JPH11157814A - 希ガスの回収方法及び装置 - Google Patents

希ガスの回収方法及び装置

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JPH11157814A JP9330228A JP33022897A JPH11157814A JP H11157814 A JPH11157814 A JP H11157814A JP 9330228 A JP9330228 A JP 9330228A JP 33022897 A JP33022897 A JP 33022897A JP H11157814 A JPH11157814 A JP H11157814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希ガス使用設備から排出される希ガスを効率
よく回収することができ、しかも、希ガス使用設備に対
して所定純度の希ガスを安定して供給することができる
とともに、希ガスの消費量を低減することができる希ガ
スの回収方法及び装置を提供する。 【解決手段】 減圧下で運転する希ガス使用設備から排
出される排ガス中の希ガスを回収するにあたり、前記排
ガスの回収系への導入と排気系への排出とを減圧状態で
切換えるとともに、この切換え操作を、排ガス中に含ま
れる不純物成分の濃度や希ガス使用設備の運転状態に応
じて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希ガスの回収方法
及び装置に関し、詳しくは、減圧下で運転する希ガス使
用設備、例えば、プラズマスパッタリング装置やプラズ
マCVD装置,リアクティブイオンエッチング装置等か
ら排出される排ガス中の希ガスを回収する方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路、アクティブマトリック
ス型液晶パネル、太陽電池パネル、磁気ディスク等の半
導体装置を製造する工程では、減圧下における希ガス雰
囲気中でプラズマを発生させ、該プラズマによって半導
体装置の各種処理を行う装置、例えば、スパッタリング
装置,プラズマCVD装置,リアクティブイオンエッチ
ング装置等が用いられている。
【0003】例えば、スパッタリング装置では、希ガス
を毎分500cc程度の流量でプロセスチャンバ内に導
入しながら真空ポンプによってチャンバ内を排気し、チ
ャンバ内の圧力を1Pa程度に保持した状態でチャンバ
内の電極に高周波を印加してプラズマを発生させ、この
プラズマによってチャンバ内に設置した固体成膜材料を
スパッタリングし、ウェハ表面に堆積させることにより
薄膜を形成するようにしている。
【0004】また、プラズマCVD装置では、成膜用ガ
スと希ガスとを混合して毎分1000cc程度の流量で
プロセスチャンバ内に導入しながら、スパッタリング装
置と同様に、真空ポンプによってチャンバ内の圧力を1
00Pa程度に保持した状態でプラズマを発生させ、こ
のプラズマを用いて成膜用ガスを分解し、300℃程度
に加熱したウェハ表面に堆積させて薄膜を形成してい
る。
【0005】さらに、リアクティブイオンエッチング装
置では、エッチング用ガスと希ガスとを混合してプロセ
スチャンバ内に導入しながら、チャンバ内の圧力を数P
aに保持した状態でプラズマを発生させ、このプラズマ
を用いてエッチング用ガスを励起し、励起したイオンを
用いてエッチングを行っている。
【0006】このような各種装置においては、高いエネ
ルギーを有するプラズマを用いて処理を行うため、処理
雰囲気中に、成膜に寄与する以外のガス種、例えば、窒
素,酸素,水分等が存在すると、所定の薄膜が形成され
なくなったり、エッチングができなくなったりする。例
えば、半導体集積回路用の金属配線の形成をスパッタリ
ング装置を用いて行う場合、雰囲気中に、水分や酸素等
が存在すると、金属薄膜が酸化され、配線の抵抗が増大
してしまう。また、タンタル(Ta)のように、結晶構
造が変化する場合もある。さらに、プラズマCVDによ
って多結晶シリコン薄膜を形成するときの雰囲気中に、
酸素,水分,有機系不純物等が存在すると、結晶粒の大
きさが不均一になったり、電子移動度が極端に低下した
りなどの、さまざまな不具合が生じる。また、リアクテ
ィブイオンエッチングによってエッチングする際に不純
物が存在すると、材料の選択比が取れなくなってエッチ
ング不良が発生したり、ウェハにダメージを与えたりす
る。したがって、プラズマを利用する装置に導入する希
ガス中の不純物は数ppb以下まで低減しておく必要が
ある。
【0007】図4は、プラズマ処理装置の一例としてス
パッタリング装置を示す系統図である。通常、このよう
なスパッタリング装置においては、プロセスチャンバ1
の前段に、ウェハ2を搬送するためのローディングチャ
ンバ3が設置され、ウェハ2は一枚ずつ処理される。ロ
ーディングチャンバ3は、パージガス供給部4から供給
される乾燥空気あるいは窒素ガス等のパージガス雰囲気
で、かつ、ローディングチャンバ3にゲート弁5を介し
て接続した真空排気ポンプ6a,6bによって減圧状態
に保持されている。ローディングチャンバ3に保持され
た処理前のウェハ2は、ローディングチャンバ3とプロ
セスチャンバ1とを真空排気した後、両室1,3を隔て
ているゲート弁7を通り、プロセスチャンバ内のウェハ
サセプタ8上に設置される。
【0008】前記両室1,3を隔てるゲート弁7を閉じ
た後、精製器9を通して不純物が除去された希ガスが、
ガス供給装置10を経てプロセスチャンバ1に導入され
る。通常、プロセスチャンバ1の内部を希ガス雰囲気と
するため、真空排気ポンプ11a,11bによるプロセ
スチャンバ内の真空引きと、ガス供給装置9からの希ガ
ス導入とからなるサイクルを、制御装置12からの指令
