JP2856078B2 - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents

対物レンズアクチュエータ

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JP2856078B2
JP2856078B2 JP6224703A JP22470394A JP2856078B2 JP 2856078 B2 JP2856078 B2 JP 2856078B2 JP 6224703 A JP6224703 A JP 6224703A JP 22470394 A JP22470394 A JP 22470394A JP 2856078 B2 JP2856078 B2 JP 2856078B2
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Panasonic Holdings Corp
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3405Edge mounted components, e.g. terminals

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的に円盤状の記録再
生媒体に記録しまたはそれから再生するための対物レン
ズアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、円盤状の光記録再生媒体(以下デ
ィスクと称する)を用いて情報の記録および再生を行う
装置(以下光ディスク装置と称する)は、その大容量性
と高速性の利点が認められて音声、画像およびデータ記
録等に広く利用されている。この光ディスク装置の中に
組み込まれる部品の中で、対物レンズアクチュエータは
記録再生性能を左右する重要な機構部品として位置付け
されている。
【0003】以下、従来例の対物レンズアクチュエータ
について図面を参照しながら説明する。図5は従来例の
対物レンズアクチュエータの外観斜視図、図6は同対物
レンズアクチュエータの分解斜視図、図7は同電磁コイ
ルの取付部を示す要部断面図である。この例は4本のサ
スペンションワイヤをレンズホルダの保持に用いた対物
レンズアクチュエータを示し、現在広く実用化されてい
るものである。
【0004】図5および図6においてレンズホルダ32
には図の上面に対物レンズ1が、下面にバランスウエイ
ト34が接着固定され、両側面にサスペンションワイヤ
39の先端をはんだ付け固定するためのはんだ付け基板
35が、他の両側面に図のようにN−S方向に着磁され
2個の磁石3が接着固定されている。ベース40上の一
端には支持ホルダ37が固定され、支持ホルダ37に
は、サスペンションワイヤ39の他端をはんだ付け固定
するためのはんだ付け基板38が接着固定されている。
サスペンションワイヤ39は線状のばね材を所定の長さ
に切断したもので、プリント板で作られたはんだ付け基
板38の小孔43、支持ホルダ37の小孔44およびホ
ルダ32の小孔45を貫通して、4本が平行に配列さ
れ、その両端部はレンズホルダ32に固定されたはんだ
付け基板35および支持ホルダ37に固定されたはんだ
付け基板38に図中41および42のはんだ付け部では
んだ付けされる。
【0005】磁石3に対向離間してこれを電磁駆動する
ための電磁コイル36も同じくベース40にプリント基
板47を介して所定の場所に固定されており、その細部
は図7において巻枠36aに矢印X1−X2を軸にした
巻線36bと、矢印Y1−Y2を軸にした巻線36cと
の2種類の巻線がなされ、これらの巻線の巻始め、巻終
わりの引き出し線は巻枠36aに植立された金属ピン3
6dの根元36eに巻き付けられて、はんだ付け36f
がされる。つぎにこの巻枠36aのピン36dはプリン
ト基板47の4個の穴47aに差し込まれ、はんだ付け
47cで固定され、プリントパターンに電気的に接続さ
れる。このプリント基板47の取付穴47bはベース4
0のねじ穴40aにスペーサ48を介してねじ止めさ
れ、プリントパターンにはんだ付けした図示しないリー
ド線によって引き出され、図示しない電気回路に接続さ
れる。そしてこの組み立てられたものの上から開口46
