JPH1078075A - 流体封入式筒形マウント - Google Patents

流体封入式筒形マウント

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JPH1078075A
JPH1078075A JP23512296A JP23512296A JPH1078075A JP H1078075 A JPH1078075 A JP H1078075A JP 23512296 A JP23512296 A JP 23512296A JP 23512296 A JP23512296 A JP 23512296A JP H1078075 A JPH1078075 A JP H1078075A
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Jiyouji Tsutsumida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流動作用に基づく低動ばね効果が発揮
される高周波数域のチューニング点よりも低い周波数域
の広い範囲で、低動ばね化が達成されて、中〜高周波の
広い範囲で優れた防振効果が発揮される流体封入式筒型
マウントを提供すること。 【解決手段】 本体ゴム弾性体16によって形成された
受圧室46の側壁部42において、軸部材12と外筒部
材14の一方の側から突出する作用突部26を設け、該
作用突部26の先端面にマウント軸方向外方に向かって
傾斜する傾斜面28を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、防振ブッシュや防振マウント等
として用いられる筒形マウントに係り、特に、内部に封
入された流体の流動作用に基づいて、マウント軸直角方
向に入力される振動に対する防振効果を発揮する流体封
入式筒形マウントに関するものである。
【0002】
【従来技術】防振連結されるべき部材間に介装される防
振装置の一種として、従来から、互いに所定距離を隔て
て同心的に若しくは偏心して配された軸金具と外筒金具
を、それらの間に介装された本体ゴム弾性体で弾性的に
連結せしめることによって、主として軸金具と外筒金具
の間に入力される軸直角方向の振動に対して防振効果が
発揮されるようにした筒形マウントが知られており、自
動車用のサスペンションブッシュやエンジンマウント,
デフマウント,ボデーマウント等として、広く用いられ
ている。また、近年では、より高度な防振性能の要求に
対処するために、軸金具と外筒金具の間に壁部の一部が
本体ゴム弾性体で構成されて内部に非圧縮性流体が封入
されることにより振動が入力される受圧室を形成し、該
受圧室における流体の流動作用に基づいて防振効果を得
るようにした流体封入式筒形マウントも、採用されてい
る。
【0003】ところで、流体封入式筒形マウントでは、
入力振動に対して流体の共振作用等の流動作用に基づく
防振効果が有効に発揮され得る領域が、本体ゴム弾性体
のばね定数や流体流通路の断面積および長さなどによっ
て定まる比較的狭い周波数域に限られてしまう傾向があ
る。そして、例えば、高周波数域の入力振動に対して、
流体の流動作用による低動ばね効果に基づく振動絶縁特
性を得るためには、流体流路を大きくしたり、硬いばね
特性のゴム材料を採用するなどして、高周波数域にチュ
ーニングする必要がある。
【0004】ところが、流体流路を大きくするとマウン
トサイズが大型化してしまうために、マウント配設スペ
ースが制限される場合には難しく、しかもマウントサイ
ズが大型化すると本体ゴム弾性体の自由長が大きくなる
ために、結局、硬いばね特性のゴム材料を採用して、要
求される静的ばね定数を確保することが必要となる。
【0005】そして、硬いばね特性のゴム材料を採用す
ると、動ばね定数が大きくなって、全体として防振性能
が低下してしまい、特にチューニング周波数よりも低周
波側の広い周波数域に亘って動ばね定数の上昇が惹起さ
れるのであり、それ故、例えば、500Hz程度の高周波
数域に防振性能をチューニングした場合、それより低周
波側の100〜400Hz程度の周波数域で、充分な振動
絶縁効果を得ることが難しいという問題があったのであ
る。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、大幅なマウントサイズの大型化やゴム材料
の硬度アップ等を伴うことなく、防振性能を高周波数域
にチューニングした際の該チューニング周波数域よりも
低周波側の動ばね定数の上昇が有利に抑えられ得て、広
