JPH0643260Y2 - 建設機械の油圧装置 - Google Patents

建設機械の油圧装置

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JPH0643260Y2
JPH0643260Y2 JP1988027080U JP2708088U JPH0643260Y2 JP H0643260 Y2 JPH0643260 Y2 JP H0643260Y2 JP 1988027080 U JP1988027080 U JP 1988027080U JP 2708088 U JP2708088 U JP 2708088U JP H0643260 Y2 JPH0643260 Y2 JP H0643260Y2
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和人 藤山
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建設機械の油圧装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の油圧装置として例えば特開昭58−65828号記載
の土木・建設機械の油圧回路が知られている。このもの
は第3図に示すように、第1ポンプ101に作業機用切換
弁102,103、第1走行用切換弁104をパラレル通路105で
接続する。第2ポンプ106には作業機用切換弁107,108,1
09をパラレル通路110で接続すると共に、その下流に第
2走行用切換弁111をタンデムに接続し、この第2走行
用切換弁111の入力ポートと上流のパラレル通路110とを
絞り112を介して接続する。又、第2走行用切換弁111の
入力ポートは合流切換弁113を介して第1走行用切換弁1
04の入口ポートに接続している。そして、作業機用切換
弁103に接続するブームシリンダ118は、第1ポンプ101
の吐出油だけでは不足することがあるので、他の回路系
統の作業機用切換弁108に供給管路119,120で接続し、第
2ポンプ106からも給油できるようにしている。
車両走行中作業機用アクチュエータを作動しない場合に
は、合流切換弁113はオフ位置に切換えている。これに
より、第1ポンプ101の吐出油はパラレル通路105、走行
用切換弁104を経て走行モータ115に供給され、第2ポン
プ106の吐出油はセンタバイパス路114を通り走行用切換
弁111を経て走行モータ116に供給されるため、車両は自
身のポンプで駆動される走行モータ115,116によつて直
進する。
車両走行中に例えばアームシリンダ117を作動するに
は、作業機用切換弁109を機能位置に切換えると共に合
流切換弁113をオンに切換える。もし、合流切換弁113が
オフでは、第2走行モータ116への給油量がアームシリ
ンダ117への給油量分減少して、走行モータ115,116への
給油量の違いから車両が曲進することになる。よつて、
合流切換弁113をオンに切換えることによつて走行用切
換弁111と104の入口ポートを連通し、両走行モータ115,
116の給油量の等分化を図つている。
車両走行中にブームシリンダ118を作動する場合も、作
業機用切換弁103、108を機能位置に切換えると共に合流
切換弁113をオンに切換えている。これにより第1ポン
プ101と第2ポンプ106の総計吐出油からブームシリンダ
118への給油を差引いた残りの吐出油が走行モータ115と
116に振り分けられることになり、車両は直進する。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、この従来装置は、ブームシリンダ118に第1
ポンプ101と第2ポンプ106の吐出油を供給するのに、2
本の給排管路でブームシリンダ118に接続する作業機用
切換弁103のほかに、第2ポンプ106に接続する第2の作
業機用切換弁108とこれを作業機用切換弁103に接続する
2本の給排管路119,120を必要としたから、油圧装置が
大型化すると共に、コスト高を招く不都合があつた。
本考案は前記の不具合を解消した建設機械の油圧装置の
提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案においては、2組の回
路系統を備え、各回路系統にはポンプに接続された最上
