JP2001177850A - 画像信号記録装置および方法、画像信号再生方法並びに記録媒体 - Google Patents

画像信号記録装置および方法、画像信号再生方法並びに記録媒体

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JP2001177850A
JP2001177850A JP36281899A JP36281899A JP2001177850A JP 2001177850 A JP2001177850 A JP 2001177850A JP 36281899 A JP36281899 A JP 36281899A JP 36281899 A JP36281899 A JP 36281899A JP 2001177850 A JP2001177850 A JP 2001177850A
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JP36281899A
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Inventor
Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影された複数枚の静止画から被写体の3次
元空間内の位置を検出し、検出された3次元空間内の位
置から真上から見た図および斜めから見た図を生成す
る。 【解決手段】 レンズ群21、CCD群22から得られ
た画像信号から画像移動量の検出が行われ、また角速度
センサ33から得られたデータを画像信号と共に、記録
媒体14に記録される。再生時には、記録されたデータ
および画像信号から被写体の3次元空間内の位置が検出
される。その位置に基づいて真上から見た図および斜め
から見た図が生成される。撮影時にデジタルカメラの移
動した軌跡Lが真上から見た図および斜めから見た図に
表示される。表示された真上から見た図および斜めから
見た図の任意の位置を選択すると、その選択した位置か
ら見える画像が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像信号および
その画像信号を記録した状態をサブデータとして画像信
号と共に、記録し、記録された画像信号およびサブデー
タを再生することができる画像信号記録装置および方
法、画像信号再生方法並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTR一体型デジタルカメラ(以
下、単にデジタルカメラと称する)では、動画および静
止画を記録再生することができる。そして、このデジタ
ルカメラに記録された複数枚の画像を合成して1枚の高
精細静止画または高精細パノラマ静止画を生成する方法
は既に知られている。
【0003】すなわち、撮影された複数枚の画像に対し
て、画歪補正、回転補正、拡大縮小などが施された後、
合成した高精細静止画または高精細パノラマ静止画が生
成されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一の
被写体が複数枚撮影された画像から被写体の3次元空間
内の位置を検出することはできなかった。さらに、同一
の被写体が複数枚撮影された画像から平面画像、例えば
真上から見た画像および斜めから見た画像を生成するこ
ともできなかった。
【0005】従って、この発明の目的は、同一の被写体
が複数枚撮影された画像から被写体の3次元空間内の位
置を検出し、検出された3次元空間内の位置から真上か
ら見た画像および斜めから見た画像を生成することがで
きる画像信号記録装置および方法、画像信号再生方法並
びに記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数枚の画像を撮像し、撮像した画像信号を記録す
るようにした画像信号記録装置において、撮像手段の3
次元空間内の位置(x,y,z)、パン角p、チルト角
qおよびロール角rを検出する姿勢検出手段と、被写体
から入射される被写体の像を画像信号へ変換する撮像素
子と、画像信号を圧縮する圧縮手段と、圧縮された画像
信号を記録すると共に、姿勢検出手段で検出された3次
元空間内の位置(x,y,z)、パン角p、チルト角q
およびロール角rをサブデータとして記録する記録手段
とからなるようにしたことを特徴とする画像信号記録装
置である。
【0007】請求項8に記載の発明は、複数枚の画像を
撮像し、撮像した画像信号を記録するようにした画像信
号記録方法において、撮像手段の3次元空間内の位置
(x,y,z)、パン角p、チルト角qおよびロール角
rを検出し、被写体から撮像素子へ入射される被写体の
像を画像信号へ変換し、画像信号を圧縮し、圧縮された
画像信号を記録すると共に、検出された3次元空間内の
位置(x,y,z)、パン角p、チルト角qおよびロー
ル角rをサブデータとして記録するようにしたことを特
徴とする画像信号記録方法である。
【0008】請求項9に記載の発明は、同一の被写体を
複数の位置から撮像することで得られた複数の画像信号
が記録されていると共に、撮像手段の3次元空間内の位
置(x,y,z)、パン角p、チルト角qおよびロール
角rがサブデータとして、記録されている記録媒体を再
生する画像信号再生方法において、記録媒体に記録され
た画像信号およびサブデータを再生し、サブデータおよ
び複数の画像信号に基づいて被写体の3次元空間内の位
置を検出し、検出された3次元空間内の位置から平面画
像を生成し、表示するようにしたことを特徴とする画像
信号再生方法である。
【0009】請求項22に記載の発明は、静止画および
/または動画の画像信号が記録される記録媒体におい
て、撮像手段の3次元空間内の位置(x,y,z)、パ
