JPS6027097Y2 - 自動車のカウル構造 - Google Patents
自動車のカウル構造Info
- Publication number
- JPS6027097Y2 JPS6027097Y2 JP8511984U JP8511984U JPS6027097Y2 JP S6027097 Y2 JPS6027097 Y2 JP S6027097Y2 JP 8511984 U JP8511984 U JP 8511984U JP 8511984 U JP8511984 U JP 8511984U JP S6027097 Y2 JPS6027097 Y2 JP S6027097Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- cowl
- dash
- dash upper
- upper panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の車体とりわけカウル構造に関するもの
である。
である。
従来のカウル構造としては例えば第1図ないし第4図に
示すように、エンジンルームEと車室Cとを仕切るダッ
シュパネル1の上部を形成するダッシュアッパパネル2
と、このダッシュアッパパネル2に前後両端部で接合さ
れ、垂直断面箱形のエアボックスB形成するカウルトッ
プパネル4と、前記エアボックスBの両端を閉じるカウ
ルサイドパネル6とから威り、ダッシュアッパパネル2
には空気調和装置や換気装置への空気導入口2aが穿設
され、この空気導入口2aの上面を覆うように水切りカ
バー10が装着されている。
示すように、エンジンルームEと車室Cとを仕切るダッ
シュパネル1の上部を形成するダッシュアッパパネル2
と、このダッシュアッパパネル2に前後両端部で接合さ
れ、垂直断面箱形のエアボックスB形成するカウルトッ
プパネル4と、前記エアボックスBの両端を閉じるカウ
ルサイドパネル6とから威り、ダッシュアッパパネル2
には空気調和装置や換気装置への空気導入口2aが穿設
され、この空気導入口2aの上面を覆うように水切りカ
バー10が装着されている。
(第3図参照)
またダッシュアッパパネル2の車室Cの運転席側部分に
はペダルブラケット12が取付ブラケット14を介して
装着され、このブラケット14の取付部に対応するダッ
シュアッパパネル2のエアボックスB側部分にはレイン
フォース16が溶接されている。
はペダルブラケット12が取付ブラケット14を介して
装着され、このブラケット14の取付部に対応するダッ
シュアッパパネル2のエアボックスB側部分にはレイン
フォース16が溶接されている。
(第2図参照)ダッシュアッパパネル2とカウルトップ
パネル4との上側接合フランジ部18にはワイパーピボ
ットブラケット20が溶接され、ワイパリンケージ22
が装着されている。
パネル4との上側接合フランジ部18にはワイパーピボ
ットブラケット20が溶接され、ワイパリンケージ22
が装着されている。
(第4図参照)カウルトップパネル4には第1図に示す
ように外気導入口24が開設され、この外気導入口24
上には複数個のスリット26aを有するカウルグリル2
6が装着されている。
ように外気導入口24が開設され、この外気導入口24
上には複数個のスリット26aを有するカウルグリル2
6が装着されている。
またカウルサイドパネル6は前端部がフードレッジパネ
ル28が結合され後端部がコネクターパネル30を介し
てフロントピラー32に結合され、三つの箱形部材すな
はち、ダッシュアッパパネル2とカウルトップパネル4
との組合せ、フードレッジパネル28とそのレインフォ
ース34との組合せ及びフロントピラー32(アウター
パネル32aとインナーパネル32bとで水平断面箱形
を形成している)が結合されて車体の主要な柱桁構造を
形成している。
ル28が結合され後端部がコネクターパネル30を介し
てフロントピラー32に結合され、三つの箱形部材すな
はち、ダッシュアッパパネル2とカウルトップパネル4
との組合せ、フードレッジパネル28とそのレインフォ
ース34との組合せ及びフロントピラー32(アウター
パネル32aとインナーパネル32bとで水平断面箱形
を形成している)が結合されて車体の主要な柱桁構造を
形成している。
ところがこのようなカウル構造にあっては、ダッシュア
ッパパネル2に水切カバー10 ヲ別部材で溶接により
取り付けているため、カウル構造として煩雑化し、各種
部品取付作業性も悪いという問題がある。
ッパパネル2に水切カバー10 ヲ別部材で溶接により
取り付けているため、カウル構造として煩雑化し、各種
部品取付作業性も悪いという問題がある。
また、特に水切カバーを別体に溶接取りつけしているた
め、水切りカバーの接合部に雨水が侵入して、長期間使
用により発錆し、この発錆が進行して水切りカバーが脱
落し所定の外気導入機能が発揮し得なくなる恐れもある
。
め、水切りカバーの接合部に雨水が侵入して、長期間使
用により発錆し、この発錆が進行して水切りカバーが脱
落し所定の外気導入機能が発揮し得なくなる恐れもある
。
従ってこの発錆を防止するにはダッシュアッパパネルと
水切りカバーとの接合端にシール剤を装填して水侵入を
防止しているのが実状で、シール剤塗作業も大変である
という新たな問題も発生している。
水切りカバーとの接合端にシール剤を装填して水侵入を
防止しているのが実状で、シール剤塗作業も大変である
という新たな問題も発生している。
本考案はかかる従来の実状に鑑み、カウル構造として簡
単で、かつ各種部品の取付けに際し、取付剛性に優れた
ものとすることを目的とするもので、以下図面に示す実
施例に基いて本考案を詳述すると次の通りである。
