JPS58172230A - 排脱石膏回収方法 - Google Patents
排脱石膏回収方法Info
- Publication number
- JPS58172230A JPS58172230A JP57052287A JP5228782A JPS58172230A JP S58172230 A JPS58172230 A JP S58172230A JP 57052287 A JP57052287 A JP 57052287A JP 5228782 A JP5228782 A JP 5228782A JP S58172230 A JPS58172230 A JP S58172230A
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- JP
- Japan
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- suspension
- tower
- oxidation
- line
- gypsum
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/48—Sulfur compounds
- B01D53/50—Sulfur oxides
- B01D53/501—Sulfur oxides by treating the gases with a solution or a suspension of an alkali or earth-alkali or ammonium compound
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F11/00—Compounds of calcium, strontium, or barium
- C01F11/46—Sulfates
- C01F11/464—Sulfates of Ca from gases containing sulfur oxides
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、亜硫酸カルシウムを石膏に酸化し、高純度の
石膏を得る改良された方法に関し、湿式石灰石膏性排煙
脱硫装置に於いて広、〈実用に供し得る方法に関するも
のである。
石膏を得る改良された方法に関し、湿式石灰石膏性排煙
脱硫装置に於いて広、〈実用に供し得る方法に関するも
のである。
従来、工業的に行なわれている方法に、SO2を含んだ
排ガスを炭酸カルシウムや水酸化カルシウムなどのカル
シウム化合物を吸収剤とする懸濁液で処理して得られる
亜硫酸カルシウムを酸化塔に供給し、そこで酸素ガスを
含む気体を懸濁液中に分散しながら亜硫酸カルシウムを
酸化して硫酸カル7ウム(三水石膏)を得る方法がある
。
排ガスを炭酸カルシウムや水酸化カルシウムなどのカル
シウム化合物を吸収剤とする懸濁液で処理して得られる
亜硫酸カルシウムを酸化塔に供給し、そこで酸素ガスを
含む気体を懸濁液中に分散しながら亜硫酸カルシウムを
酸化して硫酸カル7ウム(三水石膏)を得る方法がある
。
かかる方法については、「三菱重工枝軸」第10巻第5
号、1973−9の44〜51頁に解説がある。
号、1973−9の44〜51頁に解説がある。
従来、このような石灰石膏法の酸化壬程において、酸化
反応を速める目的で、中性の水には極めて溶解度が小さ
い亜硫酸カルシウムの溶解を促進するため、その懸濁液
を酸性にしてV)た。
反応を速める目的で、中性の水には極めて溶解度が小さ
い亜硫酸カルシウムの溶解を促進するため、その懸濁液
を酸性にしてV)た。
このため、実用的な酸化速度を得るためには、硫酸を加
えて酸化塔での懸濁液のpHを酸性に維持することが必
要であった。
えて酸化塔での懸濁液のpHを酸性に維持することが必
要であった。
このように亜硫酸カルシウムを酸化する際にはpH6,
5以下の酸性雰囲気にすることがさけられない条件であ
ることは、例えば特公昭51−43839.45059
.43837及び43840各号公報に記載がある。
5以下の酸性雰囲気にすることがさけられない条件であ
ることは、例えば特公昭51−43839.45059