流の走行用切換弁と、パラレル通路で接続された複数の
作業機用切換弁とをセンタバイパス通路を介してタンデ
ムに接続し、両回路系統の走行用切換弁、パラレル通路
およびポンプを接続した合流切換弁とアクチュエータの
当該切換弁とでアクチュエータを制御するようにした建
設機械の油圧回路において、第1回路系統では第1ポン
プを第1走行用切換弁と合流切換弁に接続すると共に、
パラレル通路を絞りを介して合流切換弁に接続し、第2
回路系統では第2ポンプをパラレル通路に絞りを介して
接続すると共に、絞りの上流と第2走行用切換弁の上流
とを合流切換弁に接続し、さらに、各回路系統のセンタ
バイパス通路の作業機切換弁群の下流には絞りを設け、
合流切換弁は、非合流位置をとると、第2回路系統の第
2ポンプと第2走行用切換弁とを連通すると共に、第1
回路系統の第1ポンプと連通する第1走行用切換弁とパ
ラレル通路をそれぞれ他からしや断し、合流位置をとる
と、両走行用切換弁を連通してその連通路を合流切換弁
内の絞りを介して第2回路系統の第2ポンプおよび絞り
につながるパラレル通路並びに第1回路系統の絞りにつ
ながるパラレル通路に接続するように構成したことを特
徴とするものである。
前記構成に、作業機用切換弁及び走行用切換弁をそれぞ
れパイロット指令圧で切換える手段と、所定作業機(ブ
ームシリンダ)用切換弁と合流切換弁を同一のパイロッ
ト指令圧で切換える手段と、車両走行中作業機用切換弁
の機能位置切換信号で合流切換弁を切換える手段を備え
るようにしてもよい。
〔作用〕
(a)車両停止時に作業機(ただしブームシリンダ47を
除く)を作動する場合 合流切換弁13を非合流位置bにとり当該作業機用切換弁
(所定の作業機用切換弁)を機能位置にとると、その属
する回路系統のポンプから吐出油が走行用切換弁、パラ
レル通路、当該作業機用切換弁を経て作業機に供給され
る。
(b)車両停止時に両ポンプの吐出油で作業機(ブーム
シリンダ47)を作動する場合 合流切換弁13を合流位置aにとり当該作業機用切換弁9
を機能位置にとると、両走行用切換弁5,11に連通するポ
ンプ1の吐出油は、当該作業機用切換弁9を有しない回
路系統6のセンタバイパス通路61の作業機切換弁群の下
流の絞り80で適正圧に保持されて、いま一つのポンプ7
の吐出油とパラレル通路8で合流し、当該作業機用切換
弁9を経て作業機に供給される。
(c)車両を走行させる場合 合流切換弁13を非合流位置bにとり2つの走行用切換弁
5,11を機能位置にとると、走行用切換弁の属する回路系
統のポンプから吐出油が当該走行用切換弁を経て走行モ
ータに供給される。
(d)車両走行中に作業機(ただしブームシリンダ47を
除く)を作動する場合 合流切換弁13を合流位置aにとり当該作業機用切換弁を
機能位置にとると、両走行用切換弁5,11と連通する一方
のポンプ1の吐出油は両走行モータ39,41に供給され、
他方のポンプ7の吐出油は絞り、パラレル通路、当該作
業機用切換弁を経て作業機に導かれ、余剰油は合流切換
弁13の絞り20を経て一方のポンプ1の吐出油と合流し両
走行モータ39,41に分流する。
(e)車両走行中に両ポンプの吐出油の一部で作業機
(ブームシリンダ47)を作動する場合 合流切換弁13を合流位置aにとり当該作業機用切換弁を
機能位置にとると、当該作業機用切換弁と同じ回路系統
の他方のポンプ7の吐出油は絞り14、パラレル通路15を
経て当該作業機用切換弁に導かれ、一方のポンプ1の吐
出油は合流切換弁13により両走行用切換弁5,11に分流す
るが、一部の吐出油は合流切換弁13の絞り20を介して他
方のポンプ7の吐出油と合流して当該作業機用切換弁に
導かれる。
(f)尚、合流切換弁13を合流位置aに切換えると、他
方のポンプ7の吐出路は絞り15,18を介してパラレル通
路8,2に接続すると共に、一方のポンプ1及び両走行用
切換弁5,11に合流切換弁13の絞り20を介して接続するか
ら、例えば車両走行中作業機のいずれかを操作させる
際、作業機の負荷が軽負荷であつても、他方のポンプ7
の吐出油の圧力はパラレル通路8,2につなぐ絞り14,18に
よつて高く(適正に)保持され、両走行用切換弁5,11に
つながる一方のポンプ1の吐出油の一部が作業機側へ流
出するのを防止できるので、作業機の操作と車両走行の
操作が確実に行える。
(g)作業機用切換弁及び走行用切換弁をパイロット指
令圧で制御する構成では、パイロット指令圧で作業機の
