JPS5850709B2

JPS5850709B2 - 顆粒状の動物用軟質飼料

Info

Publication number: JPS5850709B2
Application number: JP56081872A
Authority: JP
Inventors: 泰治中島; 恒雄外川; 克雄小池
Original assignee: NIPPON HAIGO SHIRYO KK
Current assignee: NIPPON HAIGO SHIRYO KK
Priority date: 1981-05-30
Filing date: 1981-05-30
Publication date: 1983-11-11
Also published as: JPS57198054A; NL8202183A; DE3220557A1; GB2137471A; GB2102268A; GB2102268B; GB8410586D0; US4542031A; DE3220557C2; GB2137471B

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、適度の粘結性を有し、嗜好性の高い顆粒状の
動物用飼料に関する。

従来の動物用配合飼料は、粉砕または圧片などの加工処
理された飼料原料が撹拌混合された飼料で、その形態は
粉末状、粒状に大別されている。

粉末状配合飼料は、飛散するので、飼育環境な悪くする
ので衛生上好ましくなく、また摂飼するにも、給飼する
にも容易でな乃）つた。

粒状配合飼料は、上記粉末状飼料を粒状に加工された飼
料で、飛散性がなく、また摂飼性や給飼操作性も、粉末
配合飼料よりも良好である。

この粒状配合飼料は、ペレット形態、膨化加工された粒
状形態またはこれらの形態のものが破砕され、篩別され
た顆粒形態などの飼料である。

ペレット飼料は、粉末飼料にスチーム（水蒸気）を添加
した後、これをペレットミルクに導入して、ローラーで
加圧混練し、ペレットダイから押出し、適当な粒状に成
形加工する方法で製粒された飼料である。

成形加工において、必要により、リグニン、小麦粉、糖
蜜なとの粘結剤が用いられる。

通常、直径が２閣程度から１５閣程度で、長さが５〜２
０閣程度の円柱状または角柱状に加工されているのであ
る。

膨化加工された粒状飼料は、原料の粉末飼料を、エキス
トルーダ−またはエキスパンダーなどの高温・高圧加工
機に導入して、該粉末飼料に、高温の状態下で、適度の
、水またはスチーム（水蒸気）を加え、これを通常２０
〜３０Ｌｙ／ｃｒｔＨの高圧状態ｎ）ら、一気に大気圧
中に、ダイプレート（多孔板２カ・ら押出して、膨化し
て多孔質状に造粒された飼料である。

ペレット形態の飼料、膨化加工された粒状形態の飼料は
、そのまま用いることが多いが、必要によっては、さら
に、これらを粗粉砕し、篩別して、適宜の粒度に揃えて
顆粒状形態の配合飼料とすることができる。

また、顆粒状形態の飼料には、上記のように円形体飼料
を粉砕し、篩別げする方法で製造される顆粒状飼料と、
粉末配合飼料に水または適当な粘着剤を吹き付けまたは
噴霧しながら、粉末粒子を相互に粘着させて顆粒状ＩＩ
ｃ成形する方法で製造される顆粒状飼料とがある。

この、後者の顆粒状飼料の製造には、流動層型、回転ド
ラム型、回転板型などの顆粒製造機が用いられ、使用さ
れる粘着剤としては、α−澱粉、カルボキシメチルセル
ローズ（ＣＭＣ）、ゼラチン、グアーガム、カゼインナ
トリウム、アラビアガムなどを水その他の適当な溶剤に
溶力・シ糊状または溶液状となしたものが用いられてい
る。

上記顆粒状飼料は、いづれも硬質性飼料で、嗜好性が良
好でなかった。

ま７Ｑ、７Ｃとえ膨化加工した多孔性粒状飼料を粉砕
した顆粒状飼料に水または飼料用添加物などの水溶液を
含浸させて軟質飼料とすることができても、膨化加工の
処理や水などの含浸処理に手数を要して、経済的でない
ばかりでなく、製品の顆粒形態の保持に問題があった。

本発明者等は、比較的高水分を有するも顆粒形態を安定
に保持して、製造、運搬、給飼操作などが、容易な流動
性を有し、かつ嗜好性の高い、多孔性で軟質性の顆粒状
飼料について種々研究した結果、プロピレングリコール
は、粘結剤として有用性を有し、プロピレングリコール
が油脂類と組合されるとその粘結作用が持続安定化され
ることを知見して１本発明を達成したのである。

