JPH11332069A - ワイヤハーネス取付構造 - Google Patents
ワイヤハーネス取付構造Info
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- JPH11332069A JPH11332069A JP10127362A JP12736298A JPH11332069A JP H11332069 A JPH11332069 A JP H11332069A JP 10127362 A JP10127362 A JP 10127362A JP 12736298 A JP12736298 A JP 12736298A JP H11332069 A JPH11332069 A JP H11332069A
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- JP
- Japan
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- band
- wire harness
- harness
- wire
- main body
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/26—Installations of cables, lines, or separate protective tubing therefor directly on or in walls, ceilings, or floors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/20—Mounting of accessories, e.g. pump, compressor
- B60G2204/202—Mounting of accessories, e.g. pump, compressor of cables
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ワイヤハーネス取り付けに必要な部材点数を
削減してコスト低減を図り、自動車の車体ボディの凹所
を有効利用して多種多様なワイヤハーネスに対応して固
定できるようにする。 【解決手段】 車体ボディの取付部位の凹所または空所
に、反り曲げ自在なハーネス緊縛固定バンド30のバン
ド本体31を一体成形している。バンド本体31に対応
する位置に第1のバンド係止環24および第2のバンド
係止環25を設ける。バンド本体31の背面にワンウエ
イクラッチ溝状に連なる係止爪32が刻設され、第1お
よび第2のバンド係止環24,25には、そのバンド側
係止爪32に係合してバンド本体逆戻りを規制するロッ
ク部を設けている。第1のバンド係止環24を用いると
き、断面円形の異径数種のワイヤハーネス40〜42を
固定でき、第2のバンド係止環25を用いるときは、断
面扁平なフラット電線によるワイヤハーネス50を固定
できる。
削減してコスト低減を図り、自動車の車体ボディの凹所
を有効利用して多種多様なワイヤハーネスに対応して固
定できるようにする。 【解決手段】 車体ボディの取付部位の凹所または空所
に、反り曲げ自在なハーネス緊縛固定バンド30のバン
ド本体31を一体成形している。バンド本体31に対応
する位置に第1のバンド係止環24および第2のバンド
係止環25を設ける。バンド本体31の背面にワンウエ
イクラッチ溝状に連なる係止爪32が刻設され、第1お
よび第2のバンド係止環24,25には、そのバンド側
係止爪32に係合してバンド本体逆戻りを規制するロッ
ク部を設けている。第1のバンド係止環24を用いると
き、断面円形の異径数種のワイヤハーネス40〜42を
固定でき、第2のバンド係止環25を用いるときは、断
面扁平なフラット電線によるワイヤハーネス50を固定
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体ボデ
ィ等を取付構造体としてそこに引き回し配線されるワイ
ヤハーネスの取付構造に関する。
ィ等を取付構造体としてそこに引き回し配線されるワイ
ヤハーネスの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の電気系統を接続するワイヤハー
ネスは、引き回し配線される車体ボディ内の要所要所に
おいて、クリップなどの止め具を用い、また細長いケー
ス形状のプロテクタに収容保護して固定される。
ネスは、引き回し配線される車体ボディ内の要所要所に
おいて、クリップなどの止め具を用い、また細長いケー
ス形状のプロテクタに収容保護して固定される。
【0003】図7および図8は、クリップやプロテクタ
を使用してワイヤハーネスを車体ボディに固定する構造
の一例を示している。図7に示すように、ワイヤハーネ
ス1は必要個所で分岐し、分岐先端に結線した電気コネ
クタ2を介して各種の搭載機器に接続される。そうした
ワイヤハーネス1は、引き回し方向の要所でクリップ3
やプロテクタ4を用いて車体ボディに固定される。
を使用してワイヤハーネスを車体ボディに固定する構造
の一例を示している。図7に示すように、ワイヤハーネ
ス1は必要個所で分岐し、分岐先端に結線した電気コネ
クタ2を介して各種の搭載機器に接続される。そうした
ワイヤハーネス1は、引き回し方向の要所でクリップ3
やプロテクタ4を用いて車体ボディに固定される。
【0004】図8は、ワイヤハーネス1をたとえば俗称
インパネ(インスツルメントパネル)5に取り付ける場
合の取付構造例を示している。その取付部では、ワイヤ
ハーネス1の隣接する二個所に2個のクリップ3が接着
テープ4を巻き付けて固定される。これに対応した車体
ボディ側のインパネ5に二つの取付孔6が設けられてい
る。これら取付孔6のそれぞれにクリップ3を弾性クリ
ック感覚を伴ってワンタッチでアンダーカット嵌合など
により挿し込み、ワイヤハーネス1をインパネ5に固定
する。
インパネ(インスツルメントパネル)5に取り付ける場
合の取付構造例を示している。その取付部では、ワイヤ
ハーネス1の隣接する二個所に2個のクリップ3が接着
テープ4を巻き付けて固定される。これに対応した車体
ボディ側のインパネ5に二つの取付孔6が設けられてい
る。これら取付孔6のそれぞれにクリップ3を弾性クリ