aを持ったカバー46を引掛け部46bによってベース
40に取り付けている。
【0006】以上のように構成された従来例の対物レン
ズアクチュエータについて、以下その動作を説明する。
サスペンションワイヤ39は両端を固定され、支持ホル
ダ37に対して、レンズホルダ32側が片持ち支持さ
れ、レンズホルダ32を矢印X1−X2および矢印Y1
−Y2方向に平行移動させることが可能となっている。
電磁コイル36の矢印X1−X2を軸にしたものと矢印
Y1−Y2を軸にしたものと2種類の巻線に電流を流す
と、これに対向離間してN−S方向に着磁された磁石3
との間に生ずる電磁力によって磁石3にそれぞれ矢印X
1−X2,Y1−Y2方向の駆動力が発生してレンズホ
ルダ32を、したがってそれに固定された対物レンズ1
を矢印X1−X2,Y1−Y2方向に駆動する。
【0007】これによって対物レンズ1を通し対物レン
ズ上方にある図示しないディスク上に集光されるレーザ
ー光の焦点位置を移動させることができ、ディスクの面
方向の面振れおよび半径方向の偏芯等に追従して情報信
号の記録または再生動作を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来例の構成では、電磁コイル36の巻線36b,36c
の引き出し線は、いったんコイル巻枠36aのピン36
dに巻き付けてはんだ付けしたうえ、さらにプリント基
板47の穴47aにピン36dを通してはんだ付けし、
さらにこのプリント基板47をベース40に固定したう
え、それからはんだ付けによりリード線を引き出さねば
ならず、はんだ付け個所も多く、はんだ不良が発生しや
すいという問題点があった。
【0009】またコイル巻枠を36aをいったんプリン
ト基板47にはんだ付けし、このプリント基板47をベ
ース40に取り付けるのであるから、位置誤差の生ずる
個所が多く、最終的に位置決めする作業が必要であると
いう問題点があった。
【0010】さらに部品点数が多く、ピン36dに引き
出し線を巻き付ける作業や、プリント基板47の穴47
aにコイル枠36aのピン36dを通す作業が面倒であ
る等作業工数も多く、生産コストが高くなるという問題
点もあった。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、はんだ付け個所も少なく、はんだ付け不良が発生し
にくく、かつ部品点数が少なく、位置決めもしやすく組
立が容易で、生産性に優れた対物レンズアクチュエータ
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の対物レンズアクチュエータは、2軸方向の異
なるコイルを2層に巻装する巻線部と、前記巻線部に連
結していて内部を被覆する被覆部と、前記被覆部に設け
られて前記コイルの巻始めと巻終わりの引き出し線を巻
き付けるための複数の線処理溝と、前記線処理溝の一部
において前記線処理溝に巻き付けられた引き出し線に設
けたはんだ処理部とを有するコイル枠を備えた構成で、
前記はんだ処理部において線処理溝の深さを部分的に浅
くすることができ、はんだ処理部には対応する導電箔を
有するフレキシブルプリント基板を当接してはんだ付け
する。
【0013】
【0014】また上記の他の目的を達成するために、対
物レンズを保持するレンズ保持部材と、前記レンズ保持
部材を支持する複数の線状ばね部材と、前記線状ばね部
材を固定する固定部材と、2軸方向の異なるコイルを2
層に巻装する巻線部に連結していて前記固定部材に対す
る位置決め固定部を有するコイル枠とを備えた構成であ
り、このレンズ保持部材には一対の磁石を接着またはモ
ールド成形で固定したものを用いることができる。コイ
ル枠はレンズ保持部材の係止を行う突起部または拡張部
を持つことができ、また拡張部を有するコイル枠と、枠
状の固定部材と、レンズ保持部とで略箱状構造を形成す
ることができる。
【0015】
【作用】本発明の対物レンズアクチュエータは上記の構
成によって、巻線部に巻装したコイルの巻始めと巻終わ
りの引き出し線をコイル枠の被覆部の線処理溝に巻き付
けて、線処理溝の一部たとえばその端部におけるはんだ
処理部ではんだ処理を行い、このはんだ処理部に対応す
る導電箔を有するフレキシブルプリント基板を当接して
はんだ付けすることができる。
