JPH1037814A - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料処理装置

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JPH1037814A
JPH1037814A JP8194538A JP19453896A JPH1037814A JP H1037814 A JPH1037814 A JP H1037814A JP 8194538 A JP8194538 A JP 8194538A JP 19453896 A JP19453896 A JP 19453896A JP H1037814 A JPH1037814 A JP H1037814A
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • F02D41/0032Controlling the purging of the canister as a function of the engine operating conditions
    • F02D41/004Control of the valve or purge actuator, e.g. duty cycle, closed loop control of position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パージ作用開始時における空燃比の変動を阻
止する。 【解決手段】 キャニスタ11とサージタンク5とを連
結する導管16内にパージ制御弁17を配置する。パー
ジ制御弁17の駆動パルスをデューティ比制御し、パー
ジ作用を開始したときにデューティ比を徐々に増大す
る。アイドリング運転時以外の吸入空気量の多いときに
燃料ベーパのパージを開始し、パージ作用が開始された
後にはアイドリング運転時でもパージ作用を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の蒸発燃料
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の燃料ベーパを急激に機関吸気通路
内にパージすると空燃比のフィードバック制御が追従で
きず、空燃比が大巾に変動する。そこでこのように空燃
比が大巾に変動するのを阻止するために燃料ベーパのパ
ージ作用を開始するときには燃料ベーパのパージ量を徐
々に増大させるようにした、即ちパージ量を制御するた
めのパージ制御弁の開弁量を徐々に増大させるようにし
た内燃機関が公知である(特開平7−247919号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようにパ
ージ制御弁の開弁量を徐々に増大させるようにした場合
には吸入空気量の少ないアイドリング運転時にパージ作
用を開始すると空燃比が大巾に変動するという問題を生
ずる。次にこのことについて図15(A)および(B)
を参照しつつ説明する。
【0004】図15(A)は一般的に使用されているパ
ージ制御弁を図解的に示したものであって、Aは弁体、
Bはばね、Cはコア、Dはソレノイドを夫々示す。ソレ
ノイドDには駆動パルスが印加され、この駆動パルスの
デューティ比を制御することによって弁体Aの開弁量が
制御される。図15(B)はソレノイドDに印加される
駆動パルスのデューティ比とパージ流量の関係を示して
いる。図15(B)からわかるように或る程度デューテ
ィ比が大きいときには実線で示す如くパージ流量はデュ
ーティ比に比例するがデューティ比が小さくなると破線
で示す如くパージ流量がデューティ比に比例しなくな
る。
【0005】即ち、図15(A)に示すようにパージ制
御弁では弁体Aが開弁するためにはばねBのばね力およ
び弁体Aの上面中央部に作用する負圧による吸引力に打
ち勝つための電磁吸引力が必要であり、従ってデューテ
ィ比が或る程度以上大きくならないと弁体Aは開弁しな
い。しかも弁体Aが開弁するときには弁体Aの開弁量は
一気に大きくなり、従って多量の燃料ベーパが急激に吸
気通路内にパージされることになる。ところがこのよう
に多量の燃料ベーパが急激に吸気通路内にパージされる
と吸入空気量の少ないアイドリング運転時には空燃比が
大巾に変動し、その結果機関回転数が変動するばかりで
なく排気エミッションが悪化するという問題を生ずる。
【0006】このような問題を解決するためにはアイド
リング運転時にはパージ作用を停止すればよいことにな
る。しかしながらアイドリング運転時にパージ作用を停
止すると燃料ベーパのパージする機会が減少し、キャニ
スタの燃料ベーパの吸着能力が飽和してしまうという問
題を生ずる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに1番目の発明では、蒸発燃料を一時的に蓄えるキャ
ニスタと、キャニスタから吸気通路内にパージされる燃
料ベーパのパージ量を制御するパージ制御弁とを具備
し、燃料ベーパのパージ作用を開始したときにはパージ
制御弁の開弁量が徐々に増大せしめられる内燃機関の蒸
発燃料処理装置において、吸入空気量がアイドリング運
転時の吸入空気量よりも多い予め定められた吸入空気量
以上のときに燃料ベーパのパージ作用を開始させるパー
ジ作用開始手段と、燃料ベーパのパージ作用が開始され
た後にアイドリング運転時における燃料ベーパのパージ
作用を許可するパージ作用許可手段とを具備している。
即ち、吸入空気量が多いときに燃料ベーパのパージ作用
が開始されるので多量の燃料ベーパが急激に吸気通路内
にパージされても空燃比はさほど変動しない。一方、パ
ージ作用が開始されるとパージ制御弁の開弁量が徐々に
増大し、もはやパージ制御弁が全閉状態から一気に開弁
するといった状態は生じないのでアイドリング運転時に
おける燃料ベーパのパージ作用が許可される。
【0008】2番目の発明では1番目の発明において、
パージ作用開始手段は機関の運転状態がアイドリング運
転以外のときに燃料ベーパのパージ作用を開始させるよ
うにしている。3番目の発明では1番目の発明におい
て、パージ作用許可手段は燃料ベーパのパージ作用が開
始された後、パージ制御弁の開弁量がパージ制御弁の流
量の安定する予め定められた開弁量を越えたときにアイ
ドリング運転時における燃料ベーパのパージ作用を許可
するようにしている。
【0009】4番目の発明では1番目の発明において、
パージ作用許可手段は燃料ベーパのパージ作用が開始さ
