JPS6111284Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6111284Y2 JPS6111284Y2 JP11440680U JP11440680U JPS6111284Y2 JP S6111284 Y2 JPS6111284 Y2 JP S6111284Y2 JP 11440680 U JP11440680 U JP 11440680U JP 11440680 U JP11440680 U JP 11440680U JP S6111284 Y2 JPS6111284 Y2 JP S6111284Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filaments
- upright
- filament
- curled
- base fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 17
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 claims description 11
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 claims description 10
- OEPOKWHJYJXUGD-UHFFFAOYSA-N 2-(3-phenylmethoxyphenyl)-1,3-thiazole-4-carbaldehyde Chemical compound O=CC1=CSC(C=2C=C(OCC=3C=CC=CC=3)C=CC=2)=N1 OEPOKWHJYJXUGD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 229920006149 polyester-amide block copolymer Polymers 0.000 claims description 5
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 22
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 8
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 7
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 5
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920001328 Polyvinylidene chloride Polymers 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000005033 polyvinylidene chloride Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 238000009732 tufting Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 210000004209 hair Anatomy 0.000 description 1
- 238000009998 heat setting Methods 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000002362 mulch Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
- 230000008093 supporting effect Effects 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Carpets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は粗目の布等から成る基布の表面に二種
類のフイラメントを植毛した耐摩擦性、剛性に優
れた人工芝生、特に天然芝生に類似する戸外及び
室内の何れにおいても使用でき、種々の娯楽及び
スポーツ活動に適する人工芝生に関するものであ
る。
