JPS60224120A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS60224120A
JPS60224120A JP8028884A JP8028884A JPS60224120A JP S60224120 A JPS60224120 A JP S60224120A JP 8028884 A JP8028884 A JP 8028884A JP 8028884 A JP8028884 A JP 8028884A JP S60224120 A JPS60224120 A JP S60224120A
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JP
Japan
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electron beam
intermediate layer
magnetic
recording medium
magnetic layer
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Pending
Application number
JP8028884A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Okita
務 沖田
Hiroshi Hashimoto
博司 橋本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/726,266 priority patent/US4664964A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体、特に高密度記録に適した磁気記
録媒体に関する。
〔従来技術〕
近年、開発が進められている高密度記録用磁気記録媒体
においては、磁気ヘッドと磁気テープとの間のいわゆる
間隙損失を軽減させるため、磁性層の表面性をよシ高度
のものとすることが要求される。この目的のためには、
磁性層の製造技術、すなわち磁性粒子の分散、塗布、表
面成形技術などの改良により磁性層の表面性を向上させ
ることが必要であると共に、支持体の表面性を向上させ
ることもまた必要となる。とくに、記録密度が高くなる
にともない記録波長が小となることにょシ、厚み損失を
逃がれるために磁性層を薄くする試みがなされてきてい
る。それにょシ、支持体の表面性が磁性層の表面性に与
える影響はますます大となってきている。
しかしながら磁気記録媒体に使用される支持体の表面性
を向上させることは下記の理由から限界がある。つまシ
、製膜して巻き取る工程において、フィルムの表面性が
良いと搬送ローラーに対する摩擦抵抗が大となシ、しば
しば蛇行を起こしたシ、シワが生じたシする。またフィ
ルム間の摩擦抵抗が増大し巻き取シロールの形状にゆが
みが生じたシもする。
前記の背反する問題点の解決のために、これまでに種々
の試みがなされてきている。たとえば特開昭53−10
9605号公報には、支持体上に熱可塑性樹脂の微粒子
を突出させ、巻き取シ後、磁性層形成時に溶剤にて該樹
脂を溶解除去する方法が記載されている。しかしながら
、この方法も溶解除去の工程を要するばかシでなく、高
密度記録用磁気記録媒体としての満足すべき特性を付与
しうるにはいたっていない。
このような欠点を解消するために、本発明者らは先に表
面あらさが、例えば0.01μ以上の支持体上に放射線
により重合可能な化合物を含む中間層を設け、放射線を
照射して重合硬化した後に該中間層上に磁性層を設ける
ことを提案した(特願昭58−187519号)。この
ような中間層を設けることによシ、表面あらさの大きい
支持体を用いても表面性の良い中間層を形成することが
でき、従って、その上に表面性の良い磁性層を塗設する
ことができる。しかしながら、一般に、塗設後の磁性層
を熱硬化すると磁性層の表面がやや損われる。
本発明者らはこの原因について検討した結果、熱硬化時
に磁性層表面が支持体裏面の影響を受けるためであるこ
とを知った。すなわち、磁性層の熱硬化は、一般に、例
えば60℃〜80℃で数日間熱処理することによって行
われるので、前記の如く設けた中間層上に磁性層を塗布
乾燥した後に該支持体を−たん四−ル状に巻き取シ、p
−ルのまま長時間熱処理を行っている。このため支持体
の裏面のあらさが、これと接している磁性層の面に移シ
、磁性層の表面性を填う結果となる。
本発明者らは、このような欠点を解消するために種々検
討を重ね、未硬化状態の磁性層を有する支持体を単にロ
ール状に巻いただけでは、支持体の裏面のあらさが磁性
層に移らず磁性層表面の表面性を悪化させないことに着
目し、支持体に前記のように中間層を設け、放射線照射
を行った後に、この上に次の3成分をバインダーとして
含む磁性層を設け、これを電子線照射することによって
硬化することによシ表面性を極めてよく、耐久性が著し
くすぐれ高密度記録に適した磁気記録媒体をを得ること
ができた。
りニトロセルロース又は塩酢ビ系樹脂、2)ウレタン又
