JP3444100B2 - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料処理装置

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JP3444100B2
JP3444100B2 JP18771096A JP18771096A JP3444100B2 JP 3444100 B2 JP3444100 B2 JP 3444100B2 JP 18771096 A JP18771096 A JP 18771096A JP 18771096 A JP18771096 A JP 18771096A JP 3444100 B2 JP3444100 B2 JP 3444100B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の蒸発燃料
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の燃料ベーパを急激に機関吸気通路
内にパージすると空燃比のフィードバック制御が追従で
きず、空燃比が大巾に変動する。そこでこのように空燃
比が大巾に変動するのを阻止するために燃料ベーパのパ
ージ作用を開始するときには燃料ベーパのパージ量を徐
々に増大させるようにした、即ちパージ量を制御するた
めのパージ制御弁の開弁量を徐々に増大させるようにし
た内燃機関が公知である(特開平7−247919号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようにパ
ージ制御弁の開弁量を徐々に増大させるようにした場合
でも開弁量の増大作用中に空燃比が変動したときに、例
えば空燃比がリッチになったときにはパージ制御弁の開
弁量を減少させるようにした場合には空燃比がリッチと
リーン間でハンチングするという問題を生ずる。次にこ
のことについて図16(A)および(B)を参照しつつ
説明する。
【0004】図16(A)は一般的に使用されているパ
ージ制御弁を図解的に示したものであって、Aは弁体、
Bはばね、Cはコア、Dはソレノイドを夫々示す。ソレ
ノイドDには駆動パルスが印加され、この駆動パルスの
デューティ比を制御することによって弁体Aの開弁量が
制御される。図16(B)はソレノイドDに印加される
駆動パルスのデューティ比とパージ流量の関係を示して
いる。図16(B)からわかるように或る程度デューテ
ィ比が大きいときには実線で示す如くパージ流量はデュ
ーティ比に比例するがデューティ比が小さくなると破線
で示す如くパージ流量がデューティ比に比例しなくな
る。
【0005】即ち、図16(A)に示すようにパージ制
御弁では弁体Aが開弁するためにはばねBのばね力およ
び弁体Aの上面中央部に作用する負圧による吸引力に打
ち勝つための電磁吸引力が必要であり、従ってデューテ
ィ比が或る程度以上大きくならないと弁体Aは開弁しな
い。しかも弁体Aが開弁するときには弁体Aの開弁量は
一気に大きくなる。また、デューティ比が小さいときに
は駆動パルスの発生時間が短かいために弁体Aが完全に
開弁せず、このときの弁体Aの位置が定まらないために
パージ流量が不安定となる。このようにパージ流量が不
安定になる領域は破線Sで囲まれた領域であり、例えば
デューティ比が8パーセント以下において流量不安定領
域となる。
【0006】この流量不安定領域内ではデューティ比が
或る値を越えると弁体Aが一気に開弁し、斯くして多量
の燃料ベーパが急激に吸気通路内にパージされるので空
燃比が一時的にリッチとなる。空燃比が一時的にリッチ
になると今度はパージ流量を低下させるべくデューティ
比が低下せしめられ、デューティ比が或る値よりも低下
すると今度は弁体Aが急激に閉弁してしまう。その結
果、燃料ベーパのパージ作用が急激に停止せしめられ、
今度は空燃比がリーンとなる。空燃比がリーンになると
パージ流量を増大すべくデューティ比が再び増大せしめ
られ、デューティ比が或る値を越えると弁体Aが一気に
開弁する。このようにして空燃比がリッチとリーンの間
でハンチングすることになる。
【0007】このような空燃比のハンチングを生じると
機関回転数が変動するばかりでなく、場合によってはエ
ンジンストールに至るという問題を生ずる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに1番目の発明では、蒸発燃料を一時的に蓄えるキャ
ニスタと、キャニスタから吸気通路内にパージされる燃
料ベーパのパージ量を制御するパージ制御弁と、空燃比
を検出するための空燃比検出手段と、検出された空燃比
に基づいてフィードバック補正係数を算出する算出手段
と、フィードバック補正係数の値に基づいてパージベー
パ濃度を算出する算出手段と、算出されたパージベーパ
濃度に基づいて空燃比が目標空燃比となるような燃料噴
射量を算出する算出手段とを具備し、燃料ベーパのパー
ジ作用を開始するときには空燃比の変動に応じパージ制
御弁の開弁量を増大減少させつつパージ制御弁を全閉状
態から目標開度に向けて徐々に開弁させるようにした内
燃機関の蒸発燃料処理装置において、パージ制御弁の
動パルスのデューティ比が流量不安定領域にあるか否か
を判別する領域判別手段を具備し、燃料ベーパのパージ
作用を開始すべくパージ制御弁の駆動パルスのデューテ
ィ比を流量不安定領域内で零から徐々に増大していると
きにフィードバック補正係数の値が予め定められた値よ
りも小さくなったときには駆動パルスのデューティ比が
増大するのを停止して駆動パルスのデューティ比を増大
停止時のデューティ比に保持するようにしている。
【0009】2番目の発明では、蒸発燃料を一時的に蓄
えるキャニスタと、キャニスタから吸気通路内にパージ
される燃料ベーパのパージ量を制御するパージ制御弁
と、空燃比を検出するための空燃比検出手段と、検出さ
れた空燃比に基づいてフィードバック補正係数を算出す
る算出手段と、フィードバック補正係数の値に基づいて
パージベーパ濃度を算出する算出手段と、算出されたパ
ージベーパ濃度に基づいて空燃比が目標空燃比となるよ