類のフイラメントを植毛した耐摩擦性、剛性に優
れた人工芝生、特に天然芝生に類似する戸外及び
室内の何れにおいても使用でき、種々の娯楽及び
スポーツ活動に適する人工芝生に関するものであ
る。
数年来、人工芝生の開発が盛んに行われている
が、いずれも主として装飾的な人工芝生に主眼が
あり、永久的に戸外で設置して運動靴、スパイク
等により苛酷な損耗に耐える人工芝生の開発は十
分ではなかつた。特に人工芝生の場合、運動中に
身体と人工芝生が接触した時の摩擦による火傷の
発生が人工芝生使用者を悩まし、人工芝生の大き
な欠点とされていた。即ち、装飾的であることを
除き殆ど天然芝に匹敵する性能を有する人工芝生
は未だ知られていない。例えば、刈込まれた芝生
の外観が失なわれ単調一様な敷物的外観を示すよ
うになる欠点があり、更に使用において織条が折
れ曲つて回復し難く、そのため外観上の耐久性が
不十分であると云つた問題を解決する考案が実開
昭55−12811号公報に開示提案されている。この
提案は、従来の人工芝生の上述の欠点、問題点を
解消改善すべくなされたものであり、カツトパイ
ルの繊条に従来の如き太い繊条の他、それよりも
ずつと細い捲縮を有する繊条を合わせて用いたこ
とに特徴を有する。
が、いずれも主として装飾的な人工芝生に主眼が
あり、永久的に戸外で設置して運動靴、スパイク
等により苛酷な損耗に耐える人工芝生の開発は十
分ではなかつた。特に人工芝生の場合、運動中に
身体と人工芝生が接触した時の摩擦による火傷の
発生が人工芝生使用者を悩まし、人工芝生の大き
な欠点とされていた。即ち、装飾的であることを
除き殆ど天然芝に匹敵する性能を有する人工芝生
は未だ知られていない。例えば、刈込まれた芝生
の外観が失なわれ単調一様な敷物的外観を示すよ
うになる欠点があり、更に使用において織条が折
れ曲つて回復し難く、そのため外観上の耐久性が
不十分であると云つた問題を解決する考案が実開
昭55−12811号公報に開示提案されている。この
提案は、従来の人工芝生の上述の欠点、問題点を
解消改善すべくなされたものであり、カツトパイ
ルの繊条に従来の如き太い繊条の他、それよりも
ずつと細い捲縮を有する繊条を合わせて用いたこ
とに特徴を有する。
即ち、この考案の人工芝生においては、上述の
細い捲縮を有する繊条が地組織の被覆、太い繊条
の弾性的支持に効果的に働き、そしてパイルの1
ユニツトが性状の異なる繊条の組から構成され
る。さらに実開昭53−144971号公報には天然芝生
の外観と感触を有し、且つ天然芝生と類似の球
速、球のバウンド、球の変化特性を有する人工芝
生を得ることを目的として実質的に扁平モノフイ
ラメントの複数本を合糸、或いは撚糸したものを
芯として別の複数本の扁平モノフイラメント上に
70〜350T/mの範囲で巻撚を施し、ついで熱固
定してパイル糸としてカツトパイル状に設植せし
めることによりパイルの先端が平坦で且つ直立し
た低いパイル部分とパイル先端が傾斜し、しかも
螺線状或いは撚形状を保持した高いパイル部分と
が混在していることを特徴とする人工芝生が提案
開示されていて、その扁平糸はポリアミド、ポリ
塩化ビニリデン等熱可塑性樹脂が用いられ、特に
圧縮弾性回復等の耐久性の面からポリアミドが適
しているとしている。
細い捲縮を有する繊条が地組織の被覆、太い繊条
の弾性的支持に効果的に働き、そしてパイルの1
ユニツトが性状の異なる繊条の組から構成され
る。さらに実開昭53−144971号公報には天然芝生
の外観と感触を有し、且つ天然芝生と類似の球
速、球のバウンド、球の変化特性を有する人工芝
生を得ることを目的として実質的に扁平モノフイ
ラメントの複数本を合糸、或いは撚糸したものを
芯として別の複数本の扁平モノフイラメント上に
70〜350T/mの範囲で巻撚を施し、ついで熱固
定してパイル糸としてカツトパイル状に設植せし
めることによりパイルの先端が平坦で且つ直立し
た低いパイル部分とパイル先端が傾斜し、しかも
螺線状或いは撚形状を保持した高いパイル部分と
が混在していることを特徴とする人工芝生が提案
開示されていて、その扁平糸はポリアミド、ポリ
塩化ビニリデン等熱可塑性樹脂が用いられ、特に
圧縮弾性回復等の耐久性の面からポリアミドが適
しているとしている。
ところが実開昭55−12811号の提案では、同号
公報実施例、比較例及びその図に示すごとく、ナ
イロン(ポリアミド)という硬いフイラメントの
