JPH0893706A - 油圧駆動回路 - Google Patents

油圧駆動回路

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JPH0893706A
JPH0893706A JP23532694A JP23532694A JPH0893706A JP H0893706 A JPH0893706 A JP H0893706A JP 23532694 A JP23532694 A JP 23532694A JP 23532694 A JP23532694 A JP 23532694A JP H0893706 A JPH0893706 A JP H0893706A
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JP
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line
pressure
actuator
valve
hydraulic drive
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JP23532694A
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Satoru Matsumoto
哲 松本
Toshiaki Tsukimoto
年明 月本
Shigeru Sano
茂 佐野
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータ負荷の微速起動時における負
荷の降下を、負荷が大きい場合であっても、確実に防止
することができる油圧駆動回路を提供する。 【構成】 ネガティブ流量制御式吐出流量制御手段10
を備えた可変容量ポンプ12の吐出ライン14上に、複
数のクローズドセンタ型切換弁20、22をパラレルに
接続し、アクチュエータ24、26の個別および/また
は最高負荷圧力を負荷検出ライン28、30および最高
負荷信号ライン34を介して検出し、この最高負荷圧力
をバイパスライン36上の圧力補償付流量制御弁38に
印加し、圧力発生手段40の上流側ライン44の圧力を
吐出流量制御手段10へ印加し、最高圧信号ライン34
は絞り50を有する信号バイパスライン50を介してタ
ンク42へ接続するロードセンシング制御式油圧駆動回
路において、この油圧駆動回路内に、アクチュエータの
微速起動時に前記信号バイパスライン50を遮断する回
路切替装置60(開閉遮断弁62を、各切換弁に付設し
たセレクタ弁64、66で作動するパイロットポンプ6
8の圧油を介して開閉する)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械用等のアクチ
ュエータの油圧駆動回路に係り、特にアクチュエータ起
動時におけるアクチュエータ負荷の降下防止を行う油圧
駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の油圧駆動回路は、負荷
の異なる複数のアクチュエータを同時に操作するため、
好適には、いわゆる複合操作性に優れたロードセンシン
グ制御式油圧駆動回路として構成されている。
【0003】すなわち、ロードセンシング制御式油圧駆
動回路(以下、単に従来の油圧駆動回路と略称する)
は、図7において、印加圧力の上昇または下降に伴い吐
出流量を減少または増加させるネガティブ流量制御式吐
出流量制御手段10を備えた可変容量ポンプ12の吐出
ライン14のそれぞれの分岐吐出ライン16、18上
に、複数(図示の実施例では2つ)のクローズドセンタ
型切換弁20、22をパラレルに接続する。そして、こ
れら切換弁20、22には、それぞれアクチュエータラ
イン24a、24b、26a、26bを介して、アクチ
ュエータ24、26を接続すると共に、これら切換弁2
0、22を操作してアクチュエータ24、26を単独も
しくは同時に駆動する際のアクチュエータ24、26の
個別および/または最高負荷圧力を、それぞれ負荷検出
ライン28、30、高圧選択手段32および最高負荷信
号ライン34を介して検出するよう構成する。この最高
負荷信号ライン34の最高負荷圧力を可変容量ポンプ吐
出ライン14のバイパスライン36上に設けた圧力補償
付流量制御弁38に印加すると共に、バイパスライン3
6は圧力補償付流量制御弁38の下流側に圧力発生手段
40を設けてタンク42へ解放し、圧力発生手段40の
上流側ライン44における圧力をポンプ制御信号ライン
46を介して可変容量ポンプ12の吐出流量制御手段1
0へ印加すると共に、最高圧信号ライン34は絞り48
を備える信号バイパスライン50を介してタンク42へ
接続するよう構成されている。なお、負荷検出ライン2
8、30は、各切換弁20、22が中立状態ではタンク
42へ接続されている。
【0004】従って、このような油圧駆動回路において
