JPH11189728A - ピラゾロピリミジン色素、感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法 - Google Patents

ピラゾロピリミジン色素、感熱転写記録材料及び感熱転写記録方法

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JPH11189728A
JPH11189728A JP9358994A JP35899497A JPH11189728A JP H11189728 A JPH11189728 A JP H11189728A JP 9358994 A JP9358994 A JP 9358994A JP 35899497 A JP35899497 A JP 35899497A JP H11189728 A JPH11189728 A JP H11189728A
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dye
image
group
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JP9358994A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Okubo
公彦 大久保
Mari Honda
真理 本多
Yoriko Nakayama
依子 中山
Atsushi Asatake
敦 朝武
Hiroshi Kita
弘志 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 良好な色相を有し、光、熱、湿耐久性に優れ
た色素、定着性や耐光性等の画像保存性に優れた画像を
得る為の感熱転写記録材料、この記録材料を用いた感熱
転写記録方法の提供。 【解決手段】 1)一般式B−I、B−IIIなどのピラ
ゾロピリミジン色素。 2)支持体上に1)の色素の1種以上を含有する色素供
与層を有する色素供与材料に受像材料を重ね、色素供与
材料を画像情報に応じて加熱し、画像を形成する感熱転
写記録方法。 〔XはN(RB6)または硫黄を、Qは可視及び/
または赤外部に吸収を持つ色素形成に必要な原子群を、
は窒素またはメチン基を、nは0、1または2を、
B1〜RB6は水素または置換基を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピラゾロピリミジ
ン色素、該色素を含有する感熱転写記録材料及び感熱転
写記録方法に関する。さらに詳しくは、色調、保存安定
性に優れたピラゾロピリミジン色素、該色素を用いて、
高濃度で耐久性に優れた画像が得られる感熱転写記録材
料及び感熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】染料や顔料として知られている色素は、
繊維の染色材、樹脂や塗料の着色材、写真、印刷、複写
機、プリンターにおける画像形成材、カラーフィルター
の光吸収材などの様々な用途で広範に利用されている。
近年ではインクジェット、電子写真、銀塩写真、感熱転
写等を用いたカラーハードコピー用画像形成色素が種々
提案され、またエレクトロニックイメージングの進展に
伴い、固体撮像管やカラー液晶テレビ用フィルター用色
素や半導体レーザーを利用した光記録媒体用色素等の需
要が増大しており、色素の利用分野が拡大している。
【0003】上記の色素には共通して次のような性質を
具備していることが望まれている。即ち、色再現上好ま
しい色相を有すること、最適な分光吸収特性を有するこ
と、耐光性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性などの堅牢性に
優れていること、モル吸光係数が大きいこと等が挙げら
れる。
【0004】従来から、カラーハードコピーを得る方法
として、インクジェット、電子写真、感熱転写、ハロゲ
ン化銀感光材料等によりカラー画像記録技術が検討され
ている。
【0005】これらのうち、特に感熱転写材料は、操作
や保守が容易であること、装置の小型化、低コスト化が
可能なこと、更にランニングコストが安いこと等の利点
を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱転写方式
の感熱転写記録においては、感熱転写材料に用いられる
色素が重要である。得られた画像の保存安定性、特に定
着性や耐光性を改良する目的でキレート化可能な熱拡散
性色素(以下後キレート色素と記す)を用いる感熱転写
材料及び画像形成方法が提案されており、例えば特開昭
59−78893号、同59−109349号、同60
−2398号等の公報に記載されている。
【0007】上記特許で開示されたキレート色素を用い
て形成された画像は耐光性や定着性に優れているが、感
熱転写材料の感度や材料自体の保存性の点では十分に満
足するものではなく更に改良が望まれていた。また、得
られた画像は不整吸収を含むために、色再現に劣り、更
に改良することが望まれていた。
【0008】本発明は上記の事情を改良するためになさ
れたものであり、すなわち、本発明の目的は、良好な色
相を有し、かつ光、熱、湿耐久性に優れたピラゾロピリ
ミジン色素を提供することにある。
【0009】別の目的は定着性や耐光性等の画像保存性
に優れた画像を得る為の感熱転写記録材料及びこの記録
材料を用いた感熱転写記録方法を提供することにある。
【0010】更に別の目的はインクシ−トの保存性が良
好で且つ高感度記録が可能な感熱転写記録材料及びこの
記録材料を用いた感熱転写記録方法の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0012】1.下記一般式(B−I)で表されること
を特徴とするピラゾロピリミジン色素。
【0013】
【化4】
【0014】式中XBはN(RB6)または、硫黄原子を
表し、QBは可視及び/または赤外部に吸収を持つ色素
を形成するのに必要な原子群を表し、LBは窒素原子ま
たはメチン基を表し、nは0、1または2を表し、
B1、RB2、RB3、RB4、RB5およびRB6は水素原子ま
たは置換基を表し、RB2とRB3は互いに結合して環を形
成しても良く、RB3とRB6は互いに結合して環を形成し
ても良く、RB4とRB5は互いに結合して環を形成しても
良い。
【0015】2.下記一般式(B−II)で表されること
を特徴とするピラゾロピリミジン色素。
【0016】
【化5】
【0017】式中XBはN(RB6)または、硫黄原子を
表し、QBは可視及び/または赤外部に吸収を持つ色素
を形成するのに必要な原子群を表し、nは0、1または
2を表し、RB1、RB2、RB3、RB4、RB5およびRB6
水素原子または置換基を表し、RB2とRB3は互いに結合
して環を形成しても良く、RB3とRB6は互いに結合して
環を形成しても良く、RB4とRB5は互いに結合して環を
形成しても良い。
【0018】3.下記一般式(B−III)で表されるこ
とを特徴とするピラゾロピリミジン色素。
【0019】
【化6】
【0020】式中XBはN(RB6)または、硫黄原子を
