JPH1040498A - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

Info

Publication number
JPH1040498A
JPH1040498A JP19873496A JP19873496A JPH1040498A JP H1040498 A JPH1040498 A JP H1040498A JP 19873496 A JP19873496 A JP 19873496A JP 19873496 A JP19873496 A JP 19873496A JP H1040498 A JPH1040498 A JP H1040498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
display
leaving
control unit
scheduled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19873496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Tsujimoto
和史 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP19873496A priority Critical patent/JPH1040498A/ja
Publication of JPH1040498A publication Critical patent/JPH1040498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に対して的確に立体駐車場の利用機会
を提供して、立体駐車場の利用効率の向上、並びに、利
用者の便宜を図る。 【解決手段】 複数の車両Gを収納する車両収納装置E
と、その車両収納装置Eを制御して車両Gの入庫又は出
庫を管理する制御部と、その制御部に対して出庫対象車
両を特定する出庫対象特定情報を入力する出庫車両入力
手段とが設けられ、前記制御部は、その出庫車両入力手
段から入力される出庫対象特定情報を複数記憶可能に構
成されて、その記憶情報に基づいて、出庫制御を実行す
るように構成されている立体駐車場において、前記制御
部は、車両収納装置Eにおける車両Gの収納状況を表示
する車両収納状態表示と、前記出庫車両入力手段から出
庫対象特定情報が入力された出庫予定の車両の数を識別
可能に表示する出庫予定表示とを併せて、表示部に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の車両を収納
する車両収納装置と、その車両収納装置を制御して前記
車両の入庫又は出庫を管理する制御部と、その制御部に
対して出庫対象車両を特定する出庫対象特定情報を入力
する出庫車両入力手段とが設けられ、前記制御部は、そ
の出庫車両入力手段から入力される出庫対象特定情報を
複数記憶可能に構成されて、その記憶情報に基づいて、
出庫制御を実行するように構成されている立体駐車場に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる立体駐車場は、他の車両の入出庫
作業等を行っている場合でも、出庫車両入力手段から出
庫対象特定情報を入力することによって、後に出庫が可
能となったときに出庫動作を実行するように、出庫予定
の車両を予め出庫予約として登録しておくことができ
る。この出庫予約は複数台の登録が可能であり、複数台
登録されているときは、それらの車両が順次出庫され
る。ところで、このような立体駐車場では、従来から、
立体駐車場の利用状況が分かる情報を利用者に提供し
て、利用者の便宜を図ることが一般的であり、利用者
は、その情報によって立体駐車場を利用可能か判断でき
る。従って、従来では、利用者は、自己の車両が入庫可
能な空き状況でなければ、その立体駐車場の利用を断念
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、利用者の車両が入庫可能な空き状況でなく
ても、出庫予約が登録されている場合においては、それ
ほど長時間を要することなく、新たに入庫可能となるに
も拘らず、新規の利用者は、その立体駐車場の利用を断
念してしまうことになり、結果として利用者の立体駐車
場の利用機会が少なくなってしまう不都合があった。本
発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その
目的は、利用者に対して的確に立体駐車場の利用機会を
提供して、立体駐車場の利用効率の向上、並びに、利用
