JPH11298837A - 画像入力装置及び画像入力方法 - Google Patents

画像入力装置及び画像入力方法

Info

Publication number
JPH11298837A
JPH11298837A JP10099766A JP9976698A JPH11298837A JP H11298837 A JPH11298837 A JP H11298837A JP 10099766 A JP10099766 A JP 10099766A JP 9976698 A JP9976698 A JP 9976698A JP H11298837 A JPH11298837 A JP H11298837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
input
reference image
overlapping area
currently
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10099766A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Murata
憲彦 村田
Takashi Kitaguchi
貴史 北口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10099766A priority Critical patent/JPH11298837A/ja
Publication of JPH11298837A publication Critical patent/JPH11298837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パノラマ画像合成を行う場合に、撮影動作が適
切であるかを撮影者に通知し、撮影条件を容易に確認で
きるようにする。 【解決手段】撮像手段2で撮像した1枚目の画像を基準
画像とし、撮像手段2で現在入力中の2枚目の画像を参
照画像とする。重なり領域検出手段13は基準画像と参
照画像との重なり領域を検出して、重なり領域の大きさ
をファインダ11の重なり領域表示インジケータに表示
する。撮像手段2のシャッタが押し下げられると、重な
り領域検出手段13は表示した重なり領域の大きさがあ
らかじめ設定された閾値以下である場合には、ファイン
ダ11の警告インジケータを点灯させて撮影者に撮影位
置の変更を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルスチル
カメラ等の撮像手段で撮影した複数枚の静止画像を合成
する画像入力装置及び画像入力方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光学系を通過した画像をCCDセンサ等
で光電変換し、得られた画像信号をA/D変換してメモ
リカード等の外部記憶装置に保存するカメラが普及して
いる。このCCDセンサ等を使用したカメラは撮像した
画像をデジタル信号として扱うことができるため、画像
の加工と処理及び伝送が手軽に行えるという利点があ
る。このようなカメラで同一の被写体を複数枚撮影した
画像を貼り合わせて、高解像度のパノラマ画像を合成す
ることが行われている。このパノラマ画像を合成するた
めには、複数の画像の一部が重複するか、あるいは複数
の各画像が継ぎ目なく繋がるようにして被写体を撮影す
る必要がある。
【0003】例えば特開平5−161050号公報に示
された方法は、既に入力した画像と現在入力中の画像を
それぞれ間引きして縮小した画像を表示部の隣接した部
分に表示し、パノラマ画像を得る場合に現在の撮像位置
が適切かどうか確認できるようにしている。また、特開
平9−266561号公報に示された方法は、現在入力
中の画像に並べて先に撮影した画像の一部をカメラの移
動方向に応じて表示し、両画像が繋がった状態にしてい
る。例えばカメラが時計回りに回転した場合、先に撮影
した画像の右端部分を予め決められた領域分だけ切り出
してカメラ背面に設けられた表示部の左端に写し出し、
そのすぐ右隣に現在入力の画像を並べて表示する。そし
て2枚の画像が繋がった状態でシャッターを押すと合成
した連続画像がパノラマメモリに保存するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平5
−161050号公報に示す方法では、既に入力した画
像と現在入力中の画像をそれぞれ間引きして縮小した画
像を表示しているため、間引きした低解像度の画像によ
り画像間の繋がりや重複領域を確認ため、この確認が困
難であり、特に貼り合わせる画像の枚数が増えて多数枚
の画像を分割する際には、この問題が無視できなくな
る。また、特開平9−266561号公報に示された方
法では2枚の画像が完全に繋がった状態でないとパノラ
マ画像を得ることができないため、カメラ操作が制限の
厳しいものになってしまう。
【0005】この発明はかかる短所を改善し、パノラマ
画像合成や被写体の3次元形状復元等の種々の画像処理
と合成を行う場合に、撮影動作が適切であるかをユーザ
ーに通知し、撮影条件を容易に確認することができる画
像入力装置及び画像入力方法を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像入力
装置は、被写体の画像を入力する撮像手段と、撮像手段
から得られた画像を記憶する画像記憶手段とを有する画
像入力装置において、撮像手段で先に撮像して画像記憶
手段に記憶した基準画像と撮像手段が現在入力中の画像
との重なり領域を自動検出する重なり領域検出手段を有
することを特徴とする。
【0007】上記重なり領域検出手段は現在入力中の動
画像における動きベクトルより基準画像との重なり領域
を検出すると良い。
【0008】また、上記重なり領域検出手段は基準画像
と撮像しようとしている画像との間の動きベクトルより
重なり領域を検出しても良い。
【0009】この発明に係る他の画像入力装置は、被写
体の画像を入力する撮像手段と、撮像手段の姿勢を表す
信号を取得する姿勢検出センサと、撮像手段から得られ
た画像を記憶する画像記憶手段及び撮像手段で先に撮像
して画像記憶手段に記憶した基準画像と撮像手段が現在
入力中の画像との重なり領域を自動検出する重なり領域
検出手段を有する画像入力装置にあって、上記重なり領
域検出手段は姿勢検出センサ信号より求めた姿勢情報よ