はウレタンアクリレートオリゴマー、 3)モノマー。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前記の如き従来技術の欠点を除き高密
度記録に適する磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、ビデオ感度やC/Nの如き電磁特
性のすぐれた磁気記録媒体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は塗布層の接着性が良く、且つ
耐久性のすぐれた磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は塗膜の熱処理工程が不要な磁気記録
媒体を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明は、表面あらさ0゜01μm以上の支持体上の少
くとも片面に放射線によ多重合可能な化合物を含む中間
層を設け、該中間層を放射線照射した後に該中間層上に
磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、該磁性層が
バインダとして 1)ニトロセルロース又は塩酢ビ系樹
脂、 2)ウレタン又はウレタンアクリレートオリゴマ
ー、及び 3)モノマーの3成分を含み且つ電子線照射
されていることを特徴とする磁気記録媒体である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用される非磁性支持の表面あらさは表裏で同
じであっても異なってもよい。従来のように、磁性層の
硬化を熱効果によって行う場合には、前記したようにロ
ール状で長時間の熱処理を必要とし、このために支持体
裏面のあらさが磁性面に移って磁性面の表面性を悪くす
る。このため、支持体裏面の表面性を良くすることが考
えられるが、非常に高度な技術を要するばかシでなく、
製膜時にきしみ等の問題を起すことになる。また、支持
体の裏面にも前記の中間層の如きバック層を設けること
も考えられるが、工程が増えてコストアップの原因とな
る。ところが、本発明においては熱処理を行わないので
、支持体裏面の表面性は全く問題にならず、製膜工程を
考慮すると、表裏の表面あらさがほぼ同一に調整された
支持体を用いることができて有利である。
本発明に使用される支持体は、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエ
ステル類;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン類;セルローストリアセテート、セルロースダイ
アセテート、セルロースアセテートブチレート、セルロ
ースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体;
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂
;ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド等
のプラスチックの他に用途に応じてアルミニウム、銅、
スズ、亜鉛またはこれらを含む非磁性合金、不銹銅など
の非磁性金属類;紙1.=ライタまたはポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−ブテン共重合体などの炭素
数2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布またはラミネ
ートした紙などである。
本発明における表面あらさとは、JIS−B12O3の
5項で定義される中心線平均あらさをさし、カットオフ
値は0.25mである。
本発明に使用される支持体の表面あらさは0.01μ溝
以上、とくに0.015μm〜0.5pmであることが
好ましい。
支持体の裏面には走行性などの改良を目的としていわゆ
るバック層を設けることができる。
本発明の中間層に使用される放射線照射により重合可能
な化合物は炭素−炭素不飽和結合を分子中に1個以上有
する化合物でibアクリル酸エステル類、アクリルアミ
ド類、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド類、
アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、
ヒニル異節環化合物、N−ビニル化合物、スチレン類、
クロトン酸類、イタコン酸類、オレフィン類、オレフィ
ン類などが例としてあげられる。これらのうち好ましい
ものとしてアクリロイル基またはメタクリロイル基を2
個以上含む下記の化合物の如きアクリレート化合物があ
げられる。ジエチレン/リコールジアクリレート、トリ
エチレングリコールジアクリレート、テトラエチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロ/ぐント
リアクリレート、インタエリスリトールテトラアクリレ
ート、などのアクリレート類、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、トリエチレンダリコールトリメタクリ
レート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、
