JP2000043823A - 農産物選別装置における空箱供給装置 - Google Patents

農産物選別装置における空箱供給装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】選別された農産物の箱詰包装作業の際に所定種
類の包装箱を迅速に供給し得ると共に、複数種類の包装
箱の切り替えを迅速に行い得る農産物選別装置における
空箱供給装置を提供する。 【解決手段】複数種類の包装箱をそれぞれ種類別に搬送
する複数の配函コンベアを有し、該配函コンベア上の種
類別の包装箱を箱詰包装ステージに供給して、該包装箱
に仕分け分類された農産物を箱詰めする農産物選別装置
において、所定の配函コンベア上の包装箱を取り出して
搬入位置まで移送する連係装置と、箱詰包装ステージの
近傍に設けられ連係装置によって移送され搬入位置で搬
入された包装箱を一時収納する収納棚と、該収納棚に収
納されている包装箱を箱詰包装ステージに送り出す送出
装置とを備え、連係装置と送出装置とが関連して作動す
ることによって、所定種類の包装箱が収納棚を介して箱
詰包装ステージに供給されることを特徴とする。前記収
納棚は、複数種類の包装箱を収納する複数の棚部を有
し、該各棚部内の包装箱が送出装置によって択一的に送
り出されて箱詰包装ステージに供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物を選別して
箱詰め包装する農産物選別装置で用いられる空箱供給装
置に関し、詳しくは選別コンベア上から仕分排出された
農産物を箱詰め包装する箱詰包装ステージに、空の包装
箱を迅速に供給し得る農産物選別装置における空箱供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農産物選別装置において、箱詰包
装ステージに空の収容箱や段ボール箱、トレイパック等
(以下、これらを総称して包装箱という)を供給する方
法としては、箱詰包装ステージの近くに、空箱供給コン
ベアを選別コンベアと並行する方向に設けて、箱詰作業
者によりこの空箱供給コンベアから空の包装箱を取り出
して供給するようにしていた。この方法で包装箱の種類
を変える場合には、空箱供給コンベア上の包装箱を一旦
取り除くかまたは全てを使い終わった後に、別の種類の
包装箱を供給するようにしなければならない。
【0003】また、空の包装箱を空箱供給コンベア上に
供給してくれる作業者に対して、包装箱の種類を指定し
て供給してもらい、これを取り出すようにする場合もあ
る。ところが、この方式にあっては、包装箱の種類の切
り替え作業に、人手や時間等の手間がかかると共に、包
装箱の切り替え中は、箱詰作業が中断して作業能率が低
いという不都合があった。
【0004】そこで、このような不都合を改善するもの
として、例えば特開平6−80123号公報に開示の配
函装置が提案されている。この配函装置は、高さが異な
る種類の包装箱をそれぞれ供給しうる多段型配函コンベ
アを設け、この多段型配函コンベアから包装箱を取り出
して箱詰作業をするようにしたものである。この配函装
置によれば、空の包装箱の切替時間がかかる等の前述し
た不都合は若干改善されるものの、作業者が多段型配函
コンベアから包装箱を一々取り出す必要があるため、依
然として人手がかかり作業能率が上がらず、選別包装作
業の自動化を図ることが難しい。特に、配函コンベアが
多段型に形成されているため、最上段や最下段からの包
装箱の取出作業の作業性が悪いという不都合がある。
【0005】この自動化が困難で作業性が悪いという不
都合を解決するものとして、例えば実用新案登録第25
64915号公報に開示の箱詰計量装置も提案されてい
る。この箱詰計量装置は、それぞれ複数の供給装置を有
する第1の配函コンベアと第2の配函コンベアとで構成
し、対応する供給装置に切替手段から切替信号を出力し
て作動させることによって、第1の配函コンベアもしく
は第2の配函コンベアから箱詰計量装置に包装箱の種類
を切り替えて自動供給するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この箱
詰計量装置にあっては、空の包装箱の供給切替作業の自
動化は達成できたものの、切替手段からの切替信号によ
って対応する種類の空の包装箱を各配函コンベアから直
接もしくは降下装置を介して取り出して供給する方式で
あるため、特に垂直降下装置を利用する配函コンベアの
包装箱を供給する場合に、この包装箱を箱詰計量部に到
達させるまでの時間が比較的長くかかるという問題点が
あった。
【0007】また、第1の配函コンベアと第2の配函コ
ンベアの配置位置がそれぞれ異なると共に、各配函コン
ベアから箱詰計量部に至るまでの経路に設けられている
連係手段の構成が異なることから、切替信号を入力した
時点から、空の包装箱が供給されるまでの時間が包装箱
の種類によって異なる。すなわち、例えば第2の配函コ
ンベア上の第2包装箱は、当該配函コンベアと箱詰計量
部との間に押出装置、垂直降下装置等を介して供給され
るので、直接供給される第1の配函コンベア上の第1包
装箱に比較して、箱詰計量部に到達するまでの時間が長
くかかることになる。
【0008】したがって、包装箱の種類を頻繁に変える
選別包装形態では、包装箱の種類によって包装箱の供給
時間が異なることから、切替作業時間が部分的に長くか
かる場合がある等、箱詰作業全体としのて作業能率が低
くなるという問題点があり、さらに、配函コンベアが2
台であることから、使用し得る包装箱の種類が2種類に
限定されるという問題点があった。