れた後、パージ率が予め定められたパージ率を越えたと
きにアイドリング運転時における燃料ベーパのパージ作
用を許可するようにしている。5番目の発明では1番目
の発明において、空燃比を検出するための空燃比検出手
段と、空燃比の変動量に基づいてパージベーパ濃度を算
出するパージベーパ濃度算出手段と、算出されたパージ
ベーパ濃度に基づいてパージ作用が開始されたときに空
燃比が目標空燃比に維持されるよう供給燃料量を補正す
る補正手段とを具備し、パージ作用許可手段は燃料ベー
パのパージ作用が開始された補正手段による供給燃料量
の補正が完了した後にアイドリング運転時における燃料
ベーパのパージ作用を許可するようにしている。即ち、
燃料ベーパのパージ作用により空燃比が変動しなくなっ
た後にアイドリング運転時にも燃料ベーパのパージする
ようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、1は機関本
体、2は吸気枝管、3は排気マニホルド、4は各吸気枝
管2に夫々取付けられた燃料噴射弁を示す。各吸気枝管
2は共通のサージタンク5に連結され、このサージタン
ク5は吸気ダクト6およびエアフローメータ7を介して
エアクリーナ8に連結される。吸気ダクト6内にはスロ
ットル弁9が配置される。また、図1に示されるように
内燃機関は活性炭10を内蔵したキャニスタ11を具備
する。このキャニスタ11は活性炭10の両側に夫々燃
料蒸気室12と大気室13とを有する。燃料蒸気室12
は一方では導管14を介して燃料タンク15に連結さ
れ、他方では導管16を介してサージタンク5内に連結
される。導管16内には電子制御ユニット20の出力信
号により制御されるパージ制御弁17が配置される。燃
料タンク15内で発生した燃料蒸気は導管14を介して
キャニスタ11内に送り込まれて活性炭10に吸着され
る。パージ制御弁17が開弁すると空気が大気室13か
ら活性炭10内を通って導管16内に送り込まれる。空
気が活性炭10内を通過する際に活性炭10に吸着され
ている燃料蒸気が活性炭10から脱離され、斯くして燃
料蒸気を含んだ空気、即ち燃料ベーパが導管16を介し
てサージタンク5内にパージされる。
【0011】電子制御ユニット20はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス21によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)22,RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)23,CPU(マイクロプロセ
ッサ)24、入力ポート25および出力ポート26を具
備する。エアフローメータ7は吸入空気量に比例した出
力電圧を発生し、この出力電圧がAD変換器27を介し
て入力ポート25に入力される。スロットル弁9にはス
ロットル弁9がアイドリング開度のときにオンとなるス
ロットルスイッチ28が取付けられ、このスロットルス
イッチ28の出力信号が入力ポート25に入力される。
機関本体1には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生
する水温センサ29が取付けられ、この水温センサ29
の出力電圧がAD変換器30を介して入力ポート25に
入力される。排気マニホルド3には空燃比センサ31が
取付けられ、この空燃比センサ31の出力信号がAD変
換器32を介して入力ポート25に入力される。更に入
力ポート25にはクランクシャフトが例えば30度回転
する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ33が
接続される。CPU24ではこの出力パルスに基づいて
機関回転数が算出される。一方、出力ポート26は対応
する駆動回路34,35を介して燃料噴射弁4およびパ
ージ制御弁17に接続される。
【0012】図1に示す内燃機関では基本的には次式に
基いて燃料噴射時間TAUが算出される。 TAU=TP・{K+FAF−FPG} ここで各係数は次のものを表わしている。 TP:基本燃料噴射時間 K:補正係数 FAF:フィードバック補正係数 FPG:パージA/F補正係数 基本燃料噴射時間TPは空燃比を目標空燃比とするのに
必要な実験により求められた噴射時間であってこの基本
燃料噴射時間TPは機関負荷Q/N(吸入空気量Q/機
関回転数N)および機関回転数Nの関数として予めRO
M22内に記憶されている。
【0013】補正係数Kは暖機増量係数や加速増量係数
を一まとめにして表わしたもので増量補正する必要がな
いときにはK=0となる。パージA/F補正係数FPG
はパージが行われたときに噴射量を補正するためのもの
であり、機関の運転が開始されてからパージが開始され
るまでの間はFPG=0とされる。
【0014】フィードバック補正係数FAFは空燃比セ
ンサ31の出力信号に基いて空燃比を目標空燃比に制御
するためのものである。目標空燃比としてはどのような
空燃比を用いてもよいが図1に示す実施例では目標空燃
比が理論空燃比とされており、従って以下目標空燃比を
理論空燃比とした場合について説明する。なお、目標空
燃比が理論空燃比であるときには空燃比センサ31とし
て排気ガス中の酸素濃度に応じ出力電圧が変化するセン
サが使用され、従って以下空燃比センサ31をO2 セン
サと称する。このO2 センサ31は空燃比が過濃側のと
き、即ちリッチのとき0.9(V)程度の出力電圧を発
生し、空燃比が稀薄側のとき、即ちリーンのとき0.1
(V)程度の出力電圧を発生する。まず初めにこのO2
センサ31の出力信号に基いて行われるフィードバック
補正係数FAFの制御について説明する。
【0015】図2はフィードバック補正係数FAFの算
出ルーチンを示しており、このルーチンは例えばメイン
ルーチン内で実行される。図2を参照するとまず初めに
ステップ40においてO2 センサ31の出力電圧Vが
0.45(V)よりも高いか否か、即ちリッチであるか
否かが判別される。V≧0.45(V)のとき、即ちリ
ッチのときにはステップ41に進んで前回の処理サイク
ル時にリーンであったか否かが判別される。前回の処理
サイクル時にリーンのとき、即ちリーンからリッチに変
化したときにはステップ42に進んでフィードバック補
正係数FAFがFAFLとされ、ステップ43に進む。
ステップ43ではフィードバック補正係数FAFからス
キップ値Sが減算され、従って図3に示されるようにフ
ィードバック補正係数FAFはスキップ値Sだけ急激に