トリメチロールプロ、(ントリメタクリレート、インタ
エリスリトールテトラメタクリレート、などのメタクリ
レート類あるいはその他の2官能以上のポリオールとア
クリル酸メタクリル酸とのエステル類、など。
また、これらの化合物は高分子量体のものであってもよ
い。好ましくは高分子の主鎖末端あるいは側鎖にアクリ
ル酸またはメタクリル酸とのエステル結合を有する化合
物であシ、これらはA、 Vranckem ’Fat
ipec Congress”旦19(1972)に引
用されている。たとえば以下に示す化合物であシ、例示
した化合物のポリエステル骨格がポリウレタン骨格、エ
ポキシ樹脂の骨格、ポリエーテル骨格、ポリカポネート
骨格であってもあるいはこれらの混合された骨格でもよ
い。分子量は1.000〜20,000が好ましいが、
とくに限定されるものではない。
上記の放射線照射により重合可能な化合物は単独に、ま
た任意の割合で混合して使用することができる。
さらに塩ビー塩化ビニリデン系樹脂、ウレタン樹脂、ア
クリロニトリルブタジェン樹脂、塩ビ酢ビ系共重合体、
繊維素系樹脂、アセタール系樹脂、等の熱可塑性樹脂を
必要により前記放射線照射によ多重合可能な化合物と混
合使用することができる。
本発明において使用される放射線は電子線および紫外線
である。紫外線管使用する場合には前記の化合物に光重
合開始剤を添加することが好ましい。光重合開始剤とし
ては、特に限定されないが、紫外線照射光源として通常
使用される水銀灯の輝線スハクトルを生ずる254.3
13.365rLmの波長において吸光係数の比較的大
なるものが好ましい。その代表例としては、アセトフェ
ノン、ベンゾフェノン、インジインエチルエーテル、ベ
ンジルメチルケタール、インジルエチルケタール、ベン
ゾインイソブチルケトン、ヒドロキシジメチルフェニル
ケトン、1−ヒドロキシシタ口へキシルフェニルケトン
、 2−2Qエトキシアセトフエノン、Michler
’sケトンなどの芳香族ケトンが使用できる。
光重合開始剤の混合比率は、化合物100重量部に対し
0.5〜20重量部、好ましくは2〜15重量部、さら
に好ましくは3〜lO重量部である。
前記中間層を支持体上に塗設する場合、種々の有機溶媒
が必要に応じ使用できるが化合物が液体である場合無溶
媒でもよい。使用できる有機溶媒としてはアセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン系;メタノール、エタノール、フロ
ノくノール、ツタノール等のアルコール系;酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳識エチル、酢酸グリコー
ルモノエチルエーテル等のエステル系;エーテル、クリ
コールジメチルエーテル、クリコールモノエチルエーテ
ル、ジオキサン等のグリコールエーテル系;ベンゼン、
トルエン、キシレン等のタール系(芳香族炭化水素):
メチレンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素
、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベ
ンゼン等力あげられる。
前記中間層の厚さは放射線照射による重合硬化後の測定
で0.1〜2μmであることが好ましい該層の表面あら
さは0101μm以下であることが好ましい。このため
には比較的低粘度の化合物、あるいは有機溶媒の添加に
よシ低粘度に保ち塗設によるいわゆるレイリング効果を
もたせることが有効な手段の1つとなる。
電子線加速器としてはスキャニング方式、ダブルスキャ
ニング方式あるいはカーテンビーム方式が採用できるが
、好ましいのは比較的安価で大出力が得られるカーテン
ビーム方式である。電子線特性としては、加速電圧が1
0〜toookv、好ましくは50〜300 kVであ
シ、吸収線量として0.5〜20メガランド好ましくは
1〜10メガランドである。加速電圧が10kV以下の
場合は、エネルギーの透過量が不足し1000kVを超
えると重合に使われるエネルギー効率が低下し経済的で
ない。
吸収線量が0.5メガランド以下では硬化反応が不充分
で20メガランド以上になると、硬化に使用されるエネ
ルギー効率が低下したp、被照射体が発熱し、特にプラ
スティック支持体が変形するので好ましくない。
本発明においては、上記のようにして形成された中間層
上に強磁性粉末と共に 1)ニトロセルロース又は塩化ビニル−酢酸ビニル系樹
脂(以下塩酢ビ系樹脂)、 2)ウレタン又はウレタンアクリレートオリゴマー、 3)七ツマ− の3成分をバインダーとして含む磁性塗液を塗布乾燥し
、電子線を照射して硬化させて磁性層を形成する。この
ようにして得られた磁性層は熱硬化を行っていないので
裏移りによる表面性の低下が生じておらず、特にすぐれ
た電磁特性と耐久性を有している。
上記の成分1)の塩酢ビ系樹脂としては、塩ビ酢ビ共重
合体、塩ビプロピオン酸ビニル共重合体、塩ビ酢ビビニ
ルアルコール共重合体、塩ビ酢ビマレイン酸共重合体、
塩ビプロピオン酸ビニルアルコール共重合体等が用いら
れる。
上記の成分2)のウレタンアクリレートオリゴマーとし