り基準画像と撮像手段が現在入力中の画像との重なり領
域を検出することを特徴とする。
【0010】この発明に係る画像入力方法は、撮像手段
で先に撮像した画像を基準画像として記憶し、記憶した
基準画像と撮像手段で現在入力中の画像との重なり領域
を検出して画像を合成することを特徴とする。
【0011】上記基準画像と撮像手段で現在入力中の画
像との重なり領域を、撮像手段で現在入力中の動画像に
おける動きベクトルより検出したり、基準画像と撮像し
ようとしている画像との間の動きベクトルより検出しら
り、撮像手段の姿勢情報より検出すると良い。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の画像入力装置は、CC
D等の光伝電変換素子を有する撮像手段とモード設定手
段と主制御手段と信号処理手段とフレームメモリと外部
記憶装置とファインダ及び重なり領域検出手段を有す
る。
【0013】この画像入力装置のモード設定手段で重複
撮影モードを選択すると、主制御手段はファインダ内に
重複撮影モードが選択されたことを示すインジケータを
表示し、重複撮影モードが設定されたことを重なり領域
検出手段に通知して、重なり領域検出手段を起動する。
この状態で撮像手段により被写体像を1枚撮影すると、
主制御手段は撮像した1枚目の画像を基準画像としてフ
レームメモリに記憶し、外部記憶装置にも記憶する。撮
影後して、被写体を撮影する撮像手段の位置をずらしな
がら一定微小時間経過すると、主制御手段は撮像手段で
現在入力中の2枚目の画像を参照画像としてフレームメ
モリに取り込む。現在入力中の画像が参照画像としてフ
レームメモリに取り込まれると、重なり領域検出手段
は、1枚目の画像であるフレームメモリに記憶した基準
画像と現在入力中の参照画像との重なり領域を検出し
て、重なり領域の大きさをファインダの重なり領域表示
インジケータに表示する。この処理を撮像手段のシャッ
タが押し下げられるまで一定時間毎に繰り返す。撮像手
段のシャッタが押し下げられると、重なり領域検出手段
は表示した重なり領域の大きさがあらかじめ設定されフ
ァインダのインジケータで表示されている閾値以上かを
確認する。この確認の結果、重なり領域の大きさが閾値
以下である場合には、警告インジケータを点灯させて撮
影者に撮影位置の変更を要求する。このようにして複数
の画像を合成するときに適正な重なり領域を選択するこ
とができる。
【0014】そして、撮影者が撮影位置を変更して、基
準画像と現在入力している参照画像との重なり領域の大
きさが閾値以上になって撮像手段のシャッタが押し下げ
られると現在入力している画像を撮影し、撮影した2枚
目の画像を外部記憶装置に記憶し、フレームメモリに記
憶した基準画像を撮影した2枚目の画像で置き換える。
この処理を撮影を続けているあいだ繰り返えして、適正
な重なり領域で複数の画像を合成する。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の画像入力装置の
構成を示すブロック図である。画像入力装置1は撮像手
段2とモード設定手段3と主制御手段4と信号処理手段
5とメモリ制御手段6とフレームメモリ7と外部記憶イ
ンタフェース8と外部記憶装置9と表示インタフェース
10とファインダ11と例えば画像入力装置1の筐体に
設置された液晶からなる外部表示装置12及び重なり領
域検出手段13を有する。
【0016】撮像手段2はレンズユニットで集光した光
路上にCCD等の光伝電変換素子を有し、被写体像を表
すアナログ映像信号を出力する。モード設定手段3は画
像入力装置1の撮影モードを設定するものであり、例え
ば画像入力装置1の筐体表面に設置され、ユーザーが所
望の撮影モードを選択できるようになっている。このモ
ード設定手段3には重複撮影モードのオン/オフの切り
替えも行う。主制御手段4は撮影と表示と記録等の基本
的な処理の制御を行うとともにモード設定手段3からの
撮影モードの設定値を受け取り、信号処理手段5とメモ
リ制御手段6及び重なり領域検出手段13等の処理内容
を変更するよう指示する。信号処理手段5は撮像手段2
から出力するアナログ映像信号に対して増幅やクランプ
等の前処理をしてA/D変換してからフィルタリング及
び色成分の分解等の種々の画像処理を施す。メモリ制御
手段6は信号処理手段5で処理した画像信号をフレーム
メモリ7に格納し、フレームメモリ7に格納された画像
信号を読み出す。フレームメモリ7はVRAMやSRA
MやDRAM等からなり、撮像手段2で前回撮影した画
像と現在撮像して入力されている画像が蓄積される。フ
レームメモリ7に格納された画像信号を外部記憶装置9
に保存するときは、メモリ制御手段6でフレームメモリ
7に格納された画像信号を読み出し、信号処理手段5は
読み出された画像信号に対して画像圧縮等の信号処理を
施した後、外部記憶インタフェース8を介して外部記憶
装置9に保存する。この外部記憶装置9としてはICメ
モリカードや光磁気ディスク等を使用するが、モデムカ
ードやISDNカードを利用してネットワークを経由し
て画像信号を直接遠隔地の記録媒体に送信しても構わな
い。また、外部記憶装置9に保存された画像信号を読み
出すときは、外部記憶装置9に保存された画像信号を外
部記憶インタフェース8を介して信号処理手段5に送
る。信号処理手段5は送られた画像信号の画像伸張を行
う。この外部記憶装置9やフレームメモリ7から読み出
された画像信号は信号処理手段5でD/A変換や増幅等
の信号処理を施した後、表示インタフェース10を介し
てファインダ11や外部表示装置12に送り表示する。
重なり領域検出手段12はフレームメモリ7に記憶した
前回撮影した画像と撮像手段2で現在撮像して入力され
ている画像の重なり領域の大きさと重なり領域の位置を
検出する。
【0017】上記のように構成された画像入力装置1で
モード設定手段3より重複モードが選択された場合の動
作を図2のフローチャートを参照して説明する。まず、
モード設定手段3で重複撮影モードを選択すると、図3
に示すように、主制御手段22はファインダ11内に重
複撮影モードが選択されたことを示すインジケータ11
1を表示し、重複撮影モードが設定されたことを重なり
領域検出手段13に通知する(ステップS1)。この重
複撮影モードの通知により重なり領域検出手段20は起
動される。この状態で撮像手段2により被写体像を1枚
撮影すると、主制御手段4は、図4に示すように、撮像
した1枚目の画像21aを基準画像としてフレームメモ