ン角p、チルト角qおよびロール角rがサブデータとし
て、画像信号と共に記録されていることを特徴とする記
録媒体である。
【0010】撮像素子から得られた画像信号を圧縮し、
その圧縮された画像信号と共に、サブデータとして、例
えば3次元空間内の位置(x,y,z)およびパン角
p、チルト角q、ロール角rのデータからなるデジタル
カメラの姿勢情報が記録媒体に記録される。記録された
サブデータから被写体の3次元空間内の位置が検出され
る。検出された3次元空間内の位置から真上から見た画
像、例えば建物の内部の場合、間取り図であり、屋外の
場合、地図が生成される。同様に、検出された3次元空
間内の位置から斜めか見た画像、例えば建物の内部の場
合、ある面を透過した斜視図であり、屋外の場合、鳥瞰
図が生成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
された実施形態の概略的な外観図を示す。この実施形態
では、デジタルカメラの一例として、図1Aに示すよう
に、本体1に5つのレンズからなるレンズ群2が設けら
れたものが用いられる。また、デジタルカメラの他の例
として、図1Bに示すように、本体1に7つのレンズか
らなるレンズ群2が設けられたものが用いられても良
い。この図1Aおよび図1Bに示すデジタルカメラのよ
うに、互いの位置関係が固定された複数のレンズを備え
たレンズ群2は、本体1の前方、その左右側面およびそ
の斜め方向など複数の方向を同時に撮影することができ
るものである。このように、広角で高解像度のデジタル
カメラが用いられる。
【0012】また、本体1にレンズが1つしか設けられ
ていない場合、前方のみの画像しか撮影することが出来
ないため、デジタルカメラの操作者が意図的に光軸の方
向を変え、様々な方向を隈なく撮影する。
【0013】この第1の実施形態の概略的構成を図2を
参照して、説明する。同じ機能を有するブロックには、
同じ参照符号を付しその説明を省略する。レンズ群2で
は、複数の被写体の像が取り込まれる。取り込まれた複
数の被写体の像は、レンズ群2から画像信号として記録
媒体14および表示部15へ供給される。このレンズ群
2は、サーボ系12によって制御される。サーボ系12
には、レンズ群2の各々に対応したズーム、フォーカ
ス、アイリス、電子シャッタなどの制御部が設けられ
る。サーボ系12から得られたデータは、記録媒体14
へ供給される。サーボ系12は、シスコン(システムコ
ンピュータ)11によって制御される。
【0014】センサ群13は、本体1に対する複数のセ
ンサからなる。一例として、加速度センサ、角速度セン
サ、地磁気センサ、GPSなどが設けられる。これらの
センサ群13から得られるデータは、記録媒体14へ供
給される。後述するように、このセンサ群13から得ら
れるサブデータからデジタルカメラの姿勢を知ることが
できる。センサ群13は、シスコン11によって制御さ
れる。記録媒体14では、供給された複数の画像信号
は、それぞれ圧縮されて圧縮画像信号として、記録され
る。また、サーボ系12から供給されたデータおよびセ
ンサ群13から供給されたデータは、サブデータとして
圧縮画像信号と共に記録媒体14に記録される。記録媒
体14は、シスコン11によって制御される。表示部1
5では、供給された複数の画像信号がそれぞれ表示され
る。
【0015】このデジタルカメラで撮影する場合、移動
しながら撮影した画像が圧縮され、圧縮画像信号として
記録媒体14に記録されると共に、そのときのデジタル
カメラのサーボ系12からのデータおよびセンサ群13
からのデータもサブデータとして記録される。
【0016】このように、この実施形態では、広角で且
つ高解像度のデジタルカメラが用いられる。また、デジ
タルカメラの撮影速度は速い方が良いが、必ずしも1秒
に30枚の撮影が行える必要はない。場合によっては、
複数のデジタルカメラで撮影範囲を分割しても良い。
【0017】このとき、各フレームに次のサブデータが
同時に記録される 日付時刻:Year,Month,Day,Hour,Min,Sec,Frame ズーム角:Zoom 焦点距離:Focus アイリス値:Iris シャッタ速度:Shut 加速度センサ:Ax,Ay,Az 角速度センサ:Vx,Vy,Vz 地磁気センサ:M1,M2 GPSによる位置:Gx,Gy,Gz 。
【0018】デジタルカメラの姿勢を表すパラメータ
は、一例としてデジタルカメラの3次元空間内の位置
x,y,zおよびパン角p、チルト角q、ロール角rの
6つである。このうち、チルト角qとロール角rは、加
速度センサを傾斜センサとして使用することによって、
スタティックに得ることができる。
【0019】また、1つのセンサで1方向±90度の検
出ができる。しかしながら、90度付近の精度が劣るた
め、+90度〜+45度用のセンサ、+45度〜−45
度用のセンサおよび−45度〜−90度用のセンサとを
設けることにより、±90度の範囲を高精度に検出する
ことができる。
【0020】パン角pは、角速度センサと積分器である
程度知ることができる。しかしながら、このとき絶対値
となる方位(東西南北)は、方位センサを使うか、予め
指定する必要がある。さらに、積分器は誤差を累積して
しまう欠点があるため、長時間静止しているのか、ごく
ゆっくり回転しているのかを判断することができない。
そこで、撮影された画像の変化を毎フレーム監視するこ
とによって、デジタルカメラの移動を正確に判断する。
【0021】デジタルカメラの3次元空間内の位置x,
y,zも同様に3方向の加速度センサと積分器で検出で
きる。このとき、画像の変化を毎フレーム監視すること
によって、デジタルカメラの移動を正確に判断する。
【0022】ここで、第1の実施形態の詳細なブロック
図を図3に示す。レンズ群21を介して入射された被写