によって各弁を所定の順序で開閉することにより1回以
上繰り返している。プロセスチャンバ内を希ガス雰囲気
とした後、整合回路13を介して高周波電源14から高
周波を印加することによってプロセスチャンバ内にプラ
ズマを発生させ、生成したプラズマによって固体成膜材
料がスパッタされ、ウェハ上に薄膜が堆積する。所定の
薄膜が形成されたウェハ2は、次の処理のためプロセス
チャンバ1からローディングチャンバ3を経て次工程に
搬送される。このような工程で、ウェハの搬入搬出が毎
時約30回行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記スパッ
タリング装置から真空排気ポンプ11a,11bを介し
て真空排気された排ガスは、プロセスチャンバ内のパー
ジ用であっても、成膜に使用したものであっても、その
まま排気経路15から系外に排出されていた。一方、希
ガス容器16から供給される希ガスは、大気中に僅かし
か存在しないものであって、例えば、キセノンの存在濃
度は、大気中で0.086ppmである。これらの希ガ
スは、空気の深冷分離により酸素ガス中に濃縮したもの
をさらに精留して製造されており、大量に入手すること
が困難である。
【0010】このため、排気経路15から系外に排出さ
れる排ガス(大部分が希ガスとなった時点の排ガス)
を、別途設けた容器あるいは風船に回収し、回収したガ
スを濃縮精留して希ガスを分離し、これを再度使用する
ようにしている。この回収方法によれば、排気された希
ガスを容器あるいは風船等に回収するため、濃縮精留後
の希ガスを様々な産業分野で使用できるという利点はあ
るものの、希ガスを回収した容器あるいは風船の搬送コ
ストが大きくなるという問題があった。また、容器の取
り付け、取り外しの際に大気成分が混入し易いため、濃
縮精留時に安定した純度で希ガスが得られないという問
題があった。
【0011】また、図5に示すように、プロセスチャン
バから排気される排ガス(大部分が希ガスとなった時点
の排ガス)中の希ガスを、閉ループによって回収する方
法も提案されている。この方法は、前記同様に形成され
たスパッタリング装置21の排気経路15に希ガス回収
装置22に接続する回収経路23を設けるとともに、希
ガス回収装置22の出口経路24を前記精製器9に接続
したもので、回収経路23と排気経路15とにそれぞれ
設けた一対の切換弁25a,25bを切換え開閉するこ
とにより、プロセスチャンバ1から排出される排ガス
(希ガス)を希ガス回収装置22に導入するようにして
いる。希ガス回収装置22に導入された希ガスは、バイ
パス経路26を備えた圧縮機27により所定圧力に昇圧
された後、希ガス容器16から適宜補充される希ガスと
合流して精製器9に送られ、ここで精製されて循環再使
用される。
【0012】しかし、この方法では、ウェハ2の搬入出
時に、ローディングチャンバ3からの拡散等でプロセス
チャンバ1内に不純物が混入し、プロセスチャンバ1内
の不純物濃度が、ウェハ2の搬入搬出に伴い変動するた
め、希ガス導入直後の純度が変動し、制御器12によっ
て切換弁25a,25bを開閉して行う回収のタイミン
グを最適化することが困難であった。また、排ガスの回
収を後段の真空排気ポンプ(バックポンプ)11bの二
次側の排気経路15から行うようにしており、この部
分、すなわち、後段のバックポンプ11bの二次側圧力
は大気圧であるため、ガス流速が急激に低下し、希ガス
のみならず、不純物成分がバックポンプ内部及びバック
ポンプ二次側に滞留しやすくなる。この場合、多量の希
ガスによってこれらを系外へパージする必要があり、図
5に示すような回収装置22では、希ガスを高効率で回
収することは不可能であった。なお、バックポンプ11
b及びその二次側に滞留した不純物成分及びパージ希ガ
スをそのまま回収した場合、不純物成分の絶対量が多く
なるため、精製器9の寿命が極端に短くなるとともに、
希ガスの純度が低下するという不都合が生じていた。
【0013】そこで本発明は、減圧下で希ガスを用いる
プラズマ処理装置等の希ガス使用設備から排出される希
ガスを効率よく回収することができ、しかも、希ガス使
用設備に対して所定純度の希ガスを安定して供給するこ
とができるとともに、希ガスの消費量を低減することが
できる希ガスの回収方法及び装置を提供することを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の希ガスの回収方法は、減圧下で運転する希
ガス使用設備から排出される排ガス中の希ガスを回収す
るにあたり、前記排ガスの回収系への導入と排気系への
排出との切換え操作を、前記排ガス中に含まれる不純物
成分の濃度に応じて行うことを特徴としている。
【0015】さらに、本発明の希ガスの回収方法は、減
圧下で運転する希ガス使用設備から排出される排ガス中
の希ガスを回収するにあたり、前記排ガスの回収系への
導入と排気系への排出とを、減圧状態で切換えることを
特徴とし、前記排ガスの回収系への導入と排気系への排
出との切換え操作は、前記排ガス中に含まれる不純物成
分の濃度、あるいは、前記希ガス使用設備の運転状態に
応じて行うことを特徴としている。
【0016】また、本発明の希ガスの回収装置は、減圧
下で運転する希ガス使用設備と、該希ガス使用設備から
排出される排ガスを吸引する第1真空排気ポンプと、該
第1真空排気ポンプの二次側に減圧ラインを介して直列
に設けられた第2真空排気ポンプと、前記減圧ラインか
らライン切換え手段を介して分岐した回収ラインと、該
回収ラインに設けられた回収用真空ポンプと、該回収用
真空ポンプを導出した回収ガスを昇圧する圧縮機と、圧
縮された回収ガスを貯留する貯留タンクと、該貯留タン
クから導出した回収ガス中の不純物を除去して希ガスの