は、負荷の異なるアクチュエータの複合操作時には、低
負荷側アクチュエータへの供給油量が制限されて、ポン
プ吐出圧力が高負荷側アクチュエータの駆動圧力まで自
動的に上昇するので、キャビテーション等の障害を発生
することなく、良好な複合操作性が達成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の油圧駆動回路は、なお以下に述べるような難点を有
していた。
【0006】そこで先ず、前記難点を説明する前に、こ
の種の油圧駆動回路における切換弁操作に伴う回路動作
(アクチュエータ駆動)につき簡単に説明する。すなわ
ち、先ず、切換弁20を、例えば図7において左方へ操
作して開口作動する場合を想定すると、分岐吐出ライン
16は切換弁内通路20aを経由してアクチュエータラ
イン24bおよび負荷検出ライン28へ接続される。こ
れにより、負荷検出ライン28は、さらに高圧選択手段
32および負荷信号ライン34を介して圧力補償付流量
制御弁38へ作用するよう接続されているので、可変容
量ポンプ12は、前記制御弁38を介して所定圧力に設
定される上流側ライン44の圧力により、ポンプ制御信
号ライン46および吐出流量制御手段10を介して、そ
の吐出流量が所定値に設定される。すなわち、アクチュ
エータ24が所定状態に駆動される。なお、この時、負
荷信号ライン34内の信号圧油は、その微少量を絞り4
8を介してタンク42内へブリードオフされている。次
いで、この状態で、切換弁20を中立位置へ閉止復帰す
ると、分岐吐出ライン16はアクチュエータライン24
bおよび負荷検出ライン28に対する前記接続が遮断さ
れるので、アクチュエータ24は停止する。なお、この
時負荷信号ライン34内の信号圧油は、その微少量を前
述したように常時タンク42内へブリードオフされてい
るので、その圧力が低下する。従って、圧力補償付流量
制御弁38は、吐出バイパスライン圧力36aを介して
開放され、可変容量ポンプ12は、圧力の上昇する上流
側圧力44によりその吐出流量が最少に設定維持され
る。
【0007】そこで、前記難点について説明すると、前
記従来の油圧駆動回路においては、アクチュエータを極
く低速(微速)で駆動(起動)する場合、換言すれば、
切換弁を極く小開度(微少開度域)で開口操作する場合
は、次のような難点が発生していた。すなわち、図8を
参照して、切換弁20の微少開度域操作(シンボル図
B)において、分岐吐出ライン16は、通常の開度域操
作(シンボル図A)におけると同様に切換弁内通路20
aを経由して、アクチュエータライン24bおよび負荷
検出ライン28と接続される(従って、両ライン24
b、28は相互に連通される)ことは勿論であるが、し
かしながらこの場合、前者の通路開度20b′は、後者
の通路開度20bと比較して極めて小さい。このため、
負荷24cを担持するアクチュエータ24内の圧油が、
アクチュエータライン24bから負荷検出ライン28の
方向へ逆流し(信号バイパスライン50がタンク42内
へ接続されているため)、この結果分岐吐出ライン16
からアクチュエータライン24bへの圧油供給量が不足
し(通路開度20b′が極めて小さいため)、このため
負荷24cが(殊に大きい場合に)降下していた。
【0008】すなわち、前記従来の油圧駆動回路は、ア
クチュエータを微速で起動する(切換弁を微少開度域で
開口操作する)場合に、アクチュエータ負荷24cが降
下する難点を有していた。なお、この難点は、操作およ
び安全性を損なうことは明らかである。
【0009】そこで、本発明の目的は、アクチュエータ
負荷の微速起動時における負荷の降下を、負荷が大きい
場合であっても、確実に防止することができる油圧駆動
回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る油圧駆動回路は、印加圧力の上昇また
は下降に伴い吐出流量を減少または増加させるネガティ
ブ流量制御式吐出流量制御手段を備えた可変容量ポンプ
の吐出ラインに、複数のクローズドセンタ型切換弁をパ
ラレルに接続し、これら切換弁にはそれぞれアクチュエ
ータを接続すると共に、これら切換弁を操作して前記ア
クチュエータを単独もしくは同時に駆動する際の前記ア
クチュエータの個別および/または最高負荷圧力を検出
し、前記最高負荷圧力を前記可変容量ポンプ吐出ライン
のバイパスライン上に設けた圧力補償付流量制御弁に印
加すると共に、前記バイパス吐出ラインは前記圧力補償
付流量制御弁の下流側に圧力発生手段を設けてタンクへ
解放し、前記圧力発生手段の上流側圧力を前記可変容量
ポンプの前記吐出流量制御手段へ印加すると共に、前記
最高圧信号ラインは絞りを備える信号バイパスラインを
介してタンクへ接続するよう構成した油圧駆動回路にお
いて、前記油圧駆動回路内に、前記切換弁の操作に際し
て、この切換弁におけるアクチュエータラインとアクチ
ュエータ負荷圧検出ラインが接続される前および/また