表し、QBは可視及び/または赤外部に吸収を持つ色素
を形成するのに必要な原子群を表し、RB1、RB2、RB3
およびRB6は水素原子または置換基を表し、RB2とRB3
は互いに結合して環を形成しても良く、RB3とRB6は互
いに結合して環を形成しても良い。
【0021】4.支持体上に前記一般式(B−I)、前
記一般式(B−II)または前記一般式(B−III)で表
されるピラゾロピリミジン色素の少なくとも1種の色素
を含有することを特徴とする感熱転写記録材料。
【0022】5.支持体上に前記一般式(B−I)、前
記一般式(B−II)または前記一般式(B−III)で表
されるピラゾロピリミジン色素の少なくとも1種の色素
を含有する色素供与層を有する色素供与材料に受像材料
を重ね、該色素供与材料を画像情報に応じて加熱し、画
像を形成することを特徴とする感熱転写記録方法。
【0023】6.支持体上に前記一般式(B−I)、前
記一般式(B−II)または前記一般式(B−III)で表
されるピラゾロピリミジン色素の少なくとも1種の色素
を含有する色素供与層を有する色素供与材料に、支持体
上に金属イオン含有化合物を含む色素受像層を有する受
像材料を重ね、該色素供与材料を画像情報に応じて加熱
して画像を形成することを特徴とする感熱転写記録方
法。
【0024】以下本発明を更に詳細に述べる。
【0025】前記一般式(B−I)〜一般式(B−II
I)で表されるピラゾロピリミジン色素(以下、単に本
発明のピラゾロピリミジン色素、色素ともいう)におい
て、XBはN(RB6)または、硫黄原子を表す。
【0026】QBは可視及び/または赤外部に吸収を持
つ色素を形成するのに必要な原子群であれば制約を受け
ないが、好ましくは芳香族環基又は複素環基が挙げら
れ、例えばベンゼン環基、ナフタレン環基、ピリジン環
基、ピリミジン環基、ピラジン環基、トリアジン環基、
ピラゾール環基、イミダゾール環基、ピロール環基、チ
アゾール環基、チアジアゾール環基、フラン環基、チオ
フェン環基、オキサゾール環基、キノリン環基、インド
ール環基、ベンズチアゾール環基、ベンズイミダゾール
環基、ピラゾロイミダゾール環基、ピラゾロトリアゾー
ル環基、ピラゾロピリミジン−7−イミン環基、ピラゾ
ロピリミジン−7−チオン環基、バルビツール酸環基、
チオバルビツール酸環基、ローダニン環基、ヒダントイ
ン環基、チオヒダントイン環基、2−ピラゾリン−5−
オン環基、2−イソオキサゾリン−5−オン環基、イン
ダン−1,3−ジオン環基、シクロヘキサン−1,3−
ジオン環基、1,3−ジオキサン−4,6−ジオン環
基、ピラゾリン−3,5−ジオン環基、ペンタン−2,
4−ジオン環基、イソキノリン−4−オン環基、クロマ
ン−2,4−ジオン環基、キノリンニウム環基、ピリジ
ニウム環基、イソキノリニウム環基、3H−インドリウ
ム環基、ベンズインドリウム環基、オキサゾリウム環
基、チアゾリウム環基、セレナゾリニウム環基、イミダ
ゾリウム環基、ベンズオキサゾリニウム環基、ベンゾチ
アゾリウム環基、ベンゾセレナゾリニウム環基、ベンズ
イミダゾリウム環基、ナフトオキサゾリム環基、ナフト
チアゾリム環基、ナフトセレナゾリム環基、チアゾリニ
ウム環基、ジヒドロナフトチアゾリウム環基、ピリリウ
ム環基、イミダゾピラジニウム環基が挙げられる。
【0027】前記一般式(B−I)、一般式(B−II)
または一般式(B−III)で表される色素を感熱転写記
録材料に供するときにより好ましいQBは、例えばベン
ゼン環基、ナフタレン環基、ピリジン環基、ピリミジン
環基、ピラジン環基、トリアジン環基、ピラゾール環
基、イミダゾール環基、ピロール環基、チアゾール環
基、チアジアゾール環基、フラン環基、チオフェン環
基、オキサゾール環基、キノリン環基、インドール環
基、ベンズチアゾール環基、ベンズイミダゾール環基、
ピラゾロイミダゾール環基、ピラゾロトリアゾール環
基、ピラゾロピリミジン−7−イミン環基、ピラゾロピ
リミジン−7−チオン環基、バルビツール酸環基、チオ
バルビツール酸環基、ローダニン環基、ヒダントイン環
基、チオヒダントイン環基、2−ピラゾリン−5−オン
環基、2−イソオキサゾリン−5−オン環基、インダン
−1,3−ジオン環基、シクロヘキサン−1,3−ジオ
ン環基、1,3−ジオキサン−4,6−ジオン環基、ピ
ラゾリン−3,5−ジオン環基、ペンタン−2,4−ジ
オン環基、イソキノリン−4−オン環基、クロマン−
2,4−ジオン環基等が挙げられる。
【0028】上記の芳香族環又は複素環は更に縮合環を
有していても良く、また、これらの芳香族環又は複素環
は置換原子、置換基を有してもよく、例えばハロゲン原
子(例えばフッ素原子、塩素原子等)、アルキル基(例
えばメチル、エチル、ブチル、ペンチル、2−メトキシ
エチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル
等)、アリール基(例えばフェニル、p−トリル、ナフ
チル等)、アシル基(例えばアセチル、プロピオニル、
ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えばメトキシ、エト
キシ、ブトキシ等)、アリールオキシ基(例えばフェノ
キシ基等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシ
カルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオ
キシ基(例えばアセチルオキシ、エチルカルボニルオキ
シ等)、カルバモイル基(例えばメチルカルバモイル、
エチルカルバモイル、ブチルカルバモイル、フェニルカ
ルバモイル等)、スルファモイル基(例えばスルファモ
イル、メチルスルファモイル、ジメチルスルファモイ
ル、フェニルスルファモイル等)、アルキルチオ基(例
えばメチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリ
ールチオ基(例えばフェニルチオ、p−トリルチオ
等)、アミノ基(例えばアミノ、メチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、メトキシエチルアミノ等)、アシルアミノ基
(例えばアセチルアミノ、クロロアセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ、トリフルオロアセ
チルアミノ等)、アルキルウレイド基(例えばメチルウ
レイド、エチルウレイド、メトキシエチルウレイド、ジ
メチルウレイド等)、アリールウレイド基(例えばフェ
ニルウレイド等)、アルキルスルホンアミド基(例えば
メタンスルホンアミド、エタンスルホンアミド、ブタン
スルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、
2,2,2−トリフルオロエチルスルホンアミド等)、
アリールスルホンアミド基(例えばフェニルスルホンア
ミド、トリルスルホンアミド等)、アルキルアミノスル
ホニルアミノ基(例えばメチルアミノスルホニルアミ
ノ、エチルアミノスルホニルアミノ等)、アリールアミ
ノスルホニルアミノ基(例えばフェニルアミノスルホニ
