JPH1170280A - 多層異硬度クッション体の製造方法と、その方法により製造される多層異硬度クッション体、及びそのクッション体を用いた椅子の座と背 - Google Patents

多層異硬度クッション体の製造方法と、その方法により製造される多層異硬度クッション体、及びそのクッション体を用いた椅子の座と背

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JPH1170280A
JPH1170280A JP9234426A JP23442697A JPH1170280A JP H1170280 A JPH1170280 A JP H1170280A JP 9234426 A JP9234426 A JP 9234426A JP 23442697 A JP23442697 A JP 23442697A JP H1170280 A JPH1170280 A JP H1170280A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の厚さを薄くしても、十分なクッション
性とフィット感が得られるとともに、使用者の荷重等を
支持するのに十分な強度を維持することができ、しかも
軟質部分と硬質部分との境界が、使用者に感じ取られな
いようにする。 【解決手段】 下型1の上面の一端部に、硬質の第1の
プラスチック発泡体5の原液を注入し、第1のプラスチ
ック発泡体5の原液がわずかに発泡した後、第1のプラ
スチック発泡体5より軟質の第2のプラスチック発泡体
6の原液を、下型1の上面のほぼ中央部に注入し、さら
に、第2のプラスチック発泡体6の原液がわずかに発泡
した後、第2のプラスチック発泡体6よりさらに軟質の
第3のプラスチック発泡体7の原液を、下型1の上面に
おける他端部に注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子用のクッショ
ン材等として有用な硬さの異なる複数の層を有するクッ
ション体の製造方法と、この製造方法により製造される
クッション体、及びそのクッション体を用いた椅子の座
と背に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬さの異なる複数の層を有するク
ッション体、及びそれを用いた椅子の座としては、例え
ば特開昭61−290013号公報、特公昭62−37
998号公報、実開昭62−1915号公報、実開昭6
2−8783号公報等に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来のもの
は、いずれも、硬さの異なる発泡体を単に上下に重ねる
か、軟質の発泡体の中に硬質の発泡体を局部的に埋設す
るか、またはいずれかの層の厚さを局部的に変えるかし
たに過ぎないものであって、必ずしも人体に最適なクッ
ション性を与えるものではなかった。
【0004】また、従来のものは、通常は、自動車のシ
ート等、成形されたクッション体の厚さが厚いものに対
して適用されるもので、これらを、比較的厚さが薄い事
務用椅子等の座用クッション体に適用すると、クッショ
ン性とフィット感に欠けるとともに、着席者の臀部を支
持するのに十分な強度が得られなかったり、軟質のプラ
スチック発泡体と硬質のプラスチック発泡体との境界部
が着座者に感じ取られて、座り心地を損ねたりする等の
問題がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑み、全体
の厚さを薄くしても、十分なクッション性とフィット感
が得られるとともに、使用者の荷重等を支持するのに十
分な強度を維持することができ、しかも軟質部分と硬質
部分との境界が、使用者に感じ取れないようにすること
により、快適な使用感が得られるようにした、多層異硬
度クッション体の製造方法とその方法を用いたクッショ
ン体、及びそのクッション体を用いた椅子の座と背を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 下型の上面の一端部に、硬質の第1のプラスチッ
ク発泡体の原液を注入し、第1のプラスチック発泡体の
原液がわずかに発泡した後、第1のプラスチック発泡体
より軟質の第2のプラスチック発泡体の原液を、下型の
上面のほぼ中央部に注入し、さらに、第2のプラスチッ
ク発泡体の原液がわずかに発泡した後、第2のプラスチ