減少せしめられる。次いでステップ44ではFAFLと
FAFRの平均値FAFAVが算出される。次いでステ
ップ45ではスキップフラグがセットされる。一方、ス
テップ41において前回の処理サイクル時にはリッチで
あったと判別されたときはステップ46に進んでフィー
ドバック補正係数FAFから積分値K(K≪S)が減算
される。従って図2に示されるようにフィードバック補
正係数FAFは徐々に減少せしめられる。
【0016】一方、ステップ40においてV<0.45
(V)であると判断されたとき、即ちリーンのときには
ステップ47に進んで前回の処理サイクル時にリッチで
あったか否かが判別される。前回の処理サイクル時にリ
ッチのとき、即ちリッチからリーンに変化したときには
ステップ48に進んでフィードバック補正係数FAFが
FAFRとされ、ステップ49に進む。ステップ49で
はフィードバック補正係数FAFにスキップ値Sが加算
され、従って図3に示されるようにフィードバック補正
係数FAFはスキップ値Sだけ急激に増大せしめられ
る。次いでステップ44ではFAFLとFAFRの平均
値FAFAVが算出される。一方、ステップ47におい
て前回の処理サイクル時にはリーンであったと判別され
たときはステップ50に進んでフィードバック補正係数
FAFに積分値Kが加算される。従って図3に示される
ようにフィードバック補正係数FAFは徐々に増大せし
められる。
【0017】空燃比がリッチとなってFAFが小さくな
ると燃料噴射時間TAUが短かくなり、空燃比がリーン
となってFAFが大きくなると燃料噴射時間TAUが長
くなるので空燃比が理論空燃比に維持されることにな
る。なお、パージ作用が行われていないときには図3に
示すようにフィードバック補正係数FAFは1.0を中
心として変動する。また、図3からわかるようにステッ
プ44において算出された平均値FAFAVはフィード
バック補正係数FAFの平均値を示している。
【0018】図3からわかるようにフィードバック補正
係数FAFは積分定数Kでもって比較的ゆっくりと変化
せしめられるので多量の燃料ベーパが急激にサージタン
ク5内にパージされて空燃比が急激に変動するともはや
空燃比を理論空燃比に維持することができず、斯くして
空燃比が変動することになる。従って図1に示す実施例
では空燃比が変動するのを阻止するためにパージを行う
ときにはパージ量を徐々に増大させるようにしている。
即ち、図1に示す実施例ではパージ制御弁17に印加さ
れる駆動パルスのデューティ比を制御することによって
パージ制御弁17の開弁量が制御されており、パージを
開始したときには駆動パルスのデューティ比が徐々に増
大せしめられる。このように駆動パルスのデューティ比
を徐々に増大すると、即ちパージ量を徐々に増大させる
とパージ量の増大中であってもフィードバック補正係数
FAFによるフィードバック制御によって空燃比は理論
空燃比に維持され、斯くして空燃比が変動するのを阻止
することができる。
【0019】しかしながら冒頭で述べたようにパージを
開始したときにパージ制御弁17の開弁量を徐々に増大
させると、即ち本発明による実施例では駆動パルスのデ
ューティ比を徐々に増大させるとパージ制御弁17の開
弁量が一気に増大し、斯くして吸入空気量の少ないアイ
ドリング運転時には空燃比が大巾に変動する。次にこの
ことについて図4を参照しつつ説明する。
【0020】図4にはフィードバック補正係数FAFの
変化と、パージA/F補正係数FPGの変化と、パージ
率PGRの変化と、駆動パルスのデューティ比DPGの
変化とが示されている。図4においてt1 はパージが開
始されたときを示しており、従って図4からパージが開
始されると駆動パルスのデューティ比DPGが徐々に増
大せしめられ、従ってパージ率PGRが徐々に増大せし
められることがわかる。しかしながらこのようにデュー
ティ比DPGが徐々に増大せしめられてもパージ制御弁
17は依然として閉弁し続けている。
【0021】一方、図4の時刻t2 はパージ制御弁17
が急激に開弁したところを示している。パージ制御弁1
7が急激に開弁すると多量の燃料ベーパがサージタンク
5内に急激に供給されるために空燃比はリッチとなり、
斯くして空燃比を理論空燃比にすべくフィードバック補
正係数FAFが低下し続ける。このとき吸入空気量が多
ければ空燃比はさほどリッチにはならないが吸入空気量
が少ないと空燃比が大巾にリッチになる。空燃比が大巾
にリッチになると機関回転数が変動し、しかも排気エミ
ッションが悪化する。そこで本発明では吸入空気量の少
ないアイドリング運転時には燃料ベーパのパージ作用を
開始させないようにしている。なお、図4はアイドリン
グ運転時でないときに燃料ベーパのパージ作用を開始し
たときを示している。
【0022】図4に示されるようにパージ制御弁17が
急激に開弁せしめられることによってFAFが低下した
後にFAFが上昇を開始すると、即ちFAFが低下した
後に空燃比が理論空燃比に維持され始めるとパージA/
F補正係数FPGが徐々に増大せしめられ、それに伴な
ってFAFは徐々に1.0に戻される。次いでFAFが
1.0を中心として変動し始めるとパージA/F補正係
数FPGはほぼ一定に維持される。このときのパージA
/F補正係数FPGの値は燃料ベーパのパージによる空
燃比の変動分を表わしている。その後パージ作用が停止
され、その後パージ作用が再開されたときにはパージA
/F補正係数FPGの値としてパージ停止時のFPGの
値が使用され、駆動パルスのデューティ比DPGの値と
してパージ停止時のDPGの値が使用される。
【0023】次に図5から図7を参照しつつパージ制御
ルーチンについて説明する。なお、このルーチンは一定
時間毎の割込みによって実行される。図5および図6を
参照するとまず初めにステップ100においてパージ制
御弁17の駆動パルスのデューティ比の計算時期か否か
が判別される。本発明による実施例ではデューティ比の
計算は100msec毎に行われる。デューティ比の計算時
期でないときにはステップ119にジャンプしてパージ
制御弁17の駆動処理が実行される。これに対してデュ
ーティ比の計算時期であるときにはステップ101に進
んでパージ条件1が成立しているか否か、例えば暖機が
完了したか否かが判別される。パージ条件1が成立して
いないときにはステップ120に進んで初期化処理が行
われ、次いでステップ121ではデューティ比DPGお
よびパージ率PGRが零とされる。これに対してパージ
条件1が成立しているときにはステップ102に進んで