うな燃料噴射量を算出する算出手段とを具備し、燃料ベ
ーパのパージ作用を開始するときには空燃比の変動に応
じパージ制御弁の開弁量を増大減少させつつパージ制御
弁を全閉状態から目標開度に向けて徐々に開弁させるよ
うにした内燃機関の蒸発燃料処理装置において、パージ
制御弁の駆動パルスのデューティ比が流量不安定領域に
あるか否かを判別する領域判別手段を具備し、燃料ベー
パのパージ作用を開始すべくパージ制御弁の駆動パルス
のデューティ比を流量不安定領域内で零から徐々に増大
しているときにフィードバック補正係数の値が予め定め
られた値よりも小さくなったときには駆動パルスのデュ
ーティ比をパージ流量の安定するデューティ比まで増大
した後、パージ流量の安定するデューティ比に保持する
ようにしている。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、1は機関本
体、2は吸気枝管、3は排気マニホルド、4は各吸気枝
管2に夫々取付けられた燃料噴射弁を示す。各吸気枝管
2は共通のサージタンク5に連結され、このサージタン
ク5は吸気ダクト6およびエアフローメータ7を介して
エアクリーナ8に連結される。吸気ダクト6内にはスロ
ットル弁9が配置される。また、図1に示されるように
内燃機関は活性炭10を内蔵したキャニスタ11を具備
する。このキャニスタ11は活性炭10の両側に夫々燃
料蒸気室12と大気室13とを有する。燃料蒸気室12
は一方では導管14を介して燃料タンク15に連結さ
れ、他方では導管16を介してサージタンク5内に連結
される。導管16内には電子制御ユニット20の出力信
号により制御されるパージ制御弁17が配置される。燃
料タンク15内で発生した燃料蒸気は導管14を介して
キャニスタ11内に送り込まれて活性炭10に吸着され
る。パージ制御弁17が開弁すると空気が大気室13か
ら活性炭10内を通って導管16内に送り込まれる。空
気が活性炭10内を通過する際に活性炭10に吸着され
ている燃料蒸気が活性炭10から脱離され、斯くして燃
料蒸気を含んだ空気、即ち燃料ベーパが導管16を介し
てサージタンク5内にパージされる。
【0012】電子制御ユニット20はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス21によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)22,RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)23,CPU(マイクロプロセ
ッサ)24、入力ポート25および出力ポート26を具
備する。エアフローメータ7は吸入空気量に比例した出
力電圧を発生し、この出力電圧がAD変換器27を介し
て入力ポート25に入力される。スロットル弁9にはス
ロットル弁9がアンドリング開度のときにオンとなるス
ロットルスイッチ28が取付けられ、このスロットルス
イッチ28の出力信号が入力ポート25に入力される。
機関本体1には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生
する水温センサ29が取付けられ、この水温センサ29
の出力電圧がAD変換器30を介して入力ポート25に
入力される。排気マニホルド3には空燃比センサ31が
取付けられ、この空燃比センサ31の出力信号がAD変
換器32を介して入力ポート25に入力される。更に入
力ポート25にはクランクシャフトが例えば30度回転
する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ33が
接続される。CPU24ではこの出力パルスに基いて機
関回転数が算出される。一方、出力ポート26は対応す
る駆動回路34,35を介して燃料噴射弁4およびパー
ジ制御弁17に接続される。
【0013】図1に示す内燃機関では基本的には次式に
基いて燃料噴射時間TAUが算出される。 TAU=TP・{K+FAF−FPG} ここで各係数は次のものを表わしている。 TP:基本燃料噴射時間 K:補正係数 FAF:フィードバック補正係数 FPG:パージA/F補正係数 基本燃料噴射時間TPは空燃比を目標空燃比とするのに
必要な実験により求められた噴射時間であってこの基本
燃料噴射時間TPは機関負荷Q/N(吸入空気量Q/機
関回転数N)および機関回転数Nの関数として予めRO
M22内に記憶されている。
【0014】補正係数Kは暖機増量係数や加速増量係数
を一まとめにして表わしたもので増量補正する必要がな
いときにはK=0となる。パージA/F補正係数FPG
はパージが行われたときに噴射量を補正するためのもの
であり、機関の運転が開始されてからパージが開始され
るまでの間はFPG=0とされる。
【0015】フィードバック補正係数FAFは空燃比セ
ンサ31の出力信号に基いて空燃比を目標空燃比に制御
するためのものである。目標空燃比としてはどのような
空燃比を用いてもよいが図1に示す実施例では目標空燃
比が理論空燃比とされており、従って以下目標空燃比を
理論空燃比とした場合について説明する。なお、目標空
燃比が理論空燃比であるときには空燃比センサ31とし
て排気ガス中の酸素濃度に応じ出力電圧が変化するセン
サが使用され、従って以下空燃比センサ31をO2 セン
サと称する。このO2 センサ31は空燃比が過濃側のと
き、即ちリッチのとき0.9(V)程度の出力電圧を発
生し、空燃比が稀薄側のとき、即ちリーンのとき0.1
(V)程度の出力電圧を発生する。まず初めにこのO2
センサ31の出力信号に基いて行われるフィードバック
補正係数FAFの制御について説明する。
【0016】図2はフィードバック補正係数FAFの算
出ルーチンを示しており、このルーチンは例えばメイン
ルーチン内で実行される。図2を参照するとまず初めに
ステップ40においてO2 センサ31の出力電圧Vが
0.45(V)よりも高いか否か、即ちリッチであるか
否かが判別される。V≧0.45(V)のとき、即ちリ
ッチのときにはステップ41に進んで前回の処理サイク
ル時にリーンであったか否かが判別される。前回の処理