精製を行う精製器と、精製後の希ガスを前記希ガス使用
設備に供給する希ガス供給ラインとを備えていることを
特徴とし、特に、前記回収用真空ポンプと圧縮機との間
に、回収用真空ポンプを導出した回収ガス中に含まれる
除害対象成分を除害する除害装置を設けたこと、該除害
装置の後段に、前記回収ガス中の不純物濃度を測定する
不純物濃度検出手段を設けるとともに、該不純物濃度検
出手段と前記圧縮機との間に、測定した不純物濃度に応
じて回収ガスを排気する排気ラインをライン切換え手段
を介して分岐させたこと、さらに、前記貯留タンクに圧
力検出手段を設けるとともに、該圧力検出手段の検出値
に応じて貯留タンク内に希ガスを導入する希ガス補充手
段を設けたことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の希ガス回収装置
を希ガス使用設備であるスパッタリング装置に適用した
一形態例を示す系統図である。なお、スパッタリング装
置内の各構成要素には、前記図4に示したスパッタリン
グ装置の対応する構成要素と同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0018】この希ガス回収装置31は、前記同様に形
成されたスパッタリング装置21から排出される希ガス
を回収して精製し、精製後の希ガスをスパッタリング装
置21に再び供給する閉ループを形成しており、プロセ
スチャンバ1を真空排気する第1真空排気ポンプ11a
とその二次側に直列に設けられた第2真空排気ポンプ1
1bとの間の減圧ライン17から分岐した回収ライン3
2と、精製器9で精製した希ガスをガス供給装置10に
供給する希ガス供給ライン33とによって前記スパッタ
リング装置21に接続している。
【0019】前記回収ライン32と減圧ライン17とに
は、ガス流路を切換えるライン切換え手段として、一対
の切換弁34a,34bがそれぞれ設けられている。こ
の切換弁34a,34bは、プロセスチャンバ1の出口
経路に設けられた純度モニター35が検出した不純物濃
度に応じて制御器12から出力される指令により開閉す
るもので、一方が開、他方が閉となるように連動して開
閉作動する。例えば、純度モニター35が検出した不純
物濃度が100ppmを超えたときには、切換弁34a
を閉じて切換弁34bを開くことにより、排ガスを第2
真空排気ポンプ11b側の排気系に流して系外に排出
し、不純物濃度が100ppm以下の場合は、切換弁3
4bを閉じて切換弁34aを開くことにより、排ガスを
回収系の回収ライン32に導入するように作動する。但
し、不純物濃度が高くても、不純物中の成分で、回収系
に設けた除去装置(除害装置)で除去できる成分が含ま
れている場合は、この成分は除外して考える。
【0020】なお、本形態例に示すスパッタリング装置
21では、前記第1真空排気ポンプ11aにはターボ分
子ポンプを、第2真空排気ポンプ11bにはドライポン
プあるいはスクリューポンプをそれぞれ用いており、減
圧ライン17の圧力は、100Pa程度の減圧状態とな
っている。また、プロセスチャンバ1内の圧力は1Pa
程度、ローディングチャンバ3内の圧力は10〜8Pa
程度に設定されている。
【0021】希ガス回収装置31には、減圧ライン17
から減圧状態の排ガスを吸引するための回収用真空ポン
プ36と、排ガス中に含まれる金属パーティクルを除去
するための除去装置37と、排ガスを所定の圧力に昇圧
するための圧縮機38と、所定圧力の排ガスを貯留する
貯留タンク39と、前記精製器9及び希ガス補充用の希
ガス容器16等が設けられている。なお、希ガス使用設
備が、反応性ガス等の有害成分を使用する設備、例えば
プラズマCVD装置やリアクティブイオンエッチング装
置等の場合は、排ガス中に含まれる有害成分の除害処理
を行う必要があるため、前記除去装置37に加えて除害
剤(反応剤,吸着剤等)を用いた除害装置を設置する。
この除害装置は、除去装置37と別体に形成してもよ
く、除去装置37と一体的に形成することもできる。
【0022】以下、希ガスを回収する手順に基づいて本
発明方法を説明する。まず、ローディングチャンバ3内
の処理前のウェハ2は、ローディングチャンバ3とプロ
セスチャンバ1との圧力が略同じになって前記両室1,
3を隔てているゲート弁7が開くと、このゲート弁7を
通ってプロセスチャンバ1内のウェハサセプタ8上に設
置される。このとき、プロセスチャンバ1内には、真空
排気系からの不純物の逆拡散を防止するため、パージガ
ス供給部4からパージガスが通気されており、パージガ
スを通気しながら減圧状態に保持されている。パージガ
スには、通常、窒素が使用されるが、パージガスの種類
は、そのプロセスに応じて選定すればよく、窒素にこだ
わるものではない。
【0023】プロセスチャンバ1内のガス分子は、前記
両室1,3を隔てるゲート弁7を閉じた後、プロセスチ
ャンバ1に弁18を介して接続された第1真空排気ポン
プ(ターボ分子ポンプ)11aとそれに連接した第2真
空排気ポンプ(バックポンプ)11bとによって排気さ
れる。次いで、精製器9を通して不純物が除去された希
ガスがガス供給装置10を経てプロセスチャンバ1内に
毎分500ccの流量で導入され、プロセスチャンバ1
内を希ガス雰囲気とした後、高周波電源14から高周波
を印加して高周波放電によりプラズマを発生させる。プ
ラスマ発生時の圧力は、通常、1Paである。発生した
プラズマにより固体成膜材料がスパッタされ、ウェハ2
上に薄膜が堆積される。所定の薄膜が形成されたウェハ
2は、次の処理のため、プロセスチャンバ1からローデ
ィングチャンバ3を経て次工程に搬送される。このと
き、薄膜堆積に使用された希ガスは、パージガスによっ
てプロセスチャンバ1より押し出される。以上のような
