JPS6015028Y2 - ミキシング型湯沸器の湯水混合装置 - Google Patents

ミキシング型湯沸器の湯水混合装置

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JPS6015028Y2
JPS6015028Y2 JP9482881U JP9482881U JPS6015028Y2 JP S6015028 Y2 JPS6015028 Y2 JP S6015028Y2 JP 9482881 U JP9482881 U JP 9482881U JP 9482881 U JP9482881 U JP 9482881U JP S6015028 Y2 JPS6015028 Y2 JP S6015028Y2
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JP
Japan
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valve
hot water
water side
valves
water
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JP9482881U
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JPS581875U (ja
Inventor
雄一郎 那木
雅靖 木下
宏一 小林
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パロマ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はミキシング型湯沸器の湯水混合装置に関する
ものである。
従来、混合弁室に湯側片面バルブに対応する湯側バルブ
シート部と水側片面バルブに対応する水側バルブシート
部を備え、それぞれのバルブと対応スるバルブシート部
との接触移動が互いに逆関係となっている構成の2バル
ブ2シ一ト方式の湯水混合装置は公知であるが、この方
式のものでは実際の使用にあたり湯沸器の能力以上の水
量が流れるため高温の出湯温度が維持できなくなり降下
する重大な欠点があった。
そこで、1つの弁軸に備えた高温湯側弁体と冷水側弁体
の進退勤作により弁座との間隙を広狭に調節して湯水の
混合割合を調節する形式のものにおいて、弁軸に制御弁
体を備えて高温湯側弁体に対設しその開度が高温湯側弁
体の開度と反比例するようにしたもの(例えば実開昭5
5−65127号公報)が提案されているが、これらは
高温側における冷水の通過面積の変化が予想以上に大き
くその流量変化が大きく弁軸のストロークに対する出湯
温度の変化は高温側で非常に大きく出湯温度のばらつき
が大きくなり易く実用性に欠けるものである。
この考案はこのような欠点を解消するために2バルブ3
シ一ト方式をとり、かつ親、子バルブの相関的な開閉動
作でその微量の湯水調整を可能として湯沸器の能力を超
える水量の流れを制御し弁軸のストロークに対する出湯
温度の変化を高温側でも小さくし温度制御を容易となし
たものである。
以下その一実施例を図面とともに説明する。
第1図はこの考案のミキシング型湯沸器の湯水混合装置
の全体を示した断面図であって、1は弁軸で、その基端
雄ねじ部14を固定雌ねじ部15に螺挿しサーボモータ
Mにより減速ギヤー16゜17を介して弁軸1を回転せ
しめることによりその進退移動ができるようになし、か
つ弁軸1の先端部を弁本体18内に挿入しこれに後述す
るバルブV1.v2を備えている。
弁本体18には給水路19、給湯路20及び出湯路21
をこれらの真中に配置された混合弁室8に連通して設け
、給湯路20の給湯口9に湯側両面バルブシート10.
11を一定の間隔を存して対設するとともに、給水路1
9の給水口12には水側片面バルブシート13を設け、
出湯路21の途中に乱流板22を介在せしめている。
Vlは微量調節用湯側子バルブ2と流量調節用湯側両面
親バルブ4を組合わぜて構成した湯側両面バルブであっ
て、微量調節用湯側子バルブ(以下単に湯側子バルブと
いう。
)2は弁軸1に嵌めつけ先端側(以下右方という。
)への移動が弁軸1に固定したストップリング23によ
って一定位置で規制されるようになっている。
また、流量調節用湯側両面親バルブ(以下単に湯側視バ
ルブという。
)4は湯側子バルブ2に相対的に摺動が自由に行えるよ
う嵌めつけられ基端側(以下左方という。
)への移動が湯側子バルブ2に突設した係止凸条24に
より一定位置、すなわち、湯側子バルブ2の開度が最大
の位置まで規制され、右方へは湯側子バルブ2の開度が
次第に絞られて完全閉止されるまで移動できるようにな
して湯側子バルブ2に対する湯側視バルブ4の相対的移
動(左右方向への移動)により湯側子バルブ2の開度調
整が自由に行えて給湯量の微量調節が効果的に行いうる
ようになっている。
V2は微量調節用水側子バルブ3と流量調節用水側片面
バルブであって、微量調節用水側子バルブ(以下単に水
側子バルブという。
)3は弁軸1に嵌めつけ左方への移動が弁軸1に固定し
たストップリング25によって一定位置で規制されるよ
うになっている。
また、流量調節用水側片面貌バルブ(以下単に水側視バ