単で、かつ各種部品の取付けに際し、取付剛性に優れた
ものとすることを目的とするもので、以下図面に示す実
施例に基いて本考案を詳述すると次の通りである。
第5図ないし第8図においてダッシュアッパパネル2の
ダッシュパネル1との接合端部ニタッシュアツパパネル
2と共にエアボックスBを形成するカウルフロントパネ
ル40が接合されている。
ダッシュパネル1との接合端部ニタッシュアツパパネル
2と共にエアボックスBを形成するカウルフロントパネ
ル40が接合されている。
一方ダツシュアツパパネル2の後上端フランジ部に上部
一端部42aが接合され、下端部42bがダッシュアッ
パパネル2の中間部2bに接合され、前記エアボックス
Bの後半部を仕切って垂直断面箱形空間aを形成するカ
ウルリヤパネル42が設けられている。
一端部42aが接合され、下端部42bがダッシュアッ
パパネル2の中間部2bに接合され、前記エアボックス
Bの後半部を仕切って垂直断面箱形空間aを形成するカ
ウルリヤパネル42が設けられている。
(第6図参照)そしてこのカウルリヤパネル42の一部
をカウルフロントパネル40側に張り出させ(図では3
箇所)この張り出し部44,46.48の端部とダッシ
ュアッパパネル2の中間部2b面との間に開口部50,
52.54を形成し、エアボックスBと箱形空間aとを
連通させている。
をカウルフロントパネル40側に張り出させ(図では3
箇所)この張り出し部44,46.48の端部とダッシ
ュアッパパネル2の中間部2b面との間に開口部50,
52.54を形成し、エアボックスBと箱形空間aとを
連通させている。
各張り出し部44,46.48について更に詳述すると
、張り出し部44は第7図に示すようにダッシュアッパ
パネル2に開設した空気導入口2aの上部を覆うように
湾曲膨出させており、水切りカバ一部を構成している。
、張り出し部44は第7図に示すようにダッシュアッパ
パネル2に開設した空気導入口2aの上部を覆うように
湾曲膨出させており、水切りカバ一部を構成している。
なお空気導入口2aは開口部50の後方すなわち車室C
側に位置していることは勿論である。
側に位置していることは勿論である。
次に張り出し部46.48は第8図に示すように張り出
し上面部にそれぞれワイパーピボット取付孔56,5B
を穿設し、ワイパーリンケージ22をその取付孔56.
58周縁部に固定するようにしている。
し上面部にそれぞれワイパーピボット取付孔56,5B
を穿設し、ワイパーリンケージ22をその取付孔56.
58周縁部に固定するようにしている。
張り出し部44,46.48の形成されていない部位す
なわち第6図に示す断面構造を有する部位における運転
席側にはペダルブラケット12の取付ブラケット14が
ボルト締めされている。
なわち第6図に示す断面構造を有する部位における運転
席側にはペダルブラケット12の取付ブラケット14が
ボルト締めされている。
また、エアボックスBの上面は大気開放となっているた
め、この上面を多数のスリット26aを有するカウルグ
リル26により覆うようにしている。
め、この上面を多数のスリット26aを有するカウルグ
リル26により覆うようにしている。
かかる構成により、カウルを構成するパネルをフロント
パネル40とリヤパネル42とに二分割し、カウルリヤ
パネル42とダッシュアッパパネル2とで垂直断面箱形
B□を形成しているためペダルブラケット12の取付部
ブラケット14が取りつく部位にはわざわざ従来のよう
にレインフォースを取りつけて支持剛性を高めなくても
十分支持剛性が確保できる。
パネル40とリヤパネル42とに二分割し、カウルリヤ
パネル42とダッシュアッパパネル2とで垂直断面箱形
B□を形成しているためペダルブラケット12の取付部
ブラケット14が取りつく部位にはわざわざ従来のよう
にレインフォースを取りつけて支持剛性を高めなくても
十分支持剛性が確保できる。
またダッシュアッパパネル2に開設した空気導入口2a
の上部を湾曲膨出させた張り出し部44により覆うよう
にしているので従来のようにわざわざ水切カバーを取り
つけて水切機能を付与しなくてもよい。
の上部を湾曲膨出させた張り出し部44により覆うよう
にしているので従来のようにわざわざ水切カバーを取り
つけて水切機能を付与しなくてもよい。
更に、ワイパーリンケージ取付孔56.58を張り出し
部46.48に形成しているため従来のようにわざわざ
ワイパービホツl〜ブラケットを取りつけなくても済む
ものである。
部46.48に形成しているため従来のようにわざわざ
ワイパービホツl〜ブラケットを取りつけなくても済む
ものである。
尚上記実施例では、エアホックスBの両側壁をカウルサ
イドパネル6により形成しているが、エアボックスBは
開断面構造にしているため、ダッシュアッパパネル2を
そのまま車幅方向に延長2Cしてその延長部2cをフロ
ントピラー32に直接接合することができ、従来のよう
にコネクターが不要となるとともにカウル構造とフロン
トピラー32との結合剛性を高めることができる。
イドパネル6により形成しているが、エアボックスBは
開断面構造にしているため、ダッシュアッパパネル2を
そのまま車幅方向に延長2Cしてその延長部2cをフロ
ントピラー32に直接接合することができ、従来のよう
にコネクターが不要となるとともにカウル構造とフロン
トピラー32との結合剛性を高めることができる。
なおりウルサイドパネル6はダッシュアッパパネル2の
上に載置するような形で接合しているものである。
上に載置するような形で接合しているものである。
以上本考案は、カウルを構成するパネルをフロントパネ
ルとりャパネルとに二分割し、カウルリヤパネルとダッ
