JP2518164Y2 - 手動操作部を有するパイロット形電磁弁 - Google Patents

手動操作部を有するパイロット形電磁弁

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JP2518164Y2
JP2518164Y2 JP863991U JP863991U JP2518164Y2 JP 2518164 Y2 JP2518164 Y2 JP 2518164Y2 JP 863991 U JP863991 U JP 863991U JP 863991 U JP863991 U JP 863991U JP 2518164 Y2 JP2518164 Y2 JP 2518164Y2
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喜弘 深野
正一 馬門
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手動操作部を有するパ
イロット形電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パイロット電磁弁のソレノイドの励磁及
び励磁解除により、主弁のパイロット室にパイロット流
体を給排して主弁の流路を切換えるパイロット形電磁弁
は、特に例示するまでもなく既に知られており、この公
知のパイロット形電磁弁には、ソレノイドに電気結線を
行う前の試運転時や、電気制御とは別に調整運転を行う
場合、また停電等の事故によってパイロット電磁弁が操
作不能となった場合に主弁を駆動するために、手動によ
りパイロット室に圧力流体を供給するための手動操作部
が付設されている。
【0003】しかしながら、上記公知の手動操作部は、
手動操作釦でパイロット電磁弁の可動鉄心を押圧して、
該パイロット電磁弁の流路を開放させるものであるか
ら、手動操作釦を可動鉄心の移動方向と直交する方向に
設置する必要があり、このため、パイロット電磁弁の設
置姿勢によっては操作性が悪いという問題がある。
【0004】この問題を解決するために、手動操作部を
パイロット電磁弁とは別に、主弁とパイロット電磁弁の
間に設置することが考えられるが、主弁とパイロット電
磁弁の間には、主弁の圧力流体をパイロット電磁弁に供
給するための供給通路や、パイロット電磁弁から出力さ
れるパイロット流体を主弁のパイロット室に供給するた
めのパイロット通路を設ける必要があるので、単に主弁
とパイロット電磁弁の間に設置すると、これらの通路構
成が複雑になって手動操作部が大形になるという新たな
問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、操作性がよく、かつ小形の手動操作部を有
するパイロット形電磁弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の手動操作部を有するパイロット形電磁弁
は、主弁と、該主弁のパイロット室にパイロット流体を
給排するパイロット電磁弁と、上記パイロット室に圧力
流体を供給する手動操作部とを備えたパイロット形電磁
弁において、上記手動操作部を、主弁とパイロット電磁
弁の間に配設したアダプタプレートに設置し、該手動操
作部が、アダプタプレートの上方に開口する軸方向の孔
と、該孔に密に摺動可能に挿入した操作部材とを備え、
上記操作部材が、主弁の供給ポートとパイロット電磁弁
の入力ポートを連通させる軸方向の通路と、非操作時は
パイロット電磁弁の出力ポートとパイロット室とを連通
させ、操作時は上記連通を遮断してパイロット室を主弁
の供給ポートに連通させる通路とを有していることを特
徴としている。
【0007】
【作用】パイロット電磁弁のソレノイドに電気結線を行
う前の試運転時や、電気制御とは別に調整運転を行う場
合、また停電等の事故によってパイロット電磁弁が操作
不能となった場合は、操作部材を操作すると、主弁の供
給ポートとパイロット室とが連通してパイロット室に圧
力流体が供給されるので、操作部材によって主弁を動作
させることができる。
【0008】上記操作部材は、パイロット電磁弁の設置
姿勢に関係なく、主弁とパイロット電磁弁の間のアダプ
タプレートの上方において操作できるので、操作が容易
である。また、主弁の供給ポートとパイロット電磁弁の
入力ポートを連通させる通路を操作部材の軸方向に設け
たことによって、アダプタプレートにおける通路構成が
簡単になるので、手動操作部を小形にすることができ
る。
【0009】
【実施例】図は本考案の実施例を示し、このパイロット
形電磁弁1は、主弁2、該主弁2にパイロット流体を供
給するパイロット電磁弁3、弁2,3間のアダプタプレ
ート4を備え、主弁2はベース5上に設置されている。
【0010】上記主弁2のボディ7は、圧力流体の供給
ポートP、出力ポートA,B及び排出ポートEA,E
B、並びに軸方向の貫通孔を備え、供給ポートPと排出
ポートEA,EBはベース5の供給流路8と排出流路9
a,9bに、出力ポートA,Bは図示を省略しているベ
ース5の出力口にそれぞれ連通し、上記貫通孔に装着し
たスリーブに、スプール10が摺動可能に挿入されてい
る。
【0011】上記貫通孔は、一端にピストン13が摺動
可能に挿入されたパイロット室12を、他端に復帰ばね
15が縮設されるとともに供給ポートPに連通する復帰
通路16が開口する復帰室14を備え、スプール10
は、ピストン13に作用するパイロット流体圧の作用力
によって、ポートPとA及びBとEBが連通する図示の
第1の切換位置と、復帰室14における復帰ばね15の
付勢力と供給流体圧の作用力との和よりなる復帰力によ
って、ポートPとB及びAとEAが連通する第2の切換