ルアミノ等)、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カ
ルボキシル基、スルホン酸基、複素環基(例えばピリジ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、フリル、チエニル等)
が挙げられる。これらの置換基は更に置換基を有してい
ても良い。
【0029】LBは窒素原子またはメチン基を表し、該
メチン基は置換原子、置換基を有していても良く、例え
ば、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子等)、
アルキル基(例えばメチル、エチル、ブチル、ペンチ
ル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エ
チルヘキシル等)、アリール基(例えばフェニル、p−
トリル、ナフチル等)、アシル基(例えばアセチル、プ
ロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えばメ
トキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アリールオキシ基
(例えばフェノキシ基等)、アルコキシカルボニル基
(例えばメトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニ
ル等)、アシルオキシ基(例えばアセチルオキシ、エチ
ルカルボニルオキシ等)、カルバモイル基(例えばメチ
ルカルバモイル、エチルカルバモイル、ブチルカルバモ
イル、フェニルカルバモイル等)、スルファモイル基
(例えばスルファモイル、メチルスルファモイル、ジメ
チルスルファモイル、フェニルスルファモイル等)、ア
ルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチオ、オクチ
ルチオ等)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ、p
−トリルチオ等)、アミノ基(例えばアミノ、メチルア
ミノ、ジエチルアミノ、メトキシエチルアミノ等)、ア
シルアミノ基(例えばアセチルアミノ、クロロアセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ、トリ
フルオロアセチルアミノ等)、アルキルウレイド基(例
えばメチルウレイド、エチルウレイド、メトキシエチル
ウレイド、ジメチルウレイド等)、アリールウレイド基
(例えばフェニルウレイド等)、アルキルスルホンアミ
ド基(例えばメタンスルホンアミド、エタンスルホンア
ミド、ブタンスルホンアミド、トリフルオロメチルスル
ホンアミド、2,2,2−トリフルオロエチルスルホン
アミド等)、アリールスルホンアミド基(例えばフェニ
ルスルホンアミド、トリルスルホンアミド等)、アルキ
ルアミノスルホニルアミノ基(例えばメチルアミノスル
ホニルアミノ、エチルアミノスルホニルアミノ等)、ア
リールアミノスルホニルアミノ基(例えばフェニルアミ
ノスルホニルアミノ等)、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン酸基、シアノ基等が挙げられる。これらの
置換基は更に置換基を有していても良い。nは0、1ま
たは2を表し、好ましくは0または1である。
【0030】RB1、RB2、RB3、RB4、RB5およびRB6
は水素原子、ハロゲン原子又は置換基を表す。具体的に
は、例えばハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子
等)、アルキル基(例えばメチル、エチル、ブチル、ペ
ンチル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2
−エチルヘキシル等)、アリール基(例えばフェニル、
p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えばアセチ
ル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例
えばメトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカ
ルボニル基(例えばメトキシカルボニル、i−プロポキ
シカルボニル等)、アシルオキシ基(例えばアセチルオ
キシ、エチルカルボニルオキシ等)、カルバモイル基
(例えばメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ブ
チルカルバモイル、フェニルカルバモイル等)、スルフ
ァモイル基(例えばスルファモイル、メチルスルファモ
イル、ジメチルスルファモイル、フェニルスルファモイ
ル等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、エチルチ
オ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えばフェニ
ルチオ、p−トリルチオ等)、アミノ基(例えばアミ
ノ、メチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシエチルア
ミノ等)、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ、ク
ロロアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイル
アミノ、トリフルオロアセチルアミノ等)、アルキルウ
レイド基(例えばメチルウレイド、エチルウレイド、メ
トキシエチルウレイド、ジメチルウレイド等)、アリー
ルウレイド基(例えばフェニルウレイド等)、アルキル
スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド、エタ
ンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、トリフルオ
ロメチルスルホンアミド、2,2,2−トリフルオロエ
チルスルホンアミド等)、アリールスルホンアミド基
(例えばフェニルスルホンアミド、トリルスルホンアミ
ド等)、アルキルアミノスルホニルアミノ基(例えばメ
チルアミノスルホニルアミノ、エチルアミノスルホニル
アミノ等)、アリールアミノスルホニルアミノ基(例え
ばフェニルアミノスルホニルアミノ等)、ヒドロキシ
基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン酸
基、複素環基(例えばピリジル、ピラゾリル、イミダゾ
リル、フリル、チエニル等)等が挙げられる。RB2とR
B3は互いに結合して環を形成しても良く、RB3とRB6
互いに結合して環を形成しても良く、RB4とRB5は互い
に結合して環を形成しても良い。
【0031】以下に一般式(B−I)、一般式(B−I
I)または一般式(B−III)で表される色素の具体例を
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】
【化9】
【0035】
【化10】
【0036】
【化11】