サイクル時にリーンのとき、即ちリーンからリッチに変
化したときにはステップ42に進んでフィードバック補
正係数FAFがFAFLとされ、ステップ43に進む。
ステップ43ではフィードバック補正係数FAFからス
キップ値Sが減算され、従って図3に示されるようにフ
ィードバック補正係数FAFはスキップ値Sだけ急激に
減少せしめられる。次いでステップ44ではFAFLと
FAFRの平均値FAFAVが算出される。次いでステ
ップ45ではスキップフラグがセットされる。一方、ス
テップ41において前回の処理サイクル時にはリッチで
あったと判別されたときはステップ46に進んでフィー
ドバック補正係数FAFから積分値K(K≪S)が減算
される。従って図2に示されるようにフィードバック補
正係数FAFは徐々に減少せしめられる。
【0017】一方、ステップ40においてV<0.45
(V)であると判断されたとき、即ちリーンのときには
ステップ47に進んで前回の処理サイクル時にリッチで
あったか否かが判別される。前回の処理サイクル時にリ
ッチのとき、即ちリッチからリーンに変化したときには
ステップ48に進んでフィードバック補正係数FAFが
FAFRとされ、ステップ49に進む。ステップ49で
はフィードバック補正係数FAFにスキップ値Sが加算
され、従って図3に示されるようにフィードバック補正
係数FAFはスキップ値Sだけ急激に増大せしめられ
る。次いでステップ44ではFAFLとFAFRの平均
値FAFAVが算出される。一方、ステップ47におい
て前回の処理サイクル時にはリーンであったと判別され
たときはステップ50に進んでフィードバック補正係数
FAFに積分値Kが加算される。従って図3に示される
ようにフィードバック補正係数FAFは徐々に増大せし
められる。
【0018】空燃比がリッチとなってFAFが小さくな
ると燃料噴射時間TAUが短かくなり、空燃比がリーン
となってFAFが大きくなると燃料噴射時間TAUが長
くなるので空燃比が理論空燃比に維持されることにな
る。なお、パージ作用が行われていないときには図3に
示すようにフィードバック補正係数FAFは1.0を中
心として変動する。また、図3からわかるようにステッ
プ44において算出された平均値FAFAVはフィード
バック補正係数FAFの平均値を示している。
【0019】図3からわかるようにフィードバック補正
係数FAFは積分定数Kでもって比較的ゆっくりと変化
せしめられるので多量の燃料ベーパが急激にサージタン
ク5内にパージされて空燃比が急激に変動するともはや
空燃比を理論空燃比に維持することができず、斯くして
空燃比が変動することになる。従って図1に示す実施例
では空燃比が変動するのを阻止するためにパージを行う
ときにはパージ量を徐々に増大させるようにしている。
即ち、図1に示す実施例ではパージ制御弁17に印加さ
れる駆動パルスのデューティ比を制御することによって
パージ制御弁17の開弁量が制御されており、パージを
開始したときには駆動パルスのデューティ比が徐々に増
大せしめられる。このように駆動パルスのデューティ比
を徐々に増大すると、即ちパージ量を徐々に増大させる
とパージ量の増大中であってもフィードバック補正係数
FAFによるフィードバック制御によって空燃比は理論
空燃比に維持され、斯くして空燃比が変動するのを阻止
することができる。
【0020】しかしながら冒頭で述べたようにパージを
開始したときにパージ制御弁17の開弁量を徐々に増大
させると、即ち本発明による実施例では駆動パルスのデ
ューティ比を徐々に増大させると空燃比がリッチとリー
ンの間でハンチングを生ずるという問題がある。そこで
本発明による第1実施例ではパージを開始したときに駆
動パルスのデューティ比が図16(B)に示す流量不安
定領域内にあるときには駆動パルスのデューティ比が減
少するのを禁止するようにしている。次にこのことにつ
いて図4を参照しつつ説明する。
【0021】図4にはフィードバック補正係数FAFの
変化と、パージA/F補正係数FPGの変化と、パージ
率PGRの変化と、駆動パルスのデューティ比DPGの
変化とが示されている。図4においてt1 はパージが開
始されたときを示しており、従って図4からパージが開
始されると駆動パルスのデューティ比DPGが徐々に増
大せしめられ、従ってパージ率PGRが徐々に増大せし
められることがわかる。しかしながらこのようにデュー
ティ比DPGが徐々に増大せしめられてもパージ制御弁
17は依然として閉弁し続けている。
【0022】一方、図4の時刻t2 はパージ制御弁17
が急激に開弁したところを示している。パージ制御弁1
7が急激に開弁すると多量の燃料ベーパがサージタンク
5内に急激に供給されるために空燃比はリッチとなり、
斯くして空燃比を理論空燃比にすべくフィードバック補
正係数FAFが低下し続ける。次いでFAFは0.85
よりも小さくなる。FAFが0.85よりも小さくなる
ということは多量の燃料ベーパがパージされていること
を意味しており、従って通常はFAFが0.85よりも
小さくなるとデューティ比DPGが減少せしめられてパ
ージ率PGRが低下せしめられる。
【0023】しかしながらこの第1実施例ではFAFが
0.85よりも小さくなるとデューティ比DPGはその
ときのデューティ比DPGに維持される。次いでFAF
が0.85よりも大きくなれば再びデューティ比DPG
が増大せしめられ、その後FAFが再び0.85よりも
小さくなればデューティ比DPGはそのときのデューテ
ィ比DPGに維持される。次いでデューティ比DPGが
流量不安定領域Sから抜け出すと、即ち流量の安定する
最小デューティ比DPGLEよりも大きくなるとデュー
ティ比DPGは徐々に増大せしめられる。このようにこ
の第1実施例ではデューティ比DPGが流量不安定領域
S内にあるときには空燃比の変動によってデューティ比
DPGを減少すべきときにデューティ比DPGが一定に
保持されるのでパージ制御弁17が急激に閉弁すること
がなく、斯くして空燃比がリッチとリーンの間でハンチ
ングするのを阻止することができる。
【0024】なお、図4に示されるようにFAFが0.