リ7と外部記憶装置9に記憶する(ステップS2)。撮
影後して、被写体を撮影する撮像手段2の位置をずらし
ながら一定微小時間経過すると、主制御手段4は撮像手
段2で現在入力中の2枚目の画像21bを参照画像とし
てフレームメモリ7に取り込む(ステップS3)。現在
入力中の画像21bが参照画像としてフレームメモリ7
に取り込まれると、重なり領域検出手段13は、1枚目
の画像であるフレームメモリ7に記憶した基準画像と現
在入力中の参照画像との重なり領域を検出して、重なり
領域の大きさをファインダ11の重なり領域表示インジ
ケータ112に表示する(ステップS4)。この処理を
撮像手段2のシャッタが押し下げられるまで一定時間毎
に繰り返す(ステップS5)。撮像手段2のシャッタが
押し下げられると、重なり領域検出手段13は表示した
重なり領域の大きさがあらかじめ設定されファインダ1
1のインジケータ113で表示されている閾値以上かを
確認する(ステップS6)。この確認の結果、重なり領
域の大きさが閾値以下である場合には、警告インジケー
タ114を点灯させて撮影者に撮影位置の変更を要求す
る(ステップS7)。そして、撮影者が撮影位置を変更
して、基準画像と現在入力している参照画像との重なり
領域の大きさが閾値以上になって撮像手段2のシャッタ
が押し下げられると現在入力している画像を撮影し、撮
影した2枚目の画像21bを外部記憶装置9に記憶し、
フレームメモリ7に記憶した基準画像を撮影した2枚目
の画像21bで置き換える(ステップS8,S9)。そ
の後、3枚目の画像の撮影処理に入る(ステップS1
0,S3)。この処理を撮影を続けているあいだ繰り返
す。
【0018】このようにして被写体を連続的に撮影して
パノラマ画像合成するときに、前回のシャッター動作時
から次のシャッター押下までの期間中に、撮影者は撮影
する画像間の重複の大きさの適否を確認することができ
る。
【0019】上記実施例は前回撮影した画像を基準画像
とした場合について説明したが、1枚目に撮影した画像
あるいは今までに撮影した任意の画像を基準画像として
重なりを検出しても良い。また、参照画像を一定時間間
隔毎に入力して重なり領域を検出する場合について説明
したが、例えばシャッターが半押しされた時など次の画
像を撮影する直前に参照画像を入力して重なり領域を検
出するようにしても良い。さらに、画像合成や被写体の
3次元形状復元に特化した画像入力装置では、撮像モー
ドの設定をしなくても良い。
【0020】また、上記実施例は重なり領域検出手段1
3で現在入力中の画像と前回撮影した画像との重なり領
域を検出する場合について説明したが、撮像手段2で入
力中の動画像の動きベクトルから基準画像と現在入力し
ている参照画像との重なり領域を求めることもできる。
この場合、重なり領域検出手段13には、図5のブロッ
ク図に示すように、特徴点設定手段131と動きベクト
ル算出手段132及び加算手段133を有する。そして
フレームメモリ7には前回撮影した画像を基準画像とし
て蓄積して置き、撮像手段2に現在入力されている画像
のうち時間的に連続する最新の2フレームの画像信号を
フレームメモリ7に蓄積する。ここで、現在入力されて
いる画像のうち時間的に連続する最新の2フレームの画
像を時間の若い順からそれぞれ画像(t−1)と画像t
と呼ぶ。この画像(t−1)と画像tは一定時間間隔毎
に更新される。
【0021】特徴点設定手段131は画像(t−1)に
おいて、図6に示すように、あらかじめ画面上に特徴点
i0,yi0の位置を決めておき、特徴点Pi(xi0,y
i0)を中心とする(2N+1),(2P+1)の濃淡パ
ターンを抽出して相関窓30を作成する。動きベクトル
算出手段132は画像(t−1)と画像tの間の画像上
での動きベクトルを算出する。例えば画像(t−1)か
ら画像tの間の動きベクトルは、画像tにおいて画像
(t−1)で作成した相関窓30の濃淡パターンとほぼ
一致する点(以下、対応点という)を相関演算により求
めることにより行われる。ここで、相関演算によるマチ
ングブロックにより対応点を検出する一例について説明
する。図7に示すように、(2N+1),(2P+1)
の相関窓30,31を用いたブロックマッチングで画像
(t−1)におけるi番目の特徴点Pi(xi0,yi0
と画像tにおける点Qi(xi0+dxi,yi0+dyi
の対応付けを行う場合、相互相関値Siは下記(1)式
で計算される。
【0022】
【数1】
【0023】(1)式において、It-1(x,y)は画
像(t−1)の点(x,y)における濃度、It(x,
y)は画像tの点(x,y)における濃度、I
t-1(x,y)バーは画像(t−1)の点(x,y)を
中心とする(2N+1),(2P+1)の相関窓30に
おける平均濃度、It(x,y)バーは画像tの点
(x,y)を中心とする(2N+1),(2P+1)の
相関窓31における平均濃度である。
【0024】各特徴点Piに対して相互相関値Siの最大
値があらかじめ定められた閾値以上である対応点Qi
(xi0+dxi,yi0+dyi)を順次求めることによ
り、点Piにおける動きベクトルvi=(dxi,dyi
が求められる。また、相互相関値Siの最大値が閾値以
下のときは対応点は存在しないとする。全体の動きベク
トルvt-1,tは、例えば下記(2)式に示すように、各
特徴頂点Piの動きベクトルvtを平均化することにより
求められる。加算手段133は、下記(3)式に示すよ
うに、動きベクトル算出手段132が算出した動きベク
トルvt-1,tを加算して、基準画像から次に撮影される
画像までの動きベクトルvを算出する。
【0025】
【数2】
【0026】現時点での動きベクトルvが求められる
と、ファインダ11内のインジケータ112に重なり領
域の大きさを表示する。
【0027】上記のように構成された画像入力装置1で
モード設定手段3より重複モードが選択された場合の動
作を図8のフローチャートを参照して説明する。モード
設定手段3で重複撮影モードを選択すると、主制御手段
22はファインダ11内に重複撮影モードが選択された
ことを示すインジケータ111を表示し、重複撮影モー
ドが設定されたことを重なり領域検出手段13に通知
し、重なり領域検出手段20を起動する(ステップS1
1)。この状態で撮像手段2により被写体像を1枚撮影
すると、主制御手段4は撮像した1枚目の画像を基準画
像としてフレームメモリ7と外部記憶装置9に記憶す
る。この1枚目の画像を基準画像としてフレームメモリ