ック感覚を伴ってワンタッチでアンダーカット嵌合など
により挿し込み、ワイヤハーネス1をインパネ5に固定
する。
【0005】また、図9は、取付構造体が上記インパネ
5以外であって、ドア周りなど他の車体ボディのワイヤ
ハーネス1を引き回して固定する場合を示す従来例であ
る。この場合、取付部位の車体ボディ7にフランジ8が
設けられ、このフランジ8に図7および図8で示された
クリップ3を嵌合するための取付孔9が設けられてい
る。フランジ8および取付孔9はいずれも車体ボディ7
に金型成形により設けられる。
5以外であって、ドア周りなど他の車体ボディのワイヤ
ハーネス1を引き回して固定する場合を示す従来例であ
る。この場合、取付部位の車体ボディ7にフランジ8が
設けられ、このフランジ8に図7および図8で示された
クリップ3を嵌合するための取付孔9が設けられてい
る。フランジ8および取付孔9はいずれも車体ボディ7
に金型成形により設けられる。
【0006】さらに、図10は、同じくワイヤハーネス
取付構造の従来例として、先に本願出願人によって提案
された特開平8−282406号公報に記載の分岐ワイ
ヤハーネスの支持構造を示している。
取付構造の従来例として、先に本願出願人によって提案
された特開平8−282406号公報に記載の分岐ワイ
ヤハーネスの支持構造を示している。
【0007】この場合、インパネの側壁10を利用し
て、可撓性を有する一対の把持片部11,12間に幹線
ワイヤハーネス13および分岐ワイヤハーネス14を弾
性挟持する構造が開示されている。
て、可撓性を有する一対の把持片部11,12間に幹線
ワイヤハーネス13および分岐ワイヤハーネス14を弾
性挟持する構造が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各従来
例で示されたワイヤハーネス取付構造にあっては、それ
ぞれ改良すべき次の問題点がある。
例で示されたワイヤハーネス取付構造にあっては、それ
ぞれ改良すべき次の問題点がある。
【0009】図7および図8で示された従来構造の場
合、ワイヤハーネス1を車体ボディのインパネ5に固定
して取り付けるために、特殊形状のクリップ3を単体加
工して準備する必要がある。しかも、そのクリップ3を
接着テープ4でワイヤハーネス1に巻き付けて固定する
ため、固定に要する部材点数が増し、作業手間を要して
部材コストや作業工数の増大によりコスト高となる不都
合がある。さらに、インパネ5側にクリップ3の数だけ
取付孔6を正確なピッチで設ける必要があり、寸法精度
が要求されるなどして製造コスト全般の高騰を招く。
合、ワイヤハーネス1を車体ボディのインパネ5に固定
して取り付けるために、特殊形状のクリップ3を単体加
工して準備する必要がある。しかも、そのクリップ3を
接着テープ4でワイヤハーネス1に巻き付けて固定する
ため、固定に要する部材点数が増し、作業手間を要して
部材コストや作業工数の増大によりコスト高となる不都
合がある。さらに、インパネ5側にクリップ3の数だけ
取付孔6を正確なピッチで設ける必要があり、寸法精度
が要求されるなどして製造コスト全般の高騰を招く。
【0010】また、図9のように、インパネ以外の他の
車体ボディ7にワイヤハーネスを取り付けるような場
合、わざわざ車体ボディ7にフランジ8を設けたうえ
に、そこにクリップ取付孔9を設けることは、金型成形
の複雑化と相まってコスト高の一因となる。
車体ボディ7にワイヤハーネスを取り付けるような場
合、わざわざ車体ボディ7にフランジ8を設けたうえ
に、そこにクリップ取付孔9を設けることは、金型成形
の複雑化と相まってコスト高の一因となる。
【0011】また、図10に示す公報のワイヤハーネス
支持構造の場合、幹線ワイヤハーネス13と分岐ワイヤ
ハーネス14を弾性挟持する方向性に限定されることで
ある。すなわち、弾性挟持された両ワイヤハーネス1
3,14の脱落防止に、把持片部11,12の各先端部
11a,12a間である開先口方向を図示例のように左
右方向の横向き、あるいは上向きとする必要がある。こ
のことは、両ワイヤハーネス13,14を把持片部1
1,12間に弾性スナップを利かせて押し込むにして
も、手向きが決まって作業性が悪い。
支持構造の場合、幹線ワイヤハーネス13と分岐ワイヤ
ハーネス14を弾性挟持する方向性に限定されることで
ある。すなわち、弾性挟持された両ワイヤハーネス1
3,14の脱落防止に、把持片部11,12の各先端部
11a,12a間である開先口方向を図示例のように左
右方向の横向き、あるいは上向きとする必要がある。こ
のことは、両ワイヤハーネス13,14を把持片部1
1,12間に弾性スナップを利かせて押し込むにして
も、手向きが決まって作業性が悪い。
【0012】さらに、この図10のワイヤハーネス支持
構造は、弾性挟持されるワイヤハーネスが円形断面の電
線に限られ、断面扁平な俗称フラット電線には不向きで
あるなど、電線種に対して汎用性が低い。
構造は、弾性挟持されるワイヤハーネスが円形断面の電
線に限られ、断面扁平な俗称フラット電線には不向きで
あるなど、電線種に対して汎用性が低い。
【0013】したがって、本発明の主たる目的は、ワイ
ヤハーネスの取り付けに必要な部材点数を削減すること
により、コスト低減を実現できるワイヤハーネス取付構
造を提供することにある。
ヤハーネスの取り付けに必要な部材点数を削減すること
により、コスト低減を実現できるワイヤハーネス取付構
造を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、自動車の車体
ボディが取付構造体である場合など、たとえばインスツ
ルメントパネルに設けたエアダクトのダクト隔壁凹所を
有効利用してワイヤハーネスを固定できる取付構造を提
供することにある。
ボディが取付構造体である場合など、たとえばインスツ
ルメントパネルに設けたエアダクトのダクト隔壁凹所を
有効利用してワイヤハーネスを固定できる取付構造を提
供することにある。
【0015】さらに、本発明の他の目的は、異径数種の
ワイヤハーネスに対応可能で汎用性が広く、しかも取付
作業性が良好なワイヤハーネス取付構造を提供すること
にある。
ワイヤハーネスに対応可能で汎用性が広く、しかも取付