本発明は、水分含有量が比較的高くても、顆粒形態を安
定に保持し、嗜好性が良好であり、カ・つ長期間保蔵す
ることができる顆粒状の動物飼料を提供することを目的
とする。

本発明は、顆粒状の動物飼料において、プロピレングリ
コールと油脂類とが組合されて添加された、粉末状配合
飼料が、造粒工程において、７０℃以下の温度で加工さ
れ、乾燥工程な経ずして製造されて成り、水分活性が０
．９０であり、プロピレングリコールが１〜１０重量係
、油脂類が２〜３０重ｆｉ％、水分が２〜２５重量係重
量金含有成ることを特徴とする顆粒状の動物用軟質飼料
である。

そして、動物用飼料とは、豚−牛、電山羊などの家畜用
飼料、鶏、あひる、うずら、七面鳥などの家禽用飼料、
はまち、鯉、ます、あゆ、うなぎなどの魚類用飼料、ま
たは子牛、子豚などの幼若動物用飼料もしくはラット、
サル類その他の実験動物用飼料を意味する。

プロピレングリコールは、１９４１年に米国で食品添加
物として認可され、各種食品添加物の溶剤として利用さ
れている。

その他の化粧品、医薬品、不凍液にも使用され、湿潤、
乳化安定などの目的で広く世界各国で利用されている。

米国では、食品医薬高屈（ＦＤＡ）により飼料添加物と
しても認可されている他に乳牛など反部動物のケト−シ
ス症の予防剤として乳牛用飼料のペレットに添加される
場合もある。

プロピレングリコールは、まだドッグフードなどのペッ
トフードにも利用されている。

たとえば特開昭５０−１８２６２号公開公報、特開昭５
０−１８２６３号公開公報には、多価アルコールの１種
としてプロピレングリコールな１〜１０重量係含有し、
水分含有量が２０〜４０重量係であるドッグフードまた
は半湿性ペットフードについて記載されており、特開昭
５０−１５１６８０号公開公報には、プロピレングリコ
ールを添加した動物飼料混合物を１５０Ｆ（６５，６℃
）以上の温度で、蛋白質性材料を加熱するに十分な時間
加熱して成り、３５〜６０重量係の水分を含有して戒る
動物飼料について記載されていて公知である。

しかし、上記公知のペット用飼料または動物用飼料はプ
ロピレングリコールな含有するものである点については
本発明と一致するが、その他の構成要件において本発明
の顆粒状飼料とは明ら刀）に異る性質と異る目的を有す
る飼料である。

また、油脂類を家畜、家禽用の飼料に添加することは、
飼料の嗜好性を増すために広く行われている。

し力）シ、油脂類がプロピレングリコールの粘結固化作
用を持続、安定化させるために利用され、顆粒状飼料の
形態の強化安定保持に使用されることはな１３）つた。

本発明者等は、プロピレングリコールが、ある種の飼料
または飼料原料の粉末に対し、適当な割合で添加、混合
されると、これら粉末飼料な粘結固化する作用を有する
ことを発見した。

上記、粉末飼料としては、脱指粉乳、乾燥ホエイパウダ
ーカセインなどの乳製品または乳製品副産物、乾燥抽出
大豆蛋白質、大豆粕、綿実粕その他の植物性蛋白質粉末
、ブドウ糖、蔗糖、乳糖、テキストリンなどの糖類およ
び米麦類、とうもろこし、ばれいしょなどのα化された
澱粉質類の粉末などが含まれる。

プロピレングリコールを、上記粉末飼料の、単味または
混合物の固形化に使用した場合の粘結作用の程度は、プ
ロピレングリコールが添加される飼料の種類、粉末の粒
度、水分含有量、温度、湿度さらにプロピレングリコー
ルの添加割合や添加後の時間経過などの種々の要因によ
って異なるのである。

粉末飼料にプロピレングリコールを添加し、攪拌して放
置すると、数分ないし数時間後に固形化して、多孔質の
固形飼料が得られる。

この固形飼料を適当な方法で粗粉砕し、適度の粒度に篩
別することによって顆粒状飼料を得ることができる。

しかし、このようにして得られた顆粒状飼料は、粒度の
安定性が悪く、外力によって次第に顆粒形状が潮解して
粉末状に戻る場合があり、またプロピレングリコールの
添加割合が多いと顆粒同志が再び粘着して、大顆粒とな
ったり、全体的に固形化した塊状となる。

