JP2004265480A - 微小位置調整装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定部7が接続された面側(他方の面)とは反対側の面側(一方の面)に、中間線32の移動制限部材である突起8及び9を形成し、レンズホルダ2のフォーカシングコイル中間線の位置ずれを防止する。フォーカシングコイル3a、3bの挿入作業を、固定部7が取り付けられていない面側から行うことができる。したがって、組立作業性の向上化が可能な微小位置調整装置を実現することができる。また、突起9により、中間線32を固定するための接着剤が開口部に流出することも防止することができ、装置の信頼性の向上を図ることも可能となる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、微小位置調整装置に係わり、特に、光ディスクの記録面上に記録された情報を読み出しまたは記録を行う光ディスク装置に用いられる対物レンズ駆動装置に最適な微小位置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
微小位置調整装置の一例として、光ディスク装置に用いられる対物レンズ駆動装置がある。
【0003】
光ディスク装置においては、光ディスク状の記録媒体上に情報を記録し、または記録された情報を読み出して再生する。この光ディスク装置は、ディスク上に比較的大きな量の情報を記録でき、記録媒体も剛性が大きく取り扱いが容易なため、コンピュータの外部記録装置や映像音声の記録装置として用いられている。
【0004】
このような光ディスク装置において、光ディスク上の記録面に光を集光する対物レンズをフォーカシング方向(光ディスク面に接近/離間する方向)とトラッキング方向(ディスクの半径方向)に駆動する装置が、対物レンズ駆動装置である。
【0005】
一般に、対物レンズ駆動装置は、対物レンズを含む可動部と、この可動部を支持する支持部材と、ヨークおよび永久磁石からなる磁気回路とを備えている。
【0006】
そして、可動部には、フォーカシングコイルとトラッキングコイルとが取り付けられており、フォーカシングコイルに駆動電流を印加することにより、永久磁石からの磁束との作用により生じる電磁力で可動部がフォーカシング方向に駆動される。
【0007】
同様に、トラッキングコイルに駆動電流を印加することにより、永久磁石からの磁束との作用により生じる電磁力で可動部をがトラッキング方向に駆動される。
【0008】
このような対物レンズ駆動装置の従来技術の一例として、特許文献1に記載された技術がある。
【0009】
この特許文献1記載の技術においては、レンズホルダに、対物レンズと、第1ボビン部と、第2ボビン部とが配置され、第1ボビン部と第2ボビン部とは、空間を間にして、配置される。
【0010】
そして、この空間を光路にして、光が対物レンズを通って、光ディスク上に照射される構造となっている。第1ボビン部及び第2ボビン部は、連結部により連結され、この連結部に対物レンズが取り付けられている。
【0011】
第1ボビン部及び第2ボビン部には、それぞれ独立してフォーカシングコイル及びトラッキングコイルが巻回される。つまり、上記空間を間にして、2つのフォーカシングコイルが互いに対向する。また、上記空間を間にして、2つのトラッキングコイルが、フォーカシングコイルを介して、互いに対向する構造となっている。
【0012】
また、光源から発せられる光は、上記空間部であって、対物レンズの下方側に配置される反射鏡により反射され、対物レンズを通過する。
【0013】
また、レンズホルダには、フレーム(図示せず)に固定される配線基板が、その側面側に取付られる。このため、上記空間部は、一対のフォーカシングコイルと、対物レンズに包囲され、上記配線基板が取付られていない側面から光が照射される。
【0014】
【特許文献1】
特開平11−175992号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、フォーカシングコイル、トラッキングコイルのレンズホルダへの取付又は挿入方法については何ら記載されていない。
【0016】
通常、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルは、装置の制作都合上、上記配線基板等の固定部が、レンズホルダの一側面側に取り付けられた状態で、このレンズホルダに取付又は挿入される。
【0017】
ここで、上記従来技術において、第1ボビン部及び第2ボビン部に巻回されたフォーカシングコイルは、上記空間部を間にして、互いに接続する中間線が必要となる。同様に、トラッキングコイルにも中間線が必要となる。
【0018】
したがって、中間線が光路となる上記空間部を遮らないようにするため、中間線で接続された状態の一対のコイルを上記固定部側からレンズホルダに取付又は挿入している。