ック発泡体よりさらに軟質の第3のプラスチック発泡体
の原液を、前記下型の上面における他端部に注入する。
【0007】(2) 上記(1)項において、下型の上面の
中央部から前記一端部にかけて、前記第2のプラスチッ
ク発泡体の原液を、第1のプラスチック発泡体の原液の
下方に潜り込ませ、かつ、下型の他端部から中央部にか
けて、前記第3のプラスチック発泡体の原液を、第2の
プラスチック発泡体の原液の下方に潜り込ませて、これ
ら第1、第2及び第3のプラスチック発泡体の原液を、
前記発泡成形型の中で共に発泡硬化させることにより、
第1のプラスチック発泡体からなる前記一端側側の硬質
領域と、該硬質領域に連続するとともに、上層が、一端
側から他端側に向かって、占有割合が漸次減少する第1
のプラスチック発泡体により形成され、下層が、一端側
から他端側に向かって、占有割合が漸次増大する第3の
プラスチック発泡体から形成され、かつ、これら2つの
層の間に、第2のプラスチック発泡体からなる層が形成
された複合領域と、該複合領域に連続し、第2のプラス
チック発泡体が上層をなすとともに、第3のプラスチッ
ク発泡体が下層をなす前記他端側の軟質領域とを形成す
る。
【0008】(3) 上記(1)項において、下型の上面の
中央部から前記一端部にかけて、第2のプラスチック発
泡体の原液を、第1のプラスチック発泡体の原液の下方
に潜り込ませ、かつ、下型の他端部の中央部にかけて、
第3のプラスチック発泡体の原液を、第2のプラスチッ
ク発泡体の原液の下方に潜り込ませて、これら第1、第
2及び第3のプラスチック発泡体の原液を、前記発泡成
形型の中で共に発泡硬化させることにより、第1のプラ
スチック発泡体からなる前記一端側の硬質領域と、該硬
質領域に連続し、第1のプラスチック発泡体と第2のプ
ラスチック発泡体がほぼ同比率で重なる複合領域と、該
複合領域に連続し、第2のプラスチック発泡体のみから
成る中間領域と、該中間領域に連続し、上層が第2のプ
ラスチック発泡体から形成され、かつ、下層が第3のプ
ラスチック発泡体から形成された前記他端側の軟質領域
とを形成する。
【0009】(4) 請求項1または2の方法により製造
される多層異硬度クッション体であって、下型の上面の
中央部から前記一端部にかけて、第2のプラスチック発
泡体の原液を、第1のプラスチック発泡体の原液の下方
に潜り込ませ、かつ、下型の他端部の中央部にかけて、
第3のプラスチック発泡体の原液を、第2のプラスチッ
ク発泡体の原液の下方に潜り込ませて、これら第1、第
2及び第3のプラスチック発泡体の原液を、前記発泡成
形型の中で共に発泡硬化させることにより、第1のプラ
スチック発泡体からなる前記一端側の硬質領域と、該硬
質領域に連続し、第1のプラスチック発泡体と第2のプ
ラスチック発泡体がほぼ同比率で重なる複合領域と、該
複合領域に連続し、第2のプラスチック発泡体のみから
成る中間領域と、該中間領域に連続し、上層が第2のプ
ラスチック発泡体から形成され、かつ、下層が第3のプ
ラスチック発泡体から形成された前記他端側の軟質領域
とを形成する。
【0010】(5) 請求項1または3の方法により製造
される多層異硬度クッション体であって、第1のプラス
チック発泡体からなる前記一端側の硬質領域と、該硬質
領域に連続し、第1のプラスチック発泡体と、第1のプ
ラスチック発泡体より軟質とした第2のプラスチック発
泡体とがほぼ同比率で重なる複合領域と、該複合領域に
連続し、第2のプラスチック発泡体のみからなる中間領
域と、該中間領域に連続し、上層が第2のプラスチック
発泡体から形成され、下層が第3のプラスチック発泡体
から形成された前記他端側の軟質領域とからなるものと
する。
【0011】(6) 上記(4)または(5)項において、一
端部の硬質領域の両側に、第1のプラスチック発泡体よ
りなり、かつ他端側に向かって延出する硬質延出部を設
ける。
【0012】(7) 上記(4)または(6)項において、複
合領域において、第1及び第3のプラスチック発泡体
を、それぞれの尖先が互いに逆方向を向く楔状をなすよ
うにして、第2のプラスチック発泡体の上下面に重合す
る。
【0013】(8) 上記(4)〜(7)項のいずれかに記載
の多層異硬度クッション体を用いた椅子の座であって、
ほぼ水平をなすとともに、第1のプラスチック発泡体が
後部及び底部に位置し、かつ第3のプラスチック発泡体