従って、上記諸要因を考慮して、プロピレングリコール
の添加割合は、最終製品に対し、１〜１０重量係範囲か
ら適当な割合が選ばれるのである。

最も顆粒状に加工しゃすい脱指粉乳、蔗糖などを主体と
する飼料の場合でも、プロピレングリコールの添加割合
が１重量係未満では十分な粘結効果が得られない。

通常は２係程度の添加が望ましい。

プロピレングリコールの添加割合が１０係を超えては粘
着効果が高すぎて、顆粒状に製形することが困難になる
。

通常はプロピレングリコール添加割合は８重量係程度が
好ましい。

また、本発明者等は、プロピレングリコール添加によっ
て得た顆粒飼料の潮解な防止するためには、油脂類をプ
ロピレングリコールと併用することによって、プロピレ
ングリコールの粘結、固形化作用を、持続、安定化させ
ることができ、顆粒状態を強化すると共に安定に保持す
ることができることを発見した。

併用される油脂類としては、大豆油、コーンオイル、綿
実油、ゴマ油、オリーブ油などの植物性油脂、または牛
脂、豚指もしくは適度に精製された飼料用油脂（タロー
、グリースなど）等の動物性油相が使用され、また予め
粉末状に加工された粉末油脂を使用することもできる
プロピレングリコールと併用するｆｌｊＪＦＩＷＲは、
上記動植物性油相から選ばれ７．ｍ１種または２種以上
が使用され、該油脂類の粉末飼料への添加に際しては、
液体状のものはそのまま、半固形状のものは加熱融解し
て液体状をなしてこれを、または必要によっては、これ
ら液体状油層を、適当な乳化剤を用いて、水または糖蜜
、コーンスチープリカーなどの水を含む飼料原料と混合
した乳化状態のものを、直接添加することができ、粉末
油脂も直接粉末飼料に添加することができる。

油脂を添加する時期は、プロピレングリコールと同時に
添加してもよく、または別に添加してもよい。

そして、プロピレングリコールと同時に添加する場合に
は、両者を所望の割合で混和した乳化液を添加するのが
好ましい。

この場合には顆粒の成形と形成された顆粒の安定化とを
同時に行うことができる。

また、別途に添加する場合には、まずプロピレングリコ
ールを添加して粘結固化し一適度の粒径の顆粒状に整形
した後、この顆粒に油脂類を添加することかでさ、また
、工程によっては油脂類の一部または全部を、プロピレ
ングリコール添加前に、添加することもできる。

いづれの時期に、プロピレングリコールと油脂とを添加
するかを決定するのは、製造する飼料の種類、その性質
および製造工程上の必要によって選択することができる
。

？削割頃の添加量は飼料の性質やその種類、プロピレン
グリコールの添加量、製造される顆粒状飼料の水分含有
量や製品の用途によって異なる。

通常は最終製品の脂肪含量は２〜３０重量係の範囲に入
るよう添加される。

脱脂粉乳、糖類など脂肪含有量の少い原料が多く配合さ
れた飼料では最終製品の脂肪含有量が２係程度でも十分
安定な顆粒状製品を得ることができる。

しかし、最終製品の油相含有量が５係以上となることが
望ましい。

油脂類の含有量の上限３０重重量性主として動物に対す
る栄養上の必要性Ｉｌｃ、Ｊ：る。

３０重重量風上としては、蛋白質、炭水化物、ビタ□ン
類など他の必須栄養素の含有量が相対的に不足となり、
飼料として望ましい栄養バランスを維持できなくなるた
め、油脂類含有量の上限は３０重量多とした。

次に顆粒状に加工する方法については、本発明は加工法
を限定しない。

一般に用いられる各種の顆粒製造機を利用することがで
きる。

し力）シ、本発明はプロピレングリコールの粘結作用を
利用するものであるから、加熱、加圧、圧縮工程を経て
造粒加工される顆粒は本発明の範囲からは除外される。

したがって、前記のペレットミル、エキストルーダ−お
よびエキスパンダーなどの加圧型造粒機な用いて製造さ
れた顆粒（クランプル）は除外される。

それ故に、本発明での、プロピレングリコールと油脂類
とが添加された粉末状配合飼料組成物を顆粒状に加工す
る工程で用いられる顆粒機は流動層型顆粒機、フロー型
造粒機、回転板型造粒機なと、粉末原料組成物と液体と
を混合、接触、粘着させる形式の顆粒機が用いられる。