【0019】
しかしながら、対物レンズ駆動装置に代表される微小位置調整装置は、小型軽量であり、上記コイルのレンズホルダへの取付又は挿入は自動機械化が困難であった。このため、人手による手作業に頼らざるを得なかったが、その作業は繁雑であり、装置の組立作業効率向上化の阻害要因となっていた。
【0020】
したがって、上記コイルのレンズホルダへの取付又は挿入を容易に行える構造を有する微小位置調整装置が望まれていた。
【0021】
本発明の目的は、フォーカシングコイル中間線の位置ずれを防止でき、組立作業性の向上化が可能な微小位置調整装置を実現することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、次のように構成される。
【0023】
(1)微小位置調整装置において、電流が供給され、磁束発生部材からの磁束により移動駆動力を発生する、互いに中間線で接続された一対の位置調整コイルと、対物レンズと、上記対物レンズを支持するとともに、光発生源からの光を上記対物レンズに通過させるための開口部が形成され、この開口部を間にして上記一対の位置調整コイルが互いに対向する位置に支持し、これら一対の位置調整コイルの中間線の開口部方向への移動を制限する移動制限部材が形成されるレンズホルダとを備える。
【0024】
(2)好ましくは、上記(1)において、上記移動制限部材は、互いに対向する2つの突起であり、これら2つの突起の間に上記中間線が配置される。
【0025】
(3)また、好ましくは、上記(1)において、上記突起は、上記開口部の周囲を包囲して形成されている。
【0026】
(4)また、好ましくは、上記(3)において、上記位置調整コイルとは異なる方向に移動駆動力を発生する他方向位置調整コイルを、さらに備え、上記突起は、他方向位置調整コイルを支持する延長部を有する。
【0027】
(5)光ディスクの記録面に光を集光する対物レンズと、この対物レンズを保持するレンズホルダと、対物レンズを間にして互いに対向するようにレンズホルダに取り付けられる2個のフォーカシングコイルと、レンズホルダと固定部に接続され、レンズホルダが固定部に対して動作可能に支持する複数本の支持部材とを有し、上記レンズホルダには、光発生源からの光を上記対物レンズに通過させるための開口部が上記固定部が接続される側とは反対側に形成され、上記開口部を間にして2個のフォーカシングコイルが互いに対向する位置に支持される対物レンズ駆動装置において、2個のフォーカシングコイルを互いに結ぶ中間線と端末線を、レンズホルダの、上記固定部が接続される側とは反対側面に配置し、この反対側面には、上記中間線の移動を制限する移動制限部材が形成される。
【0028】
(6)好ましくは、上記(5)において、上記移動制限部材は、体阿木に互いに対向する一対の突起であり、これら突起のうちの1つは、上記開口部の周囲に形成されている。
【0029】
上記のように、フォーカシングコイルの中間線と端末線を、対物レンズに対して固定部から遠い方のレンズホルダの同一側に配置することで、フォーカシングコイルをレンズホルダに組み付ける作業と、フォーカシングコイルの端末線と支持部材を接続する作業を、レンズホルダの同一側から行うことができ、組立作業性を向上させることができる。
【0030】
また、フォーカシングコイルの中間線を配置するレンズホルダの側面に突起を設けることで、フォーカシングコイルの中間線の位置を定めることができ、フォーカシングコイルの中間線の位置ずれと、フォーカシングコイルの中間線をレンズホルダに固定する接着剤の流出を防止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、添付を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である微小位置調整装置の概略分解斜視図であり、光ディスク装置の対物レンズ駆動装置に適用した場合の例を示す図である。
【0032】
図1において、x軸方向は、光ディスク装置に配置された光ディスク(図示せず)の接線方向、y軸方向は、光ディスクの半径方向であるトラッキング方向、z軸方向は、対物レンズ1の光軸方向であるフォーカシング方向である。
【0033】
対物レンズ1は、レンズホルダ2の上面の略中央に形成された対物レンズ装着部に取り付けられる。また、レンズホルダ2には、対物レンズ1の装着部分を中央にして、y方向に2つのフォーカシングコイル装着部が形成されている。
【0034】
そして、2個一組のフォーカシングコイル(一対の位置調整コイル)3a、3bは、フォーカシングコイル装着部に形成されたx方向挿入口から挿入され、中心軸方向がz方向となるようにレンズホルダ2に取り付けられる。
【0035】
ここで、フォーカシングコイル3a、3bは、レンズホルダ2の後述する固定部7が接続された面側(他方の面)とは反対側の面側(一方の面)から上記x方向挿入口に挿入される。