体の像がCCD撮像素子22へ供給される。レンズ群2
1は、上述したようにサーボ系12(図示せず)によっ
て、ズーム制御およびフォーカス制御が行われる。CC
D撮像素子22では、被写体からの入射光が電荷として
蓄積される。CCD撮像素子22は、サーボ系12によ
って、電子シャッタのオン/オフが制御される。これに
よって、CCD撮像素子22の電子シャッタが駆動さ
れ、供給された被写体の像が取り込まれる。取り込まれ
た被写体の像は、A/D変換器(図示せず)によりディ
ジタル化され、ディジタル撮像信号(以下、画像信号と
称する)として、圧縮回路23を介して一旦画像メモリ
28に記憶される。
【0023】画像メモリ28は、数フレームまたは数フ
ィールドの画像を記憶する容量を有する。この画像メモ
リ28に記憶された画像信号は、圧縮回路23によって
順次圧縮処理が施される。一例として、静止画として取
り込まれた画像に対してJPEG(Joint Photographic
Experts Group)が施され、動画として取り込まれた画
像に対してMPEG(Moving Picture Experts Group)
が施される。このように処理された圧縮画像信号は、記
録媒体14に供給される。記録媒体14に供給された圧
縮画像信号は、シスコン11の制御に従って記録され
る。この記録媒体14の一例として、磁気テープ、磁気
ディスク、光ディスクまたは半導体メモリなどの中か
ら、アクセス速度、記憶容量などを考慮して適宜選択さ
れた記録媒体が用いられる。
【0024】各種の操作キー群37からの指定に応じた
シスコン11の制御によって、記録媒体14から圧縮画
像信号が読み出される。読み出された圧縮画像信号は、
伸張回路25を介して一旦画像メモリ28へ記憶され、
伸張回路25によって、順次伸張処理が施される。すな
わち、この伸張回路25では、JPEGまたはMPEG
の復号がなされる。伸張された画像信号は、伸張回路2
5から表示部15に表示されると共に、ビデオ出力端子
26を介して外部のTVモニタ等に表示される。
【0025】上述した画像メモリ28は、画像信号に対
して圧縮を施す場合、および圧縮画像信号を伸張する場
合に用いられる。このとき、圧縮が施される領域と、伸
張が施される領域とをアドレスによって分けるようにし
ても良いし、記憶された信号に圧縮用のフラグおよび/
または伸張用のフラグを付けるようにしても良い。ま
た、圧縮用のメモリおよび伸張用のメモリを別々に設け
るようにしても良い。また、この画像メモリ28には、
図示しないが現画像信号が記憶されるメモリと、1フレ
ーム前の画像信号画記憶されるメモリとが設けられてい
る。
【0026】そして、この第1の実施形態では、現画像
信号が画像移動量検出部29のメモリ30aに供給さ
れ、記憶される。1フレーム前の画像信号が画像移動量
検出部29のメモリ30bに供給され、記憶される。動
き検出回路31では、メモリ30aおよび30bに記憶
された画像信号に基づいて動き検出が行われる。動き検
出の結果に基づいて演算回路32では、画像信号の横方
向の平行移動成分Mxおよび縦方向の平行移動成分My
が算出される。算出された平行移動成分MxおよびMy
は、シスコン11に供給される。
【0027】具体的には、1画素の1/2程度の精度で
動き検出を行うため、メモリ30aおよび30bに記憶
された画像信号が縦方向および横方向の両方とも2倍程
度に拡大される。このとき、小さいブロック毎に処理を
行うので、メモリ30bは、そのブロックサイズだけあ
れば良い。これに対して、もう一方のメモリ30aは、
メモリ30bよりサーチ範囲の分大きなメモリが必要と
なる。
【0028】また、あるブロック内の画像が平坦な画像
のときは、画像移動量検出部29では、位置検出が不可
能である。このような場合、誤った値を出力しないよう
にするため、そのブロックの画像のバリアンスVaを計
算し、計算結果が小さいときは、そのブロックは位置検
出を行わないようにする。ここで、バリアンスVaは、 Va=Σ(yi2 )/K−(Σ(yi/K))2 (ただし、yi:輝度値、K:ブロック内の画素数)と
なる。また、iをブロック番号とし、ブロック毎に縦横
の平行移動成分を求め、求められたブロック毎の横方向
の平行移動成分をx〔i〕とし、ブロック毎の縦方向の
平行移動成分をy〔i〕とする。
【0029】多くのブロックから得られた平行移動成分
x〔i〕およびy〔i〕がそれぞれ同じ値となった場
合、画面全体が平行移動したと見做される。もし、平行
移動成分x〔i〕およびy〔i〕が同じ値とならなかっ
た場合、傾斜または伸縮があるが、中央部の値または平
均値をもって、その画像信号の平行移動成分Mxおよび
Myとする。
【0030】このように、画像移動量検出部29は、1
フレーム前の画像信号に対して現在の画像信号がどんな
位置にあるかを調べ、平行移動成分MxおよびMyを出
力する。その平行移動成分MxおよびMyは、シスコン
11へ供給される。シスコン11に供給された平行移動
成分MxおよびMyは、合成回路34に供給される。
【0031】センサ群13の中から角速度センサのみを
一例として図3に示す。角速度センサ33の角速度セン
サ33Xおよび33Yで検出される横方向の角速度Sx
および縦方向の角速度Syがシスコン11へ供給され
る。シスコン11に供給された角速度SxおよびSy
は、合成回路34に供給される。合成回路34では、平
行移動成分MxおよびMyと、角速度SxおよびSyと
が合成される。合成された平行移動成分Mxが積分回路
35Xへ供給され、合成された平行移動成分Myが積分
回路35Yへ供給される。
【0032】積分回路35Xおよび35Yでは、供給さ
れた縦方向および横方向の平行移動成分が積分され、横
方向の移動量Xおよび縦方向の移動量Yが求められる。
