JPH1186222A - 薄板研削方法 - Google Patents

薄板研削方法

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JPH1186222A
JPH1186222A JP9248293A JP24829397A JPH1186222A JP H1186222 A JPH1186222 A JP H1186222A JP 9248293 A JP9248293 A JP 9248293A JP 24829397 A JP24829397 A JP 24829397A JP H1186222 A JPH1186222 A JP H1186222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
substrate
grinding
bar
attaching
Prior art date
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Pending
Application number
JP9248293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kuniyoshi
真暁 国吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1186222A publication Critical patent/JPH1186222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体素子列を真直に並べた状態で薄板を研削
することにより歩留まりを向上させることができる薄板
研削方法を提供すること。 【解決手段】ヘッド用バー10を保持するための貼り付
け基板20の保持面21にワックス30を塗布する塗布
工程と、ヘッド用バー10をその貼付面11aを下方に
向けて貼り付け基板20に載置し、その自重で貼り付け
基板20の保持面21に貼り付ける貼付工程と、貼り付
け基板20に貼り付けられたヘッド用バー10の研削面
11bを研削する研削工程とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置に搭載するMR、GMRヘッドの材料となるヘッド用
バー等の薄板を研削する薄板研削方法に関し、特に半導
体素子列を容易に直線状にした状態で研削できるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置に搭載されるMR、
GMRヘッドは高脆材料であるAlTiC材に半導体素
子が配設されたヘッド用バーを加工して形成されてい
る。このようなヘッド用バーは一方の面を研磨すること
で適正なギャップ(半導体素子と研磨面との距離)を得
ている。
【0003】図4中10はこのようなヘッド用バーを示
す模式図である。ヘッド用バー10はバー本体11と半
導体素子列12とを備えている。なお、バー本体11の
図4中下面は後述する貼り付け基板20に貼り付けるた
めの貼付面11aであり、図4中上面はギャップを形成
するために研削を行う研削面11bである。このような
ヘッド用バー10は複数の半導体素子列が形成された半
導体ウエハ(不図示)から半導体素子列に沿って切り出
されて形成されている。切り出されたヘッド用バー10
は図4に示すようにその切断面は完全に真直とはならず
貼付面11a、研削面11b共に曲りが生じる。この場
合は、長さ45mm、厚さ0.35mmのヘッド用バー
10では、最大で2〜3μm程度の曲りがある。
【0004】このため、図5に示すように研削工程で用
いる貼り付け基板20にワックス等の接着剤を1μm塗
布した後、荷重をかけて貼付面11aを貼り付けると曲
った面が貼り付け基板20に倣うため、半導体素子列1
2が湾曲する。この状態でそのまま研削面11bを研削
すると所望のギャップGが得られるのは僅かの素子のみ
となり、歩留まりが低下するという問題があった。
【0005】このような問題を解決するために貼り付け
基板20にワックスを1mm程度の厚さで塗布し、ヘッ
ド用バー10を載置し、ヘッド用バーに付されたマーカ
ーを撮像し、画像処理を行って水平に修正し研削すると
いう方法がとられている。一方、水平出し治具を用いて
ヘッド用バーを水平に修正するという方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のヘッド
用バー研削方法では、次のような問題があった。すなわ
ち、ヘッド用バーの両端が50μm以上傾いていると、
撮像装置の視野からはみ出し、修正を行うことができな
い。
【0007】一方、水平出し治具を用いたものは新たに
治具が必要となるとともに、調整に時間がかかるという
問題があった。そこで本発明は、半導体素子列を真直に
並べた状態で薄板を研削することにより歩留まりを向上
させることができる薄板研削方法を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の
半導体素子列が直線状に配置された半導体ウエハから上
記半導体素子列に沿って切断されて形成された薄板を研
削する薄板研削方法において、上記薄板を保持するため
の貼り付け基板の保持面に接着剤を塗布する塗布工程
と、上記薄板をその一方の面を下方に向けて上記貼り付
け基板に載置し、その自重で上記貼り付け基板の保持面
に貼り付ける貼付工程と、上記貼り付け基板に貼り付け
られた上記薄板の他方の面を研削する研削工程とを備え
るようにした。
【0009】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記塗布工程における上記接
着剤の厚さは3〜10μmである。請求項3に記載され
た発明は、請求項1に記載された発明において、上記貼
付工程は、上記貼り付け基板に上記薄板が載置された状
態で上記薄板を水平方向に相対揺動させる。
【0010】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、薄
板を接着剤を介して貼り付け基板に貼り付ける際に、そ
の自重を用いているので、薄板が貼り付け基板に倣うこ
とがない。このため、薄板に曲りが生じていても半導体
素子列が曲ることはない。このため、半導体素子列の各
素子に対して均一に研削を行うことができるので、歩留
まりを向上させることができる。
【0011】請求項2に記載された発明では、塗布工程
における接着剤の厚さは3〜10μmであるので、薄板