ては、分子中にアクリロイル基を末端あるいは側鎖に2
個以上有し、分子鎖骨格としてはポリエステルウレタン
、ポリエーテルウレタンで分子量は1ooo以上であれ
ばよい。特に好ましい分子量は1000〜100,00
0である。分子量が1000以下になると磁性層が脆く
なって好ましくない。
また、上記成分3)のモノマーは電子線照射により重合
可能な化合物であって、炭素−炭素不飽和結合を分子中
に1個以上有する化合物であシ、アクリル酸エステル類
、アクリルアミド類、メタクリル酸エステル類、メタク
リルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニ
ルエステル類、ビニル異部環化合物、N−ビニル化合物
、スチレン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
類、イタコン酸類、オレフィン類、などが例としてあげ
られる。これらのうち好ましいものとしてアクリロイル
基またはメタクリロイル基を2個以上含む下記の化合物
があげられる。具体的には、ジエチレングリコールジア
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、
テトラエチレンダリコールジアクリレート、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、インタエリスリトール
テトラアクリレート、などのアクリレート類、ジエチレ
ングリコールジメタクリレート、トリエチレンダリコー
ルトリメタクリレτト、テトラエチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、など
のメタクリレート類あるいはその他の2官能以上のポリ
オールとアクリル酸、メタクリル酸とのエステル類、な
どがある。
これらの七ツマ−は1種でもよくまた2種以上用いても
よい。
本発明の磁性層に用いる上記3成分の混合比は一般に成
分1)25〜70/成分2)10〜40/成分3)lO
〜60である。
本発明に用いられる強磁性粉末としては、強磁性酸化鉄
微粉末、COドープの強磁性酸化鉄微粉末、強磁性二酸
化クロム微粉末、強磁性合金粉末バリウムフェライトな
どが使用できる。強磁性酸化鉄、二酸化クロムの針状比
は、2/l〜20/l程度、好ましくは5/1以上平均
長は0.2〜2.0μm程度の範囲が有効である。強磁
性合金粉末は金属分が75wt%以上であシ、金属分の
80wt%以上が強磁性金属(即ち、Fe 、 Co 
、Ni 、 Fe −Go 、 Fe −Ni 。
Go −Ni 、 Fe−co −Ni )で長径が約
1.0 μm以下の粒子である。
本発明では上記成分を有機溶剤に添加して塗布液とする
が、有機溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン系:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチ
ル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル系
;エーテル、タリコールジメチルエーテル、タリコール
モノエチルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテ
ル系:ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;メチレンクロライド、エチレンクロライド、四塩化
炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒト9リン、ジク
ロルベンゼン等の塩素化炭化水素等のものが選択して使
用できる。
また、本発明の磁性塗液には、潤滑剤、研摩剤、分散剤
、防錆剤、帯電防止剤などの添加剤を加えてもよい。特
に潤滑剤は、飽和及び不飽和の高級脂肪酸、脂肪酸エス
テル、高級脂肪酸アミド、高級アルコール、シリコンオ
イル、鉱油、食物油、フッソ系化合物などがあシ、これ
らは塗布液調製時に添加してもよ(、また乾燥後あるい
は平滑化処理後あるいは電子線硬化後に有機溶剤に溶解
しであるいはそのまま磁性層表面に塗布あるいは、噴霧
してもよい。
本発明で磁性層の硬化に用いられる電子線加速器として
はスキャニング方式、ダブルスキャニング方式あるいは
カーテンビーム方式、ブロードビームカーテン方式が採
用できる。電子線特性としては、加速電圧が100〜1
o00kV、好ましくは150〜300kV−t’あシ
、吸収線量として0.5〜20メガラット9好ましくは
3〜15メガランドである。
加速電圧が1ookV以下の場合は、エネルギーの透過
量が不足し1000kVを超えると重合に使われるエネ
ルギー効率が低下し経済的でない。吸収線量として、0
.5メガランド以下では硬化反応が不充分で磁性層強度
が得られず、20メガランド以上になると、硬化に使用
されるエネルギー効率が低下したシ、被照射体が発熱し
、特にプラスティック支持体が変形するので好ましくな
い。
なお、本発明の磁性層に使用される強磁性粉末、各種添
加剤、有機溶媒、さらに分散・塗布方式などの詳細に関
しては特開昭52−108,804号、同54−21.
