JPH11108055A - 転がり軸受装置 - Google Patents
転がり軸受装置Info
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- JPH11108055A JPH11108055A JP9289155A JP28915597A JPH11108055A JP H11108055 A JPH11108055 A JP H11108055A JP 9289155 A JP9289155 A JP 9289155A JP 28915597 A JP28915597 A JP 28915597A JP H11108055 A JPH11108055 A JP H11108055A
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- JP
- Japan
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- bearings
- inner ring
- rolling bearing
- thermal expansion
- shaft
- Prior art date
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Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title claims abstract description 53
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 32
- 230000036316 preload Effects 0.000 claims abstract description 31
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/52—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C25/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
- F16C25/06—Ball or roller bearings
- F16C25/08—Ball or roller bearings self-adjusting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速回転時にも軸受の所定の予圧が維持され
る転がり軸受装置を提供すること。 【解決手段】 軸方向に離間される２個の転がり軸受
１，２と、両転がり軸受１，２の外輪３，４が嵌合固定
されるハウジング１１と、両転がり軸受１，２の内輪
５，６に挿通されて回転可能に支持される軸１２と、両
軸受１，２の外輪３，４間および内輪５，６間にそれぞ
れ配置される間座７，９と、上記軸１２に装着され内輪
５を押圧して両転がり軸受１，２に軸方向の予圧を付与
する予圧部材１５とよりなる転がり軸受装置において、
いずれか一方の軸受１の外輪３端面とハウジング１１側
の外輪固定部の端面間にカラー８を配置し、上記外輪
３，４間に配置される間座７の熱膨張率と上記カラー８
の熱膨張率を異ならせたことを特徴とする。
る転がり軸受装置を提供すること。 【解決手段】 軸方向に離間される２個の転がり軸受
１，２と、両転がり軸受１，２の外輪３，４が嵌合固定
されるハウジング１１と、両転がり軸受１，２の内輪
５，６に挿通されて回転可能に支持される軸１２と、両
軸受１，２の外輪３，４間および内輪５，６間にそれぞ
れ配置される間座７，９と、上記軸１２に装着され内輪
５を押圧して両転がり軸受１，２に軸方向の予圧を付与
する予圧部材１５とよりなる転がり軸受装置において、
いずれか一方の軸受１の外輪３端面とハウジング１１側
の外輪固定部の端面間にカラー８を配置し、上記外輪
３，４間に配置される間座７の熱膨張率と上記カラー８
の熱膨張率を異ならせたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、転がり軸受装
置、例えば工作機械用の転がり軸受装置に関する。
置、例えば工作機械用の転がり軸受装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば工作機械用の転がり軸受装
置においては、図２に示されるように、軸方向に離間さ
れる２個の背面合せ状態の転がり軸受２０，２１と、両
転がり軸受２０，２１の外輪２２，２３が嵌合固定され
るハウジング２６と、両転がり軸受２０，２１の内輪２
４，２５に挿通されて回転可能に支持される軸２７と、