みを使用する為、太いマルチフイラメントと細い
マルチフイラメントとをタフテイングしなければ
ならず、細いナイロンフイラメントは、軟質性の
ある塩化ビニリデンフイラメントに比較して樹脂
素材から来る触感及び運動中に身体との接触した
時の摩擦による火傷の発生を防止し難い欠点があ
るだけでなく、捲縮した細いマルチフイラメント
では、ニードル及びタフテイングの操作が行い難
く、品質の管理が保ち難くなり、かつ、仕上り外
観も天然芝の葉が太い葉と細すぎる葉が整つて並
んでいるわけでないことからも、天然芝とは全体
として刈込まれた芝生の外観を示してはいるが、
かなり天然芝と異る細部外観を示す欠点がある。
またその第2図に示される様に捲縮した細いマル
チフイラメントを多数束ねて、1個所にタフテイ
ングしたのでは、太いマルチフイラメントの支え
効果も薄く、長期使用後の身体接触摩擦による火
傷防止はますます防止し難い欠点がある。更にカ
ール状でなくて小さな屈曲のあるチヂレ状態の細
いマルチフイラメントでは、たとえ太いフイラメ
ントよりその高さを低くしても上記のよく見ると
天然芝と異る外観を示したり、火傷防止効果は期
待できない欠点がある。
公報実施例、比較例及びその図に示すごとく、ナ
イロン(ポリアミド)という硬いフイラメントの
みを使用する為、太いマルチフイラメントと細い
マルチフイラメントとをタフテイングしなければ
ならず、細いナイロンフイラメントは、軟質性の
ある塩化ビニリデンフイラメントに比較して樹脂
素材から来る触感及び運動中に身体との接触した
時の摩擦による火傷の発生を防止し難い欠点があ
るだけでなく、捲縮した細いマルチフイラメント
では、ニードル及びタフテイングの操作が行い難
く、品質の管理が保ち難くなり、かつ、仕上り外
観も天然芝の葉が太い葉と細すぎる葉が整つて並
んでいるわけでないことからも、天然芝とは全体
として刈込まれた芝生の外観を示してはいるが、
かなり天然芝と異る細部外観を示す欠点がある。
またその第2図に示される様に捲縮した細いマル
チフイラメントを多数束ねて、1個所にタフテイ
ングしたのでは、太いマルチフイラメントの支え
効果も薄く、長期使用後の身体接触摩擦による火
傷防止はますます防止し難い欠点がある。更にカ
ール状でなくて小さな屈曲のあるチヂレ状態の細
いマルチフイラメントでは、たとえ太いフイラメ
ントよりその高さを低くしても上記のよく見ると
天然芝と異る外観を示したり、火傷防止効果は期
待できない欠点がある。
実開昭53−144971号公報の提案では、球のバウ
ンドを配慮して、巻撚したパイル糸を直立したパ
イル糸より逆に高くして混在させているが、この
提案による人工芝生では、前記提案の人工芝生よ
りも身体接触摩擦による火傷防止効果は著しく低
下する欠点がある。またその実施例と図面に示さ
れたそのパイル糸は、芯のフイラメントと別フイ
ラメントを別々に旋撚した後、これらを更に合撚
して得られるのでパイル糸表面は硬い強力なナイ
ロンフイラメントで複雑な状態を示し、操作が複
雑になるばかりでなく、上記火傷し易い欠点を増
幅する恐れがある。この欠点はパイル糸樹脂を塩
化ビニリデンに代替しても、全て解決するもので
もない。
ンドを配慮して、巻撚したパイル糸を直立したパ
イル糸より逆に高くして混在させているが、この
提案による人工芝生では、前記提案の人工芝生よ
りも身体接触摩擦による火傷防止効果は著しく低
下する欠点がある。またその実施例と図面に示さ
れたそのパイル糸は、芯のフイラメントと別フイ
ラメントを別々に旋撚した後、これらを更に合撚
して得られるのでパイル糸表面は硬い強力なナイ
ロンフイラメントで複雑な状態を示し、操作が複
雑になるばかりでなく、上記火傷し易い欠点を増
幅する恐れがある。この欠点はパイル糸樹脂を塩
化ビニリデンに代替しても、全て解決するもので
もない。
本考案はこれらの要望を解消したもので、二種
の合成繊維の特性を結合し、全体を合成物質で構
成した天然芝生に著しく類似して耐摩擦性、剛性
及び人体接触摩擦による火傷防止効果が良好な、
かつ気候条件及び苛酷な損耗に曝されても悪い影
響を受けない人工芝生を提供するものである。す
なわち、本考案によれば、基布表面にポリエステ
ル又はポリアミド系直立状フイラメントと塩化ビ
ニリデン系カールフイラメントを基布の巾方向に
交互に植毛されてなり、該直立状フイラメントと
