JPS60200200A - 放射線像変換パネル - Google Patents

放射線像変換パネル

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JPS60200200A
JPS60200200A JP5590684A JP5590684A JPS60200200A JP S60200200 A JPS60200200 A JP S60200200A JP 5590684 A JP5590684 A JP 5590684A JP 5590684 A JP5590684 A JP 5590684A JP S60200200 A JPS60200200 A JP S60200200A
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radiation image
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K4/00Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 未発1J+は、輝尽性蛍光体を利用する放射線像変換方
法に用いられる放射線像変換パネルに関するものである
。さらに詳しくは、本発明は、支持体、輝尽性蛍光体か
らなる蛍光体層、接着剤層および保護膜をこの順序で有
する放射線像変換パネルに関するものである。
[発明の技術的背景および従来技術] 放射線像を画像として得る方法として、従来より銀塩感
光材料からなる乳剤層を有する放射線写真フィルムと増
感紙との組合わせを用いる、いわゆる放射線写真法が利
用されている。最近、上記放射線写真法に代る方法の一
つとして、たとえば特開昭55−12145号公報など
に記載されているような、輝尽性蛍光体を用いる放射線
像変換方法が注目されるようになった。この放射線像変
換方法は、輝尽性蛍光体を有する放射線像変換パネル(
蓄積性蛍光体シート)を利用するもので。
被写体を透過した放射線、あるいは被検体から発せられ
た放射線を該パネルの輝尽性蛍光体に吸収させ、そのの
ちに輝尽性蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁波(励
起光)で時系列的に励起することにより、該輝尽性蛍光
体中に蓄積されている放射線エネルギーを蛍光(輝尽発
光)として放出させ、この蛍光を光電的に読み取って電
気信号を得、得られた電気信号を画像化するものである
上述の放射線像変換方法によれば、従来の放射線写真法
による場合に比較して、はるかに少ない被曝線量で情報
量の豊富な放射線画像を得ることができるという利点が
ある。従って、この放射線像変換方法は、特に医療診断
を目的とするX線撮影等の直接医療用放射線撮影におい
て利用価値の非常に高いものである。
上記の放射線像変換方法に用いる放射線像変換パネルは
、基本構造として、支持体と、その片面に設けられた蛍
光体層とからなるものである。なお、この蛍光体層の支
持体とは反対側の表面(支持体に面していない側の表面
)には一般に、透明な保14115Iが設けられていて
、蛍光体層を化学的な変質あるいは物理的な衝撃から保
護している。保護膜は通常は、別途形成した薄膜を接着
剤を用いて接Ifすることにより蛍光体層上に旧設され
ている。
蛍光体層は、輝尽性蛍光体と、これを分散状態で含有支
持する結合剤とからなるものであり、この輝尽性蛍光体
は、X線などの放射線を吸収したのち、可視光線および
赤外線などの電磁波(励起光)の照射を受けると発光(
輝尽発光)を示す性質を有するものである。従って、被
写体を透過した、あるいは被検体から発せられた放射線
は、その放射線量に比例して放射線像変換パネルの蛍光
体層に吸収され、放射線像変換パネル上には被写体ある
いは被検体の放射線像が放射線エネルギーの蓄積像とし
て形成される。この蓄積像は、上記電磁波で時系列的に
励起することにより輝尽発光として放射させることがで
き、この輝尽発光を光電的に読み取って電気信号に変換
することにより放射線エネルギーの蓄積像を画像化する
ことが可能となる。
」、記数射線像変換方法は、上述のように非常に有利な
画像形成方法であるが、この方法に用いられる放射線像
変換パネルも上記従来の放射線′q真法に用いられる増
感紙と同様に、画質(鮮鋭度。
粒状性など)の良11fな画像を4えるものであること
が望まれる。
放射線像変換方法において画像の鮮鋭度は、放射線像変
換パネルの蛍光体から発せられる輝尽発光光の広がりに
よってではなく、励起光の該パネル内での広がりに依存
して決まる。なぜならば。
放射線像変換パネルに蓄積された放射線エネルギーの蓄
積像は時系列化して取り出されるので、ある時間内にパ
ネルに照射された励起光による輝尽売先は、その時間内
に励起光が照射された蛍光体粒子群からの出力として記
録されるが、励起光が該パネル内で散乱などにより広が
り、照射目標の蛍光体粒子一群の外側に存在する蛍光体
粒子をも励起してしまうと、照射目標の蛍光体粒子群よ
