JPH11306560A - 二軸アクチュエータ及びこれを用いた光学装置 - Google Patents

二軸アクチュエータ及びこれを用いた光学装置

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JPH11306560A
JPH11306560A JP11120598A JP11120598A JPH11306560A JP H11306560 A JPH11306560 A JP H11306560A JP 11120598 A JP11120598 A JP 11120598A JP 11120598 A JP11120598 A JP 11120598A JP H11306560 A JPH11306560 A JP H11306560A
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JP
Japan
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coil
objective lens
biaxial actuator
suspension
movable
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Application number
JP11120598A
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English (en)
Inventor
Yoshito Kijima
義人 木島
Shigekazu Misono
茂和 御園
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部を支持するサスペンション部材とフォ
ーカスコイル又はトラッキングコイルとを直接接続す
る。 【解決手段】 レンズホルダ23に、ワイヤ24の数と
同数でこのワイヤ24の一端がそれぞれ係合されるホー
ルド部29を設け、これらホールド部29にコイル27
の両端をそれぞれ巻回すると共に、各コイル端部とワイ
ヤ24とをそれぞれ電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク等の光学記録媒体を用いて情報信号の記録
(書込み)及び/又は再生(読取り)を行う光学ピック
アップに使用される二軸アクチュエータ、及びこの二軸
アクチュエータが使用される光学ピックアップが用いら
れる光学記録再生装置等の光学装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、対物レンズを有する可動
部を4本のワイヤで弾性支持するようにしたワイヤ支持
方式の二軸アクチュエータとしては、例えば、特開平7
−225960号公報の図6に示すような構造のものが
知られている。この図6の二軸アクチュエータを、本出
願の図5として示す。
【0003】この図5に示す二軸アクチュエータ1は、
対物レンズ2を有するレンズホルダ3と、このレンズホ
ルダ3を弾性支持する4本のワイヤ4,4と、この4本
のワイヤ4,4の基端部を支持する支持部材5と、この
支持部材5が固定されるベース部材6等を備えている。
四角形をなすレンズホルダ3の外周には、コイル中心部
が対物レンズ2の光軸と平行となるようにフォーカスコ
イル7が巻かれている。このフォーカスコイル7の、4
本のワイヤ4が延在する方向と平行する方向に対向する
二辺には、トラック状に巻かれたトラッキングコイル8
がそれぞれ2個づつ並べて貼り付けられている。
【0004】これらフォーカスコイル7及びトラッキン
グコイル8は、ベース部材6に立設された外ヨーク9,
9の内面にそれぞれ接着されたマグネット10,10間
に挿入されている。そして、各外ヨーク9,9に連続さ
せて設けた内ヨーク11,11は、レンズホルダ3に設
けた貫通穴12,12に緩く挿通されている。4本のワ
イヤ4は、レンズホルダ3を支持する機能と共に、この
レンズホルダ3に配置されたプリント配線基板とベース
部材6に配置されたプリント配線基板とを電気的に接続
する機能とを有している。
【0005】このため、4本のワイヤ4の各先端部とホ
ルダ側プリント配線基板の配線パターンとは、両端がそ
れぞれ半田付けされるリード線を介して接続されてい
る。更に、このプリント配線基板の配線パターンには、
フォーカスコイル7及びトラッキングコイル8の両端が
それぞれ半田付けされて接続されている。そして、4本