【0036】
また、4個一組のトラッキングコイル(他方向位置調整コイル)4a、4b、4c、4dは、これらのトラッキングコイル4a〜dの中心軸方向がx方向となるようにレンズホルダ2に取り付けられる。
【0037】
また、コイル4aと4cとは互いにx方向に対向し、コイル4bと4dとは、互いにx方向に対向するようにレンズホルダ2に取り付けられる。
【0038】
また、コイル4a及び4cは、レンズ1を間にして、コイル4b及び4dと、y方向に互いに対向するようにレンズホルダ2に取り付けられる。
【0039】
導電性を有し、ワイヤ状の支持部材6a、6b、6c、6dは、一端が板状固定部7の端部近辺に固定され、他端がレンズホルダ2に固定される。板状固定部7は、支持部材6a、6b、6c、6dを介してレンズホルダ2の他方の面側に接続されることとなる。
【0040】
フォーカシングコイル3a、3bの端末線31a、31b及びトラッキングコイル4a〜4dの端末線41a、41bは、レンズホルダ2の側面に取り付けられた接続基板21a、21b上で、支持部材6a〜6dの他端側と半田等の導電性融着材により電気的に接続される。
【0041】
ここで、対物レンズ1と、レンズホルダ2と、フォーカシングコイル3a、3bと、トラッキングコイル4a〜4dと、接続基板21a、21bとが可動部となる。つまり、この可動部が固定部7に対して可動することとなる。
【0042】
レンズホルダ2のトラッキング方向と平行な二つの側面のうち、対物レンズ1に対して固定部7から遠い方の側面(一方の面)には、光を通過させる開口部が形成されている。
【0043】
この開口部により図示しない光学系からの光を対物レンズ1の下方に配置した立ち上げミラーで反射して対物レンズ1に導くことができ、光ディスク装置の薄型化を図っている。
【0044】
磁化方向が図1中のx軸方向となる永久磁石11a、11b、11c、11dは、磁性体から構成されたヨーク部材であるアウターヨーク12に取り付けられ固定されている。
【0045】
そして、アウターヨーク12とレンズホルダ2とを組み立てることにより、これら永久磁石11a〜11dは、レンズホルダ2の、トラッキング方向(y方向)と平行な両側方に配置される。
【0046】
そして、永久磁石11a及び11bと、永久磁石11c及び11dとは、レンズホルダ2、フォーカシングコイル3a、3b、及びトラッキングコイル4a〜4dを間にして、互いに対向するように配置される。
【0047】
アウターヨーク12の底面からレンズホルダ2側に延びるインナーヨーク10a、10bは、アウターヨーク12とレンズホルダ2とを組み立てるたときに、フォーカシングコイル3a、3bの内側に位置するよう配置される。
【0048】
これにより、永久磁石11a〜11dからの磁束がインナーヨーク10a、10bからアウターヨーク12へと通る磁気回路が形成される。
【0049】
上述した構成において、フォーカシングコイル3a、3bに駆動電流が印加されると、永久磁石11a〜11dからの磁束との作用により生じる電磁力(移動駆動力)で可動部がフォーカシング方向に駆動される。
【0050】
同様に、トラッキングコイル4a〜4dに駆動電流が印加されると、可動部がトラッキング方向に駆動される。
【0051】
ここで、図1及び図2に示すように、フォーカシングコイル3a、3bの端末線31a、31b及び中間線32は、対物レンズ1に対して固定部7から遠い方のレンズホルダ2の側面側(一方の面側)に位置するよう構成している。
【0052】
また、レンズホルダ2の開口部上方側には、中間線32の移動制限部材である突起8、9が形成され、中間線32が開口部を遮らないように構成されている。
【0053】
このため、フォーカシングコイル3a、3bをレンズホルダ2の側面側(一方の面側)から挿入してレンズホルダ2に取り付ける作業と、フォーカシングコイル3a、3bの端末線31a、31bを接続基板21a、21bに固定する作業と、フォーカシングコイル3a、3bの中間線32をレンズホルダ2の側面に固定する作業とを、レンズホルダ2の一側面側から行うことができるので、組立作業性を向上することができる。
【0054】
なお、フォーカシングコイル3a、3bをレンズホルダ2の側面から挿入することにより、フォーカシングコイル3a、3bを永久磁石11a〜11dに近づけられるので、駆動力を向上させることができる。
【0055】
図3は、本発明と異なり、フォーカシングコイル3a、3bを、固定部7が接続された面側(他方の面)から、レンズホルダ2に挿入する場合の例を説明する図である。
【0056】
この図3に示す例においては、フォーカシングコイル3a、3bをレンズホルダ2に挿入し取り付ける作業と、フォーカシングコイル3a、3bの端末33a、33bを接続基板21a、21bに固定する作業を、レンズホルダ2の別々の方向から行う必要がある。
【0057】