い周波数域に亘って良好なる防振効果を発揮せしめ得
る、改良された構造の流体封入式筒形マウントを提供す
ることにある。
【0007】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、軸部材と、該軸部材の外
方に所定距離を隔てて配設された外筒部材を、それらの
間に介装された本体ゴム弾性体で連結する一方、該軸部
材と該外筒部材の間に壁部の一部が該本体ゴム弾性体で
構成されて内部に非圧縮性流体が封入されることにより
振動が入力される受圧室を形成し、該受圧室における流
体の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流体
封入式筒形マウントにおいて、前記本体ゴム弾性体で構
成された前記受圧室におけるマウント軸方向両側の側壁
部の少なくとも一方に、前記軸部材および前記外筒部材
の少なくとも一方の側から該側壁部内に突出する作用突
部を設けて、該作用突部の先端面にマウント軸方向外方
に向かって実質的に傾斜する傾斜面を形成すると共に、
該傾斜面の少なくとも一部がマウント軸方向の投影で該
受圧室に重なるようにした流体封入式筒形マウントを、
特徴とする。
【0008】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形マウントにおいては、軸部材
と外筒部材の間に入力される軸直角方向の振動荷重が、
本体ゴム弾性体で構成された受圧室の軸方向側壁部に及
ぼされた際に、作用突部の傾斜面によって、かかる側壁
部を外方に膨出変形させる分力が効果的に生ぜしめられ
ることとなる。そして、この分力にて、受圧室の軸方向
側壁部における外方への膨出変形量が大きくされること
により、振動入力時における受圧室の容積変化量ひいて
は流体流動量が減少せしめられて、流体流動マスが小さ
くなる結果、本体ゴム弾性体のばね特性を大幅に硬くし
なくても、防振特性を高周波数域へ有利にチューニング
することが可能となるのである。
【0009】従って、かかる流体封入式筒形マウントに
おいては、防振特性を高周波数域にチューニングするに
際しても、本体ゴム弾性体に対して低動ばね特性が有利
に設定され得て、防振特性のチューニング周波数よりも
低周波側の広い周波数域に亘って、優れた防振性能が発
揮されるのである。
【0010】なお、傾斜面を形成する作用突部は、少な
くとも本体ゴム弾性体よりも高剛性であれば良く、金属
製や合成樹脂製のもの等が、何れも採用され得る。ま
た、傾斜面は、軸直角方向の振動荷重の入力時に側壁部
を外方に膨出変形させる分力を生ぜしめ得る形状であれ
ば良く、マウント軸方向断面において直線的な傾斜面の
他、湾曲した傾斜面や凹凸のある傾斜面であっても良
い。
【0011】また、作用突部の突出先端面の全面を傾斜
面とする必要もなく、例えば、作用突部における突出先
端部の軸方向外側隅部を斜めに切り欠いて、突出先端面
の一部を傾斜面とすること等も可能である。
【0012】更にまた、作用突部における傾斜面は、受
圧室におけるマウント軸方向両側の側壁部において、受
圧室の全周に亘って形成されている必要はなく、受圧室
の側壁部において部分的に位置するように形成されてい
ても良い。
【0013】なお、好ましくは、軸部材側から外筒部材
側に向かって突出する作用突部が採用される。このよう
な作用突部の構成を採用すれば、マウント製作性の向上
が図られ得る。
【0014】また、好ましくは、作用突部における傾斜
面が、受圧室のマウント軸方向両側の側壁部において、
それぞれ、受圧室の全周に亘って形成されて、マウント
軸方向で対向位置せしめられる。このような傾斜面の構
成を採用すれば、軸直角方向の振動荷重の入力時に側壁
部を外方に膨出変形させる分力が一層有利に生ぜしめら
れ得る。
【0015】更にまた、好ましくは、作用突部における
傾斜面の幅が、受圧室のマウント軸方向両側の側壁部に
対して、該側壁部のマウント軸方向寸法の1/5以上、
より好ましくは1/3以上となるように、設定される。
また、好ましくは、作用突部における傾斜面のマウント
軸方向線に対する傾斜角度が、10°〜60°、より好
ましくは15°〜35°となるように、設定される。こ
のような傾斜面の幅や傾斜角度に関する構成を採用すれ
ば、軸直角方向のマウントばね剛性を確保しつつ、軸直
角方向の振動荷重の入力時に側壁部を外方に膨出変形さ
せる分力を有効に得ることが可能となる。