【0037】
【化12】
【0038】
【化13】
【0039】
【化14】
【0040】
【化15】
【0041】
【化16】
【0042】
【化17】
【0043】
【化18】
【0044】
【化19】
【0045】
【化20】
【0046】本発明の色素を感熱転写記録材料に用いる
場合について説明する。
【0047】本発明の感熱転写記録に用いられる色素供
与材料は、支持体上に一般式(B−I)、(B−II)ま
たは(B−III)で表される本発明のピラゾロピリミジン
色素を有する色素供与層を有する。
【0048】上記本発明の色素は単独で用いてもよい
し、又2種以上を併用してもよい。更に、本発明の効果
を損なわない範囲で他の色素例えばアゾ系色素、アント
ラキノン系色素等を添加してもよい。前記色素供与層に
おける本発明に係る色素の含有量は、支持体1m2当り
0.05〜10gが好ましい。前記色素供与層は本発明
の色素をバインダーと共に溶剤中に溶解することによっ
て、或いは溶媒中に微粒子状に分散させることによって
色素供与層形成用インク液を調製し、必要に応じて有
機、無機の非昇華性微粒子、分散剤、帯電防止剤、消泡
剤、酸化防止剤、粘度調整剤等を加えて、支持体上に該
インク液を塗布して適宜に乾燥することにより形成する
ことができる。色素供与層の厚さは乾燥膜厚で0.1〜
10μmが好ましい。
【0049】前記バインダーとしてはアクリル樹脂、メ
タクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ニ
トロセルロース、エチルセルロース等の溶剤可溶性ポリ
マーが好ましい。これらのバインダーは、一種又は二種
以上を有機溶媒に溶解して用いるだけでなく、ラテック
ス分散の形で使用してもよい。バインダーの使用量とし
ては、支持体1m2当り0.1〜20gが好ましい。前
記有機溶媒としては、アルコール類(例えばエタノー
ル、プロパノール)、セルソルブ類(例えばメチルセル
ソルブ)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン)、エ
ステル類(例えば酢酸エステル)、ケトン類(例えばア
セトン、メチルエチルケトン)、エーテル類(例えばテ
トラヒドロフラン、ジオキサン)等が挙げられる。
【0050】前記支持体としては、寸法安定性がよく、
記録の際感熱ヘッド等の加熱に耐えるものであればよい
が、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネー
トのような耐熱性のプラスチックフィルムが好ましく用
いられる。支持体の厚さは2〜30μmが好ましく、ま
た支持体にはバインダーとの接着性の改良や色素の支持
体への転写、染着を防止する目的で選択されたポリマー
からなる下引き層を有することが好ましい。更に支持体
の裏面(色素供与層と反対側)には、ヘッドが支持体に
粘着するのを防止する目的でスリッピング層を有しても
よい。
【0051】本発明の色素供与材料は、後述する受像材
料に普通紙の如く受像層を特に設けていないものを用い
る目的で、色素供与層上又は色素供与層が塗設されてな
る支持体上の別層に特開昭59−106997号公報に
記載されているような熱溶融性化合物を含有する熱溶融
性層を有していてもよい。この熱溶融性化合物として
は、65〜150℃の温度で溶融する無色又は白色の化
合物が好ましく用いられ、例えばカルナバロウ、蜜ロ
ウ、カンデリンワックス等のワックス類が挙げられる。
なお、これらの熱溶融性層には、例えばポリビニルピロ
リドン、ポリビニルブチラール、ポリエステル、酢酸ビ
ニル等のポリマーが含有されていてもよい。
【0052】本発明の感熱転写記録材料をフルカラー画
像記録が可能な感熱転写記録材料に適用するには、シア
ン色素を含有するシアン色素供与層、マゼンタ色素を含
有するマゼンタ色素供与層、イエロー色素を含有するイ
エロー色素供与層の合計3層を支持体上の同一表面上に
順次繰り返して塗設することが好ましい。また、必要に
応じて他に黒色画像形成物質を含む色素供与層の合計4
層が同一表面上に順次に繰り返して塗設されていてもよ
い。
【0053】本発明の感熱転写記録方法は、支持体上に
前記一般式(B−I)、(B−II)または(B−III)
で表される色素の少なくとも1種を含有する色素供与層
を有する色素供与材料に受像材料を重ね、前記色素供与
材料を画像情報に応じて加熱し、色素を転写して画像を
形成することを特徴としている。
【0054】さらに、本発明に係る色素と金属イオン含
有化合物とを組み合わせて用いることができる。前記一
般式(B−I)、(B−II)または(B−III)で表さ
れる色素はピラゾロピリミジン環(下記一般式(B−I
V))上の1位の窒素原子とXBで表される窒素原子若し
くは硫黄原子との間でキレート形成が可能であると考え
られる。
【0055】
【化21】
【0056】つまり、支持体上に前記一般式(B−
I)、(B−II)または(B−III)で表される色素の
少なくとも1種を含有する色素供与層を有する色素供与
材料に、支持体上に金属イオン含有化合物を含む色素受
像層を有する受像材料を重ね、前記色素供与材料を画像
情報に応じて加熱し、前記色素と前記金属イオン含有化
合物(以下メタルソースと称す)との反応により形成さ
れる金属キレート色素によって画像を形成する感熱転写
記録方法である。また、メタルソースは受像材料中に存
在させてもよいし、色素供与材料上に設けた熱溶融性層
中に存在させてもよい。
【0057】前記メタルソースは金属イオンの無機又は
有機の塩及び金属錯体が挙げられ、中でも有機酸の塩及
び錯体が好ましい。金属としては、周期律表の第I〜VI
II族に属する1価及び多価の金属が挙げられるが、中で
もAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、
Ni、Sn、Ti及びZnが好ましく、特にNi、C
u、Cr、Co及びZnが好ましい。メタルソースの具
体例としては、Ni2+、Cu2+、Cr2+、Co2+及びZ
2+と酢酸やステアリン酸等の脂肪族の塩、或いは安息
香酸、サルチル酸等の芳香族カルボン酸の塩等が挙げら
れる。
【0058】また、下記一般式(9)で表される錯体は
特に好ましく用いることができる。
【0059】一般式(9) {Me(Q1)q1(Q2)q2(Q3)q3}p+(V-)p 但し、上記式中、Meは金属イオン、好ましくはN
2+、Cu2+、Cr2+、Co2+、Zn2+を表す。
【0060】Q1、Q2、Q3は各々Meで表される金属
イオンと配位結合可能な配位化合物を表し、互いに同じ
であっても異なっていても良い。これらの配位化合物と
しては、例えば“キレート科学(5)”(南江堂)に記
載されている配位化合物から選択することができる。
【0061】V-は有機アニオン基を表し、具体的には
テトラフェニルホウ素アニオンやアルキルベンゼンスル
ホン酸アニオン等が挙げることができる。q1は1、2
又は3の整数を表し、q2は1、2又は0を表し、q3
1又は0を表すが、これらは前記一般式で表される錯体
が4座配位か、6座配位かによって決定されるか、或い
はQ1、Q2、Q3の配位子の数によって決定される。
