JPS6020533Y2 - 自動車のカウルパネル部構造 - Google Patents

自動車のカウルパネル部構造

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JPS6020533Y2
JPS6020533Y2 JP517280U JP517280U JPS6020533Y2 JP S6020533 Y2 JPS6020533 Y2 JP S6020533Y2 JP 517280 U JP517280 U JP 517280U JP 517280 U JP517280 U JP 517280U JP S6020533 Y2 JPS6020533 Y2 JP S6020533Y2
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JP
Japan
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cowl panel
opening
panel
wiper motor
auxiliary
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Application number
JP517280U
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JPS56106976U (ja
Inventor
隼次 原崎
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Priority to JP517280U priority Critical patent/JPS6020533Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のカウルパネル部の構造を改良したも
のである。
従来、自動車のワイパモータは、カウルパネルとダッシ
ュパネルアッパとで形成された閉断面の内部空間に装備
していた。
そのため、ワイパモータの取付けおよび取換え等の保守
点検の作業性が悪く、かつ、該モータの騒音が前記内部
空間からダッシュパネルアッパに形成されたヒータ外気
導入口等を経て室内に侵入する等の問題があった。
本考案は、このような点に鑑み、ワイパモータの取付け
および取換え等の保守点検の作業性を向上させ、かつ、
該モータの騒音が室内に侵入しないような自動車のカウ
ルパネル部構造を得ることを目的とする。
本考案の特徴とするところは、カウルパネルとダッシュ
パネルアッパとで閉断面に形成した左右方向に長い空間
部を形成し、前記カウルパネルの中央部にベンチレータ
用開口部を形成すると共に、同開口部以外の部分に補助
開口部を形成し、該補助開口部を、ワイパモータをアウ
タ側に固定した蓋体で覆った点にある。
以下、本考案の実施例を図によって説明する。
まず、自動車の外観を示せば第1図の通りである。
同図において、1,1はフェンダパネル、2はボンネッ
ト、21はボンネット2の後端部中央に設けたベンチレ
ータ用グリル、3はカウルパネル、4はワイパ、41は
そのアーム、42は同ブレード、5はフロントウィンド
を示している。
このような自動車において、本考案は、カウルパネル3
の部分を第2図以降に示すように改良したのである。
すなわち、カウルパネル3とダッシュパネルアッパ6と
でほぼ角筒状の閉断面を形成して、その内部に左右方向
に細長い空間部7を形成する。
このとき、カウルパネル3は、概ね上面パネル部と前面
パネル部からなる断面はぼL形に形成するが、とくに、
その上面パネル部において、後方部31がボンネット2
の上面と面一で露出し、前方部32がボンネット2の後
端部で隠蔽されるように、該上面パネル部を段状に形成
する。
そして、該前方部32の中央部に、前記ボンネット2の
べンチレータ用グリル21に対応する配置でベンチレー
タ用開口部71を形成し、さらに、該開口部71の左右
両側において、当該カウルパネル3の上面パネル部前方
部32と前面パネル部33にわたってそれぞれ上方およ
び前方に開口する補助開口部72.73を形成する。
この場合、一方の補助開口部73は、ダッシュパネルア
ッパ6に設けられたヒータ外気尊大口61に対応する位
置に設け、他方の補助開口部72は、該補助開口部73
と対称に位置するように設ける。
62は一タ外気導入ロ61に設けた導入筒である。
なお、34.34はワイパ軸受取付孔、35・・・およ
び36・・・は蓋体取付孔、37.38は補強プレート
、74.75はボンネットヒンジ(図示せず)を挿入す
るための孔を示している。
前記補助開口部72,73は蓋体8,9によって閉鎖さ
れるもので、一方の蓋体8は、第4図、第5図に示すよ
うに補助開口部72に対して傾斜姿勢で取付け、この蓋
体8とボンネット2との間に空間部22を形成し、該空
間部22にワイパモータ40を配置する。
この場合、蓋体8は、フロントウィンド5と平行な傾斜
部81、ベンチレータ用開口部71側の側辺部に位置す
る立上がり部82、フランジ部83、ワイパモータ取付
部84、ワイパモータ取付用ボルト孔85、蓋体取付用
ボルト孔86を備えた構造とし、該蓋体8のアウタ側に
予め減速機49付ワイパモータ40を複数本取付ボルト
87およびパツキン88を介して取付けた後、該蓋体8