りも広い領域からの出力が記録されるからである。
放射線像変換パネルの鮮鋭度を向上させる技術として、
励起光を吸収するよ−〉な着色剤によってパネルを着色
する方法が提案されている。この着色剤によって着色さ
れた放射線像変換パネルについては、たとえば特開昭5
7−96300号公報に開示されており、その具体例と
して支持体、蛍光体層および保1111!からなる代表
的な放射線像変換パネルにおいては、少なくともそのい
ずれか一つが着色されたパネルが記載されている。
1−記数射線像変換方法を特に医療用放射線撮影に適用
するに際しては、人体の被曝線量を軽減させ、かつより
多くの情報を得る必要から、該方法に用いられる放射線
像変換パネルは感度ができるだけ高く、また画質のでき
るだけ良好な画像を与えるものであるのが望ましい、こ
のような理由から、放射線像変換パネルの感度および画
質をより一層向」ニさせる技術の開発が望まれている。
[発明の目的] 本発明は、画像の鮮鋭度において向上した放射線像変換
パネルを提供することをその目的とするものである。
また、本発明は、画像の鮮鋭度と共に感度においても向
−1,シた放射線像変換パネルを提供することもその目
的とするものである。
上記の1]的は、支持体と、輝尽性蛍光体を分散状態で
含有支持する結合剤からなる蛍光体層、接着剤層および
保護膜をこの順序で有する放射線像変換パネルにおいて
、該接着剤層が、輝尽性蛍光体を輝尽発光させるための
励起光の少なくとも一部を吸収する着色剤によって着色
されていることを特徴とする本発明の放射線像変換パネ
ルにより達成することができる。
[発明の効果] 本発明は、放射線像変換パネルの蛍光体層と保護膜との
間に設けられる接着剤層を着色することにより、得られ
る画像の鮮鋭度の向上を実現するものである。また、本
発明は同上の感度を有するパネル同志を比較する場合、
公知の放射線像変換パネルよりも鮮鋭度の優れた画像を
与える放射線像変換パネルを提供するものである。
上述のように、一般に放射線像変換パネルには保護膜が
接着されており、この保IISの付設は通當は、別に形
成された透明な薄膜を接着剤を用いてイ11光体層上に
接、i¥iすることにより行なわれている。木発明者の
検討によれば、厚さの薄い接着剤からなる層(数#Lm
〜数十pLm)を、蛍光体を輝尽発光させるための励起
光を選択的に吸収する着色剤で着色し、この着色接着剤
層により保WItM中で広がりを生じた励起光を効率良
く吸収させることによって、得られる画像の鮮鋭度を高
めることができることが判明した。
また、層厚の小さな接着剤層を上記のように着色した場
合には、それよりも層厚の大きな蛍光体層などを着色し
た場合と比較して、感度をあまり低下させることなく鮮
鋭度を向上させることができることが判明した。すなわ
ち、層厚の小さな接着剤層を着色することにより、着色
された層中における輝尽発光光の吸収をできる限り少な
くシ。
かつ散乱などによって保護膜中で広がりを生じた励起光
を効率良く吸収することができるものである。
従って、本発明の放射線像変換パネルは蛍光体層を着色
した公知の放射線像変換パネルと回−・の感度を右する
ようにした場合 fl’を光体層の層厚を薄くすること
ができ、これにより1回−感度の比較において鮮鋭度を
より一層向上させることがnf能である。またこのこと
は、換言すれば、同一鮮鋭度の比較において感度をより
−・層内1−させることができることを意味する。
[発明の構成] 以上述べたような好ましい特性を持った本発明の放射線
像変換パネルは、たとえば、次に述べるような方法によ
り製造することができる。
未発IJJにおいて使用する支持体は、従来の放射線写
真法における増感紙の支持体として用いられている各種
の材料あるいは放射線像変換バネ―しの支持体として公
知の各種の材料から任意に選ぶことができる。そのよう
な材料の例としては、セルロースアセテート、ポリエス
テル、ポリエチレンテレフタレー:・、ポリアミド、ポ
リイミド、トリアセテート ク物質のフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金
箔なとの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコ
−1・紙、二酸化チタンなどの顔ネ′Iを含イTするピ
グメント紙、ポリビニルアルコールなどをサイジングし
た紙などを挙げることができる。ただし、放射線像変換
パネルの情報記録材料としての特性および取扱いなどを
考慮した場合、本発明において特に好ましい支持体の材
料はプラスチックフィルムである。このプラスチックフ
ィルムにはカーボンブラックなどの光吸収性物質が練り
込まれていてもよく、あるいは二酸化チタンなどの光反
射性物質が練り込まれていてもよい。
前者は高鮮鋭度タイプの放射線像変換パネルに適した支
持体であり、後者は高感度タイプの放射線像変換パネル
に適した支持体である。
公知の放射線像変換パネルにおいては、支持体と蛍光体
層の結合を強化するため、あるいは放射線像変換パネル