作業性が良好なワイヤハーネス取付構造を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載のワイヤハーネス取付構造は、取付部位の凹所また
は空所に基端が結合されかつ先端が自由端となっている
弾性または可撓性のバンド本体を有し、このバンド本体
の長さを調整することによって異径数種のワイヤハーネ
スに対応して外側から巻き付け可能となっている少なく
とも1つのハーネス緊縛固定バンドと、このハーネス緊
縛固定バンドに対応する位置の前記凹所または空所に設
けられ、前記ワイヤハーネスに巻き付けた前記バンド本
体の先端自由端を係止してロックすることにより、前記
ワイヤハーネスを前記ハーネス緊縛固定バンドと共働し
て固定可能となっているバンド係止環と、を備えてなっ
ている。
記載のワイヤハーネス取付構造は、取付部位の凹所また
は空所に基端が結合されかつ先端が自由端となっている
弾性または可撓性のバンド本体を有し、このバンド本体
の長さを調整することによって異径数種のワイヤハーネ
スに対応して外側から巻き付け可能となっている少なく
とも1つのハーネス緊縛固定バンドと、このハーネス緊
縛固定バンドに対応する位置の前記凹所または空所に設
けられ、前記ワイヤハーネスに巻き付けた前記バンド本
体の先端自由端を係止してロックすることにより、前記
ワイヤハーネスを前記ハーネス緊縛固定バンドと共働し
て固定可能となっているバンド係止環と、を備えてなっ
ている。
【0017】かかる構成により、反り曲げ自在なハーネ
ス緊縛固定バンドとバンド係止環との係止ロックによっ
てワイヤハーネスを緊縛して固定できるので、従来構造
のようにクリップやプロテクタが不要で、部品点数を削
減できる。
ス緊縛固定バンドとバンド係止環との係止ロックによっ
てワイヤハーネスを緊縛して固定できるので、従来構造
のようにクリップやプロテクタが不要で、部品点数を削
減できる。
【0018】また、請求項2に記載のワイヤハーネス取
付構造は、前記バンド本体の表裏面のいずれか一面に先
端自由端から基端へ向かってワンウエイクラッチ溝状に
連なる係止爪が刻設され、この係止爪に係合して前記バ
ンド本体の逆戻りを規制するロック部が前記バンド係止
環に設けられている。
付構造は、前記バンド本体の表裏面のいずれか一面に先
端自由端から基端へ向かってワンウエイクラッチ溝状に
連なる係止爪が刻設され、この係止爪に係合して前記バ
ンド本体の逆戻りを規制するロック部が前記バンド係止
環に設けられている。
【0019】かかる構成により、バンド本体を適度な長
さに調整して、その調整位置で係止爪をバンド係止環に
ロックさせるから、ワイヤハーネスを締め付けて一度緊
縛したバンド本体の緩みを防止するのに有効である。
さに調整して、その調整位置で係止爪をバンド係止環に
ロックさせるから、ワイヤハーネスを締め付けて一度緊
縛したバンド本体の緩みを防止するのに有効である。
【0020】また、請求項3に記載のワイヤハーネス取
付構造は、前記取付部位が車体ボディ内のインスツルメ
ントパネルであり、このパネル内に設けられたエアダク
トの隔壁の外側が凹所または空所となっている個所に、
前記バンド本体が基端を繋げて一体成形されてなってい
る。
付構造は、前記取付部位が車体ボディ内のインスツルメ
ントパネルであり、このパネル内に設けられたエアダク
トの隔壁の外側が凹所または空所となっている個所に、
前記バンド本体が基端を繋げて一体成形されてなってい
る。
【0021】かかる構成により、取付部位が具体的に自
動車内のインスツルメントパネルでそのエアダクトであ
る場合、ダクト隔壁の外側の凹所や空所を有効利用し
て、ここに一体成形したバンド本体でワイヤハーネスを
緊縛固定できる。
動車内のインスツルメントパネルでそのエアダクトであ
る場合、ダクト隔壁の外側の凹所や空所を有効利用し
て、ここに一体成形したバンド本体でワイヤハーネスを
緊縛固定できる。
【0022】また、本発明による請求項4に記載のワイ
ヤハーネス取付構造は、取付部位である車体ボディのイ
ンスツルメントパネル内に設けられたエアダクト隔壁の
外側の凹所または空所に、基端を繋げかつ先端を自由端
にして一体成形された弾性または可撓性のバンド本体を
有し、このバンド本体の長さを調整することによってワ
イヤハーネスを外側から巻き付け可能となっている少な
くとも1つのハーネス緊縛固定バンドと、このハーネス
緊縛固定バンドに対応する位置の前記凹所または空所に
設けられ、前記ワイヤハーネスに巻き付けた前記バンド
本体の先端自由端を係止してロックすることにより、前
記ワイヤハーネスを前記ハーネス緊縛固定バンドと共働
して固定可能となっている第1のバンド係止環と、さら
に前記ハーネス緊縛固定バンドに対応する位置の前記エ
アダクト隔壁の外壁面に設けられ、前記ワイヤハーネス
に巻き付けた前記バンド本体の先端自由端を係止してロ
ックすることにより、前記ワイヤハーネスを前記ハーネ
ス緊縛固定バンドと共働して固定可能となっている第2
のバンド係止環と、を備えてなっている。
ヤハーネス取付構造は、取付部位である車体ボディのイ
ンスツルメントパネル内に設けられたエアダクト隔壁の
外側の凹所または空所に、基端を繋げかつ先端を自由端
にして一体成形された弾性または可撓性のバンド本体を
有し、このバンド本体の長さを調整することによってワ
イヤハーネスを外側から巻き付け可能となっている少な
くとも1つのハーネス緊縛固定バンドと、このハーネス
緊縛固定バンドに対応する位置の前記凹所または空所に
設けられ、前記ワイヤハーネスに巻き付けた前記バンド
本体の先端自由端を係止してロックすることにより、前
記ワイヤハーネスを前記ハーネス緊縛固定バンドと共働
して固定可能となっている第1のバンド係止環と、さら
に前記ハーネス緊縛固定バンドに対応する位置の前記エ
アダクト隔壁の外壁面に設けられ、前記ワイヤハーネス
に巻き付けた前記バンド本体の先端自由端を係止してロ
ックすることにより、前記ワイヤハーネスを前記ハーネ
ス緊縛固定バンドと共働して固定可能となっている第2
のバンド係止環と、を備えてなっている。
【0023】かかる構成により、反り曲げ自在なハーネ
ス緊縛固定バンドとバンド係止環との係止ロックによっ
てワイヤハーネスを緊縛して固定できるので、従来構造
のようにクリップやプロテクタが不要で、部品点数を削