【0016】また一方、請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の発明に従う構造とされた流体封入式筒形マ
ウントにおいて、前記受圧室を周方向に連続して形成す
ると共に、前記作用突部を環状として、該受圧室の前記
側壁部において、前記傾斜面を周方向に連続して形成せ
しめたことを、特徴とする。
【0017】このような請求項2に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形マウントにおいては、複数の
異なるマウント軸直角方向の振動入力時に、何れも、流
体の流動作用に基づく防振効果が有効に発揮されると共
に、受圧室の側壁部が外方に膨出変形させられて、チュ
ーニング周波数より低周波側の広い周波数域で有効な防
振効果が発揮される。
【0018】また、特に、受圧室の断面積を周方向全周
に亘って略一定とすれば、流体の流動作用に基づく防振
効果を一層有利に得ることが可能となると共に、何れの
マウント軸直角方向の入力振動に対しても、流体の流動
作用に基づく一定の防振効果が有効に発揮され得ること
となる。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の発明に従う構造とされた流体封入式筒形
マウントにおいて、前記軸部材と前記外筒部材の間が前
記本体ゴム弾性体によって周方向に仕切られることによ
り、それら軸部材と外筒部材の間において前記受圧室が
周方向に部分的に位置して形成されていると共に、該受
圧室が位置しない該軸部材と該外筒部材の間に非圧縮性
流体が封入された副液室が形成されており、振動入力時
に該受圧室と該副液室を連通するオリフィス通路を通じ
ての流体流動が生ぜしめられるようになっていること
を、特徴とする。
【0020】このような請求項3に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形マウントにおいては、オリフ
ィス通路を通じて流動せしめられる流体の流動作用に基
づいて、例えば低周波振動に対する防振効果を得ること
も可能となる。その際、オリフィス通路の構造は、要求
される防振特性に応じて、必要な通路長さや断面積が確
保されるように、適当に設定されることとなり、例えば
マウント周方向に一周以上の長さでオリフィス通路を形
成すること等も可能である。また、受圧室を周方向に部
分的に形成した場合には、高周波数域における流体流動
作用に基づく低動ばね効果が必ずしも明確に認識されな
い場合があるが、そのような場合でも、傾斜面による分
力の作用で側壁部を外方に膨出変形させることによって
発揮される、前述の如き、広い周波数域に亘る低動ばね
効果は、有効に発揮され得る。なお、必ずしも限定され
るものでないが、受圧室と副液室を連通するオリフィス
通路は、一般に、その内部を流動せしめられる流体の流
動作用に基づく防振効果が発揮される周波数域が、上記
傾斜面による分力の作用に基づく低動ばね効果が発揮さ
れる周波数域よりも低周波側となるように、チューニン
グされることとなる。
【0021】なお、かかる請求項3に記載の発明におい
て、前記副液室は、軸部材と外筒部材の間への振動入力
時に受圧室とは増減が逆となる内圧変動が及ぼされる構
造であってもよく、或いは壁部の一部が可撓性膜にて構
成されて容積変化が容易に許容される構造であっても良
い。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかに記載の発明に従う構造とされた流体封
入式筒形マウントにおいて、前記傾斜面を有する前記作
用突部が配設された前記受圧室の側壁部が、マウント軸
直角方向の圧縮荷重の入力によって該受圧室の外方に向
かって凸となる曲げ変形を生ずる形状とされていること
を、特徴とする。
【0023】このような請求項4に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形マウントにおいては、受圧室
の側壁部それ自体でも、振動荷重の入力時に、該側壁部
における外方への膨出変形量が大きく確保される。そし
て、この側壁部自体の弾性変形特性が、傾斜面による分
力の作用と相加的に作用することによって、前述の如
き、広い周波数域に亘る低動ばね効果が一層有利に達成
されて、より優れた防振効果が実現され得るのである。
なお、側壁部において、マウント軸直角方向の圧縮荷重
の入力によって受圧室の外方に向かって凸となる曲げ変
形を生ずる形状は、マウント軸直角方向の圧縮荷重によ
って曲げモーメントが生ぜしめられる形状であれば良
く、例えば、側壁部の軸方向内面又は外面を、マウント