85よりも小さくなった後に上昇したときには、即ちF
AFが0.85よりも小さくなった後に空燃比が理論空
燃比に維持され始めるとパージA/F補正係数FPGが
徐々に増大せしめられ、それに伴なってFAFは徐々に
1.0に戻される。次いでFAFが1.0を中心として
変動し始めるとパージA/F補正係数FPGはほぼ一定
に維持される。このときのパージA/F補正係数FPG
の値は燃料ベーパのパージによる空燃比の変動分を表わ
している。その後パージ作用が停止され、その後パージ
作用が再開されたときにはパージA/F補正係数FPG
の値としてパージ停止時のFPGの値が使用され、駆動
パルスのデューティ比DPGの値としてパージ停止時の
DPGの値が使用される。
【0025】次に図5から図7を参照しつつパージ制御
ルーチンについて説明する。なお、このルーチンは一定
時間毎の割込みによって実行される。図5および図6を
参照するとまず初めにステップ100においてパージ制
御弁17の駆動パルスのデューティ比の計算時期か否か
が判別される。本発明による実施例ではデューティ比の
計算は100msec毎に行われる。デューティ比の計算時
期でないときにはステップ118にジャンプしてパージ
制御弁17の駆動処理が実行される。これに対してデュ
ーティ比の計算時期であるときにはステップ101に進
んでパージ条件1が成立しているか否か、例えば暖機が
完了したか否かが判別される。パージ条件1が成立して
いないときにはステップ119に進んで初期化処理が行
われ、次いでステップ120ではデューティ比DPGお
よびパージ率PGRが零とされる。これに対してパージ
条件1が成立しているときにはステップ102に進んで
パージ条件2が成立しているか否か、例えば空燃比のフ
ィードバック制御が行われているか否かが判別される。
パージ条件2が成立していないときにはステップ120
に進み、パージ条件2が成立しているときにはステップ
103に進む。
【0026】ステップ103では全開パージ量PGQと
吸入空気量QAとの比である全開パージ率PG100
(=(PGQ/QA)・100)が算出される。ここで
全開パージ量PGQはパージ制御弁17を全開にしたと
きのパージ量を表わしている。全開パージ率PG100
は例えば機関負荷Q/N(吸入空気量QA/機関回転数
N)と機関回転数Nの関数であって予め実験により求め
られており、下表に示すようなマップの形で予めROM
22内に記憶されている。
【0027】
【表1】
【0028】機関負荷Q/Nが低くなるほど吸入空気量
QAに対する全開パージ量PGQは大きくなるので表1
に示されるように全開パージ率PG100は機関負荷Q
/Nが低くなるほど大きくなり、また機関回転数Nが低
くなるほど吸入空気量QAに対する全開パージ量PGQ
は大きくなるので表1に示されるように全開パージ率P
G100は機関回転数Nが低くなるほど大きくなる。
【0029】次いでステップ104ではフィードバック
補正係数FAFが上限値KFAF15(=1.15)と
下限値KFAF85(=0.85)との間にあるか否か
が判別される。KFAF15>FAF>KFAF85の
ときには、即ち空燃比が理論空燃比にフィードバック制
御されているときにはステップ105に進んでパージ率
PGRが零であるか否かが判別される。既にパージ作用
が行われているときにはPGR>0であるのでこのとき
にはステップ107にジャンプする。これに対してまだ
パージ作用が開始されていないときにはステップ106
に進んでパージ率PGROが再開パージ率PGRとされ
る。機関の運転が開始されてから初めてパージ条件1お
よびパージ条件2が成立したときには初期化処理(ステ
ップ119)によりパージ率PGROは零とされている
のでこのときにはPGR=0となる。これに対してパー
ジ作用が一旦中止され、その後パージ制御が再開された
ときにはパージ制御が中止されたときのパージ率PGR
Oが再開パージ率PGRとされる。
【0030】次いでステップ107ではパージ率PGR
に一定値KPGRuを加算することによって目標パージ
率tPGR(=PGR+KPGRu)が算出される。即
ち、KFAF15>FAF>KFAF85のときには目
標パージ率tPGRが100msec毎に徐々に増大せしめ
られることがわかる。なお、この目標パージ率tPGR
に対しては上限値P(Pは例えば6%)が設定されてお
り、従って目標パージ率tPGRは上限値Pまでしか上
昇できない。次いでステップ109に進む。
【0031】一方、ステップ104においてFAF≧K
FAF15であるか又はFAF≦KFAF85であると
判別されたときにはステップ108に進み、パージ率P
GRから一定値KPGRdを減算することによって目標
パージ率tPGR(=PGR−KPGRd)が算出され
る。即ち、燃料ベーパのパージ作用により空燃比を理論
空燃比に維持しえないときには目標パージ率tPGRが
減少せしめられる。なお、目標パージ率tPGRに対し
ては下限値S(S=0%)が設定されている。次いでス
テップ109に進む。
【0032】ステップ109では目標パージ率tPGR
を全開パージ率PG100により除算することによって
パージ制御弁17の駆動パルスのデューティ比DPG
(=(tPGR/PG100)・100)が算出され
る。従ってパージ制御弁17の駆動パルスのデューティ
比DPG、即ちパージ制御弁17の開弁量は全開パージ
率PG100に対する目標パージ率tTPGの割合に応
じて制御されることになる。このようにパージ制御弁1
7の開弁量を全開パージ率PG100に対する目標パー
ジ率tTPGの割合に応じて制御すると目標パージ率t
TPGがどのようなパージ率であったとしても機関の運
転状態にかかわらず実際のパージ率が目標パージ率に維
持され、斯くして空燃比が変動しなくなる。
【0033】例えば今、目標パージ率tTPGが2%で
あり、現在の運転状態における全開パージ率PG100
が10%であったとすると駆動パルスのデューティ比D
PGは20%となり、このときの実際のパージ率は2%
となる。次いで運転状態が変化し、変化後の運転状態に
おける全開パージ率PG100が5%になったとすると
