JPH11245909A - 卵搬送装置 - Google Patents

卵搬送装置

Info

Publication number
JPH11245909A
JPH11245909A JP5316998A JP5316998A JPH11245909A JP H11245909 A JPH11245909 A JP H11245909A JP 5316998 A JP5316998 A JP 5316998A JP 5316998 A JP5316998 A JP 5316998A JP H11245909 A JPH11245909 A JP H11245909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
eggs
filling container
conveyor
rotating plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5316998A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikuni Senoo
壽訓 妹尾
Eiji Doi
栄二 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Machinery Co Ltd filed Critical Kyowa Machinery Co Ltd
Priority to JP5316998A priority Critical patent/JPH11245909A/ja
Publication of JPH11245909A publication Critical patent/JPH11245909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単列コンベアから包装容器に鶏卵を移しかえ
るために用いられるチャージャの構造を簡単にすること
ができる卵搬送装置を提供すること。 【解決手段】 充填コンベア20によって循環経路に沿
って循環搬送される、単列コンベア13から放出された
鶏卵1を収納するための多数のチャージャ21と、充填
コンベア20は循環経路に沿って循環駆動される無端チ
ェーン30に回転自在に支持された多数のローラ33を
備え、チャージャ21は、循環経路における所定の場所
P1,P2に待機させることが可能であり、さらに、チ
ャージャ21はローラ33に搭載された状態で搬送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵を単列で搬送す
る単列コンベアから放出された卵を複列で搬送する複列
コンベアと、この複列コンベアから卵を取り出して、卵
を収容する包装容器が搬送される容器コンベアに、卵を
移送する卵移送手段とを備えた卵搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在よく行われている、鶏卵(卵の1例
として鶏卵で説明する。) の処理工程について説明する
と、まず鶏舎から持ち込まれた鶏卵は洗卵・ 乾燥処理の
後、不良卵を検査するための検査が行なわれる。これら
の処理は鶏卵が複数列(6列が多い) に整列された状態
でコンベアにより搬送され、その搬送経路の最下流にお
いて重量を秤量するために秤量装置に投入される。ここ
で、農林規格に沿った区分け(S,M,Lなど)がなさ
れ、その区分けにそって自動包装する。秤量装置で秤量
された鶏卵は、次に単列のコンベアに移し替えられる。
さらに、農林規格の区分けに対応して、単列コンベアに
直交する複数の容器コンベアが設けられている。容器コ
ンベアには所定の包装容器が順番に搬送されており、単
列コンベアから放出された鶏卵を所定個数だけ包装容器
に収容することで包装が完了する。以上のような従来技
術における問題点は、容器コンベアで搬送される包装容
器を交換する場合である。包装容器には、出荷先の要望
に応じていろいろなものがあり、例えば収納個数にして
も10個、12個、36個など多くあり、また同じ個数
にしても包装容器の形状が異なるものがいろいろ存在す
る。包装容器を別のものに交換するには、容器コンベア
を停止させる必要があることから、単列コンベアなども
停止させる必要があり、従って鶏卵処理装置全体を停止
させなければならず装置全体の稼働率を低下させるため
に効率が悪かった。
【0003】上記問題点を解決しようとした従来技術と
して、特開平8−11826号公報に開示される鶏卵選