また、図3の場合にはフォーカシングコイル3a、3bの端末線33a、33bをレンズホルダ2の中を通して接続基板21a、21bの位置まで配線しなければならず、途中で端末線33a、33bがレンズホルダ2に引っ掛かるおそれがある。
このため、図3に示す例の場合は、組立作業性を向上することが困難である。
【0058】
これに対して、図2に示す本発明の実施形態では、フォーカシングコイル3a、3bの端末線31a、31bと、接続基板21a、21bとがレンズホルダ2の同一側とすることができ、端末線31a、31bをレンズホルダ2の中を通さなくても接続基板21a、21bに固定することができる。
【0059】
したがって、本発明の第1の実施形態は、この点でも組立作業性を向上させることができる。
【0060】
さらに、本発明の第1の実施形態では、図1及び図4に示すように、対物レンズ1に対して固定部7から遠い方のレンズホルダ2の側面(一方の面)に、フォーカシングコイル3a、3bの中間線32の上下方向への移動を制限する突起8、9が形成されている。
【0061】
突起9は、開口の周囲を包囲するように形成されている。また、突起8は、対物レンズ1側に形成され、突起8と9とが互いに対向するように形成されている。ただし、突起8と9との互いの間隔は、中間線32の径以上であることは勿論である。
【0062】
この突起8、9の間にフォーカシングコイル3a、3bの中間線32を通すことにより、フォーカシングコイル3a、3bの中間線32が光の通路となる開口を遮ることを回避することができ、中間線32等の配線作業を容易に行うことができる。
【0063】
また、フォーカシングコイル3a、3bの中間線32をレンズホルダ2に固定する接着剤がレンズホルダ2の側面に設けた開口部分に流れ出すことを防止できる。
【0064】
図5は、本発明と異なり、レンズホルダ2の側面に突起を設けない場合の例を示す図である。この図5に示す例の場合には、接着剤等によるフォーカシングコイル3a、3bの中間線32の固定が十分になされていないと、中間線32の位置がずれ、レンズホルダ2の側面に設けた開口部分にはみ出し、光を遮るおそれがある。
【0065】
また、図5に示す例の場合は、接着剤が開口部に流出する恐れもあり、流出した接着剤により光が遮られるおそれもある。
【0066】
これに対して、図4に示すように、本発明の第1の実施形態によれば、フォーカシングコイル3a、3bの中間線32の位置ずれと、接着材の開口部への流出を防止することができ、信頼性を向上させることができる。
【0067】
また、突起9をレンズホルダ2の側面に設けた開口部の周囲に設けることで、開口部分の強度を向上できるという効果もある。
【0068】
これにより、レンズホルダ2の弾性変形モードの固有振動数を高め広帯域な制御系を実現することができる。
【0069】
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、固定部7が接続された面側(他方の面)とは反対側の面側(一方の面)に、中間線32の移動制限部材である突起8及び9を形成し、レンズホルダ2のフォーカシングコイル中間線の位置ずれを防止できるようにしたので、フォーカシングコイル3a、3bの挿入作業を、固定部7が取り付けられていない面側から行うことができる。
【0070】
したがって、組立作業性の向上化が可能な微小位置調整装置を実現することができる。
【0071】
装置の組み立て作業を簡素化することができるので、従来、人手による組み立て作業を自動機械で行うようにすることも可能となる。
【0072】
また、突起9により、中間線32を固定するための接着剤が開口部に流出することも防止することができ、装置の信頼性の向上を図ることも可能となる。
【0073】
図6は、本発明の第2の実施形態である光ディスク装置の対物レンズ駆動装置における要部側面図である。
【0074】
この第2の実施形態においては、突起9が開口部の周囲を包囲するように形成されているのみならず、レンズホルダ2の底面の長手方向(図1のy軸方向)に延びる延長部9a、9bが形成されている。
第2の実施形態のその他の構成は、第1の実施形態と同様な構成となっているため、詳細な説明は省略する。
【0075】
この延長部9a、9bにより、突起9は、L字状の角部を有する形状となり、これらの角部を、トラッキングコイル4a〜4dの位置決めに使用することができる。
【0076】
したがって、この第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様な効果を有する他、組立作業をさらに容易にできるという効果がある。
【0077】
なお、上述した例においては、突起8が形成されているが、この突起8を省略することも可能である。
【0078】
また、突起9は、開口部の周囲に形成するように構成したが、レンズホルダ2の側面であって、中間線32が配置される面の領域であり、中間線32の開口部方向への移動を制限することができれば、開口部の周囲以外の領域に形成してもよい。