としての感度もしくは画質(鮮鋭度、粒状性)を向上さ
せるために、蛍光体層が設けられる側の支持体表面にゼ
ラチンなどの高分子物質を塗布して接着性付与層とした
り、あるいは二酸化チタンなどの光反射性物質からなる
光反射層、もしくはカーボンブラックなどの光吸収性物
質からなる光吸収層を設けることも行なわれている。未
発り1で用いられる支持体についても、これらの各種の
層を設けることができ、それらの構成は所望の放射線像
変換パネルの目的、用途などに応じて任意に選択するこ
とができる。
さらに、1.+1開昭58−200200号公報に記載
されているように、得られる画像の鮮鋭度を向」二させ
る目的で、支持体の蛍光体層側の表面(支持体の蛍光体
層側の表面に接着性付与層、光反射層あるいは光吸収層
などが設けられている場合には、その表面を意味する)
には、微細な凹凸が均質に形成されていてもよい。
次に、支持体の上には蛍光体層が形成される。
蛍光体層は、基本的には輝尽性蛍光体の粒子を分散状態
で自有支持する結合剤からなる層である。
輝尽性蛍光体は、先に述べたように放射線を照射した後
、励起光を照射すると輝尽発光を示す蛍光体であるが、
実用的な面からは波長が400〜900nmの範囲にあ
る励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽
発光を示す蛍光体であることが望ましい。本発明の放射
線像変換パネルに用いられる輝尽性蛍光体の例としては
米国特許wS3,859,527号明細書に記載されて
いるSrS:Ce、Sm、SrS:Eu。
Sm、Th02 : E r、およびLa2O2S:E
u、Sm、 特開昭55−12142号公報に記載されているZnS
:Cu、Pb、BaO*xAl2O3:Eu(ただし、
0.8≦X≦10)、および、M”0−xsi02:A
(ただし、MnはMg、Ca、Sr、Zn、Cd、また
はBaであり、AはCe、Tb、Eu、Tm、Pb、T
1.B i、またはMnであり、Xは、0.5≦X≦2
.5である)、 特開昭55−12143号公報に記載されている CB
 al−X=y l Mgx l c ay) FX 
:aEu2+(ただし、XはC1およびBrのうちの少
なくとも一つであり、Xおよびyは、0くX+y≦0,
6.かつxyso−rあり、aは、1O−1l≦a≦5
X l m”である)。
特開昭55−12144号公報に記載されているLnO
X:xA(ただし、LnはLa、Y、Gd、およびLu
のうちの少なくとも一つ、Xは0文およびBrのうちの
少なくとも一つ、AはCeおよびTbのうちの少なくと
も一つ、そして、Xは、O<x<0.1である)、 特開昭55−12145号公報に記載されている(B 
a l−X 、 M2+X) FX : y A (た
だし、M2+はMg、Ca、Sr、Zn、およびCd(
7)うちの少なくとも一つ、XはCl、Br、およびI
のうちの少なくとも一つ、AはEu、Tb、Ce、Tm
、Dy、Pr、Ho、Nd、Yb、およびErのうちの
少なくとも一つ、そしてXは、0≦X≦o、6.yは、
O≦y≦0.2である・)、特開昭55−160078
号公報に記載されているM” FX* xA : yL
n [ただし9M”はBa、Ca、Sr、Mg、Zn、
およびCd(7)うちの少なくとも一種、AはBed、
MgO,Ca0.5rO1BaO1ZnO,AjL20
3. Y2O3、La2O3,In2O3、5i02.
 TlO□ 、 ZrO2,GeO2,5n02 、 
N b 205、T a 205、およびTh02のう
ちの少なくとも一種、LnはEu、Tb、Ce、Tm、
Dy、 Pr、 Ho、 Nd、Yb、Er、 Sm、
およびGdのうちの少なくとも一種、Xは0文、Br、
および■のうちの少なくとも一種であり、Xおよびyは
それぞれ5X10−≦X≦0.5、およびo<y≦0.
2である]の組成式で表わされる蛍光体。
特開昭56−116777号公報に記載されている(B
at−X 、M”x)F2 e aBaX2 :yEu
、zA[ただし、M罵はベリリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、亜鉛、およびカドミウムの
うちの少なくとも一種、又は塩素、臭素、および沃素の
うちの少なくとも一種、Aはジルコニウムおよびスカン
ジウムのうちの少なくとも一種であり、a、x、y、お
よび2はそれぞれ0.5≦a≦1.25.0≦X≦1.
104≦y≦2 X I O−’、およびO<z≦10
−”である]の組成式で表わされる蛍光体、特開昭57
−23673号公報に記載されている (B FL l
−x 、M ” X ) F 2 ・ a B a X
 2 :yEu、zB[ただし、M菖はベリリウム、マ
グネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛。
およびカドミウムのうちの少なくとも一種、Xは塩素、
臭素、および沃素のうちの少なくとも−・種であり、a
、x、y、および2はそれぞれ0.5≦a≦1.25.