縦断面において受圧室外方に向かって湾曲した面形状を
もって形成すること等によって、有利に実現され得る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0025】先ず、図1及び図2には、本発明の第一の
実施形態としての自動車用エンジンマウント10が、示
されている。このエンジンマウント10は、軸部材とし
ての内筒金具12と外筒部材としての外筒金具14が、
互いに同一軸上で径方向に所定距離を隔てて配設されて
おり、これら内外筒金具12,14間に介装された本体
ゴム弾性体16によって弾性的に連結されている。そし
て、内筒金具12と外筒金具14が、図示しない自動車
のパワーユニット側とボデー側の各一方にそれぞれ取り
付けられることにより、かかるエンジンマウント10
が、パワーユニットとボデーの間に介装されて、それら
を防振連結せしめるようになっている。
【0026】より詳細には、内筒金具12は、厚肉の小
径円筒形状を有している。また、内筒金具12には、図
3及び図4にも示されているように、軸方向中央部分に
おいて径方向外方に突出するストッパブロック18が組
み付けられている。このストッパブロック18は、リン
グ状部22から径方向外方に向かって突出する一対のス
トッパ部24,24が対向位置して一体形成された構造
とされており、リング状部22の嵌着孔20において、
内筒金具12に外嵌固定されている。更にまた、内筒金
具12の軸方向両側部分には、それぞれ、突出ブロック
26が組み付けられている。
【0027】かかる突出ブロック26は、全体として円
環形状を有しており、その中心孔27において、内筒金
具12に外嵌固定されることにより、この突出ブロック
26によって、内筒金具12の外周面から径方向外方に
向かって所定高さで突出する作用突部が、周方向に連続
して形成されている。また、突出ブロック26,26の
突出先端部分は、何れも、軸方向外側の隅部が斜めに切
り欠かれた形状とされており、これらの切欠面が、それ
ぞれ、内筒金具12の軸方向外方に向かってテーパ状に
傾斜した傾斜面28とされている。なお、本実施形態で
は、突出ブロック26の内筒金具12からの突出高さ
は、ストッパ部24の突出高さよりも小さく設定されて
いる。また、突出ブロック26の傾斜面28は、突出ブ
ロック26の先端面の全幅の略2/3の範囲で、軸方向
断面で略直線となる面形状をもって形成されている。更
にまた、かかる傾斜面28の傾斜角度は、マウント要求
特性等を考慮して決定されることとなり、例えば、本実
施形態では、内筒金具12の中心軸(マウント中心軸)
に対する傾斜角度:αが、15°≦α≦35°となるよ
うに設定されている。
【0028】また、ストッパブロック18と突出ブロッ
ク26,26は、何れも、少なくとも本体ゴム弾性体1
6よりも硬質の剛性樹脂材料によって形成されている。
そして、例えば、別途形成した内筒金具12をセットせ
しめた成形型内に樹脂材料を充填して、内筒金具12の
外周面上で、それらストッパブロック18と突出ブロッ
ク26,26を形成することにより、その形成と同時に
内筒金具12に対して固定的に組み付けられている。
【0029】また一方、内筒金具12の径方向外方に
は、同一軸上で径方向に所定距離を隔てて金属スリーブ
30が配設されている。この金属スリーブ30は、大径
の円筒形状を有しており、軸方向中央部分には、一対の
窓部32,32が、径方向に対向位置して設けられてい
る。換言すれば、かかる金属スリーブ30は、同一軸上
に所定距離を隔てて配設された一対の円環状部34,3
4が、それらの軸方向対向面間に跨がって延びる一対の
連結部36,36によって相互に連結,一体化されてお
り、一対の連結部36,36が径方向に対向位置させら
れていることにより、それら連結部36,36の周方向
両側間において一対の窓部32,32が設けられた構造
とされている。そして、これらの窓部32,32が、一
対のストッパ部24,24の突出方向外方に位置せしめ
られるように、金属スリーブ30が内筒金具12に対し
て位置決めされている。
【0030】そして、これら内筒金具12と金属スリー
ブ30の径方向対向面間に、本体ゴム弾性体16が介装
されている。即ち、本体ゴム弾性体16は、全体として
大径の厚肉円筒形状を有しており、その内周面に内筒金
具12が加硫接着されると共に、外周面に金属スリーブ
30が加硫接着されることによって、それら内筒金具1
2と金属スリーブ30を有する一体加硫成形品とされて
いるのである。