はポンプ吐出ラインとアクチュエータライン間の接続開
度が微少開度域範囲内にある間においては、前記信号バ
イパスラインを遮断する回路切替装置を設けることを特
徴とする。
【0011】この場合、回路切替装置は、信号バイパス
ライン上に設けた開閉遮断弁を、各切換弁に付設して連
動するセレクタ弁および/または各切換弁のパイロット
圧室に接続するパイロット操作弁で作動するパイロット
ポンプ圧油を介して開閉操作するか、あるいは信号バイ
パスラインを通過させるよう各切換弁に配設したセレク
タ弁を介して前記信号バイパスライン自体を開閉操作す
るように構成することができる。
【0012】
【作用】本発明においては、アクチュエータを微速で起
動する(切換弁を微少開度域で開口操作する)場合、す
なわちアクチュエータラインとアクチュエータ負荷圧検
出ラインが接続される前および/またはポンプ吐出ライ
ンとアクチュエータライン間の接続開度が微少開度域範
囲内にある間においては、信号バイパスラインが回路切
替装置で遮断され、負荷検出ラインを含む信号ラインが
圧力封入される。従って、アクチュエータの前記微速起
動時に、従来発生していたアクチュエータラインから負
荷検出ラインへ作動油の逆流が阻止され、アクチュエー
タ負荷の降下を防止することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る油圧駆動回路の実施例に
つき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。な
お、説明の便宜上、図7および図8に示す従来の構造と
同一の構成部分には同一の参照符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0014】先ず初めに、本発明に係る油圧駆動回路の
基本的構成は、前記従来のもの(図7)と同一である。
従って、重複するが理解を容易にするため、再び簡単に
説明すると、油圧駆動回路は、基本的には、ネガティブ
流量制御式吐出流量制御手段10を備えた可変容量ポン
プ12の吐出ライン14上に、複数(2つ)のクローズ
ドセンタ型切換弁20、22をパラレルに接続し、そし
てこれら切換弁20、22には、それぞれアクチュエー
タ24、26を接続すると共に、これら切換弁20、2
2を操作してアクチュエータ24、26を単独もしくは
同時に駆動する際のアクチュエータ24、26の個別お
よび/または最高負荷圧力を、それぞれ負荷検出ライン
28、30、高圧選択手段32および最高負荷信号ライ
ン34を介して検出するよう構成する。そして、前記最
高負荷圧力を、吐出ライン14のバイパスライン36上
に設けた圧力補償付流量制御弁38に印加すると共に、
バイパスライン36は圧力補償付流量制御弁38の下流
側に圧力発生手段40を設けてタンク42へ解放し、圧
力発生手段40の上流側ライン44の圧力をポンプ制御
信号ライン46を介して吐出流量制御手段10へ印加す
ると共に、最高圧信号ライン34は絞り50を介してタ
ンク42へ接続するよう構成されている。
【0015】しかるに、本発明においては、前記構成に
おいて、この回路内に、アクチュエータの微速起動時
(すなわち、切換弁の操作に際して、この切換弁におけ
るアクチュエータラインとアクチュエータ負荷圧検出ラ
インが接続される前および/またはポンプ吐出ラインと
アクチュエータライン間の接続開度が微少開度域範囲内
にある間)に、信号バイパスラインを遮断する回路切替
装置を設ける。そして、これによりアクチュエータの前
記微速起動時におけるアクチュエータラインから負荷検
出ラインへの作動油の逆流を阻止して、アクチュエータ
負荷の降下を防止することができる。
【0016】回路切替装置60は、本実施例において
は、基本的には、信号バイパスライン50上に設けた開
閉遮断弁62を、各切換弁20、22に付設したセレク
タ弁64、66で作動するパイロットポンプ68の圧油
を介して開閉操作するよう構成されている。さらに詳細
には、パイロット圧油は、パイロットポンプ68からパ
イロットライン70、絞り72を通り、そしてここで分
岐されて、一方のパイロットライン74はセレクタ弁6
4、油路78、セレクタ弁66、油路80を経てタンク
42へ開放され、他方のパイロットライン76は開閉遮
断弁62へ接続される。そして、切換弁20、22が共
に中立位置にある時は、パイロットライン72、74、
76は、セレクタ弁64、66の中立位置を介してタン
ク42へ開放されているが、切換弁20、22のいずれ
かが操作されると、パイロットライン72、74、76
は、セレクタ弁64、66のいずれかが閉止位置に切換
わることによってタンク42から遮断されてそのライン
内圧が上昇する。
【0017】従って、開閉遮断弁62が切換えられて信
号バイパスライン50が遮断されるよう構成されてい
る。すなわち、本発明においては、図2を参照して(な
お、図2は前記図8と対応している)、切換弁20の微