カールフイラメントとはほぼ同じ太さを有するモ
ノフイラメントであり、直立状フイラメントとカ
ールフイラメントは各々複数本束ねられ、該束が
複数個所に近接して巾方向に1:2乃至2:1の
割合で交互に植毛され、且つカールフイラメント
に対し直立状フイラメントの頂部が8〜1mm突出
していることを特徴とする人工芝生が提供され
る。
の合成繊維の特性を結合し、全体を合成物質で構
成した天然芝生に著しく類似して耐摩擦性、剛性
及び人体接触摩擦による火傷防止効果が良好な、
かつ気候条件及び苛酷な損耗に曝されても悪い影
響を受けない人工芝生を提供するものである。す
なわち、本考案によれば、基布表面にポリエステ
ル又はポリアミド系直立状フイラメントと塩化ビ
ニリデン系カールフイラメントを基布の巾方向に
交互に植毛されてなり、該直立状フイラメントと
カールフイラメントとはほぼ同じ太さを有するモ
ノフイラメントであり、直立状フイラメントとカ
ールフイラメントは各々複数本束ねられ、該束が
複数個所に近接して巾方向に1:2乃至2:1の
割合で交互に植毛され、且つカールフイラメント
に対し直立状フイラメントの頂部が8〜1mm突出
していることを特徴とする人工芝生が提供され
る。
以下本考案の実施の一例を図面に基づいて詳述
する。1は地緯糸2及び地経糸3によつて帯状に
構成してなる基布である。2は耐水性のある線条
よりなる地緯糸、3は該地緯糸2と組織するマル
チフイラメントなどの平織、綾織などの任意の織
組織の合成繊維よりなる地経糸、4は基布1に植
毛されたポリエステル又はポリアミド系直立状フ
イラメント、5は直立状フイラメント4と交互に
基布1に植毛される塩化ビニリデン系カールフイ
ラメント、6は接着剤、7は裏打材である。そし
て直立状フイラメント4とカールフイラメント5
とは、第1図〜第3図に示すようにほぼ同じ太さ
を有するモノフイラメントである。
する。1は地緯糸2及び地経糸3によつて帯状に
構成してなる基布である。2は耐水性のある線条
よりなる地緯糸、3は該地緯糸2と組織するマル
チフイラメントなどの平織、綾織などの任意の織
組織の合成繊維よりなる地経糸、4は基布1に植
毛されたポリエステル又はポリアミド系直立状フ
イラメント、5は直立状フイラメント4と交互に
基布1に植毛される塩化ビニリデン系カールフイ
ラメント、6は接着剤、7は裏打材である。そし
て直立状フイラメント4とカールフイラメント5
とは、第1図〜第3図に示すようにほぼ同じ太さ
を有するモノフイラメントである。
第1図に示す如く、基布1の表面にはポリエス
テル又はポリアミド系の合成繊維からなる直立状
フイラメント4と塩化ビニリデン系の合成繊維か
らなるカールフイラメントを基布1の巾方向に
1:1の割合で交互に植毛したものである。また
ポリエステル又はポリアミド系の合成繊維からな
る直立フイラメント4とカールフイラメントを基
布1の巾方向に1:2の割合で交互に植毛した場
合を第2図に2:1の割合で交互に植毛した場合
を第3図に示す。すなわち、本考案においては、
直立状フイラメントの束とカールフイラメントの
束は巾方向に1:2乃至2:1の割合で交互に植
毛することにより、以下に詳述する本考案独自の
効果が発現される。
テル又はポリアミド系の合成繊維からなる直立状
フイラメント4と塩化ビニリデン系の合成繊維か
らなるカールフイラメントを基布1の巾方向に
1:1の割合で交互に植毛したものである。また
ポリエステル又はポリアミド系の合成繊維からな
る直立フイラメント4とカールフイラメントを基
布1の巾方向に1:2の割合で交互に植毛した場
合を第2図に2:1の割合で交互に植毛した場合
を第3図に示す。すなわち、本考案においては、
直立状フイラメントの束とカールフイラメントの
束は巾方向に1:2乃至2:1の割合で交互に植
毛することにより、以下に詳述する本考案独自の
効果が発現される。
フイラメント4,5の基布1への植毛の仕方は
通常の織り操作、編み操作及びタフト操作によつ
て達成できる。
通常の織り操作、編み操作及びタフト操作によつ
て達成できる。
第1図〜第3図に示されるごとく直立状フイラ
メント4とカールフイラメント5は、各々複数本
束ねられたものを複数個所に近接して植毛され
る。複数本を1個所だけに植毛すると、天然芝の
外観から異るばかりでなく、カールフイラメント
5が直立状フイラメント4を適当に支えて風合を