者の便宜を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、表示部に、車両収納装置における
車両の収納状況を表示する車両収納状態表示と、出庫予
定の車両の数を識別可能に表示する出庫予定表示とが、
併せて表示される。従って、利用者は、車両収納状態表
示にて立体駐車場の利用状況が分かると同時に、出庫予
定表示にて、出庫予約の登録がされている車両が存在す
ることのみならず、何台の車両が出庫待ちの状態にある
かをも知ることができる。これによって、立体駐車場へ
の入庫を希望する利用者は、他の入庫待ちの車両が無い
場合はもちろんのこと、入庫待ちの車両が複数台存在す
る場合でも、自己の車両が入庫可能か否か、及び、入庫
までにおおよそどれくらい待つ必要があるかを把握でき
るので、利用者の車両が入庫可能な空き状況でなくても
出庫予約の登録がされている車両の出庫を待って、自己
の車両を立体駐車場に入庫することができるものとな
り、利用者に対して的確に立体駐車場の利用機会が提供
されることとなって、立体駐車場の利用効率の向上、並
びに、利用者の便宜を図ることができる。
【0005】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、上記出庫予定表示においては、出庫予定の車両
夫々の出庫順序を表示するので、入庫を希望する利用者
は、出庫順序の表示の数から出庫予定の車両の数を識別
できる。一方、出庫予約をした立体駐車場の利用者は、
自己の車両がどの程度の待ち時間で出庫されるのかを概
略的に把握することができ、立体駐車場を一層便利なも
のとできる。
【0006】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、上記車両収納状態表示は、各車両収納位置に車
両が収納されているか否かを各別に表示するものとして
表示される。そして、出庫予定表示は、車両収納状態表
示における各車両収納位置に対する表示の夫々に対応付
けて表示される。従って、出庫予約の登録をした利用者
は、車両収納状態表示における各車両収納位置に対する
表示を媒介として出庫順序を知ることができる。車両収
納状態表示では、上記のように各車両収納位置での車両
の存否を各別に表示するので、利用者にとって、各車両
収納位置についての情報を視覚的に把握し易いものとな
っており、車両収納状態表示における各車両収納位置に
対する表示の夫々に対応付けて表示される出庫順序の表
示も極めて認識し易いものとなり、立体駐車場を一層便
利なものとすることができる。
【0007】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、車両収納装置における各車両収納位置に車両が
収納されているか否かは、各車両収納位置の夫々に対応
して表示部に設けられたランプの点灯と非点灯とによっ
て表示され、且つ、そのランプが点滅状態にあることに
よって出庫予定であることが表示され、そして、その点
滅速度の緩急によって出庫順序が表示される。つまり、
各車両収納位置での車両の存否の表示すなわち車両の収
納状況の表示と、出庫順序の表示とを兼用させており、
構成の簡素化が図れると共に、必要な情報の表示形態が
単純化されて利用者が必要な情報を把握し易いものとな
り、立体駐車場を一層便利なものとできる。又、上記請
求項5記載の構成を備えることにより、出庫予定の車両
の出庫順序は、出庫車両入力手段への出庫対象車両の入
力順によって特定される。従って、出庫対象の車両が収
納されている車両収納位置にかかわらず、入力順に出庫
されるものとなって、例えば、出庫箇所に近い車両収納
位置に収納されている車両から順に出庫されるような場
合に較べて、出庫待ちをする利用者に対して公平感を与
えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示す立体駐車場には、車両
Gの入庫又は出庫のための外部連通部B、車両Gを搭載
するパレットPを収納する複数の棚1を上下方向に並べ
て備える車両収納ラックA1,A2、車両収納ラックA
1,A2と外部連通部Bとの間にわたりパレットPを搬
送するキャレッジ3,4、外部連通部B内においてパレ
ットPを旋回させる旋回装置7等により構成される車両
収納装置Eが設けられている。外部連通部Bは、立体駐
車場の地上階部分に設けられ、外部連通部Bの一方側の
側面には、車両Gが進入又は退出する入出庫口2が設け
られている。以後、本実施例において、入出庫口2より
外部連通部Bの奥を臨む方向を立体駐車場の奥行方向と
し、前記奥行方向と直交し入出庫口2の開口の横幅にわ
たる方向を立体駐車場の横幅方向とする。
