JPS608162Y2 - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JPS608162Y2
JPS608162Y2 JP1975155774U JP15577475U JPS608162Y2 JP S608162 Y2 JPS608162 Y2 JP S608162Y2 JP 1975155774 U JP1975155774 U JP 1975155774U JP 15577475 U JP15577475 U JP 15577475U JP S608162 Y2 JPS608162 Y2 JP S608162Y2
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JP
Japan
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valve
downstream
circuit
pressure
switching valve
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JP1975155774U
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JPS5268796U (ja
Inventor
秀志 小岩井
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カヤバ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複数のアクチェータに対するそれぞれの設
定圧力を異にする油圧回路の油圧制御装置に関する。
この種の装置として実公昭49−31118号公報に掲
載のものが従来から知られている。
そして上記公報の第1図として示された回路図をそのま
まこの出願の第3図として示したので、上記従来技術を
上記第3図にもとづいて説明する。
しかして上記従来のものは、液圧ポンプ2から吐出され
る圧油を、コントロールバルブ5,6の切換え操作によ
ってショベル用液圧シリンダ7あるいはバックホー用液
圧シリンダ8のいずれかに供給するものである。
そしてショベル用液圧シリンダ7よりもバックホー用液
圧シリンダ8に高圧を供給するために設定圧を異にする
リリーフバルブ12.16を選択しうる構成にしている
このようにしてなる上記従来の最大の欠点は、バックホ
ー用液圧シリンダ8に圧油を供給するのに、コントロー
ルバルブ5内を供給通路の一部として使用することであ
る。
すなわちコントロールバルブ5にはスプールが内装され
、そのバルブ5内に形成される通路は曲折しているもの
で、それだけに回路抵抗が大きくなり、動力損失が大き
くなるものである。
この考案は、設定圧を異にするリリーフバルブを設け、
それらを自動的に選択使用しうるとともに、いわゆる下
流側アクチェータに圧油を供給する際には、上流側方向
切換弁を経由することなく当該圧油を供給して回路抵抗
を少くし、より高効率な装置の提供を目的とするもので
ある。
以下にはこれを図示の実施例について説明する。
第1図に示す第1実施例は、ポンプ21に直結する主通
路22に、下流側の方向切換弁23,24および下流側
の方向切換弁25が配設されているとともに、これら各
切換弁28〜25が図示の状態にセットされているとき
には、上記主通路22は第1戻り通路26に直結する。
主通路22と戻り通路26とが直結していれば、ポンプ
21からの圧油はそのままタンク27に返戻すること明
らかである。
ポンプ21と前記方向切換弁23間における主通路22
は、高圧リリーフ弁28に接続するとともに、補助通路
29と連通している。
この高圧リリーフ弁28は第2戻り通路30を介してタ
ンク27に接続され、また補助通路29はパイロット切
換弁31に接続されている。
このパイロット切換弁31は、図示の状態である右側ポ
ジションにあるときは、補助通路29を低圧リリーフ弁
32に接続し、左側ポジションにあるときは補助通路2
9を前記切換弁24,25間における主通路22に連通
させるものである。
そして上記パイロット切換弁31は、前記切換弁24.
25間における回路圧を油圧源として作動するもので、
通常は前記右側ポジションにあり、上記回路圧が作用す
ると左側ポジションに切換わるものである。
しかしてパイロット切換弁31が前記右側ポジションを
保持している場合には、ポンプ21の吐出圧は高圧リリ
ーフ弁28および低圧リリーフ弁32の双方に作用する
が、この状態においては当該回路圧が上昇すると低圧リ
リーフ弁32が先に開弁することになるので、その回路
圧は低圧リリーフ弁32によって制御されること明らか
である。
なお上記低圧IJ IJ−フ弁32は第3戻り通路33
および第2戻り通路30を介してタン27に連通してい
る。
いまたとえば、図示の状態から上流側の方向切換弁23
のみを手動操作によって左右いずれかのポジションに切
換えたとすると、ポンプ21からのすべての圧油は補助
通路29、逆止弁34および上記切換弁23を経由して