出し長期耐久性を持たせるといつた効果が減少し
好ましくない。
メント4とカールフイラメント5は、各々複数本
束ねられたものを複数個所に近接して植毛され
る。複数本を1個所だけに植毛すると、天然芝の
外観から異るばかりでなく、カールフイラメント
5が直立状フイラメント4を適当に支えて風合を
出し長期耐久性を持たせるといつた効果が減少し
好ましくない。
フイラメント4,5の植毛状態は図に示す如
く、直立状フイラメント4はカールフイラメント
5に対して植毛された状態でやや長め、即ちフイ
ラメント4の頂部が約8〜1mm、好ましくは2〜
5mm突出していることが必要である。8mm以上は
フイラメントの倒伏が起るので、極端な差、例え
ば実開昭55−12811号の第2図から読みとれる差
は好ましくない。これは芝生表面の芝密度を粗に
して摩擦抵抗を少なくし、芝生そのものの密度は
カールフイラメントで保持し芝生としての特性を
保持させたものである。従つて頂部突出が1mm未
満ではこの特性を保持させ得ず、更にマイナスで
は益々好ましくない。
く、直立状フイラメント4はカールフイラメント
5に対して植毛された状態でやや長め、即ちフイ
ラメント4の頂部が約8〜1mm、好ましくは2〜
5mm突出していることが必要である。8mm以上は
フイラメントの倒伏が起るので、極端な差、例え
ば実開昭55−12811号の第2図から読みとれる差
は好ましくない。これは芝生表面の芝密度を粗に
して摩擦抵抗を少なくし、芝生そのものの密度は
カールフイラメントで保持し芝生としての特性を
保持させたものである。従つて頂部突出が1mm未
満ではこの特性を保持させ得ず、更にマイナスで
は益々好ましくない。
直立状フイラメント4はポリエステル糸又はポ
リアミド系繊維を使用しているので耐水性、柔軟
性に優れているのみならず、芝生とした場合耐摩
擦性が改善される。通常の人工芝生は身体が接触
して摩擦すると火傷しやすいのは人工芝生を形成
するパイルの密度に比例し、剛性のある繊維ほど
火傷しやすい。そこで摩擦抵抗の強いポリエステ
ル又はポリアミド系合成繊維を使用して、直立状
フイラメントの頂部をカールフイラメントよりや
や突出させて芝生表面の密度を粗にしてポリエス
テル又はポリアミドの直立状フイラメントとポリ
塩化ビニリデンカールフイラメントとの相互作用
により耐摩擦性を緩和させたものである。
リアミド系繊維を使用しているので耐水性、柔軟
性に優れているのみならず、芝生とした場合耐摩
擦性が改善される。通常の人工芝生は身体が接触
して摩擦すると火傷しやすいのは人工芝生を形成
するパイルの密度に比例し、剛性のある繊維ほど
火傷しやすい。そこで摩擦抵抗の強いポリエステ
ル又はポリアミド系合成繊維を使用して、直立状
フイラメントの頂部をカールフイラメントよりや
や突出させて芝生表面の密度を粗にしてポリエス
テル又はポリアミドの直立状フイラメントとポリ
塩化ビニリデンカールフイラメントとの相互作用
により耐摩擦性を緩和させたものである。
また、カールフイラメントは捲縮されたもの
で、塩化ビニリデンなどの耐水性と柔軟性を有す
る合成繊維線条を使用し、これによつて人工芝生
としての密度を保持し、直立状フイラメントの倒
伏を防止し、かつ弾性回復率を良くする。
で、塩化ビニリデンなどの耐水性と柔軟性を有す
る合成繊維線条を使用し、これによつて人工芝生
としての密度を保持し、直立状フイラメントの倒
伏を防止し、かつ弾性回復率を良くする。
カールフイラメントの形状は、第1図〜第3図
に示されている様なカール状態でなければならず
その表面も比較的平滑でなければならない。小さ
な屈曲のあるチヂレ状態あるいはフイラメント表
面が比較的大きな凹凸(例えば、フイラメント芯
に別フイラメントを巻きつけて表面とした凹凸)
では本考案の解決しようとする問題点を解決でき
ない。
に示されている様なカール状態でなければならず
その表面も比較的平滑でなければならない。小さ
な屈曲のあるチヂレ状態あるいはフイラメント表
面が比較的大きな凹凸(例えば、フイラメント芯
に別フイラメントを巻きつけて表面とした凹凸)
では本考案の解決しようとする問題点を解決でき
ない。
この直立状フイラメント4とカールフイラメン
ト5とは基布1の巾方向に交互に植毛させるもの
であつて、直立状フイラメント4は、カールフイ
ラメント5に対してやや長めになる様に植毛する