が前部及び上部に位置するようにする。
【0014】(9) 上記(4)〜(7)項のいずれかに記載
の多層異硬度クッション体を用いた椅子の背であって、
ほぼ垂直をなすとともに、第1のプラスチック発泡体が
下端部に位置し、かつ第3のプラスチック発泡体が上端
部に位置するようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】図4〜図8は、本発明の多層異硬
度クッション体を椅子の座に用いた第1の実施形態を示
し、図1〜図3は、その製造方法を説明する略図であ
る。
【0016】最初に、図1から図3に基づいて製造方法
について説明し、その後、図4〜図8に基づいて、完成
した座用クッション体について説明する。図1に示すよ
うに、発泡成形型を構成する下型(1)の上面には、座用
クッション体の上面の形状と合致する形状とした、前上
方を向く凹窪(2)が形成されている。
【0017】座用クッション体(3)の上面は、図5等に
示すように、後部(3a)が若干持ち上がっており、中央部
(3b)及び前部(3c)は、この後部(3a)になだらかに連続し
ている。
【0018】この座用クッション体(3)の上面の形状に
合わせて、下型(1)の凹窪面(2)は、後部(3a)と対応す
る谷部(2a)、並びに中央部(3b)及び前部(3c)と対応する
上向傾斜面(2b)を有している。
【0019】この下型(1)を、その谷部(2a)が最下部と
なるように、水平に置く(図1)。
【0020】ついで、ノズル(4)を谷部(2a)の中央の真
上にもたらして、ノズル(4)から、硬質の第1のプラス
チック発泡体の原液を谷部(2a)に注入しながら、図2の
矢印に示すように、ノズル(4)を左右方向に移動させ
て、谷部(2a)に、左右方向に長い、第1のプラスチック
発泡体(5)の原液の溜まり(5')を形成する。
【0021】この工程の終了後、ノズル(4)を、図1の
矢印に示すように、凹窪(2)の上向傾斜面(2b)の中央へ
移動させる。
【0022】前記の横方向に長く注入した第1のプラス
チック発泡体(5)の原液が発泡し始めたころ、上向傾斜
面(2b)の中央部へ移動させたノズル(4)から、第1のプ
ラスチック発泡体より軟質の第2のプラスチック発泡体
(6)の原液を注入し、上向傾斜面(2a)の中央部にその溜
まり(6')を形成させる。
【0023】次いで、ノズル(4)を、図1の矢印に示す
ように、凹窪(2)の上向傾斜面(2b)の前方へ移動させ
る。
【0024】前記の第2のプラスチック発泡体(6)の原
液が発泡し始めたころ、上向傾斜面(2b)の前方へ移動さ
せたノズル(4)から、第2のプラスチック発泡体よりさ
らに軟質の第3のプラスチック発泡体(7)の原液を注入
し、上向傾斜面(2a)の前方にその溜まり(7')を形成さ
せる。
【0025】最後に、図3に示すように、上型(8)を下
型(1)の上に載置すると、注入した3種類のプラスチッ
ク発泡体(5)(6)(7)の原液は、図2の矢印に示すよう
に、周囲に拡散して行く。図3に示すように、第1のプ
ラスチック発泡体(5)の後から注入した第2のプラスチ
ック発泡体(6)の原液は、先に注入されて、上方に発泡
しながら拡がる第1のプラスチック発泡体(5)の原液の
下に潜り込みながら四方に向かって発泡して行き、第2
のプラスチック発泡体(6)の後から注入した第3のプラ
スチック発泡体(7)の原液は、第2のプラスチック発泡
体(6)の原液の下に潜り込みながら四方に向かって発泡
して行き、最終的に、下型(1)及び上型(8)により画成
される空間は、プラスチック発泡体(5)(6)(7)により
を埋め尽くされる。
【0026】この際、図4に示すように、左右方向に拡
散した硬質のプラスチック発泡体(5)の原液は、発泡成
形型の両側縁部に到達して、それ以上横方向に拡散でき
ないので、前方に広がり、前向きの硬質延出部(9)を形
成する。
【0027】完成したクッション体(3)は、図4〜図8
に示すように、一端部が第1のプラスチック発泡体(5)
からなる硬質領域(A)よりなり、他端部が第3のプラス
チック発泡体(7)からなる軟質領域(C)よりなり、かつ
その中間部が、一端側から他端側に向かって、第1のプ
ラスチック発泡体(5)の占有割合が漸次減少し、かつ軟
質のプラスチック発泡体(7)の占有割合が漸次増大する
とともに、両発泡体(5)と(7)の間に第2のプラスチッ
ク発泡体(6)の層が形成された複合領域(B)よりなって