0≦X≦1.lO’≦y≦2×10−’、およびO<z
≦jX10−’である]の組成式で表わされる蛍光体。
特開昭57−23675号公報に記載されている (B
at−x 、M”X) F2 * aBaX2 :yE
u、zA[ただし、Mllはベリリウム、マグネシウム
、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、およびカドミウ
ムのうちの少なくとも−・種、Xは塩素、臭素、および
沃素のうちの少なくとも一種、Aは砒素および硅素のう
ちの少なくとも一種であり、a、x、y、および2はそ
れぞれ0.5≦a≦ 1.25、0≦X≦ 1 、10
−≦y≦2×10−’、およびO<z≦5XIO−’で
ある]の組成式で表わされる蛍光体、 特開昭58−69281号公報に記載されているM冨O
X:xCe[ただし1M!はPr、Nd、Pm、Sm、
Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、およびB
iからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属で
あり、XはC1およびBrのうちのいずれか一方あるい
はその両方であり、XはO<x<0.1である]の組成
式で表わされる蛍光体、 特開昭58−206678号公報に記載されているB 
a 1− )c M z /2 L X72 F X 
: y E u ” [ただし、MはLi、Na、に、
Rh、およびCsからなる群より選ばれる少なくとも一
種のアルカリ金属を表わし;Lは、Sc、Y、La、C
e、Pr、Nd、’Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、H
o、Er、 Tm、 Yb、 Lu、 AfL、 Ga
、 I n、およびTlからなる群より選ばれる少なく
とも一種の三価金属を表わし;Xは、C1、Br、およ
び■からなる群より選ばれる少なくとも一種の/\ロゲ
ンを表わし;そして、XはlO′≦X≦0.5、yはO
くy≦0.1である]の組成式で表わされる蛍光体。
本出願人による特願昭57−137374号明細書に記
載されているBaFX@xA: yEu2+[ただし、
Xは、C1,Br、およびIからなる群より選ばれる少
なくとも一種のハロゲンであり;Aは、テトラフルオロ
ホウ酸化合物の焼成物であり;そして、Xは10”≦X
≦o、i、yはOくy≦0.1である〕の組成式で表わ
される蛍光体 本出願人による特願昭57−158048号明細書に記
載されているBaFX争xA:yEu”[ただし、Xは
、CM、Br、およびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンであり:Aは、ヘキサフルオロケイ
酸、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサフルオロジル
コニウム酸の一価もしくは二価金属の塩からなるヘキサ
フルオロ化合物群より選ばれる少なくとも一種の化合物
の焼成物であり;そして、Xは10’≦X≦0゜1.7
はo<y≦0.1である]の組成式で表わされる蛍光体
本出願人による特願昭57−186320号明細書に記
載されているBaFX・xNaX’:aEu2+[ただ
し、XおよびX″は、それぞれC1,T3r、およびI
のうちの少なくとも一種であり、Xおよびaはそれぞれ
0<x≦2、および0<a≦0.2である]の組成式で
表わされる蛍光体。
本出願人による特願昭57−168696号明細書に記
載されているM”FX*xNaX’:y E u 計:
 Z A [ただし、Mlは、Ba、Sr、およびCa
からなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類
金属であり;XおよびX″は、それぞれC1、Br、お
よび!、からなる群より選ばれる少なくとも一種のハロ
ゲンであり;Aは。
V、Cr、Mn、Fe、Co、およびNiより選ばれる
少なくとも一種の遷移金属であり;そして、Xは0<x
≦2.Vは0<7≦0.2.および2は0<z≦104
である]の組成式で表わされる蛍光体、 本出願人による特願昭57−184455号明細書に記
載されているM ” F X * a M ” X ’
・bM”X″、 e cM”X″’3 a xA : 
y E u−[ただし yINはBa、Sr、およびC
aからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土
類金属であり;MlはLi、Na、に、Rh、およびC
sからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金
属であり;M゛冨はBeおよびMgからなる群より選ば
れる少なくとも一種の二価金属であり;MNはIQ、G
a、In、およびTJJからなる群より選ばれる少なく
とも一種の二価金属であり;Aは金属酸化物であり;X
はC1,Br、およびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンであり;X’、x”、およびX”°
は、F、(、Q、Br、およびIからなる群より選ばれ
る少なくと“も一種のハロゲンであり;そして。
aはO≦a≦2、bは0≦b≦to−’、Cは0≦C≦