を前記補助開口部72に複数本の取付ボルト89等を介
して取付けることにより、ワイパモータ40の取付は作
業性を向上できる。
また、蓋体8のベンチレータ用開口部71側の側辺部に
設けた立上がり部82によって、前記空間部22とカウ
ルパネル3内の空間部7を遮断することにより、ワイパ
モータ40の騒音が前記空間部7等を経て室内側に侵入
することを防止できる。
なお、ワイパモータ40の駆動軸48とワイパアーム4
1の軸43は、前記空間部7内で、アーム45,47お
よびリンク46を介して連結する。
44は軸受である。他方の蓋体9は、第6図、第7図に
示すように、上面パネル部91、前面パネル部92、側
面パネル部93、フランジ部94、蓋体取付用ボルト孔
95を有し、前記補助開口部73に複数本の取付ボルト
96を介して取付ける。
こうして補助開口部72.73を蓋体8,9にて閉鎖す
るが、このとき、蓋体8,9にてボンネットヒンジ挿入
孔74.75を塞がないように留意する。
ところで、上記実施例では、カウルパネル3のベンチレ
ータ用開口部71の両側に対称配置で補助開口部72.
73を設けているが、一方の補助開口部73を省略し、
蓋体9をカウルパネル3と一体に形成し、ヒータ外気導
入口61の上方部をカウルパネル3自身で覆うようにし
てもよい。
ただし、上記実施例のように、カウルパネル3に二個の
補助開口部72.73を対称配置で設けておけば、この
カウルパネル3を左ハンドル車と右ハンドル車のいずれ
にも用いることができる。
すなわち、図面では、右ハンドル車を例示し、ダッシュ
パネルアッパ6の室内から見て左側の部分にヒータ外気
導入口61を設け、この導入口61に対応する補助開口
部73を蓋体9にて閉鎖し、室内から見て右側の補助開
口部72を、ワイパモータ17をアウタ側に取付けた蓋
体8にて閉鎖しているが、左ハンドル車の場合には、ヒ
ータ外気導入口61をダッシュパネルアッパ6の室内か
ら見て右側に設けるので、室内から見て右側の補助開口
部72を前記蓋体9と対称形状に形成した蓋体(図示せ
ず)にて閉鎖し、室内から見て左側の補助開口部73を
、前記蓋体8と対称形状に形成しかつアウタ側にワイパ
モータを取付けた蓋体(図示せず)にて閉鎖すればよい
これによってカウルパネル3を右ハンドル車用と左ハン
ドル車用の双方に用いることができ、同パネル3の量産
性を向上できる。
以上説明したように、本考案によれは、カウルパネルに
補助開口部を設け、この補助開口部を、ワイパモータを
アウタ側に固定した蓋体て覆うようにしているので、ワ
イパモータの取付けならひに取換え等の保守点検の作業
性を大巾に向上できる。
しかも、ワイパモータを、カウルパネルの外側に配置さ
せるので、ワイパモータの騒音が、カウルパネルとダッ
シュパネルアッパとで形成された空間部等を経て室内側
に侵入することを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す自動車の外観斜視図、第
2図は同自動車のカウルパネル部の斜視図、第3図はそ
の要部の拡大斜視図、第4図はワイパモータを取付ける
蓋体の斜視図、第5図は第1図のV−V線断面図、第6
図は他の蓋体の斜視図、第7図は第1図の■−■線断面
図である。 1・・・・・・フェンダ−パネル、2・・・・・・ホン
ネット、3・・・・・・カウルパネル、4・・・・・・
ワイパ、5・・・・・・フロントウィンド、6・・・・
・・ダッシュパネルアッパ、7・・・・・・空間部、8
,9・・・・・・蓋体、40・・・・・・ワイパモータ
、61・・・・・・ヒータ外気導入口、71・・・・・
・ベンチレータ用開口部、72.73・・・・・・補助
開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 l カウルパネルとダッシュパネルアッパとで閉断面を
    形成して左右方向に長い空間部を構威し、前記カウルパ
    ネルの中央部にベンチレータ用開口部を形成すると共に
    、同開口部以外の部分に補助開口部を形成し、該補助開
    口部を、ワイパモータをアウタ側に固定したM体で覆っ
    たことを特徴とする自動車のカウルパネル部構造。 2 上記第1項において、補助開口部をベンチレータ用
    開口部の両側に対称に形成し、一方の補助開口部には、
    ダッシュパネルアッパに形成したヒータ外気導入口を覆
    う蓋体を取付け、他方の補助開口部は、ワイパモータを
    アウタ側に固定した蓋体で覆ったことを特徴とする自動
    車のカウルパネル部構造。
JP517280U 1980-01-18 1980-01-18 自動車のカウルパネル部構造 Expired JPS6020533Y2 (ja)

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JPS56106976U JPS56106976U (ja) 1981-08-20
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CN102548835B (zh) * 2009-10-14 2014-01-01 本田技研工业株式会社 车身构造
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