減できる。その際、単一仕様のハーネス緊縛固定バンド
でもって、第1のバンド係止環と第2のバンド係止環を
使い分けることにより、種々のワイヤハーネスの固定に
対応できる。
ス緊縛固定バンドとバンド係止環との係止ロックによっ
てワイヤハーネスを緊縛して固定できるので、従来構造
のようにクリップやプロテクタが不要で、部品点数を削
減できる。その際、単一仕様のハーネス緊縛固定バンド
でもって、第1のバンド係止環と第2のバンド係止環を
使い分けることにより、種々のワイヤハーネスの固定に
対応できる。
【0024】また、請求項5に記載のワイヤハーネス取
付構造は、前記バンド本体の表裏面のいずれか一面に先
端自由端から基端へ向かってワンウエイクラッチ溝状に
連なる係止爪が刻設され、この係止爪に係合して前記バ
ンド本体の逆戻りを規制するロック部が前記第1および
第2のバンド係止環に設けられている。
付構造は、前記バンド本体の表裏面のいずれか一面に先
端自由端から基端へ向かってワンウエイクラッチ溝状に
連なる係止爪が刻設され、この係止爪に係合して前記バ
ンド本体の逆戻りを規制するロック部が前記第1および
第2のバンド係止環に設けられている。
【0025】かかる構成により、第1および第2のバン
ド係止環のいずれにおいても、バンド本体を適度な長さ
に調整して、その調整位置で係止爪を第1または第2の
バンド係止環にロックさせるから、ワイヤハーネスを締
め付けて一度緊縛したバンド本体の緩みを防止するのに
有効である。
ド係止環のいずれにおいても、バンド本体を適度な長さ
に調整して、その調整位置で係止爪を第1または第2の
バンド係止環にロックさせるから、ワイヤハーネスを締
め付けて一度緊縛したバンド本体の緩みを防止するのに
有効である。
【0026】また、請求項6に記載の記載のワイヤハー
ネス取付構造は、前記バンド本体の長さを調整して、前
記第1のバンド係止環にロックすることにより異径数種
のワイヤハーネスに対応して固定可能であり、また前記
第2のバンド係止環にロックすることによりフラット電
線であるワイヤハーネスを前記エアダクト隔壁の外壁面
に抱き合わせて固定可能となっている。
ネス取付構造は、前記バンド本体の長さを調整して、前
記第1のバンド係止環にロックすることにより異径数種
のワイヤハーネスに対応して固定可能であり、また前記
第2のバンド係止環にロックすることによりフラット電
線であるワイヤハーネスを前記エアダクト隔壁の外壁面
に抱き合わせて固定可能となっている。
【0027】かかる構成により、単一仕様のハーネス緊
縛固定バンドを設けるだけで、第1の係止環にロックす
るときは、異径数種のワイヤハーネスに対応して自在に
緊縛固定できるし、また、第2の係止環にロックすると
きは、フラット電線であるワイヤハーネスをエアダクト
隔壁の外壁面に沿わせるようにして緊縛固定できる。特
に、そうしたフラット電線を固定する場合はさしたる設
置スペースを必要としない。結果、簡便かつ低コストの
ワイヤハーネス取付構造とすることができる。
縛固定バンドを設けるだけで、第1の係止環にロックす
るときは、異径数種のワイヤハーネスに対応して自在に
緊縛固定できるし、また、第2の係止環にロックすると
きは、フラット電線であるワイヤハーネスをエアダクト
隔壁の外壁面に沿わせるようにして緊縛固定できる。特
に、そうしたフラット電線を固定する場合はさしたる設
置スペースを必要としない。結果、簡便かつ低コストの
ワイヤハーネス取付構造とすることができる。
【0028】以上の各請求項から明らかなように、本発
明は、反り曲げ自在なハーネス緊縛固定バンドでワイヤ
ハーネスを締め付け固定するだけの構造であり、迅速か
つ確実にワイヤハーネスの固定が可能である。また、バ
ンド緊縛構造を主体であるから、ワイヤハーネスの固定
に各部材および各部の寸法精度に多少の誤差があっても
よく、特別に高い寸法精度を要しない。さらに、重要な
点は、異径多種のワイヤハーネスでも、フラット電線で
あるワイヤハーネスでも多種多様に対応できるという大
きな特徴がある。
明は、反り曲げ自在なハーネス緊縛固定バンドでワイヤ
ハーネスを締め付け固定するだけの構造であり、迅速か
つ確実にワイヤハーネスの固定が可能である。また、バ
ンド緊縛構造を主体であるから、ワイヤハーネスの固定
に各部材および各部の寸法精度に多少の誤差があっても
よく、特別に高い寸法精度を要しない。さらに、重要な
点は、異径多種のワイヤハーネスでも、フラット電線で
あるワイヤハーネスでも多種多様に対応できるという大
きな特徴がある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるワイヤハーネ
ス取付構造の実施の形態について、図面を参照して詳細
に説明する。
ス取付構造の実施の形態について、図面を参照して詳細
に説明する。
【0030】図1〜図3(a),(b)は、第1実施の
形態によるワイヤハーネス取付構造を示す斜視図と正面
断面図、そして使用態様の二つを示す正面断面図であ
る。図1および図2において、取付構造体がたとえば自
動車の車体ボディである場合、いくつかの凹所や空所が
設けられている。車内のインパネ20においても、図示
例のようなエアダクト21が形成されている。このエア
ダクト21は、たとえば隣り合うデフロスタダクト22
とディストリビューションダクト23からなっている。
形態によるワイヤハーネス取付構造を示す斜視図と正面
断面図、そして使用態様の二つを示す正面断面図であ
る。図1および図2において、取付構造体がたとえば自
動車の車体ボディである場合、いくつかの凹所や空所が
設けられている。車内のインパネ20においても、図示
例のようなエアダクト21が形成されている。このエア
ダクト21は、たとえば隣り合うデフロスタダクト22
とディストリビューションダクト23からなっている。
【0031】そうしたエアダクト21において、たとえ
ば一方のデフロスタダクト22の外側ダクト隔壁22a
を利用して、この延長上に弾性により必要な可撓性が得
られる所要長さのハーネス緊縛固定バンド(以下、単に
固定バンドという)30が一体成形して設けられてい
る。ダクト隔壁22aの長さとハーネス引き回し長さに
対応して、保持バンド30は複数個所に必要なピッチで
設けられる。
ば一方のデフロスタダクト22の外側ダクト隔壁22a
