JPH107808A - 水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方法 - Google Patents
水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方法Info
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Abstract
リロニトリル単位を有する水不溶性のコポリマーを、ハ
ンドリング性を損ねることなく、流動性を保ったまま、
1工程で容易に、高分子量の水溶性カチオンポリマーの
水系分散液とする方法を提供する。 【解決手段】N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)
アクリロニトリル単位とを有する水不溶性のコポリマー
を、硝酸イオン存在下、水媒体中で酸変性することを特
徴とする水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方
法。
Description
リマー水系分散液の製造方法に関する。さらに詳しく
は、本発明は、排水の凝集剤、汚泥の脱水剤、紙用添加
剤として優れた効果を示す水溶性カチオンポリマーの、
高濃度であっても低粘度を保ち、自動化、省力化の点で
ハンドリング性に優れ、油中水型エマルションポリマー
のように油を使用することなく、粉末状ポリマーのよう
に粉塵の発生がなく、作業環境改善の点でも優れた、安
定な水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方法に関
する。
アセトアミドを必須モノマー成分とするポリマーを加水
分解して得られるビニルアミン単位を有するポリマー
(特公平3−64200号公報、特公平4−2320号
公報、特開昭63−304号公報、特開昭63−165
412号公報、特開平6−39208号公報、特開平6
−65329号公報、特開平6−65366号公報)
や、N−ビニルカルボン酸アミドとアクリロニトリルを
必須モノマー成分とするコポリマーを加水分解して得ら
れるアミジン構造を有するポリマー(特開平5−192
513号公報)は、汚泥の凝集脱水剤や紙用添加剤とし
て優れた性能を示すことが知られている。このような高
分子凝集剤では、水中の2個以上の粒子に高分子が橋か
け吸着して凝集が起こるが、吸着層厚さが大きいほど橋
かけ凝集には有利であるため、一般に高分子量の凝集剤
が要求される。このため、原料とするN−ビニルカルボ
ン酸アミドなどを必須モノマー成分とするポリマーが水
溶性である場合は、ポリマー水溶液が高粘度となり、例
えば、5重量%の水溶液でもポンプ送りが不可能となる
場合があるなど、取り扱いが困難であった。また、原料
ポリマーの水溶液に薬剤を添加して均一に混合すること
が容易でなく、特殊な撹拌器を使用したり、長時間の撹
拌が必要であった。特に、カチオンポリマーの高濃度の
分散液を得ようとすると、原料ポリマーの水溶液も高濃
度とする必要があり、取り扱いは一層困難となり、時に
はポリマーがゲル化することもあった。カチオン性ポリ
マーからなる高分子凝集剤のハンドリング性の改善のた
めに、油中水型エマルションとすることが知られている
(特開平5−117313号公報、特開平5−1251
09号公報、特開平5−309208号公報)。カチオ
ンポリマーを油中水型エマルションとすることによりハ
ンドリング性は向上し、省力化は可能となるが、分散媒
として鉱物油を使用するために、作業上臭気や安全性の
点で問題があり、また、地球環境保護の観点からも好ま
しくなかった。
カルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位を
有する水不溶性のコポリマーを、ハンドリング性を損ね
ることなく、流動性を保ったまま、1工程で容易に、高
分子量の水溶性カチオンポリマー水系分散液とする方法
を提供することを目的としてなされたものである。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、N−ビニルカル
ボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位とを有
する水不溶性のコポリマーを、硝酸イオン存在下、水媒
体中で酸変性することにより、容易に水溶性カチオンポ
リマー水系分散液が得られることを見いだし、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、(1)N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)
アクリロニトリル単位とを有する水不溶性のコポリマー
を、硝酸イオン存在下、水媒体中で酸変性することを特
徴とする水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方
法、及び、(2)水媒体中に、さらに水溶性ポリマー又
は界面活性剤を存在せしめる第(1)項記載の水溶性カチ
オンポリマー水系分散液の製造方法、を提供するもので
ある。さらに、本発明の好ましい態様として、(3)N
−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリ
ル単位のモル比が3:7〜7:3である第(1)項又は第
(2)項記載の水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造
方法、(4)N−ビニルカルボン酸アミド単位が、N−
ビニルホルムアミド単位である第(1)項、第(2)項又は
第(3)項記載の水溶性カチオンポリマー水系分散液の製
造方法、(5)塩酸又は硝酸を用いて酸変性する第(1)
項、第(2)項、第(3)項又は第(4)項記載の水溶性カチ
オンポリマー水系分散液の製造方法、(6)酸の使用量
が、N−ビニルカルボン酸アミド単位の0.5〜5モル
倍である第(1)項、第(2)項、第(3)項、第(4)項又は
第(5)項記載の水溶性カチオンポリマー水系分散液の製
造方法、(7)反応混合物中における硝酸イオンの濃度
が、3〜40重量%である第(1)項、第(2)項、第(3)
項、第(4)項、第(5)項又は第(6)項記載の水溶性カチ
オンポリマー水系分散液の製造方法、(8)反応混合物
中におけるN−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)ア
クリロニトリル単位を有するポリマーの濃度が、5〜5
0重量%である第(1)項、第(2)項、第(3)項、第(4)
項、第(5)項、第(6)項又は第(7)項記載の水溶性カチ
オンポリマー水系分散液の製造方法、(9)酸変性の反
応温度が、40〜100℃である第(1)項、第(2)項、
第(3)項、第(4)項、第(5)項、第(6)項、第(7)項又
は第(8)項記載の水溶性カチオンポリマー水系分散液の
製造方法、(10)酸変性を、ヒドロキシルアミンの存
在下に行う第(1)項、第(2)項、第(3)項、第(4)項、
第(5)項、第(6)項、第(7)項、第(8)項又は第(9)項
記載の水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方法、
(11)酸変性を、低級アルコールの存在下に行う第
(1)項、第(2)項、第(3)項、第(4)項、第(5)項、第
(6)項、第(7)項、第(8)項、第(9)項又は第(10)項
記載の水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方法、
及び、(12)反応混合物中の水溶性ポリマー又は界面
活性剤の濃度が、0.1〜20重量%である第(2)項、
第(3)項、第(4)項、第(5)項、第(6)項、第(7)項、
第(8)項、第(9)項、第(10)項又は第(11)項記載の
水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方法、を挙げ
ることができる。
ルカルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位
を有する水不溶性のポリマーを使用する。N−ビニルカ
ルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位の比
率に特に制限はないが、N−ビニルカルボン酸アミド単
位と(メタ)アクリロニトリル単位のモル比が、3:7〜
7:3であることが好ましい。本発明方法において、酸
変性によりN−ビニルカルボン酸アミド単位は加水分解
されてビニルアミン単位となり、さらにビニルアミン単
位が(メタ)アクリロニトリル単位と隣接するとき、両単
位の反応によりアミジン構造が形成される。N−ビニル
カルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位の
モル比が3:7未満であると、未反応のまま残存し、あ
るいは、加水分解により(メタ)アクリル酸単位となる
(メタ)アクリロニトリル単位が多くなる。N−ビニルカ
ルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位のモ
ル比が7:3を超えると、ポリマーを水不溶性とするた
めに炭素数の大きいN−ビニルカルボン酸アミドを用い
ることが必要となり、加水分解により脱離するカルボン
酸の重量比が大きくなるので得策ではない。本発明方法
において、N−ビニルカルボン酸アミド単位としては、
例えば、N−ビニルホルムアミド単位、N−ビニルアセ
トアミド単位、N−ビニルプロピオンアミド単位、N−
ビニルベンズアミド単位などを挙げることができるが、
これらの中でN−ビニルホルムアミド単位が特に好適で
ある。
酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位を有する水
不溶性のポリマーとしては、N−ビニルカルボン酸アミ
ドと(メタ)アクリロニトリルのコポリマーのほか、N−
ビニルカルボン酸アミド及び(メタ)アクリロニトリルと
共重合可能な他のモノマーとの三元以上のコポリマーを
挙げることができる。N−ビニルカルボン酸アミド及び
(メタ)アクリロニトリルと共重合するモノマーは、コポ
リマーが水不溶性である限り特に制限はなく、例えば、
(メタ)アクリルアミド、スチレン、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、N,
N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル
(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドンなどのノ
ニオン性モノマー、(メタ)アクリル酸及びそれらのアル
カリ金属塩、ビニルスルホン酸、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸及
びそれらのアルカリ金属塩などのアニオン性モノマー、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドの3級塩及び4級ア
ンモニウム塩などのカチオン性モノマーなどを挙げるこ
とができる。本発明方法に用いるN−ビニルカルボン酸
アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位を有するポリ
マーおいて、ポリマーの全構造単位中に占めるN−ビニ
ルカルボン酸アミド単位及び(メタ)アクリロニトリル単
位の合計量の割合は、本発明方法により製造した水系分
散液を高分子凝集剤として用いるときは35モル%以上
であることが性能上好ましい。しかし、本発明方法は、
N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニト
リル単位が全構造単位中に占める割合には制限なく実施
することが可能であり、安定した水溶性カチオンポリマ
ー水系分散液を得ることができる。
酸アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位を有する水
不溶性のポリマーを得るための重合方法には特に制限は
なく、使用するモノマーの溶解性などに応じて、乳化重
合、懸濁重合などを適宜選ぶことができる。本発明方法
においては、N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)
アクリロニトリル単位を有するポリマーの酸変性を水媒
体中で行うので、水を媒体とする乳化重合又は懸濁重合
を好適に使用することができる。N−ビニルカルボン酸
アミドが水溶性である場合は、水溶性重合開始剤を用
い、必要に応じて乳化剤又は分散剤を添加して重合し、
重合の進行に伴って析出するポリマーを乳化又は懸濁状
態に保って重合を進め、乳化状態又は懸濁状態のポリマ
ーの水系分散液を得ることができる。水溶性重合開始剤
としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、2,
2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩など、
一般的な開始剤を用いることができるが、アゾ系化合物
が特に好ましい。N−ビニルカルボン酸アミドが水不溶
性である場合は、水溶性重合開始剤及び乳化剤を用いる
公知の乳化重合、あるいは、モノマーに可溶な油溶性重
合開始剤及び分散剤を用いる公知の懸濁重合によりポリ
マーの水系分散液を得ることができる。本発明方法にお
いて、N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)アクリ
ロニトリル単位を有するポリマーの水系分散液は、その
まま引き続いて、あるいは濃縮若しくは希釈して、又は
一旦ポリマーを単離したのち再びポリマーの水系分散液
として、酸変性に供することができる。酸変性により、
ポリマーのN−ビニルカルボン酸アミド単位はビニルア
ミン単位となり、さらにビニルアミン単位に隣接して
(メタ)アクリロニトリル単位が存在するときは、両単位
間の反応によりアミジン構造が形成される。
ンポリマー水系分散液中のポリマーは、高分子凝集剤と
して用いるときは高分子量であることが好ましい。した
がって、酸変性に供するN−ビニルカルボン酸アミド単
位と(メタ)アクリロニトリル単位を有するポリマーも高
分子量であることが好ましい。しかし、本発明方法は、
N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロニト
リル単位を有するポリマーの分子量には制限なく実施す
ることが可能であり、安定した水溶性カチオンポリマー
水系分散液を得ることができる。本発明方法において
は、N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)アクリロ
ニトリル単位を有する水不溶性のポリマーを、硝酸イオ
ン存在下、水媒体中で酸を用いて変性する。使用する酸
には特に制限はなく、例えば、塩酸、硝酸、酢酸などを
使用することができる。使用する酸の量は、ポリマー中
のN−ビニルカルボン酸アミド単位の0.5〜5モル倍
であることが好ましく、1〜3モル倍であることがより
好ましい。酸の量がポリマー中のN−ビニルカルボン酸
アミド単位の0.5モル倍未満であると、変性速度が遅
く、また、十分に変性が進行しないおそれがある。酸の
量がポリマー中のN−ビニルカルボン酸アミド単位の5
モル倍を超えると、変性に対して大過剰の酸を添加して
いることになり、経済的に好ましくない。使用する酸の
量は、目的とする変性率に応じて適宜選択することがで
きる。
る硝酸イオン源となる化合物には特に制限はなく、酸と
して硝酸を使用する場合は硝酸自体が硝酸イオン源とな
るほか、硝酸イオン源として硝酸ナトリウム、硝酸カリ
ウム、硝酸カルシウム、硝酸アンモニウムなどの硝酸塩
を添加することができる。これらの硝酸イオン源は1種
のみを使用することができ、あるいは2種以上を使用す
ることができる。反応混合物中における硝酸イオンの濃
度は、3〜40重量%であることが好ましく、5〜20
重量%であることがより好ましい。反応混合物中におけ
る硝酸イオンの濃度が3重量%未満であると、酸変性さ
れたカチオンポリマーが水媒体中に溶出し、系の粘度が
増大するおそれがある。反応混合物中における硝酸イオ
ンの濃度が40重量%あれば酸変性されたカチオンポリ
マーが水媒体中に分散するに十分であり、通常は40重
量%を超える硝酸イオンの必要はない。硝酸イオン源と
なる化合物を添加する時期には特に制限はなく、例え
ば、N−ビニルカルボン酸アミドと(メタ)アクリロニト
リルを重合する際に添加することができるが、重合終了
後の酸変性時に添加することがより好ましい。重合時に
硝酸イオン源となる化合物を添加すると、重合の進行と
ともに系の粘度が上昇して重合熱の除去が困難となり、
その結果得られるポリマーの分子量が小さくなって、高
分子凝集剤として使用するには好ましくないポリマーと
なるおそれがある。本発明方法において、反応混合物中
におけるN−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)アク
リロニトリル単位を有する水不溶性のポリマーの濃度
は、5〜50重量%であることが好ましく、10〜30
重量%であることがより好ましい。水不溶性のポリマー
の濃度が5重量%未満であると、得られる水溶性カチオ
ンポリマー水系分散液の濃度も低くなり、経済的に有利
ではない。水不溶性のポリマーの濃度が50重量%を超
えると、均一に酸変性を進めることが困難となるおそれ
がある。本発明方法において、酸変性の反応温度は、4
0〜100℃であることが好ましく、50〜90℃であ
ることがより好ましい。反応温度が40℃未満であると
反応速度が遅く、十分に酸変性が進行しないおそれがあ
る。反応温度が100℃を超えると、加圧反応器が必要
となり、経済的に好ましくない上に、反応の制御が困難
になるおそれがある。
合物にヒドロキシルアミンを添加することが好ましい。
ヒドロキシルアミンを添加することによりゲル化を防止
することができる。本発明方法においては、酸変性時に
反応混合物にメタノール、エタノール、イソプロパノー
ルなどの低級アルコールを添加することが好ましい。低
級アルコールの添加により、酸変性時に副生するカルボ
ン酸が低沸点のエステルとなり、反応系からの除去が容
易となる。添加する低級アルコールの量は、水不溶性の
ポリマー中のN−ビニルカルボン酸アミド単位の1〜3
モル倍とすることが好ましい。本発明方法においては、
水媒体中にポリビニルアルコール、ポリエチレングリコ
ールなどの水溶性ポリマー、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレン−ブロックコポリマー、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、アルキルアミンなどの界面活性剤を分
散剤として添加することができる。水溶性ポリマー及び
界面活性剤は、1種のみを添加することができ、2種以
上を添加することができる。水媒体中に水溶性ポリマー
又は界面活性剤を存在せしめることにより、水溶性カチ
オンポリマー水系分散液の安定性及び流動性を向上する
ことができる。反応混合物中の水溶性ポリマー又は界面
活性剤の濃度は、0.1〜20重量%であることが好ま
しく、0.5〜10重量%であることがより好ましい。
反応混合物中の水溶性ポリマー又は界面活性剤の濃度が
0.1重量%未満であると、水溶性カチオンポリマー水
系分散液の安定性及び流動性の向上効果は顕著ではな
い。反応混合物中の水溶性ポリマー又は界面活性剤の濃
度が20重量%を超えると、水溶性カチオンポリマー水
系分散液の安定性及び流動性は、水溶性ポリマー又は界
面活性剤の添加量の増加に見合っては向上せず、経済的
に好ましくない。水溶性ポリマー又は界面活性剤の添加
時期には特に制限はなく、N−ビニルカルボン酸アミド
と(メタ)アクリロニトリルの重合の際に添加することが
でき、あるいは、重合終了後の酸変性時に添加すること
ができる。本発明方法によれば、N−ビニルカルボン酸
アミド単位と(メタ)アクリロニトリル単位を有する水不
溶性のポリマーが、酸によりに変性されて水溶性カチオ
ンポリマーとなるが、水媒体中の硝酸イオンにより水媒
体中への溶解が抑制され、酸変性された水溶性カチオン
ポリマーが粒子のまま分散状態を保つので、低粘度を維
持したまま、高濃度の水溶性カチオンポリマー水系分散
液を得ることができる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 製造例1(N−ビニルホルムアミドとアクリロニトリル
とのコポリマー) 撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素導入管を備えた
2,000mlフラスコに、N−ビニルホルムアミド24
0g(3.4モル)、アクリロニトリル180g(3.4
モル)、水960g及び塩化アンモニウム20gを仕込
み、雰囲気を窒素で置換した。撹拌しつつ60℃に昇温
し、2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩
の10重量%水溶液4.0gを添加した。60℃を保っ
たまま6時間重合を続け、コポリマーの粒子径が数mm程
度で、粘度が900mPa・sの水系分散液を得た。 製造例2(N−ビニルホルムアミドとアクリロニトリル
とのコポリマー) 水の量を940gとし、さらにプルロニック型界面活性
剤[ニューポールPE108、三洋化成工業(株)]20
gを添加した以外は、製造例1と同様にして重合を行
い、粒子径が5〜10μmで、粘度が1,500mPa・s
の水系分散液を得た。 製造例3(ポリ−N−ビニルホルムアミド) 撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素導入管を備えた
1,000mlフラスコに、N−ビニルホルムアミド20
0g(2.8モル)及び水800gを仕込み、雰囲気を
窒素で置換した。撹拌しつつ60℃に昇温し、2,2'−
アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩の10重量%
水溶液3.0gを添加し、60℃を保ったまま6時間重
合を続けた。得られた粘稠なポリマー水溶液をアセトン
中に添加し、析出したポリマーを真空乾燥して、白色粉
末状のポリ−N−ビニルホルムアミドを得た。 実施例1 撹拌機及び還流冷却管を備えた500mlセパラブルフラ
スコに、製造例1で得られた白色スラリー状の水系分散
液55gを秤り取り、塩酸ヒドロキシルアミン1.0g
を添加し、撹拌下50℃で1時間保った。その後、硝酸
ナトリウム10g、35重量%塩酸20.7g(N−ビ
ニルホルムアミド単位の1.5モル倍)、メタノール8.
5g(N−ビニルホルムアミド単位の2.0モル倍)及
び水4.8gの混合物を添加し、70℃で6時間撹拌し
た。冷却管をはずし、さらに70℃で1時間保ち、生成
した蟻酸メチルと過剰のメタノールを蒸発留去し、均一
な白色の水系分散液を得た。この操作により、加水分解
前には水に不溶解であったポリマーが、加水分解の進行
に伴い一旦水に溶解し、その後再び析出し、最終的には
白濁した均一な水系分散液となり、得られた水系分散液
の粘度は、7,300mPa・sであった。 実施例2 硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸20.7g、メ
タノール8.5g及び水4.8gの混合物の代わりに、硝
酸カルシウム20g、35重量%塩酸20.7g、メタ
ノール8.5g及び水4.8gの混合物を添加した以外は
実施例1と全く同じ操作を繰り返した。均一な白色の水
系分散液が得られ、その粘度は9,200mPa・sであっ
た。 実施例3 撹拌機及び還流冷却管を備えた500mlセパラブルフラ
スコに、製造例1で得られた白色スラリー状の水系分散
液55gを秤り取り、塩酸ヒドロキシルアミン1.0g
を添加し、撹拌下50℃で1時間保った。その後、60
重量%硝酸20.9g(N−ビニルホルムアミド単位の
1.5モル倍)、メタノール8.5g(N−ビニルホルム
アミド単位の2.0モル倍)及び水14.6gの混合物を
添加し、70℃で6時間撹拌した。冷却管をはずし、さ
らに70℃で1時間保ち、生成した蟻酸メチルと過剰の
メタノールを蒸発留去し、均一な白色の水系分散液を得
た。得られた水系分散液の粘度は、5,500mPa・sで
あった。 実施例4 60重量%硝酸20.9g、メタノール8.5g及び水1
4.6gの混合物の代わりに、硝酸ナトリウム5g、6
0重量%硝酸14.0g(N−ビニルホルムアミド単位
の1.0モル倍)、メタノール8.5g(N−ビニルホル
ムアミド単位の2.0モル倍)及び水16.5gの混合物
を添加した以外は実施例3と全く同じ操作を繰り返し
た。均一な白色の水系分散液が得られ、その粘度は4,
700mPa・sであった。 実施例5 硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸20.7g、メ
タノール8.5g及び水4.8gの混合物の代わりに、ポ
リビニルアルコール10g、硝酸ナトリウム10g、3
5重量%塩酸20.7g、メタノール8.5g及び水4.
8gの混合物を添加した以外は実施例1と全く同じ操作
を繰り返した。均一な白色の水系分散液が得られ、その
粘度は1,300mPa・sであった。また、この水系分散
液は、40℃に3カ月放置後も分散状態には全く変化は
なく、経時安定性が良好であった。 実施例6 硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸20.7g、メ
タノール8.5g及び水4.8gの混合物の代わりに、ポ
リエチレングリコール10g、硝酸ナトリウム10g、
35重量%塩酸20.7g、メタノール8.5g及び水
4.8gの混合物を添加した以外は実施例1と全く同じ
操作を繰り返した。均一な白色の水系分散液が得られ、
その粘度は1,300mPa・sであった。また、この水系
分散液は、40℃に3カ月放置後も分散状態には全く変
化はなく、経時安定性が良好であった。 実施例7 硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸20.7g、メ
タノール8.5g及び水4.8gの混合物の代わりに、プ
ルロニック型界面活性剤[ニューポールPE108、三
洋化成工業(株)]10g、硝酸ナトリウム10g、35
重量%塩酸20.7g、メタノール8.5g及び水4.8
gの混合物を添加した以外は実施例1と全く同じ操作を
繰り返した。均一な白色の水系分散液が得られ、その粘
度は900mPa・sであった。また、この水系分散液は、
40℃に3カ月放置後も分散状態には全く変化はなく、
経時安定性が良好であった。 実施例8 製造例1で得られた白色スラリー状の水性分散液の代わ
りに、製造例2で得られた白色スラリー状の水性分散液
を使用した以外は、実施例1と全く同じ操作を繰り返し
た。均一な白色の水性分散液が得られ、その粘度は2,
300mPa・sであった。また、この水系分散液は、40
℃に3カ月放置後も分散状態には全く変化はなく、経時
安定性が良好であった。 実施例9 製造例1で得られた白色スラリー状の水性分散液の代わ
りに、製造例2で得られた白色スラリー状の水性分散液
を使用した以外は、実施例5と全く同じ操作を繰り返し
た。均一な白色の水性分散液が得られ、その粘度は80
0mPa・sであった。また、この水系分散液は、40℃に
3カ月放置後も分散状態には全く変化はなく、経時安定
性が良好であった。 比較例1 硝酸イオンが存在しない状態で、加水分解を行った。す
なわち、硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸20.
7g、メタノール8.5g及び水4.8gの混合物の代わ
りに、35重量%塩酸20.7g、メタノール8.5g及
び水14.8gの混合物を添加した以外は実施例1と全
く同じ操作を繰り返した。反応が進行するに伴い、系は
次第に透明になり、粘度が上昇し、最終的には粘度1
0,000mPa・s以上の高粘度のゲル状物質が得られ
た。 比較例2 硝酸イオンが存在しない状態で、加水分解を行った。す
なわち、撹拌機及び還流冷却管を備えた500mlセパラ
ブルフラスコに、製造例2で得られた白色スラリー状の
水系分散液55gを秤り取り、塩酸ヒドロキシルアミン
1.0gを添加し、撹拌下50℃で1時間保った。その
後、35重量%塩酸20.7g(N−ビニルホルムアミ
ド単位の1.5モル倍)、メタノール8.5g(N−ビニ
ルホルムアミド単位の2.0モル倍)及び水14.8gの
混合物を添加し、70℃で6時間撹拌した。反応が進行
するに伴い、系は次第に透明になり、粘度が上昇した。
冷却管をはずし、さらに70℃で1時間保ち、生成した
蟻酸メチルと過剰のメタノールを蒸発留去した。最終的
には粘度10,000mPa・s以上の高粘度のゲル状物質
が得られた。 比較例3 硝酸イオンが存在しない状態で、加水分解を行った。す
なわち、硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸20.
7g、メタノール8.5g及び水4.8gの混合物の代わ
りに、ポリビニルアルコール10g、35重量%塩酸2
0.7g、メタノール8.5g及び水4.8gの混合物を
添加した以外は実施例1と全く同じ操作を繰り返した。
反応が進行するに伴い、系は次第に透明になり、粘度が
上昇し、最終的には粘度10,000mPa・s以上の高粘
度のゲル状物質が得られた。 比較例4 硝酸イオンは存在しないが、塩素イオンが存在する状態
で、加水分解を行った。すなわち、硝酸ナトリウム10
g、35重量%塩酸20.7g、メタノール8.5g及び
水4.8gの混合物の代わりに、塩化ナトリウム10
g、35重量%塩酸20.7g、メタノール8.5g及び
水4.8gの混合物を添加した以外は実施例1と全く同
じ操作を繰り返した。反応が進行するに伴い、系は次第
に透明になり、粘度が上昇し、最終的には粘度10,0
00mPa・s以上の高粘度のゲル状物質が得られた。 比較例5 撹拌機及び還流冷却管を備えた500mlセパラブルフラ
スコに、製造例3で得られたポリ−N−ビニルホルムア
ミド16.5g及び水40gを秤り取り、塩酸ヒドロキ
シルアミン1.0gを添加し、撹拌下50℃で10時間
保って均一に溶解した。このポリマー溶液の粘度は9,
500mPa・sであり、実施例1〜9の白色スラリーに比
較して撹拌が不十分となり取り扱いが困難であった。そ
の後、硝酸ナトリウム10g、35重量%塩酸16.9
g(N−ビニルホルムアミド単位の0.7モル倍)、メ
タノール14.8g(N−ビニルホルムアミド単位の2.
0モル倍)及びポリビニルアルコール10gの混合物を
添加し、70℃で6時間撹拌した。冷却管をはずし、さ
らに70℃で1時間保ち、生成した蟻酸メチルと過剰の
メタノールを蒸発留去し、均一な白色の水系分散液を得
た。得られた水系分散液の粘度は、4,700mPa・sで
あった。実施例1〜9の結果を第1表に、比較例1〜5
の結果を第2表に示す。
製造時のハンドリング性が良好で、均一な水溶性カチオ
ンポリマー水系分散液が得られることが分かる。さら
に、水溶性ポリマー又は界面活性剤の存在下に酸変性を
行った実施例5、6、7及び9で得られた水溶性カチオ
ンポリマー水系分散液は、粘度が低く、経時安定性が良
好である。また、乳化重合により製造したN−ビニルホ
ルムアミドとアクリロニトリルのコポリマーを使用した
実施例8及び9で得られた水溶性カチオンポリマー水系
分散液は、粘度が低く、経時安定性が良好である。これ
らの結果から、水溶性ポリマー又は界面活性剤の存在
が、水溶性カチオンポリマー水系分散液の低粘度化と経
時安定性の向上に有効であることが分かる。一方、比較
例1及び2の結果から、硝酸イオンが存在しない状態で
酸変性を行うと、水系分散液が得られず、高粘度のゲル
状物質となり、比較例3の結果からポリビニルアルコー
ルを添加しても、比較例4の結果から、硝酸イオンの代
わりに塩素イオンの存在下に酸変性を行っても、同様に
高粘度のゲル状物質となり、均一な水系分散液を得るた
めには、硝酸イオンの存在下に酸変性を行うことが必須
であることが分かる。また、N−ビニルホルムアミドと
アクリロニトリルのコポリマーの代わりにN−ビニルホ
ルムアミドのホモポリマーを用いた比較例5では、均一
な水溶性カチオンポリマー水系分散液が得られるもの
の、製造時に高粘度のポリマー溶液を取り扱う必要があ
り、ハンドリング性が良好ではない。
て常に粘度が低くハンドリング性が良好であり、容易に
均一に混合して短時間に酸変性を行い、高濃度であって
も低粘度の均一な水溶性カチオンポリマー水系分散液を
得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】N−ビニルカルボン酸アミド単位と(メタ)
アクリロニトリル単位とを有する水不溶性のコポリマー
を、硝酸イオン存在下、水媒体中で酸変性することを特
徴とする水溶性カチオンポリマー水系分散液の製造方
法。 - 【請求項2】水媒体中に、さらに水溶性ポリマー又は界
面活性剤を存在せしめる請求項1記載の水溶性カチオン
ポリマー水系分散液の製造方法。
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