工程でウェハ2の搬入搬出が毎時約20回行われる。
【0024】一方、プロセスチャンバ1からの排気ガス
は、プロセスチャンバ1と第1真空排気ポンプ11aと
を隔離する弁18を経て真空排気されるが、弁18の上
流に設置された純度モニター35によって排ガス中の不
純物濃度が計測される。このとき、純度モニター35
は、希ガス中の不純物成分を計測するので、希ガスの回
収効率を高めるためにも、その場計測(in−situ
計測)を行える形式のものが望ましい。また、減圧下で
の計測になるため、純度モニター35としては、質量分
析装置を使用することが好適であり、質量分析装置を採
用することによって、その場計測が可能になるととも
に、希ガスを系外に不要に放出することなく、かつ、取
り付けも排気配管にポートを設けるだけでよいので、よ
り安価に計測が可能になる。
【0025】なお、本形態例では純度モニター35を弁
18の上流に設置しているが、切換弁34a,34bの
一次側であってもよい。このとき、純度モニター35
は、その場計測が可能で、かつ、減圧下での計測ができ
るものならば各種機器を用いることができ、例えば、F
T−IRやレーザーを光源に用いた分光分析装置等を好
適に使用することができる。
【0026】前記純度モニター35によって排気ガス中
の酸素,窒素,水分,一酸化炭素,二酸化炭素,フッ化
炭素,水素,各種成膜用ガス等の不純物濃度が計測さ
れ、その計測信号は、制御装置12に伝送される。そし
て、前記不純物濃度(除去装置37で除去できない不純
物の濃度)が、例えば100ppm以下となったとき、
好ましくは10ppm以下になったときに、制御装置1
2からの信号によって第2真空排気ポンプ11bの上流
に設置された切換弁34bが閉じ、回収ライン32に設
けた切換弁34aが開くことにより、排ガスの流れが減
圧状態の減圧ライン17から回収ライン32に切換えら
れ、希ガスを主成分とする排ガスが希ガス回収装置31
に導入される。なお、排ガスの流路切換えは、第1真空
排気ポンプ11aの一次側でも行うことができるが、こ
の場合は、回収用真空ポンプ36として、ターボ分子ポ
ンプと同等の吸引力を有するものを使用する必要があ
る。
【0027】希ガス回収装置31に導入される排ガス
は、回収用真空ポンプ36に吸引されて除去装置37に
送られる。本形態例における除去装置37は、金属パー
ティクルの除去を主な目的とするものであり、金属フィ
ルター等を中心に構成されているが、前述のように、排
ガス中に含まれる有害成分の除害処理を行う場合は、反
応性ガス分子を酸化反応により除害するため反応剤や、
吸着除去するための吸着剤等を中心に構成する。なお、
前記反応剤としては、酸化銅,酸化鉄,酸化ニッケル,
白金及びこれらの混合物等が使用でき、吸着剤として
は、活性炭,アルミナ,合成ゼオライト等が使用できる
が、これにこだわるものではない。また、反応性ガス分
子が高沸点化合物(沸点が−50℃以上) の場合は、適
宜、冷却筒を設け、反応性ガス分子を液化あるいは固化
させることにより除去してもよい。
【0028】除去装置37を通過した排ガスは、圧縮機
38に導入されて所定圧力、例えば8〜15kg/cm
Gに加圧される。この圧縮機38には、通常、レシプ
ロ式が使用されるが、これにこだわるものではない。圧
縮された排ガスは、前記切換弁34aと同時に作動する
圧縮機二次側の弁38a及び逆止弁(図示せず)を経て
貯留タンク(バッファタンク)39に一旦貯蔵される。
【0029】前記バッファタンク39には、圧力センサ
40が設置され、バッファタンク39内の希ガス圧力が
所定圧力以下、例えば2気圧未満の場合は、希ガス容器
16から圧力制御ユニット41を経由して適当な圧力の
希ガスが逐次導入される。なお、バッファタンク39の
容量は、プロセスチャンバ1及びプロセスチャンバ1か
ら第2真空排気ポンプ11bまでの容積に依存するが、
プロセスチャンバ1と第2真空排気ポンプ11bまでの
容積と同等以上であればよい。
【0030】バッファタンク39に貯蔵された希ガス
は、弁42を経て精製器9に導入され、精製器9によっ
て希ガス中の不純物、例えば、水分,窒素,酸素,一酸
化炭素,二酸化炭素,水素,各種炭化水素類等が除去さ
れる。精製器9には、様々な方式、例えば、吸着式ある
いは膜分離法式等を用いることができるが、チタン,バ
ナジウム,ジルコニウム,鉄,ニッケル等の金属あるい
は合金を用いたゲッタ式精製装置が好適である。ここ
で、希ガス中の不純物濃度は、前記純度モニター35に
よって回収時に計測されているので、不純物濃度が既知
の希ガスが精製器9に導入されることになる。通常、ゲ
ッタ式精製器の性能(不純物除去効率)は、入口不純物
濃度と空塔速度とに依存するので、不純物濃度が100
ppm以上になると空塔速度を小さく、すなわち、ゲッ
タ筒を太くする必要があり、精製器9が大型化すること
になる。したがって、不純物濃度が100ppm望まし
くは10ppm以下であれば、ゲッタ筒内径は、標準処
理流量が毎分1リットルの場合、30mm程度でよく、
小型化が可能である。また、必要流量に応じて適宜最適
設計を行うことも可能である。さらに、精製器9に積算
流量計を設けておくことにより、ゲッタ寿命の算出が可
能となってゲッタの交換時期の予測ができる。
【0031】精製装置9で不純物が除去された希ガス
は、希ガス供給ライン33からガス供給装置10を経て
プロセスチャンバ1に導入され、再使用される。前述し
たように、希ガスが使用されるのは、プロセスチャンバ
1へウェハ2が導入された直後の予備排気工程及びプラ
ズマ発生による薄膜堆積時であり、プレパージ(予備排
気)の際の排ガス量は、例えば200mmウェハの場合
約0.2リットルであり、その不純物濃度に応じて回収
される。一方、薄膜堆積時に使用された希ガスは、その