その移動量XおよびYは、D/A変換器36Xおよび3
6Yへ供給される。D/A変換器36Xおよび36Yで
は、供給された移動量XおよびYがディジタル化され、
記録媒体14へ供給される。記録媒体14では、圧縮画
像信号と共に、移動量XおよびYが記録される。
【0033】ここで、ビデオ信号から抽出された垂直同
期信号がリセット信号として、積分回路35Xおよび3
5Yに供給される。すなわち、フレーム単位で積分回路
35Xおよび35Yがリセットされる。また、フィール
ド単位で積分回路35Xおよび35Yのリセットを行っ
ても良い。このリセットは、CCD撮像素子22の露光
が無効とされる期間に行われる。具体的には、CCD撮
像素子22の露光開始のタイミングで積分回路35Xお
よび35Yをアクティブとし、露光終了のタイミングで
積分回路35Xおよび35Yをリセットとする。
【0034】このように、画像信号の変化分から移動速
度を求めるようにすれば、デジタルカメラの平行移動ま
たは回転移動に依らず正しい制御が行える。現在の画像
信号が1フレーム前の画像信号からどの程度移動したか
が検出される。この検出結果から、1フレーム当たりの
動く速さが得られる。これを積分すれば1フレーム内の
瞬時の位置を連続的に求めることができる。
【0035】また、この第1の実施形態では、合成回路
34において、平行移動成分MxおよびMyと、角速度
SxおよびSyとを合成し、その合成出力を積分回路3
5Xおよび35Yへ供給するようにしているが、平行移
動成分MxおよびMyのみを積分回路35Xおよび35
Yへ供給するようにしても良い。
【0036】このように、撮影された画像信号を再生す
る再生系の一実施形態を図4に示す。コンピュータ4
1、キーボード42、マウス43および表示部44から
なる再生装置に、圧縮画像信号が記録された記録媒体1
4が接続される。キーボード42およびマウス43の操
作に応じてコンピュータ41によって、記録媒体14は
制御される。
【0037】例えば、記録された圧縮画像信号が記録媒
体14から読み出され、伸張される。記録された圧縮画
像信号と共に記録されたサーボ系12のデータおよびセ
ンサ群13のデータからなるサブデータが記録媒体14
から読み出される。読み出されたサブデータからデジタ
ルカメラは、どの位置からどの方向を向いて撮影してい
るかが判断される。さらに、複数枚の画像信号によっ
て、被写体の3次元空間内の位置が判断される。その結
果、被写体として撮影された、例えば壁の位置、天井の
高さ、家具の配置など多くのものの3次元空間内の位置
が判断される。
【0038】ここで、この第1の実施形態では、再生時
において、デジタルカメラのサブデータと共に、再生さ
れた画像信号から得られる情報も使用して、被写体の位
置や方向が判断される。このため、全ての画像と共に記
録されるサブデータは、必要でなくても記録しなければ
ならなかった。そこで、記録時にデジタルカメラの姿勢
の変化に応じてサブデータを記録するようにした一例
を、図5を参照して、説明する。
【0039】センサ群13から得られたデータは、記録
媒体14へ供給されると共に、姿勢検出回路51へ供給
される。姿勢検出回路51では、センサ群13から供給
されるデータからデジタルカメラの姿勢が検出される。
供給されたデータは、姿勢検出回路51からシスコン1
1および記録媒体14へ供給される。姿勢検出回路51
は、シスコン11によって制御される。シスコン11
は、供給されたデータに応じて記録媒体14を制御す
る。具体的には、データからデジタルカメラの姿勢が変
化していないと判断された場合、センサ群13から供給
されたデータが記録媒体14に記録されず、姿勢が変化
したと判断された場合、センサ群13から供給されたデ
ータが記録媒体14に記録される。
【0040】このように、姿勢検出を記録時に行うの
で、画像は、記録媒体14にフレーム毎に記録される
が、センサ群13から供給されるデータは、姿勢が変化
したときのみ記録するようにする。また、例えば廊下な
どサブデータが必要でない場合、画像のみを記録し、サ
ブデータは記録しないようにすることもできる。
【0041】ここで、撮影された2次元の画像信号から
被写体の3次元空間内の位置を特定する一例を図6を参
照して、説明する。この一例では、説明を容易とするた
めに、同じ被写体が撮影された2枚の画像信号を基に3
次元空間内の位置を特定する。光軸の原点P1 、焦点距
離f1 、姿勢R1 のデジタルカメラの画角内の任意の位
置(h1 ,v1 )に被写体Aが写っているとき、被写体
Aは、原点P1 と画角内の位置(h1 ,v1 )を通過す
る直線l1 上に存在する。直線l1 の方向ベクトルd1
の長さを1に正規化して方向ベクトルd1 を求めると、
【0042】
【数1】
【0043】となる。この式(1)を使用して直線l1
上の任意の位置の座標q1 は、 q1 =d1 t+P1 (2) となる。ここで、tは媒介変数である。
【0044】同様に、光軸の原点P2 、焦点距離f2 、
姿勢R2 のデジタルカメラの画角内の任意の位置(h2
,v2 )に写る被写体Aは、直線l2 上に存在する。
直線l2 の方向ベクトルd2 の長さを1に正規化して方
向ベクトルd2 を求めると、
【0045】
【数2】
【0046】となる。この式(3)を使用して直線l2
上の任意の位置の座標q2 は、 q2 =d2 t+P2 (4) となる。
【0047】このように、1枚目の画像について、デジ
タルカメラの光軸の原点P1 、焦点距離f1 、姿勢R1
、画角内の位置(h1 ,v1 )から光軸の方向、すな
わち直線l1 を求める。そして、2枚目の画像について
も、1枚目の画像と同様にデジタルカメラの光軸の原点
P2 、焦点距離f2 、姿勢R2 、画角内の位置(h2 ,