別包装装置(以下、先行技術という。) がある。これは
収容容器(本願の充填容器に相当する) を載置した状態
で搬送する上部・ 下部搬送手段を設けており、収容容器
は鶏卵の収容部を複数個連接して一列に成形した容器本
体と、該容器本体の両端部から突出し、その先部に回動
部材を軸着した支持棒とを備えている。このように、単
列コンベアから直接包装容器に鶏卵を放出するのではな
く、いったん充填容器に受け渡して、充填容器から更に
包装容器に鶏卵を移しかえるようにするのである。容器
コンベアを停止させても充填容器をチャージしておく機
構があるから、単列コンベアなど上流側の搬送を停止さ
せる必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術では充填容器に回動部材を軸着する構成であるから、
充填容器の構造が複雑になるという問題点があった。こ
とに、充填容器はチャージをするため多数必要とされる
ものであり、できるだけ簡単な構造にすることが望まれ
ていた。本発明は上記実情に鑑みて為されたものであっ
て、その目的は、単列コンベアから包装容器に鶏卵を移
しかえるために用いられる充填容器の構造を簡単にする
ことができる卵搬送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる卵搬送装置は、卵を単列で搬送する
単列コンベアから放出された卵を複列で搬送する複列コ
ンベアと、この複列コンベアから卵を取り出して、卵を
収容する包装容器が搬送される容器コンベアに、卵を移
送する卵移送手段と、前記複列コンベアによって循環経
路に沿って循環搬送される、前記単列コンベアから放出
された卵を収納するための多数の充填容器と、前記複列
コンベアは前記循環経路に沿って循環駆動される回転自
在に支持された多数のローラを備え、前記充填容器は、
前記循環経路における所定の場所に待機させることが可
能であり、前記ローラに搭載された状態で搬送されるこ
とを特徴とするものである。この構成によると、まず単
列コンベアから放出される卵は、最終的に出荷される包
装容器ではなく、一旦充填容器に収容される。この充填
容器は連続的に搬送される状態にあるのではなく、間欠
的に搬送される。この充填容器は循環経路の所定の場所
において、まとまった個数分待機させておくことが可能
である。包装容器を交換するために容器コンベアを停止
させても、単列コンベアからは引き続き充填容器に対し
て卵が放出されていくが、容器コンベアが停止している
間、充填容器は複列コンベアにおいて待機させておくこ
とができるので、卵処理装置をわざわざ停止させなくて
よいから稼働率を低下させない。また、上記構成の大き
な特徴は、複列コンベアは循環経路に沿って循環駆動さ
れる回転自在に支持された多数のローラを備えているこ
とである。そして、充填容器はこのローラに搭載した状
態で搬送されるのである。つまり、充填容器にはローラ
を備えていないから、充填容器の構造を簡単にすること
ができる。また、ローラは回転自在に支持されており充
填容器に対してなんの拘束力も作用してなければ、その
ままローラに搭載された状態で搬送されるが、充填容器
に拘束力が作用し、充填容器が停止させられる場合であ
っても、ローラは回転自在であるから複列コンベアを常
に連続駆動させていても大きな負荷になることがない。
従って、単列コンベアから包装容器に鶏卵を移しかえる
ために用いられる充填容器の構造を簡単にすることがで
きる卵搬送装置を提供することができた。
【0006】本発明の好ましい実施形態として、前記複
列コンベアは、第1及び第2スプロケットに巻回される
無端チェーンを備え、この無端チェーンに前記多数のロ
ーラが支持され、前記充填容器には前記ローラが当接又
は係合する、搬送方向に沿って形成された案内溝が設け
られているものがある。これによると、ローラと案内溝
により充填容器が支持される。循環経路に沿って充填容
器を搬送させると、充填容器の姿勢が逆姿勢(卵を収納
する部分が下を向く姿勢) になる領域があるが、案内溝
で充填容器は支持されているから、逆姿勢においても安
定した状態で充填容器を搬送させることができる。無端
チェーンに、多数のローラを支持して構成するものだけ
ではなく、この無端チェーンそのものに前記多数のロー
ラを備えているものであってもよいのは言うまでもな
い。
【0007】本発明の別の好ましい実施形態として、前
記第1及び第2スプロケットと同軸に第1及び第2回転
板が設けられており、前記充填容器には、前記第1及び