【0031】また、本体ゴム弾性体16には、軸方向中
央部分において、周方向に連続して延びる幅広凹溝形状
のポケット部38が形成されている。なお、このポケッ
ト部34は、金属スリーブ30における窓部32の開口
幅と略同じ幅寸法を有しており、ポケット部34の形成
部分では、該ポケット部34を通じて外周面に開口して
いる一方、ポケット部34が形成されていない部分で
は、連結部36で開口部が覆われたトンネル形状とされ
ている。また、ポケット部38の内部には、ポケット部
38の底部から金属スリーブ30の各窓部32に向かっ
て、ストッパ部24が所定高さで突出位置せしめられて
いる。
【0032】更にまた、本体ゴム弾性体16によって構
成されて、ポケット部34の軸方向両側の壁部を構成す
る側壁部42,42には、それぞれ、内筒金具12側か
ら径方向外方に向かって突出する突出ブロック26が、
埋設状態で配設されている。ここにおいて、本実施形態
では、突出ブロック26の突出先端面だけでなく傾斜面
28も、その全面が、ポケット部34の底面40よりも
径方向外方に位置せしめられて、マウント軸方向の投影
でポケット部34に重なるようにされている。また、本
実施形態では、突出ブロック26の傾斜面28における
有効幅:bの側壁部42の幅:Bに対する比:b/B
が、略1/2となるように、傾斜面28の幅寸法が設定
されている。
【0033】なお、突出ブロック26の突出高さは、特
に限定されるものでないが、余り高くすると側壁部42
のばね剛性に与える影響が大きいことから、本実施形態
では、突出ブロック26の突出高さが、側壁部42の高
さ寸法の略1/3となるように設定されている。
【0034】さらに、このような一体加硫成形品に対し
て、外筒金具14が外挿されて、金属スリーブ30の外
周面に嵌着固定されている。この外筒金具14は、薄肉
の大径円筒形状を有しており、内周面には、略全面に亘
って薄肉のシールゴム層44が形成されて加硫接着され
ている。そして、かかる外筒金具14は、金属スリーブ
30に外挿されて、該金属スリーブ30に対して、絞り
加工により嵌着固定されると共に、軸方向両端部がかし
め固定されることにより、固定的に組み付けられてい
る。なお、外筒金具14と金属スリーブ30の嵌着面
は、シールゴム層44が挟圧されて流体密にシールされ
ている。
【0035】このように外筒金具14が組み付けられる
ことにより、金属スリーブ30の窓部32,32が流体
密に覆蓋されて、ポケット部38が密封されており、そ
れによって、所定の非圧縮性流体が封入された受圧室4
6が、全体として円環形状をもって形成されている。な
お、封入流体としては、水やアルキレングリコール,ポ
リアルキレングリコール,シリコーン油等が何れも採用
され得、特に本実施形態では、流体の共振作用に基づく
防振効果が有効に発揮されるように、粘度が0.1Pa
・s以下の低粘性流体が好適に採用される。また、非圧
縮性流体の封入は、例えば、一体加硫成形品に対する外
筒金具14の組付けを非圧縮性流体中で行うこと等によ
って、有利に為され得る。
【0036】このような構造とされたエンジンマウント
10においては、径方向の振動が入力されると、内外筒
金具12,14が相対的に偏心して受圧室46の容積が
周方向で相対的に変化せしめられることにより、受圧室
46内で流体の流動が生ぜしめられるのであり、以て、
かかる流体の共振作用等の流動作用に基づいて、防振効
果が発揮されることとなる。また、そこにおいて、本実
施形態では、受圧室46が周方向全周に亘って充分に大
きな断面積をもって形成されて、流体の流路断面積が有
利に確保されていることから、流体の共振作用に基づい
て低動ばね効果が発揮される周波数域が充分に高周波数
域にチューニングされ得て、例えば、高速こもり音等の
高周波振動に対する防振効果が極めて有効に発揮される
のである。
【0037】また、径方向の振動入力時には、内外筒金
具12,14間で、側壁部42,42に対して径方向の
荷重が入力されることとなり、圧縮変形せしめられる側
壁部42,42間で受圧室46に内圧が生ぜしめられ
て、受圧室46内での周方向の流体流動が惹起されるこ
ととなるが、その際、側壁部42に対する内周側の荷重
作用面の一部が傾斜面28によって構成されていること
から、軸方向外方に向かう分力が生じて、側壁部42に
対し、軸方向斜め外方(傾斜面28に垂直な方向)に向
かって力が及ぼされることとなる。そのために、側壁部
42に対して、軸方向外方への膨出変形が積極的に生ぜ
しめられるのであり、その分、側壁部42の径方向圧縮