【0009】このように、従来の選別包装システムは、
元々包装箱を頻繁に切り替えることを意図したシステム
ではなく、例えばある種類(デザイン別、大きさ別)の
箱を何ケースか造り、その後別の種類の箱を何ケースか
造る。そして、手詰め作業が主流の従来システムでは、
一旦受け箱等のプール上に農産物をプールした後に箱詰
めするので、頻繁に包装箱の種類を変えて箱詰めするこ
とはなく、所定の包装箱に箱詰めする農産物がプール上
にあるうちは、その包装箱でしばらく箱詰めし、その
後、他の種類のプール上にある程度の農産物が溜まった
時に、他の包装箱に切り替えて箱詰めを開始するように
している。
【0010】そこで本発明は、箱詰ロボットの改良によ
って箱詰作業が高速処理されつつあり、このような高い
処理能力を有する箱詰ロボットを各仕分区分毎に配置し
ていたのでは稼動率が低下するが、1台の箱詰ロボット
に異なる仕分け分類の箱詰作業を受け持たせるようにす
れば、箱詰ロボットの稼動率を大幅に高めることができ
る点に着目してなされたものである。そして、本発明の
うち請求項1記載の発明の目的は、選別された農産物の
箱詰包装作業の際に、所定種類の包装箱を迅速に箱詰包
装ステージに供給し得る農産物選別装置における空箱供
給装置を提供することにある。
【0011】また、請求項2記載の発明の目的は、請求
項1記載の発明の目的に加え、包装箱の切り替えが迅速
に行えて頻繁な切替作業にも容易に対応し得る農産物選
別装置における空箱供給装置を提供することにあり、請
求項3または4記載の発明の目的は、請求項2記載の発
明の目的に加え、包装箱の収納棚への搬入送出を確実に
行い得る農産物選別装置における空箱供給装置を提供す
ることにある。また、請求項5記載の発明の目的は、請
求項1ないし4記載の発明の目的に加え、選別コンベア
等との連係により包装箱の供給や切替作業を効率的に行
える農産物選別装置における空箱供給装置を提供するこ
とにある。また、請求項6記載の発明の目的は、請求項
1ないし5記載の発明の目的に加え、箱詰作業の作業能
率を向上させ得る農産物選別装置における空箱供給装置
を提供し、請求項7記載の発明の目的は、請求項6記載
の発明の目的に加え、包装箱の供給作業を一層効率的に
行える農産物選別装置における空箱供給装置を提供する
ことにある。また、請求項8記載の発明の目的は、請求
項1ないし7記載の発明の目的に加え、農産物選別装置
の設置スペースの有効活用等が図れる農産物選別装置に
おける空箱供給装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、複数種類の包
装箱をそれぞれ種類別に搬送する複数の配函コンベアを
有し、該配函コンベア上の種類別の包装箱を箱詰包装ス
テージに供給して、該包装箱に仕分け分類された農産物
を箱詰めする農産物選別装置において、所定の配函コン
ベア上の包装箱を取り出して搬入位置まで移送する連係
装置と、箱詰包装ステージの近傍に設けられると共に連
係装置によって移送され搬入位置で搬入された包装箱を
一時収納する収納棚と、該収納棚に収納されている包装
箱を箱詰包装ステージに送り出す送出装置とを備え、前
記連係装置と送出装置とが関連して作動することによっ
て、所定種類の包装箱が収納棚を介して箱詰包装ステー
ジに供給されることを特徴とする。
【0013】このように構成することにより、各配函コ
ンベアで搬送される各種包装箱は、連係装置の作動で配
函コンベア上から取り出されて収納棚の搬入位置まで移
送され、収納棚に搬入されて一時収納される。この収納
棚内に収納された包装箱は、送出装置の作動で送り出さ
れることによって箱詰包装ステージに供給される。連係
装置と送出装置は、選別コンベア等からの各種信号に基
づいて互いに関連して作動し、これにより、箱詰包装ス
テージの近傍に設けられた収納棚に、箱詰包装ステージ
で箱詰めされる農産物の仕分け分類に対応した包装箱が
予め収納されている状態となって、箱詰包装ステージに
所定の包装箱を素早く短時間で供給することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明は、収納棚が複
数種類の包装箱を収納する複数の棚部を有し、該各棚部
内の包装箱が送出装置によって択一的に送り出されて箱
詰包装ステージに供給されることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、収納棚の複数の棚部に複数種
類の包装箱を予め収納することをができ、この収納棚か
ら所定種類の包装箱が択一的に箱詰包装ステージに供給
される。これにより、包装箱の切替作業を迅速に行うこ
とができて、頻繁な包装箱の切り替えにも容易に対応し
得る。
【0015】また、請求項3記載の発明は、複数の棚部
が上下方向に並設されると共に各棚部が一体的に上下動
し、かつ各棚部が上下方向に移動して予め定めた包装箱
搬入位置と包装箱送出位置とに停止し得る如く構成され
ていることを特徴とする。このように構成することによ
り、収納棚を上下動させるだけで、複数の棚部のうちの
いずれかを、包装箱搬入位置や包装箱送出位置に停止さ
せることができることから、所定の包装箱の収納棚の各
棚部に対する搬入及び送出が確実となる。
【0016】また、請求項4記載の発明は、包装箱搬入
位置に連係装置の下流側が連結され、かつ包装箱送出位
置に送出装置が設けられていることを特徴とする。この
ように構成することにより、連係装置で移送された所定
種類の包装箱は、その下流側から包装箱搬入位置を介し
て収納棚内に搬入され、この収納棚内の包装箱は、包装
箱送出位置から送出装置によって箱詰包装ステージに送