第2回転板と係合または当接する係合面又は当接面が設
けられているものがある。充填容器を循環駆動するには
循環経路の両端部で、つまり、循環経路がカーブを描く
部分で、充填容器を正姿勢から逆姿勢に、また逆姿勢か
ら正姿勢にスムーズに移行させる必要がある。上記構成
によれば、第1、第2回転板により充填容器を係合又は
当接させているので、経路途上でつっかえることなく確
実に充填容器を搬送させることができる。
【0008】本発明の更に別の好ましい実施形態とし
て、前記単列コンベアの下部には前記充填容器と係合可
能な第3回転板が設けられ、この第3回転板は単列コン
ベアからの卵の放出動作に対応して間欠駆動するように
制御されるものがある。これによると、単列コンベアか
らの所定個数の卵の放出が完了すると、第3回転板を所
定量だけ回転させる。第3回転板と係合状態にある充填
容器は停止状態にあり、当該充填容器の後続の充填容器
も停止して待機させられている。したがって、第3回転
板により単列コンベアからの卵が収納された充填容器の
みを確実に次の工程に送り出すことができる。
【0009】本発明の更に別の好ましい実施形態とし
て、卵移送装置による卵の取り出し動作を行なう領域に
は、前記充填容器を停止させてチャージさせるための第
1ストッパと、前記領域内に送り込まれてきた充填容器
の数を検出するセンサーとを備え、所定数の充填容器が
送り込まれてきた後に前記卵移送手段による前記取り出
し動作を行なわせる制御装置が設けられているものがあ
る。これによると、卵移送装置による卵の取り出し領域
に、所定個数の充填容器をチャージさせるようにし、所
定数の充填容器が送り込まれた後に卵移送装置により卵
を取り出す。卵移送装置は卵を取り出した後に、容器コ
ンベアのほうに移動し、包装容器に移しかえる。取り出
し領域にどれだけの充填容器をチャージさせておくかは
任意に設定できるようにし、包装容器を交換するのに要
する時間などを考慮して決めればよい。
【0010】本発明の更に別の好ましい実施形態とし
て、前記卵移送手段により卵が取り出された空の充填容
器は、第1回転板により正姿勢から逆姿勢の状態で搬送
され、さらに、前記空の充填容器を前記逆姿勢の状態で
停止させてチャージさせるための第2ストッパが設けら
れているものがある。卵移送手段により、卵が取り出さ
れた後の空の充填容器は再び単列コンベアから放出され
る卵を収納するために、その場所に戻す必要がある。空
の充填容器はまず、第1回転板により正姿勢から逆姿勢
へと確実に移行され、その後はしばらく逆姿勢のまま搬
送される。しかし、逆姿勢の充填容器がそのまま再び正
姿勢に戻されて単列コンベアのところまで搬送されるの
ではなく、一旦逆姿勢の状態でチャージさせておくので
ある。これは、単列コンベアのところで制限なくチャー
ジ(待機)させてしまうと、充填容器が逆姿勢から正姿
勢に変更される経路の部分までチャージ領域が拡大して
しまう可能性があり、好ましくないからである。姿勢変
更される領域では、充填容器は第1又は第2回転板と係
合又は当接状態にあるから、かかる領域はチャージ領域
とすることはできないのである。そのために、例えば、
前記第3回転板の動作に応じて、前記第2ストッパを解
除し前記逆姿勢の充填容器を1つだけ送り出すようにす
れば、単列コンベアから卵が放出される領域においての
チャージ領域が不必要に大きくなってしまうことがな
い。
【0011】本発明の更に別の好ましい実施形態とし
て、前記第3回転板の外径寸法は、前記第1及び第2回
転板の外径寸法よりも小さく設定され、前記充填容器に
設けられた前記第3回転板のための係合部又は当接部
は、前記第1及び第2回転板のための係合部又は当接部
とは別に設けられているものがある。第1、第2回転板
は循環経路の両端部に配置されるから、循環経路のカー
ブの曲率に応じた外形寸法となる。しかし、第3回転板
は循環経路の直線領域に設けられるものであるから、循
環搬送される充填容器と干渉しないような寸法とする必
要があるので、前記第1及び第2回転板の外径寸法より
も小さく設定される。充填容器に設けられた係合部と当
接部に付いては、第1、第2回転板のためのものと、第
3回転板のためのものとは、形状などを変えた方が作動
を確実にするためには、それぞれを別に設けるのが好ま
しいのである。
【0012】本発明の更に別の好ましい実施形態とし
て、前記充填容器には、卵を収容するための収容部材が
着脱可能に設けられているものがある。充填容器におい
て卵が収納される部分を洗浄するために、収容部材が着