を利用して、この延長上に弾性により必要な可撓性が得
られる所要長さのハーネス緊縛固定バンド(以下、単に
固定バンドという)30が一体成形して設けられてい
る。ダクト隔壁22aの長さとハーネス引き回し長さに
対応して、保持バンド30は複数個所に必要なピッチで
設けられる。
【0032】また、固定バンド本体31の弾性撓みによ
る曲げ方向でいう外面側の背面には、バンド長手方向へ
先端からある程度の長さの部分まで、スプロケット歯形
のようなワンウエイロック歯形形状による係止爪32が
刻設されている。
る曲げ方向でいう外面側の背面には、バンド長手方向へ
先端からある程度の長さの部分まで、スプロケット歯形
のようなワンウエイロック歯形形状による係止爪32が
刻設されている。
【0033】一方、各固定バンド30に対応する位置の
インパネ20上には、固定バンド30を係止する第1の
バンド係止環24が一体成形して設けられている。この
第1のバンド係止環24は、バンド本体31のバンド幅
にほぼ相当する幅の溝形状係止孔24aを有している。
この係止孔24a内には、バンド本体31の背面に刻設
した係止爪32が係合可能な凹部または凸部によるロッ
ク部24bが設けられている。したがって、固定バンド
30をそのバンド本体31の先端から第1のバンド係止
環24に任意の長さだけ通すことにより、その部分のバ
ンド本体31の係止爪32が第1のバンド係止環24側
のロック部24bに係合する。それによって、バンド本
体31が第1のバンド係止環24から逆抜けするのを防
止してロックするようになっている。
インパネ20上には、固定バンド30を係止する第1の
バンド係止環24が一体成形して設けられている。この
第1のバンド係止環24は、バンド本体31のバンド幅
にほぼ相当する幅の溝形状係止孔24aを有している。
この係止孔24a内には、バンド本体31の背面に刻設
した係止爪32が係合可能な凹部または凸部によるロッ
ク部24bが設けられている。したがって、固定バンド
30をそのバンド本体31の先端から第1のバンド係止
環24に任意の長さだけ通すことにより、その部分のバ
ンド本体31の係止爪32が第1のバンド係止環24側
のロック部24bに係合する。それによって、バンド本
体31が第1のバンド係止環24から逆抜けするのを防
止してロックするようになっている。
【0034】さらに、各固定バンド30に対応する位置
のデフロスタダクト22のダクト隔壁22aにおいて
も、インパネ20上に設けた上記第1のバンド係止環2
4とほぼ同一形状で同一目的の第2のバンド係止環25
が一体成形して設けられている。
のデフロスタダクト22のダクト隔壁22aにおいて
も、インパネ20上に設けた上記第1のバンド係止環2
4とほぼ同一形状で同一目的の第2のバンド係止環25
が一体成形して設けられている。
【0035】以上の構成により、第1実施の形態による
ワイヤハーネス取付構造の作用について、図1および図
2に図3(a),(b)を併用して説明する。図1中の
仮想線で示すように、ワイヤハーネス40がエアダクト
20におけるデフロスタダクト隔壁22aの外側に沿っ
て配置される。
ワイヤハーネス取付構造の作用について、図1および図
2に図3(a),(b)を併用して説明する。図1中の
仮想線で示すように、ワイヤハーネス40がエアダクト
20におけるデフロスタダクト隔壁22aの外側に沿っ
て配置される。
【0036】次に、図2において、配置済みのワイヤハ
ーネス40を上側から巻き込むようにして、固定バンド
30のバンド本体31を外側へ反り曲げ(動作を符号A
で示す)、曲げたバンド本体31の先端をインパネ20
上の対応する第1のバンド係止環24の係止孔24aに
挿通させる。このバンド挿通により、ワイヤハーネス4
0を強固に巻き付け固定できるバンド本体31の長さ位
置において、背面の係止爪32を第1のバンド係止環2
4のロック部24bに係合させる。それによって、ワイ
ヤハーネス40は、第1のバンド係止環24に対し逆抜
け防止されたロック状態の固定バンド30によって固定
される(動作を符号Bで示す)。
ーネス40を上側から巻き込むようにして、固定バンド
30のバンド本体31を外側へ反り曲げ(動作を符号A
で示す)、曲げたバンド本体31の先端をインパネ20
上の対応する第1のバンド係止環24の係止孔24aに
挿通させる。このバンド挿通により、ワイヤハーネス4
0を強固に巻き付け固定できるバンド本体31の長さ位
置において、背面の係止爪32を第1のバンド係止環2
4のロック部24bに係合させる。それによって、ワイ
ヤハーネス40は、第1のバンド係止環24に対し逆抜
け防止されたロック状態の固定バンド30によって固定
される(動作を符号Bで示す)。
【0037】以下、他の固定バンド30もまた同様な手
順でインパネ20上の他の第1のバンド係止環24にロ
ックすることで、ワイヤハーネス40をこの長手方向の
数個所にて固定することができる。
順でインパネ20上の他の第1のバンド係止環24にロ
ックすることで、ワイヤハーネス40をこの長手方向の
数個所にて固定することができる。
【0038】このように固定されるワイヤハーネス40
としては、その線径が異なる場合でも、同一仕様の固定
バンド30で異径数種のものに対応することができる。
たとえば、図3(a)に示すように、第1のバンド係止
環24に対して固定バンド30の締め込みによるロック
位置を自在に調整することで、中太線径のワイヤハーネ
ス41にも対応でき、また図3(b)に示す細線径のワ
イヤハーネス42にも自在に対応して固定することがで
きる。
としては、その線径が異なる場合でも、同一仕様の固定
バンド30で異径数種のものに対応することができる。
たとえば、図3(a)に示すように、第1のバンド係止
環24に対して固定バンド30の締め込みによるロック
位置を自在に調整することで、中太線径のワイヤハーネ
ス41にも対応でき、また図3(b)に示す細線径のワ
イヤハーネス42にも自在に対応して固定することがで
きる。
【0039】また、この第1実施の形態においては、固
定できるワイヤハーネスが、ワイヤハーネス40〜42
といった断面円形電線のものだけに限定されない。図2
で明らかなように、断面扁平ないわゆるフラット電線で
あるワイヤハーネス50もまた有効に固定できる。