ことが必要である。
ト5とは基布1の巾方向に交互に植毛させるもの
であつて、直立状フイラメント4は、カールフイ
ラメント5に対してやや長めになる様に植毛する
ことが必要である。
上記の如く、構成される人工芝生は直立状フイ
ラメント4がまつすぐ規律した状態になり、カー
ルフイラメント5が種々の方向へ屈曲した状態で
植毛されており、しかも双方のフイラメント4,
5が交互に混在状態となつているため天然芝に最
も近い形成になつている。
ラメント4がまつすぐ規律した状態になり、カー
ルフイラメント5が種々の方向へ屈曲した状態で
植毛されており、しかも双方のフイラメント4,
5が交互に混在状態となつているため天然芝に最
も近い形成になつている。
またポリアミド直立状フイラメント4とポリ塩
化ビニリデンカールフイラメント5とが種々の方
向に向つているので、極端な順目、逆目がなくロ
ール状に巻かれた人工芝生を複数列並列状に敷設
しても外見上全く見分けでつかず美感が損われず
体裁がよい。
化ビニリデンカールフイラメント5とが種々の方
向に向つているので、極端な順目、逆目がなくロ
ール状に巻かれた人工芝生を複数列並列状に敷設
しても外見上全く見分けでつかず美感が損われず
体裁がよい。
以上説明の如く、本考案の人工芝生を基布表面
にポリアミド系直立状モノフイラメントの束と塩
化ビニリデン系カールモノフイラメントの束とを
混在させて直立状フイラメントの頂部を突出させ
て植毛したものであるから、表面密度が粗く、火
傷に対しての耐摩擦性が極めて優れ、身体が激し
く接触しても火傷の心配がほとんどなく、かつ直
立状フイラメントとカールフイラメントとにより
天然芝生の如く種々の方向に向う芝生に形成で
き、天然芝生に最も近い状態の人工芝生を得るこ
とができる。
にポリアミド系直立状モノフイラメントの束と塩
化ビニリデン系カールモノフイラメントの束とを
混在させて直立状フイラメントの頂部を突出させ
て植毛したものであるから、表面密度が粗く、火
傷に対しての耐摩擦性が極めて優れ、身体が激し
く接触しても火傷の心配がほとんどなく、かつ直
立状フイラメントとカールフイラメントとにより
天然芝生の如く種々の方向に向う芝生に形成で
き、天然芝生に最も近い状態の人工芝生を得るこ
とができる。
また基布によつて芝目が極端に変ることがない
ので、ボールのバウンドはどの部分でも一定にな
り、特にテニスコート、野球、アメリカンフツト
ボール用の人工芝生として最適である。
ので、ボールのバウンドはどの部分でも一定にな
り、特にテニスコート、野球、アメリカンフツト
ボール用の人工芝生として最適である。
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図、
第2図及び第3図は他の実施例を示す拡大断面図
である。 1……基布、2……地緯糸、3……地経糸、4
……直立状フイラメント、5……カールフイラメ
ント、6……接着剤、7……裏打材。
第2図及び第3図は他の実施例を示す拡大断面図
である。 1……基布、2……地緯糸、3……地経糸、4
……直立状フイラメント、5……カールフイラメ
ント、6……接着剤、7……裏打材。
Claims (1)
- 基布表面にポリエステル又はポリアミド系直立
状フイラメントと塩化ビニリデン系カールフイラ
メントとを基布の巾方向に交互に植毛されてな
り、該直立状フイラメントとカールフイラメント
とはほぼ同じ太さを有するモノフイラメントであ
り、直立状フイラメントとカールフイラメントは
各々複数本束ねられ、該束が複数個所に近接して
巾方向に1:2乃至2:1の割合で交互に植毛さ
れ、且つカールフイラメントに対し直立状フイラ
メントの頂部が8〜1mm突出していることを特徴
とする人工芝生。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11440680U JPS6111284Y2 (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11440680U JPS6111284Y2 (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5738812U JPS5738812U (ja) | 1982-03-02 |
JPS6111284Y2 true JPS6111284Y2 (ja) | 1986-04-10 |