脱可能であるから容易にはずすことができ、洗浄を簡単
に行なえる。また、収容部材の部分のみを交換するのも
簡単である。
【0013】本発明のその他の特徴と利点は、以下の図
面を用いた実施形態の説明から明らかにされるだろう。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係る卵搬送
装置を適用するのに好適な鶏卵自動包装装置全体の平面
図を示す。 [卵を自動包装する装置の全体構成]この装置は、矢印
A方向に鶏卵1を6列で搬送するの給卵搬送部2と、給
卵搬送部2から鶏卵1を受け取って矢印Bの方向に鶏卵
を1列で搬送する単列搬送部3と、単列搬送部3から放
出された鶏卵1を鶏卵包装部5に搬送する卵搬送装置4
と、各部の制御を行なう制御装置6を備えている。制御
装置6は、主にCPU、記憶装置などのハードウェアの
部分と、鶏卵自動包装装置の作動プログラムなどのソフ
トウェアの部分で構成されている。給卵搬送部2は、ひ
び、血卵、汚れ、腐敗など不良卵の検査を行う卵の自動
検査装置10と、搬送経路の最下流に設けられた秤量装
置11と、給卵コンベア7に連動するエンコーダ12を
備えている。秤量装置11で各鶏卵1の重量が測定され
ると、農林規格(Sサイズ、Mサイズ、Lサイズなど)
に基づいた包装が鶏卵包装部5にて行なわれる。エンコ
ーダ12は給卵コンベア7が所定距離移動するごとにパ
ルスを発生し、この信号に基づいて給卵搬送部2や卵自
動検査装置10の作動制御が行なわれる。秤量装置11
で秤量された鶏卵1の秤量データは、制御装置6に送ら
れる。
【0015】単列搬送部3は、鶏卵1を1列で搬送する
単列コンベア13と、単列コンベア13を駆動する駆動
モータ14と、単列コンベア13に連動するエンコーダ
15と、鶏卵1を給卵搬送部2の秤量装置11から単列
搬送部3の鶏卵を収納するカップに移しかえる移し替え
装置16と、カップから鶏卵1を落下放出させるキック
装置17とを備えている。制御装置6は、エンコーダ1
5からの出力パルスに基づいて駆動モータ14の制御を
行なうと共に、秤量装置11からの秤量データに基づい
て、鶏卵1をどのキック装置17で放出させるかという
制御も行なう。なお、単列搬送部3における鶏卵1の搬
送制御およびキック装置17については、本出願人の特
開平8−82546号公報に開示された技術を利用する
ことができる。鶏卵包装部5は、第1容器コンベア5a
と第2容器コンベア5bとを備えており、これらのコン
ベア5a,5bは単列コンベア13と直交して配置され
る。第1容器コンベア5aでは、鶏卵1を12個(2*
6)収納できる包装容器18aが図1の矢印C方向に搬
送される。また、第2容器コンベア5bでは、鶏卵1を
30個(5*6)収納できる包装容器18bが同様に搬
送される。なお、容器コンベアの数を更に増加設定する
ことや、どの容器コンベアでどのような仕様の容器を搬
送させるかは任意に設定できるものである。
【0016】次に卵搬送装置4の概略構成に付いて説明
する。卵搬送装置4は、4つの充填コンベア20と、キ
ック装置17により放出された鶏卵1を横1列に5個収
納可能な充填容器(以下、チャージャーという) 21
と、チャージャー21から鶏卵1を所定個数吸引して鶏
卵包装部5へと移送する移送手段として機能する鶏卵吸
引装置22と、鶏卵吸引装置を図1の矢印E方向に往復
案内するガイドレール23とを備えている。4つの充填
コンベア20は、例えば図1の左側から順にM,S,
L,LLサイズ搬送用である。充填コンベア20の数は
任意に増減できるし、どの充填コンベア20でどのよう
なサイズの鶏卵1を搬送するかも任意に設定可能であ
る。
【0017】[卵搬送装置の詳細]次に卵搬送装置4の
詳細な構成を図2から図8により説明する。図2は充填
コンベアの側面図、図3、図4はそれぞれ正面図、後面
斜視図、図5、図6はチャージャーの(a) 平面図、(b)
正面図、(c) 側面図、(d) IV−IV断面図及び(e) V−V
断面図、図7はチャージャーの斜視図、図8は充填コン
ベアの断面図である。充填コンベア20は、循環経路に
沿って循環する搬送経路の幅方向両端に一対設けられる
無端チェーン30,30と、無端チェーン30,30が
巻回される第1スプロケット31,31と、第2スプロ
ケット32,32と、無端チェーン30のピン30aに
所定のピッチで多数回転自在に取り付けられているロー
ラ33,33……と、一対の第1スプロケット31,3
1を連結している第1スプロケット軸34と、一対の第
2スプロケット32,32を連結している第2スプロケ