おり、硬質領域(A)の両側端部には、前方を向く前向き
の硬質延出部(9)が形成されている。
【0028】複合領域(B)において、第1のプラスチッ
ク発泡体(5)及び第3のプラスチック発泡体(7)は、そ
れぞれの尖先が互いに前後逆方向を向く楔状をなして、
第2のプラスチック発泡体(6)の上下面に重合してい
る。
【0029】このクッション体(3)を、第1のプラスチ
ック発泡体(5)が後部及び底部に位置し、かつ軟質のプ
ラスチック発泡体(7)が前部及び上部に位置するように
して、ほぼ水平の椅子の座として用いることにより、全
体の厚さを薄くしても、十分なクッション性とフィット
感が得られるとともに、使用者の荷重等を支持するのに
十分な強度を維持することができ、しかも軟質部分と硬
質部分との境界が使用者に感じ取られることはなく、快
適な使用感が得られる。
【0030】図9〜図13に示す第2の実施形態は、上
述した第1の実施形態に対して、硬質のプラスチック発
泡体(5)の中央部の注入量を少な目とし、その分、軟質
のプラスチック発泡体(6)(7)の量を多めとすることに
より、複合領域(B)の中央部の前後幅を短くし、第2の
プラスチック発泡体(6)のみからなる中間領域(C)と、
中間領域(C)に連続する、第2のプラスチック発泡体
(6)と第3のプラスチック発泡体(7)とからなる軟質領
域(D)を形成している。
【0031】この第2の実施形態のような構成とするこ
とにより、第1の実施形態のものよりクッション性を高
めることができるとともに、硬質領域(A)により、着座
者の臀部を心地よく包み込むように支持することができ
る。
【0032】次に、本発明の多層異硬度クッション体を
椅子の背に用いた第3の実施形態を、図14〜図18を
用いて説明する。
【0033】最初に、図14〜図16に基づいて製造方
法について説明し、その後、図17及び図18に基づい
て、完成した背用クッション体について説明する。
【0034】下型(10)の上面には、背用クッション体の
前面の形状と合致する形状とした、前上方を向く凹窪(1
1)が形成されている。
【0035】図17等に示すように、背用クッション体
(12)は、側面視ほぼくの字形をなし、その下部(12a)と
中央部(12b)及び上部(12c)は、なだらかに連続してい
る。
【0036】下型(10)の凹窪面(11)には、この背用クッ
ション体(12)の下部(12a)と対応する谷部(11a)と、中央
部(12b)及び前部(12c)と対応する上向傾斜面(11b)とを
有している。
【0037】下型(10)の谷部(11a)と上向傾斜面(11b)
に、第1の実施形態と同様の要領で、第1、第2、第3
のプラスチック発泡体(5)(6)(7)の原液の溜まり
(5')(6')(7')を形成し、上型(13)を下型(10)の上に
載置して、注入した3種類のプラスチック発泡体(5)
(6)(7)の原液を発泡させる。
【0038】完成したクッション体(12)は、図17及び
図18に示すように、一端部が第1のプラスチック発泡
体(5)からなる硬質領域(A)よりなり、他端部が第3の
プラスチック発泡体(7)からなる軟質領域(C)よりな
り、かつその中間部が、一端側から他端側に向かって、
第1のプラスチック発泡体(5)の占有割合が漸次減少
し、かつ軟質のプラスチック発泡体(7)の占有割合が漸
次増大するとともに、両発泡体(5)と(7)の間に第2の
プラスチック発泡体(6)の層が形成された複合領域(B)
よりなっており、硬質領域(A)の両側端部には、前方を
向く前向きの硬質延出部(9)が形成されている。
【0039】このクッション体(12)を、第1のプラスチ
ック発泡体(5)が下部に位置し、かつ軟質のプラスチッ
ク発泡体(7)が上部に位置するようにして、椅子の背と
して用いることにより、全体の厚さを薄くしても、十分
なクッション性とフィット感が得られるとともに、使用
者の荷重等を支持するのに十分な強度を維持することが
でき、しかも軟質部分と硬質部分との境界が使用者に感
じ取られることはなく、快適な使用感が得られる。
【0040】また、第2の実施形態のように、硬質領域
(D)、複合領域(E)、中間領域(F)及び軟質領域(G)か
ら成る背用クッション体を形成し、その硬質領域(D)を
下部とするとともに、軟質領域(G)を上部として用いて
もよい。
【0041】以上、本発明の多層異硬度クッション体