パージ条件2が成立しているか否か、例えば空燃比のフ
ィードバック制御が行われているか否かが判別される。
パージ条件2が成立していないときにはステップ121
に進み、パージ条件2が成立しているときにはステップ
103に進む。
【0024】ステップ103では全開パージ量PGQと
吸入空気量QAとの比である全開パージ率PG100
(=(PGQ/QA)・100)が算出される。ここで
全開パージ量PGQはパージ制御弁17を全開にしたと
きのパージ量を表わしている。全開パージ率PG100
は例えば機関負荷Q/N(吸入空気量QA/機関回転数
N)と機関回転数Nの関数であって予め実験により求め
られており、下表に示すようなマップの形で予めROM
22内に記憶されている。
【0025】
【表1】
【0026】機関負荷Q/Nが低くなるほど吸入空気量
QAに対する全開パージ量PGQは大きくなるので表1
に示されるように全開パージ率PG100は機関負荷Q
/Nが低くなるほど大きくなり、また機関回転数Nが低
くなるほど吸入空気量QAに対する全開パージ量PGQ
は大きくなるので表1に示されるように全開パージ率P
G100は機関回転数Nが低くなるほど大きくなる。
【0027】次いでステップ104ではフィードバック
補正係数FAFが上限値KFAF15(=1.15)と
下限値KFAF85(=0.85)との間にあるか否か
が判別される。KFAF15>FAF>KFAF85の
ときには、即ち空燃比が理論空燃比にフィードバック制
御されているときにはステップ105に進んでパージ率
PGRが零であるか否かが判別される。既にパージ作用
が行われているときにはPGR>0であるのでこのとき
にはステップ107にジャンプする。これに対してまだ
パージ作用が開始されていないときにはステップ106
に進んでパージ率PGROが再開パージ率PGRとされ
る。機関の運転が開始されてから初めてパージ条件1お
よびパージ条件2が成立したときには初期化処理(ステ
ップ120)によりパージ率PGROは零とされている
のでこのときにはPGR=0となる。これに対してパー
ジ作用が一旦中止され、その後パージ制御が再開された
ときにはパージ制御が中止されたときのパージ率PGR
Oが再開パージ率PGRとされる。
【0028】次いでステップ107ではパージ率PGR
に一定値KPGRuを加算することによって目標パージ
率tPGR(=PGR+KPGRu)が算出される。即
ち、KFAF15>FAF>KFAF85のときには目
標パージ率tPGRが100msec毎に徐々に増大せしめ
られることがわかる。なお、この目標パージ率tPGR
に対しては上限値P(Pは例えば6%)が設定されてお
り、従って目標パージ率tPGRは上限値Pまでしか上
昇できない。次いでステップ109に進む。
【0029】一方、ステップ104においてFAF≧K
FAF15であるか又はFAF≦KFAF85であると
判別されたときにはステップ108に進み、パージ率P
GRから一定値KPGRdを減算することによって目標
パージ率tPGR(=PGR−KPGRd)が算出され
る。即ち、燃料ベーパのパージ作用により空燃比を理論
空燃比に維持しえないときには目標パージ率tPGRが
減少せしめられる。なお、目標パージ率tPGRに対し
ては下限値S(S=0%)が設定されている。次いでス
テップ109に進む。
【0030】ステップ109では目標パージ率tPGR
を全開パージ率PG100により除算することによって
パージ制御弁17の駆動パルスのデューティ比DPG
(=(tPGR/PG100)・100)が算出され
る。従ってパージ制御弁17の駆動パルスのデューティ
比DPG、即ちパージ制御弁17の開弁量は全開パージ
率PG100に対する目標パージ率tPGRの割合に応
じて制御されることになる。このようにパージ制御弁1
7の開弁量を全開パージ率PG100に対する目標パー
ジ率tPGRの割合に応じて制御すると目標パージ率t
PGRがどのようなパージ率であったとしても機関の運
転状態にかかわらず実際のパージ率が目標パージ率に維
持され、斯くして空燃比が変動しなくなる。
【0031】例えば今、目標パージ率tPGRが2%で
あり、現在の運転状態における全開パージ率PG100
が10%であったとすると駆動パルスのデューティ比D
PGは20%となり、このときの実際のパージ率は2%
となる。次いで運転状態が変化し、変化後の運転状態に
おける全開パージ率PG100が5%になったとすると
駆動パルスのデューティ比DPGは40%となり、この
ときの実際のパージ率は2%となる。即ち、目標パージ
率tPGRが2%であれば機関の運転状態にかかわらず
に実際のパージ率は2%となり、目標パージ率tPGR
が変化して4%になれば機関の運転状態にかかわらずに
実際のパージ率は4%に維持される。
【0032】次いでステップ110ではスロットルスイ
ッチ28の出力信号に基いてスロットル弁9がアイドリ
ング開度のときにセットされるアイドリングフラグXI
DLがリセット(XIDL=0)されているか否かが判
別される。アイドリングフラグXIDLがセットされて
いるとき、即ちアイドリング運転時にはステップ111
に進んで前回算出されたパージ率PGROが零であるか
否かが判別される。前述したように機関の運転が開始さ
れてから初めてパージ条件1およびパージ条件2が成立
したときにはパージ率PGROは零であり、従ってこの
ときにはステップ112に進む。ステップ112ではデ
ューティ比DPGが零とされる。即ち、機関の運転が開
始されてから初めてパージをすべき条件が成立したとき
にアイドリング運転が行われていたときにはデューティ
比DPGが零とされ、斯くして燃料ベーパのパージ作用
が停止されることになる。
【0033】一方、ステップ110においてアイドリン
グフラグXIDLがリセットされていると判別されたと
き、即ちアイドリング運転時でないときにはステップ1
13に進んでデューティ比DPGがパージ制御弁17の
流量が安定する最小デューティ比DPGLEよりも大き
いか否かが判別される。ここでパージ制御弁17の最小
デューティ比DPGLEについて図15を参照しつつ説
明する。
【0034】冒頭で述べたようにパージ制御弁17では
弁体Aが開弁するためにはばねBのばね力および弁体A
の上面中央部に作用する負圧による吸引力に打ち勝つた
めの電磁吸引力が必要であり、従ってデューティ比DP
Gが或る程度以上大きくならないと弁体Aは開弁しな
い。しかも弁体Aが開弁するときには弁体Aの開弁量は
一気に大きくなる。また、デューティ比DPGが小さい