駆動パルスのデューティ比DPGは40%となり、この
ときの実際のパージ率は2%となる。即ち、目標パージ
率tTPGが2%であれば機関の運転状態にかかわらず
に実際のパージ率は2%となり、目標パージ率tTPG
が変化して4%になれば機関の運転状態にかかわらずに
実際のパージ率は4%に維持される。
【0034】次いでステップ110ではデューティ比D
PGが流量の安定する最小デューティ比DPGLEより
も大きいか否かが判別される。本発明による実施例では
この最小デューティ比DPGLEは8%とされている。
ステップ110においてDPG≧DPGLEであると判
別されたときにはステップ111に進んでパージ開始後
デューティ比DPGが最小デューティ比DPGLEを越
えたことを示すデューティ比下限フラグXDPGLEが
セットされる(XDPGLE=1)。次いでステップ1
16に進む。
【0035】一方、DPG<DPGLEのときにはステ
ップ112に進んでデューティ比下限フラグXDPGL
Eがセットされているか否かが判別される。デューティ
比下限フラグXDPGLEがセットされているときには
ステップ113に進んで最小デューティ比DPGLEが
デューティ比DPGとされる。即ち、パージ作用が開始
された後、デューティ比DPGが一旦最小デューティ比
DPGLEを越えるとその後、たとえ目標デューティ比
tPGRが小さくなってデューティ比DPGが最小デュ
ーティ比DPGLEより小さくなったとしてもデューテ
ィ比DPGは最小デューティ比DPGLEに維持され、
それによってデューティ比DPGが流量不安定領域S内
に侵入しないようにしている。
【0036】これに対しステップ112においてデュー
ティ比下限フラグXDPGLEがセットされていないと
判断されたとき、即ちパージ作用の開始後デューティ比
DPGが最小デューティ比DPGLEをまだ越えていな
いときにはステップ114に進んでデューティ比DPG
が前回算出されたデューティ比DPGOよりも大きいか
否かが判別される。DPG≧DPGOのときにはステッ
プ116にジャンプする。これに対してDPG<DPG
Oのときにはステップ115に進んでデューティ比DP
Gが前回算出されたDPGOとされ、次いでステップ1
16に進む。
【0037】即ち、図4に示されるようにFAF>0.
85のときにはデューティ比DPGは徐々に増大せしめ
られ、FAF≦0.85のときにはデューティ比DPG
は一定に保持される。その結果、パージ制御弁17が急
激に閉弁することがないので空燃比が変動するのを阻止
することができる。ステップ116では全開パージ率P
G100にデューティ比DPGを乗算することによって
実際のパージ率PGR(=PG100・(DPG/10
0))が算出される。即ち、前述したようにデューティ
比DPGは(tPGR/PG100)・100で表わさ
れ、この場合目標パージ率tPGRが全開パージ率PG
100よりも大きくなるとデューティ比DPGは100
%以上となる。しかしながらデューティ比DPGは10
0%以上にはなりえず、このときデューティ比DPGは
100%とされるために実際のパージ率PGRは目標パ
ージ率tPGRよりも小さくなる。従って実際のパージ
率PGRは上述した如くPG100・(DPG/10
0)で表わされることになる。
【0038】次いでステップ117ではデューティ比D
PGがDPGOとされ、パージ率PGRがPGROとさ
れる。次いでステップ118においてパージ制御弁17
の駆動処理が行われる。この駆動処理は図7に示されて
おり、従って次に図7に示す駆動処理について説明す
る。図7を参照するとまず初めにステップ121におい
てデューティ比の出力周期か否か、即ちパージ制御弁1
7の駆動パルスの立上り周期であるか否かが判別され
る。このデューティ比の出力周期は100msecである。
デューティ比の出力周期であるときにはステップ122
に進んでデューティ比DPGが零であるか否かが判別さ
れる。DPG=0のときにはステップ126に進んでパ
ージ制御弁17の駆動パルスYEVPがオフとされる。
これに対してDPG=0でないときにはステップ123
に進んでパージ制御弁17の駆動パルスYEVPがオン
にされる。次いでステップ124では現在の時刻TIM
ERにデューティ比DPGを加算することによって駆動
パルスのオフ時刻TDPG(=DPG+TIMER)が
算出される。
【0039】一方、ステップ121においてデューティ
比の出力周期ではないと判別されたときにはステップ1
25に進んで現在の時刻TIMERが駆動パルスのオフ
時刻TDPGであるか否かが判別される。TDPG=T
IMERになるとステップ126に進んで駆動パルスY
EVPがオフとされる。図8は燃料噴射時間TAUの算
出ルーチンを示しており、このルーチンは繰返し実行さ
れる。
【0040】図8を参照するとまず初めにステップ15
0において図2のステップ45においてセットされるス
キップフラグがセットされているか否かが判別される。
スキップフラグがセットされていないときにはステップ
156にジャンプする。これに対してスキップフラグが
セットされているときにはステップ151に進んでスキ
ップフラグがリセットされ、次いでステップ152に進
んで次式に基づき単位パージ率当りのパージベーパ濃度
ΔFPGAが算出される。
【0041】ΔFPGA=(1−FAFAV)/PGR 即ち、平均空燃比FAFAVの変動量(1−FAFA
V)はパージベーパ濃度を表わしており、従って(1−
FAFAV)をパージ率PGRで除算することによって
単位パージ率当りのパージベーパ濃度ΔFPGAが算出
される。次いでステップ153ではパージベーパ濃度Δ
FPGAをパージベーパ濃度FPGAに加算することに
よって単位パージ率当りのパージベーパ濃度FPGAが
更新される。FAFAVが1.0に近づくとΔFPGA
は零に近づき、従ってFPGAは一定値に近づいてい
く。次いでステップ154ではFPGAにパージ率PG
Rを乗算することによってパージA/F補正係数FPG
(=FPGA・PGR)が算出される。次いでステップ
155ではパージA/F補正係数FPGが増大せしめら