不純物濃度が充分低いので、その全てを回収・循環使用
することができる。
【0032】このように、本発明によれば、スパッタリ
ング装置21に使用した希ガスのほとんどを回収して循
環使用できるので、所要量の希ガスを必要純度で、か
つ、安価に使用することができる。
【0033】すなわち、回収系と排気系との排ガスライ
ンの切換えを、排ガス中の不純物濃度に応じて行うこと
により、精製器9の小型化や長寿命化が図れる。特に、
減圧状態の減圧ライン17で切換えることにより、希ガ
スがポンプ部等に滞留することがなくなるので、プロセ
スチャンバ1から排出される希ガスを効率よく回収する
ことができる。また、前述のように、薄膜堆積時には不
純物濃度が低くなるので、スパッタリング装置21の運
転状態に応じて排ガスラインを切換えることによって
も、希ガスの回収・再利用を効率よく行うことができ
る。また、希ガス容器16からの希ガスの補充を、回収
操作時のバッファタンク39内の圧力に応じて行うこと
により、必要量の希ガスを確実に補充できるとともに、
一つの精製器9で希ガスの精製を行うことができる。
【0034】なお、前記圧縮機38は、通常、商用周波
数で常に運転されることになるが、圧縮機一次側の圧力
が回収系への切換えに応じて変動するため、安定した運
転を行うためには、圧縮機一次側と二次側とをバイパス
させ、その系内に圧力調整器を設ける必要がある。しか
し、この方法では、圧縮機38で圧縮した希ガスを再度
圧縮することになるなるため、圧縮のための運転コスト
が増大する場合がある。この圧縮機運転コストを低減さ
せるためには、圧縮機38にインバータ制御機構を設け
ることが好ましい。この場合、圧縮機38の一次側に設
けた圧力センサからの信号に基づいて圧縮機38を最適
な状態で運転することができる。すなわち、圧縮機一次
側の圧力が基準圧力より低い場合、すなわち、回収系へ
の排ガス導入量が少ない場合は、周波数を小さくするよ
うに制御し、圧縮機一次側の圧力が基準圧力より高い場
合は、周波数を大きくするように制御を行うことによ
り、圧縮機38での消費電力を低減しながら、圧縮機一
次側の圧力を常に一定に制御することが可能となり、圧
縮機38の長寿命運転が可能となる。
【0035】図2は、希ガス回収装置31に複数の希ガ
ス使用設備、例えば3台のスパッタリング装置21を接
続した例を示している。すなわち、各スパッタリング装
置21の減圧ライン17からそれぞれ分岐した3本の回
収ライン32を切換弁34aの下流側で1本の主回収ラ
イン51に接続し、この主回収ライン51を回収用真空
ポンプ36に接続し、また、希ガス供給ライン33は、
分岐ライン52を介して各スパッタリング装置21に接
続している。
【0036】希ガス回収装置31の構成や機能,動作は
前記同様であるが、各スパッタリング装置21における
運転周期を調節することにより、希ガス回収装置31を
安定した状態で運転することができる。すなわち、各ス
パッタリング装置21におけるウェハ搬入−成膜−ウェ
ハ搬出の一連のプロセスに要する時間をtとしたとき、
各プラズマ処理装置のプロセス開始時刻を、t/3ずら
すようにすることにより、主回収ライン51を介して回
収される排ガス量を平均化でき、圧縮機38の安定運転
が可能となるとともに、精製器9から希ガス供給ライン
33を介して供給する希ガス量も平均化できる。但し、
前記ずれ周期(t/3)は、希ガス使用設備及びプロセ
ス時間によって適当に設定することが可能であり、任意
のずれ周期を選定することができる。
【0037】図3は、プラズマCVD装置やリアクティ
ブイオンエッチング装置のように、反応性ガスあるいは
エッチング用ガス等の成膜用ガスと希ガスとを混合して
使用する希ガス使用設備に適した希ガス回収装置の一形
態例を示す系統図である。なお、本形態例に示す希ガス
回収装置及び希ガス使用設備における主要な構成要素
は、前記図1に示した希ガス回収装置31及びを希ガス
使用設備(スパッタリング装置21)と同一に形成する
ことができるので、同一の構成要素には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0038】まず、希ガス使用設備において、ガス供給
装置10の下流側には製膜用ガス供給ライン60が設け
られており、ガス供給装置10から供給される希ガス
と、成膜用ガス供給源61から流量調節器62を介して
供給される反応性ガスやエッチング用ガス等の成膜用ガ
ス、例えば、モノシランやアンモニア,ホスフィン等の
反応性ガスや各種ドーピング用ガスとを混合器63で混
合し、この混合器63で混合したガスをプロセスチャン
バ1に供給するように形成されている。
【0039】また、希ガス回収装置側には、前記同様の
切換弁34a,34bからなる第1のライン切換え手段
71に加えて、圧縮機38の上流側に、一対の切換弁7
2a,72bからなる第2のライン切換え手段72が設
けられるとともに、この第2のライン切換え手段72の
上流側、回収用真空ポンプ36との間に、除害装置73
と純度モニター74とが設けられている。第2のライン
切換え手段72は、純度モニター74により検出した希
ガスの純度、即ち不純物濃度に応じて制御器75が前記
切換弁72a,72bを連動させて開閉するように形成
されており、不純物濃度が充分に低いときには、切換弁
72aが開いて切換弁72bが閉じ、逆に不純物濃度が
高い場合には、切換弁72bが開いて切換弁72aが閉
じるように作動する。
【0040】このような構成の装置において、ウェハ2
の交換時のように、プロセスチャンバ1内に希ガス及び
成膜用ガスが導入されない工程では、第1のライン切換
え手段71における回収側の切換弁34aが閉じ状態、
排気側の切換弁34bが開き状態となっており、プロセ
スチャンバ1内に供給され、ターボ分子ポンプ11aに