ときには移動パルスの発生時間が短かいために弁体Aが
完全に開弁せず、このときの弁体Aの位置が定まらない
ためにパージ流量が不安定となる。このようにパージ流
量が不安定になる領域は破線Sで囲まれた領域であり、
本発明において使用されているパージ制御弁17ではデ
ューティ比DPGが8パーセント以下において流量不安
定領域となる。
【0035】この流量不安定領域S内ではデューティ比
DPGが或る値を越えると弁体Aが一気に開弁し、斯く
して多量の燃料ベーパが急激に吸気通路内にパージされ
るので空燃比が一時的にリッチとなる。空燃比が一時的
にリッチになると今度はパージ流量を低下させるべくデ
ューティ比DPGが低下せしめられ、デューティ比DP
Gが或る値よりも低下すると今度は弁体Aが急激に閉弁
してしまう。その結果、燃料ベーパのパージ作用が急激
に停止せしめられ、今度は空燃比がリーンとなる。空燃
比がリーンになるとパージ流量を増大すべくデューティ
比DPGが再び増大せしめられ、デューティ比DPGが
或る値を越えると弁体Aが一気に開弁する。このように
して空燃比がリッチとリーンの間でハンチングすること
になる。
【0036】このような空燃比のハンチングを生じると
機関回転数が変動するのでこのようなハンチングの発生
は回避することが好ましい。そこで本発明による実施例
ではデューティ比DPGが一旦最小デューティ比DPG
LEを越えた後はデューティ比DPGが最小デューティ
比DPGLEよりも低下しないようにしており、このよ
うなデューティ比DPGの制御が図6のステップ113
からステップ116において行われている。
【0037】即ち、ステップ113においてDPG≧D
PGLEであると判別されたときにはステップ114に
進んでパージ開始後デューティ比DPGが最小デューテ
ィ比DPGLEを越えたことを示すデューティ比下限フ
ラグXDPGLEがセットされる(XDPGLE=
1)。次いでステップ117に進む。一方、DPG<D
PGLEのときにはステップ115に進んでデューティ
比下限フラグXDPGLEがセットされているか否かが
判別される。デューティ比下限フラグXDGLEがセッ
トされているときにはステップ116に進んで最小デュ
ーティ比DPGLEがデューティ比DPGとされる。即
ち、パージ作用が開始された後、デューティ比DPGが
一旦最小デューティ比DPGLEを越えるとその後、た
とえ目標デューティ比tDPGが小さくなってデューテ
ィ比DPGが最小デューティ比DPGLEより小さくな
ったとしてもデューティ比DPGは最小デューティ比D
PGLEに維持され、それによってデューティ比DPG
が流量不安定領域S内に侵入しないようにしている。
【0038】これに対しステップ115においてデュー
ティ比下限フラグXDPGLEがセットされていないと
判断されたとき、即ちパージ作用の開始後デューティ比
DPGが最小デューティ比DPGLEをまだ越えていな
いときにはステップ117にジャンプする。従ってこの
ときにはステップ109において算出されたデューティ
比がそのままデューティ比DPGとされる。
【0039】一方、ステップ111においてRGRO=
0でないと判別されたとき、パージ作用が開始されてい
るときにはステップ113に進んでパージ作用が続行さ
れる。即ち、アイドリング運転時であっても既にパージ
作用が開始されていればそのまま続けてパージ作用が行
われる。ステップ117では全開パージ率PG100に
デューティ比DPGを乗算することによって実際のパー
ジ率PGR(=PG100・(DPG/100))が算
出される。即ち、前述したようにデューティ比DPGは
(tPGR/PG100)・100で表わされ、この場
合目標パージ率tPGRが全開パージ率PG100より
も大きくなるとデューティ比DPGは100%以上とな
る。しかしながらデューティ比DPGは100%以上に
はなりえず、このときデューティ比DPGは100%と
されるために実際のパージ率PGRは目標パージ率tP
GRよりも小さくなる。従って実際のパージ率PGRは
上述した如くPG100・(DPG/100)で表わさ
れることになる。
【0040】次いでステップ118ではデューティ比D
PGがDPGOとされ、パージ率PGRがPGROとさ
れる。次いでステップ119においてパージ制御弁17
の駆動処理が行われる。この駆動処理は図7に示されて
おり、従って次に図7に示す駆動処理について説明す
る。図7を参照するとまず初めにステップ122におい
てデューティ比の出力周期か否か、即ちパージ制御弁1
7の駆動パルスの立上り周期であるか否かが判別され
る。このデューティ比の出力周期は100msecである。
デューティ比の出力周期であるときにはステップ123
に進んでデューティ比DPGが零であるか否かが判別さ
れる。DPG=0のときにはステップ127に進んでパ
ージ制御弁17の駆動パルスYEVPがオフとされる。
これに対してDPG=0でないときにはステップ124
に進んでパージ制御弁17の駆動パルスYEVPがオン
にされる。次いでステップ125では現在の時刻TIM
ERにデューティ比DPGを加算することによって駆動
パルスのオフ時刻TDPG(=DPG+TIMER)が
算出される。
【0041】一方、ステップ122においてデューティ
比の出力周期ではないと判別されたときにはステップ1
26に進んで現在の時刻TIMERが駆動パルスのオフ
時刻TDPGであるか否かが判別される。TDPG=T
IMERになるとステップ127に進んで駆動パルスY
EVPがオフとされる。図8は燃料噴射時間TAUの算
出ルーチンを示しており、このルーチンは繰返し実行さ
れる。
【0042】図8を参照するとまず初めにステップ15
0において図2のステップ45においてセットされるス
キップフラグがセットされているか否かが判別される。
スキップフラグがセットされていないときにはステップ
156にジャンプする。これに対してスキップフラグが
セットされているときにはステップ152に進んで次式
に基づき単位パージ率当りのパージベーパ濃度ΔFPG
Aが算出される。
【0043】ΔFPGA=(1−FAFAV)/PGR 即ち、平均空燃比FAFAVの変動量(1−FAFA
V)はパージベーパ濃度を表わしており、従って(1−
FAFAV)をパージ率PGRで除算することによって
単位パージ率当りのパージベーパ濃度ΔFPGAが算出
される。次いでステップ153ではパージベーパ濃度Δ
FPGAをパージベーパ濃度FPGAに加算することに
よって単位パージ率当りのパージベーパ濃度FPGAが
更新される。FAFAVが1.0に近づくとΔFPGA