を、椅子の座と背として用いた実施形態について詳述し
たが、本発明の多層異硬度クッション体は、その他の用
途にも用いることができ、その場合にも、上述したのと
同様の効果を奏することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1、2、4記載の発明によると、硬度の異
なる3種類のプラスチック発泡体の原液を、発泡成形型
の中で、ともに発泡硬化させて出来上がった成形後のク
ッション体は、一端部が硬質領域よりなり、かつ他端部
が軟質領域よりなり、さらに中間部が、硬質の第1のプ
ラスチック発泡体と軟質の第3のプラスチック発泡体と
の占有割合がなだらかに増減し、両発泡体の間に、両発
泡体の中間的な硬度の第2のプラスチック発泡体の層を
形成した複合領域よりなるので、全体の厚さを薄くして
も、軟質領域により十分なクッション性が得られるとと
もに、硬質領域によりフィット感が得られ、また、硬質
部分により、使用者の荷重等を支持するのに十分な強度
を維持することができる。また、軟質部分と硬質部分と
の間に、複合領域を形成したので、軟質領域と硬質領域
の境界が使用者に感じ取られることはなく、快適な使用
感を得ることができる。
【0043】(b) 請求項1、3、5記載の発明による
と、硬度の異なる3種類のプラスチック発泡体の原液
を、発泡成形型の中で、ともに発泡効果させて出来上が
った成形後のクッション体は、一端部が硬質領域よりな
り、かつ他端部が軟質領域よりなり、さらに中間部が、
硬質の第1のプラスチック発泡体と軟質の第3のプラス
チック発泡体との占有割合がなだらかに増減し、両発泡
体の間に、両発泡体の中間的な硬度の第2のプラスチッ
ク発泡体の層を形成した複合領域と、第2のプラスチッ
ク発泡体からなる中間領域とからなるので、全体の厚さ
を薄くしても、軟質領域により十分なクッション性が得
られるとともに、硬質領域によりフィット感が得られ、
また、硬質部分により、使用者の荷重等を支持するのに
十分な強度を維持することができる。また、軟質部分と
硬質部分との間に、複合領域と中間領域を形成したの
で、軟質領域と硬質領域の境界が使用者に感じ取られる
ことはなく、快適な使用感を得ることができる。
【0044】(c) 請求項6記載の発明によると、両側
部の硬質延出部により、着座者の臀部や背等を左右から
包み込むようにして支持することができ、快適な着座感
が得られる。
【0045】(d) 請求項7記載の発明によると、軟質
部分と硬質部分との境界が使用者に感じ取られることな
く、軟質部分と硬質部分との占有割合を漸次変えること
ができる。
【0046】(e) 請求項8記載の発明によると、臀部
等の大きな荷重を支持しなければならない後部が硬質材
料により形成され、かつ足の動き等のためにクッション
性が要求される前部が軟質材料により形成され、さらに
着座者に直接当たる上面部分側に常に軟質材料が配設さ
れて、快適なクッション性とフィット感が得られるよう
にした座り心地のよい椅子の座を提供することができ
る。
【0047】(f) 請求項9記載の発明によると、下部
が、腰部をしっかり支えることができる硬質材料により
形成され、かつ上部が、上半身の動き等のためにクッシ
ョン性が要求される軟質材料により形成され、さらに着
座者に直接当たる上半部分側に常に軟質材料を配設し
て、快適なクッション性とフィット感が得られるように
した座り心地のよい椅子の背を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクッション体の第1の実施形態の製造
方法を説明するため下型と原液注入ノズルを略示する縦
断面図である。
【図2】図1に示した下型の平面図で、注入した第1、
第2及び第3のプラスチック発泡体の原液の拡散を説明
する図である。
【図3】上下型からなる発泡成形型内で発泡を完了した
発泡体を示す発泡成形型の縦断面図である。
【図4】本発明の製造方法により製造した座用クッショ
ン体の第1の実施形態の正面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図4のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】本発明のクッション体の第2の実施形態の正面
