JPS6013860B2 - 客電車の構体総組立方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、客電車の機体総組立方法に関するものである
。

従来の客電車の機体総組立方法を第１図により説明する
と、台枠ブロック１、側機ブロック２、妻横ブロック３
および屋根機ブロック４を作り〜次に台枠ブロック１を
土台にし、妻横ブロック３、側横ブロック２および屋根
穣ブロック４を順次組立て、横体５を作り上げた後構体
内部へブラケット類や運転室、便所仕切りなどを取付け
、その後歪取りや仕上げ作業を行なって機体を完成させ
ていた。

上記従来の機体総組立方法では、機体総組立後機体完成
までの機体内部での作業が非常に多くなるが、関口部に
制約されて人力で搬入できるような軽い手工具以外は持
込むことが困難であるため、手作業を主体としていた。

また、各ブロックは薄板大物構造のため歪が発生し寸法
精度不良になっているので、機体総組立を強固な治具で
拘束して作業する必要があったが、溝体内部からの拘束
方法が困難であった。本発明は、機体総組立作業を機械
化し、作業能率を向上することを目的としたものである
。

本発明は、機体総組立で最も作業量の少ない台枠ブロッ
クを側機ブロック、妻機ブロックおよび屋根横ブロック
同士を組立てた後に組込むようにし、機体総組立作業の
側礎、妻機および屋根横の組立を機械化して作業能率を
向上したことを特徴とする。本発明の−実施例を第２図
により説明する。

側溝ブロック２をレベル台６とそれぞれ内側拾具１２お
よび外側拾具１３に取付けた位置決め当り７および８に
より固定する。妻横ブロックも側横ブロック２と同様な
方法で固定する。なお、位置決め当り７，８ならびに内
側拾具１２および外側拾具１３上を移動する目走台車１
１に取付けた位置決め当り９，１０は、例えばねじをモ
ーターで駆動し位置決め位置で正確に停止するよう制御
する。次に、屋根横ブロック４を位置決め当り９および
Ｉ肌こより固定し、これら側機、妻機および屋根横ブロ
ックを溶接組立する。そして最初から横体内部へ搬入し
ておいたブラケット類や運転室、便所仕切りなどの取付
けを行なう。その後「位置決め当り７，登り９，ＩＱを
引き込ませ自走台車１１を車端寄りへ移動させて側溝も
妻機および屋根横の組立品をクレーンで吊り出し「台枠
上へ下ろして台枠と組立て横体を作り上げる。これによ
り機体総総立が完了する。以上のように「本発明は側溝
ブロック、妻機ブロックおよび屋根機ブロック相互を組
立後台枠と錘立てる作業方法にすることにより〜側磯Ｌ
妻機および屋根横の組立が機械化でき〜作業能率が向上
する効果がある。

また「側横、妻機および屋根礎ブロックをこのような機
体総組立方法で強固に拘束して粗立てるので「寸法精度
が確保でき歪発生を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第蔓図は客露車横体のブロック分割説明図「第２図は本
発明の−実施例の断面図である。 亀……台枠ブロック、２・・…・側機ブロック、３……
妻機ブロック〜 亀……屋根機ブロック〜 ５……機体
「 ６……レベル台も？，８，９，１０・・・…位置決
め当り〜 竃亀…・・。 自走台車トＧ２・…叫内側治具も角３州・・・外側治具
。第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 構体内部に取付ける部品をあらかじめ内部に搬入し
   、側構ブロツクおよび妻構ブロツクをレベル台と内側治
   具、外側治具で固定し、屋根構ブロツクを内側治具と外
   側治具上を移動する自走台車で固定して側構、妻構およ
   び屋根構を組立て、上記搬入部品の取付けを行ない、そ
   の後これらを台枠と組立てるようにしたことを特徴とす
   る客電車の構体総組立方法。