【0016】このはんだ処理部は被覆部の端面だけでな
く被覆部の平面部にあってもよく、そしてはんだ処理部
において線処理溝の深さを部分的に浅くした構成によれ
ば、はんだ付け部分が表面に盛り上がってくるのではん
だ付けの確実さが高くなり、またコイル枠を合成樹脂材
料で形成するときは、はんだ溶融温度以上の耐熱性を有
する材料を用いれば、はんだ付けによって形状が崩れる
ことはない。
【0017】
【0018】またコイル枠は突起部または拡張部によっ
てレンズ保持部材が大幅に振れすぎないように係止を行
うことができ、また拡張部を有するコイル枠と枠状の固
定部材とレンズ保持部とで略箱形の形状となり、これら
の部分で包囲された内部にごみなどが入り込みにくいよ
うに作用する。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例の対物レンズ
アクチュエータの外観斜視図、図2は同対物レンズアク
チュエータの分解斜視図、図3はコイル枠の拡大斜視
図、図4はコイル枠への電気的接続方法を示す組立図で
ある。図1よび図2において合成樹脂で形成されたレン
ズ保持部材であるレンズホルダ2には図の上面に対物レ
ンズ1が、下面に光学板4が接着固定され、両側面の突
起部2aに線径約100ミクロン程度の燐青銅またはス
テンレス等の線状ばね部材であるサスペンションワイヤ
8の先端が成形によってモールドされ固定されている。
この突起部2aと各90度の位置にある他の両側面に図
のようにN−S方向に着磁された2個の磁石3が接着ま
たはモールド成形により固定されている。合成樹脂で形
成された固定部材である枠状のハウジング10上の一方
の側壁10aにはサスペンションワイヤ8の他端が成形
によって固定点8aないし8dの4個所でモールドされ
固定されている。そして取り付け用の孔11を適宜設け
ている。
【0020】合成樹脂で形成されたコイル枠5には、中
央に巻線部5aが、その上方両端に連結していて、一端
に突起部5cを持った被覆部5bが、さらにその両外側
には各2本の線巻き付け処理溝5e,5fがあり、さら
にハウジング10の4隅に突出している位置決め固定ピ
ン10bに固く嵌合され固定するための位置決め被固定
穴5gを両端下面に持っている。そして巻線部5aには
電磁コイル6が矢印Y1−Y2を軸にした巻線6aの上
に矢印X1−X2を軸にした巻線6bが重ねて巻装され
ている。そしてその各々の巻始め、巻終わりの引き出し
線6cは線処理溝5e,5fにそれぞれ数回巻き付け、
それぞれの巻き付けた線の外側のエッジ部分6dにはん
だ付けをして固定する。この部分に当接させるフレキシ
ブルプリント基板12には銅箔でプリントパターン12
aが形成され、その端末は面積が拡張された端末パター
ン12bとなっており、必要によって断面12cの凹部
12dには端末パターン部12bと電気的に導通したス
ルーホール処理部12eを設けている。
【0021】図1からもわかるように対物レンズアクチ
ュエータの上面はレンズホルダ2、電磁コイル6と、そ
れを巻いたコイル枠5で大きな面積を占めているので、
図3に示すようにコイル枠5に拡張部5hを設ければ対
物レンズアクチュエータの上面はほとんど覆われて、特
別にカバーを設けなくても、内部にほこり等が侵入しに
くくなる。透明の合成樹脂で形成された制動材保持枠7
はハウジング10の下方2個所に突出している位置決め
固定ピン10cに固く嵌合され固定するための位置決め
被固定穴7aを両端に持ち、その内方に2個の隔壁7b
を持っている。
【0022】以上のように構成された本実施例の対物レ
ンズアクチュエータについて、以下その組立方法を説明
する。レンズホルダ2の両側面の突起部2aにモールド
固定されたサスペンションワイヤ8の他端はハウジング
10の一方の側壁10aにモールド固定され、レンズホ
ルダー2は4本のサスペンションワイヤ8で片持ち保持
されている。ハウジング10の上方からコイル6を巻装
した2個のコイル枠5を対物レンズ1に対して対称的
に、その位置決め被固定穴5gにハウジング10の位置
決め固定ピン10bを合わせて圧入する。
【0023】コイル枠5の巻線6aの各々の巻始め、巻
終わりの引き出し線6cが線処理溝5e,5fにそれぞ
れ数回巻き付けられたところのエッジ部分6dにはんだ
付けをして固定する。この部分には、フレキシブルプリ