図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図9のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】図9のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図14】本発明のクッション体の第3の実施形態の製
造方法を説明するため下型と原液注入ノズルを略示する
縦断面図である。
【図15】図14に示した下型の平面図で、注入した第
1、第2及び第3のプラスチック発泡体の原液の拡散を
説明する図である。
【図16】上下型からなる発泡成形型内で発泡を完了し
た発泡体を示す発泡成形型の縦断面図である。
【図17】本発明の製造方法により製造した背用クッシ
ョン体の第3の実施形態の正面図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
(1)(10)下型 (2)(11)凹窪 (2a)(11a)谷部 (2b)(11b)上向傾斜面 (3)座用クッション体 (3a)後部 (3b)中央部 (3c)前部 (4)ノズル (5)第1のプラスチック発泡体 (5')第1のプラスチック発泡体の原液の溜まり (6)第2のプラスチック発泡体 (6')第2のプラスチック発泡体の原液の溜まり (7)第3のプラスチック発泡体 (7')第3のプラスチック発泡体の原液の溜まり (8)(13)上型 (9)硬質延出部 (12)背用クッション体 (12a)下部 (12b)中間部 (12c)上部 (A)(D)(H)硬質領域 (B)(E)(I)複合領域 (C)(G)(J)軟質領域 (F)中間領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型の上面の一端部に、硬質の第1のプ
    ラスチック発泡体の原液を注入し、第1のプラスチック
    発泡体の原液がわずかに発泡した後、第1のプラスチッ
    ク発泡体より軟質の第2のプラスチック発泡体の原液
    を、下型の上面のほぼ中央部に注入し、さらに、第2の
    プラスチック発泡体の原液がわずかに発泡した後、第2
    のプラスチック発泡体よりさらに軟質の第3のプラスチ
    ック発泡体の原液を、前記下型の上面における他端部に
    注入することを特徴とする多層異硬度クッション体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 下型の上面の中央部から前記一端部にか
    けて、前記第2のプラスチック発泡体の原液を、第1の
    プラスチック発泡体の原液の下方に潜り込ませ、かつ、
    下型の他端部から中央部にかけて、前記第3のプラスチ
    ック発泡体の原液を、第2のプラスチック発泡体の原液
    の下方に潜り込ませて、これら第1、第2及び第3のプ
    ラスチック発泡体の原液を、前記発泡成形型の中で共に
    発泡硬化させることにより、第1のプラスチック発泡体
    からなる前記一端側側の硬質領域と、該硬質領域に連続
    するとともに、上層が、一端側から他端側に向かって、
    占有割合が漸次減少する第1のプラスチック発泡体によ
    り形成され、下層が、一端側から他端側に向かって、占
    有割合が漸次増大する第3のプラスチック発泡体から形
    成され、かつ、これら2つの層の間に、第2のプラスチ
    ック発泡体からなる層が形成された複合領域と、該複合
    領域に連続し、第2のプラスチック発泡体が上層をなす
    とともに、第3のプラスチック発泡体が下層をなす前記
    他端側の軟質領域とを形成することを特徴とする請求項
    1記載の多層異硬度クッション体の製造方法。
  3. 【請求項3】 下型の上面の中央部から前記一端部にか
    けて、第2のプラスチック発泡体の原液を、第1のプラ
    スチック発泡体の原液の下方に潜り込ませ、かつ、下型
    の他端部の中央部にかけて、第3のプラスチック発泡体
    の原液を、第2のプラスチック発泡体の原液の下方に潜
    り込ませて、これら第1、第2及び第3のプラスチック
    発泡体の原液を、前記発泡成形型の中で共に発泡硬化さ
    せることにより、第1のプラスチック発泡体からなる前
    記一端側の硬質領域と、該硬質領域に連続し、第1のプ
    ラスチック発泡体と第2のプラスチック発泡体がほぼ同
