JPH1187287A - 基板の平坦化研磨方法 - Google Patents

基板の平坦化研磨方法

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JPH1187287A
JPH1187287A JP9241409A JP24140997A JPH1187287A JP H1187287 A JPH1187287 A JP H1187287A JP 9241409 A JP9241409 A JP 9241409A JP 24140997 A JP24140997 A JP 24140997A JP H1187287 A JPH1187287 A JP H1187287A
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polishing
slurry
stopper layer
layer
substrate
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JP9241409A
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Koichi Hara
宏一 原
Tokuichi Ozaki
徳一 尾崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
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    • H01L21/31053Planarisation of the insulating layers involving a dielectric removal step
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は薄膜多層基板の製造に適用される基
板の平坦化研磨方法に関し、形成されている構造物によ
って表面が低い部分とこの低い部分から突き出た高い部
分とよりなる表面形状を有し且つ表面を覆う研磨ストッ
パー層を有する基板を研磨するときの研磨時間の短縮化
を図ることをする課題とする。 【解決手段】 研磨を、研磨ストッパー層26のうち高
い部分25を覆う部分26aを研磨除去するべく研磨ス
トッパー層に対する研磨能力が高い第1のスラリーを使
用して行う第1の研磨工程51と、第1の研磨工程によ
って研磨ストッパー層が除去された部分54を研磨する
べく研磨ストッパー層に対する研磨能力が第1のスラリ
ーより低い第2のスラリーを使用して研磨を行う第2の
研磨工程52との二段階で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板の平坦化研磨方
法に係り、特に、薄膜多層基板の製造に適用される基板
の平坦化研磨方法に関する。薄膜多層基板は、基板本体
上に複数の層を積み重ねて形成され、各層が精度良く形
成されるように、一層を形成する都度その表面を平坦化
する研磨工程が行われる。薄膜多層基板の生産性の向上
のために、他の工程に比べて時間がかかる研磨工程を短
縮することが望まれている。
【0002】
【従来の技術】薄膜の配線層を多層化すると、ビアや配
線のある部分と無い部分で厚みが大きく変わってしまい
多層化が困難となる。そのため、3層程度の配線層しか
形成できず、それ以上の多層化を実現しようとすると歩
留りが極めて下がってしまう。そこで、多層化を実現す
るためには、各層を形成する都度その表面を平坦化する
する方法がとられている。この平坦化は、CHEMICAL MEC
HANICAL POLISHING (CMP) という研磨によって行われて
いる。
【0003】しかし、更なる多層化あるいは歩留りの向
上を図るためには、CMPによる研磨のみでは平坦化が
不完全であり、更なる平坦化技術が必要となる。このた
めにの平坦化技術が、「Pan Pacific Microelectronics
Symposium-PROCEEDINGS ofThe Technical Program-Hon
olulu, Hawaii February 6-8, 1966 」で発表のタイト
ル「CHEMICAL MECHANICAL POLISHING (CMP) OF COPPER/
POLYIMIDE WITH POLISH STOP FOR MICROELECTRONIC INT
EGRATION」で開示されている。この方法は、先ず、1層
目の配線パターン及びパッドが形成されたセラミック基
板本体の上面に、フォトレジスト層を形成し、このフォ
トレジスト層の各パッドに対応する部分に穴を空け、次
に、例えばCVD法又はメッキ等を行い、穴内にCu製
の層間接続用ポストを形成し、次いで、フォトレジスト
層を除去し、誘電体層(ポリイミド層)を形成し、この
後にタングステンの硬質なマスク層(ストッパ層)を形
