JPH0610683U - 電線等の結束具 - Google Patents

電線等の結束具

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JPH0610683U JP5028592U JP5028592U JPH0610683U JP H0610683 U JPH0610683 U JP H0610683U JP 5028592 U JP5028592 U JP 5028592U JP 5028592 U JP5028592 U JP 5028592U JP H0610683 U JPH0610683 U JP H0610683U
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    • F16B37/0807—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts
    • F16B37/0842—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts fastened to the threaded bolt with snap-on-action, e.g. push-on nuts for stud bolts
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線やワイヤハーネスが細くても太くても確
実にパネルに取付けることができる結束具を提供する。 【構成】 電線等の結束具１１は、基部１２と、基部に
設けられたパネル取付部１３と、電線等の側面を巻回し
て保持するバンド部１４と、基部１２に直立するように
形成されて、バンド部１４を巻回した状態に保つバック
ル部１５とから成る。バンド部１４の根元部分は、基部
１２から、バックル部１５の両側を二股状に立上がるよ
うに形成され、バンド部１４は、その二股部分２４が所
定長さ延びてその後１本のバンドとして形成されてお
り、基部１２には、バンド部の根元部分からバックル部
に直交するように延びて電線等の側面の一部を保持する
側面保持部２７が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、電線やワイヤハーネス等の細長い部材を車体等のパネルに取付ける 電線等の結束具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
電線等の細長い部材をパネル等に取付けるため、基部と、該基部に設けられた パネル取付部と、細長い部材の側面を巻回して保持するバンド部と、基部に直立 するように形成されて、バンド部を巻回した状態に保つバックル部とから成る電 線等の結束具は知られている。この結束具は、バンド部を細長い部材に巻回して バックル部を通して引くだけで結束でき、また、パネル取付部を基部がパネルに 接面するように押込むだけでパネルに取付けできるので、配設作業が簡単にでき る。
【０００３】 かかる公知の結束具について、図面を参照して説明する。図１の（Ａ）におい て、結束具１は、基部２と、基部２に設けられたパネル取付部３と、電線４の側 面を巻回して保持するバンド部５と、基部２に直立するように形成されて、バン ド部５を巻回した状態に保つバックル部６とから成る。電線４をパネル７に取付 けるには、バンド部５を電線４に巻回してバックル部６を通して引くだけで結束 できる。また、パネル取付部６を基部２がパネル７に接面するように押込むだけ で、結束具１はパネル７に取付けできる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
上記した公知の結束具１において、電線４が細い場合にはバンド部５の根元部 分と電線４との間に隙間８が形成され、この隙間によって確実な締め付けが得ら れなかった。また、図１の（Ｂ）のように電線４が太い場合には、斜線部分９で 示すように、パネル７に干渉してしまい、電線４をパネル７に固定するのが困難 であった。
【０００５】 従って、本考案の目的は、電線等の細長い部材が細くても太くても確実にパネ ルに取付けることができる電線等の結束具を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案によれば、電線等の細長い部材を車体等の パネルに取付けるため、基部と、基部に設けられたパネル取付部と、細長い部材 の側面を巻回して保持するバンド部と、基部に直立するように形成されて、バン ド部を巻回した状態に保つバックル部とから成る電線等の結束具であって、バン ド部の根元部分は、基部から、バックル部の両側を二股状に立上がるように形成 され、バンド部は、その二股部分が所定長さ延びてその後１本のバンドとして形 成されており、基部には、バンド部の根元部分からバックル部に直交するように 延びて細長い部材の側面の一部を保持する側面保持部が形成されていることを特 徴とする電線等の結束具が提供される。
【０００７】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。図２〜図７は本 考案に係る電線等の結束具の実施例を示している。結束具１１は、基部１２と、 基部１２に設けられたパネル取付部１３と、電線等の細長い部材の側面を巻回し て保持するバンド部１４と、基部１２に直立するように形成されてバンド部１４ を巻回した状態に保つバックル部１５とから成り、これらの各部がプラスチック 材料で一体成形されている。なお、バックル部１５と基部１２との間には一対の 三角形のリブ１７が設けられてバックル部１５及び基部１２の強度を高くしてい る。また、パネル取付部１３は、車体等のパネルに突設されたねじスタッドに押 込んで係止するように中空に形成されており、その内側にはスタッドのねじに係 止する係止爪１８が設けられている。そして、バックル部１５には、バンド部１ ４を通す穴１９に弾性係合する逆止爪２０が設けられ、バンド部１４に多数形成 された係止溝２１のいずれかに係合して、バンド部１４を巻回した状態に保つよ うになっている。なお、逆止爪２０には、図５の上方に延長したアームを設け、 逆止爪２０とバンド部の係止溝２１との係合を解除する解除片としてもよい。