本発明での顆粒製造工程においては、添加される油脂類
を必要により加熱、融解する工程を用いることはあるが
、原料の配合粉末飼料とプロピレングリコールと油脂類
と刀）ら成る組成物の混合工程、顆粒造粒工程では、組
成物の品温を７０℃以下とするのである。

この低温条件下で、混合攪拌して、粒状態に底形するの
は、原料の粉末配合飼料中に含まれている、熱に不安定
な、ビタミン類の破壊や有用微生物の死滅を防止するた
めである。

なお、上記熱に不安定な、ビタ□ン類とは、ビタミンＣ
１ビタミンＥ１ビタミンになどの耐熱性のないビタミ
イ類を意味し、また熱に不安定な有用微生物とは、乳酸
菌、ビヒダス菌、納豆菌その他動物に必要な生菌を意味
する。

また、本発明においては、乾燥工程を必要としない。

通常、粘着型造粒法では、水を用いた場合に、造粒の後
工程として、水分除去のため、加熱乾燥工程を必要とす
るのであるが、本発明では、油脂類を乳化状として添加
する場合でも、成形後の加熱工程を用いずに、空冷また
は放冷などの工程を経過させるだけである。

また、プロピレングリコールの沸点は、常圧下では１８
８〜１９５℃であるが、水と共存した場合には沸点以下
の温度でも蒸発する性質を有するので、水と共存する状
態で加熱、乾燥するとプロピレングリコールは蒸発して
、その粘結効果が失われるのである。

故に、上記の方法は有効である。本発明において、水分
含有量を２〜２５重量係となしたのは、脱指粉乳、蔗糖
、α−化コーンスターチなどの水分含量は約３％であり
、油脂類の水分含量は０〜２係であるので、これらの原
料が主原料として用いられ、プロピレングリコールで顆
粒状に粘結された顆粒状製品では、水分含有量は２重量
俤となり、また水分の添加が多くなり、水分含有量が２
５重重量板上となると、水分活性を０．９０以下に保持
することは困難となるからである。

また、水分活性を０．９０以下となしたのは、顆粒製品
を常温下で、腐敗を防止し、カビ発生を防止して、良好
な品質を保持させるためである。

水分活性の下限は、各種原料の乾燥状態における水分活
性質であるため、特に限定する必要がない。

次に本発明の実施態様を記載する。

実施例ｌ顆粒状子牛用代用乳用飼料の製造側脱脂粉乳７５重量係、粉末油脂１６重量係、フィツシュ
ソルブル吸着飼料４重量係、デキストリン、グルコース
、ビタミン類、生菌製剤など５重量係、合計１００重量
係の粉末状原料を撹拌混合して粉状基礎飼料とした。

一方、飼料用精製牛脂７６重量幅、プロピレングリコー
ル２０重量係、グリセリン七ノ脂肪酸エステル３重量係
、大豆レシチン２．５重量係、エトキシキンおよび飼料
用フレーバー０．５重量係、合計１００重量係を６５℃
に加熱溶解し混合して、プロピレングリコールと油脂と
の混合液とした。

回転円板型混合攪拌機を用いて、粉状基礎飼料９０部に
対し、プロピレングリコールと油脂との混合液１０部の
割合で添加混合して顆粒状の子牛用代用乳用飼料を得た
。

ここに得られた顆粒状子牛用代用乳用飼料は、水分含量
３．０重量俤、脂肪含量２１．０重量多、プロピレング
リコール含有量は２．０重量係で、水分活性が０．３２
であった。

ＪＩＳ規格の標準篩を用いて行った粒度分布の測定結果
によれば、原料とした粉状基礎飼料では、０．５９ａｚ
の目開き（２８メツシユ）の篩を通過した微粉末が９６
．４％であった。

顆粒状に加工された製品では、２．３８ｍｍ（８メツシ
ユ）を超えた粒度の部分が１５．１％、２．３８〜１．
４１順（１２メツシユ）の粒度の部分が３８．７％、１
゜４１〜０．５９閣の粒度の部分が４４．９％、０．５
９間を通過した微粉末の部分が６．４％と極めて少く、
良好な顆粒状製品であった。