.43837及び43840各号公報に記載がある。
ところが、このような従来法には次のような欠点があっ
た。
た。
(1) 酸化塔に加える硫酸などの添加物の襖絵設備
及び硫酸などの添加物が必要であること。
及び硫酸などの添加物が必要であること。
更に、SO2を吸収するに使用した炭酸カルシウムや水
酸化カルシウムなどのアルカリ性を示すカルシウム化合
物の残留物が亜硫酸カルシウムと共に酸化塔へ供給され
る懸濁液中に混在している為、これが硫酸を消費してし
まうことによって硫酸添加量が飛躍的に増大すること。
酸化カルシウムなどのアルカリ性を示すカルシウム化合
物の残留物が亜硫酸カルシウムと共に酸化塔へ供給され
る懸濁液中に混在している為、これが硫酸を消費してし
まうことによって硫酸添加量が飛躍的に増大すること。
(2) 酸化塔で・取9扱う懸濁液のpHを酸性にす
る為、酸化塔及びその::後流の装置材料に耐酸性のも
のを必要とし、′高価となること。
る為、酸化塔及びその::後流の装置材料に耐酸性のも
のを必要とし、′高価となること。
本発明はかかる欠点を解消するものであシ、亜硫酸カル
シウムの酸化反応を従来では実用的でないとされていた
中性ないしはアルカリ性の高pH雰囲気で行なわしめる
方法について研究した結果に基づいてなされたものであ
る。
シウムの酸化反応を従来では実用的でないとされていた
中性ないしはアルカリ性の高pH雰囲気で行なわしめる
方法について研究した結果に基づいてなされたものであ
る。
即ち本発明は、亜硫酸カルシウムの酸化方法において、
亜硫酸カルシウムと炭酸カルシウムや水酸化カルシウム
などのアルカリ性カルシウム化合物とを含む懸濁液のp
Hを6,5以上にし、併せて懸濁液の温度を60℃以上
にして、酸素ガスを含む気体を通気して、亜硫酸カルシ
ウムの1部又は全部を酸化して工水石膏となし、酸化処
理した後の懸濁液から選択的に工水石膏結晶を分取し、
分取した後の懸濁液を該吸収塔に戻して循環使用するこ
とを特徴とする排脱石膏回収方法である。
亜硫酸カルシウムと炭酸カルシウムや水酸化カルシウム
などのアルカリ性カルシウム化合物とを含む懸濁液のp
Hを6,5以上にし、併せて懸濁液の温度を60℃以上
にして、酸素ガスを含む気体を通気して、亜硫酸カルシ
ウムの1部又は全部を酸化して工水石膏となし、酸化処
理した後の懸濁液から選択的に工水石膏結晶を分取し、
分取した後の懸濁液を該吸収塔に戻して循環使用するこ
とを特徴とする排脱石膏回収方法である。
亜硫酸カルシウムは、中性もしくはアルカリ性での酸化
反応は従来知られているように、実用的な速度を示さな
いことは、本発明者の実験によっても確認できたが、こ
の実験途中に本発明の知見を得たのである。
反応は従来知られているように、実用的な速度を示さな
いことは、本発明者の実験によっても確認できたが、こ
の実験途中に本発明の知見を得たのである。
本発明者らは、中性もしくはアルカリ性の亜硫酸カルシ
ウムと炭酸カルシウムとを含む懸濁液に空気を分散させ
ながら懸濁液の温度を6゜℃以上に外部から加温すると
、第1図に示すように、急激に亜硫酸カルシウムの酸化
反応速度が太きくなることを見い出した。即ち、酸性雰
囲気にしなければ亜硫酸カルシウムは酸化しないとされ
ていたのは60℃以下に於いてであり、本発明者らは、
酸性にしなくとも懸濁液の温度を60℃以上に加温して
やることによって中性〜アルカリ性でも酸化反応が顕著
になるのである。本発明はかかる事実に基づいてなし得
たものである。
ウムと炭酸カルシウムとを含む懸濁液に空気を分散させ
ながら懸濁液の温度を6゜℃以上に外部から加温すると
、第1図に示すように、急激に亜硫酸カルシウムの酸化
反応速度が太きくなることを見い出した。即ち、酸性雰
囲気にしなければ亜硫酸カルシウムは酸化しないとされ
ていたのは60℃以下に於いてであり、本発明者らは、
酸性にしなくとも懸濁液の温度を60℃以上に加温して
やることによって中性〜アルカリ性でも酸化反応が顕著
になるのである。本発明はかかる事実に基づいてなし得
たものである。
従来技術においては、炭酸やマグネシウム化合物を用い
である程度酸化を促進する方法(%公昭50−4039
6及び52−11680各号公報)やSO2ガスを用い