ット軸35と、第1スプロケット軸34に取り付けられ
る第1回転板36,36と、第2スプロケット軸35に
取り付けられる第2回転板37,37と、単列コンベア
13の直下に配置される第3回転板38,38とを備え
ている。また、第1スプロケット軸34に固定されたプ
ーリに巻回されたベルト40により充填コンベア20を
駆動するためのモータ39と、ベルト42により第3回
転板38を回転駆動させるモータ43とを備える。さら
に、鶏卵1を取り出すためにチャージされたチャージャ
ー21のうち先頭位置(図2のポジションP1)におい
て搬送経路内に出入可能な第1ストッパ44と、第1ス
トッパ44を駆動する油圧シリンダ45と、搬送経路の
下側にある待機位置(ポジションP2) において搬送経
路内に出入可能な第2ストッパ46と、第2ストッパ4
6を駆動する油圧シリンダ47とを備えている。さら
に、チャージャ21の通過を検出するために第1、第
2、第3センサー48,49,50が設けられている。
鶏卵吸引装置22は、鶏卵1を一度に60個(幅6*長
さ10) 真空吸引できる吸引部22aを備えている。
【0018】[チャージャーの形状に付いて]次に各構
成要素を図5から図8で詳しく説明する。図7の斜視図
から分かるように、チャージャ21は概略箱型形状をし
ており、収容部材24が脱着可能にはめ込まれる。収容
部材24は鶏卵1を6個収容可能な凹部24aが形成さ
れ、さらに抗菌処理が施され洗浄・ 交換が容易に可能と
なっている。収容部材24は変形容易な素材で形成し、
凹部210に圧入して取り付ける。チャージャ21は、
収容部材24がはめ込まれる凹部210と、ローラ33
がはめ込まれる案内溝211と、図6(d) に示される
ような第3回転板38と係合可能な係合凹部212と、
図6(e) に示されるような第1、第2回転板36,3
7と係合可能な係合端面213と、ストッパ44,46
が当接する当接面214とを備えている。また、図6
(c) に示されるように案内溝211の幅hはローラ33
の直径よりも少し大きな寸法に設定されており、更に案
内溝211はチャージャ21をスムーズに搬送できるよ
うに傾斜部211a,211bを備え、チャージャ21
が正姿勢にあるときにローラ33と接触する上側接触面
211cと、逆姿勢にあるときにローラ33と接触する
下側接触面211dとを備えている。つまり、チャージ
ャ21はその自重によりローラ33と接触している。ま
た、チャージャ21はストッパ44,46で停止された
状態にあっても、無端チェーン30は常に駆動状態にあ
る。しかし、ローラ33は回転自在に無端チェーン30
に取り付けられているので、チャージャ21を停止させ
た状態であってもそれほど大きな負荷になることはな
い。
【0019】[回転板に付いて]次に回転板に付いて説
明する。図8に示すように、第1回転板36は、円周方
向6個所に等間隔に放射状に突出した腕部36aを備
え、この腕部36aがチャージャ21の係合端面213
と当接する。第1回転板36が図7の反時計周りに回転
すると、係合端面213を押していく。これにより、鶏
卵1が取り出されたチャージャ21を上側の搬送経路か
ら下側の搬送経路へと送り込んでいく。また、第2回転
板37も同様の腕部37aを備えている。第3回転板3
8も同様に円周方向に6個所腕部38aを備えている。
第3回転板38は逆姿勢となったチャージャ21と干渉
しないように他の回転板36,37と比べて少し外径が
小さくなっている。単列コンベア13から6個分の鶏卵
1が放出されるとモータ43を駆動して第3回転板38
を1ピッチ(60度) 分だけ回転する。つまり、第3回
転板38はストッパとしての機能を有している。第3回
転板38が停止した状態では、チャージャ21は無端チ
ェーン30からの駆動力を受けて前進しようとしている
から、係合凹部212の後側端面212aが腕部38a
と当接していることになる。図9は、制御ブロック図で
あり、卵搬送装置4における各部の駆動が制御装置6に
より制御される。
【0020】[作動説明]まず、単列コンベア13から
鶏卵1が放出される場合を説明する。キック装置17か
ら鶏卵1が6個分放出されると、その放出位置の直下に
待機していたチャージャ21内に鶏卵1が収納される。
制御装置6は、キック装置17からの放出されたという
信号を受けて、モータ43を駆動させ第3回転板38を
1ピッチ分回転ささる。第3回転板38が回転すると、
鶏卵1が充填されたチャージャ21は第3回転板38と