両軸受２０，２１の外輪２２，２３間および内輪２４，
２５間にそれぞれ配置される間座２８，２９と、上記軸
２７に装着され内輪２４を押圧して両転がり軸受２０，
２１に軸方向の予圧を付与する予圧部材３０とよりなる
構成とされている。すなわち、上記両外輪２２，２３は
ハウジング２６の段部３１内に配置され、一方の外輪２
２はハウジング２６の段部３１端面３１ａに当接される
とともに、他方の外輪２３はハウジング２６側面２６ａ
に取り付けられた押さえ蓋３３で固定されている。さら
に、両内輪２４，２５の上記他方の外輪２３に対向する
内輪２５が軸２７段部３２の端面３２ａに当接されると
ともに、上記一方の外輪２２に対向する内輪２４が軸２
７に螺合された予圧付与部材であるナット３０で締めつ
けられて固定されている。これにより、両軸受２０，２
１は所定の軸方向の予圧が付与されている。
置においては、図２に示されるように、軸方向に離間さ
れる２個の背面合せ状態の転がり軸受２０，２１と、両
転がり軸受２０，２１の外輪２２，２３が嵌合固定され
るハウジング２６と、両転がり軸受２０，２１の内輪２
４，２５に挿通されて回転可能に支持される軸２７と、
両軸受２０，２１の外輪２２，２３間および内輪２４，
２５間にそれぞれ配置される間座２８，２９と、上記軸
２７に装着され内輪２４を押圧して両転がり軸受２０，
２１に軸方向の予圧を付与する予圧部材３０とよりなる
構成とされている。すなわち、上記両外輪２２，２３は
ハウジング２６の段部３１内に配置され、一方の外輪２
２はハウジング２６の段部３１端面３１ａに当接される
とともに、他方の外輪２３はハウジング２６側面２６ａ
に取り付けられた押さえ蓋３３で固定されている。さら
に、両内輪２４，２５の上記他方の外輪２３に対向する
内輪２５が軸２７段部３２の端面３２ａに当接されると
ともに、上記一方の外輪２２に対向する内輪２４が軸２
７に螺合された予圧付与部材であるナット３０で締めつ
けられて固定されている。これにより、両軸受２０，２
１は所定の軸方向の予圧が付与されている。
【０００３】ところで、工作機械用転がり軸受装置は、
高速回転時、内外輪の温度差や内輪軌道の遠心力等によ
り、軸受装置回転中の軸受に付与された予圧が増加し、
軸受に焼付きが生じることがある。その対策として、外
輪間座に、外輪材料のＳＵＪ２より熱膨張率の比較的小
さいＦｅ−Ｎｉ系合金が使用されたり、あるいは、内輪
間座に、内輪材料のＳＵＪ２より熱膨張率の比較的大き
いアルミニウム合金で製作され、軸受の予圧増加を抑え
ることが行われている。
高速回転時、内外輪の温度差や内輪軌道の遠心力等によ
り、軸受装置回転中の軸受に付与された予圧が増加し、
軸受に焼付きが生じることがある。その対策として、外
輪間座に、外輪材料のＳＵＪ２より熱膨張率の比較的小
さいＦｅ−Ｎｉ系合金が使用されたり、あるいは、内輪
間座に、内輪材料のＳＵＪ２より熱膨張率の比較的大き
いアルミニウム合金で製作され、軸受の予圧増加を抑え
ることが行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の、外輪間座２８
に前述のような熱膨張率の小さいものが使用された場
合、外輪側の軸方向の熱膨張がＦｅ材料からなるハウジ
ング２６の軸方向の熱膨張より小さいため、外輪２３と
押さえ蓋３３間に隙間が生じてしまい、主軸剛性が低下
する。また、内輪間座２９に前述のような熱膨張率の大
きいものが使用された場合、Ｆｅ材料からなる軸２７が
内輪間座２９に比較して軸方向に伸びないため、内輪間
座２９の軸方向の伸びが抑えられ、予圧増加防止がなさ
れにくい。
に前述のような熱膨張率の小さいものが使用された場
合、外輪側の軸方向の熱膨張がＦｅ材料からなるハウジ
ング２６の軸方向の熱膨張より小さいため、外輪２３と
押さえ蓋３３間に隙間が生じてしまい、主軸剛性が低下
する。また、内輪間座２９に前述のような熱膨張率の大
きいものが使用された場合、Ｆｅ材料からなる軸２７が
内輪間座２９に比較して軸方向に伸びないため、内輪間
座２９の軸方向の伸びが抑えられ、予圧増加防止がなさ
れにくい。
【０００５】そこで、この発明の目的は、高速回転時に
も軸受の所定の予圧が維持される転がり軸受装置を提供
することにある。
も軸受の所定の予圧が維持される転がり軸受装置を提供
することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、軸方向に離間される２個の転がり軸受
と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の外輪端面
とハウジング側の外輪固定部の端面間にカラーを配置