出される。つまり、包装箱搬入位置から搬入された包装
箱が包装箱送出位置から送出されることによって、所定
の包装箱が箱詰包装ステージに供給され、包装箱の収納
棚の各棚部に対する搬入及び送出がより確実となる。
【0017】また、請求項5記載の発明は、連係装置と
送出装置が、選別コンベアによって仕分け分類別に包装
単位の所定数の農産物が仕分けされた際に、その仕分け
分類に応じた包装箱を箱詰包装ステージに供給し得るよ
うに作動することを特徴とする。このように構成するこ
とにより、選別コンベアで所定の仕分け分類に仕分けさ
れた農産物の個数が包装単位の個数まで達すると、この
仕分け分類情報に基づく信号が連係装置や送出装置に出
力されて両装置が作動し、仕分け分類に対応した種類の
包装箱が、配函コンベアから取り出されて収納棚に一時
収納され、これが箱詰包装ステージに供給される。これ
により、選別コンベアの選別状況に応じて所定種類の包
装箱を予め収納棚に一時収納することができて、包装箱
の供給作業や切替作業が効率的に行える。
【0018】また、請求項6記載の発明は、箱詰包装ス
テージに箱詰ロボットが配置されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、選別コンベアで選
別された農産物が、箱詰包装ステージに供給される所定
種類の包装箱に箱詰ロボットによって箱詰めされること
から、包装箱の供給と箱詰作業を自動化することができ
て、箱詰作業の作業能率の向上が図れる。
【0019】また、請求項7記載の発明は、箱詰ロボッ
トによる箱詰作業の間に連係装置が作動して、空となっ
た収納棚に次の所定種類の包装箱が収納されることを特
徴とする。このように構成することにより、箱詰ロボッ
トが所定種類の包装箱に農産物を箱詰めしている間に、
連係装置が作動して次の包装箱が空となっている収納棚
に収納されることから、収納棚に所定種類の包装箱を常
時収納させることができて、包装箱の供給作業が一層効
率的に行える。
【0020】また、請求項8記載の発明は、複数の配函
コンベアが選別コンベアと並行でかつやや高い位置に設
けられていることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、配函コンベアと選別コンベアの高さが異なる
ことから、選別包装施設内の設置スペースの有効活用等
が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明に係わる農産物選別装置における空箱供給装置の一実
施例を示し、図1が該空箱供給装置を使用した農産物選
別装置の平面図、図2が空箱供給装置部分を拡大した平
面図、図3がその正面図、図4が空箱供給装置の拡大正
面図、図5がその要部側面図、図6が図5のA−A矢視
図である。
【0022】図1において、農産物選別装置1には、農
産物供給コンベア2、搬送コンベア3及び選別コンベア
4が連続した状態で配置されると共に、選別コンベア4
にはその搬送方向と直交する方向に複数列の分岐搬送ラ
イン5が接続されている。前記農産物供給コンベア2は
例えば2列設けられ、その下流側が2列の搬送コンベア
3の上流側にそれぞれ接続され、農産物供給コンベア2
から搬送されてくる農産物Wが、作業員によって対応す
る搬送コンベア3のトレイ6上(図2参照)に1個ずつ
それぞれ載置される。
【0023】2列の搬送コンベア3は、その下流側にカ
メラ等からなる計測装置7が配置され、この計測装置7
の下流側に設けた合流部8で合流されて、1列の選別コ
ンベア4の上流側に接続されている。なお、計測装置7
の下流側及び選別コンベア4の上流側には、例えばトレ
イ6に設けられたバーコード(図示せず)を読み取るバ
ーコードリーダ9がそれぞれ配置され、このバーコード
リータ9で読み取られた情報(個々のトレイ6に関する
情報及び該トレイ6に載置されている農産物Wの仕分け
分類情報等)に基づいて、選別コンベア4と分岐搬送ラ
イン5間に設けられた排出装置10が作動する。
【0024】前記分岐搬送ライン5は、選別コンベア4
に対して複数列設けられ、各列の分岐搬送ライン5には
2列対になった貯留集積コンベア11がそれぞれ配置さ
れ、この各貯留集積コンベア11上に、仕分け分類され
た農産物Wが貯留集積される。また、分岐搬送ライン5
(貯留集積コンベア11)の上流側には、前記排出装置
10がそれぞれ配置されると共に、その下流側にはトレ
イパック供給装置12と、空箱供給装置13及び箱詰ロ
ボット14等がそれぞれ配置されている。
【0025】さらに、分岐搬送ライン5の下流側の下方
には、各分岐搬送ライン5を横切る状態で農産物Wが箱
詰めされた包装箱16を搬送する製品搬送コンベア15
が配置され、箱詰ロボット14の反トレイパック供給装
置12側上方には、複数列の配函コンベア17が選別コ
ンベア4と並行に配置されている。この配函コンベア1
7は、後述する如く、選別コンベア4に対して高い位置
に設けられ、各配函コンベア17間には空箱降下装置1
8がそれぞれ設けられると共に、空箱降下装置18の下
方には空箱搬送コンベア19がそれぞれ配置されてい
る。
【0026】なお、トレイパック供給装置12と農産物
供給コンベア2との間には、空のトレイ6を搬送するリ
ターンコンベア20が配置され、また図1において、分
岐搬送ライン5の最も右側(選別コンベア4の最下流
側)の分岐搬送ライン5の下流側には、仕分けされる農
産物Wの数が少ない分類に対応し、人手によって箱詰め
する手詰作業台21が設けられている。
【0027】以上が農産物選別装置1の全体構成である
が、次に本発明に係わる空箱供給装置13が設置される