定できるワイヤハーネスが、ワイヤハーネス40〜42
といった断面円形電線のものだけに限定されない。図2
で明らかなように、断面扁平ないわゆるフラット電線で
あるワイヤハーネス50もまた有効に固定できる。
【0040】すなわち、フラット電線の場合、デフロス
タダクト22のダクト隔壁22aの外壁面にワイヤハー
ネス50を抱き合わせる。固定バンド30のバンド本体
31を今度は逆方向に曲げ、この曲げたバンド先端をダ
クト隔壁22aに設けた第2のバンド係止環25に挿通
させてロックする。それにより、ワイヤハーネス50を
ダクト隔壁22aの外側面に沿わせて固定することがで
きる。この場合、フラット電線という扁平断面のワイヤ
ハーネス50を固定するのに、さしたるスペースを必要
としないで済む利点がある。
タダクト22のダクト隔壁22aの外壁面にワイヤハー
ネス50を抱き合わせる。固定バンド30のバンド本体
31を今度は逆方向に曲げ、この曲げたバンド先端をダ
クト隔壁22aに設けた第2のバンド係止環25に挿通
させてロックする。それにより、ワイヤハーネス50を
ダクト隔壁22aの外側面に沿わせて固定することがで
きる。この場合、フラット電線という扁平断面のワイヤ
ハーネス50を固定するのに、さしたるスペースを必要
としないで済む利点がある。
【0041】このように、第1実施の形態によるワイヤ
ハーネス取付構造では、断面円形の結わき電線である異
径数種のワイヤハーネス40〜42はもとより、断面扁
平なフラット電線であるワイヤハーネス50をも固定で
きる。
ハーネス取付構造では、断面円形の結わき電線である異
径数種のワイヤハーネス40〜42はもとより、断面扁
平なフラット電線であるワイヤハーネス50をも固定で
きる。
【0042】一方、図4〜図6(a),(b)は、本発
明による第2実施の形態のワイヤハーネス取付構造を示
している。この場合、断面円形電線だけの取付固定を対
象に限定した第1実施の形態を基本とする取付構造であ
る。図1〜図3(a),(b)で示された第1実施の形
態の各部材と同一または同種のものには同一符号を付
す。
明による第2実施の形態のワイヤハーネス取付構造を示
している。この場合、断面円形電線だけの取付固定を対
象に限定した第1実施の形態を基本とする取付構造であ
る。図1〜図3(a),(b)で示された第1実施の形
態の各部材と同一または同種のものには同一符号を付
す。
【0043】図5および図6(a),(b)に示すよう
に、断面円形の異径数種のワイヤハーネス60〜62に
対して、固定バンド30のロック長さを自在に調整して
巻き付ける形でインパネ20上の第1のバンド係止環2
4と共働して緊縛固定する
に、断面円形の異径数種のワイヤハーネス60〜62に
対して、固定バンド30のロック長さを自在に調整して
巻き付ける形でインパネ20上の第1のバンド係止環2
4と共働して緊縛固定する
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるワイ
ヤハーネス取付構造は、自動車の車体ボディにおけるエ
アダクト等のダクト隔壁を有効活用でき、反り曲げ自在
なハーネス緊縛固定バンドとバンド係止環との係止ロッ
クによってワイヤハーネスを緊縛して固定できるので、
従来構造のようにクリップやプロテクタが不要で、部品
点数を削減できる。また、単一仕様のハーネス緊縛固定
バンドでもって、第1のバンド係止環と第2のバンド係
止環を使い分けることにより、断面円形の異径多種の結
わき電線や断面扁平なフラット電線といった種々のワイ
ヤハーネスの固定に対応でき、汎用性が高まる。しか
も、そうした多種ワイヤハーネスの固定に要する部材の
加工にさほどの高精度が要求されないから、総体にコス
ト低減が可能となる。
ヤハーネス取付構造は、自動車の車体ボディにおけるエ
アダクト等のダクト隔壁を有効活用でき、反り曲げ自在
なハーネス緊縛固定バンドとバンド係止環との係止ロッ
クによってワイヤハーネスを緊縛して固定できるので、
従来構造のようにクリップやプロテクタが不要で、部品
点数を削減できる。また、単一仕様のハーネス緊縛固定
バンドでもって、第1のバンド係止環と第2のバンド係
止環を使い分けることにより、断面円形の異径多種の結
わき電線や断面扁平なフラット電線といった種々のワイ
ヤハーネスの固定に対応でき、汎用性が高まる。しか
も、そうした多種ワイヤハーネスの固定に要する部材の
加工にさほどの高精度が要求されないから、総体にコス
ト低減が可能となる。
【図1】車体ボディのインパネエアダクト隔壁の外側凹
所を利用した本発明によるワイヤハーネス取付構造の第
1の実施の形態を示す斜視図である。
所を利用した本発明によるワイヤハーネス取付構造の第
1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1に図示の第1の実施の形態におけるワイヤ
ハーネス緊縛態様を示す一部断面による正面図である。
ハーネス緊縛態様を示す一部断面による正面図である。
【図3】図3(a)は図1に図示の第1の実施の形態に
おける中太径電線であるワイヤハーネスの緊縛態様を示
す正面図であり、図3(b)は細径電線であるワイヤハ
ーネスの緊縛態様を示す正面図である。
おける中太径電線であるワイヤハーネスの緊縛態様を示
す正面図であり、図3(b)は細径電線であるワイヤハ
ーネスの緊縛態様を示す正面図である。
【図4】車体ボディのインパネエアダクト隔壁の外側凹
所を利用した本発明によるワイヤハーネス取付構造の第
2の実施の形態を示す斜視図である。
所を利用した本発明によるワイヤハーネス取付構造の第
2の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4に図示の第2の実施の形態におけるワイヤ
ハーネス緊縛態様を示す一部断面による正面図である。
ハーネス緊縛態様を示す一部断面による正面図である。
【図6】図6(a)は第1の実施の形態における中太径
電線であるワイヤハーネスの緊縛態様を示す正面図であ
り、図6(b)は細径電線であるワイヤハーネスの緊縛
態様を示す正面図である。
電線であるワイヤハーネスの緊縛態様を示す正面図であ
り、図6(b)は細径電線であるワイヤハーネスの緊縛
態様を示す正面図である。
【図7】クリップおよびプロテクタを用いた従来のワイ