作動、車両の走行が得られる。車両走行中作業機用切換
弁の機能位置切換信号により合流切換弁を合流位置に切
換える構成では、車両と作業機の複合作動が得られる。
又、両ポンプの吐出油を必要とする作業機の切換弁と合
流切換弁を一つのパイロット指令圧で切換える構成で
は、車両の走行停止に関係なく両ポンプの吐出油を作業
機に導くことができ、車両走行中では車両と作業機の複
合作動が得られる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図にお
いて、第1ポンプ1は、パラレル通路2で接続された旋
回モータ用切換弁3、アームシリンダ用切換弁4と、こ
れらの作業機用切換弁3,4にセンタバイパス通路を介し
てタンデムに接続された最上流の第1走行用切換弁5等
で構成する第1回路系統6の第1走行用切換弁5の圧力
ポートに接続する。第2ポンプ7は、パラレル通路8で
接続されたブームシリンダ用切換弁9、バケットシリン
ダ用切換弁10と、これらの作業機用切換弁9,10にセンタ
バイパス通路を介してタンデムに接続された最上流の第
2走行用切換弁11等で構成する第2回路系統12の第2走
行用切換弁11の圧力ポートに、合流切換弁13を介して接
続すると共に、第2回路系統12のパラレル通路8に絞り
14を介装した通路15で接続する。合流切換弁13は、第1
ポンプ1と第1走行用切換弁5とをつなぐ通路16に通路
17を介して接続すると共に、第1回路系統6のパラレル
通路2に絞り18を介装した通路19で接続する。
この合流切換弁13は、非合流位置をとる図示状態におい
て、第2ポンプ7と第2走行用切換弁11を連通すると共
に、通路17及び19をブロックし、合流位置に切換わる
と、第1ポンプ1、第1走行用切換弁5と第2走行用切
換弁11とを連通すると共に、その連通部を絞り20及びい
ま一つの連通部を介して第2ポンプ7と通路19に接続す
る。
尚、前記センタバイパス通路61の作業機切換弁群の下流
には絞り80その他の流体流れを制御する適宜の公知手段
とリリーフ弁81が並設されている。
いま、車両及び作業機が停止している図示状態におい
て、アームシリンダ用切換弁4のみ機能位置、例えば位
置aに切換えると、第1ポンプ1の吐出油が走行用切換
弁5、パラレル通路2のチェック弁71,72、アームシリ
ンダ用切換弁4、通路46を経てアームシリンダ22のロッ
ド室23に導かれ、ヘッド室24は通路25、アームシリンダ
用切換弁4、戻り通路26,27を経てタンク28に開放され
るため、アームシリンダ22は短縮する。
同様に、旋回モータ用切換弁3のみ機能位置、例えば位
置aに切換えると、第1ポンプ1の吐出油が走行用切換
弁5、パラレル通路2のチェック弁71,73、旋回モータ
用切換弁3を経て旋回モータ29に導かれ、旋回モータ29
からの排出油は通路30、旋回モータ用切換弁3、戻り通
路31,27を経てタンク28に戻り、旋回モータ29が始動す
る。
又、バケットシリンダ用切換弁10のみ機能位置、例えば
位置aに切換えれば、第2ポンプ7の吐出油が合流切換
弁13、第2走行用切換弁11、パラレル通路8のチェック
弁74,75、バケットシリンダ切換弁10を経てバケットシ
リンダ32のヘッド室33に導かれ、ロッド室34からの排出
油は通路35、バケットシリンダ用切換弁10、戻り通路3
6,37を経てタンク28に戻り、バケットシリンダ32は伸張
する。
次に、図示状態において、走行用切換弁5,11のみ機能位
置aに切換えれば、第1ポンプ1の吐出油が走行用切換
弁5、通路38を経て右走行モータ39に、第2ポンプ7の
吐出油が合流切換弁13、第2走行用切換弁11、通路40を
経て左走行モータ41に導かれ、走行モータ39,41からの
戻り油は通路42,43、走行用切換弁5,11、戻り通路44,45
を通り、戻り通路27,37からタンク28に戻り、車両は左
右両走行モータによつて走行を開始する。
車両走行中アームシリンダ22を駆動するには、アームシ
リンダ用切換弁4を機能位置、例えば位置bに切換える
と共に、合流切換弁13を合流位置aに切換える。これに
より、第1ポンプ1の吐出油は第1走行用切換弁5と第
2走行用切換弁11へ分流し、第2ポンプ7の吐出油は合
流切換弁13において絞り20と通路19側へ分流するため、
第1ポンプ1の吐出油は絞り20からの吐出油と合流して