吸引されて減圧ライン17に導出されたパージガス、例
えば窒素ガス等が、切換弁34b,バックポンプ11b
を経て排気経路15から系外に排出される。
【0041】そして、プロセスチャンバ1内に希ガス及
び成膜用ガスの導入が始まると、第1のライン切換え手
段71における両切換弁34a,34bが切換え開閉さ
れ、減圧ライン17を流れる排ガスは、切換弁34aを
経て回収用真空ポンプ36に吸引される。回収用真空ポ
ンプ36を導出した排ガスは、除害装置73で前記金属
パーティクルや反応性ガス等の除害対象成分が除去ある
いは除害処理された後、純度モニター74によって希ガ
スの純度(不純物濃度)が測定される。なお、本形態例
では、純度モニター74の設置位置が回収用真空ポンプ
二次側の大気圧状態のラインであるから、純度モニター
74としては、前述の各種機器に加えてガスクロマトグ
ラフ等を用いることも可能となる。
【0042】純度モニター74で測定した不純物濃度
は、制御器75に送られ、前述のように、不純物濃度に
応じて第2のライン切換え手段72の切換弁72a,7
2bが切換え開閉される。不純物濃度が低い排ガスは、
切換弁72aを通過して圧縮機38で所定圧力に圧縮さ
れた後、前記同様にバッファタンク39に一旦貯蔵さ
れ、精製器9によって精製され、希ガス供給ライン33
からガス供給装置10,混合器63を経てプロセスチャ
ンバ1内に再び供給される。
【0043】不純物濃度が高い排ガスは、切換弁72b
が開いて切換弁72aが閉じることにより、排気ライン
76を経てバックポンプ11bの一次側に戻される。な
お、本形態例では、排気ライン76を経てバックポンプ
11bから系外に排出されるガスに含まれる不純物とし
て、前記除害装置73で除害できなかった成膜用ガスが
残留している場合や、切換弁34bが開いているときに
系内に残留した成膜用ガスが排気系に流入することを考
慮し、排気経路15にも予備除害装置77を設け、ここ
でも除害処理を行うようにしている。
【0044】
【実施例】実施例1 図1に示す構成の希ガス使用設備及び希ガス回収装置を
用いてキセノンガスの回収操作を行い、その回収率を測
定した。キセノンガスの回収率は、圧力制御ユニット4
1の下流に設けた流量計で計測した新規導入量と、ガス
供給装置10での使用流量から算出した。希ガス回収装
置を構成する主な部品の諸元は、以下の通りである。
【0045】精製器9:Ti合金ゲッタ式 許容圧力10kg/cm、使用流量毎分1リットル バッファタンク39:SUS316L製 内容積15リットル、許容圧力10kg/cm 圧力制御ユニット41:ピエゾ制御式 圧力制御範囲1.5〜9.5kg/cm 圧縮機38:レシプロ式 最大加圧圧力8kg/cm、耐圧15kg/cm
【0046】回収操作に先立ち、以下の手順で希ガス回
収装置を立ち上げた。まず、圧力制御ユニット41,バ
ッファタンク39,圧縮機38,精製器9内を、図1に
示すように、バッファタンク39の下流側に接続したヘ
リウムリークディテクタ81の真空ポンプにより真空引
きし、ヘリウムリークテストを実施した。次に、各部品
内が真空状態のまま、キセノンガスを希ガス容器16か
ら圧力制御ユニット41を介して導入した。導入圧力
は、圧力センサで計測し、3kg/cmまで加圧し
た。そして、精製器9及び圧縮機38を起動するととも
に、プロセスチャンバ1内を10-7Paまで真空引きし
た。このようにして立ち上げた希ガス回収装置を使用
し、希ガス使用設備であるマグネトロンスパッタリング
装置から排出される希ガスの回収操作を行った。
【0047】マグネトロンスパッタリング装置におい
て、成膜用固体材料にはアルミニウムを用いた。また、
プロセスチャンバとローディングチャンバとを隔離する
ゲート弁は、ウェハの搬入搬出時のみ開閉し、ウェハの
搬出搬入時間は30秒とした。ウェハの搬出搬入の前
に、ローディングチャンバ及びプロセスチャンバへパー
ジガスとして窒素ガスを導入し、その圧力が1Paとな
るようにした。ウェハをプロセスチャンバに設置した
後、キセノンガスを1500cc/分で10秒間導入し
て予備排気を行った。その後、圧力1Paで、キセノン
を1500cc/分の流量で流しながらプラズマを発生
させ、成膜を1分間行った。この工程を繰り返して行
い、6インチウェハを36枚/時の速度で処理した。こ
の実験では、常にガスをプロセスチャンバ内に通気しな
がら真空排気したため、真空排気系からの逆拡散を防止
でき、処理後の各ウェハ間のアルミニウムの比抵抗は、
略一定となった。
【0048】プロセスチャンバへのウェハ搬入搬出に伴
い、キセノンガスは数秒で窒素ガスで置換されることが
純度モニタにより確認された。同様に、予備排気工程で
は、窒素ガスを主成分とした不純物がキセノンガスによ
って置換された。予備排気工程の途中で不純物濃度が1
0ppm以下となったが、予備排気工程ではキセノンガ
スを回収せず、成膜時にのみキセノンガスを回収した。
新規キセノンガスの導入量は、1時間当たり9000c
cとなった。プロセスチャンバへのガス導入総量は63
000ccであるから、回収率は約86%となる。
【0049】実施例2 希ガス使用設備として、多結晶シリコンを成膜するプラ
ズマCVD装置を使用した。プラズマCVD装置の構成
は、図1の装置構成において、ガス供給装置(10)の
下流側に、図3に示すような製膜用ガス供給ライン60
を設けたものを使用し、成膜用ガスにはモノシランを用
いた。また、基板は300mm角のガラス基板であり、
基板温度は300℃とした。プロセスチャンバとローデ
ィングチャンバとを隔離するゲート弁は、ウェハの搬出
搬入時のみ開閉し、ウェハの搬出搬入時間は30秒とし
た。ウェハの搬出搬入の前に、ローディングチャンバ及
びプロセスチャンバへ窒素ガスを導入し、その圧力が1