のワイヤ4を介してフォーカスコイル7及びトラッキン
グコイル8に電流を供給することにより、各コイルと直
角に交差するように磁束が発生する磁気回路の作用によ
り、対物レンズ2がフォーカス方向及びトラッキング方
向に駆動されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の二軸アクチュエータにおいては、フォー
カスコイル7及びトラッキングコイル8の各コイル端部
と4本のワイヤ4の先端部とが、レンズホルダ3に配置
されたプリント配線基板に個別に半田付けされて独立に
電気接続する構成となっていたため、半田付け工数が多
くて生産性が悪いという課題があった。
【0007】また、従来の他の二軸アクチュエータとし
ては、レンズホルダ等に金属ピン等の導電体を埋め込
み、この導電体にコイル端部を巻き付けて半田付けする
ものもあるが、この場合には導電体等の付属部品が必要
になることから、部品数が多くなって構造が複雑になる
と共に、付属部品の締結が不十分であると、共振を引き
起こしたりその他の特性に影響を与えることになるとい
う課題があった。
【0008】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、可動部を支持するサスペンション部材
とフォーカスコイル又はトラッキングコイルとを直接接
続することにより、上記課題を解決することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本発明の請求項1
に係る二軸アクチュエータは、可動部に、サスペンショ
ン部材の数と同数でこのサスペンション部材の一端がそ
れぞれ係合されるホールド部を設け、これらホールド部
にコイル部材の両端をそれぞれ巻回すると共に、各コイ
ル端部とサスペンション部材とをそれぞれ電気的に接続
したことを特徴としている。
【0010】本発明の請求項2に係る二軸アクチュエー
タは、ホールド部は、対物レンズを有するレンズホルダ
に一体に突出させて設けた突起部であることを特徴とし
ている。
【0011】本発明の請求項3に係る二軸アクチュエー
タは、ホールド部は、対物レンズを有するレンズホルダ
に植設された別部材からなる突起物であることを特徴と
している。
【0012】本発明の請求項4に係る二軸アクチュエー
タは、ホールド部は、サスペンション部材が緩く挿入さ
れる部材受部と、この部材受部の開口部両側を外方へ突
出させたコイル巻回部とを有し、部材受部に緩衝材を介
してサスペンション部材を弾性支持すると共に、コイル
巻回部にコイル部材を巻回させてサスペンション部材の
飛び出しを規制するようにしたことを特徴としている。
【0013】本発明の請求項5に係る二軸アクチュエー
タは、コイル部材は、対物レンズをフォーカス方向に駆
動するフォーカスコイルとトラッキング方向に駆動する
トラッキングコイルとからなり、2本以上のサスペンシ
ョン部材は、レンズホルダを上下両側の4箇所で支える
4本の金属線であることを特徴としている。
【0014】本発明の請求項6に係る光学装置は、二軸
アクチュエータは、情報記録面に臨む対物レンズ及びこ
の対物レンズをフォーカス方向及びトラッキング方向の
少なくとも一方に駆動するコイル部材を有する可動部
と、この可動部を支持する導電性の2本以上のサスペン
ション部材とを備え、可動部に、サスペンション部材の
数と同数で当該サスペンション部材の一端がそれぞれ係
合されるホールド部を設け、これらホールド部にコイル
部材の両端をそれぞれ巻回すると共に、各コイル端部と
サスペンション部材とをそれぞれ電気的に接続したこと
を特徴としている。
【0015】上述のように構成したことにより、本発明
の請求項1に係る二軸アクチュエータでは、ホールド部
を介してコイル部材の端部とサスペンションとが直接電
気的に接続されるため、構成部品の簡素化を図ることが
でき、サスペンション部材の取付精度を向上できると共
に、別部材の取付ガタ等による共振の発生のおそれをな
くすことができる。
【0016】本発明の請求項2に係る二軸アクチュエー
タでは、ホールド部を極めて簡単に形成することがで
き、製造が容易であってコストダウンを図ることができ
る。
【0017】本発明の請求項3に係る二軸アクチュエー
タでは、別部材を使用することによってもホールド部を
形成することができ、製造が容易であってコストダウン
を図ることができる。
【0018】本発明の請求項4に係る二軸アクチュエー
タでは、半田付けすることなくサスペンション部材を支