走行用切換弁5,11を介し走行モータ39,41に分流し、他
方、通路19に流入した吐出油は絞り18、パラレル通路2
のチェック弁72、アームシリンダ用切換弁4、通路25を
経てアームシリンダ22のヘッド室24に導かれるので、車
両走行中にアーム作業を行うことができる(複合作
動)。
同様に、車両走行中旋回モータ29(又はバケットシリン
ダ32)を作動させるには、旋回モータ用切換弁3(又は
バケットシリンダ用切換弁10)を機能位置に切換えると
共に、合流切換弁13を合流位置aに切換える。これによ
り第2ポンプ7の吐出油の一部が絞り18(又は絞り1
4)、当該作業機用切換弁を経て旋回モータ29(又はバ
ケットシリンダ32)に流入し、第2ポンプ7の残りの吐
出油は合流切換弁13の絞り20を通つて第1ポンプ1の吐
出油と合流し、走行用切換弁5,11を介して走行モータ3
9,41に分流するので、車両と旋回モータ29(又はバケッ
トシリンダ32)による複合作動が得られる。
ところで、ブームシリンダ47は、多量の作動油を必要と
するので、車両の走行、停止に関係なく両ポンプ1,7か
ら吐出油を供給している。
即ち、車両停止中にブームシリンダ47を作動する場合
は、ブームシリンダ用切換弁9を機能位置、例えば位置
aに切換えると共に、合流切換弁13を合流位置aに切換
える。これにより、第1ポンプ1の吐出油は第1回路系
統6のセンタバイパス路のアームシリンダ用切換弁4下
流の絞りで適正圧に保持されて合流切換弁13、第2走行
用切換弁11、パラレル通路8のチェック弁74,76、ブー
ムシリンダ用切換弁9を通つてブームシリンダ47へ流れ
る際、第2ポンプ7から絞り14又は20、或いは絞り14,2
0を通過した吐出油と合流してヘッド室49に流入し、ブ
ームシリンダ47のロッド室50からの戻り油はブームシリ
ンダ用切換弁9から戻り通路48,37を経てタンク28に戻
る。車両走行中にブームシリンダ47を作動する場合は、
ブームシリンダ用切換弁9を機能位置に切換えると共に
合流切換弁13を合流位置aに切換える。これにより第1
ポンプ1及び第2ポンプ7の吐出油の一部が走行用切換
弁5,11を経て走行モータ39,41に流入すると共に、残り
の吐出油は絞り14、パラレル通路8のチェック弁76、ブ
ームシリンダ用切換弁9を経てブームシリンダ45に流入
する。
前述の実施例は走行用切換弁5,11、作業機用切換弁3,4,
9,10及び合流切換弁13共に手動操作式であつたが、これ
をパイロット操作方式とした他の実施例を第2図につい
て説明する。図において、第1ポンプ1は、パラレル通
路2で接続された旋回モータ用切換弁3′、アームシリ
ンダ用切換弁4′と、これらの作業機用切換弁3′,4′
にタンデムに接続された最上流の第1走行用切換弁5′
等で構成する第1回路系統6の第1走行用切換弁5′の
入口ポートに接続する。第2ポンプ7は、パラレル通路
8で接続されたブームシリンダ用切換弁9′、バケット
シリンダ用切換弁10′と、これらの作業機用切換弁
9′,10にタンデムに接続された最上流の第2走行用切
換弁11′等で構成する第2回路系統12の第2走行用切換
弁11′の入口ポートに、合流切換弁13′を介して接続す
ると共に、第2回路系統12のパラレル通路8に絞り14を
介装した通路15で接続する。合流切換弁13′は、第1ポ
ンプ1と第1走行用切換弁5′とをつなぐ通路16に通路
17を介して接続すると共に、第1回路系統6のパラレル
通路2に絞り18を介装した通路19で接続する。
第1走行用切換弁5′、第2走行用切換弁11′には機能
位置においてパイロット通路59をつなぐ補助弁51,52を
設け、作業機用切換弁3′,4′,9′,10′には機能位置
においてパイロット通路59をしや断する補助弁53,54,5
5,56を設ける。そして、パイロットポンプ57は、補助弁
52,51,53,54,55,56を順次接続してタンク58に接続する
パイロット通路59に接続されている。又、このパイロッ
ト通路59は補助弁51,53間の通路をパイロット通路60を
介して合流切換弁13′のパイロットポートに接続すると
共に、アームシリンダ用切換弁4′下流のセンタバイパ
ス路61に介装したパイロット開閉弁62のパイロットポー
トにパイロット通路63を介して接続している。
ブームシリンダ用切換弁9′はパイロット通路64,65を
介して遠隔制御弁66に接続し、パイロット通路64と65は