【0009】図1及び図6に示すように、入出庫口2に
は、図示されない駆動装置によって上下に開閉するドア
2aが設けられている。車両Gは、入庫のときには、入
出庫口2を通って外部連通部B内に進入し、出庫のとき
には、入出庫口2を通って外部連通部Bの外に退出す
る。外部連通部Bの上方に前記奥行方向に並ぶ状態で並
設されている2棟の車両収納ラックA1,A2には、車
両Gを搭載自在なパレットPを収納する複数の棚1が、
上下方向に並べて備えられている。棚1は、パレットP
の長手方向が前記横幅方向に向く状態でパレットPの長
手方向端縁部を載架支持する一対の受け枠1aで構成さ
れ、車両収納ラックA1及びA2の前記奥行方向奥側と
手前側とに夫々設けられている。棚1の間には、キャレ
ッジ3及びキャレッジ4が昇降する昇降用通路S1及び
S2が、棚1の側脇に沿い、且つ、下端が外部連通部B
に突入する状態で、車両収納ラックA1,A2に夫々設
けられている。
【0010】キャレッジ3,4は、外部連通部Bと複数
の棚1との間にわたりパレットPの搬送を行うべく、昇
降用通路S1又はS2に沿って夫々昇降される。外部連
通部Bの下部には、ピット5及びピット6が設けられ、
キャレッジ3及びキャレッジ4が外部連通部Bに位置す
る状態のときには、ピット5及びピット6まで降下でき
るように構成されている。昇降用通路S1の下方に位置
するピット5には、昇降及び旋回操作可能なターンテー
ブル7aが備えられた旋回装置7が設けられ、車両Gを
載せたパレットPを旋回できるように構成されている。
【0011】外部連通部Bにおいてキャレッジ3とキャ
レッジ4との間には、キャレッジ3、4間に渡って走行
する移動台車Dが設けられている。移動台車Dは、外部
連通部Bに敷設されたレール8上を移動するように構成
されている。外部連通部Bの前記奥行き方向中央には、
外部連通部Bを前記手前側と前記奥側とに仕切るミラー
9が設けられている。ミラー9は、図示されない駆動装
置によって上下に移動可能に構成され、移動台車Dが走
行するときには、上方へ引退するように構成されてい
る。
【0012】図2には、キャレッジ3と、キャレッジ3
を昇降させる昇降駆動装置10とが示されている。キャ
レッジ4及びキャレッジ4を昇降させる昇降駆動装置1
1は、図示されないが、キャレッジ3と同じ構成であ
る。キャレッジ3は、型鋼などによって横方向に長い長
方形に枠組みされた構造体で、その中央部は、旋回装置
7のターンテーブル7aが通過できる空間に形成されて
いる。このキャレッジ3は、その四隅に取り付けられた
4本の索状体12a,12b,12c,12dによって
吊り下げられ、各索状体12a,12b,12c,12
dは、複数の滑車13で適宜方向が変換され、他端にバ
ランスウエイト14が吊り下げられるとともに、立体駐
車場の上方に配設のモータ15によって回転駆動される
駆動滑車15aの正逆回転により、昇降用通路S1に沿
って上下に昇降できるように構成されている。
【0013】図3は、キャレッジ3に設けられた移載装
置16などを示し、この移載装置16は、移載台17
と、この移載台17の左右に一対設けられた2本のチェ
ン18,19とから構成されている。この移載台17も
型鋼などによって横に長い長方形に枠組みされた構造体
で、その中央部は、旋回装置7のターンテーブル7aが
通過できる空間に形成され、左右両端部近くにおいて前
後に一対づつ設けられた合計4個の駆動輪20が、キャ
レッジ3上に設けられたレール21上に載置され、図示
しないモータで駆動輪20を正逆回転駆動することによ
り、この移載台17がレール21に沿って各棚1に対し
て遠近方向に往復移動できるように構成されている。こ
の移載台17の左右両端部にも左右一対のレール22が
設けられ、この一対のレール22上に前記パレットPの
四隅近くに設けられた合計4個の遊転輪Paが載置可能
に構成され、2本のチェン18,19によって強制移動
される係合部材23がパレットPの凹入部24に係合し
て、移載台17上のパレットPを各棚1上へ移載した
り、逆に、各棚1上のパレットPを移載台17上へ移載
するように構成されている。
【0014】すなわち、両チェン18,19のうちの一
方のチェン18は、前後一対の遊転スプロケット18
a,18b、中間に設けられた2個の遊転スプロケット
18c,18d、ならびに、駆動スプロケット18e間
にわたって掛張され、他方のチェン19も、前後の遊転
スプロケット19a,19b、中間の遊転スプロケット
19c,19d、ならびに、駆動スプロケット19e間
にわたって掛張され、一方のチェン18の前後の遊転ス
プロケット18a,18bと他方のチェン19の前後の