Family
ID=29475392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11440680U Expired JPS6111284Y2 (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111284Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995009949A1 (fr) * | 1993-10-07 | 1995-04-13 | Otsuka Kagaku Kabushiki Kaisha | Gazon artificiel |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1032719C2 (nl) * | 2006-10-23 | 2008-04-25 | Ten Cate Thiolon Bv | Kunstgrasvezel alsmede een kunstgrasveld voorzien van tenminste een dergelijke kunstgrasvezel. |
-
1980
- 1980-08-14 JP JP11440680U patent/JPS6111284Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995009949A1 (fr) * | 1993-10-07 | 1995-04-13 | Otsuka Kagaku Kabushiki Kaisha | Gazon artificiel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5738812U (ja) | 1982-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3292897B2 (ja) | 人工芝生 | |
JP4903726B2 (ja) | 人工芝生システム | |
US4061804A (en) | Non-directional rectangular filaments and products | |
US4381805A (en) | Simulated grass pile fabric | |
US20030099787A1 (en) | Sports surface | |
EP2284318B1 (en) | Grass yarn | |
JP2006526078A (ja) | 人工芝グラウンドカバーのためのヤーン、そのようなヤーンを含む人工芝グラウンドカバー及び競技用フィールド、及びそのようなヤーンを製造する方法 | |
EP2122058A1 (en) | Artificial turf and method for producing a turf of this type | |
US5211788A (en) | Tennis ball and method of manufacturing the same | |
JP3036336B2 (ja) | 人工芝 | |
JPS6111284Y2 (ja) | ||
JPS5822625Y2 (ja) | 人工芝生 | |
JPH06158609A (ja) | 砂入り人工芝グランド | |
JP2001248013A (ja) | 人工芝生用原糸および人工芝生 | |
US4802426A (en) | Method of making braided rug construction | |
JP2511925Y2 (ja) | 人工芝生 | |
JP3096927B2 (ja) | 人工芝生 | |
JPH061405U (ja) | 人工芝生 | |
JPH0744031U (ja) | 人工芝 | |
JPS5938406Y2 (ja) | 腹巻 | |
JP3464105B2 (ja) | たわし | |
JP2905906B2 (ja) | 人工芝生 | |
JPH0369704A (ja) | 人工芝生 | |
JP3829292B2 (ja) | 競技場グランド地表 | |
US4764407A (en) | Braided rug construction |