【0062】pは0、1又は2を表す。pが0の場合
は、Qで表される配位化合物がアニオン性化合物であ
り、Qで表されるアニオン性化合物とMeで表される金
属カチオンとが電気的に中和された状態であることを意
味する。アニオン性化合物としては下記一般式(10)
で表される化合物が好ましい。
【0063】
【化22】
【0064】R11、R13は各々同じであっても異なって
いても良いアルキル基又はアリール基を表し、R12はア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アルコキシカ
ルボニル基、水素原子を表す。メタルソースの添加量
は、通常、受像材料又は熱溶融性層に対し、0.5〜2
0g/m2が好ましく、1〜15g/m2がより好まし
い。
【0065】なお、本発明の前記受像材料は、一般に
紙、プラスチックフィルム、又は紙−プラスチックフィ
ルム複合体を支持体としてその上に受像層としてポリエ
ステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニルと他のモ
ノマー(例えば酢酸ビニル等)との共重合樹脂、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリカーボネ
ート等の一種又は二種以上のポリマー層を形成してな
る。また受像材料は受像層の上層に融着防止を目的とし
て保護層を設けてもよく、更に支持体と受像層の間に接
着や断熱或いはクッション効果を目的として中間層を設
けても良い。また、上記支持体そのものを受像材料にす
ることもある。
【0066】感熱転写記録方法には、サーマルヘッドに
よる加熱が一般的であるが、通電加熱やレーザーを用い
た加熱でもよい。サーマルヘッド等による熱の付与は、
色素供与材料の背面側からでも、又受像材料の背面側か
らでも特に制限なく行われてよいが、色素の転写速度及
び画像濃度等を考慮した場合、色素供与材料の背面側が
好ましい。また、色素の転写前、転写中あるいは転写後
にさらに加熱して、色素転写の促進、メタルソースとの
反応促進、転写色素の定着促進をはかることができる。
【0067】次に、図1の(a)及び(b)を参照して
本発明の感熱転写記録方法の一例を説明する。
【0068】図1(a)の感熱転写記録材料において、
受像材料3は、支持体1上に金属イオン含有化合物を含
む受像層2が設けられて構成されており、又色素供与材
料6は支持体4上に本発明の色素を含む色素供与層5が
設けられて構成されている。上記受像材料3及び色素供
与材料6には、それぞれ支持体との間に中間層を設けて
もよい。感熱転写記録方法としては、前記受像材料3及
び色素供与材料6を重ね合わせ、色素供与材料6の背面
側からサーマルヘッド7に担持された発熱抵抗体8によ
り画像情報に応じた熱を与え、その後、両材料を剥離す
ることにより達成される。その際、色素供与層5中の前
記色素と受像層2中の金属イオン含有化合物との反応に
より形成される金属錯体色素画像が形成される。
【0069】又、図1(b)の感熱転写記録材料におい
て、上記(a)の感熱転写記録材料の色素供与材料6上
に金属イオン含有化合物を含む熱溶融性層9を積層して
なる感熱転写記録材料10と、前述した普通紙の如く受
像層を特に設けていない受像材料3を重ね合わせ、図1
(a)の感熱転写記録方法と同様にサーマルヘッド7を
用い、その後、両材料を剥離して画像形成を行う。この
方法の場合、サーマルヘッド7による熱付与の際、感熱
転写記録材料10上の色素供与層5及び熱溶融性層9と
の間で、前記色素と金属イオン含有化合物との反応によ
り金属錯体色素が生成し、その後受像材料3上に画像が
形成される。
【0070】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるもの
ではない。
【0071】実施例1 例示色素(B−2)の合成
【0072】
【化23】
【0073】1000mlのなす型フラスコに3−アミ
ノ−5メチルピラゾール(化合物(1))30g、化合
物(2)56.8g、p−トルエンスルホン酸3gをメ
タノール400mlに溶解し、攪拌しながら4時間加熱
還流した。室温まで放冷後、溶媒を減圧留去した。残渣
にメタノール100mlを加えて加熱溶解後、氷冷下攪
拌し、生じた結晶を濾取した。NMRより化合物(3)
と同定した。収量40.8g(収率57%)。
【0074】化合物(3)15g、化合物(4)13.
8g、酢酸ナトリウム42.4gをアセトニトリル30
0mlに懸濁し、激しく攪拌しながらこれに酸化銀1
8.0gを少量づつ加え、室温で1時間攪拌した。不溶
物を濾別し、溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチル
を100ml加え、不溶物を濾別した。溶媒を1/3程
度に濃縮した後、ヘキサンを加え、氷冷下攪拌し、生じ
た濃青色の結晶を濾取した。収量7.3g(収率28
%)。1H−NMR、マススペクトル、元素分析より目
的物と確認した。1H−NMRスペクトル(60MH
z,MeOH−d1)δ1.20−1.30(t 6
H),δ1.50−1.70(t,s 12H),δ
2.50−2.70(s 3H),δ2.90−3.5
0(s,m 5H),δ3.50−3.80(m 4
H),δ6.50−7.80(m 3H),マススペク
トル m/e406(M+)、元素分析(計算値)C:
70.90,H:8.43,N:20.67、(実測
値)C:71.20,H:8.48,N:20.32。
アセトン溶液中でのこの色素の紫外可視光吸収スペクト
ルは極大吸収を612nmに持ち、可視光部に副吸収を
ほとんど持たないシャープな分光特性を有していた。
【0075】実施例2 例示色素(B−5)の合成
【0076】
【化24】
【0077】1000mlのなす型フラスコに3−アミ
ノ−5メチルピラゾール(化合物(1))15g、化合
物(5)32.0g、p−トルエンスルホン酸1.5g
をメタノール300mlに溶解し、攪拌しながら3時間
加熱還流した。室温まで放冷後、溶媒を減圧留去した。
残渣にメタノール70mlを加えて加熱溶解後、氷冷下
攪拌し、生じた結晶を濾取した。NMRより化合物
(6)と同定した。収量23.1g(収率73%)。
【0078】化合物(6)10gをトルエン100ml
に溶かし、これにモレキュラーシーブ3A3g、塩化チ
タン(IV)3gを懸濁させた。化合物(7)5.2gを
トルエン40mlに溶かした溶液を4時間かけて滴下
し、そのまま36時間攪拌を続けた。固形物をろ別し、
溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチルを30ml加
え、不溶物を濾別した。溶媒を1/3程度に濃縮した
後、ヘキサンを加え、氷冷下攪拌し、生じた結晶を濾取
した。NMRより化合物(8)と同定した。収量6.6
g(収率49%)。
【0079】化合物(8)6.6gを酢酸30mlに溶
かし、氷冷下、これに亜硝酸ナトリウム1.65gを粉
末のまま少しづつ加えた。そのまま1時間攪拌を続けた
のち、氷水300mlに内容物を加え、生じた沈澱を濾
取した。NMRより化合物(9)と同定した。収量7.