lO′4、かつa+b+c≧104であり;XはO<x
≦0.5、yは0くy≦0.2である]の組成式で表わ
される蛍光体。
などを挙げることができる。
」二記の輝尽性蛍光体のうちで、二価のユーロピウム賦
活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体および希
土類元素付活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体は高輝
度の一尽発光を示すので特に好ましい、ただし、本発明
に用いられる輝尽性蛍光体は上述の蛍光体に限られるも
のではなく、放射線を照射したのちに励起光を照射した
場合に、輝尽発光を示す蛍光体であればいかなるもので
あってもよい。
蛍光体層の結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、
デキストラン等のポリサッカライド、またはアラビアゴ
ムのような天然高分子物質;および、ポリビニルブチラ
ール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセル
ロース、塩化ビニリデン参塩化ビニルコポリマー、ポリ
アルキル(メタ)アクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテートブ
チレート、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルな
どような合成高分子物質などにより代表される結合剤を
挙げることができる。このような結合剤のなかで特に好
ましいものは、ニトロセルロース、線状ポリエステル、
ポリアルキル(メタ)アクリレート、ニトロセルロース
と線状ポリエステルとの混合物およびニトロセルロース
とポリアルキル(メタ)アクリレートとの混合物である
なお、これらの結合剤は架橋剤によって架橋されたもの
であってもよい。
蛍光体層は、たとえば、次のような方法により支持体上
に形成することができる。
まずt記の輝尽性蛍光体と結合剤とを適当な溶剤に添加
し、これを充分に混合して、結合剤溶液中に蛍光体粒子
が均一に分散した塗布液を調製する。
塗布液vA製用の溶剤の例としては、メタノール、エタ
ノール、n−プロパツール、n−ブタノールなどの低級
アルコール;メチレンクロライド、エチレンクロライド
などの塩素原子含有炭化水素、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンなとのケトン:酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級
アルコールとのエステル;ジオキサン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルなとのエーテル;そして、それらの混合物を
挙げることができる。
塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合比は、目
的とする放射線像変換パネルの特性、蛍光体の種類など
によって異なるが、一般には結合剤と蛍光体との混合比
は、1:l乃至1 : 100(重量比)の範囲から選
ばれ、そして特にl・8乃至1:40(重量比)の範囲
から選ぶことが好ましい。
なお、塗布液には、該塗布液中における蛍光体の分散性
を向上させるための分散剤、また、形成後の蛍光体層中
における結合剤と蛍光体との間の結合力を向」二させる
ための可塑剤などの種々の添加剤が混合されていてもよ
い。そのような目的に用いられる分散剤の例としては、
フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界面活性
剤などを挙げることができる。そして可塑剤の例として
は、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェ
ニルなどの燐酸エステル;フタル酸ジエチル、フタル酎
ジメトキシエチルなどのフタル酸エステル;グリコール
酸エチルフタリルエチル1グリコール酩ブチルフタリル
ブチルなどのグリコール酩エステル;そして、トリエチ
レングリコールとアジピン酸とのポリエステル、ジエチ
レングリコ−ルとコハク酩とのポリエステルなどのポリ
エチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリエステル
などを挙げることができる。
上記のようにして調製された蛍光体と結合剤とを含有す
る塗布液を、次に支持体の表面に均一に塗布することに
より塗布液の塗膜を形成する。この塗布操作は、通常の
塗布手段、たとえば、ドクターブレード、ロールコータ
−、ナイフコーターなどを用いることにより行なうこと
ができる。
ついで、形成された塗膜を徐々に加熱することにより乾
燥して、支持体4二への蛍光体層の形成を完了する。蛍
光体層の層厚は、目的とする放射線像変換パネルの特性
、蛍光体の種類、結合剤と蛍光体との混合比などによっ
て異なるが、通常は20gm乃至1mmとする。ただし
、この層厚は50乃至500μmとするのが好ましい。
なお、蛍光体層は、必ずしも」−記のように支持体」−
に塗布液を直接塗布して形成する必要はなく、たとえば
