JPH1145414A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JPH1145414A
JPH1145414A JP20201897A JP20201897A JPH1145414A JP H1145414 A JPH1145414 A JP H1145414A JP 20201897 A JP20201897 A JP 20201897A JP 20201897 A JP20201897 A JP 20201897A JP H1145414 A JPH1145414 A JP H1145414A
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JP
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lapping
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JP20201897A
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Tokuji Toyoda
篤司 豊田
Katsumi Ito
勝実 伊藤
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真直度が高くて歩留まりが向上した素子列が
得られるようにする。 【解決手段】 薄膜磁気ヘッド素子が縦方向の素子列と
なるように多数形成された磁気ヘッドウェハーの複数の
素子列を1ブロック20としてブロック毎に切断した
後、このブロック20をホルダ50に接着する。このホ
ルダ50をラップ盤60上に載置し、ブロック20の最
下段の素子列のABS面をラッピングする。この後、A
BS面がラッピングされた素子列をブロック20より切
断した後、切断された素子列を除くブロック20の先端
の素子列のABS面を再度ラッピングする工程とABS
面がラッピングされた素子列をブロック20より切断す
る工程を素子列の個数に対応する回数分だけ繰り返して
行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ディスク装
置等に用いられる薄膜磁気ヘッドの製造方法に係わり、
特に、記録媒体が回転することにより同記録媒体との対
向面が同記録媒体に対して浮上する浮上型磁気ヘッドの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の記録媒体が回転することにより同
記録媒体との対向面が同記録媒体に対して浮上する磁気
ヘッド、いわゆる浮上型磁気ヘッドは次のようにして製
造されるものである。即ち、ウェハープロセスにより複
数の薄膜磁気ヘッド素子を縦方向および横方向に多数形
成された磁気ヘッドウェハーを1列の素子列(ロー、以
下、単にローという)に切断し、切断されたローの両面
を研磨した後、このローをワークホルダー(治具)に接
着してローのABS面(Air Bearing Surface)をスロ
ートハイトまで研磨するとともに、ABS面の空気流入
側にテーパ面を形成する。この後、ローの背面を研磨し
た後、ABS面にレールパターンを形成し、ローをスラ
イダ毎に切断して製造される。
【0003】図6〜図9は上記した浮上型磁気ヘッドの
製造工程の1例を示す図であり、これらの図6〜図9を
用いて上記の各工程を具体的に説明する。なお、図6は
ロースライシング工程において磁気ヘッドウェハーを複
数のローに切断した状態を示す図であり、図7はローを
両面ラッピング加工する状態を示す図であり、図8はワ
ークホルダー(治具)にローを接着した状態でローのA
BS面(Air BearingSurface)を研磨する状態を示す図
であり、図9は研磨後のローを示す図である。
【0004】図6に示すように、ウェハープロセスによ
り複数の薄膜磁気ヘッド素子が縦方向および横方向に多
数形成された磁気ヘッドウェハー70はロースライシン
グ工程により1列毎の素子列(ロー)71,72,73
・・・に切断する。なお、切断されたロー71(ロー7
2,73・・・も同様である)は複数の薄膜磁気ヘッド
素子71a,71b,71c・・・が形成されている。
【0005】ついで、図7に示すようなラップ盤80の
上下の定盤81,82間に各ロー71,72,73・・
・をABS面(Air Bearing Surface)および背面が定
盤81,82に対して上下方向になるようにして挟み込
み、定盤81,82と各ロー71,72,73・・・と
の間に砥粒83を入れ、定盤81,82間を押し付ける
とともに摺り合わせて各ロー71,72,73・・・の
各ABS面および背面を両面ラッピング加工を行う。こ
の両面ラッピング加工により、高い平行度と反りの少な