成し、このマスク層に対する研磨能力の低いスラリーを
用いてCMPによる研磨を行う方法である。この方法に
よれば、極めて平坦な層を得ることが出来る。このとき
に用いられるスラリーは、タングステン層をストッパ層
として機能させるためにタングステンに対する研磨能力
を下げるようにpHが3であり、且つ、高い部分を選択
的に研磨するのに適したシリカ(Si02 )を混入した
ものである。また、この研磨は一段階で行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マスク層を研
磨をストップさせる高さの部分にのみ選択的に形成させ
るためには平坦でない部分をマスクする必要があり、製
造性が悪くなる。そこで、マスク層を全体に形成し、C
MPを用いて高い部分を選択的に研磨してしまうことで
製造性をあげていた。しかし、硬いタングステンを短時
間で研磨するためには、pHをアルカリ性にして、化学
的に研磨力を促進したり、研磨速度の高い研磨粒子を用
いる必要があるが、このようなスラリーを用いたので
は、ストッパ層として機能してほしい部分のタングステ
ンまで研磨されてしまい、銅やポリイミドが研磨されて
平坦になる前にストッパ層が無くなってしまう。この結
果、平坦にしなければならない層が平坦にはならなくな
ってしまう。そこで、ストッパ層を機能させるために、
pH3のシリカのスラリーを用いなければならなかっ
た。この結果、高い部分のタングステンを研磨する能力
が低く、時間がかかると共に、銅やポリイミドを高速に
研磨できるアルミナ(Al2 3 )を使用していないた
め、表面が平坦化されるまで研磨するに要する時間は約
90分と非常に長い時間がかかってしまっていた。この
研磨が、薄膜多層基板の生産性の向上を妨げていた。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決した基
板の平坦化研磨方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、形成されている構造物によって
表面が低い部分とこの低い部分から突き出た高い部分と
よりなる表面形状を有し且つ表面を覆う研磨ストッパー
層を有する基板の表面の研磨を、研磨ストッパー層のう
ち高い部分を覆う部分を研磨除去するべく上記研磨スト
ッパー層に対する研磨能力が高い第1のスラリーを使用
して行う第1の研磨工程と、該第1の研磨工程によって
研磨ストッパー層が除去された部分を研磨するべく上記
研磨ストッパー層に対する研磨能力が上記第1のスラリ
ーより低く、上記高い部分に対し研磨能力が高い第2の
スラリーを使用して研磨を行う第2の研磨工程との二段
階で行うようにしたものである。
【0007】第1のスラリーを使用して行う第1の研磨
工程によって、研磨ストッパー層のうち高い部分を覆う
部分が速やかに研磨除去される。第2のスラリーを使用
して研磨を行う第2の研磨工程では、研磨ストッパー層
が研磨除去されて内部が露出した高い部分の研磨が進
み、且つ、低い部分を覆う研磨ストッパー層が研磨スト
ッパーとして機能して、低い部分は研磨が進まないよう
にする。
【0008】請求項2の発明は、上記第1のスラリー
は、アルカリ性を有するものであり、上記第2のスラリ
ーは、酸性を有するものであるようにしたものである。
請求項3の発明は、上記第1のスラリーは、平均の粒径
が0.1μmより小さいものであり、上記第2のスラリ
ーは、平均の粒径が0.1μmより大きいものであるよ
うにしたものである。
【0009】請求項4の発明は、上記第1のスラリー
は、硬度が第2のスラリーより高いものであり、上記第
2のスラリーは、硬度が第1のスラリーより低いもので
あるようにしたものである。請求項5の発明は、上記第
1のスラリーは、アルカリ性を有し、平均の粒径が0.
1μmより小さく、且つ硬度が第2のスラリーより高い
ものであり、上記第2のスラリーは、酸性を有し、平均
の粒径が0.1μmより大きく、且つ硬度が第1のスラ
リーより低いものであるあるようにしたものである。
【0010】請求項6の発明は、薄膜多層基板の製造方
法において、研磨工程に請求項1の基板の平坦化研磨方
法を適用したものである。研磨工程に要する時間が短縮
されて、薄膜多層基板の生産性が向上する。請求項7の
発明は、研磨工程に請求項1の基板の平坦化研磨方法を
適用して製造してなるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず、説明の便宜上、本発明の基
板の平坦化研磨方法が適用される薄膜多層基板の製造に
ついて概略的に説明する。図3(G)は、図3(A)乃
至(F)の工程を経て製造された薄膜多層基板10を示
す。薄膜多層基板10は、セラミック基板本体11の上
面に、第1層目の配線パターン12、第2層目の配線パ
ターン13、第3層目の配線パターン14を有する。特