【0079】
また、中間線移動制限部材は、突起に限らず、溝を形成し、その溝に中間線32を挿入してもよい。
【0080】
また、上述した例は、本発明を光ディスク装置の対物レンズ駆動装置に適用した場合の例であるが、本発明はこれに限らず、他の微小位置を調整する装置に適用可能である。
【0081】
例えば、レーザ変位計における位置調整や、その他の光のフォーカシングを調整する装置等にも適用可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、フォーカシングコイル中間線の光通過開口部方向への位置ずれを防止でき、組立作業性の向上化が可能な微小位置調整装置を実現することができる。
【0083】
また、フォーカシングコイルの位置ずれや接着剤の流出を防止することができるので、組立作業性が良く信頼性が高い微小位置調整装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である微小位置調整装置の概略分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態におけるフォーカシングコイルの挿入作業説明図である。
【図3】本発明とは異なる構成におけるフォーカシングコイルの挿入作業説明図である。
【図4】本発明の実施形態における要部側面図である。
【図5】本発明とは異なる構成の例における要部側面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における要部説明図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 レンズホルダ
3、3b フォーカシングコイル
4a〜4d トラッキングコイル
6a〜6d 支持部材
7 固定部
8、9 突起
9a、9b 延長部
10a、10b インナーヨーク
11a〜11d 永久磁石
12 アウターヨーク
21a、21b 接続基板
31a、31b フォーカシングコイルの端末線
32 フォーカシングコイルの中間線
41a、41b トラッキングコイルの端末線
Claims (6)
- 電流が供給され、磁束発生部材からの磁束により移動駆動力を発生する、互いに中間線で接続された一対の位置調整コイルと、
対物レンズと、
上記対物レンズを支持するとともに、光発生源からの光を上記対物レンズに通過させるための開口部が形成され、この開口部を間にして上記一対の位置調整コイルが互いに対向する位置に支持し、これら一対の位置調整コイルの中間線の開口部方向への移動を制限する移動制限部材が形成されるレンズホルダと、
を備えることを特徴とする微小位置調整装置。 - 請求項1記載の微小位置調整装置において、上記移動制限部材は、互いに対向する2つの突起であり、これら2つの突起の間に上記中間線が配置されることを特徴とする微小位置調整装置。
- 請求項1記載の微小位置調整装置において、上記突起は、上記開口部の周囲を包囲して形成されていることを特徴とする微小位置調整装置。
- 請求項3記載の微小位置調整装置において、上記位置調整コイルとは異なる方向に移動駆動力を発生する他方向位置調整コイルを、さらに備え、上記突起は、他方向位置調整コイルを支持する延長部を有することを特徴とする微小位置調整装置。
- 光ディスクの記録面に光を集光する対物レンズと、この対物レンズを保持するレンズホルダと、対物レンズを間にして互いに対向するようにレンズホルダに取り付けられる2個のフォーカシングコイルと、レンズホルダと固定部に接続され、レンズホルダが固定部に対して動作可能に支持する複数本の支持部材とを有し、上記レンズホルダには、光発生源からの光を上記対物レンズに通過させるための開口部が上記固定部が接続される側とは反対側に形成され、上記開口部を間にして2個のフォーカシングコイルが互いに対向する位置に支持される対物レンズ駆動装置において、
2個のフォーカシングコイルを互いに結ぶ中間線と端末線を、レンズホルダの、上記固定部が接続される側とは反対側面に配置し、この反対側面には、上記中間線の移動を制限する移動制限部材を形成したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 請求項5記載の対物レンズ駆動装置において、上記移動制限部材は、互いに対向する一対の突起であり、これら突起のうちの1つは、上記開口部の周囲に形成されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
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JP3999143B2 (ja) | 2007-10-31 |
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