ント基板12を図のように当接させて、そのプリントパ
ターン12aの端末の端末パターン12b、スルーホー
ル処理部12eとエッジ部分6dとをはんだ付けするこ
とにより、他端が図示しない電気回路に接続されたフレ
キシブルプリント基板12のプリントパターン12aと
電気的に接続されて電磁コイル6に信号電流を与える。
このためコイル枠5を合成樹脂で形成するときは、はん
だ溶融温度以上の耐熱性を有する合成樹脂材料を用いる
ことを要する。なお巻枠5の部分変更として図4(b)
に示すものは図4(a)の線処理溝5e,または5fの
断面図において、溝の底を端部で特に浅くした浅溝部5
iを作ることによって、巻き付けられた引き出し線6c
の表面がコイル枠5より僅かにはみ出す。するとフレキ
シブルプリント基板12は薄いので、盛り上がったはん
だ12fによってスルーホール処理部12eを設けなく
ても十分に電気的接続がなされる。
【0024】ここではコイル枠5の端部で線処理溝5
e,または5fを浅くした例を示したが、図4(a)に
おける上面5dにおいて線処理溝5e,または5fの底
に突起を設けて部分的に引き出し線が表面と同一ないし
少し飛び出すようにしてフレキシブルプリント基板12
を上から被覆部5bに平行に当ててはんだ付けをしても
よい。またフレキシブルプリント基板12の端部ではん
だ付けするよう図示したが、フレキシブルプリント基板
12に穴を設けてはんだ付けしてもよい。
【0025】つぎに制動材保持枠7を下方から、その位
置決め被固定孔7aにハウジング10の位置決め固定ピ
ン10cに合わせて圧入する。この制動材保持枠7とそ
の隔壁7bとは固定された位置においてハウジング10
の内壁10dとコイル枠5の被覆部5bとで5方からサ
スペンションワイヤ8を2本ずつ囲む空間を作る構成と
なるので、この空間に液状の、たとえばシリコンを主成
分とする紫外線硬化性を持つ制動材9(図示せず)を注
入し透明な制動材保持枠7の下面から紫外線を照射する
ことによってゲル化させ、サスペンションワイヤ8がレ
ンズホルダ2を支持して振動する場合に最適の制動効果
を持たせるようにする。この制動材はゲル状体のほかに
ゴムやエラストマー等の粘弾性体でもよい。
【0026】つぎにこのようにして構成された実施例の
対物レンズアクチュエータの動作を説明すると、電磁コ
イル6の矢印X1−X2を軸にしたものと矢印Y1−Y
2を軸にしたものと2種類の巻線6a,6bにフレキシ
ブルプリント基板12を通じてそれぞれ電流を流すと、
これに対向離間してN−S方向に着磁された磁石3との
間に生ずる電磁力によってレンズホルダ2に固定された
磁石3にそれぞれ矢印X1−X2,Y1−Y2方向の駆
動力が発生して、サスペンションワイヤ8によって片持
ち支持されたレンズホルダ2を、したがってそれに固定
された対物レンズ1を矢印X1−X2,Y1−Y2方向
に駆動する。このとき制動材9はレンズホルダ2を支持
して振動するサスペンションワイヤ8に対して最適の制
動効果を与える。
【0027】これによって対物レンズ1を通し対物レン
ズに対して図における上方にある図示しないディスク上
に集光されるレーザー光の焦点位置を移動させることが
でき、ディスクの面方向の面振れおよび半径方向の偏芯
等に追従して情報信号の記録および再生動作を行う。
【0028】なおハウジング10とコイル枠5または制
動材保持枠7との固着は例示の方法の他に、それぞれの
相対する位置決め固定ピンと位置決め被固定穴とを入れ
替えてもよく、また圧入に代えて相互に位置規制部材を
設けたうえで接着または超音波溶着で固着してもよい。
なお図示していないが、必要に応じて従来例の図6のカ
バー46に相当するカバーを用いてもよいが、コイル枠
5の被覆部5bと突起5cとによってかなりの面積がカ
バーされ、また拡張部5hを設けることによってこの被
覆面積はさらに大となり、必ずしも従来例のようなカバ
ーを用いなくともよい。
【0029】またこの突起部5cまたは拡張部5hは、
カバーとしての役割だけではなく、外部からの強い振動
や加速度によって、または何らかの原因によって電磁コ
イル6に強い電流が流れてレンズホルダ2が大きく振れ
ようとしたときに、その動きの範囲を制限する作用もも
たらす。
【0030】なお上記各実施例の各部分はそれぞれ単独