定の第1層目の配線パターン12と特定の第2層目の配
線パターン13とは、第1層目の配線パターン12の端
のパッド15と第2層目の配線パターン13の端のパッ
ド16とを接続する層間接続用ポスト17によって接続
されている。特定の第2層目の配線パターン13と特定
の第3層目の配線パターン14とは、層間接続用ポスト
18によって接続されている。特定の第1層目の配線パ
ターン12と特定の第3層目の配線パターン14とは、
層間接続用ポスト17及び18によって接続されてい
る。第1層目の配線パターン12と第2層目の配線パタ
ーン13との間は第1のポリイミド層19によって絶縁
されている。第2層目の配線パターン13と第3層目の
配線パターン14との間は第2のポリイミド層20によ
って絶縁されている。層間接続用ポスト17は第1のポ
リイミド層19を貫通しており、第2層目の配線パター
ン13は第1のポリイミド層19の上面に形成されてい
る。層間接続用ポスト18は第2のポリイミド層20を
貫通しており、第3層目の配線パターン14は第2のポ
リイミド層20の上面に形成されている。
【0012】図3(A)乃至(F)は薄膜多層基板10
の製造工程を示す。先ず、図3(A)に示すように、1
層目の配線パターン12及びパッド15が形成されたセ
ラミック基板本体11の上面に、フォトレジスト層21
を形成する。フォトレジスト層21は、各パッド15に
対応する部分に穴22を有する。次に、例えばCVD法
又はメッキ等を行い、図3(B)に示すように、穴22
内に銅(Cu)製の層間接続用ポスト17Aを形成す
る。層間接続用ポスト17Aの高さh1aは、層間接続
用ポスト17の高さh1より少し高い。次いで、フォト
レジスト層21を除去し、ポリイミドをスピンコートし
キュアして、図3(C)に示すように、ポリイミド層2
3を、上記第1のポリイミド層19の厚さt1に対応す
る厚さt1で、且つ、層間接続用ポスト17Aの個所で
は盛り上がって層間接続用ポスト17Aを覆う状態とさ
れる。即ち、ポリイミド層23の表面は、大部分が低い
部分24で占められ、この低い部分24より盛り上がっ
て高くなっている凸部分25が分散している状態であ
る。層間接続用ポスト17A及びポリイミド層23が、
特許請求の範囲の欄記載の「構造物」を構成する。
【0013】次に、図3(D)に示すように、ポリイミ
ド層23の表面に、タングステン(W)製の研磨ストッ
パー層26を形成する。W製の研磨ストッパー層26が
研磨される速さはポリイミド層23が研磨される速さの
約1/10であり、W製の研磨ストッパー層26は研磨
を抑制して研磨がそれ以上進まないようにする研磨スト
ッパーとして機能する。図3(D)に示すものが研磨対
象物であり、第1の半完成品27と呼ぶ。
【0014】次に、この第1の半完成品27を後述する
ように研磨装置に固定して後述するように研磨して、ポ
リイミド層23のうち凸部分25及び層間接続用ポスト
17Aの上端の部分を研磨除去して、図3(E)及び
(F)に示す第2の半完成品28を得る。層間接続用ポ
スト17Aの上端の部分が研磨除去されると、層間接続
用ポスト17Aは層間接続用ポスト17となる。第2の
半完成品28は、平坦な上面29を有する。平坦な上面
29は、低い部分24上のW製の研磨ストッパー層26
と、層間接続用ポスト17の上端面17aと、層間接続
用ポスト17の上端面17aの周囲のポリイミド面23
aとよりなる。
【0015】この平坦な上面29に、図3(A)乃至
(F)に示すと同じ加工を施して、図3(G)に示す薄
膜多層基板10が製造される。次に、上記第1の半完成
品27を研磨して第2の半完成品28とするときの研磨
方法について説明する。研磨は、図2のCMPと呼ばれ
る研磨装置40を使用して、図1(A)に示すように、
第1のスラリーを供給して第1の研磨工程51を行い、
次いで、第2のスラリーを供給して第2の研磨工程52
を行う。即ち、研磨は、スラリーを変えて、二段階で行
う。
【0016】研磨装置40は、研磨対象物が固定され矢
印A方向に回転する回転盤41と、上面に研磨パッド4
2が固定してあり矢印B方向に回転する大径の回転盤4
3とを有する。 (1)第1の研磨工程51 第1の研磨工程51は、第1の半完成品27の表面の凸
部分25を研磨してW製の研磨ストッパー層26のうち
凸部分25を覆う部分26aを選択的に研磨除去する目
的で行う。回転盤41の下面に図1(A)に示す第1の
半完成品27を固定し、回転盤41と回転盤43とを回
転させ、研磨パッド42上に第1のスラリーを供給し、
第1の半完成品27を研磨パッド42に押し当てて研磨
を行う。研磨パッド42は第1の半完成品27に比べる
と極めて柔らかいため、研磨ストッパー層26の全体に
接触する。そこで、第1のスラリーはタングステン
(W)に対する研磨能力が高く、且つ、研磨パッド42
に当たる圧力が高い上記の覆う部分26aを選択的に研