v2 )から光軸の方向、すなわち直線l2 を求める。こ
の2つの光軸、すなわち直線l1 およびl2 の交点が被
写体1の3次元空間の位置になる。しかしながら、一般
には、測定誤差などによって直線l1 およびl2 は、正
確に交わらない場合がある。そこで、直線l1 およびl
2 を最短距離で結ぶ点q1 およびq2 の中点Cをもっ
て、被写体Aの3次元空間内の位置の近似解とする。
尚、直線l1 およびl2 を最短距離で結ぶ点q1 および
q2 に誤差がない場合、この近似解は真の解に一致す
る。以下、被写体Aの3次元空間内の位置となる中点C
の近似解を求める。
【0048】直線l1 およびl2 が最短となるときに
は、直交するので、 (q1 −q2 )・d1 =0 (5) (q1 −q2 )・d2 =0 (6) となる。この式(5)および式(6)の連立方程式を解
くと、 (d1 t1 +P1 −d2 t2 −P2 )・d1 =0 (d1 t1 +P1 −d2 t2 −P2 )・d2 =0 となり、 d1 ・d1 t1 −d1 ・d2 t2 =−(P1 ・d1 −P
2 ・d2 ) d1 ・d2 t1 −d1 ・d2 t2 =−(P1 ・d1 −P
2 ・d2 ) となるので、
【0049】
【数3】
【0050】
【数4】
【0051】よって、求める中点Cは、 C=(q1 +q2 )/2 =1/2・(d1 t1 +P1 +d2 t2 +P2 ) (8) となり、被写体Aの3次元空間内の位置となる近似解が
求められる。ここで、d1 、t1 、d2 、t2 は、式
(1)、式(3)および式(7)から既知である。
【0052】このとき、デジタルカメラの光軸の方向と
して、
【0053】
【数5】
【0054】だけでは、不十分なので、デジタルカメラ
の姿勢を表す回転行列Rを用いた。この回転行列Rに
は、
【0055】
【数6】
【0056】の関係がある。よって、回転行列Rは、
【0057】
【数7】
【0058】となる。
【0059】ここで、被写体Aの3次元空間内の位置が
わかっているときに、その3次元空間内の位置から真上
から見た画像を作る一例を説明する。被写体Aの3次元
空間内の位置(x,y,z)から単にz=0とすること
によって、x−y平面上の位置(x,y)を特定する。
【0060】このとき、一般的には横方向から撮影した
画像しかなく、しかも横方向から撮影した画像について
も四方から撮影されていることは殆どないので、実際の
画像ではなく図7に示すようにイラストのように処理が
施され、真上から見た画像として表示される。一例とし
て、この図7では、撮影された被写体は、建物の内部で
あり、真上から見た画像として、間取り図が表示され
る。
【0061】次に、被写体Aの3次元空間内の位置がわ
かっているときに、その3次元空間内の位置から斜めか
ら見た画像を作る一例を、図8を参照して、説明する。
まず、被写体Aを3次元空間内の位置から画像平面Hに
投影する。図8Aおよび図8Bに示すように、z軸上の
光軸の原点E(0,0,ZE)から水平画角th〔deg
p-0 〕、アスペクト比Ra(=4/3)でデジタルカメ
ラによって撮影される範囲は、ABCDEからなる四角
錐である。その四角錐の底面、すなわちx−y平面上の
ABCDからなる四角形は、デジタルカメラで撮影され
る画像平面Hである。ここで、Lh=ZE tan(t
h)、Lv=Lh/Raとし、2Lh、2Lvは、z=
0の平面上の画像サイズである。
【0062】図8Cに示すように、この四角錐内の任意
の位置P(xp,yp,zp)は、Z=0の平面上の位
置Q(x,y)に投影される。三角形EQOとEPO’
は、相似であるので、 x=xp・ZE/(ZE−ZP) y=yp・ZE/(ZE−ZP) となる。これにより3次元空間内の任意の位置P(x
p,yp,zp)がx−y平面の画像として得られる。
【0063】このように、光軸の原点E(0,0,Z
E)から原点O(0,0,0)の方向を見たとき、3次
元空間内の位置P(xp,yp,zp)がx−y平面上
に位置Q(xq,yq)として投影される。ここで、座
標軸の回転を行う。例えば、x軸のまわりにxの正の方
向に向かって右にθ〔rad 〕だけy軸およびz軸を回転
させると、位置P(xp,yp,zp)は、P2(x
2,y2,z2)と表現される。すなわち、下記の式
(10)のようになる。
【0064】
【数8】
【0065】このとき、位置Pは動いていない。座標系
が変化しただけである。すなわち、光軸の原点Eと画像
平面Hが座標系と一体で回転するものとすれば、表示さ
れる画像平面Hでは、位置Pがあたかもx軸のまわりに
左に回転したように見える。すなわち、今まで真上から
見ていた被写体を斜め上から、あるいは横から見ている
ように見える。さらにこのとき、x軸のまわりに回転
(tilt)する前に、z軸のまわりに回転(roll)させて
おけば任意の方向から被写体を見ることができる。具体
的には、式(10)に下記の行列を掛ける。
【0066】
【数9】
【0067】また、y軸のまわりに回転(pan )させて
も良いが、斜めから見た画像としては不適当なのでここ
では、省略する。
【0068】このように、光軸の方向を常に原点O
(0,0,0)に向けながら、光軸の原点Eを変える
と、斜めから見た画像を得ることができる。その斜めか
ら見た画像の一例として、被写体が屋外の場合、図9に
示す鳥瞰図が得られる。この場合も実際に撮影された画
像ではなく図9に示すようにイラストのように処理が施
され、表示される。
【0069】このようにして生成された真上から見た画
像および斜めから見た画像の中に、撮影時にデジタルカ
メラが移動した軌跡を表示させることができる。まず、
真上から見た画像に軌跡を表示させる一例を図10に示
す。図10に示すように、間取り図にデジタルカメラの