れた分だけフィードバック補正係数FAFを増大するた
めにFAFにΔFPGA・PGRが加算される。次いで
ステップ156では基本燃料噴射時間TPが算出され、
次いでステップ157では補正係数Kが算出され、次い
でステップ158では噴射時間TAU(=TP・(
FAF−FPG))が算出される。
【0042】図9に別の実施例を示す。なお、図9にお
いてt1 は図4と同様にパージ作用が開始されたときを
示しており、t2 は図4と同様にパージ制御弁17が急
激に開弁したときを示している。この実施例では空燃比
のフィードバック補正係数FAFが0.85よりも低下
したときにデューティ比DPGが流量の安定した最小デ
ューティ比DPGLEまで上昇せしめられる。
【0043】次に図9に示されるパージ制御を実行する
ための図10及び図11に示すルーチンについて説明す
る。このルーチンのステップ200からステップ220
は図5および図6に示すルーチンのステップ100から
ステップ120に対応している。これらステップ200
からステップ220のうちでステップ214およびステ
ップ215以外の各ステップは図5および図6の対応す
るステップと同じであり、これらステップ214および
ステップ215のみが図5および図6の対応するステッ
プと異なっている。
【0044】即ち、図10および図11を参照するとま
ず初めにステップ200においてパージ制御弁17の駆
動パルスのデューティ比の計算時期か否かが判別され
る。前述したように本発明による実施例ではデューティ
比の計算は100msec毎に行われる。デューティ比の計
算時期でないときにはステップ218にジャンプしてパ
ージ制御弁17の駆動処理が実行される。これに対して
デューティ比の計算時期であるときにはステップ201
に進んでパージ条件1が成立しているか否か、例えば暖
機が完了したか否かが判別される。パージ条件1が成立
していないときにはステップ219に進んで初期化処理
が行われ、次いでステップ220ではデューティ比DP
Gおよびパージ率PGRが零とされる。これに対してパ
ージ条件1が成立しているときにはステップ202に進
んでパージ条件2が成立しているか否か、例えば空燃比
のフィードバック制御が行われているか否かが判別され
る。パージ条件2が成立していないときにはステップ2
20に進み、パージ条件2が成立しているときにはステ
ップ203に進む。
【0045】ステップ203では全開パージ量PGQと
吸入空気量QAとの比である全開パージ率PG100
(=(PGQ/QA)・100)が算出される。次いで
ステップ204ではフィードバック補正係数FAFが上
限値KFAF15(=1.15)と下限値KFAF85
(=0.85)との間にあるか否かが判別される。KF
AF15>FAF>KFAF85のときには、即ち空燃
比が理論空燃比にフィードバック制御されているときに
はステップ205に進んでパージ率PGRが零であるか
否かが判別される。既にパージ作用が行われているとき
にはPGR>0であるのでこのときにはステップ207
にジャンプする。これに対してまだパージ作用が開始さ
れていないときにはステップ206に進んでパージ率P
GROが再開パージ率PGRとされ、次いでステップ2
07に進む。ステップ207ではパージ率PGRに一定
値KPGRuを加算することによって目標パージ率tP
GR(=PGR+KPGRu)が算出され、次いでステ
ップ209に進む。一方、ステップ204においてFA
F≧KFAF15であるか又はFAF≦KFAF85で
あると判別されたときにはステップ208に進み、パー
ジ率PGRから一定値KPGRdを減算することによっ
て目標パージ率tPGR(=PGR−KPGRd)が算
出される。次いでステップ209に進む。
【0046】ステップ209では目標パージ率tPGR
を全開パージ率PG100により除算することによって
パージ制御弁17の駆動パルスのデューティ比DPG
(=(tPGR/PG100)・100)が算出され
る。次いでステップ210ではデューティ比DPGが流
量の安定する最小デューティ比DPGLEよりも大きい
か否かが判別される。前述したように本発明による実施
例ではこの最小デューティ比DPGLEは8%とされて
いる。ステップ210においてDPG≧DPGLEであ
ると判別されたときにはステップ211に進んでパージ
開始後デューティ比DPGが最小デューティ比DPGL
Eを越えたことを示すデューティ比下限フラグXDPG
LEがセットされる(XDPGLE=1)。次いでステ
ップ216に進む。
【0047】一方、DPG<DPGLEのときにはステ
ップ212に進んでデューティ比下限フラグXDPGL
Eがセットされているか否かが判別される。デューティ
比下限フラグXDPGLEがセットされているときには
ステップ213に進んで最小デューティ比DPGLEが
デューティ比DPGとされる。即ち、パージ作用が開始
された後、デューティ比DPGが一旦最小デューティ比
DPGLEを越えるとその後、たとえ目標デューティ比
tPGRが小さくなってデューティ比DPGが最小デュ
ーティ比DPGLEより小さくなったとしてもデューテ
ィ比DPGは最小デューティ比DPGLEに維持され、
それによってデューティ比DPGが流量不安定領域S内
に侵入しないようにしている。
【0048】これに対してステップ212においてデュ
ーティ比下限フラグXDPGLEがセットされていない
と判断されたとき、即ちパージ作用の開始後デューティ
比DPGが最小デューティ比DPGLEをまだ越えてい
ないときにはステップ214に進んでフィードバック補
正係数FAFが一定値KFAF85(=0.85)より
も小さくなったか否かが判別される。KFAF85<F
AFのときにはステップ216にジャンプし、KFAF
85≧FAFになるとステップ215に進んでデューテ
ィ比下限フラグXDPGLEがセットされ、次いでステ
ップ216に進む。デューティ比下限フラグXDPGL
Eがセットされると次のデューティ比の計算時期にはス
テップ212からステップ213に進んで最小デューテ
ィ比DPGLEがデューティ比DPGとされる。
【0049】即ち、図9に示されるようにFAF>0.