部分の構成を図2及び図3に基づいてより詳細に説明す
る。先ず、分岐搬送ライン5を構成する貯留集積コンベ
ア11の最下流側は中継コンベア23が接続され、この
中継コンベア23の下流側に空のトレイ6を搬送する前
記リターンコンベア20が接続されている。中継コンベ
ア23の貯留集積コンベア11と直交する直線部分に
は、仕分け分類された農産物Wが待機される箱詰レーン
24が形成され、この箱詰レーン24の下流側にはトレ
イ6を停止させるストッパ25が出没可能に設けられて
いる。
【0028】また、中継コンベア23の内側に位置する
部分には、前記トレイパック供給装置12が配置されて
いる。このトレイパック供給装置12は、例えば90度
ずつ回転可能な回転台26を有し、この回転台26の円
周方向外側の3個所には、3種類のトレイパック27が
積層状態でそれぞれ載置され、他の1個所には、薄紙等
からなる中仕切板28が積層状態で載置されている。さ
らに、中継コンベア23の箱詰レーン24と箱詰ロボッ
ト14との間には、箱詰台29が設けられ、この箱詰台
29上に後述する如く空箱供給装置13から空の包装箱
16が供給される。
【0029】なお、配函コンベア17のトレイパック供
給装置12や箱詰ロボット14等と対応する部分には、
各配函コンベア17上の空の包装箱16を、配函コンベ
ア17間の前記空箱降下装置18に供給する押出装置3
0がそれぞれ設けられ、各配函コンベア17は、選別コ
ンベア4に対して、例えば配函コンベア17の下を作業
員が歩行できる程度の高い位置に配置されている。ま
た、前記箱詰ロボット14は、図3に示すように、多関
節型のロボットで形成され、そのアームの先端には農産
物W、トレイパック27及び中仕切板28を吸着保持す
る吸着盤31が、例えば一列状に複数個設けられてい
る。
【0030】前記空箱供給装置13は、図4〜図6に示
すように、枠体33に上下動可能に配設された空箱収納
棚34を有している。この空箱収納棚34は、左右側面
及び上下面が板体で形成され前後が開口した棚枠35に
よって、3つの棚部34a〜34cが上下方向に形成さ
れ、棚枠35の左右側面の板体の下部には、枠体33に
設けた上下方向のガイドバー36に滑動自在に係合する
ガイド部37がそれぞれ設けられている。
【0031】また、棚枠35の最上面の板体には、平面
視コ字状のフレーム38が固定され、このフレーム38
の後部には、平面視コ字状のガイドローラ取付板39が
固定されている。このガイドローラ取付板39の両側内
面には、2個のガイドローラ40がそれぞれ回転自在に
軸支され、このガイドローラ40間には、枠体33の上
下方向に所定長さ配設されたガイドバー41の側面が滑
動自在に係合している。ガイドバー41は、枠体33に
固定された角筒形状の支柱42の両側面に固定され、こ
の支柱42内には、バランスウェイト43が上下動可能
に配設されている。
【0032】このバランスウェイト43は、その上面に
チェーン44の一端が係止され、このチェーン44は、
枠体33の上面に固定されたモータ45のスプロケット
46に巻回係止され、その他端が棚枠35上面のフレー
ム38に係止されている。これにより、後述する如く農
産物選別装置1からの信号によってモータ45が回転す
ると、スプロケット46を介してチェーン44の両端が
上昇もしくは下降して、バランスウェイト43が支柱4
2内を上下動すると共に、このバランスウェイト43の
上下動に追従して空箱収納棚34(棚枠35)がガイド
バー36、41に沿いつつ、図4の実線位置と二点鎖線
位置との間で上下動することになる。
【0033】また、図4及び図6に示すように、空箱供
給装置13の空箱搬送コンベア19の下流側には、押出
ローラ49が設けられ、この押出ローラ49の両端は支
持板50に回転自在に支持されると共に、支持板50の
略中間位置にはシリンダ51のシャフトが連結されてい
る。そして、押出ローラ49は、図4に示すように、空
箱搬送コンベア19上を空の包装箱16が搬送される場
合には、シリンダ51のシャフトが後退して二点鎖線で
示すように、空箱搬送コンベア19の上面より下方に位
置し、包装箱16を空箱供給装置13の空箱収納棚34
内に収納する場合には、シリンダ51の作動でシャフト
が前進することによって、矢印イの如く回動する。この
押出ローラ49、シリンダ51及び前記空箱搬送コンベ
ア19、空箱降下装置18、押出装置30等によって連
係装置48が形成される。
【0034】さらに、図4に示すように、枠体33の下
部で前記箱詰台29と対向する部分には、送出装置52
が設けられている。この送出装置52は、シリンダ53
とこのシリンダ53のシャフト先端に固定された送出板
54とで形成され、前記モータ45の作動と関連してシ
リンダ53が作動(シャフトが前進)することによっ
て、空箱収納棚34内の3つの棚部34a〜34cのい
ずれかに収納されている空の包装箱16を、箱詰台29
上に矢印ニの如く送り出して供給する。なお、前記連係
装置48を形成するシリンダ51、押出装置30及び空
箱降下装置18の作動も、モータ45の作動と関連して
作動する如く構成されている。
【0035】次に、上記空箱供給装置13の動作の一例
について説明する。なお、説明の便宜上、空箱供給装置
13の空箱収納棚34に設けられた3つの棚部34a〜
34cの位置が、上部から包装箱16A、包装箱16
B、包装箱16Cが順に収納され、かつ複数の分岐搬送
ライン5のうちの最も左側に位置する2列の分岐箱詰ラ
イン5の貯留集積コンベア11A〜11C(図1参照)
に、3種類の包装箱16A〜16Cに対応した農産物W
がそれぞれ貯留集積されるものとして説明する。