、別に、カラス板、金属板、プラスチ〉クシ−1・など
のシート」二に塗布液を塗布し乾燥することにより蛍光
体層を形成した後、これを、支持体上に押圧するか、あ
るいは接着剤を用いるなどして支持体と蛍光体層とを接
合してもよい。
次に、蛍光体層上には本発明の特徴的な要件である着色
接着剤層を介して保護膜が設けられる。
本発明の放射線像変換パネルにおいて接着剤層に用いら
れる接着剤の例としては、ポリアクリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂およびエチレン・酢酸ビニル系共重合体を挙げるこ
とができる。接着剤は上記の樹脂に限定されるものでは
なく、たとえば、従来より接着剤として公知の任意の樹
脂を用いることができる。
また、接着剤層を着色するのに使用される着色剤は、該
パネルの蛍光体層を構成する輝尽性蛍光体を輝尽発光さ
せるための励起光の少なくとも一部を吸収するような着
色剤である。この着色剤はパネルに使用される輝尽性蛍
光体の励起光波長領域における平均反射率が、輝尽性蛍
光体の輝尽発光波長領域における平均反射率よりも小さ
いような反射特性を有するものであるのがtITましい
画像の鮮鋭度の向」−の点から、上記着色剤の輝尽性蛍
光体の励起光波長領域における平均反射(lはできるだ
け小さい方がよい。一方、感度の点から、着色剤の輝尽
性蛍光体の輝尽発光波長領域における平均反射率はでき
るだけ大きい力がよい。
従って、好ましい着色剤は放射線像変換パネルに使用さ
れる輝尽性蛍光体の種類によって変動するものである。
前述のように、本発明の放射線像変換パネルに使用され
る蛍光体としては、400〜900nmの波長範囲にあ
る励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽
発光を示す蛍光体であることか望ましい。このような輝
尽性蛍光体に対しては、励起光波長領域における平均反
射率が輝尽発光波長領域における平均反射率よりも小さ
くなり、かつ、両者の差ができるだけ大きくなるように
、青色乃至緑色の着色剤が使用される。
本発明においてilfましく使用される青色乃至緑色の
着色剤(染料および顔料)の例としては、特開昭55−
163500号公報に開示されているような着色剤、す
なわち例えば、ザポンファストブルー30(l\キスト
社製)、ニストロールプリルブルーh13RL (住人
化学■製)、スミアクリルブルーF−GSL (住友化
学四製)、D&CブルーNo、l(ナショナルアニリン
社製)、スビリン;・ブルー(保土谷化学■製)、オイ
ルブルーNo、603(オリエント社製)、キトンブル
ーA(チパカイギー社製)、アイゼン力チロンプル−G
LH(、保土谷化学蛛製)、レイクブルーA、F、H(
協和Jr業■製)、ローダリンブルー6GX(協和産業
■製)、ブリモジアニン6GX(稲畑産業■製)、プリ
ルアシッドグリーン6BH(保土谷化学■製)、シアニ
ンブルーBNR3(東洋インク■製)、ライオノルブル
ーSL(東洋インク輛製)等の有機系着色剤;および群
青、コ/〜ルトブルー、セルリアンブルー、醸化クロム
、Ti02−ZnO−Coo−N1O系顔料等の無機系
着色剤を挙げることができる6 また、前記の特開昭57−96300号公報に開示され
ているようなカラーインデックスNo。
24411.23160.74180.74200.2
2800.23150.23155.24401.14
880.15050.15706.15707.179
41.74220.13425.13361,1342
0.11836.74140.74380.74350
、および74460などの有機系金属錯塩着色剤も挙げ
ることができる。
これらの青色乃至緑色の着色剤のうちで、得られる画像
の粒状性およびコントラストなどの点から、後者の特開
昭57−96300号公報に開示されているような、励
起光よりも長波長領域に発光を示さない有機系金属錯塩
着色剤が特に好ましい。
着色接着剤層は保護Hりと一緒に、たとえば次のような
方法により蛍、光体層上に形成することができる。
まず]−記の樹脂と着色剤とを適当な溶剤に添加し、こ
れを充分に混合して接着剤層形成のための塗布液を調製
する。塗布液調製用の溶剤としては前述の蛍光体層の形
成の際に用いられる溶剤を使用することができる。
この塗布液を、通常の塗布手段、たとえばトクタ〜ブレ
ー1・、ロールコータ−、ナイフコーターなどを用いる
ことにより、保護膜用の透明な薄膜表面に均一・に塗布
して塗膜を形成する。次いで、塗膜の形成された透明な
薄膜を塗膜を下に向けて蛍光体層」二に接着(ラミネー
ト)することにより、蛍光体層1−への着色接着剤層お
よび保護膜の形成を完了する。
このようにして、蛍光体層」二には着色された接着剤層
が形成される。着色接着剤層の層厚は、l」的とする放
射線像変換パネルの特性、蛍光体層および保護+19に
用いられる材料の種類、樹脂および着色剤の種類などに
よって異なるが、通常はO6■乃至10pLmとするの
が好ましい。
また、塗布液における樹脂と着色剤との混合比は、着色
剤が染料である場合には一般に10: 1乃至106:
1(重量比)の範囲から選ばれる。
着色剤が顔料である場合には一般に1:10乃至105
:1(重量比)の範囲から選ばれる。
感度の点から、着色接着剤層の輝尽発光波長領域におけ