85のときにはデューティ比DPGは徐々に増大せしめ
られ、FAF≦0.85になるとデューティ比DPGは
最小デューティ比DPGLEまで一気に上昇せしめられ
る。その結果、パージ制御弁17が急激に閉弁すること
がないので空燃比が変動するのを阻止することができ
る。
【0050】ステップ216では全開パージ率PG10
0にデューティ比DPGを乗算することによって実際の
パージ率PGR(=PG100・(DPG/100))
が算出される。次いでステップ217ではデューティ比
DPGがDPGOとされ、パージ率PGRがPGROと
される。次いでステップ218では図7に示されるパー
ジ制御弁17の駆動処理が行われる。
【0051】図12および図13に更に別の実施例を示
す。なお、図12および図13においてt1 はパージ作
用が開始されたときを示している。図12および図13
に示されるようにこの実施例ではパージ作用が開始され
るや否やデューティ比DPGが流量の安定した最小デュ
ーティ比DPGLEまで上昇せしめられる。その後、デ
ューティ比DPGは最小デューティ比DPGLEに維持
され、デューティ比DPGが最小デューティ比DPGL
Eに維持されてからフィードバック補正係数FAFのス
キップ作用(図3のSを参照)が3回以上行われ、FA
Fが1.05≧FAFAV≧0.95の範囲にあれば、
即ちデューティ比DPGが最小デューティ比DPGLE
に維持された後、空燃比のフィードバック制御が安定し
たときにパージ率PGRの増大作用が開始される。な
お、図12はパージ作用を開始したときに空燃比が変動
した場合を示しており、図13はパージ作用を開始して
も空燃比がほとんど変動しない場合を示している。
【0052】図14および図15は図12および図13
に示されるパージ制御を実行するためのルーチンを示し
ている。図14および図15を参照するとまず初めにス
テップ300においてパージ制御弁17の駆動パルスの
デューティ比の計算時期か否かが判別される。前述した
ように本発明による実施例ではデューティ比の計算は1
00msec毎に行われる。デューティ比の計算時期でない
ときにはステップ323にジャンプしてパージ制御弁1
7の駆動処理が実行される。これに対してデューティ比
の計算時期であるときにはステップ301に進んでパー
ジ条件1が成立しているか否か、例えば暖機が完了した
か否かが判別される。パージ条件1が成立していないと
きにはステップ324に進んで初期化処理が行われ、次
いでステップ325ではデューティ比DPGおよびパー
ジ率PGRが零とされる。これに対してパージ条件1が
成立しているときにはステップ302に進んでパージ条
件2が成立しているか否か、例えば空燃比のフィードバ
ック制御が行われているか否かが判別される。パージ条
件2が成立していないときにはステップ325に進み、
パージ条件2が成立しているときにはステップ303に
進む。
【0053】ステップ303では全開パージ量PGQと
吸入空気量QAとの比である全開パージ率PG100
(=(PGQ/QA)・100)が算出される。次いで
ステップ304では前回算出されたパージ率PGROが
零であるか否かが判別される。PGRO=0のとき、即
ちまだパージ作用が開始されていないときにはステップ
305に進んでパージ開始後空燃比が安定したときにセ
ットされるデューティ比下限フラグXDPGLEがセッ
トされているか否かが判別される。機関の運転開始後初
めてパージ条件1およびパージ条件2が成立したときに
はデューティ比下限フラグXDPGLEはリセットされ
ており、従ってこのときにはステップ306に進む。ス
テップ306では空燃比フィードバック補正係数FAF
のスキップ回数をカウントするスキップカウンタCSK
IPがクリアされる。次いでステップ307では流量の
安定する最小デューティ比DPGLE(=8%)に全開
パージ率PG100を乗算することによって目標パージ
率tPGR(=(DPGLE/100)・PG100)
が算出される。
【0054】次いでステップ318に進んで目標パージ
率tPGRを全開パージ率PG100により除算するこ
とによってパージ制御弁17の駆動パルスのデューティ
比DPG(=tPGR/PG100)・100)が算出
される。このとき目標デューティ比tPGRは(DPG
LE/100)・PG100)であるのでデューティ比
は最小デューティ比DPGLEとなる。即ち、パージ作
用が開始されるとデューティ比DPGが図12および図
13に示される如くただちに最小デューティDPGLE
まで上昇せしめられる。
【0055】次いでステップ319ではデューティ比D
PGが最小デューティ比DPGLEよりも小さいか否か
が判別される。DPG≧DPGLEのときにはステップ
321にジャンプし、DPG<DPGLEのときにはス
テップ320において最小デューティ比DPGLEがデ
ューティ比DPGとされた後にステップ321に進む。
ステップ321では全開パージ率PG100にデューテ
ィ比DPGを乗算することによって実際のパージ率PG
R(=PG100・(DPG/100))が算出され
る。次いでステップ322ではデューティ比DPGがD
PGOとされ、パージ率PGRがPGROとされる。次
いでステップ323において図7に示されるパージ制御
弁17の駆動処理が行われる。
【0056】パージ作用が開始されるとステップ304
ではPGRO=0ではないと判断されるのでステップ3
08に進み、デューティ比下限フラグXDPGLEがセ
ットされているか否かが判別される。機関始動後初めて
パージ作用が開始されたときにはデューティ比下限フラ
グXDPGLEはリセットされているのでステップ30
9に進み、スキップカウント値CSKIPが一定値KC
SKIP3、例えば3よりも大きくなったか否かが判別
される。CSKIP<KCSKIP3のときにはステッ
プ311にジャンプして前回算出されたデューティ比P
GROが目標デューティ比tPGRとされ、ステップ3
18に進む。
【0057】一方、ステップ309においてCSKIP
≧KCSKIP3であると判別されたときにはステップ
310に進んでフィードバック補正係数の平均値FAF
AVが1.05≧FAFAV≧0.95であるか否か、
即ちフィードバック制御が安定しているか否かが判別さ
れる。FAFAV>1.05であるか又はFAFAV<
0.95であるときにはステップ311に進む。従って
図12および図13に示されるようにパージ作用が開始
されてからフィードバック補正係数FAFのスキップ作
用が3回行われるまではデューティ比DPGが最小デュ
ーティ比DPGLEに維持され、FAFのスキップ作用
が3回以上行われた後であってもFAFAV>1.05