2g(収率99%)。
【0080】化合物(9)7.2gをテトラヒドロフラ
ン40mlに溶かし、これに5%パラジウム炭素触媒5
0mgを加えた後、常圧で接触還元を行った。触媒を濾
過助剤を用いてろ別し、溶液にp−トルエンスルホン酸
を1g加えた後、2時間加熱還流した。室温まで放冷
後、溶媒を減圧留去し、残渣に酢酸エチルを加えて溶解
した後、ヘキサンを加えて氷冷下攪拌し、生じた結晶を
濾取した。NMRより化合物(10)と同定した。収量
5.8g(収率95%)。
【0081】化合物(4)4.8g、化合物(10)
5.8g、酢酸ナトリウム12gをアセトニトリル10
0mlに懸濁し、激しく攪拌しながらこれに酸化銀6.
3gを少量づつ加え、室温で1時間攪拌した。不溶物を
濾別し、溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチルを1
00ml加え、不溶物を濾別した。溶媒を減圧留去した
後、アセトニトリル30mlを加え、氷冷下攪拌し、生
じた濃青色の結晶を濾取した。収量1.65g(収率1
7%)。マススペクトル、元素分析より目的物と確認し
た。マススペクトル m/e433(M+)、元素分析
(計算値)C:66.49,H:7.21,N:22.
61、(実測値)C:66.11,H:7.33,N:
22.82。
【0082】実施例3
【0083】
【化25】
【0084】例示色素(B−7)の合成 化合物(3)と同様の方法にて合成した化合物(11)
5.0g、化合物(12)6.2g、ピペリジン2.1
gをトルエン100mlに懸濁し、5時間加熱還流し
た。不溶物を濾別し、溶媒を減圧留去した後、残渣にア
セトニトリル30mlを加え、氷冷下攪拌し、生じた赤
紫色の結晶を濾取した。収量1.2g(収率12%)。
マススペクトル、元素分析より目的物と確認した。マス
スペクトルm/e397(M+)、元素分析(計算値)
C:66.46,H:7.86,N:17.61、(実
測値)C:66.52,H:7.74,N:17.2
5。
【0085】実施例4 例示色素(B−11)の合成
【0086】
【化26】
【0087】化合物(6)と同様の方法にて合成した化
合物(13)12.0gを酢酸60mlに溶かし、氷冷
下、これに亜硝酸ナトリウム2.8gを粉末のまま少し
づつ加えた。そのまま1時間攪拌を続けたのち、氷水5
00mlに内容物を加え、生じた沈澱を濾取した。NM
Rより化合物(14)と同定した。収量12.8g(収
率97%)。
【0088】化合物(14)12.5gをテトラヒドロ
フラン100mlに溶かし、これに5%パラジウム炭素
触媒0.1gを加えた後、常圧で接触還元を行った。触
媒を濾過助剤を用いてろ別し、溶液にトリエチルアミン
4.29gを加え、氷冷下無水トリフルオロ酢酸(1
5)8.9gを10分間で滴下した。その後室温にて1
時間攪拌後、溶媒を減圧留去し、残渣にトルエンを加
え、飽和食塩水で有機層を水洗した。有機層を分液し、
無水硫酸ナトリウムを加え脱水した。乾燥剤をろ別した
後、再び、無水硫酸ナトリウムを10g加え、これにア
ンモニアガスを通気しながら、加熱還流した。室温まで
放冷後、溶媒を減圧留去し、残渣にアセトニトリルを加
えて氷冷下攪拌し、生じた結晶を濾取した。NMRより
化合物(16)と同定した。収量7.5g(収率61
%)。
【0089】化合物(16)7.5g、化合物(12)
5.5g、ピペリジン2.2gをトルエン100mlに
懸濁し、6時間加熱還流した。不溶物を濾別し、溶媒を
減圧留去した後、残渣にメタノール20mlを加え、氷
冷下攪拌し、生じた青紫色の結晶を濾取した。収量3.
0g(収率24%)。
【0090】マススペクトル、元素分析より目的物と確
認した。マススペクトル m/e512(M+)、元素
分析(計算値)C:56.24,H:4.52,N:2
1.86、(実測値)C:56.13,H:4.61,
N:21.52。
【0091】実施例5 例示色素(B−16)の合成
【0092】
【化27】
【0093】100mlナスフラスコ中に2−メチル−
5−メトキシベンズチアゾール(17)18gとトシル
酸エチル20gをいれ150℃で1時間加熱攪拌した。
一晩放置して放冷後、アセトンを加えて結析し、化合物
(18)を36g得た(収率95%)。
【0094】化合物(18)36gとジフェニルホルム
アミジン(19)18.6gを200mlのナスフラス
コに入れ、130℃で10分間加熱攪拌した。次に無水
酢酸60mlを加え、さらに10分間加熱攪拌した。放
冷後、イソプロピルエーテル中に反応液を加えて、生じ
た沈殿を濾取して化合物(20)を17.4g得た(収
率35%)。
【0095】化合物(6)と同様の方法にて合成した化
合物(21)10.0gをトルエン60mlに溶かし、
これにモレキュラーシーブ3A3g、塩化チタン(IV)
3gを懸濁させた。化合物(22)7.3gをトルエン
20mlに溶かした溶液を4時間かけて滴下し、そのま
ま36時間攪拌を続けた。固形物をろ別し、溶媒を減圧
留去した後、残渣に酢酸エチルを30ml加え、不溶物
を濾別した。溶媒を1/3程度に濃縮した後、ヘキサン
を加え、氷冷下攪拌し、生じた結晶を濾取した。NMR
より化合物(23)と同定した。収量5.1g(収率3
1%)。
【0096】100mlナスフラスコ中に化合物(2
0)9.3g、化合物(23)5.1g、ピリジン20
ml、トリエチルアミン1mlを加えて加熱攪拌し、次
に無水酢酸3mlを加えた。100℃で30分間加熱攪
拌した後、反応液を1規定塩酸水溶液100mlに加
え、酢酸エチル80mlで抽出した。この酢酸エチル相
を10%重曹水溶液で洗浄した後、減圧濃縮し、生じた
沈殿を濾取した。アセトニトリルから再結晶し、生じた
赤紫色の結晶を濾取した。収量2.7g(収率30
%)。マススペクトル、元素分析より目的物と確認し
た。マススペクトル m/e505(M+)、元素分析
(計算値)C:68.87,H:7.77,N:13.