は零に近づき、従ってFPGAは一定値に近づいてい
く。次いでステップ154ではFPGAにパージ率PG
Rを乗算することによってパージA/F補正係数FPG
(=FPGA・PGR)が算出される。次いでステップ
155ではパージA/F補正係数FPGが増大せしめら
れた分だけフィードバック補正係数FAFを増大するた
めにFAFにΔFPGA・PGRが加算される。次いで
ステップ156では基本燃料噴射時間TPが算出され、
次いでステップ157では補正係数Kが算出され、次い
でステップ158では噴射時間TAU(=TP・(K+
FAF−FPG))が算出される。即ち、パージ作用が
開始されたときに空燃比が理論空燃比に維持されるよう
パージA/F補正係数FPGによって噴射時間TAUが
補正される。
【0044】次に図9および図10を参照して本発明に
よる第2実施例について説明する。なお、図9および図
10におけるステップ200からステップ209、ステ
ップ217からステップ221は夫々図5および図6に
おけるステップ100からステップ109、ステップ1
17からステップ121に対応しており、図9および図
10において図5および図6と異なるところはステップ
210からステップ216である。従って図9および図
10においてステップ200からステップ209、ステ
ップ217からステップ221についての説明は省略
し、ステップ210からステップ216についてのみ以
下に説明する。この実施例においても機関の運転が開始
された後、最初にパージすべき条件が成立したときにア
イドリング運転が行われていたときにはパージ作用が禁
止される。次いでアイドリング運転状態ではなくなると
燃料ベーパのパージ作用が開始され、その後デューティ
比DPGが最小デューティ比DPGLEよりも大きくな
ったときにアイドリング運転時におけるパージ作用が許
可される。即ち、デューティ比DPGが一旦最小デュー
ティ比DPGLEを越えるとその後はアイドリング運転
状態においても燃料ベーパのパージ作用が行われる。
【0045】即ち、図9および図10を参照するとステ
ップ210ではアイドリングフラグXIDLがリセット
(XIDL=0)されているか否かが判別される。アイ
ドリングフラグXIDLがセットされているとき、即ち
アイドリング運転時にはステップ211に進んでパージ
開始後デューティ比DPGが最小デューティ比DPGL
Eを越えたことを示すデューティ比下限フラグXDPG
LEがセットされているか否かが判別される。機関の運
転が開始されてから初めてパージ条件1およびパージ条
件2が成立したときにはデューティ比下限フラグXDP
GLEはセットされておらず、従ってこのときにはステ
ップ212に進む。ステップ212ではデューティ比D
PGが零とされる。即ち、機関の運転が開始されてから
初めてパージをすべき条件が成立したときにアイドリン
グ運転が行われていたときにはデューティ比DPGが零
とされ、斯くして燃料ベーパのパージ作用が停止される
ことになる。
【0046】一方、ステップ210においてアイドリン
グフラグXIDLがリセットされていると判別されたと
き、即ちアイドリング運転時でないときにはステップ2
13に進んで前回算出されたデューティ比DPGOがパ
ージ制御弁17の流量が安定する最小デューティ比DP
GLEよりも大きいか否かが判別される。DPGO≧D
PGLEであると判別されたときにはステップ214に
進んでデューティ比下限フラグXDPGLEがセットさ
れる(XDPGLE=1)。次いでステップ217に進
む。
【0047】一方、DPGO<DPGLEのときにはス
テップ215に進んでデューティ比下限フラグXDPG
LEがセットされているか否かが判別される。デューテ
ィ比下限フラグXDGLEがセットされているときには
ステップ216に進んで最小デューティ比DPGLEが
デューティ比DPGとされる。即ち、パージ作用が開始
された後、デューティ比DPGOが一旦最小デューティ
比DPGLEを越えるとその後、たとえ目標デューティ
比tPGRが小さくなってデューティ比DPGOが最小
デューティ比DPGLEより小さくなったとしてもデュ
ーティ比DPGは最小デューティ比DPGLEに維持さ
れ、それによってデューティ比DPGが流量不安定領域
S内に侵入しないようにしている。
【0048】これに対しステップ215においてデュー
ティ比下限フラグXDPGLEがセットされていないと
判断されたとき、即ちパージ作用の開始後デューティ比
DPGが最小デューティ比DPGLEをまだ越えていな
いときにはステップ217にジャンプする。従ってこの
ときにはステップ209において算出されたデューティ
比がそのままデューティ比DPGとされる。一方、デュ
ーティ比下限フラグXDPGLEがセットされるとアイ
ドリング運転時であってもステップ211からステップ
213に進むので燃料ベーパのパージ作用が行われる。
【0049】次に図11および図12を参照して本発明
による第3実施例について説明する。なお、図11およ
び図12におけるステップ300からステップ309、
ステップ319からステップ323は夫々図5および図
6におけるステップ100からステップ109、ステッ
プ117からステップ121に対応しており、図11お
よび図12において図5および図6と異なるところはス
テップ310からステップ318である。従って図11
および図12においてステップ300からステップ30
9、ステップ319からステップ323についての説明
は省略し、ステップ310からステップ318について
のみ以下に説明する。
【0050】この実施例においても機関の運転が開始さ
れた後、最初にパージすべき条件が成立したときにアイ
ドリング運転が行われていたときにはパージ作用が禁止
される。次いでアイドリング運転状態ではなくなると燃
料ベーパのパージ作用が開始され、その後目標パージ率
tPGRが予め定められた基準パージ率KtPGRより
も大きくなったときにアイドリング運転時におけるパー
ジ作用が許可される。即ち、目標パージ率tPGRが一
旦基準パージ率KtPGRを越えるとその後はアイドリ
ング運転状態においても燃料ベーパのパージ作用が行わ
れる。
【0051】即ち、図11および図12を参照するとス
テップ310ではアイドリングフラグXIDLがリセッ
ト(XIDL=0)されているか否かが判別される。ア
イドリングフラグXIDLがセットされているとき、即
ちアイドリング運転時にはステップ311に進んでパー
ジ開始後目標デューティ比tPGRが基準パージ率を越