80 、a号、同54−46.O11号公報に記載され
ておシ必要に応じ本発明に適用できる。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
なお実施例中「部」は重量部を示す。
実施例1 表面あらさ0.015μm、厚さ14.5μ専のポリエ
チレンテレフタレート支持体上に、ジエチレングリコー
ルとアジピン酸からなるポリエステルポリオールの両末
端をアクリレート変成して得られた分子量800のポリ
マー50部とジエチレングリコールジアクリレート50
部とよシなる塗液を塗設し、加速電圧165 kV、ビ
ーム電流5mAで吸収線量3Mταdの電子線照射を行
って中間層を形成した。
硬化後の中間層の厚さは1.0μmで・あった。つぎに
r−Fe203(6500e、0.5x0.05.ay
x) 400部ニトロセルロース(ダイセル社製R82
H) 60 mウレタンアクリレートオリゴマー (束亜合成製「アロニクスM l100J ) 33部
ジエチレングリコールジアクリレート 7部レシチン 
4部 ステアリン酸 4部 ブチルステアレート 4部 メチルエチルケトン 1000部 上記成分をボールミルで510時間混練して得られた磁
性塗液を前記中間層上にドクターブレードを用いて乾燥
膜厚が5μになるように塗布しコバルト磁石を用いて配
向させたのち、溶剤を乾燥(100℃1分間)させた。
このあとでコツトンロールと鏡面ロールの群からなる5
段のカレンダーで平滑化処理を行った。
次いで、加速電圧165kV, でl O Mrad 
ノ吸収線量になるように電子線加速器で電子線照射し、
サンプル鷹lを得だ。
比較例1 実施例1において、中間層を設けず他は実施例1と同様
にしてサンプル42を得た。
実施例2 表面あらさ0.0 2 0μm、厚さ14.5μmのポ
リエチレンテレフタレート支持体上に、ポリエチレンダ
リコールナ400のジアクリレート95部及びベンゾフ
ェノン5部とよシなる塗液を塗設し、塗設後8 0 V
l/(ylの水銀灯で1秒間照射した。重合硬化後の中
間層の厚さ0.8μmであった。
つぎに r−20203400部 トリメチロールプ四パントリアクリレート 30部レシ
チン 4部 ブチルステアレート 4部 ステアリン酸 4部 メチルエチルケトン 1000部 上記成分をボールミルで510時間混練して得られた磁
性塗液を前記中間層上にドクターブレードを用いて乾燥
膜厚が5μになるように塗布しコバルト磁石を用いて配
向させたのち、溶剤を乾燥(100°Cl分間)させた
。このあとでコツトンロールと鏡面ロールの群からなる
5段のカレンダーで平滑化処理を行った。
次いで、加速電圧1 6 5 kVで1 0 Mrad
の吸収線量になるように電子線加速器で電子線照射して
硬化し、サンプル/I62を得た。
実施例3 表面あらさo.o i oμ屏、厚さ14.5μm の
ポリエチレンテレフタレート支持体上にポリエチレンダ
リコールナ400のジアクリレートを塗設し、加速電圧
165kV,ビーム電流5mAで吸収線量3 Mrad
の電子線照射を行なった。硬化後の中間層の厚さは0.