移動した軌跡Lが点線で表示される。実際には、軌跡L
は、図の中で区別し易いように、例えば赤色の実線で表
すようにする。部屋の中央あたりでは、軌跡Lが何重に
も重なっている。部屋の中の複数の領域を撮影するため
に、1点から様々な方向に隈なく光軸を向けていること
がこの軌跡Lから分かる。
【0070】次に、斜めから見た画像に軌跡を表示させ
る一例を図11に示す。図11に示すように、斜めから
見た部屋の中にデジタルカメラの移動した軌跡Lが点線
で表示される。図10と同じように、部屋の中央あたり
では、軌跡Lが何重にも重なっている。部屋の中の複数
の領域を撮影するために、1点から様々な方向に隈なく
光軸を向けていることがこの軌跡Lから分かる。また、
部屋の角にあるテーブルの回りでは、軌跡Lが何度か往
復している。特徴的な形状となるので、様々な方向から
1点に光軸を向けていることがこの軌跡Lから分かる。
【0071】図10および図11に示すように略々1点
から様々な方向の画像が撮影されている場合、その位置
を特定のマーク、例えば小球として表示するようにして
も良い。そして、その小球を選択すると、その1点から
撮影された画像を合成したパノラマ画像が表示される。
また、表示されたパノラマ画像の任意の位置を、例えば
左クリックすると、クリックされた任意の位置を中心に
拡大画像として表示され、例えばグリッドすると、グリ
ッドされた方向の画像が拡大画像として表示される。ま
た、右クリックすると、縮小画像として表示される。
【0072】さらに、ある1つの物体が全方位から撮影
されている場合、その物体を円弧状に囲むように真上か
ら見た画像および斜めから見た画像に表示される。この
物体は、例えば回転して表示することができる。
【0073】この軌跡L上の任意の位置を指定すると、
その指定された任意の位置から見える画像を表示するこ
とができる。一例として、図12Aは、マンションのエ
ントランスの画像である。図12Bは、リビングの画像
であり、図12Cは、図12Bに示すリビングとは異な
るリビングの画像である。図13Aは、和室の画像であ
り、図13Bは、浴室の画像である。
【0074】そして、真上から見た画像または斜めから
見た画像の中から任意の位置が選択されると、真上から
見た画像または斜めから見た画像と、選択された任意の
位置の画像とが切り替えられ、表示される。また、選択
された任意の位置の画像は、真上から見た画像または斜
めから見た画像とは異なる領域、いわゆるウィンドウに
表示するようにしても良い。
【0075】このように、撮影された画像信号およびサ
ブデータを再生するときに、次の操作を行うことができ
る (1)撮像された画像が建物の場合、真上から見た画像
として、間取り図が表示され、屋外の場合、真上から見
た画像として、地図が表示される (2)撮影された画像が建物の場合、斜めから見た画像
として、ある面を透過した斜視図が表示され、屋外の場
合、真上から見た画像として、鳥瞰図が表示される、ま
たある角度の幅でゆっくり回転させて表示し、立体的に
見せることができる (3)真上から見た画像および斜めから見た画像の中に
撮影時のデジタルカメラの軌跡Lを表示することができ
る (4)デジタルカメラの軌跡L上の任意の位置を指定す
ると、その指定された任意の位置から見える画像を表示
することができる。このとき、広角表示され、被写体の
方向を指定するとズーム表示とすることもできる (5)表示された画像の任意の位置を指定すると、指定
された任意の位置を様々な方向から表示することがで
き、さらにその任意の位置を見ることができる画像を連
続する静止画として、動画のように表示することができ
る。
【0076】この実施形態では、ある建物の複数の部屋
の内部を隈なく撮影した画像信号およびサブデータをコ
ンピュータに入力し、処理を施すと、部屋の間取り図を
得ることができる。さらに、場所と方向を指定すると、
その場所の画像を表示することができる。
【0077】この実施形態では、デジタルカメラの高さ
方向も検出されているので、作成された地図に等高線を
表示することも可能である。さらに、ある被写体の回り
を1回転して撮影することによって、その被写体の3次
元データを作成することもでき、立体的に回転させて表
示することもできる。
【0078】この実施形態では、自動車、自転車、列車
などからデジタルカメラで風景を撮影することによっ
て、撮影された画像信号およびサブデータから地図を作
成することができる。ただし、作成された地図は、撮影
された範囲のみである。よって、谷間を走行中にデジタ
ルカメラで撮影された画像信号およびサブデータから作
成された地図は、狭い範囲の地図しかできない。これに
対して、遠方にある建物や山などを長時間にわたって撮
影した場合、広い範囲の地図ができる。また、同じ被写
体を長時間にわたって、撮影しているので、その被写体
を立体表示または回転表示することができる。このと
き、少なくとも前方および左右の画像信号およびサブデ
ータが撮影さていれば良く、上下および後方は、撮影さ
れていなくても良い。また、作成された地図上に走行し
た軌跡を表示することもできる。
【0079】未踏の地でこのデジタルカメラを持った
人、動物またはロボットを徘徊させ、得られた画像信号
およびサブデータをコンピュータに入力し、処理を施す
と、移動した道筋が地図上に描かれ、そこから見える景
色が全て記録されており、画像内の主なものは距離と方
角が判っているので地図上に記することができる。
【0080】また、この実施形態では、指定した位置か
ら指定した方向を画像として表示することができる。こ
のとき、表示されている画像の拡大率を変えることがで
き、例えば水平画角2度の望遠から90度の広角に変え
ることができる。また、水平方向±180度、垂直方向
±90度の全方位を表示することができる。ただし、全