の拘束が解除され充填コンベア20により前進させられ
る。一方、さくほど鶏卵1が収納されたチャージャ21
の後ろに待機していた複数のチャージャ21のうち、一
番先頭にあるものが、第3回転板38により単列コンベ
ア13の直下に待機させるべく移動する。そして、次の
6個の鶏卵1が放出されるのを待つ。鶏卵吸引装置22
の真下では鶏卵1が収納されたチャージャ21が順次チ
ャージされていく。第1センサー48はストッパ44が
ストップ位置に動かされてから、鶏卵1が収納されたチ
ャージャ21の通過数を検出する。鶏卵吸引装置22は
搬送経路に沿って10個分の鶏卵1を吸引できるので、
ストッパ44の後ろにチャージャ21が10個通過した
ことを第1センサー48が検出すると、制御装置6は鶏
卵吸引装置22の吸引部22aを不図示の機構で図2の
下方向に動かし、鶏卵1を真空吸引する。鶏卵吸引装置
22は、ガイドレール23に沿ってスライド駆動され、
いずれかの容器コンベアのところまで搬送する。容器コ
ンベアへの鶏卵1の放出が完了すると、鶏卵吸引装置2
2は元の位置に復帰する。
【0021】さて、鶏卵吸引装置22による鶏卵1の取
り出しが完了すると、空になったチャージャ21を送り
出す必要がある。上記取り出し完了信号に応答して、制
御装置6は油圧シリンダ45に信号を送り、第1ストッ
パ44を搬送経路から退避した下方向に移動させる。第
1ストッパ44による拘束から開放されたチャージャ2
1は、常時駆動状態にある無端チェーン30からの駆動
力を受けて、次々と送り出される。送り出されたチャー
ジャ21は、第1回転板41により上側から下側へと搬
送されていき、ポジションP2に備えられた第2ストッ
パ46の後側に待機すべく搬送されていく。下側ではチ
ャージャ21は逆姿勢になっている。また、第1ストッ
パ44のすぐ上に設けられた第2センサー49は、空に
なったチャージャ21の通過を検出する。第2センサー
49により、チャージャ21が10個通過したことが検
出されると、制御装置6は油圧シリンダ45に信号を送
り、第1ストッパ44を再び搬送経路内に突出させる。
これにより、鶏卵1の収納されたチャージャ21が再び
チャージされていく。充填コンベア20の下側に設けら
れた第2ストッパ46の作動を説明すると、第1回転板
38の1ピッチの回転により、チャージャ21が1個送
り出されると、第2ストッパ46を解除し、空のチャー
ジャ21を1個だけ送り出す。チャージャ21は第2回
転板37により、下側から上側に搬送させられる。第3
センサー50により、チャージャ21が1個送出された
ことが検出されると、制御装置6は油圧シリンダ47に
信号を送り、第2ストッパ46を再び搬送経路内に突出
させる。
【0022】図10は、無端チェーン30にローラ33
が最初から組み込まれている種々の実施形態を示す。
(a) はチェーン部分よりもローラ33の外径が大きい場
合であり、(b)(c)はローラ33の外径が小さい場合であ
る。(b) では、案内溝211に平面状の当接部211e
が、案内溝211の上下に形成され、(c) では、円筒状
の当接部211fが案内溝211の上下に形成されてい
る。
【0023】[変形例について]変形例について説明す
る。 (1) 本発明は鶏卵だけでなく、その他の卵の場合にも応
用できる。 (2) 第1センサー48を設ける代わりに、第3回転板3
8が所定数のピッチ動かされたという信号に基づいて鶏
卵吸着装置による吸引を行なうようにしてもよい。 (3) 第2センサー49を設ける代わりに、チャージャ2
1が10個分通過するに要する時間をタイマーでカウン
トし、所定時間経過後に第1ストッパ44をストップ位
置に作動するようにしてもよい。 (4) チャージャ21を無端チェーン30に対して組み込
みやすいように二体に分割して構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る卵搬送装置を適用するのに好
適な鶏卵自動包装装置全体の平面図
【図2】充填コンベアを含む卵搬送装置の側面図
【図3】充填コンベアの正面図
【図4】充填コンベアの後面斜視図
【図5】チャージャーの(a) 平面図及び(b) 正面図
【図6】チャージャーの (c)側面図、(d) IV−IV断面図
及び(e) V−V断面図
【図7】チャージャーの斜視
【図8】充填コンベアの断面図
【図9】卵搬送装置の制御ブロック図
【図10】チャージャの別の実施形態
【符号の説明】