遊転スプロケット19a,19bとは、前後方向に若干
軸芯を異ならせて、中間のスプロケット18cと19
c、18dと19dとは同軸上に、また、両駆動スプロ
ケット18e,19eも同軸上に配設されている。
【0015】そして、詳しい説明は省略するが、移載台
17に設けられたモータ25によって両駆動スプロケッ
ト18e,19eを正逆回転駆動して、両チェン18,
19を強制移動させることにより、両チェン18,19
間に取り付けられた係合部材23が、チェン18,19
の前後両端部においては、起立姿勢のままで上方に突出
してパレットPの凹入部24に係合したり、逆に下方へ
退避して凹入部24から外れるように構成されている。
また、チェン18,19の前後中間部においては、係合
部材23が凹入部24に係合した状態で起立姿勢を維持
しながら移載台17に沿って前後方向に移動するように
構成され、このような係合部材23の移動によってパレ
ットPが強制移動されるのである。
【0016】上記モータ25等の作動による、キャレッ
ジ3と棚1との間でのパレットPの移載動作について、
入庫の場合を例にとって図4に基づいて簡単に説明す
る。図4(イ)に示すように、キャレッジ3が所定の棚
1の位置にまで持ち上げられて停止すると、図4(ロ)
に示すように、移載台17全体がレール21に沿って所
定の棚1側に移動すると共に、移載台17のモータ25
の駆動に伴って、図4(ハ)に示すように、係合部材2
3がパレットPの凹入部24に係合した状態でパレット
Pを移動させ、車両Gを所定の棚1上に収納して入庫が
完了する。
【0017】図5には、外部連通部Bの内部が示されて
いる。キャレッジ3は、車両Gの入庫及び出庫のときに
は、外部連通部Bに位置する状態となり、ピット5まで
降下する。キャレッジ3の底部は、図2に示すように、
ターンテーブル7aが通り抜け可能とされており、キャ
レッジ3がピット5まで降下することによって、ターン
テーブル7aがパレットPを担持できるように構成され
ている。旋回装置7は、ターンテーブル7aを上げ位置
において旋回させ、下げ位置に下降させることによっ
て、パレットPを外部連通部Bの床上に載置することが
できる。移動台車Dは、キャレッジ3の側脇とキャレッ
ジ4の側脇との間に渡って、車両Gを載せたパレットP
を搭載して移動するように構成されている。以後、図5
中において移動台車Dが示されている位置、すなわち、
キャレッジ3の側脇の停止位置を前進側の停止位置、一
方、キャレッジ4の側脇の停止位置を後退側の停止位置
という。
【0018】移動台車Dは、コの字型をした台車フレー
ム30に、2本のレール8の夫々の上を走行する図示し
ない駆動輪及び補助輪等が備えられて構成され、後述の
制御部Cによって上記の前進側の停止位置と後退側の停
止位置との間を移動する。パレットPは、長手方向両端
部をコの字型の台車フレーム30の腕部分にさし渡す状
態で移動台車D上に担持される。移動台車D上へのパレ
ットPの積み降ろしは、図4に示すキャレッジ3と棚1
との間のパレットPの移載と同様にして行われ、台車フ
レーム30の腕部分は棚1におけるパレットP載置箇所
と同様に構成されているが、台車フレーム30の腕部分
は、キャレッジ3に対する側とキャレッジ4に対する側
との両側で移載ができるように構成されている点で異な
る。
【0019】図6には、立体駐車場の制御機構が示され
ている。立体駐車場の作動全体を制御する制御部Cは、
ドア2a,キャレッジ3及びキャレッジ4,旋回装置
7,移動台車D並びにミラー9の作動を制御する入出庫
制御部C1と、後述の操作ボックス35からの指示に基
づいて入出庫制御部C1に対して入出庫の指令を出す入
出庫指令部C2とから構成されている。制御部Cは、車
両Gを搭載したパレットPを載置している棚1の番号で
ある駐車番号を出庫対象車両を特定する出庫対象特定情
報として扱い、入出庫指令部C2に備えられている記憶
部Mに、その駐車番号を出庫順序とともに記憶する。入
出庫指令部C2は、記憶部Mに記憶された駐車番号の棚
1に収納されている車両Gを、出庫予定の車両Gとして
出庫予約の登録がされたものとして扱い、この記憶部M
の記憶情報に基づいて出庫制御を実行する。
【0020】操作ボックス35は、図1及び図7に示す
ように、外部連通部Bの入出庫口2近くに設置され、図
8に示すように、各種の操作案内を表示するメッセージ
表示部36、車両収納ラックA1,A2の各棚1に車両
Gが収納されているか否かの車両の収納状況等を表示す
る表示部である実空表示部37、テンキー等からなる指
示入力用の操作キー38、何らかの異常発生時に車両収
納装置Eの作動を非常停止させるための非常停止スイッ
チ39が備えられ、更に、駐車場利用者の識別情報を記