【０００８】 本考案においては、バンド部１４の根元部分２３は、基部１２から、バックル 部１５の両側を二股状に立上がるように形成されている。バンド部１４の二股部 分２４は、根元部分２３からバックル部１５に沿って立上がり更に所定長さ延び ており、バンド部１４はその後１本のバンドとして形成されている。バンド部の 二股部分２４は、図７に示すように、バックル部１５とは隙間２５をもって完全 に分離している。このように、バンド部１４の根元付近が、バックル部１５から 分離しているので、高い可撓性が得られ、しかも２本に形成されたので、薄い厚 さでも引っ張り強度を高く維持でき、また、厚さを薄くできるので更に高い柔軟 性を得ることができる。
【０００９】 また、平板状の基部１２には、バンド部１４の根元部分２３から、直立バック ル部１５に対して直交する方向すなわち水平方向に延びて、電線等の細長い部材 の側面の一部を保持する側面保持部２７が形成されている。この側面保持部２７ は、電線等の細長い部材を安定に保持するように、一対の湾曲リブ２８と先端側 の連結板２９とから形成されている（図２に最も良く示されている）。特に、一 対の湾曲リブ２８は、電線等をその長手方向に２個所で接触できるから、その長 手方向の動きを規制でき、確実に固定することができる。また、連結板２９の下 方には、図７に示すように、バンド部１４が通る隙間３０が形成されており、バ ンド部１４のガイドとなって、その捩じれを防止している。
【００１０】 かかる構成で成る結束具１１を用いて電線４を結束する様子を図８を参照して 説明する。図８の（Ａ）において、細い電線４を結束する場合、バンド部１４を 電線４に巻回して、その先端をバックル部１５を通して引けば結束できる。この 結束において、二股部分２４が細い電線４の側面に沿って撓んで、図１の（Ａ） に示す隙間８はなくなる。この状態で、基部１２がパネルに接面するように、パ ネル取付部１３を、パネルの別の位置に固定されたねじスタッド（図示せず）に 押込めばそのまま固定できる。また、図８の（Ｂ）のように電線４が太い場合に もバンド部１４を電線４に巻回して、その先端をバックル部１５を通して引けば 結束できる。この結束において、側面保持部２７が電線４の側面を持ち上げるよ うに作用して、図１の（Ｂ）に示す干渉部分９はなくなる。従って、太い電線等 でも確実に固定できる。
【００１１】 図９及び図１０は本考案に係る電線等の結束具の第２の実施例を示している。 この実施例では、パネル取付部３２が、ねじスタッドに係合するものではなく、 パネルに形成された穴に挿入されて係止する形状に形成されている。その他の部 分は、図２〜図８の第１実施例のものと同じであるので、説明を省略する。
【００１２】
【考案の効果】
本考案の結束具によれば、バンド部が基部からバックル部の両側を二股状に立 上がるように形成され、基部にはバンド部の根元部分からバックル部に直交する ように延びて電線等の側面を保持する側面保持部が形成されているので、電線等 の細長い部材が細くても太くても確実に結束でき、このため、電線等を確実にパ ネルに固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の電線等の結束具の使用状態の説明図であ
る。
【図２】本考案の第１実施例に係る電線等の結束具の平
面図である。
【図３】本考案の第１実施例に係る電線等の結束具の正
面図である。
【図４】本考案の第１実施例に係る電線等の結束具の右
側面図である。
【図５】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図６】図２のＢ−Ｂ線断面図である。
【図７】図３のＣ方向から見た部分図である。
【図８】本考案の第１実施例に係る電線等の結束具の使
用状態の説明図である。
【図９】本考案の第２実施例に係る電線等の結束具の正
面図である。
【図１０】本考案の第２実施例に係る電線等の結束具の
右側面図である。
【符号の説明】
１ 従来の電線等の結束具 ２ 基部 ３ パネル取付部 ４ 電線 ５ バンド部 ６ バックル部 ７ パネル １１ 本考案に係る電線等の結束具 １２ 基部 １３ パネル取付部 １４ バンド部 １５ バックル部 １８ 係止爪 ２０ 逆止爪 ２１ 係止溝 ２３ バンド部の根元部分 ２４ バンド部の二股部分 ２７ 側面保持部 ２８ 湾曲リブ ２９ 連結板 ３２ パネル取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電線等の細長い部材を車体等のパネルに
    取付けるため、基部と、該基部に設けられたパネル取付
    部と、前記細長い部材の側面を巻回して保持するバンド
    部と、前記基部に直立するように形成されて、前記バン
    ド部を巻回した状態に保つバックル部とから成る電線等
    の結束具において、 前記バンド部の根元部分は、前記基部から、前記バック
    ル部の両側を二股状に立上がるように形成され、該バン
    ド部は、前記二股部分が所定長さ延びてその後１本のバ
    ンドとして形成されており、前記基部には、前記バンド
    部の根元部分から前記バックル部に直交するように延び
    て前記細長い部材の側面の一部を保持する側面保持部が
    形成されていることを特徴とする電線等の結束具。
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