る反射率はできるだけ大きい力がよい。
一般に、着色接着剤層のrr%尺発光発光波長領域ける
平均反射率は1着色されていない同等の接着剤層の同一
波長領域におけるf均反射率の20%以上とされるのが
好ましい。
一力、鮮鋭度の点からは、着色接着剤層の励起光波長領
域における反射率は小さい方がよl/\。一般に、着色
接着剤層の励起光波長領域における平均反射率は、着色
されていない同等の接着剤層の回−波長領域における平
均反射率の95%以下でおるのが好ましい。
ただし、本発明において、反射率とは、積分球形の分光
光度計を用いて測定した反射率を意味する。
また、1−記のようにして形成される透明保護膜の材料
の例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン、塩化ビニリデン、ポリアミドなどから別に形成し
た透明な薄膜を挙げることができる。透明保護膜の膜厚
は、約3乃至20pLmとするのが望ましい。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各側は本発明を制限するものではない
[実施例11 で1価ユーロピウム賦活弗化臭化/ヘリウム蛍光体(B
aFBr:Eu2+)の粒子とアクリル樹脂との混合物
にメチルエチルケトンを添加して、蛍光体粒子を分散状
態で含有する分散液を調製した。
この分散液にさらに燐酸トリクレジル、n〜ブタノール
、そしてメチルエチルケトンを添加したのち、プロペラ
ミキサーを用いて充分に攪拌混合して、蛍光体粒子が均
一に分散し、結合剤と蛍光体との混合比が1+30(重
量比)、かつ粘度が25〜35PS (25℃)の塗布
液を調製した。
次に、ポリエチレンテレフタレートシーt−(支持体、
厚み:250gm)をカラス板1−に水平に4いて、そ
のにに塗布液をドクターブレードを用いて均一に塗布し
た。そして塗布後に、塗膜が形成された支持体を乾燥器
内に入れ、この乾燥器の内部の温度を25℃から100
℃に徐々に上昇させて、塗+1Qの乾燥を行なった。こ
のようにして、支持体トに層厚が約300 gmの蛍光
体層を形成した。 □ 別に、ポリエステルMA脂(接着剤;バイロン#300
、東洋紡■製)をメチルエチルケトンに溶解したのち、
この接着剤溶液に染料(銅フタロシアニン)を接着剤に
対する固形分比で0.5%添加して塗布液を調整した。
この塗布液を上記と同様の操作により、ポリエチレンテ
レフタレートの透明フィルム(保護膜、厚み:12IL
m)J−に2g/rrf塗布し、着色された接着剤から
なる塗膜を形成した。
そして、この着色接着剤からなる塗膜の設けられた透明
フィルムを塗膜側を下に向けて置いて蛍光体層に接着す
ることにより、着色接着剤層および透明保護膜を形成し
、支持体、蛍光体層、着色接着剤層および透明保護膜か
ら構成された放射線像変換パネルを製造した。(パネル
a)さらに、接着剤層の着色に用いる染料の星をo、t
−t、o%(接着剤に対する固形分1)の範囲で変化さ
せることにより、支持体、蛍光体層、着色接着剤層およ
び透明保護膜から構成された接着剤層の着色度の異なる
種々の放射線像変換パネルを製造した。(パネルA) [比較例1] 実施例1において、蛍光体層形成のための塗布液中に染
料(銅フタロシアニン)を0.1%(結合剤に対する固
形分比)添加したこと以外は実施例1の方法と同様な処
理を行なうことにより、支持体」二に着色蛍光体層を形
成した。
次に、接着剤層形成のための塗布液中に染料を添加しな
いこと以外は実施例1と同様の処理を行なうことにより
、支持体、着色蛍光体層、接着剤層および透1!!1保
護膜から構成された放射線像変換パネルを製造した。(
パネルb) さらに、イ1?光体層の着色に用いる染料の量を0.1
−1.0%(結合剤に対する固形分比)の範囲で変化さ
せることにより、支持体、着色蛍光体層、接着剤層およ
び透明保護膜から構成された蛍光体層の着色度の異なる
種々の放射線像変換パネルを製造した。(パネルB) 上記のようにして得られた各々の放射線像変換パネル(
パネルa、Aおよびパネルb、B)を、次に記載する画
像鮮鋭度試験および感度試験により評価した。
(1)画像鮮鋭度試験 放射線像変換パネルに、管電圧80KVpのX線をMT
Fチャートを通して照射したのち、He−Neレーザー
光(波長:632.8nm)で走査して蛍光体粒子を励
起し、蛍光体層から放射される輝尽発光を受光器(分光
感度S−5の光電子増倍管)で受光して電気信号に変換
し、これを画像再生装置によって画像として再生して表
示装置にMTFチャーI・の画像を得た。得られた画像
より変調伝達関数(MTF)を測定した。
(2)感度試験 放射線像変換パネルに、管電圧80KVpのX線を照射
したのち、He−Neレーザー光(波長:632.8n
m)で励起して感度を測定した。
画像鮮鋭度について得られた結果を第1図にグラフの形
で示す。
第1図は、 曲線a:バネルa(実施例1)におけるに空間周波数と
MTF値との関係、および、 曲線b:パネルb(比較例1)におけるに空間周波数と
MTF値との関係、 をそれぞれ表わしている。
また、画像鮮鋭度および感度について得られた結果を第
2図にグラフの形で示す。
第2図において、横軸は比較例1におけるパネルbを基
準(相対感度:100、空間周波数2サイクル/mmに