【0036】先ず、図1に示す計測装置7によって計測
されその等階級等が判定(仕分け分類)された農産物W
は、仕分け分類に応じて対応する排出装置10が作動す
ることによって、所定の分岐搬送ライン5の貯留集積コ
ンベア11A〜11C上に供給され、貯留集積コンベア
11A〜11Cで下流側に搬送されて貯留集積される。
一方、図2に示す5列の配函コンベア17上には、5種
類の包装箱16A〜16Eが造られた状態(上面が開け
られた状態)で搬送され、各空箱降下装置18の位置で
ストッパ55(図3参照)で停止されて待機している。
【0037】この状態で、空箱供給装置13の空箱収納
棚34の3つの棚部34a〜34cに、連係装置48を
作動させて3種類の包装箱16A〜16Cをそれぞれ収
納する。この収納は、例えば包装箱16Cが搬送される
配函コンベア17の押出装置30を作動させて、包装箱
16Cを空箱降下装置18を介して空箱搬送コンベア1
9上に移載し、この包装箱16Cを空箱搬送コンベア1
9で下流側まで搬送する。この時、空箱供給装置13の
空箱収納棚34は最上位(図4の実線位置)に位置し
て、下段の棚部34cが包装箱搬入位置となって空箱搬
送コンベア19の下流側に対向している。
【0038】そして、空箱搬送コンベア19で包装箱1
6Cが押出ローラ49の前方まで搬送されると、連係装
置48のシリンダ51が作動して押出ローラ49を矢印
イ方向に回動させ、包装箱16Cを空箱収納棚34の下
段の棚部34cに押し込む。これにより、包装箱16C
が所定の棚部34cに収納され、この動作を空箱収納棚
34の他の棚部34b、34aについても同様に行う。
この場合、空箱収納棚34は、モータ45の作動によっ
て中段及び上段の棚部34b、34aが、空箱搬送コン
ベア19の下流側と対向する包装箱搬入位置で停止し、
この状態で包装箱16Cと同様に包装箱16B、16A
が所定の棚部34b、34cに収納されることになる。
【0039】このようにして空箱収納棚34の各棚部3
4a〜34cに3種類の包装箱16A〜16Cが収納さ
れると、この包装箱16A〜16Cは、モータ45と送
出装置52が作動することによって、いずれかが箱詰台
29上に供給される。この供給は、例えば包装箱16A
を箱詰台29に供給しようとする場合、空箱収納棚34
を最下位(図4の二点鎖線の位置)まで下降させて、上
段の棚部34aを包装箱送出位置にセットし、この状態
で送出装置52を作動させて、送出板54で包装箱16
Aを矢印ニの如く前方に送り出して箱詰台29上に供給
する。
【0040】箱詰台29上に包装箱16Aが供給される
と、図示しない移動装置(もしくは手動)でこの包装箱
16Aを箱詰台29上で図2の矢印ロの如く移動させて
所定位置にセットし、この状態で箱詰ロボット14によ
って、中継コンベア23の箱詰レーン24上に待機して
いるトレイ6上の農産物Wが包装箱16A内に箱詰めさ
れる。この箱詰ロボット14による箱詰作業は、先ず、
包装箱16Aがセットされた時点で、図3の実線で示す
位置において、箱詰ロボット14の吸着盤31でトレイ
パック供給装置12上の所定のトレイパック27を吸着
して取り上げ、このトレイパック27を二点鎖線aで示
すように包装箱16A内に挿入してセットする。
【0041】トレイパック27が包装箱16A内にセッ
トされると、箱詰ロボット14を作動させて、二点鎖線
bで示すように、箱詰レーン24上に待機している所定
個数の農産物Wを吸着盤31で一括吸着して取り上げ、
この各農産物Wを包装箱16A内にセットされているト
レイパック27の凹部内にそれぞれ収容する。この作業
を繰り返すことによって、1枚のトレイパック27の全
ての凹部に農産物Wが収容されたら、トレイパック供給
装置12上に載置されている中仕切板28をトレイパッ
ク27と同様に箱詰ロボット14の吸着盤31で吸着し
て取り上げ、包装箱16A内に収容されている農産物W
上に載置する。
【0042】そして、この中仕切板28上に次のトレイ
パック27をセットして農産物Wを収容するという作業
を繰り返し、所定段数の農産物Wが包装箱16A内に収
容された時点で、一つの包装箱16A内への農産物Wの
収容作業、すなわち箱詰作業が完了する。この農産物W
が箱詰めされた包装箱16Aは、箱詰台29上から図3
の矢印ハの如く、図示しない降下装置等によって下降さ
せられて、製品搬送コンベア15によってその下流側に
搬送される。
【0043】一方、包装箱16A内への農産物Wの箱詰
作業中に、空箱供給装置13が作動して次の包装箱16
Aが空箱収納棚34内に補填される。つまり、空箱供給
装置13の空箱収納棚34は、送出装置52によって包
装箱16Aを箱詰台29上に送り出したら、上段の棚部
34aが包装箱搬入位置である空箱搬送コンベア19と
対向する位置まで上昇し、この位置で配函コンベア17
上に待機している次の包装箱16Aが、押出装置30及
び空箱降下装置18を介して取り出されて、シリンダ5
1の作動によって前述したと同様に上段の棚部34aに
収納される。
【0044】また、包装箱16Aへの農産物Wの箱詰作
業が完了すると、次の包装箱16A〜16Cが空箱供給
装置13の作動によって箱詰台29上に供給される。こ
の時、箱詰レーン24に待機している農産物Wが包装箱
16Aに相当する場合は、包装箱16Aが連続して供給
されることになるが、例えば箱詰レーン24に待機して
いる農産物Wが包装箱16Cに相当する場合は、空箱供
給装置13から包装箱16Cが供給される。この包装箱
16Cの供給も、空箱収納棚34の下段の棚部34cが
箱詰台29と対向する包装箱送出位置まで下降し、送出