85、(実測値)C:68.60,H:7.87,N:
13.84。
【0097】実施例6 例示色素(B−18)の合成
【0098】
【化28】
【0099】化合物(21)10.0gをトルエン60
mlに溶かし、これにモレキュラーシーブ3A3g、塩
化チタン(IV)3gを懸濁させた。化合物(24)6.
2gをトルエン20mlに溶かした溶液を3時間かけて
滴下し、そのまま48時間攪拌を続けた。固形物をろ別
し、溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチルを30m
l加え、不溶物を濾別した。溶媒を1/3程度に濃縮し
た後、ヘキサンを加え、氷冷下攪拌し、生じた結晶を濾
取した。NMRより化合物(25)と同定した。収量
5.0g(収率33%)。
【0100】100mlナスフラスコ中に化合物(2
6)3.3g、化合物(25)5.0g、ピリジン10
ml、トリエチルアミン1mlを加えて加熱攪拌し、次
に無水酢酸3mlを加えた。100℃で30分間加熱攪
拌した後、反応液を1規定塩酸水溶液100mlに加
え、酢酸エチル80mlで抽出した。この酢酸エチル相
を10%重曹水溶液で洗浄した後、減圧濃縮し、生じた
沈殿を濾取した。アセトニトリルから再結晶し、生じた
青紫色の結晶を濾取した。収量2.8g(収率35
%)。マススペクトル、元素分析より目的物と確認し
た。マススペクトルm/e423(M+)、元素分析
(計算値)C:76.56,H:6.90,N:16.
53、(実測値)C:76.50,H:6.95,N:
16.53。
【0101】実施例7 例示色素(B−21)の合成
【0102】
【化29】
【0103】8−アミノキノリン(27)6.2gを濃
塩酸13ml中に溶かし、氷冷下亜硝酸ナトリウム3.
3gを少量づつ加えた。化合物(25)11.5g、ト
リエチルアミン13gをメタノール200mlに溶か
し、氷冷下、先の溶液を少しづつ加えた。氷冷下そのま
ま1時間攪拌し、生じた沈澱を濾取した。アセトニトリ
ルから再結晶して、赤紫色の結晶を得た。収量5.7g
(収率31%)。マススペクトル、元素分析より目的物
と確認した。マススペクトルm/e421(M+)、元
素分析(計算値)C:71.24,H:5.50,N:
23.26、(実測値)C:70.95,H:5.4
0,N:23.10。
【0104】実施例8 例示色素(B−24)の合成
【0105】
【化30】
【0106】化合物(6)と同様の方法にて合成した化
合物(28)5.0g、ローソン試薬(29)9.2g
をトルエン100mlに溶かし、8時間加熱還流した。
室温まで放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で水洗
した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製した。収量4.6g(収率82%)。NMRに
より化合物(30)と同定した。
【0107】化合物(30)4.6g、化合物(31)
4.2g、炭酸カリウム12.0gをアセトニトリル3
00mlに懸濁し、激しく攪拌しながらこれに酸化銀
5.43gを少量づつ加え、室温で1時間攪拌した。不
溶物を濾別し、溶媒を減圧留去した後、残渣に酢酸エチ
ルを100ml加え、飽和塩化ナトリウム水溶液で水洗
し、有機層を抽出した。無水硫酸ナトリウムで脱水した
後、乾燥剤をろ別し、溶媒を1/3程度に濃縮した後、
ヘキサンを加え、氷冷下攪拌し、生じた濃青色の結晶を
濾取した。メタノールから再結晶した。収量2.2g
(収率27%)。
【0108】1H−NMR、マススペクトル、元素分析
より目的物と確認した。1H−NMRスペクトル(60
MHz,クロロホルム−d1)δ1.20−1.30
(t 6H),δ1.50−1.70(t,d 9
H),δ2.50−2.70(s 3H),δ3.00
−3.50(s,m 6H),δ3.50−3.80
(m 4H),δ6.50−9.00(d 2H),マ
ススペクトル m/e410(M+)、元素分析(計算
値)C:64.36,H:7.36,N:20.47、
(実測値)C:64.72,H:7.35,N:20.
01。アセトン溶液中でのこの色素の紫外可視光吸収ス
ペクトルは極大吸収を625nmに持ち、可視光部に副
吸収をほとんど持たないシャープな分光特性を有してい
た。
【0109】実施例9 −色素の保存性評価− 例示色素(B−2)について以下の方法で強制劣化試験
を行った。評価はこの試料をインクに調製し、支持体
(YUPO FPG−150、王子油化合成合成紙製)
に塗布しその色を目視で評価した。
【0110】常温で保存した試料も同様に塗布し色を目
視で評価した。
【0111】耐熱性試験:色素を1gシャーレにとり、
サーモ機(内部温度55℃、内部湿度20%)内で一カ
月保存した。
【0112】耐湿性試験:色素を1gシャーレにとり、
サーモ機(内部温度40℃、内部湿度80%)内で一カ
月保存した。
【0113】−インクの調製− 下記の原料を混合して本発明に係わる色素を含有する均
一な溶液のインクを得た。
【0114】色素の溶解性は良好であり、インク化適性
も良好であった。
【0115】 例示色素(B−2) 0.7g ポリビニルアセトアセタール樹脂(KY−24、電機化学工業製) 1.1g メチルエチルケトン 27ml トルエン 1.5ml 上記と同様にして表1に示す色素について評価を行っ
た。
【0116】
【化31】
【0117】
【表1】
【0118】表1から明らかなように、本発明の色素は
保存安定性に優れていることがわかる。
【0119】実施例10 −インクの調製− 実施例9と同様に調製した。
【0120】−色素供与材料の作成− 上記インク液を、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフ
タレートベース上にワイヤーバーを用いて乾燥後の塗布
量が2.3g/m2になるように塗布乾燥し、ポリエチ
レンフタレートフィルム上に感熱転写層を形成してなる
色素供与材料−1を作成した。なお、上記ポリエチレン
テレフタレートベースの裏面には、スティキング防止層
としてシリコン変性ウレタン樹脂(SP−2105、大
日精化製)を含むニトロセルロース層が設けられてい
る。
【0121】上記と同様にして表2に示す色素を用いた
色素供与材料2〜13を作成した。
【0122】−受像材料の作成− 紙の両面にポリエチレンをラミネートした支持体(片側
のポリエチレン層に白色顔料(TiO2)と青味剤を含
む)の上に、下記組成の塗布液を乾燥後の塗布量が7.