て低pHに維持しながら加熱により酸化を促進する方法
(特公昭52−10793号公報)が知られているが、
中性又はアルカリ性の条件で実用上十分な速度で酸化を
行ない、他に添加物は一切不要な二工業上極めて有利な
本発明は、従来技術に示唆のないものである。
である程度酸化を促進する方法(%公昭50−4039
6及び52−11680各号公報)やSO2ガスを用い
て低pHに維持しながら加熱により酸化を促進する方法
(特公昭52−10793号公報)が知られているが、
中性又はアルカリ性の条件で実用上十分な速度で酸化を
行ない、他に添加物は一切不要な二工業上極めて有利な
本発明は、従来技術に示唆のないものである。
本発明は、SO2を含む排ガスを炭酸カルシウムと水酸
化カルシウムのうち少なくとも1つのカルシウム化合物
を吸収剤とした懸濁液と接触させる吸収塔と吸収塔での
脱硫反応によって生成した亜硫酸カルシウムを空気酸化
する酸化塔を設けた工水石膏を副生する湿式石灰石膏性
排煙脱硫装置に適用するもので、酸化塔での懸濁液温度
を60℃以上とすると共に懸濁液pHを65以上として
亜硫酸カルシウムの一部又は全部を酸化し、酸化塔から
抜き出した懸濁液から工水石膏を選択的に取り出す一方
、炭酸カルシウムや水酸化カルシウムや未酸化の亜硫酸
カルシウムは吸収塔へ循環使用することを特徴とするも
のである。
化カルシウムのうち少なくとも1つのカルシウム化合物
を吸収剤とした懸濁液と接触させる吸収塔と吸収塔での
脱硫反応によって生成した亜硫酸カルシウムを空気酸化
する酸化塔を設けた工水石膏を副生する湿式石灰石膏性
排煙脱硫装置に適用するもので、酸化塔での懸濁液温度
を60℃以上とすると共に懸濁液pHを65以上として
亜硫酸カルシウムの一部又は全部を酸化し、酸化塔から
抜き出した懸濁液から工水石膏を選択的に取り出す一方
、炭酸カルシウムや水酸化カルシウムや未酸化の亜硫酸
カルシウムは吸収塔へ循環使用することを特徴とするも
のである。
これによって、酸化塔には従来のように硫酸を添加する
ことは不要となるから、吸収塔から抜き出された懸濁液
中に含まれている炭酸力ルンウムや水酸化カルシウムが
硫酸で分解されず、そのま壕酸化塔の懸濁液に残存する
ことになる。
ことは不要となるから、吸収塔から抜き出された懸濁液
中に含まれている炭酸力ルンウムや水酸化カルシウムが
硫酸で分解されず、そのま壕酸化塔の懸濁液に残存する
ことになる。
そして、この炭酸カルシウムや水酸化カルシウム、それ
に未酸化の亜硫酸カルシウムは、工水石膏結晶に比較し
て結晶形態が相違し、小さな粒子である為、沈降速度の
差を利用するか又はふるいを用いて分取することができ
る。分取した炭酸カルシウムや水酸化カルシウム及び未
酸化の亜硫酸カルシウムは吸収剤の一部として吸収塔へ
戻すことによって、吸収剤の損失を防止することができ
るのも本発明の特徴である。
に未酸化の亜硫酸カルシウムは、工水石膏結晶に比較し
て結晶形態が相違し、小さな粒子である為、沈降速度の
差を利用するか又はふるいを用いて分取することができ
る。分取した炭酸カルシウムや水酸化カルシウム及び未
酸化の亜硫酸カルシウムは吸収剤の一部として吸収塔へ
戻すことによって、吸収剤の損失を防止することができ
るのも本発明の特徴である。
酸化塔の懸濁液温度を60℃以上に加温する方法として
は、例えば酸化塔外周にジャケットを取り付け、熱媒を
通すことの他に、あらかじめ酸化塔へ供給する懸濁液を
60℃以上に加温しておく方法がある。
は、例えば酸化塔外周にジャケットを取り付け、熱媒を
通すことの他に、あらかじめ酸化塔へ供給する懸濁液を
60℃以上に加温しておく方法がある。
もちろん酸化反応が発熱反応であるので、この熱も利用
可能であるし、懸濁液に直接スチームを供給することも
可能であるし、これらの加温方法を2つ以上併用しても
よい。
可能であるし、懸濁液に直接スチームを供給することも
可能であるし、これらの加温方法を2つ以上併用しても
よい。
但し、酸化塔内温度を100℃以上にするとα型半水石
膏が生成する為、工水石膏を得る場合は好ましくは60
〜90℃とするのがよい。
膏が生成する為、工水石膏を得る場合は好ましくは60
〜90℃とするのがよい。
一方、酸化塔内懸濁液のpHを6,5以上に制御するた