装置52が作動することによって、棚部34c内の包装
箱16Cが箱詰台29上に供給される。
【0045】そして、空箱収納棚34は、空の下段の棚
部34cが空箱搬送コンベア19と対向する包装箱搬入
位置まで上昇することにより、包装箱16Aと同様に配
函コンベア17上に待機している次の包装箱16Cが、
空となっている棚部34cに収納される。空箱収納棚3
4の中段の棚部34bからの包装箱16Bの送出及び次
の包装箱16Bの補填についても、全く同様であり、こ
れにより、空箱供給装置13の空箱収納棚34の3つの
棚部34a〜34cには、常に3種類の包装箱16A〜
16Cが収納待機されている状態となる。
【0046】つまり、上記の空箱供給装置13によれ
ば、3種類の包装箱16A〜16Cを空箱収納棚34に
常時収納して待機させ、箱詰レーン24の農産物Wの仕
分け分類に応じて、所定の包装箱16A〜16Cが箱詰
台29上に択一的に供給されることになり、この時、包
装箱16A〜16Cは、空箱供給装置13が箱詰台29
の近傍に配置されていることから、空箱収納棚34の上
下動と送出装置52による水平移動の最短距離で行われ
ることになる。したがって、各配函コンベア17から各
包装箱16A〜16Cが箱詰台29に直接供給される時
間に比較して、その時間が大幅に短縮されると共に、3
種類の包装箱16A〜16Cが迅速に切り替りつつ供給
されることになる。
【0047】なお、空箱供給装置13のモータ45の作
動は、例えば計測装置7の計測情報やバーコードリーダ
9の検出信号に基づく信号、貯留集積コンベア11A〜
11Cの所定位置に配置した計数センサ(図示せず)の
計数信号等の農産物選別装置1からの所定の信号が利用
され、このモータ45の作動と関連して、連係装置48
や送出装置52等が作動する。
【0048】このように上記実施例の空箱供給装置13
にあっては、種類毎に包装箱16を搬送する各配函コン
ベア17と、箱詰ロボット14によって農産物Wを箱詰
めする箱詰台29との間で、箱詰台29の近傍に3種類
の包装箱16A〜16Cを収納させる空箱収納棚34を
設けているため、この空箱収納棚34の各棚部34a〜
34cに予め3種類の包装箱16A〜16Cを収納して
待機させることができ、箱詰台29上への包装箱16A
〜16Cの供給時間を大幅に短縮することができて、所
定種類の包装箱16A〜16Cの箱詰台29上への迅速
な供給が可能になる。
【0049】また、空箱収納棚34に3つの棚部34a
〜34cを設けると共に、包装箱16A〜16Cが送出
されて空となった各棚部34a〜34cに、箱詰ロボッ
ト14による箱詰作業中に次の包装箱16A〜16Cが
補填収納されるため、各棚部34a〜34cに所定の包
装箱16A〜16Cを常時収納して待機させることがで
き、同一包装箱16A〜16Cの連続供給の時間がより
短縮されると共に、3種類の包装箱16A〜16Cの切
替時間の短縮が図れ切替作業を迅速に行うことができ
て、包装箱16A〜16Cの頻繁な切り替えにも容易に
対応することができる。
【0050】さらに、空箱収納棚34を上下動させるモ
ータ45の作動が農産物選別装置1と関連して作動する
と共に、このモータ45の作動に関連して、包装箱16
A〜16Cを各棚部34a〜34cに収納する連係装置
48や、各棚部34a〜34c内の包装箱16A〜16
Cを箱詰台29上に送り出す送出装置52が作動するた
め、農産物選別装置1と連動して所定の包装箱16A〜
16Cを所定の棚部34a〜34cに確実に収納させる
ことができると共に、所定の棚部34a〜34cの包装
箱16A〜16Cを箱詰台29上に確実に供給すること
ができる。
【0051】また、箱詰台29上に供給された包装箱1
6A〜16Cに、箱詰ロボット14によって、箱詰レー
ン24上の農産物Wが箱詰めされると共に、トレイパッ
ク27や中仕切板28の包装箱16A〜16C内への供
給作業も箱詰ロボット14によって行われるため、農産
物Wの箱詰作業の自動化を図ることができる。これらの
ことから、農産物Wの箱詰作業の大幅な能率アップが可
能になる。
【0052】またさらに、3種類の包装箱16A〜16
Cを収納し得る空箱収納棚34が、枠体33内を上下動
する構造であるため、空箱供給装置13の外形形状を極
力小さくすることができて、農産物選別装置1内におけ
る空箱供給装置13の設置スペースの省力化を図ること
ができると共に、既存の農産物選別装置1にも大きな改
造を加えることなく容易に設置することができる。ま
た、各配函コンベア17が選別コンベア4に対して、所
定高さ高い位置に配置されているため、配函コンベア1
7自体を設置場所に効率的に配置し得ると共に、配函コ
ンベア17の下を作業員が歩行することができて、農産
物Wの選別作業の作業性を向上させることができる。
【0053】また、空箱収納棚34がガイドバー36、
41によってガイドされつつ上下動するため、各棚部3
4a〜34cに収納された比較的軽い包装箱16A〜1
6Cを安定位置させることができると共に、空箱収納棚
34自体をスムーズに上下させることができて所定の包
装箱搬入位置や包装箱送出位置に確実に停止させること
ができる。さらにまた、空箱収納棚34の上下機構が、
バランスウェイト43とチェーン44及びモータ45等
によって構成されているため、空箱供給装置13の構成
の簡略化を図ることができると共に、安価でかつ高効率
の空箱供給装置13を得ることができる。また、3種類
以上の包装箱16A〜16C等を切替供給することがで
きて、汎用性に優れた空箱供給装置13が得られる。
【0054】なお、上記実施例においては、空箱収納棚
34に3つの棚部34a〜34cを設けると共に、この