持できると共に、サスペンション部材がホールド部から
脱落するのを防止することができる。
【0019】本発明の請求項5に係る二軸アクチュエー
タでは、フォーカスコイルの両端が2本のサスペンショ
ン部材に接続されると共に、トラッキングコイルの両端
が2本のサスペンション部材に接続された二軸アクチュ
エータが得られる。
【0020】本発明の請求項6に係る光学装置では、構
成部品が簡素化されると共に、サスペンション部材の取
付精度が高くて、別部材の取付ガタ等による共振の発生
のおそれのない光学装置が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の実施の例
を示すもので、CD(コンパクトディスク)やMD(ミ
ニディスク)等の光学記録媒体を用いて情報信号の再生
(読取り)のみ、或いは記録(書込み)及び再生の双方
を行うことができる光学装置としてのCDプレーヤやM
Dプレーヤ等に用いて好適な光学ピックアップに使用さ
れるワイヤ支持方式の二軸アクチュエータに適用したも
のである。即ち、図1は本発明の光学ピックアップに係
るワイヤ支持方式の二軸アクチュエータを示す斜視図、
図2は図1の要部を拡大して示す斜視図、図3は図1の
分解斜視図、図4は本発明に係るホールド部の要部を示
す説明図である。
【0022】図1〜図3に示すように、この二軸アクチ
ュエータ置21は、対物レンズ22を有するレンズホル
ダ23と、このレンズホルダ23を弾性支持するサスペ
ンション部材の一具体例を示す4本の金属線からなるワ
イヤ24,24と、この4本のワイヤ24の基端部を支
持するプリント配線基板25と、このプリント配線基板
25が固定されるベース部材26等を備えている。四角
形をなすレンズホルダ23の上面中央部には、光軸を上
下方向へ向けた状態で対物レンズ22が一体に設けられ
ている。
【0023】この対物レンズ22を含むレンズホルダ2
3の材質としては、例えば、日本合成ゴム株式会社製の
レンズ用素材「ARTON(商標)」を適用することが
できる。この「ARTON」は、主鎖がノルボルネン構
造をなすアクリル系樹脂であり、光透過性、屈折性、耐
熱性、吸湿性を有し、高湿状態でも耐えるという特性を
有するものである。
【0024】このレンズホルダ23の外周には、コイル
中心部が対物レンズ22の光軸と平行となるようにフォ
ーカスコイル27が巻かれている。このフォーカスコイ
ル27は、コイル部材の一具体例を示すもので、レンズ
ホルダ23の厚み方向に所定幅となるように巻回されて
いる。このフォーカスコイル27の始端部及び終端部2
7aは、後述するようにホールド部に巻かれた後、それ
ぞれ個別にワイヤ24に巻かれて、半田付け等の固着手
段によって固定される。
【0025】また、レンズホルダ23の対物レンズ22
の両側には、コイル中心部が対物レンズ22の光軸と直
交するようにトラッキングコイル28が、フォーカスコ
イル27が巻かれた上からそれぞれ巻かれている。この
トラッキングコイル28は、コイル部材の他の具体例を
示すもので、レンズホルダ23の長手方向に所定幅とな
るように巻回されている。このトラッキングコイル28
の始端部及び終端部28aも同様に、後述するようにホ
ールド部に巻かれた後、それぞれ個別にワイヤ24に巻
かれて、半田付け等の固着手段によって固定される。
【0026】このレンズホルダ23の上下両面であっ
て、長手方向両端部には、ワイヤ24の先端部を係合す
るためのホールド部29が設けられている。このホール
ド部29は、コ字状に配置された3個の突起29a,2
9b及び29cからなり、内側に位置する主突起29a
と外側に位置する2個の副突起29b,29cとの間に
はワイヤ24が挿入される隙間が形成されている。主突
起29aは、先端に設けた頭部29a1と、この頭部29
a1よりも若干細くして段差を設けた巻回部29a2とを有
し、この巻回部29a2にフォーカスコイル27又はトラ
ッキングコイル28の始端部又は終端部(コイル端部)
27a(又は28a)が巻付けられる。
【0027】このコイル端部27a(又は28a)は、
主突起29aの巻回部29a2に数回巻かれた後、ワイヤ
24に数回巻付けられる。そして、固着手段の一具体例
を示す半田付け30して結合することにより、フォーカ
スコイル27又はトラッキングコイル28とワイヤ24
とが電気的に接続されている。このコイル端部27a
(又は28a)とワイヤ24との接続は、それらの数に
対応して4箇所で同様に行われている。これにより、4
本のワイヤ24で支持された可動部が構成されている。