録する磁気カード40に対して読み書きするカード読み
書き装置41が、そのカード挿入口41aを露出させた
状態で備えられている。
【0021】上記の操作キー38の押し操作や、カード
読み書き装置41への磁気カード40の挿入により、出
庫対象の車両Gの駐車番号を制御部Cの入出庫制御部C
2に入力するので、操作キー38及びカード読み書き装
置41は出庫対象特定情報を入力する出庫車両入力手段
INとして機能する。又、実空表示部37には、車両収
納ラックA1,A2の各棚1の夫々に対応して、点灯状
態で車両Gが収納されている状態を示し且つ非点灯状態
で車両が収納されていない状態を示す実空表示用のラン
プ37a(以下、単に「ランプ37a」という)が設け
られているが、このランプ37aは、二つある車両収納
ラックA1,A2のうちの一つ分の各棚1に対応する数
だけ、棚1の番号表示と共に配列されており、操作キー
38(「A棟/B棟」切換キー)からの操作によって、
車両収納ラックA1(A棟)に対応する表示と、車両収
納ラックA2(B棟)に対応する表示とに切り換えられ
る。このために、ランプ37aが表示しているのが、二
つの車両収納ラックA1,A2のうちの何れであるかを
示すラック表示ランプ37bも併せて備えられている。
【0022】ランプ37aは、上記のように、各棚1に
おける車両Gの存否を表示する他、出庫予約の登録がな
された場合に、出庫予定の車両の出庫順序を表示する機
能をも併せ持つ。出庫予約とは、上述のように、他の車
両の入出庫作業を行っている場合でも、後に出庫が可能
となったときに出庫動作を実行するように、出庫予定の
車両を予め出庫予約として登録しておくものであり、複
数台の出庫予約が可能である。そして、複数台の出庫登
録がある場合に、出庫順序を表示して利用者の便宜を図
っているのである。出庫順序の表示形態は、出庫予約の
登録がされた車両Gを収納する棚1に対応するランプ3
7aを複数段階の点滅速度に切り換え可能な状態で点滅
させ、出庫順序が若いほどつまり早く出庫されるものほ
ど点滅速度を速くすることによって行う。従って、点滅
しているランプ37aの数で、出庫予定の車両の数が識
別できる。
【0023】以上説明したことから、ランプ37aによ
る表示が、車両収納装置Eにおける車両Gの収納状況を
表示する車両収納状態表示FDと、出庫予定の車両Gの
数を識別可能に表示する出庫予定表示TDとを兼ねてお
り、車両収納状態表示FDと出庫予定表示TDとを併せ
て表示部(実空表示部37)に表示していることにな
る。尚、立体駐車場が満車状態であるときは、満車表示
ランプ42が点灯されるので、この満車表示ランプ42
も、上記の車両収納状態表示FDとして機能する。
【0024】以下、立体駐車場の入出庫動作を、図9乃
至図11のフローチャートに基づいて説明する。入出庫
指令部C2は、図9に示すフローチャートに基づき、メ
ッセージ表示部36に、操作キー38のうちの「入庫」
又は「出庫」のキーの押し操作を指示する初期表示を行
い(ステップ#1)、「入庫」又は「出庫」のキーが押
し操作されるか(ステップ#2)、又は、磁気カード4
0が挿入される(ステップ#3)まで待機し、「入庫」
のキーが押し操作されると(ステップ#6)、図10の
フローチャートに示す入庫処理を実行(ステップ#9)
し、「出庫」のキーが押し操作されると(ステップ#
6)、メッセージ表示部36に駐車番号の入力を促す表
示を行って(ステップ#7)、駐車番号が入力されると
(ステップ#8)、出庫予約の登録(ステップ#10)
を行う。この時点では、他に出庫予約の登録がされた車
両Gは存在しないので、直ちに登録した車両の出庫処理
(ステップ#11,#12)を実行することになる。
尚、上記の駐車番号の入力は、操作キー38の「A棟/
B棟」切換キー及び「テンキー」によって入力する。
【0025】一方、磁気カード40が挿入されると(ス
テップ#3)、磁気カード40に記録されている識別情
報を読み取る(ステップ#4)。記憶部Mには、上述し
た出庫予約の登録に関する情報の他、磁気カード40を
利用して入庫した車両Gについて、入庫した棚1の駐車
番号と上記識別情報とを対応させて記憶している。従っ
て、記憶部Mに読み取った識別情報が記憶されていれ
ば、出庫動作を行うものと判断でき、又、記憶されてい
なければ、入庫動作を行うものと判断できる。そして、
入庫であれば(ステップ#5)、図10のフローチャー
トに示す入庫処理を実行(ステップ#9)し、出庫であ
れば(ステップ#5)、出庫予約の登録(ステップ#1
0)を行う。この時点では、他に出庫予約の登録がされ
た車両Gは存在しないので、直ちに登録した車両の出庫