変形時における、該側壁部42の受圧室46内方への膨
出変形量が小さく抑えられる。
【0038】それ故、径方向の振動入力時に受圧室46
に生ぜしめられる容積変化乃至は内圧変動が小さくなっ
て流体流動量が減少し、流体マスの減少に伴ってチュー
ニング周波数がより高周波数域に有利に設定可能とされ
ると共に、かかるチューニク周波数域よりも低い周波数
域の広い範囲に亘って、受圧室46の内圧上昇等に伴う
高動ばね現象が軽減乃至は防止されて、低動ばね化によ
る防振性能の向上が図られ得るのである。
【0039】しかも、傾斜面28の分力作用により側壁
部42の受圧室46内方への膨出変形量が抑えられて、
流体マスの減少により高周波数域へのチューニングが容
易となることから、本体ゴム弾性体16自体のばね特性
を軟らかく設定することが可能となるのであり、それに
よっても、広い周波数域に亘って低動ばね化による防振
性能の向上が図られ得るのである。
【0040】また、かかるエンジンマウント10におい
ては、振動荷重の入力時に、傾斜面28の分力作用によ
り側壁部42の受圧室46内方への膨出変形量が抑えら
れることによって、低動ばね化が達成されるものである
ことから、静的ばね定数を有利に確保することが可能で
あるといった利点もある。
【0041】なお、本実施形態では、特に大きな荷重が
入力される径方向にストッパ部24,24が突設されて
おり、これらストッパ部24,24の外筒金具14に対
する当接によって、大荷重入力時における内外筒金具1
2,14の相対的変位量や本体ゴム弾性体16の弾性変
形量が制限されるようになっている。
【0042】次に、図5及び図6には、本発明の別の実
施形態としてのエンジンマウント50が、示されてい
る。なお、本実施形態では、前記第一の実施形態として
のエンジンマウント10と同様な構造とされた部材およ
び部位について、それぞれ、図面中に、第一の実施形態
と同一の符号を付することにより、その詳細な説明を省
略する。
【0043】すなわち、本実施形態としてのエンジンマ
ウント50にあっては、本体ゴム弾性体16に設けられ
たポケット部38内において、内筒金具12と金属スリ
ーブ30の径方向対向面間を連結する一対の隔壁部5
2,52が、ストッパ部24,24の突出方向に直交す
る径方向両側で軸方向に連続して、それぞれ、本体ゴム
弾性体16により一体形成されている。要するに、これ
らの隔壁部52,52は、金属スリーブ30における連
結部36,36と内筒金具12との径方向対向面間に跨
がって設けられており、これらの連結部36,36によ
って、ポケット部38の内部ひいては受圧室46の内部
が周方向に二分されることにより、それぞれストッパ部
24,24の突出方向両側に位置して、内筒金具12を
挟んで径方向に対向位置せしめられた一対のポケット部
38a,38bと一対の受圧室46a,46bが形成さ
れているのである。
【0044】また、金属スリーブ30の連結部36,3
6は、それぞれ、径方向内方に凹陥されており、以て、
これらの連結部36,36によって、外周面上に開口し
て周方向に延び、両ポケット部38a,38bの開口部
の周方向端部間を相互に連通する溝状の凹部54,54
が形成されている。更に、各凹部54には、本体ゴム弾
性体16がまわされて充填されていると共に、この充填
されたゴム弾性体に対して、凹部54の軸方向中央部分
を周方向に延びる凹溝56が形成されている。そして、
これらの凹溝56,56が、外筒金具14で覆蓋される
ことによって、一対の受圧室46a,46bを相互に連
通して、それら両受圧室46a,46b間での流体流動
を許容するオリフィス通路58が形成されている。
【0045】一方、内筒金具12の軸方向両側に外嵌固
定された突出ブロック26は、図7及び図8にも示され
ているように、径方向一方向で対向位置する両側部分6
0,60が一定幅でカットされて突出高さが小さくされ
ており、それらの突出高さが小さくされた部分が、隔壁
部52,52の形成部分に対応するように、周方向に位
置決めされている。
【0046】このような構造とされたエンジンマウント
50においては、内外筒金具12,14間に径方向の振
動荷重が入力されると、各受圧室46a,46b内での
流体の流動作用に基づいて高周波振動に対する低動ばね
効果が発揮されると共に、各受圧室46a,46bの側
壁部42の受圧室46内方への膨出変形量が、突出ブロ
ック26の傾斜面28の分力作用で抑えられることによ
り、中乃至高周波数域の振動に対しても低動ばね化が図
られることとなり、以て、前記第一の実施形態における