【0028】尚、ワイヤ24の材質としては、例えば、
リン青銅が好適であるが、他の金属を使用できることは
勿論である。更に、サスペンション部材としては、例え
ば、プラスチックに金属粉末を混ぜて導電性を付与した
プラスチックロッド等のように、金属以外にも各種の材
料を使用することができる。
【0029】このような4本のワイヤ24の他端はプリ
ント配線基板2の透孔に挿通され、その配線パターンに
半田付けにて接続されている。そして、各ワイヤ24の
プリント配線基板2側の基部は、ベース部材26に設け
た4箇所のワイヤ受部32にそれぞれシリコン系ゲル材
33を介して弾性的に支持されている。これらのワイヤ
受部32はコ字状に形成されており、その内部に保持し
たシリコン系ゲル材33の粘性でワイヤ24を支持して
フォーカスサーボ及びトラッキングサーボの制御性能の
向上を図っている。
【0030】ベース部材26は、四角形の枠状に形成さ
れた枠体部26aと、この枠体部26aの一側に連続し
て形成された支持部26bとを有し、枠体部26aの内
側を切起して立上げることにより、互いに対向された一
対のヨーク34,34が形成されている。これらのヨー
ク34の内面には、マグネット35が接着剤等の固着手
段によってそれぞれ固着されている。そして、これらマ
グネット35,35間に、上述したような構成を有する
可動部が介在されており、各コイル27,28の電流駆
動により、可動部が対物レンズ22の光軸方向(フォー
カス方向)及び、この光軸と交差する方向(トラッキン
グ方向)に駆動可能とされている。
【0031】また、ベース部材26の支持部26bに
は、略方向の両側に突出されたT形部が2個づつ設けら
れており、各T形部をコ字状に折り曲げて上下に離反さ
せることにより、図3に示すように4個のワイヤ受部3
2が一体に形成されている。このベース部材26が、4
個のワイヤ24を介して可動部を弾性支持する固定部を
構成している。
【0032】このベース部材26を、図示しないスライ
ドベースにネジ等の固着手段で固定することにより、こ
の二軸アクチュエータ21を有する光学ピックアップが
構成される。この二軸アクチュエータ21を有する光学
ピックアップを使用してCDプレーヤやMDプレーヤ等
の光学装置を構成することにより、二軸アクチュエータ
21の対物レンズ22を経てレーザ光を光学記録媒体に
照射し、この光学記録媒体の情報記録面に情報信号を記
録したり、その情報記録面に予め記録されている情報信
号を再生したりすることができる。
【0033】かくして、この実施例によれば、対物レン
ズ22を有するレンズホルダ23に設けたホールド部2
9を用いて、ワイヤ24に対するレンズホルダ23の固
定と、レンズホルダ23に対するフォーカスコイル27
及びトラッキングコイル28の固定を同時に行うことが
できる。従って、二軸アクチュエータ21の構成を簡素
化できると共に、レンズホルダ23に対してワイヤ24
の位置決めが同時になされるため、組立時の累積公差を
少なくして、ワイヤの取付精度を向上させることができ
る。更に、ワイヤ24とコイル27,28とが直接接合
されるため、別部材を設けることによって取付ガタが生
ずるのを無くし、この取付ガタに起因する共振の発生を
防ぐことができる。
【0034】図4は、本発明の第2の実施例の要部を示
すもので、レンズホルダ23に対するワイヤ24の固定
を、半田付けによらないで行うことができるようにした
ものである。この第2の実施例に示すホールド部39
は、ワイヤ24が緩く挿入されるスリット状の切欠き部
40が設けられた部材受部39aと、この切欠き部40
両側を外方へ突出させてコイル端部を巻回可能としたコ
イル巻回部39bとを有している。コイル巻回部39b
の先端には、側方へ突出する頭部39cを設けており、
この頭部39cでコイル端部27a(又は28a)の脱
落を防止している。
【0035】このホールド部39のコイル巻回部39b
に適当回数巻かれたコイル端部27a(又は28a)
は、その先端部がワイヤ24に適当回数巻かれた後、半
田付け30等の固着手段により結合されて、電気的導通
が図られている。図4において符号41は、ワイヤ24
を弾性支持する緩衝材であり、この緩衝材41としては
伸縮性を有する部品、例えば、シリコン系ゲル材を適用
することができる。
【0036】このような構成とすることによっても、上
記実施例と同様の効果を得ることができる。特に、この
実施例では、ワイヤ24をシリコン系ゲル材が充填され
た部材受部39aに挿通するだけで、このワイヤ24の