少開度域操作(シンボル図B)において、分岐吐出ライ
ン16が通路20aを経由してアクチュエータライン2
4bおよび負荷検出ライン28と接続される(従って、
両ライン24b、28が相互に連通される)際には、そ
の通路開度20b′が微少であっても、この時にセレク
タ弁64は閉止位置に切換わることによってパイロット
ライン76の内圧が上昇して開閉遮断弁62に印加さ
れ、信号バイパスライン50を事前に遮断する。そし
て、これにより、アクチュエータライン24bから負荷
検出ライン28への作動油の逆流が阻止されるように構
成される。なお、開閉遮断弁62は、図3に示すよう
に、絞り82a付開閉遮断弁82として構成することも
できる。
【0018】このように、本発明によれば、アクチュエ
ータの微速起動時に信号バイパスラインを遮断する回路
切替装置60を設けることにより、アクチュエータライ
ンから負荷検出ラインへの作動油の逆流を阻止するよう
に構成したことにより、前記微速起動時において、従来
発生していたアクチュエータ負荷の降下を、確実に防止
することができる。従って、油圧駆動回路の操作性およ
び安全性を向上することができる。
【0019】図4ないし図6は、本発明に係る流油圧駆
動回路のそれぞれ別の実施例を示すものである。先ず、
図4および図5に示す実施例は、いずれも、基本的に
は、先の実施例(図1)におけるセレクタ弁64、66
の有する機能を、各切換弁20、22に付設したパイロ
ット操作用の方向切換弁84、86によって同様に作用
するよう変更した構成からなるものである。すなわち、
これらの実施例においては、パイロットポンプ68から
のパイロット圧油は、切換弁20、22が共に中立位置
で方向切換弁84、86が共に中立位置である時は、方
向切換弁84、86を介して油路90、92を経てタン
ク42へ開放されているが、切換弁20、22を作動す
るため方向切換弁84、86のいずれかが操作される
と、パイロット圧油は直ちにパイロットライン88内を
流れて高圧選択手段を経て最高信号圧力が信号バイパス
ライン50上に設けた回路切替装置60に印加されて信
号バイパスライン50を遮断する。これにより、アクチ
ュエータの微速起動時におけるアクチュエータラインか
ら負荷検出ラインへの作動油の逆流が阻止され、アクチ
ュエータ負荷の降下を防止することができる。この場
合、図4の実施例に配設された回路切替装置60は、先
の実施例(図1)と同じ開閉遮断弁62であるが、図5
の実施例に示される回路切替装置60は、前記開閉遮断
弁62とは異なる開閉遮断弁63であって、ポンプ吐出
ラインとアクチュエータライン間の接続開度が微少開度
域範囲内にある間において、すなわち、アクチュエータ
の微速起動時にのみ信号バイパスライン50を遮断する
よう構成される。従って、アクチュエータが所定の状態
に駆動されると、負荷信号ライン内の信号圧油は微少量
を絞りを介してタンクへのブリードオフが確保される。
【0020】次に、図6に示す実施例は、先の実施例
(図1)において、セレクタ弁64、66内に信号バイ
パスライン50を通過させることにより、パイロットポ
ンプ68を使用することなく、前記信号バイパスライン
50を前記セレクタ弁64、66で直接開閉操作するよ
うに構成したものである。
【0021】これらの変形実施例においては、いずれも
先の実施例の場合とほぼ同様に動作することは明らかで
あるので、詳細な説明は省略する。
【0022】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの設計変更が可能
である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る油圧
駆動回路は、ネガティブ流量制御式吐出流量制御手段を
備えた可変容量ポンプの吐出ラインに、複数のクローズ
ドセンタ型切換弁をパラレルに接続し、これら切換弁に
はそれぞれアクチュエータを接続し、これらアクチュエ
ータの個別および/または最高負荷圧力を検出し、この
最高負荷圧力をポンプ吐出ラインのバイパスライン上に
設けた圧力補償付流量制御弁に印加し、前記バイパスラ
インは圧力補償付流量制御弁の下流側に圧力発生手段を
設けてタンクへ解放し、前記圧力発生手段の上流側圧力
を吐出流量制御手段へ印加し、前記最高圧信号ラインは
絞りを備える信号バイパスラインを介してタンクへ接続
するよう構成したロードセンシング制御式油圧駆動回路
において、この油圧駆動回路内に、アクチュエータの微
速起動時(すなわち、切換弁の操作に際して、この切換
弁におけるアクチュエータラインとアクチュエータ負荷
圧検出ラインが接続される前および/またはポンプ吐出
ラインとアクチュエータライン間の接続開度が微少開度
域範囲内にある間)に、前記信号バイパスラインを遮断
する回路切替装置を設けた構成としたことにより、アク
チュエータラインから負荷検出ラインへの作動油の逆流
を阻止して、従来は前記微速起動時に発生していたアク
