JPH11247269A - 便 器 - Google Patents
便 器Info
- Publication number
- JPH11247269A JPH11247269A JP6953198A JP6953198A JPH11247269A JP H11247269 A JPH11247269 A JP H11247269A JP 6953198 A JP6953198 A JP 6953198A JP 6953198 A JP6953198 A JP 6953198A JP H11247269 A JPH11247269 A JP H11247269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- main flow
- bowl
- center line
- trap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラップへの押し込み力が強くなり排水能力
が大となる便器の提供を目的とする。 【構成】 鉢部2から後方側のトラップ入口4aに向か
って溜水部3が形成され、鉢部2内へ流下される洗浄水
の主流S1が中心線C1を超えて渦流をなして溜水部3
へ流れ込むタイプの便器において、前記溜水部3の底面
には、前端開口7aが前記洗浄水主流S1に対し正面向
きに開口し、後端がトラップ入口4aに連通する中心線
C1に対し傾斜した通路溝7が形成されている。
が大となる便器の提供を目的とする。 【構成】 鉢部2から後方側のトラップ入口4aに向か
って溜水部3が形成され、鉢部2内へ流下される洗浄水
の主流S1が中心線C1を超えて渦流をなして溜水部3
へ流れ込むタイプの便器において、前記溜水部3の底面
には、前端開口7aが前記洗浄水主流S1に対し正面向
きに開口し、後端がトラップ入口4aに連通する中心線
C1に対し傾斜した通路溝7が形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排水能力が向上する
便器に関するものである。
便器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、溜水面の大なる便器
においては、十分な排水性能を得るためにサイホン式の
便器が採用されており、サイホン作用により強力に汚物
等を排水するように構成されており、サイホン式便器以
外では良好な排水性能が得られないという問題点があっ
た。なお、サイホン式便器においては排水時にサイホン
作用による破封音が生じ、騒音が発生するという別の問
題点がある。
においては、十分な排水性能を得るためにサイホン式の
便器が採用されており、サイホン作用により強力に汚物
等を排水するように構成されており、サイホン式便器以
外では良好な排水性能が得られないという問題点があっ
た。なお、サイホン式便器においては排水時にサイホン
作用による破封音が生じ、騒音が発生するという別の問
題点がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、排水能力が大となる便
器を提供せんことを目的とし、その要旨は、鉢部から後
方側のトラップ入口に向かって水を溜める溜水部が形成
され、前記鉢部内へ流下される洗浄水の主流が中心線を
超えて渦流をなして前記溜水部へ流れ込むタイプの便器
において、前記溜水部の底面には、前端側が前記洗浄水
の主流に対し正面向きに開口し、後端側が前記トラップ
入口に連通する前記中心線に対し傾斜した通路溝が形成
されていることである。
点に鑑み案出したものであって、排水能力が大となる便
器を提供せんことを目的とし、その要旨は、鉢部から後
方側のトラップ入口に向かって水を溜める溜水部が形成
され、前記鉢部内へ流下される洗浄水の主流が中心線を
超えて渦流をなして前記溜水部へ流れ込むタイプの便器
において、前記溜水部の底面には、前端側が前記洗浄水
の主流に対し正面向きに開口し、後端側が前記トラップ
入口に連通する前記中心線に対し傾斜した通路溝が形成
されていることである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、便器の平面構成図であり、また図2は、
便器の縦断面構成図である。便器の鉢部2の後方側には
一段低く水を溜めるための溜水部3が形成されており、
溜水部3の後端はトラップ入口4aに連通して、トラッ
プ4が後方側へ上傾状に形成され、さらにトラップ4の
後端には垂下状に排水口5が形成されている。また、鉢
部2の上面外周にはリム6が形成されており、リム6内
は洗浄水の通るリム通水路6aとなっている。
する。図1は、便器の平面構成図であり、また図2は、
便器の縦断面構成図である。便器の鉢部2の後方側には
一段低く水を溜めるための溜水部3が形成されており、
溜水部3の後端はトラップ入口4aに連通して、トラッ
プ4が後方側へ上傾状に形成され、さらにトラップ4の
後端には垂下状に排水口5が形成されている。また、鉢
部2の上面外周にはリム6が形成されており、リム6内
は洗浄水の通るリム通水路6aとなっている。
【0005】ロータンクから供給される洗浄水が、図1
に示すように一方側のリム通水路6aから大流量で流下
され、他方側のリム通水路6aからは少量の洗浄水が流
下されて、洗浄水の主流S1は前後方向中心線C1を超
えて他方側へ旋回し渦流をなして前記溜水部3へ流れ込