各棚部34a〜34cに特定の包装箱16A〜16Cを
収納させる場合について説明したが、本発明はこれに何
ら限定させるものでもなく、例えば1つ、2つあるいは
4つ以上の棚部を設けることもできる。特に、棚部を1
つ設ける場合は、農産物選別装置1の各種信号を効果的
に利用し、箱詰作業中に箱詰レーン24上に待機されて
いる次の農産物Wの仕分け分類に応じた包装箱16を棚
部に収納待機させる。これにより、箱詰レーン24上の
農産物Wに応じて包装箱16を供給することができて、
上記実施例と同様の作用効果を得ることができると共
に、空箱供給装置13の構成を一層簡略化することがで
きるという作用効果も得られる。
【0055】また、複数の棚部を設ける場合にあって
も、各棚部に収納される包装箱の種類(所番地)を特定
化することなく、農産物選別装置1の制御信号等に関連
して特定の包装箱のみを複数個収納(例えば3つの棚部
34a〜34cに同一の包装箱16Aを収納)させるよ
うにする等、農産物Wの仕分け分類状況に応じて、各種
収納形態を採用することができる。さらに、上記実施例
における、空箱収納棚34の形状及びその上下動機構、
連係装置48及び送出装置52の構成等も一例であっ
て、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、各配函コンベアから所定種類の包装箱を取
り出し所定位置まで移送して収納棚に搬入収納する連係
装置と、収納棚に一時収納されている包装箱を箱詰包装
ステージに送り出す送出装置を設けると共に、この両装
置が関連して作動するため、箱詰包装ステージ近傍に設
けた収納棚に、箱詰包装ステージで箱詰めされる農産物
の仕分け分類に応じた空の包装箱を予め収納待機させる
ことができ、箱詰包装ステージへの包装箱の供給時間が
短縮され、空の包装箱の供給作業を迅速に行うことがで
きる。
【0057】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、複数の棚部に複数種類の
包装箱を予め収納し、この収納棚から所定種類の包装箱
を択一的に箱詰包装ステージに供給することができるた
め、包装箱の切替時間が短縮され切替作業を迅速に行う
ことができて、頻繁な包装箱の切り替えにも容易に対応
することができる。
【0058】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明の効果に加え、各棚部が一体的に上下動
して予め定めた包装箱搬入位置と包装箱送出位置に停止
するため、収納棚を上下動させるだけで、複数の棚部の
うちのいずれかを、各位置に確実に停止させることがで
き、包装箱の収納棚に対する搬入及び送出を確実に行う
ことができると共に、収納棚自体の構成やその移動機構
の構成の簡略化を図ることができる。
【0059】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載の発明の効果に加え、包装箱搬入位置に連係装
置の下流側が連結され、包装箱送出位置に送出装置が設
けられているため、包装箱搬入位置から搬入された包装
箱を包装箱送出位置から送出することによって、所定の
包装箱を箱詰包装ステージに供給することができ、包装
箱の収納棚に対する搬入及び送出をより確実に行うこと
ができる。
【0060】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし4記載の発明の効果に加え、選別コンベア上から包
装単位の農産物が仕分け分類された際に連係装置と送出
装置が関連して作動するため、農産物の選別状況に応じ
て所定種類の包装箱を予め収納棚に一時収納することが
でき、包装箱の供給作業や切替作業を効率的に行うこと
ができる。
【0061】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1ないし5記載の発明の効果に加え、箱詰包装ステー
ジに箱詰ロボットが設けられているため、選別された農
産物をこの箱詰ロボットによって、箱詰包装ステージに
供給される所定種類の包装箱に箱詰めすることができ、
包装箱の供給作業と農産物の箱詰作業を自動化すること
ができる等、箱詰作業の作業能率の向上を図ることがで
きる。
【0062】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項6記載の発明の効果に加え、箱詰ロボットが所定種類
の包装箱に農産物を箱詰めしている間に、連係装置が作
動して次の包装箱が空となっている収納棚に収納される
ため、収納棚に所定種類の包装箱を常時収納させること
ができて、包装箱の供給作業を一層効率的に行うことが
できる。
【0063】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項1ないし7記載の発明の効果に加え、配函コンベアと
選別コンベアの高さが異なるため、選別包装施設内の設
置スペースの有効活用を図ることができると共に、例え
ば配函コンベアの下を作業員が歩行できて、選別作業の
作業性を向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる空箱供給装置を使用した農産物
選別装置の平面図
【図2】同空箱供給装置部分を拡大した平面図
【図3】同その正面図
【図4】同空箱供給装置の拡大正面図
【図5】同その要部側面図