位置とに切換可能に構成されている。
【0012】図に概略を示す上記パイロット電磁弁3
は、パイロット流体の入力ポートp、出力ポートa及び
排出ポートr、並びにこれらのポート間の通路を開閉す
る弁体17及びソレノイド18を備え、ソレノイド18
を励磁すると、弁体17がポートpとa間の通路を連通
させるとともにポートaとr間の通路を遮断し、ソレノ
イド18の励磁を解除すると、復帰ばね(図示省略)の
付勢力によりポートaとr間の通路を連通させてポート
pとa間の通路を遮断する周知の3ポート電磁弁として
構成されており、排出ポートrは図示を省略している排
出通路によって主弁の排出ポートEAに連通し、この排
出通路中に、パイロット電磁弁からの流体の排出のみを
許容するチェック弁(図示省略)を設置してもよい。
【0013】アダプタプレート4は、該プレート4の上
方に開口する軸方向の孔20と、孔20に密に摺動可能
に挿入された操作部材21とを備え、孔20に、主弁の
供給ポートPに連通する主弁側の供給通路22a、パイ
ロット室12に連通する主弁側のパイロット通路23
a、パイロット電磁弁3の出力ポートaに連通するパイ
ロット電磁弁側のパイロット通路23b、及びパイロッ
ト電磁弁3の入力ポートpに連通するパイロット電磁弁
側の供給通路22bが、上方から順次開口している。ま
た操作部材21は、供給通路22aと22bを連通させ
る軸方向の通路24と、非操作時は供給通路22aとパ
イロット通路23aの連通を遮断し、操作時はこれらの
通路を連通させる周方向の通路25aと、非操作時はパ
イロット通路23aと23bを連通させ、操作時はこれ
らの通路の連通を遮断する周方向の通路25bとを備え
ている。図中の符号27は、操作部材21のストッパピ
ン、28は操作部材21の復帰スプリングである。
【0014】上記実施例は、操作部材21が図1に示す
状態においてソレノイド18を励磁すると、ポートpと
aが連通してパイロット室12にパイロット流体が供給
されるので、スプール10がポートPとA及びBとEB
が連通する図示の第1の切換位置に切換わり、ソレノイ
ド18の励磁を解除すると、ポートaとrが連通してパ
イロット室12の流体が排出ポートEAから外部に排出
されるので、復帰室14の復帰力によって、スプール1
0がポートPとB及びAとEAが連通する第2の切換位
置に切換わる。
【0015】パイロット電磁弁3のソレノイド18に電
気結線を行う前の試運転時や、電気制御とは別に調整運
転を行う場合、また停電等の事故によってパイロット電
磁弁3が操作不能となった場合は、孔20の上方から操
作部材21を押圧すると、通路25aによって供給通路
22aとパイロット通路23aが連通するとともに、通
路25bによってパイロット通路23aと23bの連通
が遮断されるので(図2参照)、供給ポートPの圧力流
体がパイロット室12に供給されて、スプール10が図
において右動する。
【0016】上記実施例は、操作部材21をアダプタプ
レート4の上方で操作できるので、パイロット電磁弁3
の設置姿勢に関係なく押圧操作が容易である。また、操
作部材21に軸方向の通路24を設けたことにより、ア
ダプタプレート4に供給通路22aと22bを連通させ
る軸方向の通路を別途設ける必要がないので、アダプタ
プレート4における通路構成が簡素化され、これによっ
て小形にすることができる。
【0017】なお、上記実施例におけるパイロット電磁
弁3は、シングルソレノイド形であるが、本考案のパイ
ロット電磁弁はこれに限定されるものではなく、ダブル
ソレノイド形にすることもできる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、操作部材をアダプタプレート
の上方において操作できるので、パイロット電磁弁の設
置姿勢に関係なく操作部材の操作が容易である。また、
主弁とパイロット電磁弁との間に設けた操作部材に、双
方の弁の供給通路を連通させる軸方向の通路を設けたの
で、アダプタプレートにおける通路構成が簡素化され、
これによって手動操作部を小形にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部縦断面図である。
【図2】操作部材の操作時を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 パイロット形電磁弁 2 主弁 3 パイロット電磁弁 4 アダプタプレート 12 パイロット室 20 孔 21 操作部材 24 通路 P 供給ポート p 入力ポート a 出力ポート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主弁と、該主弁のパイロット室にパイロ
    ット流体を給排するパイロット電磁弁と、上記パイロッ
    ト室に圧力流体を供給する手動操作部とを備えたパイロ
    ット形電磁弁において、上記手動操作部を、主弁とパイ
    ロット電磁弁の間に配設したアダプタプレートに設置
    し、上記手動操作部が、アダプタプレートの上方に開口
    する軸方向の孔と、該孔に密に摺動可能に挿入した操作
    部材とを備え、上記操作部材が、主弁の供給ポートとパ
    イロット電磁弁の入力ポートを連通させる軸方向の通路
    と、非操作時はパイロット電磁弁の出力ポートとパイロ
    ット室とを連通させ、操作時は上記連通を遮断してパイ
    ロット室を主弁の供給ポートに連通させる通路とを有し
    ている、ことを特徴とする手動操作部を有するパイロッ
    ト形電磁弁。
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