エンジンマウントと同様、広い周波数域の入力振動に対
して良好なる防振効果が発揮され得るのである。
【0047】しかも、内外筒金具12,14間に対し
て、受圧室46a,46bの対向方向に低周波大振幅振
動が入力されると、それら受圧室46a,46b間で生
ぜしめられる相対的な内圧変動に基づいて、オリフィス
通路58,58を通じての流体流動が生ぜしめられるこ
ととなる。そして、これらのオリフィス通路58,58
は、通路長さ:Lと通路断面積:Aの比(A/L)が小
さいことから、オリフィス通路58,58を通じて流動
する流体の共振作用に基づいて、低周波振動に対して減
衰効果等の有効な防振効果が発揮され得るのである。
【0048】また、特に本実施形態では、隔壁部52,
52の形成部位において、突出ブロック26の突出高さ
が低くされていることから、該突出ブロック26の傾斜
面28によって受圧室46a,46bの各側壁部42に
及ぼされる上述の如き分力作用は充分に確保しつつ、隔
壁部52,52を含む本体ゴム弾性体16の体積が有利
に確保され得て、応力集中等が軽減乃至は防止されるこ
とにより、良好なる耐久性を得ることが出来るといった
利点もある。
【0049】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、本発明は、上述の具体的記載や以下の実施例の
記載によって限定的に解釈されるものでなく、本発明
は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良
等を加えた態様において実施され得るものであること
は、言うまでもない。
【0050】例えば、第一の実施形態におけるエンジン
マウント10では、金属スリーブ30において、連結部
36,36を設けることなく、一対の円環状部34,3
4からなる分割体構造を採用することも可能である。
【0051】また、第一及び第二の実施形態におけるエ
ンジンマウント10,50において、ストッパブロック
18は、必ずしも設ける必要はない。
【0052】また、第二の実施形態におけるエンジンマ
ウント50において、一方の受圧室46bに代えて、壁
部の一部がダイヤフラム等からなる可撓性膜で構成され
て容積変化が容易に許容される平衡室を採用することも
可能である。
【0053】また、第一及び第二の実施形態におけるエ
ンジンマウント10,50において、内筒金具12また
は外筒金具14に支持されて、受圧室46内において振
動入力方向に直交する方向に広がる傘状部材を設けるこ
とにより、受圧室46内に流体流路を積極的に形成せし
めて、高周波振動に対する防振性能の更なる向上を図る
こと等も可能である。
【0054】また、第一及び第二の実施形態におけるエ
ンジンマウント10,50において、突出ブロック26
を内筒金具12に一体形成することも可能である。
【0055】加えて、第一及び第二の実施形態では、低
粘性流体を受圧室に封入せしめて、流体の共振作用に基
づいて防振効果を得るようにしたマウントについて説明
したが、その他、高粘性流体を受圧室に封入せしめて、
流体のずり剪断応力等に基づいて防振効果を得るように
したマウントに対して本発明を適用することも可能であ
る。
【0056】
【実施例】前記第一の実施形態として図1及び図2に示
されたエンジンマウント10と同一構造のマウントを実
施例として製作し、絶対ばね定数の周波数特性を実測し
た結果を、実施例として、図9に示す。
【0057】なお、かかる実験は、内外筒金具12,1
4間に何等の初期荷重を及ぼすことなく、±0.5mmの
振幅の振動を、内外筒金具12,14間におけるストッ
パ部24,24の突出方向に入力することによって行っ
た。
【0058】また、比較例として、突出ブロック26,
26の突出先端面(外周面)の全面を軸方向に広がる平
坦面として、傾斜面28が形成されていない構造のマウ
ントを製作し、かかるマウントについても、上記実施例
と同じ実験を行った。その結果を、図9において、比較
例として併せ示す。
【0059】かかる図9に示されているように、突出ブ
ロック26に傾斜面28を形成した実施例のマウントに
おいては、傾斜面が形成されていない比較例のマウント
に比して、流体の流動作用に基づく防振効果のピークが
より高周波数域(500Hz以上)に設定されていると共
に、それよりも低周波側の広い周波数域(50〜500
Hz程度)に亘って、低動ばね化が達成されている。そし
て、このことから、実施例のマウントにおける優れた防
振性能が明らかに認められる。