この製造例で得られた顆粒状子牛用代用乳用飼料は６〜
８倍の水または温湯に容易に溶解されて、哺乳期の子牛
に給与する代用乳として極めて良好であった。

実施例２顆粒状哺乳期子豚用人工用飼料の製造例説指粉乳８０重
量多、乾燥ホエイパウダー１０重量係、抽出大豆蛋白微
粉末１０重重量％α−化とうもろこし３００重量％精製
ぶどう糖８重量多、ビタミン類、ミネラル類、生菌製剤
など６重量％、合計９４４重量％粉末原料を、ナウタ型
ミキサー内で攪拌混合した後、この混合物に対し、６重
量％のプロピレングリコールを添加して手早く混合し、
ミキサーの運転を一時中止すると、混合物は全体的に粘
結し、固形化しＬ０約１時間放置した後、ミキサーを再
び始動して固形化した混合物の塊を排出し、これを顆粒
製造用粗粉砕機を用いて適度の粒状に粉砕して粗粉砕物
を得た。

得られた粗粉砕物に対して、予め５０℃に加熱融解した
飼料用豚指な、５重量％の割合て噴霧添加した後、放冷
して顆粒状の子豚用人工乳飼料を得た。

得られた顆粒状製品は水分含量ｚ８８重量％脂肪含量６
，０重量％、プロピレングリコール含量５．７重量％で
、水分活性は０．６７であった。

顆粒の粒度分布測定結果では、２．８３ｍを超えた粗大
粒５．３重量％、２．８３〜２．００ｍ区分が３２．５
重量％、２．００〜１．ＯＯ朋区分が３９．２重量％、
１．００〜０．５０ｒｒａｎ区分が１８．８重量％。

０、５９ｍｍ未満の微粉が４．２重量％であり、全体
として良好な顆粒状製品であった。

得られた顆粒状製品は、咄乳期子豚育成用の人工乳飼料
として優れていた。

実施例３顆粒状子豚用飼料の製造例黄色とうもろこし粉末３５５重量％小麦粉１５５重量％
α−コーンスターチ１２重重量、大豆油粕２５重量東魚
粉３重量多、ビタミン類、ミネラル類その他５重量係、
合計１００００重量％末状飼料原料を混合して、粉末基
礎飼料を得た。

一方、甘蔗糖蜜３０重重量％プロピレングリコール２５
重量％、飼料用油相２０重量係、乳化剤５重量％に、水
２００重量％加えて混合撹拌して乳化液を得た。

振動型混合造粒機を用いて、上記粉末状飼料原料６７部
に対し、乳化液Ｍ部を吹付は添加しつつ顆粒を造粒した
。

ここに得られた顆粒状飼料は、水分含量１６．９重量％
、脂肪含量１０．２重量％、プロピレングリコール８．
３重量％で、水分活性が０．８９であった、顆粒の粒度
は直径４職以上のほぼ球状の顆粒に篩別することができ
た。

この顆粒状飼料は、体重約２５に９以上の子豚の育成用
飼料として、嗜好性が高く、良好な飼料であった。

本発明は、高嗜好性を有しているので動物の採取量が増
進され発育が早く、また水に対する品用性が高いので代
用乳としても利用でき、幼若動物飼育に適しており、比
較的高い水分を含有するも顆粒状形態を保持するので、
品質が安定するばカ）りでなく給飼操作や搬送等が容易
であり、かつ加熱、乾燥の工程を要しないので省エネル
ギー型の製法で生産することができ、カ）つカビなどが
発生することなく長期間品質を安定に保持することがで
きる、多孔性で軟質の顆粒状の動物用軟質飼料である。

Claims

【特許請求の範囲】１＠粒状の動物用飼料において、プロピレノグリコー
ルと油層類とが組合されて添加された粉末状配合飼料組
成物が、低温度の条件下で造粒されて成り、水分活性が
０．９０であり、プロピレングリコールな１〜１０重量
φ、油層類を２〜３０重量係、水分を２〜２５重量係含
有して成ることを特徴とする顆粒状の動物用軟質飼料。２低温度の条件下での造粒が、７０℃以下の温度で顆
粒状に加工されて、加熱工程を経過しない造粒である特
許請求の範囲第１項記載の顆粒状の動物用軟質飼料。