いロー71,72,73・・・が得られる。また、ロー
71,72,73・・・の各ABS面および背面の極薄
い層(例えば3μm)には両面ラッピング処理で生じた
圧縮応力が残留する。
【0006】両面ラッピング処理を行ったロー71(な
お、ロー72,73・・・についても同様である)を図
8に示すようなワークホルダー(治具)90に背面が接
着面(即ち、ABS面が下面となる)となるようにロジ
ン系ワックスなどの接着剤91で接着した後、接着され
たロー71が下面となるようにしてワークホルダー90
をラップ盤93の上に載置する。そして、研磨砥粒容器
94内に収容されたダイヤモンド0.5μmなどからな
る研磨砥粒95をポンプ96にてラップ盤93上に吹き
付けながらラップ盤93を回転させてロー71のABS
面を研磨(ラッピング)して、スロートハイト(薄膜磁
気ヘッド素子71a,71b,71c・・・のポール部
の長さ)を目標値まで加工する。
【0007】ついで、ロー71(なお、ロー72,73
・・・についても同様である)をワークホルダー(治
具)90から取り外した後、今度はロー71のABS面
が接着面(即ち、背面が下面となる)となるようにワー
クホルダー(治具)90に接着し、上述したABS面の
研磨(ラッピング)と同様にして背面を研磨(ラッピン
グ)する。このようにしてABS面をラッピングした
後、背面をラッピングすることにより、ABS面と背面
の残留応力がほぼバランスした図9に示すようなロー7
1が得られるようになる。このようにして得られたロー
71の一例としては厚みが0.38mm(B=0.38
mm)、幅が1.25mm(T=1.25mm)、長さ
が72mm(L=72mm)のものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにして製造されるロー71(なお、ロー72,7
3・・・についても同様である)のABS面と背面の残
留応力がバランスしていても、1列づつの素子列に切断
された際の各素子列(ロー)の厚みは0.3〜0.6m
mと極めて薄いため、ラッピング時に生じる残留応力も
不均一になる。このため、ロー71(ロー72,73・
・・についても同様である)には、例えば、図9に示す
ように、その中央部71αには凹み部を生じるととも
に、その両端部71β,71γに立ち上がり部を生じ
(具体的には、図9に示すものにおいては、71αの凹
み部の底部と71β,71γの立ち上がり部の底部との
間は0.3μmとなる)、ロー71(ロー72,73・
・・についても同様である)全体としては曲がり、うね
り等を生じて、ほぼ真直なロー71(ロー72,73・
・・についても同様である)が得られ難く、歩留まりが
悪い(具体的には、図9に示すものの歩留まりは85%
となる)という問題を生じた。そこで、この発明は上記
問題点に鑑みてなされたものであって、真直度が高くて
歩留まりが向上した素子列(ロー)が得られるようにす
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、記録媒体が回転することにより同記録媒体と
の対向面が同記録媒体に対して浮上する磁気ヘッドの製
造方法であって、上記課題を解決するために、請求項1
に記載の発明においては、薄膜磁気ヘッド素子がその縦
方向および横方向に多数形成された磁気ヘッドウェハー
の同素子の複数の素子列を1ブロックとしてこのブロッ
ク毎に同磁気ヘッドウェハーを切断するブロック切断工
程と、各ブロックを順次ホルダに固着した後、同ブロッ
クの先端の素子列のABS面をラッピングするラッピン
グ工程と、このラッピング工程によりABS面がラッピ
ングされた素子列をブロックより切断する素子列切断工
程とを備え、素子列切断工程により切断された素子列を
除くブロックの先端の素子列のABS面をラッピングす
るラッピング工程と同ラッピング工程によりABS面が
ラッピングされた素子列を同ブロックより切断する素子
列切断工程とをブロックを形成する素子列の個数に対応
する回数分だけ繰り返して行うようにしている。
【0010】このように、磁気ヘッド素子の複数の素子
列を1ブロックとしてこのブロック毎に磁気ヘッドウェ
ハーを切断すると、複数の素子列からなるブロックはウ
ェハーの高い真直度を保持したまま切断されるととも
に、切断されたブロックは1列の素子列(ロー)に比較
してはるかに剛性が高いので、真直度の高いブロックと
なる。
【0011】そして、このように真直度の高いブロック
をホルダに固着してブロック先端の素子列のABS面を
ラッピングすると、ラッピング工程において不均一な圧
縮応力を生じることなく均一にラッピングができるとと
もに、能率よくラッピング加工ができるようになる。こ
のため、この素子列をブロックより切断すると、真直度
が高く、かつ曲がり、うねりのない素子列が歩留まりよ
く得られるようになる。