めには、脱硫用吸収剤原料である水酸化カルシウムや炭
酸カルシウムを吸収塔から酸化塔へ供給する懸濁液中に
亜硫酸力ルンウムが混在するようにして訓整すれば良い
。
めには、脱硫用吸収剤原料である水酸化カルシウムや炭
酸カルシウムを吸収塔から酸化塔へ供給する懸濁液中に
亜硫酸力ルンウムが混在するようにして訓整すれば良い
。
この操作は工業的に殆んど経済性及び操作性の損失を伴
なわずして実施することができる。
なわずして実施することができる。
従来のように硫酸などの添加物を供給することを止める
だけでpHを6.5以上に制御することができる。
だけでpHを6.5以上に制御することができる。
吸収塔でのSO,吸収性能を向上させる為には、吸収塔
の懸濁液中に炭酸カルシウムや水酸化力ルノウムを多く
混在させる方が有利であるから、硫酸が不安の酸化塔が
利用できる本発明は格別にすぐれた効果をもへらすもの
である。
の懸濁液中に炭酸カルシウムや水酸化力ルノウムを多く
混在させる方が有利であるから、硫酸が不安の酸化塔が
利用できる本発明は格別にすぐれた効果をもへらすもの
である。
以下、従来の酸化方法を示す比較例と本発明の実施例を
挙げる。
挙げる。
[比較例〕
酸カルシウムの酸化反応速度を測定した結果は第1図に
示す通りであった。
示す通りであった。
第1図は60℃以上で酸化速度が大きくなり、60℃未
満では殆んど実用的な酸化速度が得られないことを示し
ている。
満では殆んど実用的な酸化速度が得られないことを示し
ている。
このように、亜硫酸カルシウムの@濁液のpHが65以
上である場合、従来から酸化反応は殆んど実用的な速さ
で進行しないとされていたが、それは懸濁液の温度が低
い為であり、60℃以上に加温すれば、中性もしくはア
ルカリ性に於いても著しく酸化反応が進行することが明
確となった。
上である場合、従来から酸化反応は殆んど実用的な速さ
で進行しないとされていたが、それは懸濁液の温度が低
い為であり、60℃以上に加温すれば、中性もしくはア
ルカリ性に於いても著しく酸化反応が進行することが明
確となった。
〔実施例2〕
5o21000 ppmを含むボイラ排ガスを第2図に
示す本発明方法の一実施態様例であや、フローシートを
有する温式石灰石膏法排煙脱硫プラントで処理した。
示す本発明方法の一実施態様例であや、フローシートを
有する温式石灰石膏法排煙脱硫プラントで処理した。
第2図に於いて、5O21000ppmを含む排ガス1
を20 D C1m3 N/H(Dry)で吸収塔2に
送臥し、脱硫後の排ガス3を得た。吸収塔循環ポンプ4
で吸収塔循環懸濁液を塔頂に送シながら、その一部を物
質収支をバランスさせてライン5から酸化塔6に送った
。酸化塔6では懸濁液の温度が60〜90℃の範囲にあ
るようジャケットの熱媒流量を調整しなから塔底がら空
気を供給した。酸化塔6からはライン7を介して篩分器
8に懸濁液を供給し、200メツシユの篩で分取した工
水石膏結晶をライン9から得ると共に、篩通過懸濁液1
0を吸収原料タンク11に入れた。625メツシユの篩
を通過した炭酸カルシウム粉末12を吸収原料タンク1
1に入れて吸収液を調整し、ポンプ13を介し、SO2
吸収量に見合ってライン14から吸収塔循環懸濁液に混
入しながら連続運転を実施した。
を20 D C1m3 N/H(Dry)で吸収塔2に
送臥し、脱硫後の排ガス3を得た。吸収塔循環ポンプ4
で吸収塔循環懸濁液を塔頂に送シながら、その一部を物
質収支をバランスさせてライン5から酸化塔6に送った
。酸化塔6では懸濁液の温度が60〜90℃の範囲にあ
るようジャケットの熱媒流量を調整しなから塔底がら空
気を供給した。酸化塔6からはライン7を介して篩分器
8に懸濁液を供給し、200メツシユの篩で分取した工
水石膏結晶をライン9から得ると共に、篩通過懸濁液1
0を吸収原料タンク11に入れた。625メツシユの篩
を通過した炭酸カルシウム粉末12を吸収原料タンク1
1に入れて吸収液を調整し、ポンプ13を介し、SO2
吸収量に見合ってライン14から吸収塔循環懸濁液に混
入しながら連続運転を実施した。
定常状態に於ける吸収塔抜き出し懸濁液〔ライン5)と
酸化塔抜き出し懸濁液(ライン7〕と三水石膏(ライン