【0060】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式筒型マウントにおいて
は、軸部材と外筒部材の間への振動荷重入力時に、作用
突部の傾斜面における分力作用により側壁部が軸方向外
方に向かって積極的に膨出変形せしめられて、該側壁部
の受圧室内方への膨出変形量が抑えられることから、受
圧室の内圧変動量乃至は流体流動量が低減されるのであ
り、それによって、流体の流動作用に基づく低動ばね効
果が有効に発揮される高周波域のチューニング点だけで
なく、かかるチューニング点よりも低周波側の広い周波
数域に亘って動ばね定数が低減されて、優れた防振効果
が発揮されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウ
ントを示す縦断面図であって、図2におけるI−I断面
に相当する図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントを構成する組
立部品図であって、図4におけるIII −III 断面に相当
する図である。
【図4】図3における左側面図である。
【図5】本発明の別の実施形態としてのエンジンマウン
トを示す縦断面図であって、図6におけるV−V断面に
相当する図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【図7】図5に示されたエンジンマウントを構成する組
立部品図であって、図8におけるVII −VII 断面に相当
する図である。
【図8】図7における左側面図である。
【図9】本発明の実施例としてのマウントについて、絶
対ばね定数の周波数特性を実測した結果を、比較例と共
に示すグラフである。
【符号の説明】
10,50 エンジンマウント 12 内筒金具 14 外筒金具 16 本体ゴム弾性体 26 突出ブロック 28 傾斜面 42 側壁部 46 受圧室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材と、該軸部材の外方に所定距離を
    隔てて配設された外筒部材を、それらの間に介装された
    本体ゴム弾性体で連結する一方、該軸部材と該外筒部材
    の間に壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成されて内部
    に非圧縮性流体が封入されることにより振動が入力され
    る受圧室を形成し、該受圧室における流体の流動作用に
    基づいて防振効果を得るようにした流体封入式筒形マウ
    ントにおいて、 前記本体ゴム弾性体で構成された前記受圧室におけるマ
    ウント軸方向両側の側壁部の少なくとも一方に、前記軸
    部材および前記外筒部材の少なくとも一方の側から該側
    壁部内に突出する作用突部を設けて、該作用突部の先端
    面にマウント軸方向外方に向かって実質的に傾斜する傾
    斜面を形成すると共に、該傾斜面の少なくとも一部がマ
    ウント軸方向の投影で該受圧室に重なるようにしたこと
    を特徴とする流体封入式筒形マウント。
  2. 【請求項2】 前記受圧室が周方向に連続して形成され
    ていると共に、前記作用突部が環状とされて、該受圧室
    の前記側壁部において、前記傾斜面が周方向に連続して
    形成されている請求項1に記載の流体封入式筒形マウン
    ト。
  3. 【請求項3】 前記軸部材と前記外筒部材の間が前記本
    体ゴム弾性体によって周方向に仕切られることにより、
    それら軸部材と外筒部材の間において前記受圧室が周方
    向に部分的に位置して形成されていると共に、該受圧室
    が位置しない該軸部材と該外筒部材の間に非圧縮性流体
    が封入された副液室が形成されており、振動入力時に該
    受圧室と該副液室を連通するオリフィス流路を通じての
    流体流動が生ぜしめられるようになっている請求項1又
    は2に記載の流体封入式筒形マウント。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面を有する前記作用突部が配設
    された前記受圧室の側壁部が、マウント軸直角方向の圧
    縮荷重の入力によって該受圧室の外方に向かって凸とな
    る曲げ変形を生ずる形状とされている請求項1乃至3の
    何れかに記載の流体封入式筒形マウント。
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