00Paとなるようにした。ウェハをプロセスチャンバ
に設置した後、キセノンガスとモノシランガスとを10
0:1の割合で、1000cc/分で10秒間導入して
予備排気を行った。その後、圧力100Paでキセノン
ガスとモノシランガスとを100:1の割合で総流量3
000cc/分の流量で流しながら、成膜を110秒間
行った。この工程を繰り返して行い、24枚/時の速度
で処理した。なお、この実験では、成膜時における総流
量を300cc/分から3000cc/分まで変化させ
て成膜を行い、表面平坦度、均一性及び多結晶シリコン
の結晶子サイズを測定した。その結果、3000cc/
分の流量で行ったものが最も良好であった。
【0050】プロセスチャンバへのウェハ搬入搬出に伴
い、キセノンガスは数秒で窒素ガスで置換されることが
純度モニタにより確認され、予備排気工程では、窒素ガ
スを主成分とした不純物がキセノンガスとモノシランガ
スとによって置換された。予備排気工程の途中でモノシ
ランガス以外の不純物濃度が10ppm以下となったと
きに、キセノンガスの回収を開始した。なお、成膜中の
排ガスには、モノシランガス成分は観察されなかった。
これは、高密度のプラズマによってモノシランガスが完
全に分解したためである。新規キセノンガス導入量は、
1時間当たり3960ccとなった。プロセスチャンバ
へのガス導入総量は約134650ccであるから、回
収率は約97%となる。
【0051】実施例3 希ガス使用設備として、ドーピングした多結晶シリコン
を成膜するプラズマCVD装置を使用した。実施例2と
同様に、図1に示す構成の装置に製膜用ガス供給ライン
を付設し、成膜用ガスにはモノシランを、ドーピング用
ガスにはホスフィンをそれぞれ用いた。また、基板は3
00mm角のガラス基板であり、基板温度は300℃と
した。プロセスチャンバとローディングチャンバとを隔
離するゲート弁は、ウェハの搬出搬入時のみ開閉し、ウ
ェハの搬出搬入時間は30秒とした。ウェハの搬出搬入
の前に、ローディングチャンバ及びプロセスチャンバへ
窒素ガスを導入し、その圧力が100Paとなるように
した。ウェハをプロセスチャンバに設置した後、キセノ
ンガスとモノシランガスとホスフィンガスとを1000
00:1000:1の割合で、1000cc/分で10
秒間導入して予備排気を行った。その後、圧力100P
aで、キセノンガスとモノシランガスとを100:1の
割合で総流量3000cc/分の流量で流しながら、成
膜を160秒間行った。この工程を繰り返して行い、1
8枚/時の速度で処理した。
【0052】プロセスチャンバへのウェハ搬入搬出に伴
い、キセノンガスは数秒で窒素ガスで置換され、予備排
気工程では、窒素ガスを主成分とした不純物がキセノン
ガスとモノシランガスとによって置換された。予備排気
工程の途中でモノシランガス及びホスフィンガス以外の
不純物濃度が10ppm以下となったが、予備排気工程
ではキセノンガスを回収せず、成膜時にのみキセノンガ
スを回収した。なお、成膜中の排ガスには、モノシラン
ガス及びホスフィンガス成分は観察されなかった。これ
は、高密度のプラズマによってモノシランガス及びホス
フィンガスが完全に分解したためである。新規キセノン
ガス導入量は、1時間当たり2970ccとなった。プ
ロセスチャンバへのガス導入総量は約145540cc
であるから、回収率は約98%となる。
【0053】実施例4 図3に示す装置構成において、希ガス使用設備には窒化
シリコンを成膜するプラズマCVD装置を使用し、成膜
用ガスにはモノシラン及びアンモニアを用いた。また、
基板は300mm角のガラス基板であり、基板温度は3
00℃とした。プロセスチャンバとローディングチャン
バとを隔離するゲート弁は、ウェハの搬出搬入時のみ開
閉し、ウェハの搬出搬入時間は30秒とした。ウェハの
搬出搬入の前にローディングチャンバ及びプロセスチャ
ンバへ窒素ガスを導入し、その圧力が100Paとなる
ようにした。ウェハをプロセスチャンバに設置した後、
キセノンガスとモノシランガスとアンモニアガスとを1
00:1:5の割合で、1000cc/分で10秒間導
入して予備排気を行った。その後、圧力100Paで、
キセノンガスとモノシランガスとアンモニアガスとを1
00:1:5の割合で総流量3000cc/分の流量で
流しながら成膜を160秒間行った。この工程を繰り返
して行い、18枚/時の速度で処理した。
【0054】プロセスチャンバへのウェハ搬入搬出に伴
い、キセノンガスを主成分としたプロセスガスは数秒で
窒素ガスで置換され、予備排気工程では、窒素ガスを主
成分とした不純物がキセノンガスとモノシランガスとア
ンモニアガスとによって置換された。予備排気工程時
は、キセノンガスの回収を行わず、製膜工程時にのみ排
ガスのキセノンを回収するようにした。あらかじめ行っ
た予備実験では、成膜中の排ガスにはモノシランガス成
分は検出できなかったが、アンモニアガス成分は約10
00ppm程度検出された。なお、窒素ガス成分は10
0ppm以下であった。アンモニアガスは、回収用真空
ポンプの二次側に設置した除害装置で除去されるので、
アンモニア含有量が多くても成膜工程時の排ガス中から
キセノンガスを回収することができる。新規キセノンガ
ス導入量は1時間当たり2830ccであり、プロセス
チャンバへのガス導入総量は約135850ccである
から、回収率は約98%となる。
【0055】実施例5 希ガスとして、キセノンガスに代えてアルゴンガスを使
用するとともに、希ガス使用設備には、ボロンリンガラ
ス(BPSG)をエッチングするリアクティブイオンエ
ッチング装置を使用した。エッチング用ガスにはC
及び一酸化炭素並びに酸素を用いた。また、基板は、
BPSGを1.5μm堆積させた8インチのSiウェハ
であり、基板の上にレジストと呼ばれるマスク材を0.