9〕と篩通過懸濁液(ライン10)の組成分析データを
表−3に示した。
酸化塔抜き出し懸濁液(ライン7〕と三水石膏(ライン
9〕と篩通過懸濁液(ライン10)の組成分析データを
表−3に示した。
酸化塔から抜き出したライン6の懸濁液中には、脱硫用
吸収剤として有利な炭酸カルシウム(Ca(!03
)と若干の未酸化の亜硫酸カル゛シウム(Ca5k・/
、2&O)が含まれていることが表−3の分析データか
ら判る。そして、200メツシユ篩を有する篩分器8か
ら分取した粗大結晶の三水石膏(ライン9)は、CaS
O3・/2H20や0aCO3が極めて少ない高純度の
三水石膏(CaSO4・2H20) であり、ライン
10を流れる篩通過懸濁液中には脱硫に有効な吸収剤で
ある炭酸カルシウム(CaCO3) と亜硫酸カルシ
ウム(0aSOs・1/2 H20) が含まれてい
るので吸収塔で再利用すべく吸収原料タンク11に戻し
た。
吸収剤として有利な炭酸カルシウム(Ca(!03
)と若干の未酸化の亜硫酸カル゛シウム(Ca5k・/
、2&O)が含まれていることが表−3の分析データか
ら判る。そして、200メツシユ篩を有する篩分器8か
ら分取した粗大結晶の三水石膏(ライン9)は、CaS
O3・/2H20や0aCO3が極めて少ない高純度の
三水石膏(CaSO4・2H20) であり、ライン
10を流れる篩通過懸濁液中には脱硫に有効な吸収剤で
ある炭酸カルシウム(CaCO3) と亜硫酸カルシ
ウム(0aSOs・1/2 H20) が含まれてい
るので吸収塔で再利用すべく吸収原料タンク11に戻し
た。
CaSO4・2H20の結晶は板柱状で、長軸で約10
0μあシ、Ca0Oqは平均直径が約10μの球状であ
ることが顕微鏡観察で確認された。
0μあシ、Ca0Oqは平均直径が約10μの球状であ
ることが顕微鏡観察で確認された。
本発明の効果として、次の諸点が挙げられる。
(1)酸化工程を中性〜アルカリ性(高pH域)で行い
つるため、従来必要であった硫酸などの添加物供給設備
が不安である。
つるため、従来必要であった硫酸などの添加物供給設備
が不安である。
(2) 酸化工程や分離後処理工程の装置材料に耐酸
性の高級材を必要としないので廉価である。
性の高級材を必要としないので廉価である。
(3)酸化工程の加熱温度は60℃以上、好ましくは6
0〜90℃であシ、加熱源が容易に得られ、酸化反応熱
も利用できる。
0〜90℃であシ、加熱源が容易に得られ、酸化反応熱
も利用できる。
(4) 酸化塔で硫酸などによって炭酸カルシウムが
分解されないので、これを結晶形状の相違やその他の性
質の相違を利用して工水石膏と分離した後の懸濁液は、
吸収剤として再利用できる為吸収剤の損失が防止できる
。
分解されないので、これを結晶形状の相違やその他の性
質の相違を利用して工水石膏と分離した後の懸濁液は、
吸収剤として再利用できる為吸収剤の損失が防止できる
。
第1図は本発明の酸化反応の温度効果を示すグラフ、第
2同は本発明方法の一実施態様例を示すフローシートで
ある。 1.3・・・排ガス、2・・・吸収塔、4・・・吸収塔
循環ポンプ、5.7.9.10.14・・・懸濁液ライ
ン、6・・・酸化塔、8・・・篩分器、11・・・ 吸
収原料タンク、12・・・ 吸収剤供給ライン、13・
・・ポンプ 第1図 酸イし尾I引蜀液温度 (0の 第2図 一千続、−±+li 、−再書 昭和 58年 4 月 711 特許庁長官 若杉和夫殿 1.1りG件の表示 昭和57年!t5°許願第52287号2°づ6“u+
vtr″44゛ 排脱石膏回収方法3、抽11・:を
する者 ・1汀1.との関係 ′i1j°許出願人11、 1
”i 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号4 、
aIs理人 1]]・Ii !、I!′’3+ 5’都港区虎ノ門
−1’1116番2号1補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の項 a補正の内d (1) 明細書の第6頁17行目「従来のように」を
削除する。 (2)同第8頁6行目「亜硫酸カルシウムが」を「亜硫
酸カルシウムと一緒K」と訂正します。
2同は本発明方法の一実施態様例を示すフローシートで