処理(ステップ#11,#12)を実行することにな
る。
【0026】次に、図10のフローチャートに基づい
て、上記した入庫処理について説明する。この入庫処理
では、入出庫指令部C1は、先ず、入出庫制御部C1に
対して「入庫準備指示」を出し(ステップ#20)、入
庫先の棚1に対応するランプ37aを点灯させ(ステッ
プ#21)、メッセージ表示部36に、入庫と安全確認
を促す表示を行う(ステップ#22)。入出庫制御部C
1は、この「入庫準備指示」を受けて、ドア2aを開
く。
【0027】利用者が、車両Gを外部連通部Bのパレッ
トP上に移動させた後、操作キー38から「安全確認」
キーを押し操作すると(ステップ#23)、メッセージ
表示部36の表示を「スタート」に切り換え(ステップ
#24)、操作キー38の「スタート」キーが押し操作
されると(ステップ#25)、入出庫制御部C1に対し
て棚1を指定して「入庫指示」を出す(ステップ#2
7)。この後、メッセージ表示部36の表示を「お待ち
下さい」等の待機表示に切り換えて(ステップ#2
7)、入出庫制御部C1から「起動完了信号」が送られ
てくるまで待機し(ステップ#28)、「起動完了信
号」が送られてくると図9のフローチャートのステップ
#9に戻る。入出庫制御部C1は、入出庫指令部C2か
ら上記の「入庫指示」を受け取ると、ドア2aを閉じ、
上述の如く、指定された棚1にパレットPを搬送し、収
納する。そして、キャレッジ3,4を昇降駆動する昇降
駆動装置10,11が正常起動した時点で、入出庫指令
部C2に上記の「起動完了信号」を送る。
【0028】次に、図11のフローチャートに基づい
て、上記した出庫処理について説明する。この出庫処理
では、先ず、入出庫制御部C1に対して、出庫すべき車
両Gを収納している棚1の番号を指定して「出庫指示」
を送り(ステップ#30)、メーッセージ表示部36の
表示を「お待ち下さい」等の待機表示に切り換えて(ス
テップ#31)、入出庫制御部C1から「取り出し完了
信号」を受信するまで待機する(ステップ#33)。入
出庫制御部C1は、上記の「出庫指示」を受け取ると、
指示された棚1の車両Gを外部連通部Bまで搬送して、
ドア2aを開いた後、入出庫指令部C2に「取り出し完
了信号」を送る。
【0029】入出庫指令部C2では、「取り出し完了信
号」の受信を待つ間に、操作キー38から「出庫予約」
キーが押し操作されると(ステップ#32)、出庫予約
の登録を受け付ける状態となる。すなわち、メッセージ
表示部36に駐車番号を入力すべき旨の表示を行い(ス
テップ#34)、駐車番号がキー入力されると(ステッ
プ#35)、その駐車番号に対応する車両Gの出庫予約
の登録を行い(ステップ#38)、磁気カード40が挿
入されると(ステップ#36)、その識別情報を読み取
って(ステップ#37)、記憶部Mの記憶情報から、そ
の読み取った識別情報に対応する棚1の車両Gの出庫予
約の登録を行う(ステップ#38)。そして、この出庫
予約の登録がされた車両Gを収納する棚1に対応するラ
ンプ37aを点灯状態から点滅状態に切り換える(ステ
ップ#39)。この際、既に先行して出庫予約の登録が
されている車両Gが存在すれば、先行して出庫予約され
ている車両Gのうち、最後に出庫予約された車両Gに対
応するランプ37aの点滅速度よりも、1段階だけ遅い
点滅速度に設定する。すなわち、出庫予約が複数存在す
る場合、先に出庫予約の登録がなされた車両Gほど先に
出庫されるように出庫順序が決定され、記憶部Mに記憶
されるのである。
【0030】ステップ#31〜ステップ#33にて待機
している状態で、入出庫制御部C1から「取り出し完了
信号」を受け取ると、メッセージ表示部36に入庫と安
全確認を促す表示を行い(ステップ#40)、利用者
が、車両Gを外部連通部Bから移動させて、操作キー3
8から「安全確認」キーを押し操作すると(ステップ#
41)、メッセージ表示部36の表示を「スタート」に
切り換える(ステップ#42)。操作キー38の「スタ
ート」キーが押し操作されると(ステップ#43)、入
出庫制御部C1に「終了指示」を送り(ステップ#4
4)、メッセージ表示部36の表示を「お待ち下さい」
等の待機表示に切り換えて(ステップ#45)、入出庫
制御部C1から「ドア閉信号」を受信するまで待機する
(ステップ#46)。
【0031】入出庫制御部C1は、上記の「終了指示」
を受け取ると、ドア2aを閉じて、入出庫指令部C2に
対して「ドア閉」信号を送信する。入出庫指令部C2
は、「ドア閉」信号を受け取ると(ステップ#46)、
出庫の完了した棚1のランプ37aを消灯して非点灯状
態とし(ステップ#47)、その非点灯状態としたラン