えるとセットされるパージ許可フラグXPGRIがセッ
トされているか否かが判別される。機関の運転が開始さ
れてから初めてパージ条件1およびパージ条件2が成立
したときにはパージ許可フラグXPGRIはセットされ
ておらず、パージ率PGROは零であり、従ってこのと
きにはステップ312に進む。ステップ312ではデュ
ーティ比DPGが零とされる。即ち、機関の運転が開始
されてから初めてパージをすべき条件が成立したときに
アイドリング運転が行われていたときにはデューティ比
DPGが零とされ、斯くして燃料ベーパのパージ作用が
停止されることになる。
【0052】一方、ステップ310においてアイドリン
グフラグXIDLがリセットされていると判別されたと
き、即ちアイドリング運転時でないときにはステップ3
13に進んで目標パージ率tPGRが基準パージ率Kt
PGRよりも大きくなったか否かが判別される。tPG
R<KtPGRのときにはステップ315にジャンプす
る。これに対してtPGR≧KtPGRになるとステッ
プ314に進んで許可フラグXPGRlがセット(XP
GRl=1)され、次いでステップ315に進む。
【0053】ステップ315では前回算出されたパージ
率DPGOがパージ制御弁17の流量が安定する最小デ
ューティ比DPGLEよりも大きいか否かが判別され
る。DPGO≧DPGLEのときにはステップ316に
進んでパージ開始後デューティ比DPGが最小デューテ
ィ比DPGLEを越えたことを示すデューティ比下限フ
ラグXDPGLEがセットされる(XDPGLE=
1)。次いでステップ319に進む。
【0054】一方、DPGO<DPGLEのときにはス
テップ317に進んでデューティ比下限フラグXDPG
LEがセットされているか否かが判別される。デューテ
ィ比下限フラグXDPGLEがセットされているときに
はステップ318に進んで最小デューティ比DPGLE
がデューティ比DPGとされる。即ち、パージ作用が開
始された後、デューティ比DPGが一旦最小デューティ
比DPGLEを越えるとその後、たとえ目標デューティ
比tDGRが小さくなってデューティ比DPGが最小デ
ューティ比DPGLEより小さくなったとしてもデュー
ティ比DPGは最小デューティ比DPGLEに維持さ
れ、それによってデューティ比DPGが流量不安定領域
S内に侵入しないようにしている。
【0055】これに対しステップ317においてデュー
ティ比下限フラグXDPGLEがセットされていないと
判断されたとき、即ちパージ作用の開始後デューティ比
DPGが最小デューティ比DPGLEをまだ越えていな
いときにはステップ319にジャンプする。従ってこの
ときにはステップ309において算出されたデューティ
比がそのままデューティ比DPGとされる。一方、パー
ジ許可フラグXPGRIがセットされるとアイドリング
運転時にはステップ311からステップ315に進むの
で燃料ベーパのパージ作用が行われる。
【0056】次に図13および図14を参照して本発明
による第4実施例について説明する。なお、図13およ
び図14におけるステップ400からステップ409、
ステップ421からステップ425は夫々図5および図
6におけるステップ100からステップ109、ステッ
プ117からステップ121に対応しており、図13お
よび図14において図5および図6と異なるところはス
テップ410からステップ420である。従って図13
および図14においてステップ400からステップ40
9、ステップ421からステップ425についての説明
は省略し、ステップ410からステップ420について
のみ以下に説明する。
【0057】この実施例においても機関の運転が開始さ
れた後、最初にパージすべき条件が成立したときにアイ
ドリング運転が行われていたときにはパージ作用が禁止
される。次いでアイドリング運転状態ではなくなると燃
料ベーパのパージ作用が開始され、その後空燃比が安定
するとアイドリング運転時におけるパージ作用が許可さ
れる。即ち、パージ作用が開始された後空燃比が安定す
るとその後はアイドリング運転状態においても燃料ベー
パのパージ作用が行われる。
【0058】即ち、図13および図14を参照するとス
テップ410ではアイドリングフラグXIDLがリセッ
ト(XIDL=0)されているか否かが判別される。ア
イドリングフラグXIDLがセットされているとき、即
ちアイドリング運転時にはステップ411に進んでパー
ジ開始後空燃比が安定したときにセットされるパージ許
可フラグXPGRIがセットされているか否かが判別さ
れる。機関の運転が開始されてから初めてパージ条件1
およびパージ条件2が成立したときにはパージ許可フラ
グXPGRIはセットされておらず、従ってこのときに
はステップ412に進む。ステップ412ではデューテ
ィ比DPGが零とされる。即ち、機関の運転が開始され
てから初めてパージをすべき条件が成立したときにアイ
ドリング運転が行われていたときにはデューティ比DP
Gが零とされ、斯くして燃料ベーパのパージ作用が停止
されることになる。
【0059】一方、ステップ410においてアイドリン
グフラグXIDLがリセットされていると判別されたと
き、即ちアイドリング運転時でないときにはステップ4
13に進んでパージ開始後デューティ比DPGが最小デ
ューティ比DPGLEを越えたことを示すデューティ比
下限フラグXDPGLEがセット(XDPGLE=1)
されているか否かが判別される。デューティ比下限フラ
グXDPGLEがセットされていないときにはステップ
417にジャンプし、デューティ比下限フラグXDPG
LEがセットされているときにはステップ414に進
む。
【0060】ステップ414ではフィードバック補正係
数FAFのスキップ作用(図3のSを参照)が一定回数
以上、例えば3回以上行われたか否かが判別される。ス
キップ回数CSKIPが3回以下のときにはステップ4
17にジャンプする。これに対してスキップ回数CSK
IPが3回以上のときにはステップ416に進んでフィ
ードバック補正係数FAFが安定しているか否か、例え
ばフィードバック補正係数の平均値FAFAVが1.0
2≧FAFAV≧0.98であるか否かが判別される。
FAFAV>1.02であるか又はFAFAV<0.9
8のときにはステップ417にジャンプし、これに対し
て1.02≧FAFAV≧0.98のときにはステップ
416に進んでパージ許可フラグXPGRIがセットさ
れ、次いでステップ417に進む。
【0061】即ち、パージ作用が開始された後、スキッ
プ回数CSKIPが3回以上であれば空燃比のフィード