むように構成されており、この主流S1による渦流によ
り強力な洗浄力が得られるように構成されており、本例
では、前記溜水部3の底側に、前後方向中心線C1に対
し図1の平面視において傾斜して前記洗浄水主流S1に
対し正面向きに前端開口7aを開口し、後端を前記トラ
ップ入口4aに連通させた通路溝7が形成されており、
この通路溝7の前端開口7aに対し正面から前記洗浄水
主流S1が流れ込んで、主流S1により強力に溜水部3
内に溜められた溜水Wがトラップ入口4aに押し込まれ
て、トラップ4を通り汚物等を強力に排水できるように
構成されている。
に示すように一方側のリム通水路6aから大流量で流下
され、他方側のリム通水路6aからは少量の洗浄水が流
下されて、洗浄水の主流S1は前後方向中心線C1を超
えて他方側へ旋回し渦流をなして前記溜水部3へ流れ込
むように構成されており、この主流S1による渦流によ
り強力な洗浄力が得られるように構成されており、本例
では、前記溜水部3の底側に、前後方向中心線C1に対
し図1の平面視において傾斜して前記洗浄水主流S1に
対し正面向きに前端開口7aを開口し、後端を前記トラ
ップ入口4aに連通させた通路溝7が形成されており、
この通路溝7の前端開口7aに対し正面から前記洗浄水
主流S1が流れ込んで、主流S1により強力に溜水部3
内に溜められた溜水Wがトラップ入口4aに押し込まれ
て、トラップ4を通り汚物等を強力に排水できるように
構成されている。
【0006】なお、図3の断面図は図1におけるA−A
線断面を示すものであり、溜水部3の底側に形成された
前記通路溝7は、縦方向中心線C2から左右の側壁面7
bまでの距離a,bが左右異なるものとなっており、縦
方向中心線C2に対し非対象形状に形成されている。
線断面を示すものであり、溜水部3の底側に形成された
前記通路溝7は、縦方向中心線C2から左右の側壁面7
bまでの距離a,bが左右異なるものとなっており、縦
方向中心線C2に対し非対象形状に形成されている。
【0007】なお、図4の断面図は図1におけるB−B
線断面を示すものであり、前記鉢部2側の前端側では通
路溝7の非対象形状がより大なものとなっており、aに
対しbの寸法が大きく形成されている。
線断面を示すものであり、前記鉢部2側の前端側では通
路溝7の非対象形状がより大なものとなっており、aに
対しbの寸法が大きく形成されている。
【0008】一方、図1におけるC−C線要部断面を示
す図5で示すように、通路溝7の後端側はほぼ左右対象
形状となって、aとbの寸法がほぼ等しく形成されてお
り、前記渦流をなす主流S1が鉢部2側から抵抗を受け
ることなく渦を形成しながら確実に通路溝7内に流れ込
み、渦流の旋回力が強力にトラップ入口4aへ作用し
て、強力にトラップ4へ汚物等を押し出すことができ、
トラップ4への押し込み力が従来よりも強くなり、その
ため従来よりも排水能力が大なものとなっている。
す図5で示すように、通路溝7の後端側はほぼ左右対象
形状となって、aとbの寸法がほぼ等しく形成されてお
り、前記渦流をなす主流S1が鉢部2側から抵抗を受け
ることなく渦を形成しながら確実に通路溝7内に流れ込
み、渦流の旋回力が強力にトラップ入口4aへ作用し
て、強力にトラップ4へ汚物等を押し出すことができ、
トラップ4への押し込み力が従来よりも強くなり、その
ため従来よりも排水能力が大なものとなっている。
【0009】従って、このような通路溝7を形成した便
器1においては、十分な排水能力が得られるため、サイ
ホン作用による排水を必要とせず、サイホン作用による
騒音のない便器とすることができる。なお、前記排水口
5に径を絞ったソケットを接続してサイホン作用が生ず
るようにすれば、より強力な排水能力が得られるものと
なる。なお、このような通路溝7を形成したことによ
り、溜水部3に溜める溜水Wの水量を従来よりも少なく
でき、節水効果をも得ることができるものとなる。
器1においては、十分な排水能力が得られるため、サイ
ホン作用による排水を必要とせず、サイホン作用による
騒音のない便器とすることができる。なお、前記排水口
5に径を絞ったソケットを接続してサイホン作用が生ず
るようにすれば、より強力な排水能力が得られるものと
なる。なお、このような通路溝7を形成したことによ
り、溜水部3に溜める溜水Wの水量を従来よりも少なく
でき、節水効果をも得ることができるものとなる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、鉢部から後方側のトラップ入
口に向かって水を溜める溜水部が形成され、前記鉢部内
へ流下される洗浄水の主流が中心線を超えて渦流をなし
て前記溜水部へ流れ込むタイプの便器において、前記溜
水部の底面には、前端側が前記洗浄水の主流に対し正面
向きに開口し、後端側が前記トラップ入口に連通する前
記中心線に対し傾斜した通路溝が形成されていることに
より、渦流をなす洗浄水の主流が抵抗を受けることなく
旋回力を付与されたまま通路溝を通りトラップ入口に向
かって流下するため、トラップへの押し込み力が強くな
り、従来よりも排水能力を向上させることができ、サイ
ホン作用による排水を必要とせず、良好な排水性能が得
られる効果を有する。
口に向かって水を溜める溜水部が形成され、前記鉢部内
へ流下される洗浄水の主流が中心線を超えて渦流をなし
て前記溜水部へ流れ込むタイプの便器において、前記溜