【0012】ABS面をラッピングすると、このABS
面にラッピングに基づく圧縮応力を生じる。このため、
請求項2に記載の発明においては、ABS面がラッピン
グされた素子列のABS面に対向する背面をラッピング
する工程を備えるようにしている。このように、ABS
面がラッピングされた素子列の背面もラッピングするこ
とにより、素子列の背面にもABS面に生じた圧縮応力
に対応する圧縮応力を生じるようになるので、より真直
度が高く、かつ、より曲がり、うねりのない素子列が得
られるようになる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、素子列
の背面をラッピングする工程においてはABS面がラッ
ピングされたことにより生じた残留応力にバランスする
ような残留応力が背面に生じるようにラッピングするよ
うにしている。このように、ABS面がラッピングされ
たことにより生じた残留応力にバランスするような残留
応力が素子列の背面に生じるようにラッピングすると、
さらに真直度が高く、かつ、さらに曲がり、うねりのな
い素子列が得られるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の磁気ヘッドの製
造方法の実施形態を図1〜図5を参照しながら説明す
る。なお、図1はウェハープロセスにより複数の薄膜磁
気ヘッド素子が縦方向および横方向に多数形成された磁
気ヘッドウェハーを模式的に示す図であり、図2はスラ
イシング工程において磁気ヘッドウェハーの素子列を複
数列毎のブロックに切断した状態を示す図であり、図3
は切断されたブロックをワークホルダー(治具)に接着
し、このブロックの最下段の素子列のABS面(Air Be
aring Surface)を研磨(ラッピング)する状態を示す
図であり、図4はラッピング後の素子列を切断する状態
を示す図であり、図5は切断された1列の素子列を示す
図である。
【0015】1.ブロック切断工程 図1に示すように、磁気ヘッドウェハー10はMg
2,CaF2,SrF2,BaF2,LiF等のフッ化物
を含有するアルミナ焼結体よりなる基板の表面10a
に、ウェハープロセスにより複数の薄膜磁気ヘッド素子
が縦方向の素子列11,12,13・・・となるように
多数形成されている。例えば、縦方向の素子列11には
薄膜磁気ヘッド素子11a,11b,11c・・・が多
数形成されている。なお、素子列12,13・・・につ
いても同様である。
【0016】このように、薄膜磁気ヘッド素子が縦方向
の素子列11,12,13・・・として形成された磁気
ヘッドウェハー10の素子列11,12,13・・・の
複数列(例えば10列)を1ブロックとして、図2に示
すように、複数のブロック20,30,40・・・(な
お、図2においてはブロック20,30,40のみを示
しているが、実際は多数のブロック(例えば10ブロッ
ク)となる)に切断する。このように、ブロック20,
30,40毎に磁気ヘッドウェハー10を切断すると、
各ブロック20,30,40は磁気ヘッドウェハー10
の高い真直度を保持したまま切断されるとともに、切断
された各ブロック20,30,40は1列の素子列に比
較してはるかに剛性が高いので、真直度の高いブロック
20,30,40となる。
【0017】このようにして切断された1ブロック、例
えばブロック20は、素子列21,22・・・からな
り、素子列21(素子列22・・・についても同様であ
る)には薄膜磁気ヘッド素子21a,21b,22c・
・・が形成されている。そして、このブロック20(3
0,40)の側面20a(30a,40a)はABS面
(Air Bearing Surface)となり、側面20b(30
b,40b)はABS面に対する背面となる。以後の工
程においては、説明を簡単にするためにブロック20に
ついてのみ説明する。
【0018】2.ラッピング工程 上述のようにして作製したブロック20を、図3に示す
ようなワークホルダー(治具)50の取り付け面上に載
置し、ブロック20の端部とワークホルダー50の取り
付け面とをロジン系ワックスなどの接着剤51で接着す
る。このとき、ブロック20の最下段の素子列の背面が
接着面となるように、即ち、ブロック20の最上端の素
子列のABS面が上端面となるようにして、ブロック2
0はワークホルダー50の取り付け面上に接着される。
【0019】この後、このワークホルダー50に接着さ
れたブロック20が下向きとなるようにワークホルダー
50を回転させて、図3に示すようなラップ盤60の上
に載置する。そして、研磨砥粒容器61内に収容された
ダイヤモンド0.5μmなどからなる研磨砥粒62をポ
ンプ63にてラップ盤60上に吹き付けながらラップ盤
60を回転させてブロック20の最下段の素子列のAB
S面を研磨(ラッピング)する。このラッピングに際し