し、上記外輪間に配置される間座の熱膨張率と上記カラ
ーの熱膨張率を異ならせたことを特徴とする。
の手段として、軸方向に離間される２個の転がり軸受
と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の外輪端面
とハウジング側の外輪固定部の端面間にカラーを配置
し、上記外輪間に配置される間座の熱膨張率と上記カラ
ーの熱膨張率を異ならせたことを特徴とする。
【０００７】また、軸方向に離間される２個の転がり軸
受と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の内輪端面
と軸側の内輪固定部の端面間にカラーを配置し、上記内
輪間に配置される間座の熱膨張率と上記カラーの熱膨張
率を異ならせたことを特徴とする。
受と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の内輪端面
と軸側の内輪固定部の端面間にカラーを配置し、上記内
輪間に配置される間座の熱膨張率と上記カラーの熱膨張
率を異ならせたことを特徴とする。
【０００８】さらに、軸方向に離間される２個の転がり
軸受と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジン
グと、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持
される軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配
置される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転
がり軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる
転がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の外輪端
面とハウジング側の外輪固定部の端面間にカラーを配置
するとともに、いずれか一方の軸受の内輪端面と軸側の
内輪固定部の端面間にカラーを配置し、上記外輪間に配
置される間座の熱膨張率と外輪側のカラーの熱膨張率
を、上記内輪間に配置される間座の熱膨張率と内輪側の
カラーの熱膨張率をそれぞれ異ならせたことを特徴とす
る。
軸受と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジン
グと、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持
される軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配
置される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転
がり軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる
転がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の外輪端
面とハウジング側の外輪固定部の端面間にカラーを配置
するとともに、いずれか一方の軸受の内輪端面と軸側の
内輪固定部の端面間にカラーを配置し、上記外輪間に配
置される間座の熱膨張率と外輪側のカラーの熱膨張率
を、上記内輪間に配置される間座の熱膨張率と内輪側の
カラーの熱膨張率をそれぞれ異ならせたことを特徴とす
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例に
ついて図面を参照して説明する。図１は、この発明にか
かる一実施例であり、軸方向に離間される２個のアンギ
ュラ玉軸受１，２と、両軸受１，２の外輪３，４が嵌合
固定されるハウジング１１と、両転がり軸受１，２の内
輪５，６に挿通されて回転可能に支持される軸１２と、
両軸受１，２の外輪３，４間および内輪５，６間にそれ
ぞれ配置される間座７，９と、上記軸１２に装着され内
輪５を押圧して両転がり軸受１，２に軸方向の予圧を付
与する予圧部材１５とよりなる構成とされている。すな
わち、上記両外輪３，４はハウジング１１の段部１７内
に配置され、一方の外輪３はハウジング１１の段部端面
１２ａにカラー８を介して支持されるとともに、他方の
外輪４はハウジング側面１１ａに取り付けられた押さえ
蓋１４で固定されている。さらに、両内輪５，６の上記
他方の外輪４に対向する内輪６が軸段部１３の端面１３
ａに当接されるとともに、上記一方の外輪３に対向する
内輪５が軸１２に螺合された予圧部材としてのナット１
５にてカラー１０を介して締めつけられて固定されてい