シャットル弁67に接続し、シャットル弁67の2次側ポー
トはシャットル弁67からの流体流れのみ許容するチェッ
ク弁68を介して補助弁53,54間のパイロット通路59に接
続している。ブームシリンダ用切換弁9′以外の作業機
用切換弁10′,11′,5′,3′,4′はそれぞれ専用の遠隔
制御弁(図示せず)で切換制御するようにしている。
この実施例は、走行用切換弁5′,11′が中立位置をと
る車両停止状態では、パイロット通路59は補助弁52,51
でしや断されていてパイロット通路60はタンク58に連通
するから、合流切換弁13′はばね69により非合流位置b
をとる。この状態で作業機用切換弁3′,4′10′のいず
れかを機能位置に切換えると、それが旋回モータ用切換
弁3′では、第1ポンプ1の吐出油が第1走行用切換弁
5′、パラレル通路2のチェック弁71,73、切換弁3′
を経て旋回モータ29に導かれ、アームシリンダ用切換弁
4′では、第1ポンプ1の吐出油が第1走行用切換弁
5′、パラレル通路2のチェック弁71,72、切換弁4′
を経てアームシリンダ22に導かれ、バケットシリンダ用
切換弁10′では、第2ポンプ7の吐出油が合流切換弁1
3′、第2走行用切換弁11′、パラレル通路8のチェッ
ク弁74,75、切換弁10′を経てバケットシリンダ32に導
かれる。又、作業機からの排出油は当該作業機用切換
弁、戻り通路を経てタンク28に還流するので、作業機が
始動する。
車両を走行させるべく走行用切換弁5′,11′のみ機能
位置に切換えれば、補助弁52,51によりパイロット通路5
9がつながりパイロットポンプ57がタンク58に連通する
から、合流切換弁13′はばね69により非合流位置bをと
り、走行用切換弁5′と11′との連通を断つ。このた
め、第1ポンプ1の吐出油は第1走行用切換弁5′を経
て右走行モータ39に、第2ポンプ7の吐出油は合流切換
弁13′、第2走行用切換弁11′を経て左走行モータ41に
導かれ、走行モータ39,41からの戻り油はタンク28に戻
り、車両は左右両走行モータによつて直進する。
車両走行中に作業機用切換弁3′,4′,10′のいずれか
を機能位置に切換えると、いずれの場合も切換えた作業
機用切換弁の補助弁によりパイロット通路59がしや断さ
れる。一方、走行用切換弁5′,10′の補助弁51,52は補
助弁53上流のパイロット通路59を連通している。このた
め、合流切換弁13′はパイロットポンプ57からのパイロ
ット圧により合流位置aに切換わり、第1図の実施例と
同様、第2ポンプ7の吐出油は一部が当該作業機に導か
れ、残りの吐出油は絞り20を通つて第1ポンプ1の吐出
油と合流し走行用切換弁5′,11′を経て走行モータ39,
41に分流するので、車両と作業機による複合作動が得ら
れる。
車両走行中にブームシリンダ47を作動するには、ブーム
シリンダ用切換弁9′を機能位置に切換える。これによ
り補助弁55がパイロット通路59をしや断するので、タン
ク28との連通を断たれたパイロットポンプ57のパイロッ
ト圧により合流切換弁13′が合流位置aに切換わり、第
1図の実施例と同様、第1ポンプ1の吐出油の一部は走
行用切換弁5′,11′を経て走行モータ39,41に分流し、
残りの吐出油は合流切換弁13′の絞り20を通過して第2
ポンプ7の吐出油と合流し、絞り14、パラレル通路8の
チェック弁76、ブームシリンダ用切換弁9′を経てブー
ムシリンダ47に流入する。又、車両を停止した状態でブ
ームシリンダ47を作動するには、ブームシリンダ用切換
弁9′を遠隔制御弁66で機能位置に切換える。これによ
りオフ位置をとる補助弁55と車両の停止でオフ位置をと
る走行用切換弁5′の補助弁51との間のパイロット通路
に、遠隔制御弁66のパイロット圧がシャットル弁67、チ
ェック弁68を経て導かれ、そしてこのパイロット圧はパ
イロット通路60を経て合流切換弁13′に作用し、合流切
換弁13′を合流位置aに切換える。その結果、絞り14を
介装した通路15からパラレル通路8に流入する第2ポン
プ7の吐出油と、合流切換弁13′、第2走行用切換弁1
1′を経てパラレル通路8へ流入する第1ポンプ1の吐
出油とが合流して、切換弁9′を通りブームシリンダ47
に流入することになり、その戻り油は切換弁9′、戻り
通路48,37を経てタンク28に還流する。
第2図に示す実施例では、複合作動やブームシリンダの