水部の底面には、前端側が前記洗浄水の主流に対し正面
向きに開口し、後端側が前記トラップ入口に連通する前
記中心線に対し傾斜した通路溝が形成されていることに
より、渦流をなす洗浄水の主流が抵抗を受けることなく
旋回力を付与されたまま通路溝を通りトラップ入口に向
かって流下するため、トラップへの押し込み力が強くな
り、従来よりも排水能力を向上させることができ、サイ
ホン作用による排水を必要とせず、良好な排水性能が得
られる効果を有する。
【図1】便器の平面概略構成図である。
【図2】便器の縦断面構成図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】図1におけるC−C線要部断面図である。
1 便器 2 鉢部 3 溜水部 4 トラップ 4a トラップ入口 5 排水口 6 リム 6a リム通水路 7 通路溝 7a 前端開口 7b 側壁面 S1 洗浄水主流 W 溜水 C1 前後方向中心線 C2 縦方向中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 鉢部から後方側のトラップ入口に向かっ
て水を溜める溜水部が形成され、前記鉢部内へ流下され
る洗浄水の主流が中心線を超えて渦流をなして前記溜水
部へ流れ込むタイプの便器において、前記溜水部の底面
には、前端側が前記洗浄水の主流に対し正面向きに開口
し、後端側が前記トラップ入口に連通する前記中心線に
対し傾斜した通路溝が形成されていることを特徴とする
便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6953198A JPH11247269A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 便 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6953198A JPH11247269A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 便 器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11247269A true JPH11247269A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13405409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6953198A Pending JPH11247269A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 便 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11247269A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011174363A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-09-08 | Lixil Corp | 水洗式便器 |
JP2013067955A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Panasonic Corp | 水洗便器 |
KR101521480B1 (ko) * | 2011-09-21 | 2015-05-19 | 파나소닉 주식회사 | 수세식 변기 |
RU2632216C2 (ru) * | 2011-12-14 | 2017-10-03 | Геберит Интернэшнл Аг | Ватерклозет |
EP3486385A1 (de) * | 2017-11-17 | 2019-05-22 | Villeroy & Boch AG | Sanitäreinrichtung |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP6953198A patent/JPH11247269A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011174363A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-09-08 | Lixil Corp | 水洗式便器 |
JP2013067955A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Panasonic Corp | 水洗便器 |
KR101521480B1 (ko) * | 2011-09-21 | 2015-05-19 | 파나소닉 주식회사 | 수세식 변기 |
RU2632216C2 (ru) * | 2011-12-14 | 2017-10-03 | Геберит Интернэшнл Аг | Ватерклозет |
EP3486385A1 (de) * | 2017-11-17 | 2019-05-22 | Villeroy & Boch AG | Sanitäreinrichtung |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |