JPH11105307A - 液滴の噴射特性測定システム - Google Patents

液滴の噴射特性測定システム

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JPH11105307A
JPH11105307A JP2676998A JP2676998A JPH11105307A JP H11105307 A JPH11105307 A JP H11105307A JP 2676998 A JP2676998 A JP 2676998A JP 2676998 A JP2676998 A JP 2676998A JP H11105307 A JPH11105307 A JP H11105307A
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image
imaging
ejection
nozzle hole
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JP2676998A
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Inventor
Seiichi Hasegawa
聖一 長谷川
Hiroshi Takemoto
浩志 竹本
Shisei Kanetani
志生 金谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル孔から噴射されて空中を飛翔する液滴
の速度を直接測定し、ノズル孔が形成されたノズルヘッ
ド単体での性能評価を可能にして、容易に調整作業を行
ない得るようにした液滴の噴射特性測定システムを提供
する。 【解決手段】 プリンタヘッド1のノズル孔2から噴射
される液滴を照明ランプ11x、11yにより照明して
液滴を撮像するCCDカメラ12x、12yと、噴射か
ら紙面(基準位置)に到達するタイミングに撮像された
撮像画面Wx,Wy中のインク滴5とノズル孔2の位置
を特定する画像処理装置13と、ノズル孔2の位置およ
び映像中の基準位置の位置関係に基づいて、基準位置か
らの位置を特定されたインク滴5の速度を算出する演算
装置14とを備え、照明ランプ11x、11yおよびC
CDカメラ12x、12yをX軸およびY軸の2方向か
らインク滴5およびノズル孔2の双方を同時に撮像する
ようにノズル面に対して仰角10°で対向するようにセ
ットした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル孔から噴射
される液滴の速度を測定する液滴の噴射特性測定システ
ムに関し、液滴の速度(移動速さ及び移動方向)等の噴
射特性を簡易な構成により高精度に測定することのでき
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インク滴(液滴)を飛翔させ
て画像を形成するインクジェットプリンタが知られてお
り、このインクジェットプリンタは、プリンタヘッドの
ノズル孔から噴射するインク滴を紙面上に着弾させるこ
とにより画像を形成するが、画像の品質の評価項目とし
てはドット密度、ドット位置精度、濃度ムラ、シャープ
等がある。
【0003】この品質項目の一つであるドット密度は、
現在のところ300DPI程度が一般的であるが、解像
度を上げて高品質な画像を形成するためにはドット間ピ
ッチとドット径を小さく設定して、ドット密度を400
DPIや600DPI等に上げることが行なわれる。こ
のドット径は、プリンタヘッドから噴射されるインク滴
の体積と比例関係にあるとともに、インク滴の噴射速度
の増大に伴いドット径も増大する。
【0004】また、ドット位置精度は、図16に示すよ
うにプリンタヘッド1が紙面に対して主走査方向に移動
するとともに紙面を副走査方向に移動させて画像を形成
するので、主・副走査の2方向の成分(Ax,Ay)に
分けて評価することができる。このドット位置精度は、
プリンタ本体(不図示)およびプリンタヘッド1の機械
的精度とプリンタヘッド1のノズル孔2から噴射される
インク滴5の噴射速度精度の両成分に起因し、機械的精
度は比較的小さな誤差となるのに対して、インク滴5の
噴射速度精度が大きく影響する。インク滴5の噴射速度
精度は、インクの粒子化特性の寄与率が大きく、インク
滴5の噴射方向と噴射速さのうち、噴射速さによる誤差
は、ごみ等の外乱を除けば、ほとんどノズル孔2の加工
精度、品質に依存し、主走査方向(Ay)のみに現れ
る。このドット位置精度におけるドット位置ずれの許容
値は、通常、ドット間ピッチの1/4〜1/2程度であ
ることから、この許容値は非常に厳しい値となってい
る。例えば、ドット密度:300DPI、インク滴5を
噴射する駆動周波数:5KHz、プリンタヘッド1下面
から紙面までの距離:1mmの条件でドット位置精度を
ドット間ピッチの1/3にする場合では、噴射速さの許
容幅は50mm/secとなる。
【0005】このように、高解像度な画像を得るために
は、噴射されるインク滴5の体積・噴射速度(方向/速
さ)の精度を高精度に測定してコントロールをする必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像品質の評価にあっては、プリンタヘッド
1をプリンタ本体に組み付けた後にインク滴5を紙面に
噴射させて印字を行なって、そのインク滴5によるドッ
ト密度やドット位置精度を測定することにより、設定さ
れた体積で噴射されたインク滴5の速さおよび方向を間
接的に評価していた。
【0007】しかし、この方式では、紙面に印字したと
きの紙の表面性、にじみ、紙のよれ等による誤差が大き
く影響してしまうので、インク滴5の噴射速度精度のみ
を測定してプリンタヘッド1単体での性能評価を行なう
ことができない。また、この方式では、インク滴5の体
積・噴射方向・噴射速さを分解して測定することができ
ないことから、プリンタ本体の機械的精度やインク滴5
の体積・噴射速度の精度の調整を試行錯誤しながら調整
するしかなかった。
【0008】この問題を解決する方法として、インク滴
5を紙面に噴射して印字した画像によりプリンタヘッド
1の性能を評価するのではなく、空中に飛翔状態のイン
ク滴5を直接測定する装置を利用することが考えられ
る。この空中を飛翔する液滴(インク滴)の速さを測定
する方式としては、飛翔するインク滴5にレーザ光を照
射してそのレーザ光のドップラー効果を利用することに
より、そのインク滴5の移動する速さを測定する所謂、
レーザドップラー方式があり、この方式を採用する流速
計をプリンタヘッド1単体での性能評価に利用すること
が考えられる。
【0009】しかし、このレーザドップラーを利用した
流速計は高価であるとともに、噴射されたインク滴5の
速さのみしか測定することができず、噴射方向までは測
定できない。また、このインク滴5の噴射速さをレーザ
ドップラ一方式により測定するにしても、上記したよう
にドット密度を300DPIとして画像を形成する場合
に要求される噴射速さの許容幅は50mm/secであ
るの対して、その測定精度は±100mm/sec程度
であり、高精度に測定することができない。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ノズル孔から噴射されて空中を
飛翔する液滴の速度(方向と速さ)等の噴射特性を直接
測定するシステムを実現することにより、ノズル孔が形
成されたノズルヘッド(例えばインクジェットプリンタ
のプリンタヘッド)単体での性能評価を可能にして、容
易に調整作業を行ない得るようにした液滴の噴射特性測
定システムを提供することである。また、その液滴の飛
翔する速度等の噴射特性を簡易な構成により容易に測定
できるようにすることにより、低コストおよび汎用性に
優れた液滴の噴射特性測定システムを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ノズル孔から噴射される液滴の
噴射特性を測定する液滴の噴射特性測定システムであっ
て、ノズル孔から噴射される液滴を照明手段により照明
して該液滴を撮像する撮像手段と、噴射から一定時間経
過したときに撮像された映像中の基準位置からの液滴の
位置を特定する位置特定手段と、該ノズル孔の位置およ
び該映像中の基準位置の位置関係に基づいて、該基準位
置からの位置を特定された液滴の噴射特性を算出する演
算手段とを備え、該撮像手段を、該ノズル孔から噴射さ
れる液滴を2方向から撮像するように構成したことを特
徴とするものである。この請求項1の液滴の噴射特性測
定システムでは、ノズル孔の噴射から一定時間経過した
ときに2方向から撮像された液滴の映像中の基準位置か
らの位置が各方向毎に特定され、ノズル孔および映像中
の基準位置の位置関係に基づいて該液滴の噴射特性が算
出される。したがって、ノズル孔から噴射された液滴の
噴射特性を他の要因による影響を受けることなく高精度
に直接測定することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の液滴の噴射
特性測定システムにおいて、上記演算手段を、上記位置
特定手段により撮像方向毎に特定された液滴の映像中の
基準位置からの位置を用いて該液滴の速さおよび噴射方
向を算出するように構成したことを特徴とするものであ
る。この請求項2の液滴の噴射特性測定システムでは、
ノズル孔の噴射から一定時間経過したときに2方向から
撮像された液滴の映像中の基準位置からの位置が各方向
毎に特定され、ノズル孔および映像中の基準位置の位置
関係に基づいて該液滴の速さおよび噴射方向が算出され
る。したがって、ノズル孔から噴射された液滴の方向お
よび速さを他の要因による影響を受けることなく高精度
に直接測定することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の液滴の噴射
特性測定システムにおいて、上記演算手段を、上記撮像
手段により撮像された液滴の映像から該液滴の体積をも
算出するように構成したことを特徴とするものである。
この請求項3の液滴の噴射特性測定システムでは、上記
液滴の速さおよび噴射方向に加えて該液滴の映像から該
液滴の体積が算出される。したがって、該液滴の噴射特
性を高精度に測定することができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1乃至3の液滴
の噴射特性測定システムにおいて、上記撮像手段を、液
滴の噴射方向側からノズル孔および液滴を同時に撮像可
能に該噴射方向に対して撮像方向を斜めにセットし、上
記位置特定手段を、ノズル孔から噴射されて撮像された
液滴の映像中の位置を特定するとともに該ノズル孔の映
像中の位置を特定するように構成し、上記演算手段を、
特定された映像中のノズル孔および液滴の位置関係に基
づいて該液滴の噴射特性を算出するように構成したこと
を特徴とするものである。この請求項4の液滴の噴射特
性測定システムでは、噴射方向に対して斜め方向から撮
像されることによりノズル孔および液滴が同時に撮像さ
れ、特定された映像中のノズル孔および液滴の位置関係
に基づいて該液滴の速度(速さおよび噴射方向)等の噴
射特性が算出される。したがって、映像中の基準位置に
対するノズル孔の位置を高精度に位置決めしたり測定す
ることを省くことができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1乃至4の液滴
の噴射特性測定システムにおいて、上記撮像手段および
上記照明手段の間に上記ノズル孔を位置させ、該撮像手
段を、該ノズル孔から噴射される液滴を照明する光を直
接取り込んで該液滴が照明光を遮光する映像を撮像する
ように構成したことを特徴とするものである。この請求
項5の液滴の噴射特性測定システムでは、ノズル孔から
噴射された液滴は撮像手段および照明手段の間を飛翔
し、撮像手段は液滴により一部を遮光された照明手段か
らの照明光を取り込んで該液滴の映像を撮像する。した
がって、液滴をその色に拘らず撮像することができる。
【0016】請求項6の発明は、請求項4の液滴の噴射
特性測定システムにおいて、上記ノズル孔の周囲が光を
反射する反射面であり、上記撮像手段および上記照明手
段の間に該ノズル孔を位置させるとともに撮像方向およ
び照明方向の反射面との間の挟角が同一となるように該
撮像手段および該照明手段を斜めにセットし、該撮像手
段を、該反射面により反射され該ノズル孔から噴射され
る液滴を照明する反射光を取り込んで該液滴が反射光を
遮光する映像を撮像するように構成したことを特徴とす
るものである。この請求項6の液滴の噴射特性測定シス
テムでは、ノズル孔から噴射された液滴は撮像手段およ
び照明手段の間を飛翔し、撮像手段はノズル孔の周囲の
反射面により反射され液滴により一部を遮光された照明
手段からの反射光(照明光)を取り込んで該液滴の映像
を撮像する。したがって、ノズル孔および液滴を同時
に、かつ、それらの色に拘らず撮像することができる。
【0017】請求項7の発明は、請求項1の液滴の噴射
特性測定システムにおいて、上記2方向のうち一方の方
向から撮像した映像中の基準位置からの液滴の位置に基
づいて、他方の方向から撮像する映像中の基準位置から
の液滴の位置を予測することを特徴とするものである。
この請求項7の液滴の噴射特性測定システムでは、上記
2方向のうち一方の方向から撮像した映像中の基準位置
からの液滴の位置に基づいて、他方の方向から撮像する
映像中の基準位置からの液滴の位置を予測することによ
り、該他方の方向から撮像する撮像手段の焦点合わせ等
の撮像条件の調整を容易且つ迅速に行うことができる。
【0018】請求項8の発明は、請求項7の液滴の噴射
特性測定システムにおいて、上記液滴の位置の予測結果
に基づいて、上記他方の方向からの撮像範囲を狭くする
ことを特徴とするものである。この請求項8の液滴の噴
射特性測定システムでは、上記液滴の位置の予測結果に
基づいて、上記他方の方向から撮像する撮像範囲を狭く
することにより、測定対象の液滴以外のごみ、汚れ等の
映像を該撮像範囲から排除できるとともに、撮像した映
像のデータ取り込み時間及びパターンマッチング等の画
像処理の時間を短くすることができる。
【0019】請求項9の発明は、請求項8の液滴の噴射
特性測定システムにおいて、上記他方の方向から撮像し
た撮像範囲の位置を調整可能に構成したことを特徴とす
るものである。この請求項9の液滴の噴射特性測定シス
テムでは、上記一方の方向からの撮像の終了から上記他
方の方向からの撮像を開始するまでの間に上記液滴の速
度が変化して上記狭くした撮像範囲から上記液滴の映像
が外れるような場合に、該他方の方向から撮像する撮像
範囲の位置を調整することにより、該撮像範囲の中に液
滴の映像が含まれるようにすることができる。
【0020】請求項10の発明は、上記照明手段で断続
的に照明し、その照明タイミングに基づいて上記撮像手
段でストロボ撮像を行う請求項8の液滴の噴射特性測定
システムであって、上記他方向から撮像するときの該照
明手段の照明タイミングを調整可能に構成したことを特
徴とするものである。この請求項10の液滴の噴射特性
測定システムでは、上記一方の方向からの撮像の終了か
ら上記他方の方向からの撮像を開始するまでの間に上記
液滴の速度が変化して上記狭くした撮像範囲から上記液
滴の映像が外れるような場合に、上記他方向から撮像す
るときの上記照明手段の照明タイミングを調整すること
により、該撮像範囲の中に液滴の映像が含まれるように
することができる。
【0021】請求項11の発明は、請求項1乃至10の
液滴の噴射特性測定システムにおいて、上記撮像手段
を、ノズル孔から噴射される液滴を直交する2方向から
撮像するように構成したことを特徴とするものである。
この請求項11の液滴の噴射特性測定システムでは、液
滴は直交する2方向から撮像される。したがって、ノズ
ル孔から斜めに噴射された液滴であっても精度よく演算
することができる。
【0022】請求項12の発明は、請求項1乃至11の
液滴の噴射特性測定システムにおいて、上記撮像手段を
2式セットして上記ノズル孔から噴射される液滴を同時
に2方向から撮像するように構成したことを特徴とする
ものである。この請求項12の液滴の噴射特性測定シス
テムでは、液滴やノズル孔は2式の撮像手段により撮像
される。したがって、同一の液滴を2方向から同時に撮
像することができる。
【0023】請求項13の発明は、請求項1乃至11の
液滴の噴射特性測定システムにおいて、上記撮像手段を
回動させて上記ノズル孔から噴射される液滴を順次に2
方向から撮像するように構成したことを特徴とするもの
である。この請求項13の液滴の噴射特性測定システム
では、液滴やノズル孔は回動する撮像手段により順次に
2方向から撮像される。したがって、1式の撮像手段や
照明手段を有効に利用して液滴を撮像することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図7は本発明に係る液滴の噴
射特性測定システムの第1実施形態を示す図であり、本
実施形態は、請求項1、2、3、5、11、12に記載
の発明に対応する。まず、全体の構成を説明する。 (以下、余白)
【0025】図1および図2において、液滴の噴射特性
測定システムは、画像形成装置としてのインクジェット
プリンタが画像を形成する際に液滴としてのインク滴5
をノズル孔2から噴射するノズルヘッドとしてのプリン
タヘッド1の特性評価を行なうように構築されている。
この噴射特性測定システムは、プリンタヘッド1から噴
射されるインク滴5に光を照射する照明手段としての照
明ランプ11と、プリンタヘッド1から噴射されるイン
ク滴5を撮像する撮像手段としてのCCDカメラ12
と、撮像された映像を取り込んで画像処理をする画像処
理装置13と、画像処理された結果に基づいてインク滴
5の噴射特性を算出する演算装置14とを備えている。
上記プリンタヘッド1のノズル孔2は、例えば該ヘッド
の長手方向に64個形成され該長手方向に直交する方向
に2列形成される(図16参照)。
【0026】インクジェットプリンタは搬送する紙面の
上方にノズル孔2を形成されたノズル面3が略1mmの
高さhで離隔して対面するようにヘッド把持部材4にプ
リンタヘッド1を取り付けるため、上記照明ランプ11
およびCCDカメラ12は、紙面の位置となるノズル面
3より距離hだけ下方の位置を横方向から撮像するよう
に位置決め固定されている。またインク滴5によるドッ
ト位置精度を画像品質の評価に対応させて測定するため
に、主・副走査の2方向(直交する2方向)から同一の
インク滴5を同時に撮像することができるように図16
に示すX軸およびY軸の各々の軸方向に照明方向および
撮像方向を一致させて2式の照明ランプ11x、11y
およびCCDカメラ12x、12yが配設されている。
このため、CCDカメラ12x、12yによる撮像画面
Wは、図3に示すように、プリンタヘッド1のノズル面
3から距離hだけ離隔する紙面の位置が上下方向の中心
Cに、そのノズル孔2の位置が水平方向の中心Cになる
ように設定されている。
【0027】また、この照明ランプ11x、11yおよ
ひCCDカメラ12x、12yは、間にノズル孔2を位
置させて対向しており、CCDカメラ12x、12yは
ノズル孔2から噴射されたインク滴5を照明する照明ラ
ンプ11x、11yからの光を直接取り込むように配設
されている。このため、CCDカメラ12x、12y
は、インク滴5や背景の色に拘らず、インク滴5の周囲
は輝度の高い白色に、インク滴5自体は遮光された部分
の輝度の低い黒色となる映像を撮像する。
【0028】画像処理装置13は、例えば、ドット密度
が300DPIの画像を形成する場合には駆動周波数5
kHzのピアゾ駆動波形(インク滴5を噴射するピアゾ
素子を駆動させる電圧波形)でプリンタヘッド1を駆動
させてインク滴5をノズル孔2から噴射させることか
ら、同一の条件で紙面の位置のインク滴5の特性を測定
するために、CCDカメラ12x、12yを駆動させた
状態で、インク滴5が図3に示す撮像画面W中の中心に
到達するタイミング(噴射から一定時間経過したときの
タイミング)に同期させて照明ランプ11x、11yを
ストロボ発光させるようになっている。そして、上記タ
イミングで撮像されたCCDカメラ12x、12y毎の
映像を画像処理して映像画面中の中心Cを原点(基準位
置)としたときのインク滴5中央の位置座標((Δx,
Δy),Δz)を特定するとともにインク滴5の直径D
を特定するようになっている。すなわち、画像処理装置
13が、インク滴5の噴射から一定時間経過したときに
撮像された映像中の基準位置からのインク滴5の位置を
特定する位置特定手段を構成している。なお、照明ラン
プ11x、11yは例えば、1kHzなどの特定周波数
でストロボ発光させて、そのうちのインク滴5が図3に
示す撮像画面W中の中心に到達するタイミングに撮像し
たCCDカメラ12x、12yの映像を使用するように
してもよい。また、上記駆動周波数は1kHzや12k
Hzなどのように他の周波数に設定してもよい。
【0029】ノズル孔2の位置および該映像中の基準位
置の位置関係に基づいて、該基準位置からの位置を特定
されたインク滴5の噴射特性を算出する演算手段として
の演算装置14は、画像処理装置13からインク滴5の
映像画面中の中心Cに対する位置座標((Δx,Δ
y),Δz)とインク滴5の直径Dとを受け取って、後
述する演算式によりインク滴5の体積・噴射速さ・噴射
方向の噴射特性を算出するようになっており、CCDカ
メラ12x、12yとして通常の撮像倍率で画素長が略
10μmのものに4倍のレンズを取り付けて計測分解能
となる一画素長を略3μm程度とすることにより、噴射
速さの測定精度を±20mm/secとなるように設定
されている。この演算処理に用いるプリンタヘッド1の
ノズル面3(ノズル孔2)からの距離h(紙面までの距
離h)は予め実測して設定入力する。なお、距離hの測
定は、CCDカメラ12x、12yによる撮像画面W中
にプリンタヘッド1のノズル面3が入るように倍率を下
げることにより撮像された映像を画像処理して距離hを
実測してもよく、また、スケールをノズル面3に接触さ
せて撮像画面W中の中心Cまでの距離hを実測したり、
同様に非接触式のレーザ変位計により実測するなどすれ
ばよい。
【0030】なお、照明ランプ11x、11yは、イン
ク滴5が図3に示す撮像画面W中の中心Cに到達するタ
イミングに同期させてストロボ発光させるが、図4に示
すインク滴5a、5bのようにCCDカメラ12x、1
2yの撮像画面Wから外れてしまう可能性や測定対象で
ないインク滴5の映像により誤測定となってしまう可能
性がある。このため、測定を開始する前にその撮像画面
Wを観察しつつ照明ランプ11x、11yのストロボ発
光させるタイミング(噴射からの遅延時間)を変化させ
て、そのタイミングの変化時間と撮像されるインク滴5
の位置の変位量とからインク滴5の速度を仮算出してみ
ることにより誤測定となってしまうことを防止する。ま
た、照明ランプ11x、11yのストロボ発光させるタ
イミングを変化させても撮像位置が変化しないごみをイ
ンク滴5と誤って特定してしまうことを防止する。
【0031】次に、図5に示すフローチャートを用いて
プリンタヘッド1が噴射するインク滴5の噴射特性の測
定を説明する。なお、照明ランプ11x、11yおよひ
CCDカメラ12x、12yはヘッド把持部材4にプリ
ンタヘッド1を取り付けたときにはそのノズル面3から
撮像画面Wの中心までの距離hが略1mmとなるように
セッティングされている。
【0032】まず、プリンタヘッド1をヘッド把持部材
4にセットし(ステップP1)、撮像を開始したCCD
カメラ12x、12yの撮像画面W中の中心Cからノズ
ル面3までの距離hを実測して、その距離hを演算装置
14の不図示の操作部から設定入力する(ステップP
2)。次いで、プリンタヘッド1を駆動させインク滴5
の噴射を開始し、その噴射が安定するまでの時間が経過
した後に、インク滴5の噴射から一定時間遅延して図3
に示す撮像画面W中の中心にそのインク滴5が到達する
タイミングにストロボ発光するように照明ランプ11
x、11yを駆動して、そのインク滴5が測定対象であ
るか(インク滴5の噴射とストロボ発光が同期している
か)確認する(ステップP3)。
【0033】次いで、インク滴5の撮像を開始して(ス
テップP4)、1つあるいは幾つかの映像を取り込んだ
後にインク滴5の噴射を停止する(ステップP5)。な
お、インク滴5の撮像回数は、測定確度を高くする場合
に複数にして画像処理結果を平均するなどすればよく、
プリンタヘッド1のインク滴5の噴射は大きくばらつく
ものではないことから一つの画像処理結果から算出する
だけでもよい。
【0034】この後に、インク滴5の体積・噴射速さ・
噴射方向を算出して噴射特性を測定し(ステップP
6)、演算処理が終了して撮像や演算処理にエラーが発
生していないことを確認した後に、プリンタヘッド1を
ヘッド把持部材4から取り外して(ステップP7)、こ
の処理を終了する。このステップP6における噴射特性
の測定は、演算装置14が画像処理装置13から画像処
理して特定したインク滴5の直径Dと撮像画面Wx、W
y中の中心Cに対する位置座標((Δx,Δy),Δ
z)を受け取って算出する。なお、このときの測定精度
は、装置の計測精度によるので、±3μm程度、±20
mm/secである。
【0035】具体的には、インク滴5の体積Vは、図6
に示すCCDカメラ12xまたは12yの撮像画面Wか
ら特定されたインク滴5の直径Dを用いて次のように算
出する。
【数1】V=πD3/6
【0036】また、インク滴5の噴射速さSは、図6に
示すCCDカメラ12x、12y毎の撮像画面Wx、W
yから特定されたインク滴5の位置座標((Δx,Δ
y),Δz)を用いて、X軸およびY軸方向毎の見かけ
の噴射距離Lx、Lyを算出して合成することにより現
実の噴射距離Lを求めた後に、その噴射距離Lと噴射か
らの遅延時間Tを用いて、次のように算出する。
【数2】
【0037】また、インク滴5の図6に示す噴射方向θ
は、先の演算で用いた値を用いて、次のように算出す
る。
【数3】
【0038】このとき、インク滴5がプリンタヘッド1
のノズル孔2から鉛直に噴射された場合には、CCDカ
メラ12x、12y毎の撮像画面Wx、Wyは図7に示
す映像となり、上述した各式のΔxおよびΔyに零が代
入され、インク滴15の噴射速さSが算出される(噴射
方向θは0度となる)。なお、噴射方向θはプリンタヘ
ッド1のノズル面3に対する鉛直方向となす挟角を示す
が、X軸またはY軸となす挟角を算出してもよいことは
云うまでもない。
【0039】したがって、インク滴5の体積Vおよび噴
射方向θについては±3μm程度、また噴射速さは±2
0mm/secの測定精度で測定することができ、例え
ば、ドット密度を300DPIとして画像を形成する場
合に要求される噴射速さの許容幅(50mm/sec)
を十分に満足することができる。
【0040】このように本実施形態では、プリンタヘッ
ド1のノズル孔2から噴射されたインク滴5を紙面の位
置に到達するタイミングで2方向から撮像して画像処理
し、そのインク滴5の直径Dと共に各方向毎の撮像画面
Wx、Wy中の中心Cからの位置座標を特定することに
より、この各方向からの撮像による画像処理結果を用い
て、インク滴5の直径Dからその体積Vを算出すると共
に、インク滴5、撮像画面Wx、Wyの中心Cおよびノ
ズル孔2の位置関係からその噴射速さSおよび噴射方向
θを算出することができ、プリンタヘッドの噴射特性を
その各要素毎に高精度に測定することができる。 この
とき、インク滴5は主・副走査方向に対応するX軸およ
びY軸方向の直交する2方向から同時に撮像するので、
噴射毎のぱらつきによる影響を受けることなく、噴射特
性を容易かつ迅速に算出することができる。
【0041】また、インク滴5が遮光する照明ランプ1
1x、11yからの照明光を取り込んでそのインク滴5
の映像を撮像するので、インク滴5が周囲の色と区別す
ることができなくなってしまうことがなく、インクの色
に拘らず撮像することができる。したがって、プリンタ
ヘッド1の噴射特性を確認するシステムを、照明ランプ
11x、11yと、CCDカメラ12x、12yと、画
像処理装置13と、演算装置14とにより安価に構築し
て、インクジェットプリンタの製造ライン中の検査に利
用することができる。
【0042】図8〜図13は、本発明に係る液滴の噴射
特性測定システムの第2実施形態を示す図であり、本実
施形態は、請求項1〜6、11、12に記載の発明に対
応する。なお、本実施形態は、上述第1実施形態と略同
様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を
付して説明する。
【0043】本実施形態は、上述実施形態と同様に、照
明ランプ11x、11yと、CCDカメラ12x、12
yと、画像処理装置13と、演算装置14とにより構築
されているが、図8に示すように、照明ランプ11x、
11yおよひCCDカメラ12x、12yは、ノズル面
3から略1mmの距離hに位置するインク滴5とそのノ
ズル面3のノズル孔2の双方を撮像画面Wx、Wy中に
捉えることができるように、ノズル面3に対する照明方
向および撮像方向の挟角(仰角)を10度に設定されて
位置決め固定されている。
【0044】ここで、プリンタヘッド1のノズル面3
は、一般的には撥水処理されており、照明ランプ11
X、11yの照明光を効率よく反射する反射面を構成す
る。このため、CCDカメラ12x、12yは、そのノ
ズル面3により反射された照明ランプ11x、11yか
らの照明光を取り込むことになり、ノズル孔2では反射
されずに、またインク滴5により遮光された照明ランプ
11x、11yからの照明光を取り込んで、図9に示す
ような撮像画面W中にインク滴5とノズル孔2の双方を
捉えた映像を撮像することができる。
【0045】したがって、画像処理装置13は、インク
滴5が紙面の位置(距離h)に到達するタイミングに同
期して照明ランプ11x、11yがストロボ発光するこ
とにより撮像されたCCDカメラ12x、12y毎の映
像から、撮像画面Wx、Wy中のノズル孔2とインク滴
5の位置を特定する一方、演算装置14は、特定された
ノズル孔2とインク滴5の位置座標等を受け取って、後
述する演算式によりインク滴5の体積・噴射速さ・噴射
方向の噴射特性を算出することができる。 また、ノズ
ル面3が撥水処理されている場合には、その面に直接接
触してノズル孔2の位置を測定するのは好ましくなく、
非接触式のレーザ変位計では高精度な測定が困難で±1
0μm程度が限界であると共に、プリンタヘッド1のセ
ット毎に実測するのは時間がかかるが、本実施形態では
インク滴5を撮像するセッティング状態でノズル孔2を
も撮像することができるので、その位置座標を予めまた
はインク滴5の撮像と同時に特定して演算に用いること
ができる。なお、位置の測定における誤差が±1μmあ
ると、噴射速度の測定誤差は±6.7mm/secとな
る。
【0046】ただし、CCDカメラ12x、12yは、
ノズル面3を仰角10度で撮像しているので、図10に
示すように、CCDカメラ12xの撮像画面WxではY
軸方向の変位が、CCDカメラ12yの撮像画面Wyで
はX軸方向の変位がZ軸方向の変位として現れることか
ら、後述するようにノズル孔2とインク滴5の位置関係
は補正する必要がある。なお、CCDカメラ12x、1
2yを斜めにセットしたことにより、図11(a)に示
すように、Z軸方向のインク滴5の噴射距離Lは縮小さ
れて噴射距離L2で測定されるが、この縮小による測定
誤差が要求される測定精度の範囲内に入るように照明ラ
ンプ11x、11yおよびCCDカメラ12x、12y
の仰角を10度に設定している。 より精度よく測定す
るために、Z軸方向の噴射距離L2について補正して正
確な噴射距離Lを求めてもよいことは云うまでもない。
【0047】そして、演算装置14は、図5に示すステ
ップP6における噴射特性の測定では、CCDカメラ1
2x、12y毎の撮像画面Wx、WyからΔx、Δyが
求められた場合には、図11(b)に破線で示すインク
滴5として撮像されるところを実線で示すインク滴5と
して測定されて噴射距離L3が求められてしまうため、
噴射距離L 2の演算に用いるLx2、Ly2はそのΔ
y、Δxを用いて補正する必要がある。
【0048】したがって、インク滴5の噴射速さSは、
図12に示すCCDカメラ12x、12y毎の撮像画面
Wx、Wyから特定されたインク滴5およびノズル孔2
の位置座標から求めたLx3、Ly3およびΔx、Δy
を用いてLx2、Ly2を算出して合成することにより
噴射距離L2を求めた後に、その噴射距離L2と噴射か
らの遅延時間Tを用いて、次のように算出する。 (以下、余白)
【数4】
【0049】また、インク滴5の図12に示す噴射方向
θは、先の演算で用いた値を用いて、次のように算出す
る。
【数5】
【0050】このとき、インク滴5がプリンタヘッド1
のノズル孔2から鉛直に噴射された場合には、CCDカ
メラ12x、12y毎の撮像画面Wは図13に示す映像
となり、各式のΔXおょひΔyに零を代人することによ
りインク滴5の噴射速さSが算出される(噴射方向θは
0度となる)。
【0051】このように本実施形態では、上述の第1実
施形態による作用効果に加え、斜め方向からノズル孔2
とインク滴5を同時に撮像して、その撮像画面W中で特
定されたノズル孔2に対するインク滴5の位置座標から
その噴射速さおよび噴射方向を算出することができ、プ
リンタヘッド1のノズル孔2の位置を高精度に位置決め
したり測定することを省くことができる。したがって、
プリンタヘッド1の噴射特性をより簡易に、かつ容易に
測定することができる。
【0052】なお、上述の各実施形態におけるインク滴
の撮像は、上記2つの方向のうちX方向から撮像した映
像中の基準位置からのインク滴5の位置(Y座標、Z座
標)に基づいて、他方のY方向から撮像する映像中の基
準位置からのインク液5の位置(Y座標、Z座標)を予
測するように行ってもよい。このようにY方向から撮像
する映像中の基準位置からのインク液5の位置(Y座
標、Z座標)を予測することにより、Y方向のCCDカ
メラ12yの焦点の調整(ピント合わせ)およびZ方向
の撮像位置の調整を容易且つ迅速に行うことが可能とな
り、インク滴5の噴射特性測定の高速化及び安定化を図
ることができる。
【0053】また、上述のようにX方向から撮像した図
14(a)に示す映像中の基準位置からのインク滴5の
位置(Y座標、Z座標)に基づいて、Y方向から撮像す
る映像中の基準位置からのインク液5の位置(Y座標、
Z座標)を予測する場合、その予測結果に基づいて、Y
方向から撮像する撮像範囲を図14(b)の符号Wyに
示すように狭くするのが好ましい。図14(b)の符号
Wy’は撮像範囲を狭くする処理をしない場合のY方向
の撮像範囲である。このような撮像範囲の変更処理を行
う場合には、測定対象のインク滴5以外のごみ、汚れ等
の映像20を撮像範囲から排除できるので、上記インク
滴5の噴射特性測定をさらに安定して行うことができ
る。しかも、撮像した映像のデータ取り込み時間及びパ
ターンマッチング等の画像処理の時間を短くすることが
できるので、上記インク滴5の噴射特性測定をさらに高
速に行うことができる。さらに、インク滴5の速度が大
きくインク滴が上下方向に比較的近づいて撮像されるよ
うな場合においても、Y方向の撮像範囲を狭くすること
により該撮像範囲内に測定対象のインク滴5だけが入る
ようにすることができるため、どのインク滴が測定対象
であるかを判断する必要がなくなる。 (以下、余白)
【0054】また、上述のように撮像範囲を狭くするよ
うにした場合、上記X方向からの撮像の終了から上記Y
方向からの撮像を開始するまでの間にインク滴5の速度
が変化すると、図15(a)に示すように上記狭くした
撮像範囲Wyからインク滴5が外れてしまう。図示の例
では、撮像範囲Wyの下方に外れている。そこで、図1
5(b)に示すようにY方向から撮像する撮像範囲Wy
の位置を調整して符号Wy”で示すように下方にずらす
ことにより、該撮像範囲Wyの中にインク滴5の映像が
含まれるようにする。このように撮像範囲を調整する場
合には、撮像範囲の中にインク滴5の映像が確実に含ま
れるようにすることができるので、インク滴5の噴射特
性をさらに安定して測定することができる。ここで、上
述のようにY方向から撮像した撮像範囲の位置を調整す
る代わりに、図15(c)に示すように照明ランプ11
yの照明タイミングすなわちストロボ発光のタイミング
を調整し、図中の符号5cの位置から撮像範囲Wy内の
入るようにしてもよい。
【0055】また、上述の各実施形態においては、照明
ランプ11x、11yおよびCCDカメラ12x、12
yを各々2式配設しているが、1式の照明ランプおよび
CCDカメラを回動させてノズル孔2から噴射されるイ
ンク滴5を順次に2方向から撮像するように構成しても
よい(請求項13)。このように構成することによっ
て、1式の照明ランプおよびCCDカメラでも同様にプ
リンタヘッド1の噴射特性を高精度に測定することがで
き、コストをより削減することができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1乃至13の発明によれば、ノズ
ル孔(例えばプリンタヘッドのノズル孔)から噴射され
一定時間経過したときの液滴(例えばインク滴)を2方
向から撮像して基準位置からの位置を特定し、その基準
位置に対するノズル孔およひ液滴の位置関係から該液滴
の噴射特性を算出するので、ノズル孔から噴射された液
滴の噴射速度を他の要因による影響を受けることなく高
精度に直接測定することができる。したがって、ノズル
孔から噴射される液滴の噴射特性を測定して、特にドッ
ト位置精度の高精度な調整作業を容易に行なうことがで
きる。しかも、液滴の撮像やその噴射特性の算出は簡易
な構成により可能であるので、例えば、製造ライン中の
検査に利用することができるような低コストおよび汎用
性に優れたシステムにすることができるという効果があ
る。
【0057】特に、請求項2の発明によれば、ノズル孔
(例えばプリンタヘッドのノズル孔)から噴射される液
滴(例えばインク滴)の噴射速度(速さ及び噴射方向)
を測定して、特にドット位置精度の高精度な調整作業を
容易に行なうことができる。また、液滴の撮像やその速
度の算出は簡易な構成により可能であるので、例えば、
製造ライン中の検査に利用することができるような低コ
ストおよび汎用性に優れたシステムにすることができる
という効果がある。
【0058】特に、請求項3の発明によれば、撮像した
液滴の映像から該液滴の体積をも算出するので、ノズル
孔から噴射された液滴の噴射特性を他の要因による影響
を受けることなく高精度に直接測定することができる。
したがって、例えば、インクジェットプリンタのプリ
ンタヘッドから噴射されるインク滴の体積を加えた噴射
特性を測定して、より高精度な調整作業やプリンタヘッ
ドの性能評価を行なうことができる。また、液滴の体積
の算出も簡易な構成により可能であるので、製造ライン
中の検査に最適に利用することができ、低コストおよび
汎用性により優れたシステムにすることができるという
効果がある。
【0059】特に、請求項4の発明によれば、斜め方向
からノズル孔および液滴を同時に撮像することができる
ので、映像中の基準位置に対するノズル孔の位置決めや
測定を省いて、ノズル孔に対する位置関係から液滴の速
度を容易に算出することができる。したがって、ノズル
孔から噴射された液滴の噴射速度精度をより簡易に、か
つ容易に測定することができ、コストをより削減するこ
とができるとともに汎用性をより向上させることができ
るという効果がある。
【0060】特に、請求項5の発明によれば、ノズル孔
から噴射された液滴が遮光する照明光により該液滴の映
像を撮像するので、背景の色に関係なく液滴を撮像する
ことができる。したがって、汎用性をより向上させるこ
とができるという効果がある。
【0061】特に、請求項6の発明によれば、ノズル孔
の周囲の反射面により反射されそのノズル孔から噴射さ
れた液滴が遮光する反射光(照明光)により該液滴とノ
ズル孔を撮像するので、ノズル孔およひ液滴の双方を同
時に、かつ、各々の色に拘らず撮像することができる。
したがって、コストをより削減することができるととも
に汎用性をより向上させることができるという効果があ
る。
【0062】特に、請求項7の発明によれば、上記他方
の方向から撮像する撮像手段の焦点合わせ等の撮像条件
の調整を容易且つ迅速に行うことができるので、上記液
滴の噴射特性測定の高速化及び安定化を図ることができ
るという効果がある。
【0063】特に、請求項8の発明によれば、測定対象
の液滴以外のごみ、汚れ等の映像を該撮像範囲から排除
できるので、さらに上記液滴の噴射特性測定の安定化を
図ることができる。しかも、撮像した映像のデータ取り
込み時間及びパターンマッチング等の画像処理の時間を
短くすることができるので、さらに上記液滴の噴射特性
測定の高速化を図ることができるという効果がある。
【0064】特に、請求項9及び10の発明によれば、
撮像範囲の中に液滴の映像が確実に含まれるようにする
ことができるので、さらに上記液滴の噴射特性測定の安
定化を図ることができるという効果がある。
【0065】特に、請求項11の発明によれば、液滴を
直交する2方向から撮像するので、液滴のノズル孔に対
する各々の方向毎の位置関係から該液滴の速さおよび噴
射方向を容易に算出することができる。したがって、演
算手段を容易に構成することができ、コストをより削減
することができるという効果がある。
【0066】特に、請求項12の発明によれば、液滴や
ノズル孔を2式の撮像手段により撮像するので、噴射毎
のぱらつきの影響を受けることなく迅速に測定を行なう
ことができる。したがって、汎用性をより向上させると
ともに、測定結果の確度を向上させることができるとい
う効果がある。
【0067】特に、請求項13の発明によれば、液滴や
ノズル孔を撮像手段を回動させて順次に2方向から撮像
するので、同様な装置を2式準備する必要がない。した
がって、コストをより削減することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液滴の噴射特性測
定システムの概略全体構成を示す斜視図る。
【図2】同噴射特性測定システムにおける液滴の撮像を
説明する側面図。
【図3】同噴射特性測定システムにおける撮像画面の位
置関係を説明する説明図。
【図4】同噴射特性測定システムにおける測定開始前の
調整を説明する説明図。
【図5】同噴射特性測定システムにおける測定を説明す
るフローチャート。
【図6】同噴射特性測定システムにおける演算処理を説
明する説明図。
【図7】図6と異なる撮像画面を示す説明図。
【図8】本発明の第2実施形態に係る液滴の噴射特性測
定システムの要部構成を示す側面図。
【図9】同噴射特性測定システムにおける液滴の撮像を
説明する側面図。
【図10】同噴射特性測定システムにおける液滴の撮像
による特徴を説明する説明図。
【図11】同噴射特性測定システムにおける液滴の撮像
による演算処理の特徴を説明する説明図。
【図12】同噴射特性測定システムにおける演算処理を