又はFAFAV<0.85である限りはデューティ比D
PGが最小デューティ比DPGLEに維持される。
【0058】次いでステップ310において1.05≧
FAFAV≧0.95であると判別されるとステップ3
12に進んでデューティ比下限フラグXDPGLEがセ
ットされ、次いでステップ313に進む。ステップ31
3ではフィードバック補正係数FAFが上限値KFAF
15(=1.15)と下限値KFAF85(=0.8
5)との間にあるか否かが判別される。KFAF15>
FAF>KFAF85のときには、即ち空燃比が理論空
燃比にフィードバック制御されているときにはステップ
314に進んでパージ率PGRが零であるか否かが判別
される。既にパージ作用が行われているときにはPGR
>0であるのでこのときにはステップ316にジャンプ
する。これに対してまだパージ作用が開始されていない
ときにはステップ315に進んでパージ率PGROが再
開パージ率PGRとされる。
【0059】次いでステップ316ではパージ率PGR
に一定値KPGRuを加算することによって目標パージ
率tPGR(=PGR+KPGRu)が算出される。次
いでステップ318に進む。一方、ステップ313にお
いてFAF≧KFAF15であるか又はFAF≦KFA
F85であると判別されたときにはステップ317に進
み、パージ率PGRから一定値KPGRdを減算するこ
とによって目標パージ率tPGR(=PGR−KPGR
d)が算出される。従って、ステップ310において
1.05≧FAFAV≧0.95であると判別されると
パージ率PGRは徐々に増大せしめられる。
【0060】一方、ステップ305においてデューティ
比下限フラグXDPGLEがセットされていると判断さ
れたときには、即ち機関運転中にパージ作用が一旦中止
され、その後にパージ作用が開始されたときにはステッ
プ313にジャンプする。このときにはステップ315
においてパージ作用中止時のパージ率PGROがパージ
率PGRとされる。
【0061】
【発明の効果】パージ作用を開始したときに空燃比がハ
ンチングするのを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】空燃比フィードバック補正係数FAFを算出す
るためのフローチャートである。
【図3】空燃比フィードバック補正係数FAFの変化を
示す図である。
【図4】パージ制御のタイムチャートである。
【図5】パージ制御を実行するためのフローチャートで
ある。
【図6】パージ制御を実行するためのフローチャートで
ある。
【図7】パージ制御弁の駆動処理を行うためのフローチ
ャートである。
【図8】燃料噴射時間を算出するためのフローチャート
である。
【図9】パージ制御の別の実施例のタイムチャートであ
る。
【図10】パージ制御を実行するためのフローチャート
である。
【図11】パージ制御を実行するためのフローチャート
である。
【図12】パージ制御の更に別の実施例を示すタイムチ
ャートである。
【図13】パージ制御のタイムチャートである。
【図14】パージ制御を実行するためのフローチャート
である。
【図15】パージ制御を実行するためのフローチャート
である。
【図16】パージ制御弁の駆動パルスのデューティ比と
パージ流量との関係を示す図である。
【符号の説明】
4…燃料噴射弁 5…サージタンク 11…キャニスタ 17…パージ制御弁 31…空燃比センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発燃料を一時的に蓄えるキャニスタ
    と、キャニスタから吸気通路内にパージされる燃料ベー
    パのパージ量を制御するパージ制御弁と、空燃比を検出
    するための空燃比検出手段と、検出された空燃比に基づ
    いてフィードバック補正係数を算出する算出手段と、フ
    ィードバック補正係数の値に基づいてパージベーパ濃度
    を算出する算出手段と、算出されたパージベーパ濃度に
    基づいて空燃比が目標空燃比となるような燃料噴射量を
    算出する算出手段とを具備し、燃料ベーパのパージ作用
    を開始するときには空燃比の変動に応じパージ制御弁の
    開弁量を増大減少させつつパージ制御弁を全閉状態から
    目標開度に向けて徐々に開弁させるようにした内燃機関
    の蒸発燃料処理装置において、パージ制御弁の駆動パル
    スのデューティ比が流量不安定領域にあるか否かを判別
    する領域判別手段を具備し、燃料ベーパのパージ作用を
    開始すべくパージ制御弁の駆動パルスのデューティ比を
    該流量不安定領域内で零から徐々に増大しているときに
    フィードバック補正係数の値が予め定められた値よりも
    小さくなったときには該駆動パルスのデューティ比が増
    大するのを停止して該駆動パルスのデューティ比を増大
    停止時のデューティ比に保持するようにした内燃機関の
    蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 蒸発燃料を一時的に蓄えるキャニスタ
    と、キャニスタから吸気通路内にパージされる燃料ベー
    パのパージ量を制御するパージ制御弁と、空燃比を検出
    するための空燃比検出手段と、検出された空燃比に基づ
    いてフィードバック補正係数を算出する算出手段と、フ
    ィードバック補正係数の値に基づいてパージベーパ濃度
    を算出する算出手段と、算出されたパージベーパ濃度に
    基づいて空燃比が目標空燃比となるような燃料噴射量を
    算出する算出手段とを具備し、燃料ベーパのパージ作用
    を開始するときには空燃比の変動に応じパージ制御弁の
    開弁量を増大減少させつつパージ制御弁を全閉状態から
    目標開度に向けて徐々に開弁させるようにした内燃機関
    の蒸発燃料処理装置において、パージ制御弁の駆動パル
    スのデューティ比が流量不安定領域にあるか否かを判別
    する領域判別手段を具備し、燃料ベーパのパージ作用を
    開始すべくパージ制御弁の駆動パルスのデューティ比を
    該流量不安定領域内で零から徐々に増大しているときに
    フィードバック補正係数の値が予め定められた値よりも
    小さくなったときには該駆動パルスの デューティ比をパ
    ージ流量の安定するデューティ比まで増大した後、該パ
    ージ流量の安定するデューティ比に保持するようにした
    内燃機関の蒸発燃料処理装置。
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