プ37aの消灯前の状態が点滅状態であり且つ他に出庫
予約の車両Gが存在する場合は、出庫予約中の各車両G
を収納する各棚1に対応するランプ37a夫々の点滅速
度を1段階速くして(ステップ#48)、図9のフロー
チャートのステップ#12に戻る。
【0032】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、実空表示部37における出庫
順序の表示を、ランプ37aの点滅速度によって表示し
ているが、各ランプ37a夫々の隣に、出庫順序を数字
表示するように構成しても良い。又、各ランプ37aの
代わりに、各棚1に対応して出庫順序を数字表示するよ
うに構成しても良い。この場合は、満車表示ランプ42
のみが車両収納状態表示FDとして機能する。 上記実施の形態では、立体駐車場は、車両Gをパレ
ットPに載置した状態で、上下方向に複数段配設された
棚1に収納する形式を採っているが、例えば、車両Gを
載置する保持体の複数個が、全体としてループを形成す
るように夫々吊下げ支持され、それらの保持体が上下方
向において循環搬送されるように構成し、その循環搬送
の経路の一部に設けられた入出庫口に対して車両Gの搬
出入が可能なものとする等、その具体構成は種々変更可
能である。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる立体駐車場の全体
構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかるキャレッジとその
昇降駆動装置を示す斜視図
【図3】本発明の実施の形態にかかる昇降台や移載装置
を示す図
【図4】本発明の実施の形態にかかる昇降台や移載装置
の動作を示す図
【図5】本発明の実施の形態にかかる外部連通部の内部
を示す平面図
【図6】本発明の実施の形態にかかる立体駐車場の制御
ブロック図
【図7】本発明の実施の形態にかかる入出庫口の正面図
【図8】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図9】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図10】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図11】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【符号の説明】
37 表示部 37a ランプ C 制御部 E 車両収納装置 FD 車両収納状態表示 G 車両 IN 出庫車両入力手段 TD 出庫予定表示

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車両を収納する車両収納装置と、 その車両収納装置を制御して前記車両の入庫又は出庫を
    管理する制御部と、 その制御部に対して出庫対象車両を特定する出庫対象特
    定情報を入力する出庫車両入力手段とが設けられ、 前記制御部は、その出庫車両入力手段から入力される出
    庫対象特定情報を複数記憶可能に構成されて、その記憶
    情報に基づいて、出庫制御を実行するように構成されて
    いる立体駐車場であって、 前記制御部は、前記車両収納装置における車両の収納状
    況を表示する車両収納状態表示と、前記出庫車両入力手
    段から出庫対象特定情報が入力された出庫予定の車両の
    数を識別可能に表示する出庫予定表示とを併せて、表示
    部に表示するように構成されている立体駐車場。
  2. 【請求項2】 前記出庫予定表示において、前記出庫予
    定の車両夫々の出庫順序を表示するように構成されてい
    る請求項1記載の立体駐車場。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、 前記各車両収納位置に車両が収納されているか否かを各
    別に表示することにより前記車両収納状態表示を表示
    し、 前記車両収納状態表示における前記各車両収納位置に対
    する表示の夫々と対応付けた状態で、前記出庫予定の車
    両夫々の出庫順序を表示することにより前記出庫予定表
    示を表示するように構成されている請求項2記載の立体
    駐車場。
  4. 【請求項4】 前記表示部に、前記各車両収納位置の夫
    々に対応する複数のランプが備えられ、 前記制御部は、 前記複数のランプ夫々の点灯と非点灯とにより、前記各
    車両収納位置に車両が収納されているか否かを各別に表
    示し、 前記複数のランプ夫々の点滅速度の緩急によって、前記
    出庫順序を表示するように構成されている請求項3記載