7に記憶するときに、この基準画像を撮影した時刻をt
=1とし、基準画像からの動きベクトルvを零ベクトル
に初期化する(ステップS12)。1枚目の画像を撮影
後、被写体を撮影する撮像手段2の位置を移動させると
主制御手段4は撮像手段2で現在入力中の移動している
動画像を一定時間毎にフレームメモリ7に取り込む。こ
のフレームメモリ7に動画像を取り込むときに、その時
刻をtとし、1つ前の画像を取り込んだ時刻を(t−
1)として撮像手段2で現在入力中の2枚の画像を参照
画像としてフレームメモリ7に取り込む(ステップS1
3)。重ね領域検出手段13の特徴点設定手段131
は、1つ前の時刻(t−1)に撮影された画像において
複数個の特徴点を設定して相関窓30を作成する(ステ
ップS14)。動きベクトル算出手段132は時刻(t
−1)の参照画像と時刻tの参照画像との間の動きベク
トルvt-1,tを求め、求めた動きベクトルvt-1,tを逐次
加算することにより重なり領域を検出して、重なり領域
の大きさをファインダ11の重なり領域表示インジケー
タ112に表示する(ステップS15)。この処理を撮
像手段2のシャッタが押し下げられるまで一定時間毎に
繰り返す(ステップS16)。撮像手段2のシャッタが
押し下げられると、重なり領域検出手段13は表示した
重なり領域の大きさがあらかじめ設定されファインダ1
1のインジケータ113で表示されている閾値以上かを
確認する(ステップS17)。この確認の結果、重なり
領域の大きさが閾値以下である場合には、警告インジケ
ータ114を点灯させて撮影者に撮影位置の変更を要求
する(ステップS18)。そして、撮影者が撮影位置を
変更して、基準画像と現在入力している参照画像との重
なり領域の大きさが閾値以上になって撮像手段2のシャ
ッタが押し下げられると現在入力している画像を撮影
し、撮影した2枚目の画像を外部記憶装置9に記憶し、
フレームメモリ7に記憶した基準画像を撮影した2枚目
の画像で置き換える(ステップS19,S20)。その
後、3枚目の画像の撮影処理に入る(ステップS21,
S3)。この処理を撮影を続けているあいだ繰り返す。
【0028】上記各実施例はモード設定手段3より重複
モードが選択されているときに、1枚目の画像を撮影し
てから一定時間毎に撮像手段2に入力している動画像を
取り込んで参照画像として基準画像との重なり領域を検
出する場合について説明したが、撮像手段2のシャッタ
を半押しして撮影しようとしている画像と基準画像との
間の動きベクトルから重なり領域を直接検出するように
しても良い。このようにシャッタを半押しして撮影しよ
うとしている画像と基準画像との重なり領域を検出する
と、シャッター半押し開始時から次のシャッター押下ま
での期間中に、撮影者は撮影しようとする画像間の重な
り領域の大きさを随時確認することができる。この場合
は、重なり領域検出手段13には、図9に示すように、
特徴点設定手段131と動きベクトル算出手段132を
有する。特徴点設定手段131は1つ前に撮影した画像
である基準画像において、図6に示すように、特徴点P
i(xi0,yi0)を中心とする(2N+1),(2P+
1)の濃淡パターンを抽出して相関窓30を作成する。
動きベクトル算出手段132は現在入力中の画像である
参照画像と基準画像の間の動きベクトルを算出する。
【0029】上記のように構成された画像入力装置1で
モード設定手段3より重複モードが選択された場合の動
作を図10のフローチャートを参照して説明する。モー
ド設定手段3で重複撮影モードを選択すると、主制御手
段22はファインダ11内に重複撮影モードが選択され
たことを示すインジケータ111を表示し、重複撮影モ
ードが設定されたことを重なり領域検出手段13に通知
し、重なり領域検出手段20を起動する(ステップS3
1)。この状態で撮像手段2により被写体像を1枚撮影
すると、主制御手段4は撮像した1枚目の画像を基準画
像としてフレームメモリ7と外部記憶装置9に記憶する
(ステップS32)。重なり領域検出手段13の特徴点
設定手段131はフレームメモリ7に記憶した基準画像
において複数個の特徴点を設定し相関窓を作成する(ス
テップS33)。1枚目の画像を撮影後、被写体を撮影
する撮像手段2の位置を移動させながら撮像手段2のシ
ャッタを半押しにすると、主制御手段4は撮像手段2で
現在入力中の移動している画像を参照画像としてフレー
ムメモリ7に取り込む(ステップS34)。重なり領域
検出手段13の動きベクトル算出手段132は参照画像
と基準画像の間の動きベクトルを算出して重なり領域を
検出して、重なり領域の大きさをファインダ11の重な
り領域表示インジケータ112に表示する(ステップS
35)。この処理を撮像手段2のシャッタが押し下げら
れるまで一定時間毎に繰り返す(ステップS36,S3
4)。撮像手段2のシャッタが押し下げられると、重な
り領域検出手段13はそのときの参照画像と基準画像の
重なり領域の大きさがあらかじめ設定されファインダ1
1のインジケータ113で表示されている閾値以上かを
確認する(ステップS36,S37)。この確認の結
果、重なり領域の大きさが閾値以下である場合には、警
告インジケータ114を点灯させて撮影者に撮影位置の
変更を要求する(ステップS38)。そして、撮影者が
撮影位置を変更して、基準画像と現在入力している参照
画像との重なり領域の大きさが閾値以上になると現在入
力している画像を撮影し、撮影した2枚目の画像を外部
記憶装置9に記憶し、フレームメモリ7に記憶した基準
画像を撮影した2枚目の画像で置き換える(ステップS
36,S37〜S40)。その後、3枚目の画像の撮影
処理に入る(ステップS41,S33)。この処理を撮
影を続けているあいだ繰り返す。
【0030】また、上記実施例は撮像手段2で入力中の
画像の動きベクトルから基準画像と現在入力している参
照画像との重なり領域を求める場合について説明した
が、撮像手段2の撮影中の姿勢から基準画像と現在入力
している参照画像との重なり領域を検出しても良い。
【0031】この場合、画像入力装置1には、図11の
ブロック図に示すように、撮像手段2とモード設定手段
3と主制御手段4と信号処理手段5とメモリ制御手段6
とフレームメモリ7と外部記憶インタフェース8と外部
記憶手段9と表示インタフェース10とファインダ11
と外部表示手段12及び重なり領域検出手段13の他に
撮像手段2に設けられた姿勢検出センサ14を有する。
重なり領域検出手段13は、図12のブロック図に示す