に生じている曲りを十分に吸収できる。請求項3に記載
された発明では、貼付工程は、貼り付け基板に薄板が載
置された状態で薄板を水平方向に相対揺動させることに
より、接着剤を薄板と貼り付け基板との間に充填させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るヘッド用バー研削方法において用いられる貼り付け基
板20にヘッド用バー10を貼り付けた状態を示す概念
図である。図2は研削加工後の状態を示す概念図であ
る。なお、これらの図中において上述した図4と同一機
能部分には同一符号を付した。
【0013】図1中10はヘッド用バー、20は貼り付
け基板、30はワックス(接着剤)を示している。ヘッ
ド用バー10は、長さ45mm、厚さ0.35mmの薄
板状のバー本体11と、このバー本体11中に配設され
たGMRヘッド素子列(半導体素子列)12とを備えて
いる。なお、バー本体11の図1中下面は後述する貼り
付け基板20に貼り付けるための貼付面11aであり、
図1中上面はギャップを形成するために研削を行う研削
面11bである。
【0014】このようなヘッド用バー10は次のように
して研削される。すなわち、貼り付け基板20の保持面
21にワックス30を3〜10μmの厚さで塗布する。
なお、ワックス30の厚さはバー本体11の最大歪み量
に基づいて定めればよい。この場合であれば最大歪み量
は2〜3μm であるため、少なくとも3μm の厚さにす
ればよい。
【0015】次にヘッド用バー10をその貼付面11b
を図1中下方に向けてワックス30上に載置する。この
とき、GMRヘッド素子列12がほぼ水平となる。そし
て、ヘッド用バー10を水平方向に揺動させてワックス
30を広げる。これによりヘッド用バー10が自重によ
りワックス30を変形させて図1に示すような状態で安
定化させて固定する。このとき、図1に示すようにGM
Rヘッド素子列12はほぼ真直となる。
【0016】次にヘッド用バー10の研削面11aを研
削する。このとき、GMRヘッド素子列12は直線状に
配置されているので、ギャップGを例えば5μm に設定
することができ、歩留まりを向上させることができる。
【0017】図3の(a)〜(c)は本発明を適用した
場合における研削面11bの真直度とGMRヘッド素子
列12の真直度を実測したものを示している。図3の
(a)に示すように半導体ウエハからヘッド用バー10
を切り出した後の研削面11bの真直度は2.3μmで
あり、図3の(b)に示すように貼り付け基板20に貼
付したときの研削面11bの真直度は2.9μmであ
る。そして、図3の(c)に示すようにGMRヘッド素
子列12の真直度は0.5μmとなり、許容範囲内とな
る。なお、本発明は前記実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、薄
板を接着剤を介して貼り付け基板に貼り付ける際に、そ
の自重を用いているので、薄板が貼り付け基板に倣うこ
とがない。このため、薄板に曲りが生じていても半導体
素子列が変形することはない。このため、半導体素子列
の各素子に対して均一に研削を行うことができるので、
歩留まりを向上させることができる。
【0019】請求項2に記載された発明によれば、塗布
工程における接着剤の厚さは3〜10μmであるので、
薄板に生じている曲りを十分に吸収できる。請求項3に
記載された発明によれば、貼付工程は、貼り付け基板に
薄板が載置された状態で薄板を水平方向に相対揺動させ
ることにより、接着剤を薄板と貼り付け基板との間に充
填させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る薄板研削方法にお
ける貼付工程を示す模式図。
【図2】同薄板研削方法における研削工程を示す模式
図。
【図3】同薄板研削方法における真直度を示す図。
【図4】一般的なヘッド用バーを示す模式図。
【図5】従来の薄板研削方法における貼付工程を示す模
式図。
【符号の説明】
10…ヘッド用バー 11…バー本体 12…GMR素子列(半導体素子列) 20…貼り付け基板 30…ワックス(接着剤)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の半導体素子列が直線状に配置された
    半導体ウエハから上記半導体素子列に沿って切断されて
    形成された薄板を研削する薄板研削方法において、 上記薄板を保持するための貼り付け基板の保持面に接着
    剤を塗布する塗布工程と、 上記薄板をその一方の面を下方に向けて上記貼り付け基
    板に載置し、その自重で上記貼り付け基板の保持面に貼
    り付ける貼付工程と、 上記貼り付け基板に貼り付けられた上記薄板の他方の面
    を研削する研削工程とを備えていることを特徴とする薄
    板研削方法。
  2. 【請求項2】上記塗布工程における上記接着剤の厚さは
    3〜10μmであることを特徴とする請求項1に記載の
    薄板研削方法。
  3. 【請求項3】上記貼付工程は、上記貼り付け基板に上記
    薄板が載置された状態で上記薄板を水平方向に相対揺動
    させることを特徴とする請求項1に記載の薄板研削方
    法。
JP9248293A 1997-09-12 1997-09-12 薄板研削方法 Pending JPH1186222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261527A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの平坦加工方法
JP2006263837A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの平坦加工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261527A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの平坦加工方法
JP4663362B2 (ja) * 2005-03-18 2011-04-06 株式会社ディスコ ウエーハの平坦加工方法
JP2006263837A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの平坦加工方法

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