第1シリンダ35に供給されるとともに、その第1シリ
ンダ35の戻り油は上記切換弁23および第3,2戻り
通路33.30を経由してタンク27に返戻されるもの
で、当該圧油は前記パイロット切換弁31には一切作用
しない。
したがってパイロット切換弁31は図示の右側ポジショ
ンを保持するので、上記の場合の回路圧は、低圧リリー
フ弁32によって制御される。
上記のことは上流側の方向切換弁24のみ、あるいは方
向切換弁23.24の双方を左右いずれかのポジション
に切換えた場合にも同様である。
すなわちこの場合にもポンプ21からの圧油はパイロッ
ト切換弁31に一切作用しないので、当該回路図は低圧
リリーフ弁32によって制御されることになる。
なお方向切換弁24を上記のように切換えた場合の圧油
の経路は、補助通路29、逆止弁36および上記切換弁
24を介して第2シリンダ37に供給されるとともに、
その第2シリンダ37の戻り油は上記切換弁24および
第3,2戻り通路33.30を経由してタンク27に返
戻するものである。
また上流側の方向切換弁23.24を図示の状態にして
、下流側の方向切換弁25のみを左右いずれかのポジシ
ョンに切換えると、ポンプ21からの圧油は主通路22
、逆止弁38および方向切換弁25を経由して第3シリ
ンダ39に供給されるが、このときの負荷圧がパイロッ
ト切換弁31に作用し、その切換弁31を左側ポジショ
ンに切換える。
パイロット切換弁31が左側ポジションに切換えられる
と、前記補助通路29は、方向切換弁24.25間にお
ける主通路22に直接連通し、低圧リリーフ弁32との
接続は断たれる。
補助通路29が上記のように主通路22に直接連通する
と、ポンプ21からの圧油の経路は次のようになる。
すなわち、当該圧油は主に回路抵抗の少ない補助通路2
9、パイロット切換弁31および主通路22を経由して
下流側の方向切換弁25に達するもので、この場合の補
助通路29は下流側回路のバイパス通路となる。
上記のようにポンプからの圧油のほとんどは上記バイパ
ス通路を通るが、上流側の方向切換弁23.24を経由
する流路も閉鎖されるわけではないので、圧油の一部は
この流路を通って下流側の方向切換弁25に達する。
したがってポンプ21から下流側の方向切換弁25まで
の圧油の経路は、前記バイパス通路と上流側の方向切換
弁23.24を経由する流路との2系統になる。
圧油の経路が2系統になるので、それだけ回路抵抗が少
なくなり、動力損失を減少させうるが、この点が本考案
の最大の特色である。
またパイロット切換弁31が切換わって補助通路29と
低圧リリーフ弁32との接続が断たれるので、下流側の
回路を使用する場合には低圧リリーフ弁32が機能せず
、したがって高圧リリーフ弁28のみが機能することに
なる。
高圧リリーフ弁28のみが機能するということは、下流
側回路は上流側回路よりも高圧にすることができるもの
である。
上記のことからも明らかなように、パイロット切換弁3
1は、バイパス通路として機能する補助通路29を遮断
したり開通させたりするという意味の通路を選択する機
能と、高低いずれかのリリーフ弁を機能させるかという
意味でリリーフ弁を選択する機能とを兼備し、しかも下
流側の方向切換弁25を操作することによって、上記選
択操作は自動的になされたものである。
次に第2図に示した第2実施例について説明する。
この第2実施例はポンプ40に直結する主通路41に、
パイロット切換弁42、上流側の方向切換弁43,44
および下流側の方向切換弁45が配置されているととも
に、これら各切換弁42〜45が図示の状態にセットさ
れているときには、上記主通路41は第1戻り通路46
に直結する。
このように両道路41および46が直結していると、ポ
ンプ40からの圧油はそのままタンク47に返戻する。
パイロット切換弁42と前記方向切換弁43間における
主通路41は、低圧リリーフ弁48に接続するとともに
、補助通路49と連通している。
この低圧リリーフ弁48は第2〜4戻り通路50〜52
を介してタンク47に接続され、また補助通路49は逆
止弁53,54を介してそれぞれ前記方向切換弁43.
44に接続されているものである。
一方前記パイロット切換弁42は、ポンプ40からの圧
油をそのまま主通路41に導く図示状態の右側ポジショ
ンと、上記圧油をバイパス通路55に導く左側ポジショ
ンとに切換えうるもので、それはバイパス通路55の回
路圧を油圧源とじて作動する。
そして上記バイパス通路55は、パイロット切換弁42
の接続端とは反対端を上流側の方向切換弁44と下流側
の方向切換弁45の主通路41に連通させるとともに、
パイロット切換弁42が左側ポジションにあるときには
、その切換弁42を介して高圧リリーフ弁56に接続す
る関係にある。
はお上記高圧IJ IJ−フ弁56は第4戻り通路52
を介してタンク47に接続されている。
しかして図示の状態から、たとえば上流側の方向切換弁
43.44の一方、あるいは双方を左右いずれかのポジ
ションに切換えたとすると、ポンプ40からの圧油は、
パイロット切換弁42、補助通路49、逆止弁53,5
4、およびその方向切換弁43,44を経由して第1.