ように、姿勢算出手段134と相対姿勢算出手段135
と動きベクトル算出手段136及びバッファメモリ13
7を有する。姿勢算出手段134は姿勢検出センサ14
からの信号より撮影時の撮像手段2の姿勢を算出してバ
ッファメモリ137に保存する。相対姿勢算出手段13
5はバッファメモリ137に保存された前回の撮影すな
わち基準画像撮影時の姿勢と、姿勢算出手段134から
出力された今回の参照画像入力時の姿勢より両者の相対
的な姿勢を算出する。動きベクトル算出手段136は基
準画像と参照画像の相対姿勢より両画像間の動きベクト
ルを算出する。
【0032】姿勢検出センサ14は、例えば互いに直交
する3軸方向の重力加速度を検知する3軸加速度センサ
と3軸方向の地磁気を検出する3軸磁気センサ又は互い
に直交する3軸方向の重力加速度を検知する3軸加速度
センサと3軸回りの角速度を検出する3軸角速度センサ
から構成している。このように姿勢検出センサ14を3
軸加速度センサと3軸磁気センサで構成した場合には、
撮像手段2を静止状態又は加速度が無視できる程度の速
さで動かしたときに、その姿勢を検出することができ
る。また、姿勢検出センサ14を3軸加速度センサと3
軸角速度センサで構成した場合には、撮像手段2の角速
度が検出可能な程度の速さで動かしたときに、その姿勢
を検出することができる。
【0033】ここで姿勢検出センサ14を3軸加速度セ
ンサと3軸磁気センサで構成して、基準画像と参照画像
の重なり領域を検出する場合の動作を説明する。まず、
図13に示すように、撮像手段2のxyz座標系のz軸
の正方向を光軸方向とし、x軸の正方向を画像面22に
対して右向き方向とし、y軸の正方向を画像面22に対
して下向き方向とし、図14に示すように、ワールド座
標系のY軸の正方向を重力加速度の向きとし、Z軸の正
方向を磁気の向きとし、X軸の正方向をXYZの順に右
手直交系をなす向きとする。また、簡単のために撮像手
段2の移動により生じる運動速度は無視でき、重力加速
度と磁場は直交し、かつ磁場は地磁気以外に存在しない
と仮定する。なお、厳密には地磁気の伏角が存在し、地
磁気と重力加速度とは直交しないが、伏角が既知ならば
地磁気の向きと重力加速度が直交する場合と同様に計算
できる。また、3軸で地磁気を検出すれば伏角が未知で
も姿勢情報を計算可能である。すなわち、X軸の正方向
を東向きにとり、Z軸の正方向を北向きにとる。そして
姿勢検出センサ14は重力加速度のx軸,y軸,z軸成
分と、地磁気のx軸,y軸,z軸成分を検出するように
設置する。
【0034】この姿勢検出センサ14が出力する姿勢信
号は信号処理手段5においてフィルタリングや増幅等の
信号処理やA/D変換が行われたのち重なり領域検出手
段13に送られる。重なり領域検出手段13の姿勢算出
手段137は送られた姿勢信号から撮像手段2の姿勢を
算出する。撮像手段2の姿勢はワールド座標系を基準と
した下記(4),(5)式の回転行列で記述する。
【0035】
【数3】
【0036】いま、重力加速度ベクトルgと地磁気ベク
トルMがワールド座標系においてそれぞれ下記(6)式
で表され、3軸加速度センサと3軸磁気センサにより検
出された装置座標系を基準とした加速度ベクトルaと地
磁気ベクトルmをそれぞれ下記(7)式で表す。
【0037】
【数4】
【0038】この重力加速度ベクトルgと地磁気ベクト
ルM及び加速度ベクトルaと地磁気ベクトルmの関係は
回転行列Rを用いて下記(8)式と(9)式で記述され
る。
【0039】
【数5】
【0040】この(8)式より、X軸回りの回転角αと
Z軸回りの回転角γが下記(10)式と(11)式で計
算され、求めたX軸回りの回転角αとZ軸回りの回転角
γを利用して地磁気ベクトルmからY軸回りの回転角β
が下記(12)式と(13)式で計算される。
【0041】
【数6】
【0042】このようにしてX軸回りの回転角αとY軸
回りの回転角βとZ軸回りの回転角γ及び回転行列Rを
3軸加速度センサ及び3軸磁気センサの検出値より算出
し、ワールド座標系に対する撮像手段2の姿勢を記述す
ることができる。
【0043】相対姿勢算出手段135は、基準画像にお
けるワールド座標系に対する回転行列Rsと参照画像に
おけるワールド座標系に対する回転行列Rrより、両者
の相対的な姿勢を算出する。例えば、基準画像の撮像座
標系から参照画像の撮像座標系への回転行列は、基準画
像を基準にて下記(14)式で表される。
【0044】
【数7】
【0045】動きベクトル算出手段136は上記のよう
にして算出された回転行列より、基準画像から参照画像
への動きベクトルを算出する。撮像手段2の光学系は図
13に示すように、焦点距離をfとする中心射影モデル
であると仮定すると、基準画像上の点(x,y)に対す
る視線ベクトルpsは下記(15)式でに表される。
【0046】
【数8】
【0047】ここで撮像手段2と被写体との距離が基準
画像と参照画像との間の撮影位置変化に比べて十分大き
い場合、基準画像において(15)式のpsで表される
被写体像は参照画像においては下記(16)式の座標に
投影される。
【0048】
【数9】
【0049】但しkは視線ベクトルprのz成分をfに
するための係数である。したがって基準画像から参照画
像への動きベクトルvは下記(17)式により求めるこ
とができる。
【0050】
【数10】
【0051】ここでIは単位行列である。(17)式の
動きベクトルvは基準画像における座標(x,y)によ
り変化するが、撮像手段2の視野角がさほど大きくなけ
れば動きベクトルvは座標(x,y)に殆ど影響を受け
ない、。例えば(x,y)を画面中心すなわち(0,
0)として(17)式に代入し、下記(18)式で動き
ベクトルvを求めることができる。
【0052】
【数11】
【0053】上記のように構成された画像入力装置1で
モード設定手段3より重複モードが選択された場合の動
作を図15のフローチャートを参照して説明する。モー
ド設定手段3で重複撮影モードを選択すると、主制御手
段22はファインダ11内に重複撮影モードが選択され
たことを示すインジケータ111を表示し、重複撮影モ
ードが設定されたことを重なり領域検出手段13に通知
し、重なり領域検出手段20を起動する(ステップS5
1)。この状態で撮像手段2により被写体像を1枚撮影
すると、主制御手段4は撮像した1枚目の画像を基準画
像としてフレームメモリ7と外部記憶装置9に記憶す
る。また、姿勢検出センサ14で検出した撮像手段2の