    の立体駐車場。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記出庫車両入力手段へ
    の出庫対象車両の入力順によって、前記出庫順序を特定
    するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の立体駐車場。
JP19873496A 1996-07-29 1996-07-29 立体駐車場 Pending JPH1040498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19873496A JPH1040498A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 立体駐車場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19873496A JPH1040498A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 立体駐車場

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1040498A true JPH1040498A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16396102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19873496A Pending JPH1040498A (ja) 1996-07-29 1996-07-29 立体駐車場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1040498A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5457540B1 (ja) * 2012-12-17 2014-04-02 三菱重工パーキング株式会社 縦列式駐車装置の制御装置、縦列式駐車装置、縦列式駐車装置の制御プログラム、及び縦列式駐車装置の制御方法
JP5457539B1 (ja) * 2012-12-17 2014-04-02 三菱重工パーキング株式会社 縦列式駐車装置の制御装置、縦列式駐車装置、縦列式駐車装置の制御プログラム、及び縦列式駐車装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5457540B1 (ja) * 2012-12-17 2014-04-02 三菱重工パーキング株式会社 縦列式駐車装置の制御装置、縦列式駐車装置、縦列式駐車装置の制御プログラム、及び縦列式駐車装置の制御方法
JP5457539B1 (ja) * 2012-12-17 2014-04-02 三菱重工パーキング株式会社 縦列式駐車装置の制御装置、縦列式駐車装置、縦列式駐車装置の制御プログラム、及び縦列式駐車装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4413821B2 (ja) 立体駐車場および立体駐車場の管理システム
JPH1040498A (ja) 立体駐車場
JP2000226107A (ja) 物品保管設備
JPH07102815A (ja) 立体駐車場
JP2690021B2 (ja) 物品格納設備
JPH07259365A (ja) 立体駐車場
JPH0224459A (ja) 自動格納装置及び方法
JPH103597A (ja) 立体駐車場
JP2870617B2 (ja) 立体駐車場
JP7214193B2 (ja) 自動運転車用エレベータ式駐車装置
JPH072321A (ja) 物品移載装置
JPH0742399A (ja) 立体駐車場
JPH01260174A (ja) 機械式駐車場の運転方法および機械式駐車場
JP6770785B2 (ja) 多層箱型循環式駐車装置
JPH0771130A (ja) 立体駐車場
JP2002201809A (ja) 機械式駐車装置の制御方法及び装置
JPH09158514A (ja) 立体駐車場
JP3613418B2 (ja) 機械式駐車装置
JPH0913730A (ja) 立体駐車場
JP2001207674A (ja) 立体駐輪システム
JPH0559829A (ja) 立体駐車場
JPH04179605A (ja) 物品格納設備
JP3351504B2 (ja) 物品収納設備
JPH09125732A (ja) 立体駐車場
JPH10140869A (ja) 駐車装置及び倉庫装置