みの作動を行うための合流切換弁13の切換操作がアクチ
ュエータ用切換弁の操作で自動的に行われるので、操作
が簡単となる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、下
記するような効果を奏する。
車両の走行、停止に関係なくブームシリンダへの両ポン
プからの吐出油の供給は、一つのブームシリンダ用切換
弁と一つの合流切換弁の操作で得られるので、ブームシ
リンダ用切換弁の数を増すことも、またブームシリンダ
への供給管路を増設することも必要でないため、簡潔且
つコンパクトな油圧装置となし得るほか、安価に製作す
ることができる。
また、合流切換弁を合流位置に切換えると、両パラレル
通路に絞りを介してつながる他方のポンプの吐出圧力
は、作業機の負荷が軽負荷であつても、高く保持され、
両走行用切換弁につながる一方のポンプの吐出油の一部
が作業機側へ流出するのを防止できるので、作業機と車
両走行の両操作が確実に行える。
請求項2の油圧装置においては、合流切換弁の切換操作
が不要となるので、操作が簡単で作業能率が向上すると
共に、操作ミスを解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の実施例の油圧回路
図、第3図は従来装置の油圧回路図である。 1……第1ポンプ、2,8……パラレル通路、3,4,9,10,
3′,4′,9′,10′……作業機用切換弁、5,5′……第1
走行用切換弁、6……第1回路系統、7……第2ポン
プ、11,11′……第2走行用切換弁、12……第2回路系
統、13,13′……合流切換弁、14,18,20……絞り、61…
…センタバイパス通路、80……絞り。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2組の回路系統を備え、各回路系統にはポ
    ンプに接続された最上流の走行用切換弁と、パラレル通
    路で接続された複数の作業機用切換弁とをセンタバイパ
    ス通路を介してタンデムに接続し、両回路系統の走行用
    切換弁、パラレル通路およびポンプを接続した合流切換
    弁とアクチュエータの当該切換弁とでアクチュエータを
    制御するようにした建設機械の油圧回路において、第1
    回路系統(6)では第1ポンプ(1)を第1走行用切換
    弁(5)と合流切換弁(13)に接続すると共に、パラレ
    ル通路(2)を絞り(18)を介して合流切換弁(13)に
    接続し、第2回路系統(12)では第2ポンプ(7)をパ
    ラレル通路(8)に絞り(14)を介して接続すると共
    に、絞り(14)の上流と第2走行用切換弁(11)の上流
    とを合流切換弁(13)に接続し、さらに、各回路系統の
    センタバイパス通路(61)の作業機切換弁群の下流には
    絞り(80)を設け、合流切換弁(13)は、非合流位置
    (b)をとると、第2回路系統(12)の第2ポンプ
    (7)と第2走行用切換弁(11)とを連通すると共に、
    第1回路系統(6)の第1ポンプ(1)と連通する第1
    走行用切換弁(5)とパラレル通路(2)をそれぞれ他
    からしや断し、合流位置(a)をとると、両走行用切換
    弁(11),(5)を連通してその連通路を合流切換弁
    (13)内の絞り(20)を介して第2回路系統(12)の第
    2ポンプ(7)および絞り(14)につながるパラレル通
    路(8)並びに第1回路系統(6)の絞り(18)につな
    がるパラレル通路(2)に接続するように構成したこと
    を特徴とする建設機械の油圧装置。
  2. 【請求項2】作業機用切換弁(3),(4),(9),
    (10)および走行用切換弁(5),(11)をそれぞれパ
    イロット指令圧で切換える手段と、所定作業機用切換弁
    (9)と合流切換弁(13)を同一のパイロット指令圧で
    切換える手段と、車両走行中作業機用切換弁の機能位置
    切換信号で合流切換弁(13)を切換える手段を備えた請
    求項1記載の建設機械の油圧装置。
  3. 【請求項3】所定作業機用切換弁(9)がブームシリン
    ダ用切換弁である請求項2記載の建設機械の油圧装置。
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