シュアッパパネル2とで垂直断面箱形を形成して従来と
同様の剛性を確保しているので、カウル構造としてすっ
きりとした簡素な構造となり、しかも、カウルリヤパネ
ルの一部を張り出させて外気導入用の開口部を形成する
と共にダッシュアッパパネルの空気導入口の上部ヲ覆っ
て水切カバ一部に形成しているため、従来のように別体
の水切りカバーを装着する必要はなく、雨水等の室内侵
入を確実にし、しかも長期間使用しても発錆する心配が
なく、シール剤の塗布も不要となるという効果が発揮で
きる。
ルとりャパネルとに二分割し、カウルリヤパネルとダッ
シュアッパパネル2とで垂直断面箱形を形成して従来と
同様の剛性を確保しているので、カウル構造としてすっ
きりとした簡素な構造となり、しかも、カウルリヤパネ
ルの一部を張り出させて外気導入用の開口部を形成する
と共にダッシュアッパパネルの空気導入口の上部ヲ覆っ
て水切カバ一部に形成しているため、従来のように別体
の水切りカバーを装着する必要はなく、雨水等の室内侵
入を確実にし、しかも長期間使用しても発錆する心配が
なく、シール剤の塗布も不要となるという効果が発揮で
きる。
また、各種取付部品の取り付けが簡単で取付忘れによる
不具合も解消されるという自動車生産上極めて大なる効
果を発揮するものである。
不具合も解消されるという自動車生産上極めて大なる効
果を発揮するものである。
第1図は従来のカウル構造を示す一部分解見取図、第2
図ないし第4図はそれぞれ第1図■−■線、■−■線、
IV−IV線に沿う断面図、第5図は本考案の一実施例
を示す一部分解見取図、第6図、第7図、第8図はそれ
ぞれ第5図VI−VI線、■−■線、■−■線に沿う断
面図である。 1・・・ダッシュパネル、2・・・ダッシュアッパパネ
ル、2a・・・空気導入口、2b・・・中間部、12・
・・ペダルブラケット、14・・・取付ブラケット、2
6・・・カウルグリル、44,46,48・・・張り出
し部、50.52,54・・・開口部、56.58・・
・ワイパー取付孔、B・・・エアボックス。
図ないし第4図はそれぞれ第1図■−■線、■−■線、
IV−IV線に沿う断面図、第5図は本考案の一実施例
を示す一部分解見取図、第6図、第7図、第8図はそれ
ぞれ第5図VI−VI線、■−■線、■−■線に沿う断
面図である。 1・・・ダッシュパネル、2・・・ダッシュアッパパネ
ル、2a・・・空気導入口、2b・・・中間部、12・
・・ペダルブラケット、14・・・取付ブラケット、2
6・・・カウルグリル、44,46,48・・・張り出
し部、50.52,54・・・開口部、56.58・・
・ワイパー取付孔、B・・・エアボックス。
Claims (1)
- エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルの上部
を形成するダッシュアッパパネルト、該ダッシュアッパ
パネルの前端部に接合され、ダッシュアッパパネルと共
にエアボックスを形成スるカウルフロントパネルと、該
ダッシュアッパパネル後上端部に上端部が接合され、下
端部がダッシュアッパパネルの中間部に接合されて前記
エアボックスの後部を仕切るカウルリヤパネルとを有し
、該カウルリヤパネルの一部をカウルフロントパネル側
に張り出させて、この張り出し部端とダッシュアッパパ
ネルとの間に開口部を形成する一方、該開口部の後方に
在する部位のダッシュアッパパネルに空気導入口を開設
し、前記張り出し部により前記空気導入口の上部を覆う
ようにしたことを特徴とする自動車のカウル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8511984U JPS6027097Y2 (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | 自動車のカウル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8511984U JPS6027097Y2 (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | 自動車のカウル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6016680U JPS6016680U (ja) | 1985-02-04 |
JPS6027097Y2 true JPS6027097Y2 (ja) | 1985-08-15 |
Family
ID=30215084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8511984U Expired JPS6027097Y2 (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | 自動車のカウル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027097Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6011444B2 (ja) * | 2013-05-07 | 2016-10-19 | スズキ株式会社 | 車両前部構造 |
-
1984
- 1984-06-07 JP JP8511984U patent/JPS6027097Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6016680U (ja) | 1985-02-04 |
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