磨することが可能である。第1のスラリーは、pHが9
であるシリカ(Si02 )のスラリーである。Si02
の平均の粒径は0.05μmである。Si02 の硬度は
Wの硬度より高い。研磨時間T1は約14分である。
【0017】第1の研磨工程51の過程で、W製の研磨
ストッパー層26のうち凸部分25を覆う部分が研磨除
去され、図1(B)に示す中間の半完成品53となる。
符号55は研磨除去された部分である。中間の半完成品
53は、低くてなだらかな凸部分54を有し、この部分
54については、W製の研磨ストッパー層26が研磨除
去されてポリイミド層23が露出している。
【0018】W製の研磨ストッパー層26のうち凸部分
25を覆う部分26aが研磨除去され、且つ、この部分
26aを研磨除去するのに要する研磨時間T1が約14
分と短いのは、以下の理由による。第1の半完成品2
7のうち凸部分25が研磨パッド42に当たる圧力が高
い。第1のスラリーのpHが9でありW製の研磨スト
ッパー層26に対する研磨レートが高い。Si02
硬度がWの硬度より高く且つアルミナ(Al2 3 )の
硬度より高い。Si02 の平均の粒径が0.05μm
であり、0.1μmより小さい。
【0019】(2)第2の研磨工程52 続いて、第2の研磨工程52を行う。第2の研磨工程5
2は、中間の半完成品53の表面を平坦にする目的で行
うものであり、研磨装置40を動作させたままで、第1
のスラリーに代えて第2のスラリーを供給して行う。第
2のスラリーは、pHが3であるアルミナ(Al
2 3 )のスラリーである。Al2 3 の平均の粒径は
0.6μmである。Al2 3 の硬度はWの硬度より高
いけれども、前記のSi02 の硬度よりは低い。スラリ
ーは硝酸(HNO3 )を加えることによってpH3とさ
れている。研磨時間T2は約6分である。
【0020】第2の研磨工程52の過程で、ポリイミド
層23が露出している低くてなだらかな凸部分54が研
磨除去され、平坦な上面29を有する図1(B)に示す
第2の半完成品28となる。符号56は研磨除去された
部分である。平坦な上面29となるのは、第1の半完成
品27の表面の大部分を占める低い部分24上に有るW
製の研磨ストッパー層26が研磨ストッパー層として効
果的に機能するため、即ち、研磨がそれ以上進まないよ
うに機能するためである。W製の研磨ストッパー層26
が研磨ストッパー層として効果的に機能するのは以下の
理由による。第2のスラリーのpHが3であるため、
W製の研磨ストッパー層26に対する研磨レートが遅
い。Al2 3 平均の粒径が0.6μmであり、0.
1μmより大きく、よって、W製の研磨ストッパー層2
6が研磨されにくい。Al2 3 の硬度が前記のSi
2 の硬度よりは低く、よって、W製の研磨ストッパー
層26が研磨されにくい。
【0021】研磨時間T1が約6分と短いのは、以下の
理由による。中間の半完成品53のうち低くてなだら
かな凸部分54が研磨パッド42に当たる圧力が高い。
低くてなだらかな凸部分54はW製の研磨ストッパー
層26が除去されてポリイミド層23が露出しており、
この露出しているポリイミド層23は第2のスラリーに
よって研磨され易い。
【0022】なお、層間接続用ポスト17はCu製であ
り、第2のスラリーによって研磨され易く、この上端部
は、ポリイミド層23と一緒に研磨されて除去される。
なお、第1の半完成品27の表面の大部分を占める低い
部分24上に有るW製の研磨ストッパー層26が研磨ス
トッパー層として効果的に機能して研磨がそれ以上進ま
ないようになるため、上記の平坦な上面29の高さ位置
は低い部分24の表面を覆う研磨ストッパー層26の高
さに一致した面に決まる。よって、ポリイミド層23の
厚さはt1に精度良く決まる。
【0023】上記のように、研磨をスラリーを変えて、
二段階で行うことによって、研磨に要する時間は約20
分で済み、従来の方法での研磨に要する時間の90分の
約4分の1に短縮される。よって、薄膜多層基板10は
従来に比べて生産性良く製造される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、形成されている構造物によって表面が低い部分
とこの低い部分から突き出た高い部分とよりなる表面形
状を有し且つ表面を覆う研磨ストッパー層を有する基板
の表面の研磨を、異なるスラリーを使用して研磨を二段
階で行い、第1の研磨工程は、研磨ストッパー層のうち
高い部分を覆う研磨ストッパー層を研磨除去するべく上
記研磨ストッパー層に対する研磨能力が高い第1のスラ
リーを使用して行い、第2の研磨工程は、第1の研磨工
程によって研磨ストッパー層が除去された部分を研磨す
るべく上記研磨ストッパー層に対する研磨能力が上記第
1のスラリーより低く、上記高い部分に対し研磨能力が
高い第2のスラリーを使用して研磨を行う構成であるた