2gになるように塗布乾燥し、受像材料−1を作成し
た。更に受像材料−1からメタルソースを除いた以外は
受像材料−1と同じ組成の受像材料−2を作成した。
【0123】 メタルソース(下記) 4.0g ポリビニルブチラール樹脂(BX−1、積水化学工業製) 6.0g ポリエステル変成シリコン 0.3g −感熱転写記録方法− 前記色素供与材料と受像材料とを重ね、感熱ヘッドを色
素供与材料の裏面からあてて、サーマルプリンターで画
像記録を行ない、階調性の優れた画像−1〜12を得
た。
【0124】記録後、画像の最大濃度、記録材料の感度
及び画像保存性について下記に従って評価した。結果を
表2に示す。
【0125】最大濃度の評価:X−Rite310TR
により画像の最大反射濃度(通常、印加時間が最大の部
分)を測定した。
【0126】感度の評価:色素供与材料−11で形成さ
れる画像の濃度が1.0となる時の印加エネルギーを1
とした時の各材料の相対的な印加エネルギーを求めた。
数字が小さいほど感度が高いことを示す。
【0127】耐光性評価:得られた画像に対してキセノ
ンフェードメーターで10日間光照射を行い耐光性を評
価した。
【0128】光照射後の色素残存率の結果を表2に示
す。尚、色素残存率は光照射前の濃度をD0、光照射後
の濃度をDとしてD/D0×100で表す。
【0129】
【化32】
【0130】
【表2】
【0131】表2が示す通り、本発明の色素を用いた感
熱転写記録材料は最大濃度が高く、感度に優れ、良好な
耐光性を示すことがわかる。さらに受像材料上にキレー
ト画像を形成させることで耐光性に優れた良好な画像を
得ることができることがわかる。
【0132】実施例11 実施例10で作成した各色素供与材料を50℃で100
時間放置し、保存安定性を評価した。
【0133】即ち、保存後の色素供与層に受像材料を擦
り合わせ、色素の移行による汚染を目視観察した。
【0134】その結果、本発明の色素は色素の移行がな
くほとんど汚染がなかったが、比較の色素では色素によ
る汚染がみられた。
【0135】実施例12 実施例10で得られた各画像を50℃で100時間放置
し、画像色素の定着性を評価した。
【0136】即ち、保存後の画像のにじみを目視観察し
た。その結果、本発明に係る色素では画像のにじみがほ
とんどなかったが、比較色素では画像のにじみが観察さ
れ、画像のボケがみられた。また、受像材料にメタルソ
ースを含有する画像では、画像のみじみが全くなく、優
れた色素の定着性を示した。
【0137】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明による色
素は良好な色相を有し、かつ光、熱、湿耐久性に優れ、
本発明による感熱転写記録材料、この記録材料を用いた
感熱転写記録方法は定着性や耐光性等の画像保存性に優
れた画像を得ることができ、インクシートの保存性が良
好で且つ高感度記録が可能で優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は共に本発明の感熱転写記録材
料を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 受像層 3 受像材料 4 支持体 5 色素供与層 6 色素供与材料 7 サーマルヘッド 8 発熱抵抗体 9 熱溶融性層 10 感熱転写記録材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝武 敦 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 北 弘志 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(B−I)で表されることを
    特徴とするピラゾロピリミジン色素。 【化1】 〔式中XBはN(RB6)または、硫黄原子を表し、QB
    可視及び/または赤外部に吸収を持つ色素を形成するの
    に必要な原子群を表し、LBは窒素原子またはメチン基
    を表し、nは0、1または2を表し、RB1、RB2
    B3、RB4、RB5およびRB6は水素原子または置換基を
    表し、RB2とRB3は互いに結合して環を形成しても良
    く、RB3とRB6は互いに結合して環を形成しても良く、
    B4とRB5は互いに結合して環を形成しても良い。〕
  2. 【請求項2】 下記一般式(B−II)で表されることを
    特徴とするピラゾロピリミジン色素。 【化2】 〔式中XBはN(RB6)または、硫黄原子を表し、QB
    可視及び/または赤外部に吸収を持つ色素を形成するの
    に必要な原子群を表し、nは0、1または2を表し、R
    B1、RB2、RB3、RB4、RB5およびRB6は水素原子また
    は置換基を表し、RB2とRB3は互いに結合して環を形成
    しても良く、RB3とRB6は互いに結合して環を形成して
    も良く、RB4とRB5は互いに結合して環を形成しても良
    い。〕
  3. 【請求項3】 下記一般式(B−III)で表されること
    を特徴とするピラゾロピリミジン色素。 【化3】 〔式中XBはN(RB6)または、硫黄原子を表し、QB
    可視及び/または赤外部に吸収を持つ色素を形成するの
    に必要な原子群を表し、RB1、RB2、RB3およびRB6
    水素原子または置換基を表し、RB2とRB3は互いに結合
    して環を形成しても良く、RB3とRB6は互いに結合して
    環を形成しても良い。〕
  4. 【請求項4】 支持体上に前記一般式(B−I)、前記
    一般式(B−II)または前記一般式(B−III)で表さ
    れるピラゾロピリミジン色素の少なくとも1種の色素を
    含有することを特徴とする感熱転写記録材料。
  5. 【請求項5】 支持体上に前記一般式(B−I)、前記
    一般式(B−II)または前記一般式(B−III)で表さ
    れるピラゾロピリミジン色素の少なくとも1種の色素を
    含有する色素供与層を有する色素供与材料に受像材料を
    重ね、該色素供与材料を画像情報に応じて加熱し、画像
    を形成することを特徴とする感熱転写記録方法。
  6. 【請求項6】 支持体上に前記一般式(B−I)、前記
    一般式(B−II)または前記一般式(B−III)で表さ
    れるピラゾロピリミジン色素の少なくとも1種の色素を
    含有する色素供与層を有する色素供与材料に、支持体上
    に金属イオン含有化合物を含む色素受像層を有する受像
    材料を重ね、該色素供与材料を画像情報に応じて加熱し
    て画像を形成することを特徴とする感熱転写記録方法。
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