バック制御が安定していると考えられる。また、図4か
らわかるように1.02≧FAFAV≧0.98になれ
ば燃料ベーパのパージによる空燃比の変動分の算出、即
ちパージA/F補正係数FPGの算出も完了している。
従ってこのときにはパージ作用により空燃比は変動しな
い状態となっており、このときにパージ許可フラグXP
GRIがセットされることになる。
【0062】次いでステップ417では前回算出された
デューティ比DPGOがパージ制御弁17の流量が安定
する最小デューティ比DPGLEよりも大きいか否かが
判別される。DPGO≧DPGLEのときにはステップ
418に進んでデューティ比下限フラグXDPGLEが
セットされる(XDPGLE=1)。次いでステップ4
21に進む。
【0063】一方、DPGO<DPGLEのときにはス
テップ419に進んでデューティ比下限フラグXDPG
LEがセットされているか否かが判別される。デューテ
ィ比下限フラグXDPGLEがセットされているときに
はステップ420に進んで最小デューティ比DPGLE
がデューティ比DPGとされる。即ち、パージ作用が開
始された後、デューティ比DPGが一旦最小デューティ
比DPGLEを越えるとその後、たとえ目標デューティ
比tDGRが小さくなってデューティ比DPGが最小デ
ューティ比DPGLEより小さくなったとしてもデュー
ティ比DPGは最小デューティ比DPGLEに維持さ
れ、それによってデューティ比DPGが流量不安定領域
S内に侵入しないようにしている。
【0064】これに対しステップ419においてデュー
ティ比下限フラグXDPGLEがセットされていないと
判断されたとき、即ちパージ作用の開始後デューティ比
DPGが最小デューティ比DPGLEをまだ越えていな
いときにはステップ421にジャンプする。従ってこの
ときにはステップ409において算出されたデューティ
比がそのままデューティ比DPGとされる。一方、パー
ジ許可フラグXPGRIがセットされるとアイドリング
運転時にはステップ411からステップ417に進むの
で燃料ベーパのパージ作用が行われる。
【0065】
【発明の効果】パージ作用の開始したときに空燃比が変
動するのを阻止しつつパージする機会を増大することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】空燃比フィードバック補正係数FAFを算出す
るためのフローチャートである。
【図3】空燃比フィードバック補正係数FAFの変化を
示す図である。
【図4】パージ制御のタイムチャートである。
【図5】パージ制御の第1実施例を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図6】パージ制御の第1実施例を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図7】パージ制御弁の駆動処理を行うためのフローチ
ャートである。
【図8】燃料噴射時間を算出するためのフローチャート
である。
【図9】パージ制御の第2実施例を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図10】パージ制御の第2実施例を実行するためのフ
ローチャートである。
【図11】パージ制御の第3実施例を実行するためのフ
ローチャートである。
【図12】パージ制御の第3実施例を実行するためのフ
ローチャートである。
【図13】パージ制御の第4実施例を実行するためのフ
ローチャートである。
【図14】パージ制御の第4実施例を実行するためのフ
ローチャートである。
【図15】パージ制御弁の駆動パルスのデューティ比と
パージ流量との関係を示す図である。
【符号の説明】
4…燃料噴射弁 5…サージタンク 11…キャニスタ 17…パージ制御弁 31…空燃比センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発燃料を一時的に蓄えるキャニスタ
    と、キャニスタから吸気通路内にパージされる燃料ベー
    パのパージ量を制御するパージ制御弁とを具備し、燃料
    ベーパのパージ作用を開始したときにはパージ制御弁の
    開弁量が徐々に増大せしめられる内燃機関の蒸発燃料処
    理装置において、吸入空気量がアイドリング運転時の吸
    入空気量よりも多い予め定められた吸入空気量以上のと
    きに燃料ベーパのパージ作用を開始させるパージ作用開
    始手段と、燃料ベーパのパージ作用が開始された後にア
    イドリング運転時における燃料ベーパのパージ作用を許
    可するパージ作用許可手段とを具備した内燃機関の蒸発
    燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 上記パージ作用開始手段は機関の運転状
    態がアイドリング運転以外のときに燃料ベーパのパージ
    作用を開始させる請求項1に記載の内燃機関の蒸発燃料
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記パージ作用許可手段は燃料ベーパの
    パージ作用が開始された後、パージ制御弁の開弁量がパ
    ージ制御弁の流量の安定する予め定められた開弁量を越
    えたときにアイドリング運転時における燃料ベーパのパ
    ージ作用を許可する請求項1に記載の内燃機関の蒸発燃
    料処理装置。
  4. 【請求項4】 上記パージ作用許可手段は燃料ベーパの
    パージ作用が開始された後、パージ率が予め定められた
    パージ率を越えたときにアイドリング運転時における燃
    料ベーパのパージ作用を許可する請求項1に記載の内燃
    機関の蒸発燃料処理装置。
  5. 【請求項5】 空燃比を検出するための空燃比検出手段
    と、空燃比の変動量に基づいてパージベーパ濃度を算出
    するパージベーパ濃度算出手段と、算出されたパージベ
    ーパ濃度に基づいてパージ作用が開始されたときに空燃
    比が目標空燃比に維持されるよう供給燃料量を補正する
    補正手段とを具備し、上記パージ作用許可手段は燃料ベ
    ーパのパージ作用が開始され該補正手段による供給燃料
    量の補正が完了した後にアイドリング運転時における燃
    料ベーパのパージ作用を許可する請求項1に記載の内燃
    機関の蒸発燃料処理装置。
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