    比率で重なる複合領域と、該複合領域に連続し、第2の
    プラスチック発泡体のみから成る中間領域と、該中間領
    域に連続し、上層が第2のプラスチック発泡体から形成
    され、かつ、下層が第3のプラスチック発泡体から形成
    された前記他端側の軟質領域とを形成することを特徴と
    する請求項1記載の多層異硬度クッション体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の方法により製造され
    る多層異硬度クッション体であって、第1のプラスチッ
    ク発泡体からなる前記一端側側の硬質領域と、該硬質領
    域に連続するとともに、上層が、一端側から他端側に向
    かって、占有割合が漸次減少する第1のプラスチック発
    泡体により形成され、下層が、一端側から他端側に向か
    って、占有割合が漸次増大する第3のプラスチック発泡
    体から形成され、かつ、これら2つの層の間に、第2の
    プラスチック発泡体からなる層が形成された複合領域
    と、該複合領域に連続し、第2のプラスチック発泡体が
    上層をなすとともに、第3のプラスチック発泡体が下層
    をなす、前記他端側の軟質領域とからなることを特徴と
    する多層異硬度クッション体。
  5. 【請求項5】 請求項1または3の方法により製造され
    る多層異硬度クッション体であって、第1のプラスチッ
    ク発泡体からなる前記一端側の硬質領域と、該硬質領域
    に連続し、第1のプラスチック発泡体と、第1のプラス
    チック発泡体より軟質とした第2のプラスチック発泡体
    とがほぼ同比率で重なる複合領域と、該複合領域に連続
    し、第2のプラスチック発泡体のみからなる中間領域
    と、該中間領域に連続し、上層が第2のプラスチック発
    泡体から形成され、下層が第3のプラスチック発泡体か
    ら形成された前記他端側の軟質領域とからなることを特
    徴とする多層異硬度クッション体。
  6. 【請求項6】 一端部の硬質領域の両側に、第1のプラ
    スチック発泡体よりなり、かつ他端側に向かって延出す
    る硬質延出部を設けた請求項4または5に記載の多層異
    硬度クッション体。
  7. 【請求項7】 複合領域において、第1及び第3のプラ
    スチック発泡体を、それぞれの尖先が互いに逆方向を向
    く楔状をなすようにして、第2のプラスチック発泡体の
    上下面に重合させた請求項4または6に記載の多層異硬
    度クッション体。
  8. 【請求項8】 ほぼ水平をなすとともに、第1のプラス
    チック発泡体が後部及び底部に位置し、かつ第3のプラ
    スチック発泡体が前部及び上部に位置するようにした請
    求項4〜7のいずれかに記載の多層異硬度クッション体
    を用いた椅子の座。
  9. 【請求項9】 ほぼ垂直をなすとともに、第1のプラス
    チック発泡体が下端部に位置し、かつ第3のプラスチッ
    ク発泡体が上端部に位置するようにした請求項4〜7の
    いずれかに記載の多層異硬度クッション体を用いた椅子
    の背。
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JP2006130006A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Inoac Corp シート用パッド
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JP2012091416A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Bridgestone Corp ポリウレタンフォーム成形品の製造方法
CN103341944A (zh) * 2013-07-10 2013-10-09 青岛海尔电冰箱(国际)有限公司 一种发泡方法
WO2015091355A1 (de) * 2013-12-20 2015-06-25 Johnson Controls Gmbh Schaumteil für einen fahrzeugsitz und fahrzeugsitz

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