て、図5に示すように、素子列21の底面(図5のα
線)からラッピングの目標位置(図5のβ線)まで加工
する。なお、図5のγ線はエレメントハイトの基準線と
なり、β線からγ線までの高さがエレメントハイト(例
えば1μmであって、MRヘッドの場合はMR素子の高
さ)となる。
【0020】3.素子列切断工程 ブロック20の最下段の素子列のABS面を所定のエレ
メントハイトとなるようにラッピングした後、ワークホ
ルダー50をラップ盤60上から取り外して、図4に示
すように、ワークホルダー50を横向きにし、ABS面
が所定のエレメントハイトとなるようにラッピングされ
た素子列21を図示しない切断ブレードを回転させて切
断する。
【0021】このようにして、ブロック20の最下段の
素子列のABS面を所定のエレメントハイトとなるよう
にラッピングするようにすると、ブロック20は1列の
素子列に比較して剛性が大きくかつその真直度が大きい
ため、このABS面が均一になってラッピング加工を効
率よく行うことができるようになる。また、ABS面が
均一であると、この素子列のエレメントハイトも均一に
なって歩留まりのよいラッピング加工が行えるようにな
る。
【0022】4.反復工程 このようにして、ABS面が所定のエレメントハイトと
なるようにラッピングされた素子列21を切断すること
により、ブロック20は素子列21を切断した分だけ短
くなる。ついで、再度、このように短くなったブロック
20が接着されたワークホルダー50をラップ盤60の
上に載置して、研磨砥粒容器61内に収容されたダイヤ
モンド0.5μmなどからなる研磨砥粒62をポンプ6
3にてラップ盤60上に吹き付けながらラップ盤60を
回転させて、短くなったブロック20の最下段の素子列
22のABS面をラッピングし、素子列22のエレメン
トハイトが所定の高さになるまでラッピング加工する。
【0023】素子列22のABS面をラッピングした
後、ワークホルダー50をラップ盤60上から取り外し
てワークホルダー50を横向きにし、素子列21を切断
した場合と同様に素子列22を切断する。
【0024】このようなラッピング加工、素子列切断の
加工処理を繰り返し、ブロック20の残りの素子列が1
列になっときに最後のラッピング加工を行って、ブロッ
ク20のラッピング加工、切断の処理を終了する。ブロ
ック30,40・・・についても同様にしてラッピング
加工、切断の処理を行って、各素子列のABS面が所定
のエレメントハイトになるようする。
【0025】ついで、このようにして各素子列のABS
面が所定のエレメントハイトとなるようにラッピング加
工された各素子列21,22・・・のABS面が接着面
となるように、即ち、背面がラッピング加工面となるよ
うにそれぞれワークホルダー50に接着し、上述したA
BS面のラッピング加工と同様にして各素子列21,2
2,・・・の背面をそれぞれラッピング加工する。この
場合、背面のラッピング加工はABS面のラッピング加
工により生じた残留圧縮応力とほぼバランスするような
残留圧縮応力が生じるようにラッピング加工する必要が
ある。
【0026】このようにして、ABS面が所定のエレメ
ントハイトとなるようにラッピング加工された各素子列
21,22・・・を順次素子列21,22・・・毎に切
断した後、各素子列21,22,・・・の背面をそれぞ
れラッピング加工することにより、図5に示すように、
複数個の磁気ヘッド素子21a,21b,21c,21
d,21e,21f,21g,21h,21i,21j
を有する素子列21(22,・・・)が作製される。こ
の素子列21(22,・・・)を各切断線x1,x2,x
3,x4,x5,x6,x7,x8,x9より切断することに
より、個々のスライダーとなる。
【0027】上述したように、本実施形態においては、
ブロック20(30,40・・・)毎に磁気ヘッドウェ
ハー10を切断するようにしているので、各ブロック2
0(30,40・・・)は磁気ヘッドウェハー10の高
い真直度を保持したまま切断されるとともに、切断され
た各ブロック20(30,40・・・)は1列の素子列
に比較してはるかに剛性が高いので、真直度の高いブロ
ック20(30,40・・・)となる。
【0028】そして、このように真直度の高いブロック
20をワークホルダ50に接着してブロック20の最下
段の素子列21,22・・・のABS面を順次ラッピン
グ加工すると、ラッピング加工において不均一な圧縮応
力を生じることなく均一にラッピング加工ができるとと
もに、能率よくラッピング加工ができるようになる。こ
のため、この素子列21,22・・・をブロック20よ
り切断すると、真直度が高く、かつ曲がり、うねりのな
い素子列21,22・・・が歩留まりよく得られるよう
になる。
【0029】また、ABS面がラッピング加工された素
子列21,22・・・の背面もラッピング加工すること