ヤハーネス取付構造を示す斜視図である。
ヤハーネス取付構造を示す斜視図である。
【図8】図6に図示の従来例において車体ボディに設け
た取付孔にクリップでワイヤハーネスを固定する状態を
一部拡大斜視により示す側面図である。
た取付孔にクリップでワイヤハーネスを固定する状態を
一部拡大斜視により示す側面図である。
【図9】他の従来例として車体ボディにハーネス取付用
フランジと取付孔を設けてワイヤハーネスを固定する場
合の一例を示す斜視図である。
フランジと取付孔を設けてワイヤハーネスを固定する場
合の一例を示す斜視図である。
【図10】さらに他の従来例として公報記載のワイヤハ
ーネス支持構造を示す側面断面図である。
ーネス支持構造を示す側面断面図である。
20 インパネ 21 エアダクト 22 デフロスタダクト 23 ディストリビューションダクト 24,25 第1および第2のバンド係止環 24b,25b ロック部 30 固定バンド(ハーネス緊縛固定バンド) 31 バンド本体 32 ワンウエイクラッチ溝状の係止爪 40 結わき電線によるワイヤハーネス 41 中太径ワイヤハーネス 42 細径ワイヤハーネス 50 フラット電線によるワイヤハーネス
Claims (6)
- 【請求項1】 取付部位の凹所または空所に基端が結合
されかつ先端が自由端となっている弾性または可撓性の
バンド本体を有し、このバンド本体の長さを調整するこ
とによって異径数種のワイヤハーネスに対応して外側か
ら巻き付け可能となっている少なくとも1つのハーネス
緊縛固定バンドと、 このハーネス緊縛固定バンドに対応する位置の前記凹所
または空所に設けられ、前記ワイヤハーネスに巻き付け
た前記バンド本体の先端自由端を係止してロックするこ
とにより、前記ワイヤハーネスを前記ハーネス緊縛固定
バンドと共働して固定可能となっているバンド係止環
と、 を備えていることを特徴とするワイヤハーネス取付構
造。 - 【請求項2】 前記バンド本体の表裏面のいずれか一面
に先端自由端から基端へ向かってワンウエイクラッチ溝
状に連なる係止爪が刻設され、この係止爪に係合して前
記バンド本体の逆戻りを規制するロック部が前記バンド
係止環に設けられていることを特徴とする請求項1に記
載のワイヤハーネス取付構造。 - 【請求項3】 前記取付部位が車体ボディ内のインスツ
ルメントパネルであり、このパネル内に設けられたエア
ダクトの隔壁の外側が凹所または空所となっている個所
に、前記バンド本体が基端を繋げて一体成形されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤハー
ネス取付構造。 - 【請求項4】 取付部位である車体ボディのインスツル
メントパネル内に設けられたエアダクト隔壁の外側の凹
所または空所に、基端を繋げかつ先端を自由端にして一
体成形された弾性または可撓性のバンド本体を有し、こ
のバンド本体の長さを調整することによってワイヤハー
ネスを外側から巻き付け可能となっている少なくとも1
つのハーネス緊縛固定バンドと、 このハーネス緊縛固定バンドに対応する位置の前記凹所
または空所に設けられ、前記ワイヤハーネスに巻き付け
た前記バンド本体の先端自由端を係止してロックするこ
とにより、前記ワイヤハーネスを前記ハーネス緊縛固定
バンドと共働して固定可能となっている第1のバンド係
止環と、 さらに前記ハーネス緊縛固定バンドに対応する位置の前
記エアダクト隔壁の外壁面に設けられ、前記ワイヤハー
ネスに巻き付けた前記バンド本体の先端自由端を係止し
てロックすることにより、前記ワイヤハーネスを前記ハ
ーネス緊縛固定バンドと共働して固定可能となっている
第2のバンド係止環と、 を備えていることを特徴とするワイヤハーネス取付構
造。 - 【請求項5】 前記バンド本体の表裏面のいずれか一面
に先端自由端から基端へ向かってワンウエイクラッチ溝
状に連なる係止爪が刻設され、この係止爪に係合して前
記バンド本体の逆戻りを規制するロック部が前記第1お
よび第2のバンド係止環に設けられていることを特徴と
する請求項4に記載のワイヤハーネス取付構造。 - 【請求項6】 前記バンド本体の長さを調整して、前記
第1のバンド係止環にロックすることにより異径数種の
ワイヤハーネスに対応して固定可能であり、また前記第
2のバンド係止環にロックすることによりフラット電線
であるワイヤハーネスを前記エアダクト隔壁の外壁面に
抱き合わせて固定可能となることを特徴とする請求項4
または5に記載のワイヤハーネス取付構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10127362A JPH11332069A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ワイヤハーネス取付構造 |
DE19921351A DE19921351C2 (de) | 1998-05-11 | 1999-05-10 | Kabelstrangbefestigungsanordnung |
US09/309,310 US6254042B1 (en) | 1998-05-11 | 1999-05-11 | Wire harness mounting construction |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10127362A JPH11332069A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ワイヤハーネス取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11332069A true JPH11332069A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14958089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10127362A Pending JPH11332069A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ワイヤハーネス取付構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6254042B1 (ja) |