姿勢信号が信号処理手段5を介して重なり領域検出手段
13に送られ、姿勢算出手段134で算出した1枚目の
画像を撮影したときの撮像手段2の姿勢がバッファメモ
リ137に記憶される(ステップS52)。1枚目の画
像を撮影後、被写体を撮影する撮像手段2の位置をずら
しているときに、主制御手段4は一定時間毎に撮像手段
2で現在入力中の2枚目の画像を参照画像としてフレー
ムメモリ7に取り込み、姿勢検出センサ14で検出した
撮像手段2の姿勢信号を信号処理手段5を介して重なり
領域検出手段13に送り、姿勢算出手段134で2枚目
の画像を撮影したときの撮像手段2の姿勢を算出する
(ステップS53)。重ね領域検出手段13の相対姿勢
算出手段135はバッファメモリ137に保存された基
準画像撮影時の姿勢と姿勢算出手段134から出力され
た今回の参照画像入力時の姿勢より両者の相対的な姿勢
を算出し動きベクトル算出手段136の送る。動きベク
トル算出手段136は基準画像と参照画像の相対姿勢よ
り両画像間の動きベクトルvを算出して加算し重なり領
域を検出して、重なり領域の大きさをファインダ11の
重なり領域表示インジケータ112に表示する(ステッ
プS54)。この処理を撮像手段2のシャッタが押し下
げられるまで一定時間毎に繰り返す(ステップS5
5)。撮像手段2のシャッタが押し下げられると、重な
り領域検出手段13は表示した重なり領域の大きさがあ
らかじめ設定されファインダ11のインジケータ113
で表示されている閾値以上かを確認する(ステップS5
6)。この確認の結果、重なり領域の大きさが閾値以下
である場合には、警告インジケータ114を点灯させて
撮影者に撮影位置の変更を要求する(ステップS5
7)。そして、撮影者が撮影位置を変更して、基準画像
と現在入力している参照画像との重なり領域の大きさが
閾値以上になって撮像手段2のシャッタが押し下げられ
ると現在入力している画像を撮影し、撮影した2枚目の
画像を外部記憶装置9に記憶し、フレームメモリ7に記
憶した基準画像を撮影した2枚目の画像で置き換える
(ステップS58,S59)。その後、3枚目の画像の
撮影処理に入る(ステップS60,S53)。この処理
を撮影を続けているあいだ繰り返す。このようにして前
回のシャッタ動作時から次のシャッター下までの期間中
に撮影者は撮影した画像と現在入力している画像間の重
なり領域の大きさを確認することができる。
【0054】上記実施例は撮像手段2の姿勢情報より動
きベクトルを算出して重なり領域を検出する場合につい
て説明したが、例えば図16に示すように、基準画像の
画像面23aと参照画像の画像面23b間で、装置座標
系のy軸回りに角度θの回転が生じたと検出された場
合、焦点距離又は撮像手段2の視野角が既知ならば、重
なり領域24は角度θと焦点距離又は撮像手段2の視野
角から容易に検出することができる。このようにして重
なり領域を検出しても良い。
【0055】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、撮像手
段で先に撮像した画像を基準画像とし、基準画像と撮像
手段で現在入力中の画像との重なり領域を自動的に検出
して表示するようにしたから、パノラマ画像合成や被写
体の3次元形状復元等の種々の画像処理や合成を行うと
きに、撮影動作が適切であるかどうかを撮影者に通知す
ることができ、複数の画像を適切な重なり領域で撮影す
ることができる。
【0056】また、画像の重なる範囲をあらかじめ強制
していないので、撮影者は比較的自由な条件で被写体を
撮影することができる。
【0057】また、基準画像と撮像手段で現在入力中の
画像との重なり領域を、撮像手段で現在入力中の動画像
における動きベクトルより検出することにより、複数の
画像の重なり領域を精度良く検出すことができる。
【0058】さらに、基準画像と撮像手段で現在入力中
の画像との重なり領域を、基準画像と撮像しようとして
いる画像との間の動きベクトルより検出することによ
り、簡単な処理で複数の画像の重なり領域を精度良く検
出すことができる。また、撮影者は基準画像撮影時から
次の画像撮影時まで被写体を捕捉する必要がないから、
撮像手段を比較的自由に操作することができる。
【0059】また、基準画像と撮像手段で現在入力中の
画像との重なり領域を撮像手段の姿勢より検出すること
により、重なり領域を簡単に検出することができるとと
もに画像信号を用いないのでテクスチャなどの特徴の少
ない被写体を撮影した場合でも、安定して重なり領域を
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の画像入力装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】ファインダのインジケータを示す構成図であ
る。
【図4】画像の重なり状態を示す説明図である。
【図5】第2の実施例の重なり領域検出手段の構成を示
すブロック図である。
【図6】特徴点を中心とした相関窓を示す説明図であ
る。
【図7】特徴点の対応付けを示す説明図である。
【図8】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】第3の実施例の重なり領域検出手段の構成を示
すブロック図である。
【図10】第3の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】第4の実施例の画像入力装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】第4の実施例の重なり領域検出手段の構成を
示すブロック図である。
【図13】撮像手段の装置座標系を示す説明図である。
【図14】ワールド座標系を示す説明図である。
【図15】第4の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】基準画像の画像面と参照画像の画像面の重な
りの例を示す配置図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 撮像手段 3 モード設定手段 4 主制御手段 5 信号処理手段 6 メモリ制御手段 7 フレームメモリ 8 外部記憶インタフェース 9 外部記憶装置 10 表示インタフェース 11 ファインダ 12 外部表示装置 13 重なり領域検出手段 14 姿勢検出センサ 131 特徴点設定手段 132 動きベクトル算出手段 133 加算手段 134 姿勢算出手段 135 相対姿勢算出手段 136 動きベクトル算出手段 137 バッファメモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の画像を入力する撮像手段と、撮
