JPH11320763A - 化粧シ―ト - Google Patents
化粧シ―トInfo
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- JPH11320763A JPH11320763A JP11882799A JP11882799A JPH11320763A JP H11320763 A JPH11320763 A JP H11320763A JP 11882799 A JP11882799 A JP 11882799A JP 11882799 A JP11882799 A JP 11882799A JP H11320763 A JPH11320763 A JP H11320763A
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- transparent
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Abstract
用して、意匠表現巾を広くし更に積層間の剥離強度も強
固にした化粧シートを提供する。 【解決手段】透明または半透明のプラスチックフィルム
上に、着色不透明ベタインキ層、印刷模様層を順に有
し、その上に透明または半透明のプラスチックフィルム
を設けてなる化粧シートである。
Description
種内装材の表面化粧に用いる化粧シートに関するもので
ある。
ックフィルムに印刷が施されたものは、家具や建具等の
表面化粧材として広く使用されている。この場合の印刷
は、フィルム表面に柄印刷、隠蔽及び背景色を目的とし
たベタ印刷を順次施す方法が一般的であり、このように
して製造された化粧シートを合板、パーティクルボード
等の木質系基材に接着剤を介してベタ印刷面を基材面に
向けて貼り合わせ、化粧板として使用している。
を練り込んだ、いわゆる着色のフィルムを化粧シートの
ベースとして、その表面に柄印刷を施し、さらにその上
にクリヤーフィルムを設けた構成の化粧シートも広く使
われている。
ような化粧シートにおいては、前者の化粧シートの場
合、基材と貼り合わせる際にベタ印刷層と接着剤層が接
する為、接着剤中に含まれる有機溶剤等により時として
ベタ印刷層が許容以上に溶解されることが起こり、その
結果ベタ印刷層のインキの破壊を生じ、かかる接合面の
接着強度の低下を招くという問題を有している。
ような問題は起こらないが、柄模様の背景色及び隠蔽を
目的として前もって着色されたフィルムである為、前者
の化粧シートのように印刷により背景色を施す方法と比
較すると、どうしてもその着色の色の範囲が経済性の立
場から限られてしまい、その結果、表現したい意匠の巾
が狭くなるという問題を有している。
解決しようとするものであり、透明または半透明のプラ
スチックフィルムを使用して、意匠表現の巾を広くし
た、更に印刷層が基材と貼り合わせの際に接着剤と接し
ないようにして、層間接着強度の低下を防止した化粧シ
ートを提供することを目的とする。
に、本発明の化粧シートは、透明または半透明の第1の
プラスチックフィルム、着色不透明ベタインキ層、印刷
模様層、透明または半透明の第2のプラスチックフィル
ムが順次積層された構成からなる点を特徴としている。
液型ポリウレタン系樹脂を主体とした反応生成物であっ
て、該ポリウレタン系樹脂全量中の有機ポリイソシアネ
ート含有率が3重量%である点を特徴としている。
が、その表面に凹凸模様を有し、該凹凸模様の凹部に通
常の着色インキが施されている点を特徴としている。
に詳述する。図1より明らかなように、本発明の化粧シ
ート6は、基材としての透明または半透明の第1のプラ
スチックフィルム1上に着色不透明ベタインキ層2、印
刷模様層3を順次有し、これら印刷層面上に透明または
半透明の第2のプラスチックフィルム4が設けられ、さ
らに該プラスチックフィルム4の表面には着色インキが
施された凹部5が形成された構成になっている。
ラスチックフィルム1としては、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリカーボネ
ート、ポリアミド等のフィルムを使用することができ
る。透明または半透明の第1のプラスチックフィルム1
の厚さは特に制限されるものではないが、経済性、実用
性、印刷適性から一般には、0.08〜0.12m/m
程度である。透明または半透明の第1のプラスチックフ
ィルム1の表面には、着色不透明インキを用いて、グラ
ビア印刷法、スクリーン印刷法等の公知の印刷方法によ
り着色不透明ベタインキ層2を施す。
不透明性によって本発明の化粧シート6が貼られる対象
物の表面色を隠蔽するとともに、印刷模様層3の背景色
としての機能を有し、更に印刷模様層3上に設けられる
透明または半透明の第2のプラスチックフィルム4と透
明または半透明の第1のプラスチックフィルム1に対す
る接着強度を強固なものとする為に、着色不透明ベタイ
ンキ層2を2液型ポリウレタン系樹脂を主体とした反応
生成物で構成する。この2液型ポリウレタン系樹脂は、
ポリエステル系のポリオールを主剤として、これに助剤
としての有機ポリイソシアネートを混合反応させて得ら
れるものであり、該有機ポリイソシアネートの配合量
が、前記2液型ポリウレタン系樹脂全量中の含有率とし
て3重量%が、前記接着強度の最も強固となる割合であ
ることがテストの結果判明し、具体的には3重量%未満
でその割合を減らしていくと所望の硬化作用が徐々に弱
まり、それにつれて接着強度も落ちていき、逆に3重量
%を越えて、その割合を増やしていく場合は、硬化作用
が徐々に強くなり、同様に接着強度が徐々に低下してい
くが、3重量%未満と比較して接着強度は著しく早く低
下し、実用上は3重量%未満の配合で製造される方が接
着強度に関する不良の程度が小さい。
機顔料を使用し、不透明にしている。着色不透明ベタイ
ンキ層2の塗布量は8g/m2(wet)〜12g/m2
(wet)程度が好ましい。
刷模様層3の形成方法は、グラビア印刷法等の公知の印