【図6】同図5のA−A矢視図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・農産物選別装置 2・・・・・・・・・・・・農産物供給コンベア 3・・・・・・・・・・・・搬送コンベア 4・・・・・・・・・・・・選別コンベア 5・・・・・・・・・・・・分岐搬送ライン 7・・・・・・・・・・・・計測装置 11、11A〜11C・・・貯留集積コンベア 12・・・・・・・・・・・トレイパック供給装置 13・・・・・・・・・・・空箱供給装置 14・・・・・・・・・・・箱詰ロボット 16、16A〜16C・・・包装箱 17・・・・・・・・・・・配函コンベア 18・・・・・・・・・・・空箱降下装置 19・・・・・・・・・・・空箱搬送コンベア 24・・・・・・・・・・・箱詰レーン 29・・・・・・・・・・・箱詰台 30・・・・・・・・・・・押出装置 34・・・・・・・・・・・空箱収納棚 34a〜34c・・・・・・棚部 36、41・・・・・・・・ガイドバー 37・・・・・・・・・・・ガイド部 40・・・・・・・・・・・ガイドローラ 43・・・・・・・・・・・バランスウェイト 44・・・・・・・・・・・チェーン 45・・・・・・・・・・・モータ 48・・・・・・・・・・・連係装置 49・・・・・・・・・・・押出ローラ 51、53・・・・・・・・シリンダ 52・・・・・・・・・・・送出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E028 AA02 BA01 BA06 CA03 EA01 GA01 GA02 GA04 GA08 HA02 3E030 AA03 BB05 DA06 EA01 FA02 GA01 GA04 GA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の包装箱をそれぞれ種類別に搬送
    する複数の配函コンベアを有し、該配函コンベア上の種
    類別の包装箱を箱詰包装ステージに供給して、該包装箱
    に仕分け分類された農産物を箱詰めする農産物選別装置
    において、 前記所定の配函コンベア上の包装箱を取り出して搬入位
    置まで移送する連係装置と、前記箱詰包装ステージの近
    傍に設けられると共に前記連係装置によって移送され前
    記搬入位置で搬入された包装箱を一時収納する収納棚
    と、該収納棚に収納されている包装箱を前記箱詰包装ス
    テージに送り出す送出装置とを備え、前記連係装置と送
    出装置とが関連して作動することによって、所定種類の
    包装箱が収納棚を介して箱詰包装ステージに供給される
    ことを特徴とする農産物選別装置における空箱供給装
    置。
  2. 【請求項2】前記収納棚が複数種類の包装箱を収納する
    複数の棚部を有し、該各棚部内の包装箱が前記送出装置
    によって択一的に送り出されて前記箱詰包装ステージに
    供給されることを特徴とする請求項1記載の農産物選別
    装置における空箱供給装置。
  3. 【請求項3】前記複数の棚部が上下方向に並設されると
    共に各棚部が一体的に上下動し、かつ各棚部が上下方向
    に移動して予め定めた包装箱搬入位置と包装箱送出位置
    とに停止し得る如く構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の農産物選別装置における空箱供給装置。
  4. 【請求項4】前記包装箱搬入位置に前記連係装置の下流
    側が連結され、かつ包装箱送出位置に前記送出装置が設
    けられていることを特徴とする請求項3記載の農産物選
    別装置における空箱供給装置。
  5. 【請求項5】前記連係装置と送出装置は、選別コンベア
    によって仕分け分類別に包装単位の所定数の農産物が仕
    分けされた際に、その仕分け分類に応じた包装箱を前記
    箱詰包装ステージに供給し得るように作動することを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の農産物選
    別装置における空箱供給装置。
  6. 【請求項6】前記箱詰包装ステージに箱詰ロボットが配
    置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の農産物選別装置における空箱供給装置。
  7. 【請求項7】前記箱詰ロボットによる箱詰作業の間に前
    記連係装置が作動して、空となった収納棚に次の所定種
    類の包装箱が収納されることを特徴とする請求項6記載
    の農産物選別装置における空箱供給装置。
  8. 【請求項8】前記複数の配函コンベアが選別コンベアと
    並行でかつやや高い位置に設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれかに記載の農産物選別装
    置における空箱供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103738540A (zh) * 2013-10-21 2014-04-23 尚宝泰机械科技(昆山)有限公司 一种双排落碗送面机构
CN106864855A (zh) * 2017-04-13 2017-06-20 李诗妍 一种乒乓球半自动装盒机
CN107187676A (zh) * 2017-07-12 2017-09-22 上海节卡机器人科技有限公司 氨纶分拣装箱***及装箱方法
JP2022173160A (ja) * 2018-12-10 2022-11-17 共和機械株式会社 パレタイザシステム及びデパレ・パレタイジング方法

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