9μmであった。
つぎに r − Fe203400部 トリメチ四ールプロ/ぐントリアクリレート 30部レ
シチン 4部 ステアリン酸 4部 ブチルステアレート 、4部 メチルエチルケトン 1000部 上記成分をボールミルで10時間混練して得られた磁性
塗液を前記中間層上にドクターブレード9を用いて乾燥
膜厚が5μになるように塗布しコノ2ルト磁石を用いて
配向させたのち、溶剤を乾燥(l OO’C1分間)さ
せた。このあとでコツトンロールの鏡面ロールの群から
なる5段のカレンダーで平滑化処理を行った。
次いで、加速電圧165kVでl OMradの吸収線
量になるように電子線加速器にて電子線照射し、サンプ
ル腐4を得た。
比較例2 実施例1と同様にして表面あらさ0.020μm、厚さ
14.5μmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
中間層を設けた。
r−Fe203400部 ウレタン樹脂(実施例2と同様) 60部テトラメチロ
ールメタンテトラアクリレート 40部レシチン 4部 ステアリン酸 4部 ブチルステアレート 4部 メチルエチルケトン 1000部 上記成分をボールミルで10時間混練して得られた磁性
塗液を前記中間層上にドクターブレードを用いて乾燥膜
厚が5μになるように塗布しコバルト磁石を用いて配向
させたのち、溶剤を乾燥(loO’c1分間)させた。
このあとでコツトンロールと鏡面ロールの群からなる5
段のカレンダーで平滑化処理を行った。
次いで、加速電圧165kV、で1 0 Mradの吸
収線量になるように電子線加速器で電子線照射して磁性
層を硬化しサンプル/165を得た。
以上のサンプルについてビデオ感度、C/N、接着力及
びスチル耐久性及びビデオヘッドの汚れを測定し、結果
を次表に示した。
測定方法の概略を下記に示す。
ビデオ感度: VHS方式VTR (松下電産製造、商
品名「Mv−8800」)′t−使用して4MHzでの
再生出力を測定した。
C/N : 35MHzの搬送波(キャリヤー)を記録
し、再生したときのキャリヤーとノイズの比(Sハに相
当)を測定した。
接着力測定 磁気テープ(捧インチ巾)の磁性面にポリエチレンテレ
フタレートの粘着テープを貼シつけ180°剥離したと
きの力をばねばかシで測定した。
ステル耐久性 VHSビデオテープレコーダー(松下電器産業株式会社
製、NV8200型)が用いてビデオテープ(各サンプ
ル)に一定のビデオ信号を記録し、再生した静止画像が
鮮明さを失なうまでの時間を示す(5℃、65チRH)
ビデオヘッド汚れ NV8200型ビデオテープレコーダーで100回くシ
返し走行させたときのビデオヘット9の汚れを観察した
 ( 23℃701RH)。
ビデオ感度及びC/Nはサンプル/164に対する相対
値である。
以上の結果から、本発明の磁気記録媒体は比較例のもの
に較べてビデオ感度、C/N,接着力及びスチル耐久性
ともに優れていることがわかる。
(ほか3名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面あらさ0.01μm以上の支持体上の少くと
    も片面に放射線によ多重合可能な化合物を含む中間層を
    設け、該中間層を放射線照射した後に該中間層上に磁性
    層を設けてなる磁気記録媒体において、該磁性層がバイ
    ンダとして1)ニトロセルロース又は塩酢ビ系樹脂、2
    )ウレタン又はウレタンアクリレートオリゴマー、及び
    3)モノマーの3成分を含み且つ電子線照射されている
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62239316A (ja) * 1986-04-08 1987-10-20 Sanyo Chem Ind Ltd 磁気記録材料用バインダ−
WO2004037896A1 (de) * 2002-10-18 2004-05-06 Bayer Materialscience Ag Hydrophobes bindemittelgemisch mit niedriger wasseraufnahme

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