4 卵搬送装置 20 充填コンベア(複列コンベア) 21 チャージャ(充填容器) 22 鶏卵吸引装置(卵位相手段) 33 ローラ 36 第1回転板 37 第2回転板 38 第3回転板 44 第1ストッパ 46 第2ストッパ 48 第1センサー 49 第2センサー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵を単列で搬送する単列コンベアから放
    出された卵を複列で搬送する複列コンベアと、この複列
    コンベアから卵を取り出して、卵を収容する包装容器が
    搬送される容器コンベアに、卵を移送する卵移送手段
    と、前記複列コンベアによって循環経路に沿って循環搬
    送される、前記単列コンベアから放出された卵を収納す
    るための多数の充填容器と、前記複列コンベアは前記循
    環経路に沿って循環駆動される回転自在に支持された多
    数のローラを備え、前記充填容器は、前記循環経路にお
    ける所定の場所に待機させることが可能であり、さら
    に、前記ローラに搭載された状態で搬送されることを特
    徴とする卵搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記複列コンベアは、第1及び第2スプ
    ロケットに巻回される無端チェーンを備え、この無端チ
    ェーンに前記多数のローラが支持され、前記充填容器に
    は前記ローラが係合または当接する、搬送方向に沿って
    形成された案内溝が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の卵搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記複列コンベアは、第1及び第2スプ
    ロケットに巻回される無端チェーンを備え、この無端チ
    ェーンは前記多数のローラを備えており、前記充填容器
    には前記ローラが係合または当接する、搬送方向に沿っ
    て形成された案内溝が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の卵搬送装置
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2スプロケットと同軸に
    第1及び第2回転板が設けられており、前記充填容器に
    は、前記第1及び第2回転板と係合または当接する係合
    面又は当接面が設けられていることを特徴とする請求項
    2又は3に記載の卵搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記単列コンベアの下部には前記充填容
    器と係合可能な第3回転板が設けられ、この第3回転板
    は単列コンベアからの卵の放出動作に対応して間欠駆動
    するように制御されることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の卵搬送装置。
  6. 【請求項6】 卵移送装置による卵の取り出し動作を行
    なう領域には、前記充填容器を停止させてチャージさせ
    るための第1ストッパと、前記領域内に送り込まれてき
    た充填容器の数を検出するセンサーとを備え、所定数の
    充填容器が送り込まれてきた後に前記卵移送手段による
    前記取り出し動作を行なわせる制御装置が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の卵搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記卵移送手段により卵が取り出された
    空の充填容器は、第1の回転板により正姿勢から逆姿勢
    の状態で搬送され、さらに、前記空の充填容器を前記逆
    姿勢の状態で停止させてチャージさせるための第2スト
    ッパが設けられていることを特徴とする請求項6に記載
    の卵搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記第3回転板の動作に応じて、前記第
    2ストッパを解除し前記逆姿勢の充填容器を1つだけ送
    り出すようにしたことを特徴とする請求項7に記載の卵
    搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記第3回転板の外径寸法は、前記第1
    及び第2回転板の外径寸法よりも小さく設定され、前記
    充填容器に設けられた前記第3回転板のための係合部又