7μm塗布し、露光,現像のプロセスを経て前記マスク
材に直径0.18μmのホールパターンを形成した。な
お、装置構成は実施例2と同様とした。
【0056】プロセスチャンバとローディングチャンバ
とを隔離するゲート弁は、ウェハの搬出搬入時のみ開閉
し、ウェハの搬出搬入時間は30秒とした。ウェハの搬
出搬入の前にローディングチャンバ及びプロセスチャン
バへ窒素ガスを導入し、その圧力が5Paとなるように
した。ウェハをプロセスチャンバに設置した後、ガス比
で、C:5%,CO:15%,酸素:2%及びア
ルゴン:78%のガスを、総流量500cc/分で10
秒間導入して予備排気を行った。その後、圧力5Pa
で、前記ガス比のプロセスガスを総流量1000cc/
分の流量で流しながらエッチングを1分間行った。この
工程を繰り返して行い、36枚/時の速度で処理した。
【0057】プロセスチャンバへのウェハ搬入搬出に伴
い、プロセスガスは数秒で窒素ガスで置換され、予備排
気工程では、窒素ガスはプロセスガスによって置換され
たが、この予備排気工程ではアルゴンの回収は行わなか
った。また、あらかじめ行った予備実験では、成膜中の
ガス成分として、C−F化合物,SiF,二酸化炭素
及びアルゴンが主に観察されたが、酸素はCO及びレジ
ストの酸化に消費され、ほとんど計測されなかった。酸
素,アルゴン以外の反応性ガス分子は,除害装置で除去
できるので、これらの含有量に関係なく成膜時にアルゴ
ンガスを回収した。新規アルゴンガス導入量は1時間当
たり2380ccであり、プロセスチャンバへのガス導
入総量は約30420ccであるから、回収率は約92
%となる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラズマ処理装置等の希ガス使用設備から排出される排
ガス中の希ガスを高効率で回収することができ、所要量
の希ガスを必要純度で、かつ、安価に循環使用すること
ができる。また、回収する希ガス中の不純物濃度を計測
しながら減圧下で回収することにより、回収効率が向上
するとともに、不純物を除去する精製器に過剰な負担を
かけることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の希ガス回収装置をスパッタリング装
置に適用した一形態例を示す系統図である。
【図2】 複数の希ガス使用設備に本発明の希ガス回収
装置を適用する際の接続例を示す要部の系統図である。
【図3】 成膜用ガスを使用する希ガス使用設備に本発
明の希ガス回収装置を適用した一形態例を示す系統図で
ある。
【図4】 プラズマ処理装置の一例を示す系統図であ
る。
【図5】 従来の希ガス回収装置の一例を示す系統図で
ある。
【符号の説明】
1…プロセスチャンバ、2…ウェハ、3…ローディング
チャンバ、4…パージガス供給部、5…ゲート弁、6
a,6b…真空排気ポンプ、7…ゲート弁、8…ウェハ
サセプタ、9…精製器、10…ガス供給装置、11a…
第1真空排気ポンプ、11b…第2真空排気ポンプ、1
2…制御装置、13…整合回路、14…高周波電源、1
5…排気経路、16…希ガス容器、17…減圧ライン、
21…スパッタリング装置、31…希ガス回収装置、3
2…回収ライン、33…希ガス供給ライン、34a,3
4b…切換弁、35…純度モニター、36…回収用真空
ポンプ、37…除去装置、38…圧縮機、39…貯留タ
ンク(バッファタンク)、40…圧力センサ、41…圧
力制御ユニット、51…主回収ライン、52…分岐ライ
ン、60…製膜用ガス供給ライン、61…成膜用ガス供
給源、62…流量調節器、63…混合器、71…第1の
ライン切換え手段、72…第2のライン切換え手段、7
2a,72b…切換弁、73…除害装置、74…純度モ
ニター、75…制御器、76…排気ライン、77…予備
除害装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧下で運転する希ガス使用設備から排
    出される排ガス中の希ガスを回収するにあたり、前記排
    ガスの回収系への導入と排気系への排出との切換え操作
    を、前記排ガス中に含まれる不純物成分の濃度に応じて
    行うことを特徴とする希ガスの回収方法。
  2. 【請求項2】 減圧下で運転する希ガス使用設備から排
    出される排ガス中の希ガスを回収するにあたり、前記排
    ガスの回収系への導入と排気系への排出とを、減圧状態
    で切換えることを特徴とする希ガスの回収方法。
  3. 【請求項3】 前記排ガスの回収系への導入と排気系へ
    の排出との切換え操作は、前記排ガス中に含まれる不純
    物成分の濃度に応じて行うことを特徴とする請求項2記
    載の希ガスの回収方法。
  4. 【請求項4】 前記排ガスの回収系への導入と排気系へ
    の排出との切換え操作は、前記希ガス使用設備の運転状
    態に応じて行うことを特徴とする請求項2記載の希ガス
    の回収方法。
  5. 【請求項5】 減圧下で運転する希ガス使用設備と、該
    希ガス使用設備から排出される排ガスを吸引する第1真
    空排気ポンプと、該第1真空排気ポンプの二次側に減圧
    ラインを介して直列に設けられた第2真空排気ポンプ
    と、前記減圧ラインからライン切換え手段を介して分岐
    した回収ラインと、該回収ラインに設けられた回収用真
    空ポンプと、該回収用真空ポンプを導出した回収ガスを
    昇圧する圧縮機と、圧縮された回収ガスを貯留する貯留
    タンクと、該貯留タンクから導出した回収ガス中の不純
    物を除去して希ガスの精製を行う精製器と、精製後の希
    ガスを前記希ガス使用設備に供給する希ガス供給ライン
    とを備えていることを特徴とする希ガスの回収装置。
  6. 【請求項6】 前記回収用真空ポンプと圧縮機との間
    に、回収用真空ポンプを導出した回収ガス中に含まれる
    除害対象成分を除害する除害装置を設けたことを特徴と
    する請求項5記載の希ガスの回収装置。
  7. 【請求項7】 前記除害装置の後段に、前記回収ガス中
    の不純物濃度を測定する不純物濃度検出手段を設けると
    ともに、該不純物濃度検出手段と前記圧縮機との間に、
    測定した不純物濃度に応じて回収ガスを排気する排気ラ
    インをライン切換え手段を介して分岐させたことを特徴
    とする請求項6記載の希ガスの回収装置。
  8. 【請求項8】 前記貯留タンクに圧力検出手段を設ける
    とともに、該圧力検出手段の検出値に応じて貯留タンク
    内に希ガスを導入する希ガス補充手段を設けたことを特
    徴とする請求項5記載の希ガスの回収装置。
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