ルブという。
)5は水側子バルブ3に相対的に摺動が自由に行えるよ
う嵌めつけられ左方への移動が水側子バルブ3に突設し
た係止凸条26により一定位置、すなわち、水側子バル
ブ3の開度が最大の位置で規制され、右方へは水側子バ
ルブ3の開度が次第に絞られて完全閉止されるまで移動
できるようになして水側子バルブ3に対する水側視バル
ブ5の相対的移動(左右方向への移動)により水側子バ
ルブ3の開度調整が自由に行えて給水量の微量調節が効
果的に用いうるようになっている。
前記湯側両面バルブV1と水側片面バルブV2は後述の
バルブシートio、i1及び13との関連において一定
の間隔を存して備えられている。
すなわち、子バルブ2,3は弁軸1に対しストップリン
グ23.25でその外側が位置決めされ、内側には発条
7を介挿して一定の間隔を存して保持され、これに湯側
視バルブ4、水り側視バルブ5が嵌入され、水側視バル
ブ5と湯側視バルブ4との間に発条6を介装してこれら
を離反する方向へ付勢せしめている。
また、湯側視バルブ4の右側(外側)に発条27を弁本
体18との間に介装して該湯側視バルブ4の右方への移
動1に伴い、その弾発力が増大するよう支承せしめてい
る。
10.11は混合弁室8の給湯口9に形成した湯側両面
バルブシートであって、湯側両面バルブV□の湯側視バ
ルブ4に対応しており、弁軸1の進退移動により湯側子
バルブ2を介して湯側視バルブ4が該バルブシートIO
,11に接触してその開度調節ができるようになってい
る。
また、13は混合弁室8の給水口12に形成した水側片
面バルブシートで、水側片面バルブV2の水側視バルブ
5に対応しており、弁軸1の進退移動により水側子バル
ブ3を介して水側視バルブ5が該バルブシート13に接
離してその開度調節ができるようになっている。
28は湯側両面バルブシートlG、11の左方(混合弁
室8に近い方)のバルブシート10に穿ったバイパス孔
である。
なお、弁軸1に対し子バルブ2,3を第6図に示す如く
一体形成七でもよいこと勿論である。
第2図ないし第5図にもとづいてその作用を説明する。
第2図Aの状態においては弁軸1が左限位置に達してお
り、湯側視バルブ4は左方のバルブシート10に密接し
て給湯路20を閉止し、かつその子バルブ2も左限位置
にあって閉止されている。
一方、水側視バルブ5はそのバルブシート13に密接し
て給水路19を閉止し、かつその子バルブ3も左限位置
にあって閉止されていて各バルブ2.3及び4,5はす
べて全閉の状態にありバフイパス孔28のみが開設され
ているにすぎない。
したがって、給湯路20からの高温湯はバイパス孔28
からのみ混合弁室8へ一定最小量流入し出湯路21へ導
かれるものである。
この状態における湯と水の通過面積と弁軸1のストロー
クとの関係は第3図Aの位置関係にあり湯のみが供給さ
れることから最高温度の出湯が得られるのである。
(ここで、湯aおよび水すの通過面積をそれぞれ破線、
実線にて従来例の湯a′およびb′の通過面積と対比し
て示した。
以下同じ)。湯水を混合すべくサーボモータMを起動し
弁軸1を回転させながら右行させると湯側子バルブ2と
水側子バルブ3をともに右行させて、これらを一定開度
に開放し第2図Bの状態に位置したときは給湯路20か
らの高温湯はバイパス孔28と湯側両面バルブ2の両開
口から混合弁室8へ一定量流入し、一方、給水路19か
らの冷水は水側子バルブ3の開口から混合弁室8へ一定
量流入する。
したがって、これらを混合弁室8で混合して出湯路21
へ導くものである。
ここで、湯側子バルブ2と水側子バルブ3の開度の増加
は非常にゆるやかである。
この状態における湯と水の通過面積と弁軸1のストロー
クとの関係は第3図のBの位置関係にあり、冷水量より
高温湯量の方が未だ相当多量であるため高温の出湯が得
られることになる。
弁軸1をさらに右行させると、湯側子バルブ2の開度は
さらに広くなると同時に水側子バルブ3は全開の状態と
なり水側視バルブ5も水側子バルブ3の係止凸条26に
より右方へ僅かに押し開かれ、給水路19からの冷水は
水側視、子バルブ5.3の開口から増量して混合弁室8
へ流入し、第2図Cの状態に位置されたときは給湯路2
0からの高温湯はさらに広くなった湯側子バルブ2の開
口とバイパス孔28から混合弁室8へ徐々に増量して流
入量これらを混合弁室8で混合して出湯路21へ導くも
のである。
この状態における湯と水の通過面積と弁軸1のストロー
クとの関係は第3図Cの位置関係にあり引続き高温度の
出湯が得られるが水の湯に対する混合比が増し出湯温度
は低下することになる。
弁軸1をさらに右行させると、湯側子バルブ2は全開と
なると同時に湯側視バルブ4もその係止凸条24で右方
へ押し開かれ、かつ水側視バルブ5の開度もその水側子
バルブ3を全開位置に保ったままさらに広くして第2図
りの状態に位置すると冷水は急激に増量するが高温湯も
はS゛同じ変化率で増量して混合弁室8へ流入する。
この状態における湯と水の通過面積と弁軸1のストロー
クとの関係は第3図りの位置関係にあって水の高温湯に
対する混合比を更に増し出湯温度は更に低下して略中程
度の温度の出湯が得られるのである。
弁軸1をさらに右行させて湯側視バルブ4をその子バル
ブ2を全開に保ったまま湯側両面バルブシート1G、1