    像手段から得られた画像を記憶する画像記憶手段とを有
    する画像入力装置において、 撮像手段で先に撮像して画像記憶手段に記憶した基準画
    像と撮像手段が現在入力中の画像との重なり領域を自動
    検出する重なり領域検出手段を有することを特徴とする
    画像入力装置。
  2. 【請求項2】 上記重なり領域検出手段は現在入力中の
    動画像における動きベクトルより基準画像との重なり領
    域を検出する請求項1記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 上記重なり領域検出手段は基準画像と撮
    像しようとしている画像との間の動きベクトルより重な
    り領域を検出する請求項1記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 被写体の画像を入力する撮像手段と、撮
    像手段の姿勢を表す信号を取得する姿勢検出センサと、
    撮像手段から得られた画像を記憶する画像記憶手段及び
    撮像手段で先に撮像して画像記憶手段に記憶した基準画
    像と撮像手段が現在入力中の画像との重なり領域を自動
    検出する重なり領域検出手段を有する画像入力装置にあ
    って、 上記重なり領域検出手段は姿勢検出センサ信号より求め
    た姿勢情報より基準画像と撮像手段が現在入力中の画像
    との重なり領域を検出することを特徴とする画像入力装
    置。
  5. 【請求項5】 撮像手段で先に撮像した画像を基準画像
    として記憶し、記憶した基準画像と撮像手段で現在入力
    中の画像との重なり領域を検出して表示することを特徴
    とする画像入力方法。
  6. 【請求項6】 上記基準画像と撮像手段で現在入力中の
    画像との重なり領域を、撮像手段で現在入力中の動画像
    における動きベクトルより検出する請求項5記載の画像
    入力方法。
  7. 【請求項7】 上記基準画像と撮像手段で現在入力中の
    画像との重なり領域を基準画像と撮像しようとしている
    画像との間の動きベクトルより検出する請求項5記載の
    画像入力方法。
  8. 【請求項8】 上記基準画像と撮像手段で現在入力中の
    画像との重なり領域を撮像手段の姿勢情報より検出する
    請求項5記載の画像入力方法。
JP10099766A 1998-04-13 1998-04-13 画像入力装置及び画像入力方法 Pending JPH11298837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099766A JPH11298837A (ja) 1998-04-13 1998-04-13 画像入力装置及び画像入力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099766A JPH11298837A (ja) 1998-04-13 1998-04-13 画像入力装置及び画像入力方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11298837A true JPH11298837A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14256105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10099766A Pending JPH11298837A (ja) 1998-04-13 1998-04-13 画像入力装置及び画像入力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11298837A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010265A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Microstone Corp コミュニケーション端末装置およびシステム
US7324135B2 (en) 2002-10-15 2008-01-29 Seiko Epson Corporation Panoramic composition of multiple image data
US7375745B2 (en) 2004-09-03 2008-05-20 Seiko Epson Corporation Method for digital image stitching and apparatus for performing the same
WO2008087721A1 (ja) * 2007-01-18 2008-07-24 Fujitsu Limited 画像合成装置、画像合成方法、プログラム
US7978930B2 (en) 2004-07-07 2011-07-12 Nec Corporation Wide-field image input method and device
JP2014169947A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Hitachi Ltd 形状検査方法およびその装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161050A (ja) * 1991-12-03 1993-06-25 Fuji Photo Film Co Ltd ディジタル電子スチル・カメラおよびその動作方法ならびにディジタル電子スチル・カメラにおける被写体の表示方法
JPH05260264A (ja) * 1992-03-12 1993-10-08 Sharp Corp 画像処理装置
JPH05328205A (ja) * 1992-05-26 1993-12-10 Asahi Optical Co Ltd 映像信号処理装置
JPH06105214A (ja) * 1992-09-24 1994-04-15 Ricoh Co Ltd ジャイロセンサ付カメラ及びビデオプリンタ装置