刷方法による。
ィルムとしては、前記透明または半透明の第1のプラス
チックフィルム1と同様のものが使用できる。厚さは経
済性、実用性から0.06〜0.1m/m程度が好適で
ある。
ィルム4の表面には、さらに高意匠特性を付与するため
に、凸部を有するエンボス版で凹部を設けた後、ワイピ
ング処理により該凹部内へ通常の着色インキを充填し、
着色インキが施された凹部5を形成する。
トは、透明または半透明の第1のプラスチックフィルム
1上に着色不透明ベタインキ層2、印刷模様層3を順次
設け、次にかかる印刷面上に透明または半透明の第2の
プラスチックフィルム4を重ね、熱ラミネート法により
貼り合わせると同時に、プラスチックフィルム4の表面
に凹部を設け、しかる後ワイピング加工にて該凹部に着
色インキを充填し、着色インキが施された凹部5を形成
して得られる。
説明する。厚さ0.08m/mの半透明なポリ塩化ビニ
ルフィルム(21PHR、バンドー化学(株)製)の片
面に、グラビア印刷機を用いて、2液型ポリウレタン系
樹脂(有機ポリイソシアネート3重量%添加)を主体と
した着色不透明インキ(東洋インキ製造(株)製)を版
深60μmのベタ印刷版によりベタ印刷し、更にその上
に塩酢ビ−アクリル系の着色インキ(東洋インキ製造
(株)製)を使用してオーク柄を印刷した。
06m/mの半透明なポリ塩化ビニルフィルム(23P
HR、バンドー化学(株)製)を重ね合わせて、フィル
ムの加熱温度170℃、送り速度15m/minで、凸
部を有するエンボスロール(版面温度60℃)と押えロ
ールの間を通し、貼り合わせるとともに23PHRのポ
リ塩化ビニルフィルム表面に凹部を形成した後、さらに
該凹部にワイピング用インキ(1液型ウレタン系の着色
インキ、東洋インキ製造(株)製)をワイピング処理に
より充填し、本発明の目的製品である化粧シートを得
た。
80℃ピーリング試験での剥離強度により測定した所、
実用上問題のない程度の剥離強度3.0kgf/25m
mであった。
粧シートによれば、印刷層がシート内部にあるので、化
粧板製造において、かかる印刷層が接着剤等の影響を受
けることがないため、接着剤による積層強度の劣化を回
避することができ、また意匠表現巾を広げる目的でもあ
るベタインキ層に2液型ウレタン系樹脂を用いているの
で、積層間の剥離強度も高くすることができるという優
れた効果を奏する。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】透明または半透明の第1のプラスチックフ
ィルム、着色不透明ベタインキ層、印刷模様層、透明ま
たは半透明の第2のプラスチックフィルムが順次積層さ
れてなる化粧シート。 - 【請求項2】前記着色不透明ベタインキ層が2液型ポリ
ウレタン系樹脂を主体とした反応生成物であって、該ポ
リウレタン系樹脂全量中の有機ポリイソシアネート含有
率が3重量%である請求項1記載の化粧シート。 - 【請求項3】前記第2のプラスチックフィルムが、その
表面に凹凸模様を有し該凹凸模様の凹部に通常の着色イ
ンキが施されてなる請求項1記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11882799A JP3535037B2 (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11882799A JP3535037B2 (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 化粧シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11320763A true JPH11320763A (ja) | 1999-11-24 |
JP3535037B2 JP3535037B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=14746144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11882799A Expired - Lifetime JP3535037B2 (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 化粧シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3535037B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101001866B1 (ko) * | 2008-03-12 | 2010-12-17 | (주) 태양기전 | 스크린 인쇄방식을 이용한 입체 표면 장식부재 및 그제조방법 |
JP2018012215A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 装飾積層フィルム及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-04-26 JP JP11882799A patent/JP3535037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101001866B1 (ko) * | 2008-03-12 | 2010-12-17 | (주) 태양기전 | 스크린 인쇄방식을 이용한 입체 표면 장식부재 및 그제조방법 |
JP2018012215A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 装飾積層フィルム及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3535037B2 (ja) | 2004-06-07 |
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