る。これにより、両軸受１，２には所定の軸方向の予圧
が付与されている。なお、上記両アンギュラ玉軸受１，
２はその作用線Ａ，Ｂが両軸受１，２間のハウジング１
１側にて交差するようにされている。すなわち、軸受背
面合せ状態である。また１５，１６は玉である。ここで
内輪５，６、外輪３，４はＳＵＪ２にて、ハウジング１
１、軸１２はＦｅ材にて形成されている。
ついて図面を参照して説明する。図１は、この発明にか
かる一実施例であり、軸方向に離間される２個のアンギ
ュラ玉軸受１，２と、両軸受１，２の外輪３，４が嵌合
固定されるハウジング１１と、両転がり軸受１，２の内
輪５，６に挿通されて回転可能に支持される軸１２と、
両軸受１，２の外輪３，４間および内輪５，６間にそれ
ぞれ配置される間座７，９と、上記軸１２に装着され内
輪５を押圧して両転がり軸受１，２に軸方向の予圧を付
与する予圧部材１５とよりなる構成とされている。すな
わち、上記両外輪３，４はハウジング１１の段部１７内
に配置され、一方の外輪３はハウジング１１の段部端面
１２ａにカラー８を介して支持されるとともに、他方の
外輪４はハウジング側面１１ａに取り付けられた押さえ
蓋１４で固定されている。さらに、両内輪５，６の上記
他方の外輪４に対向する内輪６が軸段部１３の端面１３
ａに当接されるとともに、上記一方の外輪３に対向する
内輪５が軸１２に螺合された予圧部材としてのナット１
５にてカラー１０を介して締めつけられて固定されてい
る。これにより、両軸受１，２には所定の軸方向の予圧
が付与されている。なお、上記両アンギュラ玉軸受１，
２はその作用線Ａ，Ｂが両軸受１，２間のハウジング１
１側にて交差するようにされている。すなわち、軸受背
面合せ状態である。また１５，１６は玉である。ここで
内輪５，６、外輪３，４はＳＵＪ２にて、ハウジング１
１、軸１２はＦｅ材にて形成されている。
【００１０】そして、第１実施形態としては、上記外輪
３，４間に配置される間座７の熱膨張率が、上記外輪側
のカラー８の熱膨張率よりも小さくされている。具体的
には、例えば、上記間座７はＦｅ−Ｎｉ合金で形成さ
れ、上記カラー８はアルミニウム合金で形成されてい
る。上記間座７は、外輪３，４、ハウジング１１より熱
膨張率が小さく、上記カラー８は、外輪３，４、ハウジ
ング１１より熱膨張率が大きい。この構成により、間座
７の軸方向伸びとカラー８の軸方向伸びの大小関係によ
り、両軸受外輪３，４側全体の軸方向伸びをハウジング
１１に対して適切なものとし、外輪４と押さえ蓋１４間
の隙間の発生が防止され所定の予圧が維持される。
３，４間に配置される間座７の熱膨張率が、上記外輪側
のカラー８の熱膨張率よりも小さくされている。具体的
には、例えば、上記間座７はＦｅ−Ｎｉ合金で形成さ
れ、上記カラー８はアルミニウム合金で形成されてい
る。上記間座７は、外輪３，４、ハウジング１１より熱
膨張率が小さく、上記カラー８は、外輪３，４、ハウジ
ング１１より熱膨張率が大きい。この構成により、間座
７の軸方向伸びとカラー８の軸方向伸びの大小関係によ
り、両軸受外輪３，４側全体の軸方向伸びをハウジング
１１に対して適切なものとし、外輪４と押さえ蓋１４間
の隙間の発生が防止され所定の予圧が維持される。
【００１１】また、第２実施形態としては、上記内輪
５，６間に配置される間座９の熱膨張率が、上記内輪側
のカラー１０の熱膨張率よりも大きくされている。具体
的には、例えば、上記間座９はアルミニウム合金で形成
され、上記カラー１０はＦｅ−Ｎｉ合金で形成されてい
る。上記間座９は、内輪５，６、軸１２より熱膨張率が
大きく、上記カラー８は、内輪５，６、軸１２より熱膨
張率が小さい。この構成により、両内輪５，６側全体の
軸方向伸びが軸１２に対して適切なものとされ、両軸受
１，２の予圧の増加が防止される。
５，６間に配置される間座９の熱膨張率が、上記内輪側
のカラー１０の熱膨張率よりも大きくされている。具体
的には、例えば、上記間座９はアルミニウム合金で形成
され、上記カラー１０はＦｅ−Ｎｉ合金で形成されてい
る。上記間座９は、内輪５，６、軸１２より熱膨張率が
大きく、上記カラー８は、内輪５，６、軸１２より熱膨
張率が小さい。この構成により、両内輪５，６側全体の
軸方向伸びが軸１２に対して適切なものとされ、両軸受
１，２の予圧の増加が防止される。
【００１２】さらにまた、第３実施形態としては、上記
第１実施形態と第２実施形態との組合せにより、より有
効に両軸受１，２の予圧が適正に維持される。なお、各
実施形態は、軸受背面合せの例であるが、逆の軸受正面
合せの場合は、内輪側の間座とカラーの熱膨張率の大小
関係を、又、外輪側の間座とカラーの熱膨張率の大小関
係を、上記実施形態の場合とは逆にして適用する。