チュエータ負荷の降下を、確実に防止することができ
る。従って、本発明の油圧駆動回路によれば、この回路
の操作性および安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧駆動回路の一実施例を示す油
圧回路図である。
【図2】図1に示す油圧駆動回路における切換弁の微少
開度域操作時の切換弁内各ラインの接続状態を示するシ
ンボル図である。
【図3】図1に示す油圧駆動回路における開閉遮断弁の
別の実施例を示すシンボル図である。
【図4】本発明に係る油圧駆動回路の別の実施例を示す
油圧回路図である。
【図5】図4に示す油圧駆動回路における開閉遮断弁の
別の構成例を示すシンボル図である。
【図6】本発明に係る油圧駆動回路のさらに別の実施例
を示す油圧回路図である。
【図7】従来の油圧駆動回路を示す油圧回路図である。
【図8】図7に示す油圧駆動回路における切換弁の微少
開度域操作時の切換弁内の各ラインの接続状態を示すシ
ンボル図である。
【符号の説明】
10 吐出流量制御手段 12 可変容量ポンプ 14 吐出ライン 16、18 分岐吐出ライン 20、22 切換弁 24、26 アクチュエータ 28、30 負荷検出ライン 32 高圧選択手段 34 高圧負荷信号ライン 38 圧力補償付流量制御弁 40 圧力発生手段 42 タンク 44 上流側ライン 46 ポンプ制御信号ライン 48 絞り 50 信号バイパスライン 60 回路切替装置 62、63 開閉遮断弁 64、66 セレクタ弁 68 パイロットポンプ 70、74、76 パイロットライン 72 絞り 78、80 油路 82 開閉遮断弁 84、86 方向切換弁 88 パイロットライン 90、92 油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加圧力の上昇または下降に伴い吐出流
    量を減少または増加させるネガティブ流量制御式吐出流
    量制御手段を備えた可変容量ポンプの吐出ラインに、複
    数のクローズドセンタ型切換弁をパラレルに接続し、こ
    れら切換弁にはそれぞれアクチュエータを接続すると共
    に、これら切換弁を操作して前記アクチュエータを単独
    もしくは同時に駆動する際の前記アクチュエータの個別
    および/または最高負荷圧力を検出し、前記最高負荷圧
    力を前記可変容量ポンプ吐出ラインのバイパスライン上
    に設けた圧力補償付流量制御弁に印加すると共に、前記
    バイパス吐出ラインは前記圧力補償付流量制御弁の下流
    側に圧力発生手段を設けてタンクへ解放し、前記圧力発
    生手段の上流側圧力を前記可変容量ポンプの前記吐出流
    量制御手段へ印加すると共に、前記最高圧信号ラインは
    絞りを備える信号バイパスラインを介してタンクへ接続
    するよう構成した油圧駆動回路において、 前記油圧駆動回路内に、前記切換弁の操作に際して、こ
    の切換弁におけるアクチュエータラインとアクチュエー
    タ負荷圧検出ラインが接続される前および/またはポン
    プ吐出ラインとアクチュエータライン間の接続開度が微
    少開度域範囲内にある間においては、前記信号バイパス
    ラインを遮断する回路切替装置を設けることを特徴とす
    る油圧駆動回路。
  2. 【請求項2】 回路切替装置は、信号バイパスライン上
    に設けた開閉遮断弁を、各切換弁に付設して連動するセ
    レクタ弁および/または各切換弁のパイロット圧室に接
    続するパイロット操作弁で作動するパイロットポンプ圧
    油を介して開閉操作するよう構成してなる請求項1記載
    の油圧駆動回路。
  3. 【請求項3】 回路切替装置は、信号バイパスラインを
    通過させるよう各切換弁に敷設したセレクタ弁を介し
    て、前記信号バイパスライン自体を開閉操作するよう構
    成してなる請求項1記載の油圧駆動回路。
JP23532694A 1994-09-12 1994-09-29 油圧駆動回路 Pending JPH0893706A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298185A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nachi Fujikoshi Corp 油圧駆動装置
JP2008298184A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nachi Fujikoshi Corp 油圧駆動装置
JP2008298183A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nachi Fujikoshi Corp 油圧駆動装置

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