め、第1の研磨工程でもって高い部分を覆う研磨ストッ
パー層の研磨除去を速やかに行うことが出来、第2の研
磨工程では、低い部分の表面を覆う研磨ストッパー層が
効果的に機能することによって、即ち、低い部分の表面
を覆う研磨ストッパー層によって研磨がそれ以上進まな
いことによって、低い部分の表面を覆う研磨ストッパー
層の高さに一致した平坦面、即ち、厚さが精度良く定め
られて且つ上面が平坦面である層を得ることが出来る。
即ち、第1の研磨工程でもって高い部分を覆う研磨スト
ッパー層の研磨除去を速やかに行うことが出来たことに
よって、厚さが精度良く定められて且つ上面が平坦面で
ある層を、従来に比べて格段に短い時間で得ることが出
来る。よって、例えば、薄膜多層基板を製造する場合に
研磨の工程に要する時間を短縮することが出来、よっ
て、薄膜多層基板の生産性を向上させることが出来る。
【0025】請求項2乃至5の発明によれば、第1のス
ラリーは研磨ストッパー層に対する研磨能力が高いた
め、第1の研磨工程でもって高い部分を覆う研磨ストッ
パー層の研磨除去を速やかに行うことが出来る。また、
第2のスラリーは研磨ストッパー層に対する研磨能力が
低いため、厚さが精度良く定められて且つ上面が平坦面
である層を得ることが出来る。
【0026】請求項6の発明によれば、研磨工程に請求
項1の基板の平坦化研磨方法を適用したため、薄膜多層
基板を製造する場合に研磨の工程に要する時間を短縮す
ることが出来、よって、薄膜多層基板の生産性を向上さ
せることが出来る。請求項7の発明によれば、研磨工程
に請求項1の基板の平坦化研磨方法を適用して製造して
なるようにしたものであるため、生産性良く製造出来、
製造コストを低減出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる基板の平坦化研磨方法
を説明する図である。
【図2】研磨装置を示す図である。
【図3】薄膜多層基板の製造工程を説明する図である。
【符号の説明】
10 薄膜多層基板 17A 層間接続用ポスト 23 ポリイミド層 24 低い部分 25 凸部分 26 W製の研磨ストッパー層 26a 凸部分を覆う部分 27 第1の半完成品 28 第2の半完成品 29 平坦な上面 51 第1の研磨工程 52 第2の研磨工程

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成されている構造物によって表面が低
    い部分とこの低い部分から突き出た高い部分とよりなる
    表面形状を有し且つ表面を覆う研磨ストッパー層を有す
    る基板の表面の研磨を、研磨ストッパー層のうち高い部
    分を覆う部分を研磨除去するべく上記研磨ストッパー層
    に対する研磨能力が高い第1のスラリーを使用して行う
    第1の研磨工程と、該第1の研磨工程によって研磨スト
    ッパー層が除去された部分を研磨するべく上記研磨スト
    ッパー層に対する研磨能力が上記第1のスラリーより低
    く、上記高い部分に対し研磨能力が高い第2のスラリー
    を使用して研磨を行う第2の研磨工程との二段階で行う
    ことを特徴とする基板の平坦化研磨方法。
  2. 【請求項2】 上記第1のスラリーは、アルカリ性を有
    するものであり、上記第2のスラリーは、酸性を有する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の基板の平坦
    化研磨方法。
  3. 【請求項3】 上記第1のスラリーは、平均の粒径が
    0.1μmより小さいものであり、上記第2のスラリー
    は、平均の粒径が0.1μmより大きいものであること
    を特徴とする請求項1記載の基板の平坦化研磨方法。
  4. 【請求項4】 上記第1のスラリーは、硬度が第2のス
    ラリーより高いものであり、上記第2のスラリーは、硬
    度が第1のスラリーより低いものであることを特徴とす
    る請求項1記載の基板の平坦化研磨方法。
  5. 【請求項5】 上記第1のスラリーは、アルカリ性を有
    し、平均の粒径が0.1μmより小さく、且つ硬度が第
    2のスラリーより高いものであり、上記第2のスラリー
    は、酸性を有し、平均の粒径が0.1μmより大きく、
    且つ硬度が第1のスラリーより低いものであることを特
    徴とする請求項1記載の基板の平坦化研磨方法。
  6. 【請求項6】 研磨工程に請求項1の基板の平坦化研磨
    方法を適用したことを特徴とする薄膜多層基板の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 研磨工程に請求項1の基板の平坦化研磨
    方法を適用して製造してなる薄膜多層基板。
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