レンズホルダ23に対する固定を行うことができるた
め、ワイヤ固定手段の簡素化と、組立作業の容易化を図
ることができる。しかも、ワイヤ24の取付部である部
材受部39aに伸縮性を有する緩衝材41を用いること
により、この部材受部39aの形状及び寸法公差をラフ
に設定することができる。
【0037】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施の例におい
ては、サスペンション部材として4本のワイヤを使用し
て、フォーカスコイル及びトラッキングコイルの各コイ
ル端部をそれぞれワイヤに接続した例について説明した
が、本発明は一方のコイルと2本のサスペンション部材
とを直接接続する構成であれば成り立つものである。更
に、レンズホルダ23やベース部材26その他の構成部
品の形状、構造等は、上述した実施例のものに限定され
るものではない。
【0038】また、上記実施例においては、レンズホル
ダ23にホールド部29,39を一体に形成した例につ
いて説明したが、ピンやビス等を別部材で形成し、これ
をレンズホルダ23に植設してホールド部を形成する構
成とすることもできる。この別部材の材料としては、上
述したようなプラスチックであってもよく、また、金属
であってもよいものである。更に、上記実施例では、対
物レンズ22とレンズホルダ23とが一体に形成された
ものについて説明したが、対物レンズのみを2本以上の
サスペンション部材で支持する構成とすることもでき
る。更に又、上記実施例で述べた半田付けに変えて、ろ
う付け、或いは導電性を有する接着剤による接合等、各
種の接合手段を適用できるものである。このように、本
発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるも
のである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る二軸アクチュエータによれば、ホールド部を介し
てコイル部材の端部とサスペンションとを直接電気的に
接続する構成としたため、構成部品の簡素化を図ること
ができると共に、サスペンション部材の取付精度を向上
することができ、更に、別部材を用いることによる取付
ガタ等に基づく共振の発生のおそれのない二軸アクチュ
エータを提供することができるという効果が得られる。
【0040】本発明の請求項2に係る二軸アクチュエー
タによれば、ホールド部を極めて簡単に形成することが
でき、製造が容易であってコストダウンを図ることがで
きる二軸アクチュエータを提供できるという効果が得ら
れる。
【0041】本発明の請求項3に係る二軸アクチュエー
タによれば、別部材を使用することによってもホールド
部を形成することができ、製造が容易であってコストダ
ウンを図ることができる二軸アクチュエータを提供でき
るという効果が得られる。
【0042】本発明の請求項4に係る二軸アクチュエー
タによれば、半田付けすることなくサスペンション部材
を支持できると共に、サスペンション部材がホールド部
から脱落するのを防止できる二軸アクチュエータを提供
できるという効果が得られる。
【0043】本発明の請求項5に係る二軸アクチュエー
タによれば、フォーカスコイルの両端が2本のサスペン
ション部材に接続されると共に、トラッキングコイルの
両端が2本のサスペンション部材に接続された二軸アク
チュエータを提供できるという効果が得られる。
【0044】本発明の請求項6に係る光学装置によれ
ば、構成部品が簡素化されると共に、サスペンション部
材の取付精度が高くて、別部材の取付ガタ等による共振
の発生のおそれのない光学装置を提供できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二軸アクチュエータの第1の実施の例
を示す斜視図である。
【図2】図1に示す二軸アクチュエータの要部を拡大し
て示す斜視図である。
【図3】図1に示す二軸アクチュエータの分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の二軸アクチュエータに係るホールド部
の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の二軸アクチュエータを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
21 二軸アクチュエータ、 22 対物レンズ、 2
3 レンズホルダ、24 ワイヤ(サスペンション部