説明する説明図。
【図13】図12と異なる撮像画面を示す説明図。
【図14】(a)及び(b)は変形例に係る液滴の撮像
を説明する側面図。
【図15】(a)乃至(c)は他の変形例に係る液滴の
撮像を説明する側面図。
【図16】液滴を噴射するプリンタヘッドを示す斜視
図。
【符号の説明】
1 プリンタヘッド 2 ノズル孔 3 ノズル面 5 インク滴(液滴) 11x、11y 照明ランプ(照明手段) 12x、12y CCDカメラ(撮像手段) 13 画像処理装置(位置特定手段) 14 演算装置(演算手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル孔から噴射される液滴の噴射特性を
    測定する液滴の噴射特性測定システムであって、 ノズル孔から噴射される液滴を照明手段により照明して
    該液滴を撮像する撮像手段と、噴射から一定時間経過し
    たときに撮像された映像中の基準位置からの液滴の位置
    を特定する位置特定手段と、該ノズル孔の位置および該
    映像中の基準位置の位置関係に基づいて、該基準位置か
    らの位置を特定された液滴の噴射特性を算出する演算手
    段とを備え、 該撮像手段を、該ノズル孔から噴射される液滴を2方向
    から撮像するように構成したことを特徴とする液滴の噴
    射特性測定システム。
  2. 【請求項2】請求項1の液滴の噴射特性測定システムに
    おいて、 上記演算手段を、上記位置特定手段により撮像方向毎に
    特定された液滴の映像中の基準位置からの位置を用いて
    該液滴の速さおよび噴射方向を算出するように構成した
    ことを特徴とする液滴の噴射特性測定システム。
  3. 【請求項3】請求項2の液滴の噴射特性測定システムに
    おいて、 上記演算手段を、上記撮像手段により撮像された液滴の
    映像から該液滴の体積をも算出するように構成したこと
    を特徴とする液滴の噴射特性測定システム。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の液滴の噴射特性測定シス
    テムにおいて、 上記撮像手段を、液滴の噴射方向側からノズル孔および
    液滴を同時に撮像可能に該噴射方向に対して撮像方向を
    斜めにセットし、 上記位置特定手段を、ノズル孔から噴射されて撮像され
    た液滴の映像中の位置を特定するとともに該ノズル孔の
    映像中の位置を特定するように構成し、 上記演算手段を、特定された映像中のノズル孔および液
    滴の位置関係に基づいて該液滴の噴射特性を算出するよ
    うに構成したことを特徴とする液滴の噴射特性測定シス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の液滴の噴射特性測定シス
    テムにおいて、 上記撮像手段および上記照明手段の間に上記ノズル孔を
    位置させ、 該撮像手段を、該ノズル孔から噴射される液滴を照明す
    る光を直接取り込んで該液滴が照明光を遮光する映像を
    撮像するように構成したことを特徴とする液滴の噴射特
    性測定システム。
  6. 【請求項6】請求項4の液滴の噴射特性測定システムに
    おいて、 上記ノズル孔の周囲が光を反射する反射面であり、 上記撮像手段および上記照明手段の間に該ノズル孔を位
    置させるとともに撮像方向および照明方向の反射面との
    間の挟角が同一となるように該撮像手段および該照明手
    段を斜めにセットし、 該撮像手段を、該反射面により反射され該ノズル孔から
    噴射される液滴を照明する反射光を取り込んで該液滴が
    反射光を遮光する映像を撮像するように構成したことを
    特徴とする液滴の噴射特性測定システム。
  7. 【請求項7】請求項1の液滴の噴射特性測定システムに
    おいて、 上記2方向のうち一方の方向から撮像した映像中の基準
    位置からの液滴の位置に基づいて、他方の方向から撮像
    する映像中の基準位置からの液滴の位置を予測すること
    を特徴とする液滴の噴射特性測定システム。
  8. 【請求項8】請求項7の液滴の噴射特性測定システムに
    おいて、 上記液滴の位置の予測結果に基づいて、上記他方の方向
    から撮像する撮像範囲を狭くすることを特徴とする液滴
    の噴射特性測定システム。
  9. 【請求項9】請求項8の液滴の噴射特性測定システムに
    おいて、 上記他方の方向から撮像した撮像範囲の位置を調整可能
    に構成したことを特徴とする液滴の噴射特性測定システ
    ム。
  10. 【請求項10】上記照明手段で断続的に照明し、その照
    明タイミングに基づいて上記撮像手段でストロボ撮像を
    行う請求項8の液滴の噴射特性測定システムであって、 上記他方向から撮像するときの該照明手段の照明タイミ
    ングを調整可能に構成したことを特徴とする液滴の噴射
    特性測定システム。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10の液滴の噴射特性測定
    システムにおいて、 上記撮像手段を、ノズル孔から噴射される液滴を直交す
    る2方向から撮像するように構成したことを特徴とする
    液滴の噴射特性測定システム。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11の液滴の噴射特性測定
    システムにおいて、 上記撮像手段を2式セットして上記ノズル孔から噴射さ
    れる液滴を同時に2方向から撮像するように構成したこ
    とを特徴とする液滴の噴射特性測定システム。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11の液滴の噴射特性測定
    システムにおいて、 上記撮像手段を回動させて上記ノズル孔から噴射される
    液滴を順次に2方向から撮像するように構成したことを
    特徴とする液滴の噴射特性測定システム。
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