JP (1) | JPH11332069A (ja) |
DE (1) | DE19921351C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109969100A (zh) * | 2017-11-13 | 2019-07-05 | 矢崎总业株式会社 | 电线布置结构和车辆用电路体 |
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DE10120099C1 (de) * | 2001-04-25 | 2002-09-12 | Brose Fahrzeugteile | Trägerplatte einer Kraftfahrzeugtür |
US6525273B1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-02-25 | Emc Corporation | Cable management |
FR2836871B1 (fr) * | 2002-03-11 | 2005-04-29 | Sai Automotive Allibert Ind | Ensemble pour planche de bord de vehicule automobile |
JP2007159217A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Yazaki Corp | ハーネス用回転クランプとそれを用いたハーネス配索構造 |
JP4440223B2 (ja) * | 2006-02-15 | 2010-03-24 | 矢崎総業株式会社 | コルゲートチューブの固定構造 |
US20090173843A1 (en) * | 2008-01-09 | 2009-07-09 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Mounting structures for wire harnesses |
JP6045616B2 (ja) * | 2015-01-28 | 2016-12-14 | 矢崎総業株式会社 | 外装部材と後付部品との取付構造 |
US9488296B1 (en) * | 2015-04-29 | 2016-11-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Crash protection sleeve for a parking brake wire |
US20170063064A1 (en) | 2015-08-24 | 2017-03-02 | William Gary Gintz | Releasable holder for cables and conduit |
US20190267785A1 (en) | 2015-08-24 | 2019-08-29 | Sticnstac, LLC | Releasable holder for cables and conduit |
CN107199968A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-09-26 | 芜湖侨云友星电气工业有限公司 | 一种汽车仪表盘线束支架 |
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JPH03203122A (ja) | 1989-12-28 | 1991-09-04 | Yazaki Corp | 自動車用ワイヤーハーネス装置 |
US5146844A (en) | 1990-12-10 | 1992-09-15 | General Mills, Inc. | Dual textured food piece fabrication apparatus |
DE4204187C2 (de) * | 1992-02-13 | 1993-12-02 | Raymond A Gmbh & Co Kg | Kabelkanal zur Aufnahme von Kabelbündel |
US5352855A (en) * | 1993-03-23 | 1994-10-04 | Cumming Electronics Company, Inc. | Junction clamp for wiring harness |
JP2868973B2 (ja) | 1993-06-08 | 1999-03-10 | 矢崎総業株式会社 | シールドコネクタ |
JP3202524B2 (ja) | 1995-03-27 | 2001-08-27 | 矢崎総業株式会社 | 箱体の固定構造 |
JP3009024B2 (ja) * | 1995-04-14 | 2000-02-14 | 矢崎総業株式会社 | 分岐ワイヤーハーネスの支持構造 |
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-
1998
- 1998-05-11 JP JP10127362A patent/JPH11332069A/ja active Pending
-
1999
- 1999-05-10 DE DE19921351A patent/DE19921351C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-05-11 US US09/309,310 patent/US6254042B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109969100A (zh) * | 2017-11-13 | 2019-07-05 | 矢崎总业株式会社 | 电线布置结构和车辆用电路体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19921351C2 (de) | 2002-01-24 |
DE19921351A1 (de) | 1999-11-25 |
US6254042B1 (en) | 2001-07-03 |
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