JPH06303562A (ja) * 1992-10-09 1994-10-28 Sony Corp 撮像記録装置
JPH07306486A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Canon Inc カメラ
JPH09322055A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Canon Inc 電子カメラシステム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05161050A (ja) * 1991-12-03 1993-06-25 Fuji Photo Film Co Ltd ディジタル電子スチル・カメラおよびその動作方法ならびにディジタル電子スチル・カメラにおける被写体の表示方法
JPH05260264A (ja) * 1992-03-12 1993-10-08 Sharp Corp 画像処理装置
JPH05328205A (ja) * 1992-05-26 1993-12-10 Asahi Optical Co Ltd 映像信号処理装置
JPH06105214A (ja) * 1992-09-24 1994-04-15 Ricoh Co Ltd ジャイロセンサ付カメラ及びビデオプリンタ装置
JPH06303562A (ja) * 1992-10-09 1994-10-28 Sony Corp 撮像記録装置
JPH07306486A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Canon Inc カメラ
JPH09322055A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Canon Inc 電子カメラシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010265A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Microstone Corp コミュニケーション端末装置およびシステム
US7324135B2 (en) 2002-10-15 2008-01-29 Seiko Epson Corporation Panoramic composition of multiple image data
US7978930B2 (en) 2004-07-07 2011-07-12 Nec Corporation Wide-field image input method and device
US7375745B2 (en) 2004-09-03 2008-05-20 Seiko Epson Corporation Method for digital image stitching and apparatus for performing the same
WO2008087721A1 (ja) * 2007-01-18 2008-07-24 Fujitsu Limited 画像合成装置、画像合成方法、プログラム
JP2014169947A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Hitachi Ltd 形状検査方法およびその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4770924B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP5659304B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
JP5659305B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
JP4962460B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP5769813B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
JP4618370B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP5865388B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
JP2002503893A (ja) 仮想現実カメラ
US20110234750A1 (en) Capturing Two or More Images to Form a Panoramic Image
JPH09322060A (ja) 撮像装置、画像合成装置及び画像合成システム
JP2010136302A (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP2010088085A (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP7030442B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JPH08265633A (ja) 画面移動検出装置および映像記録装置
JP2002077947A (ja) 立体画像補正方法及びこれを用いた立体画像装置
JP7031280B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム
JP4565909B2 (ja) カメラ
CN106254755B (zh) 摄像装置、摄像控制方法及记录介质
JP2006238326A (ja) カメラ装置システムおよび撮影動画像再生方法
JPH11298837A (ja) 画像入力装置及び画像入力方法
JP2001057652A (ja) 画像入力装置および画像入力方法
JP2010045587A (ja) カメラ装置、画像撮影支援装置、画像撮影支援方法、及び画像撮影支援プログラム
JP4001233B2 (ja) パノラマ撮影方法およびその方法を利用可能な画像処理装置と画像撮像装置
JP2000244797A (ja) 画像信号処理装置および方法
JP2001177850A (ja) 画像信号記録装置および方法、画像信号再生方法並びに記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822