2シリンダ57.58に供給されるとともに、それら第
1,2シリンダ57.58の戻り油は第2〜4戻り通路
50〜52を経由してタンク47に返戻される一方、上
記ポンプ40の吐出圧は低圧リリーフ弁42にも作用す
る。
低圧リリーフ弁42に上記吐出圧が作用するので、上流
側回路の回路圧は低圧リリーフ弁42によって制御され
るものである。
上記のごとく上流側の方向切換弁43.44を左右いず
れのポジションに切換えた場合にも、ポンプ40からの
圧油はバイパス通路55に流入することがなく、シたが
ってパイロット切換弁42は図示の右側ポジションを維
持するものである。
しかし、上流側の方向切換弁43.44を図示の状態に
して下流側の方向切換弁45を左右いずれかのポジショ
ンに切換えると、その切換えた瞬間はポンプ40からの
圧油はパイロット切換弁42わよび上流側の方向切換弁
43.44を経由し、その一部はバイパス通路55に流
入する一方、他のものは逆止弁59を通過して下流側の
方向切換弁45に達し、そこから第3シリンダ60に流
入する。
このように圧油が第3シリンダ60に流入すると、負荷
圧が発生し、その圧力がパイロット切換弁42に作用し
て、それを左側ポジションに切換える。
パイロット切換弁42が左側ポジションに切換わると、
ポンプ40からの圧油は、そのほとんどが回路抵抗が小
さいバイパス通路55を経由して下流側の方向切換弁4
5に達する一方、一部は上流側の方向切換弁43.44
を通って上記方向切換弁45に達する。
したがってこの第2実施例においても、第1実施例と同
様に、ポンプ40から下流側の方向切換弁45までの圧
油の経路は2系統になる。
そして上記2系統の流路ができると、下流側の回路圧が
高圧IJ IJ−フ弁56に作用し、下流側回路の圧力
は高圧リリーフ弁56によって制御されることになる。
以上の説明から明らかなとおり、この考案の装置によれ
ば、下流側の方向切換弁を操作すれば、パイロット切換
弁が作動して低圧リリーフ弁あるいは高圧リリーフ弁を
自動的に選択するので、負荷の異なるアクチェータを選
択使用するのに際して運転効率が向上される。
また上記のように下流側の方向切換弁を操作することに
よって自動的に作動するパイロット切換弁は、上流側の
方向切換弁を経由することなく、ポンプからの圧油を下
流側の回路に導くバイパス通路を前記したリリーフ弁の
選択と同調して開閉するので、ポンプからの圧油はほと
んどこのバイパス通路を経由する一方、一部は上流側の
方向切換弁を経由して下流側の方向切換弁に達する。
したがってこの場合の圧油の経路は、バイパス通路と上
流側の方向切換弁を経由する流路との2系統になる。
このように圧油の経路が2系統になるので、それだけ回
路抵抗が少なくなり、動力損失を減少させうる。
【図面の簡単な説明】
図面第1および2図はこの考案の第1および2実施例を
示す回路図、第3図は従来の装置を示す回路図である。 21.40はポンプ、35.37,57.58は上流側
のアクチェータたる第1.2シリンダ、2B、24,4
3.44は上流側の方向切換弁、39.60は下流側の
アクチェータたる第3シリンダ、25.45は下流側の
方向切換弁、32゜48は低圧リリーフ弁、28.56
は高圧リリーフ弁、29はバイパス通路を兼ねた補助通
路、55はバイパス通路、31.42はパイロット切換
弁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプからの圧油を下流側のアクチェータに導く下流側
    の方向切換弁と、上記圧油を上流側のアクチェータに導
    き、かつ中立位置においてポンプから下流側の方向切換
    弁までの流路過程を形成する上流側の方向切換弁と、上
    流側回路の回路圧を制御する低圧IJ IJ−フ弁と、
    下流側回路の回路圧を制御する高圧IJ IJ−フ弁と
    、前記圧油を上流側の方向切換弁を経由することなく下
    流側の回路に導くバイパス通路と、前記下流側の方向切
    換弁が中立位置にあるとき、上記バイパス通路を閉じる
    一方、その下流側の方向切換弁を中立位置以外の位置に
    切換えたとき、上記バイパス通路を開くとともに、下流
    側回路に対しては前記高圧リリーフ弁を機能させるパイ
    ロット切換弁とを備えてなり、下流側の方向切換弁を切
    換えてその下流側のアクチェータを作動させるとき、ポ
    ンプからの圧油の経路が、前記バイパス通路と上流側の
    方向切換弁を経由する流路との2系統になる構成にした
    油圧制御装置。
JP1975155774U 1975-11-15 1975-11-15 油圧制御装置 Expired JPS608162Y2 (ja)

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JPS5268796U JPS5268796U (ja) 1977-05-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730962Y2 (ja) * 1988-01-11 1995-07-19 カヤバ工業株式会社 アクチュエータの離隔位置制御装置
WO2016143167A1 (ja) * 2015-03-11 2016-09-15 Kyb株式会社 流体圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814901U (ja) * 1971-06-30 1973-02-20
JPS4931118U (ja) * 1972-06-17 1974-03-18

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JPS4814901U (ja) * 1971-06-30 1973-02-20
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