1の中間に位置させ最大開度、即ち全開の状態とすると
同時に水側視バルブ5もその子バルブ3を全開に保った
ままさらに開度を広げて第2図Eの状態に位置すると高
温湯の流入量を最大とし、冷水の流入量は同じ変化率で
更に増量する。
この状態における湯と水の通過面積と弁軸1のストロー
クとの関係は第3図Eの位置関係にあって引続き出湯温
度は更に低下するのである。
弁軸1をさらに右行させて湯側視バルブ4をその湯側子
バルブ2を全開に保ったまま湯側両面バルブシート10
,11の右方のバルブシート11に密接させて閉止し湯
側子バルブ2のみを全開に保持すると同時に水側視バル
ブ5をその子バルブ3とともにその開度を増し全開とな
して第2図Fの状態に位置すると高温湯の流入量は湯側
子バルブ2による開口のみからとなり、一方、冷水量は
最大となる。
この状態における湯と水の通過面積と弁軸1のストロー
クとの関係は第3図Fの位置関係にあって水の高温湯に
対する混合比を最大となし最低温度の出湯が得られるの
である。
以上の如く湯側両面バルブ■1と水側片面バルブV2と
は親バルブ4,5と子バルブ2,3とにより開口度を急
緩二段に変化し得るものである。
前記一連の親子バルブの開閉による湯水の混合量は第4
図のグラフに示したように、その高温湯の流量と冷水の
流量の関係はeとdの如くとなり、湯水の流量による出
湯温度が第5図において従来の破線eに比べゆるやかに
上昇する実線fとなり温度調節が容易となる。
これは子バルブ2゜3による微量調節が効果的に行える
こと、かつ高温湯の流量の上限を低く抑えた(第3図に
おいてそれぞれの通過面積a/、 b /との対比参照
)ことにより高温側で水量の減少率は小さく高温湯の最
大流量における温度降下が少いので高温側において急激
な温度変化がなくなり常に安定的な出湯が得られるので
ある。
湯側子バルブ2の湯側親パルブ4に対する開度を大きく
すれば低温側の弁軸1のストロークと湯温の勾配も適宜
小さくなし得る。
この考案は以上説明したように、子バルブの開度調整に
よる微量の湯水調節を親バルブの開度調整と相関的に行
う2バルブ3シ一ト方式の構造としたから、その混合比
が常にゆるやかなカーブを描き、かつ湯水の流量調整の
上限が低くなり、高温出湯時において能力オーバーさせ
ず安定した出湯が得られる。
したがって、従来のように使用中に不本意に出湯温度が
低くなったり高くなったりする不具合が解消でき温度変
化が小さくなり、特に高温側で小さくなり、温度調節は
安定的に行え、湯温の自動制御を非常に容易となすこと
ができる実用性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す全体の断面図、第2
図AないしFは各バルブの作動状態を示す断面図、第3
図は温水の通過面積と弁軸のストロークの関係を示した
グラフ、第4図は湯水の供給量の関係を示したグラフ、
第5図はその混合湯の温度と弁軸のストロークの関係を
示したグラフ、第6図は弁軸と子バルブを一体形成した
実施例の断面図である。 1・・・・・・弁軸、2,3・・・・・・湯、水側微量
調節用子バルブ、4,5・・・・・・湯、水側流量調節
用親バルブ、Vl・・・・・・湯側両面バルブ、V2・
・・・・・水側片面バルブ、6,7・・・・・・発条、
8・・・・・・混合弁室、9・曲・給湯口、10.11
・・・・・・湯側両面バルブシート、12・・・・・・
給水口、13・・・・・・水側片面バルブシート、14
・・・・・・基端雄ねじ部、15・曲・固定雌ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁軸1に、ある間隔を存して挿着した微量調節用子バル
    ブ2,3に流量調節用親バルブ4,5を一定範囲の相対
    的な摺動ができるよう組付けて親バルブ4,5の相対移
    動により子バルブ2,3の開度調整ができるようになし
    た湯側両面バルブ■1と水側片面バルブV2を備え、又
    、該湯側両面バルブV、と水側片面バルブV2の親バル
    ブ4,5を混合弁室8の給湯口9に形成した湯側両面バ
    ルブシート10,11と、給水口12に形成した水側片
    面バルブシート13にそれぞれ接離するよう対設せしめ
    て弁軸1の進退勤作で子バルブ2,3を介して子バルブ
    2,3と親バルブ4,5を相関的に開閉して、低温側よ
    り高温側に移行するに伴って水の通過面積を減少させ高
    温湯の通過面積を途中で極大となるように設定腰かつ高
    温側での湯、水の通過面積は子バルブ2,3により開度
    増減率を緩やかとなし、かつ高温湯の流量の上限位置を
    低く抑えたことを特徴とするミキシング型湯沸器の湯水
    混合装置。
JP9482881U 1981-06-26 1981-06-26 ミキシング型湯沸器の湯水混合装置 Expired JPS6015028Y2 (ja)

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JPS581875U JPS581875U (ja) 1983-01-07
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