により、素子列21,22・・・の背面にもABS面に
生じた圧縮応力に対応する圧縮応力を生じるようになる
ので、より真直度が高く、かつ、より曲がり、うねりの
ない素子列21,22・・・が得られるようになる。そ
して、ABS面がラッピングされたことにより生じた残
留応力にバランスするような残留応力が素子列21,2
2・・・の背面に生じるようにラッピング加工すると、
さらに真直度が高く、かつ、さらに曲がり、うねりのな
い素子列21,22・・・が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気ヘッドウェハーを模式的に示す図であ
る。
【図2】 磁気ヘッドウェハーをブロックに切断した状
態を示す図である。
【図3】 ブロックの最下段の素子列のABS面をラッ
ピングする状態を示す図である。
【図4】 ラッピング後の素子列を切断する状態を示す
図である。
【図5】 切断された1列の素子列を示す図である。
【図6】 従来の磁気ヘッドウェハーを1列の素子列に
切断した状態を示す図である。
【図7】 従来の両面ラッピングの状態を示す図であ
る。
【図8】 従来の1列の素子列のABS面をラッピング
する状態を示す図である。
【図9】 従来のラッピング後の素子列を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…磁気ヘッドウェハー、11a,11b,11c…
磁気ヘッド素子、20,30,40…素子列のブロッ
ク、21a,21b,21c…磁気ヘッド素子、50…
ワークホルダー(治具)、51…接着剤、60…反強磁
性膜、60…ラップ盤、61…研磨砥粒容器、62…研
磨砥粒、63…ポンプ、α…素子列のABSの下端面、
β…ラッピングの目標位置、γ…エレメントハイトの基
準線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が回転することにより同記録媒
    体との対向面が同記録媒体に対して浮上する磁気ヘッド
    の製造方法であって、 薄膜磁気ヘッド素子がその縦方向および横方向に多数形
    成された磁気ヘッドウェハーの同素子の複数の素子列を
    1ブロックとしてこのブロック毎に同磁気ヘッドウェハ
    ーを切断するブロック切断工程と、 前記各ブロックを順次ホルダに固着した後、同ブロック
    の先端の素子列のABS面をラッピングするラッピング
    工程と、 前記ラッピング工程によりABS面がラッピングされた
    素子列を前記ブロックより切断する素子列切断工程とを
    備え、 前記素子列切断工程により切断された素子列を除く前記
    ブロックの先端の素子列のABS面をラッピングするラ
    ッピング工程と同ラッピング工程によりABS面がラッ
    ピングされた素子列を同ブロックより切断する素子列切
    断工程とを前記ブロックを形成する素子列の個数に対応
    する回数分だけ繰り返して行うようにしたことを特徴と
    する磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ABS面がラッピングされた素子列
    の同ABS面に対向する背面をラッピングする工程を備
    えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の磁気
    ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記素子列の背面をラッピングする工程
    においては前記ABS面がラッピングされたことにより
    生じた残留応力にバランスするような残留応力が前記背
    面に生じるようにラッピングするようにしたことを特徴
    とする請求項2に記載の磁気ヘッドの製造方法。
JP20201897A 1997-07-28 1997-07-28 磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH1145414A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9446644B2 (en) 2009-12-03 2016-09-20 Federal-Mogul Corporation Concentric knurl ball joint

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9446644B2 (en) 2009-12-03 2016-09-20 Federal-Mogul Corporation Concentric knurl ball joint

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