃剤、他の性能を付与する各種無
機物などを所望の目的のために添加することができる。
ざらに、本発明になる架橋ポリエチレン系樹脂発泡体に
は、その少なくとも1面にコロナ放電処理、コーティン
グなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し、その
加工性の向上を図ることができるし、プラスチックフィ
ルムやシート、他の発泡体シートや金属箔を貼り合わせ
たり、押出ラミなどにより複合構造を付与したりする、
すなわち各種の加工技術を適用することができる。
[発明の効果] かくして得られる本発明の架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで、全て
卓越した柔軟性並びに耐熱性を有しており、その柔軟性
と耐熱性を活かして、各種のパツキン、粘着テープベー
ス、マット基材、断熱材、クッション材など、ざらにそ
の優れた感触を利用した衣料品、医薬品などの多くの用
途に使用、展開することができる。
以下に、本発明の効果について、実施例に基づき、ざら
に具体的に説明する。
なお、本発明において、融点(Tm> 、結晶化温度(
Tmc)、−13C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)、耐熱性は次の方法により測定した値でおる。
(1)TmおよびTmC パーキンエルマー社製のDSC−2型示差走査熱量計(
DSC)を用いて、一旦、融解再結晶させた侵の融解の
吸熱ピーク温度を融点(Tm>とした。また、TmCは
、一旦、融解させた後、降温時の再結晶による発熱ピー
ク温度をもって1’−mCとした。
(2)13C−NMRスペクトルによる面積強度比(R
) 13C−NMRスペクトルの積分曲線において、29〜
31ppm間の面積強度をI30とし、19.5〜20
.5ppm間の面積強度をI20としたとき、 R=  I30/2・I20 により定義した。
13C−NMRスペクトルの測定法は次の通りである。
まず、10mmφNMR用試料管でオルンジクロルベン
ゼン(1,4cc)と重水素化ベンゼン(0,2cc)
の混合溶媒中に試料の固形分濃度が20重量%になるよ
うに調整した後、JNM−FX100装置[日本電子(
株)製]を用いて、周波数25.OOMHz、モードと
してパルスFT法により、120℃で130−NMRを
測定した。
(3)柔軟性指数(N> 次の式で表示される値である。
N= (25%圧縮硬さ)X(発泡倍率)ここで、25
%圧縮硬さは、JIS−に−6767−1976に規定
されている測定法に準じて測定され、また、発泡倍率は
発泡体のみかけ密度の逆数をもって示す。
みかけ密度は、発泡体を10cmx10cm角に切出し
、重さと厚さを測定し、この重さを体積で割って単位体
積当りの重ffi (Q/cm3 )で示した。
(4)耐熱性 J Is−に−6767に規定されている測定法に準じ
て、熱処理によるタテ、ヨコおよび厚さ方向のそれぞれ
の熱収縮率をもって示した。具体的には、測定用試料(
発泡体)に、タテ、ヨコ各1Qcmの正方形の印を付け
て、厚さを測定した後、80℃、22時間熱風オーブン
中で熱処理する。
¥温に冷却した後、タテ、ヨコおよび厚さの寸法を測定
し、この熱処理による寸法変化(熱収縮率)の大きさに
より次の判定を行った。
熱収縮率±5.0%以内二〇[合格とする]、熱収縮率
±5.0を越えたもの:X なお、上記熱処理による寸法変化の測定は5〜10回行
って判定した。
実施例1〜5、比較例1〜2 エチレンとプロピレンを有機金属化合物とチタン化合物
を含む触媒系で重合し、プロピレンの含有量の相違する
エチレン・プロピレンランダム共重合体を作成した。
これらの100重量部に、発泡剤としてアゾジカルボン
アミドを5〜15重量部添加し、ヘンシエルミミキサー
で混合した復、溶融押出しして成形シートを得た。
このシートを電子線照射装置(日新ハイボルテージ(株
)製 IR−2>で5Mradの線量を照射した。これ
らの架橋シートをソルト浴上、225〜230℃に加熱
することによって発泡させた。得られた発泡体シートに
ついて評価試験を行った。その結果を第1表に示した。
表から、実施例1〜5の本発明の要件を満足する発泡体
シートは、柔軟性および耐熱性共に優れた高度の発泡体
であることが判る。他方、比較例1〜2の本発明に規定
するプロピレン含量、Tm。
Tmc、Rなどの要件を満足しないシートは、柔軟性が
低かったり(比較例1)、耐熱性の低い低発泡倍率(比
較例2)のものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共重合成分として、プロピレン成分を15〜30
    重量%の範囲量含有し、融点(Tm)および結晶化温度
    (Tmc)が下式( I )および(II)を満足するエチ
    レン・プロピレンランダム共重合体からなり、 式[R=I_3_0/2・I_2_0] で示される^1^3C−NMRスペクトルによる面積強
    度比(R)が3.0〜12.0、柔軟性指数(N)が9
    .5以下である架橋ポリエチレン系樹脂発泡体。 ( I )100≦Tm(℃)≦118 (II)85≦Tmc(℃)≦100
JP2619485A 1985-02-15 1985-02-15 架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 Pending JPS61188430A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9260577B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Toray Plastics (America), Inc. Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength
CN111257362A (zh) * 2020-03-04 2020-06-09 西北工业大学 一种enb型三元乙丙橡胶序列结构分布的常温核磁共振测定方法

Cited By (4)

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