ある。 1.3・・・排ガス、2・・・吸収塔、4・・・吸収塔
循環ポンプ、5.7.9.10.14・・・懸濁液ライ
ン、6・・・酸化塔、8・・・篩分器、11・・・ 吸
収原料タンク、12・・・ 吸収剤供給ライン、13・
・・ポンプ 第1図 酸イし尾I引蜀液温度 (0の 第2図 一千続、−±+li 、−再書 昭和 58年 4 月 711 特許庁長官 若杉和夫殿 1.1りG件の表示 昭和57年!t5°許願第52287号2°づ6“u+
vtr″44゛ 排脱石膏回収方法3、抽11・:を
する者 ・1汀1.との関係 ′i1j°許出願人11、 1
”i 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号4 、
aIs理人 1]]・Ii !、I!′’3+ 5’都港区虎ノ門
−1’1116番2号1補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の項 a補正の内d (1) 明細書の第6頁17行目「従来のように」を
削除する。 (2)同第8頁6行目「亜硫酸カルシウムが」を「亜硫
酸カルシウムと一緒K」と訂正します。
Claims (1)
- S02を含む排ガスを炭酸カルシウムと水酸化カルシウ
ムの少なくとも1つを含む懸濁液と接触させる吸収塔と
、吸収塔での脱硫反応によって生成した亜硫酸カルシウ
ムを酸素ガスで酸化する酸化塔を設けた三水石膏を副生
ずる湿式石灰石膏性排煙脱硫装置に於ける排脱石膏回収
方法に於いて、該酸化塔での懸濁液温度を60℃以上に
すると共に懸濁液のpHを6.5以上として亜硫酸カル
シウムを酸化し、該酸化塔から抜き出した懸濁液中に含
まれる工水石膏結晶を分取した後の懸濁液を該吸収塔に
戻して循環使用することを特徴とする排脱石膏回収方法
。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57052287A JPS58172230A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 排脱石膏回収方法 |
GB08308428A GB2121776B (en) | 1982-04-01 | 1983-03-28 | Method for recovering gypsum at waste gas desulphurization |
NL8301146A NL8301146A (nl) | 1982-04-01 | 1983-03-31 | Werkwijze voor het winnen van gips bij het ontzwavelen van afgewerkt gas. |
DE19833312388 DE3312388C2 (de) | 1982-04-01 | 1983-03-31 | Verfahren zur Herstellung von Calciumsulfatdihydrat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57052287A JPS58172230A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 排脱石膏回収方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58172230A true JPS58172230A (ja) | 1983-10-11 |
Family
ID=12910580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57052287A Pending JPS58172230A (ja) | 1982-04-01 | 1982-04-01 | 排脱石膏回収方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58172230A (ja) |
DE (1) | DE3312388C2 (ja) |
GB (1) | GB2121776B (ja) |
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