材)、 26 ベース部材、 27 フォーカスコイ
ル、 28 トラッキングコイル、 29,39 ホー
ルド部、 29a主突起、 30 半田付け、 39a
部材受部、 39b コイル巻回部、41 緩衝材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学記録媒体に臨む対物レンズ及びこの
    対物レンズをフォーカス方向及びトラッキング方向の少
    なくとも一方に駆動するコイル部材を有する可動部と、 上記可動部を支持する導電性の2本以上のサスペンショ
    ン部材と、 を備えた二軸アクチュエータにおいて、 上記可動部に、上記サスペンション部材の数と同数で当
    該サスペンション部材の一端がそれぞれ係合されるホー
    ルド部を設け、これらホールド部に上記コイル部材の両
    端をそれぞれ巻回すると共に、各コイル端部とサスペン
    ション部材とをそれぞれ電気的に接続したことを特徴と
    する二軸アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二軸アクチュエータにお
    いて、 上記ホールド部は、上記対物レンズを有するレンズホル
    ダに一体に突出させて設けた突起部であることを特徴と
    する二軸アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の二軸アクチュエータにお
    いて、 上記ホールド部は、上記対物レンズを有するレンズホル
    ダに植設された別部材からなる突起物であることを特徴
    とする二軸アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の二軸アクチュエータにお
    いて、 上記ホールド部は、上記サスペンション部材が緩く挿入
    される部材受部と、この部材受部の開口部両側を外方へ
    突出させたコイル巻回部とを有し、上記部材受部に緩衝
    材を介してサスペンション部材を弾性支持すると共に、
    上記コイル巻回部に上記コイル部材を巻回させてサスペ
    ンション部材の飛び出しを規制するようにしたことを特
    徴とする二軸アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の二軸アクチュエータにお
    いて、 上記コイル部材は、上記対物レンズをフォーカス方向に
    駆動するフォーカスコイルとトラッキング方向に駆動す
    るトラッキングコイルとからなり、上記2本以上のサス
    ペンション部材は、レンズホルダを上下両側の4箇所で
    支える4本の金属線であることを特徴とする二軸アクチ
    ュエータ。
  6. 【請求項6】 二軸アクチュエータの対物レンズを経て
    レーザ光を光学記録媒体に照射し、この光学記録媒体の
    情報記録面に情報信号を記録し、又は情報記録面に記録
    されている情報信号を再生するようにした光学装置にお
    いて、 上記二軸アクチュエータは、上記情報記録面に臨む対物
    レンズ及びこの対物レンズをフォーカス方向及びトラッ
    キング方向の少なくとも一方に駆動するコイル部材を有
    する可動部と、この可動部を支持する導電性の2本以上
    のサスペンション部材とを備え、 上記可動部に、上記サスペンション部材の数と同数で当
    該サスペンション部材の一端がそれぞれ係合されるホー
    ルド部を設け、これらホールド部に上記コイル部材の両
    端をそれぞれ巻回すると共に、各コイル端部とサスペン
    ション部材とをそれぞれ電気的に接続したことを特徴と
    する光学装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6922842B2 (en) * 2000-12-12 2005-07-26 Teac Corporation Optical pick-up device
CN100429709C (zh) * 2004-06-17 2008-10-29 船井电机株式会社 光学读取器
JP2013114719A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Alpine Electronics Inc 光学式ピックアップの対物レンズ駆動装置

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