方位の画像が得られていないときには不十分な表示とな
る。ある小さい領域のクローズアップ画像が見たいとき
には、その領域が写っている複数の画像を動画の速さで
繰り返し表示する。
【0081】この実施形態では、画像を再生していると
きに、スロー再生、高速再生、巻き戻し、一時停止など
の制御を行うことができる。
【0082】この実施形態では、1台のデジタルカメラ
で撮影された画像を用いて、真上から見た画像および斜
めから見た画像を生成し、表示するようにしているが、
複数台のデジタルカメラで撮影された画像を用いても良
い。このとき、特定の被写体の位置を3次元空間内の基
準とすることによって、複数台のデジタルカメラで撮影
された画像を用いて、真上から見た画像および斜めから
見た画像を生成し、表示するようにしても良い。
【0083】この実施形態では、動画を撮影している
が、動画に限らず、静止画を撮影して、その静止画と共
に、サブデータを記録媒体に記録するようにしても良
い。このとき、1/30秒間隔で静止画を撮影しても良
いし、全く任意の間隔で撮影しても良い。
【0084】さらに、光軸可変素子をこの実施形態に適
用することによって、操作者が積極的に光軸の方向を変
えたときに発生する画素ブレを抑えることができる。
【0085】
【発明の効果】この発明に依れば、デジタルカメラで移
動しながら無造作に撮影した画像信号から被写体の3次
元空間内の位置が検出され、検出された3次元空間内の
位置から真上から見た画像および斜めから見た画像が生
成され、表示される。そして、表示された真上から見た
画像および斜めから見た画像に撮影時にデジタルカメラ
が移動した軌跡を表示することができる。さらに再生時
に、必要な画像を瞬時に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用することができるデジタルカメ
ラの外観図である。
【図2】この発明を適用することができるデジタルカメ
ラの一例の概略図である。
【図3】この発明を適用することができるデジタルカメ
ラの一例のブロック図である。
【図4】この発明を適用することができる再生系の一例
のブロック図である。
【図5】この発明を適用することができるデジタルカメ
ラの他の例の概略図である。
【図6】この発明を説明するための略線図である。
【図7】この発明を説明するための平面図である。
【図8】この発明を説明するための略線図である。
【図9】この発明を説明するための鳥瞰図である。
【図10】この発明を説明するための平面図である。
【図11】この発明を説明するための見取り図である。
【図12】この発明を説明するための略線図である。
【図13】この発明を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・カメラ群、2・・・サーボ系、3・・・センサ
群、4・・・記録媒体、5・・・表示部、6・・・シス
テムコンピュータ、21・・・レンズ群21、22・・
・CCD群、23・・・圧縮回路、25・・・伸張回
路、28・・・画像メモリ、29・・・画像移動量検出
部、30a、30b・・・メモリ、31・・・動き検出
回路、32・・・演算回路、33、33X、33Y・・
・角速度センサ、34・・・合成回路、35X、35Y
・・・積分回路、36X、36Y・・・D/A変換器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 Z

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の画像を撮像し、撮像した画像信
    号を記録するようにした画像信号記録装置において、 撮像手段の3次元空間内の位置(x,y,z)、パン角
    p、チルト角qおよびロール角rを検出する姿勢検出手
    段と、 被写体から入射される上記被写体の像を画像信号へ変換
    する撮像素子と、 上記画像信号を圧縮する圧縮手段と、 圧縮された上記画像信号を記録すると共に、上記姿勢検
    出手段で検出された上記3次元空間内の位置(x,y,
    z)、パン角p、チルト角qおよびロール角rをサブデ
    ータとして記録する記録手段とからなるようにしたこと
    を特徴とする画像信号記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 さらに、互いの位置関係が固定された複数のレンズを有
    し、 上記複数のレンズからそれぞれの複数の画像信号を得る
    ことができるようにしたことを特徴とする画像信号記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 互いに直交する方向に配置した第1および第2の加速度
    センサから得られたデータを積分することによって、上
    記3次元空間内の位置(x,y,z)を検出するように
    したことを特徴とする画像信号記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 加速度センサから得られたデータを積分することによっ
    て、上記チルト角qおよびロール角rを獲得するように
    したことを特徴とする画像信号記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 角速度センサから得られたデータを積分することによっ
    て、上記パン角pを獲得するようにしたことを特徴とす
    る画像信号記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 地磁気センサを使用することによって、パン方向の絶対