第１実施形態と第２実施形態との組合せにより、より有
効に両軸受１，２の予圧が適正に維持される。なお、各
実施形態は、軸受背面合せの例であるが、逆の軸受正面
合せの場合は、内輪側の間座とカラーの熱膨張率の大小
関係を、又、外輪側の間座とカラーの熱膨張率の大小関
係を、上記実施形態の場合とは逆にして適用する。
【００１３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の軸受装置
においては、軌道輪間の間座の熱膨張率と軌道輪と相手
部材間に介装されたカラーの熱膨張率を異ならせること
により、高速回転時にも軸受の所定の予圧が維持され
る。
においては、軌道輪間の間座の熱膨張率と軌道輪と相手
部材間に介装されたカラーの熱膨張率を異ならせること
により、高速回転時にも軸受の所定の予圧が維持され
る。
【図１】この発明の転がり軸受装置の断面図である。
【図２】従来の転がり軸受装置の断面図である。
１，２ アンギュラ玉軸受 ３，４ 外輪 ５，６ 内輪 ７，９ 間座 ８，１０ カラー １１ ハウジング １２ 軸 １４ 押さえ蓋 １５ ナット
Claims (3)
- 【請求項１】 軸方向に離間される２個の転がり軸受
と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の外輪端面
とハウジング側の外輪固定部の端面間にカラーを配置
し、上記外輪間に配置される間座の熱膨張率と上記カラ
ーの熱膨張率を異ならせたことを特徴とする転がり軸受
装置。 - 【請求項２】 軸方向に離間される２個の転がり軸受
と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の内輪端面
と軸側の内輪固定部の端面間にカラーを配置し、上記内
輪間に配置される間座の熱膨張率と上記カラーの熱膨張
率を異ならせたことを特徴とする転がり軸受装置。 - 【請求項３】 軸方向に離間される２個の転がり軸受
と、両転がり軸受の外輪が嵌合固定されるハウジング
と、両転がり軸受の内輪に挿通されて回転可能に支持さ
れる軸と、両軸受の外輪間および内輪間にそれぞれ配置
される間座と、上記軸に装着され内輪を押圧して両転が
り軸受に軸方向の予圧を付与する予圧部材とよりなる転
がり軸受装置において、いずれか一方の軸受の外輪端面
とハウジング側の外輪固定部の端面間にカラーを配置す
るとともに、いずれか一方の軸受の内輪端面と軸側の内
輪固定部の端面間にカラーを配置し、上記外輪間に配置
される間座の熱膨張率と外輪側のカラーの熱膨張率を、
上記内輪間に配置される間座の熱膨張率と内輪側のカラ
ーの熱膨張率をそれぞれ異ならせたことを特徴とする転
がり軸受装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9289155A JPH11108055A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 転がり軸受装置 |
| US09/166,651 US20010046340A1 (en) | 1997-10-06 | 1998-10-05 | Roller bearing device |
| DE19845877A DE19845877A1 (de) | 1997-10-06 | 1998-10-06 | Wälzlagervorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9289155A JPH11108055A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 転がり軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108055A true JPH11108055A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17739485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9289155A Pending JPH11108055A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 転がり軸受装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20010046340A1 (ja) |
| JP (1) | JPH11108055A (ja) |
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