おける鮮鋭度=35%)と1したときの相対感度の差(
減少分)を表わし、縦軸は同じくパネルbを基準とした
ときの鮮鋭度の差(増加分)を表わしている。第2図に
おいて、直線A:パネルA(実施例1)における相対感
度と鮮鋭度との関係、および、 直線B:パネルB(比較例1)における相対感度と鮮鋭
度との関係。
をそれぞれ表わしている。
第1図にまとめられた結果から明らかなように、本発明
の放射線像変換パネル(パネルa)は従来の放射線像変
換パネル(パネルb)よりも鮮鋭度が著しく向上してい
る。
また、第2図に示されたグラフAとグラフBとから、本
発明の放射線像変換パネル(パネルA)は、感度が同一
である場合に、公知の放射線像変換パネル(パネルB、
特開昭57−96300号明細書に開示されている)よ
りも鮮鋭度の著しく高い画像を与えることが明らかであ
る。
[実施例2] 実施例1において、蛍光体層の層厚を150I1.mと
すること以外は実施例1と同様の処理を行なうことによ
り、支持体、蛍光体層、着色接着剤層および透明保護膜
から構成された放射線像変換パネルを製造した。
さらに、接着剤層の着色に用いる染料の量を0.1〜1
.0%(接着剤に対する固形分比)の範囲で変化させる
ことにより、支持体、蛍光体層、着色接着剤層および透
明保護膜から構成された接着剤層の着色度の異なる種々
の放射線像変換パネルを製造した。()ぐネルC) [比較例2] 比較例1において、着色蛍光体層の層厚を150pLm
とすること以外は比較例1と同様の処理を行なうことに
より、支持体、着色蛍光体層、接着剤層および透明保護
膜から構成された放射線像変換パネルを製造した。(パ
ネルd) 次に、得られた各々の放射線像変換パネル(パネルCお
よびd)を、上記の画像鮮鋭度試験および感度試験によ
り評価した。
得られた結果を第2図にグラフの形で示す。
第2図において、 直線C:パネルC(実施例2)における相対感度と鮮鋭
度との関係、 を表わしている。なお、この場合に基準としてパネルd
(相対感度=lOO1空間周波数2サイクル/ m m
における鮮鋭度=55%)を用いている。
第2図に示されたグラフCから、本発明に従う放射線像
変換パネルは、蛍光体層の層厚を薄くした場合でも同様
の傾向を示して、従来の放射線像変換パネルよりも同一
感度における鮮鋭度が向上することが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の放射線像変換パネル(曲線a)およ
び従来の放射線像変換パネル(曲線b)についてのMT
Fを示すグラフである。 ;52図は、本発明の放射線像変換パネル(直線A、C
)および公知の放射線像変換パネル(直線B)における
相対感度と鮮鋭度との関係を示すグラフである。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社 %代理人 弁
理士 柳川泰男 第1図 0 0.5 1 +、5 2 2.5 3空間周〕皮数
(サイクル/mm)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■。支持体、輝尽性蛍光体を分散状態で含有支持する結
    合剤からなる蛍光体層、接着剤層および保護膜をこの順
    序で有する放射線像変換パネルにおいて、」−記接着剤
    層が、輝尽性蛍光体を輝尽発光させるための励起光の少
    なくとも一部を吸収する着色剤によって着色されている
    ことを特徴とする放射線像変換パネル。 2゜上記接着剤層が、輝尽性蛍光体の励起光波長領域に
    おける平均反射率が該輝尽性蛍光体の輝尽発光波長領域
    における平均反射率よりも小さい着色剤により着色され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放
    射線像変換パネル。 3゜J−記着色された接着剤層の励起光波長領域95%
    以下であることを酷滑とする4!#¥F、情歩め筋囲第
    2項記載の放射線像変換パネル。 4゜上記着色された接着剤層の輝尽発光波長領域におけ
    る11均反射率が、着色されていない同等の接着剤層の
    輝尽発光波長領域における平均反射率の20%以上であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲g<2項記載の放射
    線像変換パネル。 5.41記岬尽性蛍光体が、400−900 n mの
    波長範囲にある励起光によって300〜500nmの波
    長範囲の輝尽発光を示す蛍光体であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかの項記載の
    放射線像変換パネル。 6゜上記輝尽性蛍光体が、二価ユーロピウム賦活アルカ
    リ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第5項記載の放射線像変換パネル
    。 7゜上記輝尽性蛍光体が、希土類元素賦活希土類オキシ
    ハロゲン化物系蛍光体であることを特徴とする特許請求
    の範囲第5項記載の放射線像変換パネル。
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