    は当接部は、前記第1及び第2回転板のための係合部又
    は当接部とは別に設けられている請求項5又は8に記載
    の卵搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記充填容器には、卵を収容するため
    の収容部材が着脱可能に設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか1項に記載の卵搬送装置。
JP5316998A 1998-03-05 1998-03-05 卵搬送装置 Pending JPH11245909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5316998A JPH11245909A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 卵搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5316998A JPH11245909A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 卵搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11245909A true JPH11245909A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12935367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5316998A Pending JPH11245909A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 卵搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11245909A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011745A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 株式会社ナベル 卵の保護搬送トレイ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011745A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 株式会社ナベル 卵の保護搬送トレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11245909A (ja) 卵搬送装置
JP2898273B1 (ja) 卵の搬送装置
CN103502099B (zh) 蛋包装装置和蛋包装方法
JP2009035310A (ja) 物品移載装置
JPH0811826A (ja) 鶏卵選別装置及びその鶏卵選別装置を採用する鶏卵選別包装装置
JPH1159616A (ja) 卵容器の搬送装置及びこれを用いた卵処理装置
JP2004010102A (ja) ラベル投入装置
JP5036032B2 (ja) 卵の充填装置
JP3396073B2 (ja) 小物品の外観検査装置における振り分け装置
JPH07303928A (ja) パネル自動積込み方法
JP2000247306A (ja) 鶏卵吸着装置
JP2002160802A (ja) 物品取出し装置およびピッキングシステム
JPH07291213A (ja) 単列コンベヤからの搬送物の集中回避装置
JP3288014B2 (ja) 回転飲食台におけるネタ皿供給方法およびその装置
JP3132439U (ja) 卵の選別包装装置
JPH0858727A (ja) 長物野菜の箱詰装置
JP4131922B2 (ja) 物品搬送装置およびその運転方法
JP4182411B2 (ja) 物品搬送装置
JP2760252B2 (ja) リーダストッカおよびリーダストック装置
JP2551331Y2 (ja) 容器移送装置
JP2001225806A (ja) 鶏卵自動選別装置
JPH06336331A (ja) ローラコンベアの物品移載装置およびその物品移載方法
JPH07247021A (ja) 麺包装品などの部分重ね入れ装置
JP2000043823A (ja) 農産物選別装置における空箱供給装置
JP4036067B2 (ja) 物品搬送装置