    値を決めるようにしたことを特徴とする画像信号記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 予め方位を指定することによって、パン方向の絶対値を
    決めるようにしたことを特徴とする画像信号記録装置。
  8. 【請求項8】 複数枚の画像を撮像し、撮像した画像信
    号を記録するようにした画像信号記録方法において、 撮像手段の3次元空間内の位置(x,y,z)、パン角
    p、チルト角qおよびロール角rを検出し、 被写体から撮像素子へ入射される上記被写体の像を画像
    信号へ変換し、 上記画像信号を圧縮し、 圧縮された上記画像信号を記録すると共に、検出された
    上記3次元空間内の位置(x,y,z)、パン角p、チ
    ルト角qおよびロール角rをサブデータとして記録する
    ようにしたことを特徴とする画像信号記録方法。
  9. 【請求項9】 同一の被写体を複数の位置から撮像する
    ことで得られた複数の画像信号が記録されていると共
    に、撮像手段の3次元空間内の位置(x,y,z)、パ
    ン角p、チルト角qおよびロール角rがサブデータとし
    て、記録されている記録媒体を再生する画像信号再生方
    法において、 記録媒体に記録された画像信号およびサブデータを再生
    し、 上記サブデータおよび複数の画像信号に基づいて被写体
    の3次元空間内の位置を検出し、 検出された上記3次元空間内の位置から平面画像を生成
    し、表示するようにしたことを特徴とする画像信号再生
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記被写体が建物の内部であり、上記平面画像は、部屋
    の間取り図であることを特徴とする画像信号再生方法。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 上記被写体が屋外であり、上記平面画像は、地図である
    ことを特徴とする画像信号再生方法。
  12. 【請求項12】 請求項9において、 上記画像信号が再生されているときに、表示されている
    任意の位置をクリックすると、クリックされた任意の位
    置を中心として拡大画像または縮小画像が表示され、 表示された上記拡大画像または縮小画像をドラッグする
    ことによって、上記ドラッグした位置を中心として拡大
    画像または縮小画像が表示されるようにしたことを特徴
    とする画像信号再生方法。
  13. 【請求項13】 請求項9において、 再生された上記サブデータと、再生された上記画像信号
    から得られる被写体の情報とに基づいて、上記被写体の
    正しい3次元空間内の位置を獲得するようにしたことを
    特徴とする画像信号再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項9において、 上記被写体が建物の内部または屋外であり、上記平面画
    像は、上記被写体を斜めから見た画像であることを特徴
    とする画像信号再生方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 上記斜めから見た画像は、変化する視点の位置に応じ
    て、物体を立体的に変化させて表示するようにしたこと
    を特徴とする画像信号再生方法。
  16. 【請求項16】 請求項9において、 上記平面画像には、撮影時に撮像手段が移動した軌跡を
    表示するようにしたことを特徴とする画像信号再生方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 上記軌跡の任意の位置を選択すると、上記任意の位置か
    ら見える画像が表示されるようにしたことを特徴とする
    画像信号再生方法。
  18. 【請求項18】 請求項16において、 上記軌跡の任意の位置を指定すると、上記任意の位置か
    ら動画が再生され、上記動画に対してスロー再生、高速
    再生、巻き戻しまたは一時停止などの制御が行えるよう
    にしたことを特徴とする画像信号再生方法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、 さらに、撮像手段によって、1つの物体の画像が全方位
    から撮影されている場合、上記1つの物体を円弧状に囲
    むように表示するようにしたことを特徴とする画像信号
    再生方法。
  20. 【請求項20】 請求項16において、 さらに、略々1つの位置から撮像手段によって全方位の
    画像が撮影された場合、上記1つの位置を特定のマーク
    として表示し、 上記特定のマークを選択すると、撮影された上記全方位
    の画像を合成したパノラマ画像を表示するようにしたこ
    とを特徴とする画像信号再生方法。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 上記パノラマ画像の任意の位置をクリックすると、クリ
    ックされた任意の位置を中心として拡大画像または縮小
    画像が表示され、 表示された上記拡大画像または縮小画像をドラッグする
    ことによって、上記ドラッグした位置を中心として拡大
    画像または縮小画像が表示されるようにしたことを特徴
    とする画像信号再生方法。
  22. 【請求項22】 静止画および/または動画の画像信号
    が記録される記録媒体において、 撮像手段の3次元空間内の位置(x,y,z)、パン角
    p、チルト角qおよびロール角rがサブデータとして、
    画像信号と共に記録されていることを特徴とする記録媒
    体。
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