で実施してもよく、またそれぞれの実施例の部分を組み
合わせて実施してもよい。また従来公知の例を加えて実
施しても良いのは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の対物レンズ
アクチュエータによれば、コイル枠の巻線部に連結して
いて内部を被覆する被覆部に巻線部のコイルの巻始めと
巻終わりの引き出し線を巻き付けるための複数の線処理
溝を設け、その線処理溝の一部の深さを浅くし、この浅
くした部分の引き出し線ではんだ処理を行い、はんだ処
理部に対応する導電箔を有するフレキシブルプリント基
板を当接してはんだ付けするように構成しているため、
はんだ付けの個所が少なくなり、はんだ付け不良が減少
する。
【0032】またこのコイル枠は位置決め固定部を有
し、この位置決め固定部はレンズ保持部材を複数の線状
ばね部材で片持ち支持してこの線状ばね部材を他端で固
定する固定部材に対して取り付けるだけで自然に位置決
めができるので、はんだ付け方法の改良と相まってコイ
ル枠すなわちコイルの位置を、磁石を保持したレンズ保
持部材すなわち磁石に対して容易に正確な相対位置に取
り付けることができ、対物レンズの電磁駆動を正確に
わせるだけでなく、コイル枠によってレンズ保持部材の
係止やごみの侵入を防ぐことができる。
【0033】このように本発明は部品点数を減少させ、
加工個所を減少させることによって工数と不良率を減ら
し生産性を高めるとともに構成の改良によって加工精度
も高めることのできる有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の対物レンズアクチュエータ
の外観斜視図
【図2】同じくその対物レンズアクチュエータの分解斜
視図
【図3】同じくそのコイル枠の拡大斜視図、
【図4】(a)同じくそのコイル枠への電気的接続方法
を示す組立斜視図 (b)同じくコイル枠への他の電気的接続方法を示す断
面図
【図5】従来例の対物レンズアクチュエータの外観斜視
【図6】同じく対物レンズアクチュエータの分解斜視図
【図7】同じく電磁コイルの取付部を示す要部断面図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ(レンズ保持部材) 3 磁石 5 コイル枠 5a 巻線部 5b 被覆部 5c 突起部 5d 上面 5e,5f 線処理溝 5g 位置決め被固定穴(位置決め固定部) 5h 拡張部 5i 浅溝部 6 電磁コイル 6c 引き出し線 6d エッジ 8 サスペンションワイヤ(線状ばね部材) 10 ハウジング(固定部材) 12 フレキシブルプリント基板 12a プリントパターン 12b 端末パターン 12d エッジ部分 12e スルーホール処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 - 7/095 H01F 7/06 - 7/16 H01F 15/00 - 21/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持するレンズ保持部材
    と、前記レンズ保持部材を支持する複数の線状ばね部材
    と、前記線状ばね部材を固定する固定部材と、電磁駆動
    用のコイルが巻かれたコイル枠からなり、前記コイル枠
    は、2軸方向の異なるコイルを2層に巻装する巻線部
    と、前記巻線部に連結していて内部を被覆する被覆部
    と、前記被覆部に設けられて前記コイルの巻始めと巻終
    わりの引出線をそれぞれ巻き付けるための複数の線処理
    溝を持ち、前記コイル枠の一部は前記線状ばね長手方向
    にコイルの巻幅より少なくとも大きく、レンズ保持部材
    の上下運動に対してレンズ保持部材の係止機能と防塵機
    能とを兼ね備えた突起部または拡張部を有することを特
    徴とする対物レンズアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の線処理溝は、被覆部端面
    に設けたはんだ処理部分において、前記線処理溝の深さ
    を部分的に浅くしたことを特徴とする対物レンズアクチ
    ュエータ。
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