JPH1034858A - コンデンサ用誘電体ポリエステルフィルムおよびコンデンサ - Google Patents

コンデンサ用誘電体ポリエステルフィルムおよびコンデンサ

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JPH1034858A
JPH1034858A JP8212008A JP21200896A JPH1034858A JP H1034858 A JPH1034858 A JP H1034858A JP 8212008 A JP8212008 A JP 8212008A JP 21200896 A JP21200896 A JP 21200896A JP H1034858 A JPH1034858 A JP H1034858A
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美紀 杉村
Hisashi Uematsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低温の熱圧着でAl蒸着フィルムと高い蜜着力
を有するコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルムおよ
びそれを用いてなるコンデンサを提供すること。 【解決手段】ポリエステル系塗料をコ−ティングしたポ
リエステルフィルムで、有機溶剤が0.5ppm以上,
3.0ppm以下含有するフィルムからなるコンデンサ
用誘電体ポリエステルフィルムおよびそれを用いてなる
コンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンデンサ用誘電体
ポリエステルフィルム及びこれを誘電体として用いたコ
ンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステルフィルムにポリ
エステルからなる塗布層を設けたコンデンサ用誘電体フ
ィルム及びそれを用いたコンデンサが、例えば特公平3
−12447号公報で、知られている。
【0003】Al蒸着フィルムとポリエステルコ−ティ
ングフィルム(コンデンサ用誘電体フィルム)を交互に
し巻回したコンデンサにおいて、前記2種のフィルムを
完全に密着させる必要がある。すなわち、Al蒸着フィ
ルムとポリエステル系樹脂をコ−ティングしたフィルム
との密着力の向上は、巻回した後のたとえばエポキシ樹
脂等の含浸剤のAl蒸着面への浸潤を防止し、最終製品
の歩留まりが少なくなるばかりか、コンデンサの寿命を
向上させるものである。
【0004】一般に密着力を向上させるためには、コ−
ティングする塗料の軟化点温度をできるだけ低くし、1
00℃〜200℃で熱圧着させる方法がとられ、このた
めに種々のジカルボン酸成分やグリコ−ル成分を共重合
したポリエステル系塗料が使用されている。
【0005】しかしながら従来技術では、熱圧着の際温
度を高くしなければ充分な密着力を得ることができず、
製品性能を低下させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、低温の熱圧着でAl蒸着フィルムと高い蜜着力
を有するコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルムを提
供せんとするものである。また、本発明の他の目的は、
かかるコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルムを用い
てなるコンデンサを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく検
討した結果、本発明者らは、特定量の有機溶剤を含有す
るコ−ティングフィルムを使用することにより、低温の
熱圧着で高い密着力が得られることを見い出した。すな
わち、有機溶剤の含有量が密着力に影響を及ぼし含有量
が少ないと密着力が弱くなり、多くなり過ぎるとコ−テ
ィング後のフィルムロ−ル製品がブロッキングをおこす
という問題があることが分かった。
【0008】すなわち、前記した本発明の目的は、下記
の本発明によって工業的に有利に達成された。
【0009】[1]ポリエステル系塗料をコ−ティング
したポリエステルフィルムであって、有機溶剤が0.5
ppm以上,3.0ppm以下含有するフィルムからな
るコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルム。
【0010】[2]ポリエステルフィルムが有機溶剤を
が0.8ppm以上,2.0ppm以下含有することを
特徴とする上記[1]に記載のコンデンサ用誘電体ポリ
エステルフィルム。
【0011】[3]有機溶剤が芳香族系であることを特
徴とする上記[1]記載のコンデンサ用誘電体ポリエス
テルフィルム。
【0012】[4]ポリエステル系塗料が、軟化点18
0℃以下の2種類以上のポリエステル系樹脂からなる塗
料であることを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれ
かに記載のコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルム。
【0013】[5]ポリエステルフィルムが厚さ2μm
以上、20μm以下で、テレフタル酸成分とエチレング
リコ−ルを主成分とするポリエステルのフィルムである
ことを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記載
のコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルム。
【0014】[6]上記[1]〜[5]のいずれかに記
載のコンデンサ用誘電体ポリエステルフィルムとAl蒸
着フィルムとから形成されるコンデンサ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明におけるポリエステルフィルムのポ
リエステルは、特に制限はないが、その構成単位の80
モル%以上がエチレンテレフタレ−トであるポリエチレ
ンテレフタレ−ト、その構成単位の80モル%以上がエ
チレンナフタレ−トであるポリエチレンナフタレ−ト、
あるいはその構成単位の80モル%が1,4−シクロヘ
キサンジメチレンテレフタレ−トであるポリ−1,4−
シクロヘキサンジメチレンテレフタレ−トであるのが好
ましい。上記の優位構成成分以外の共重合成分として
は、例えば、ジエチレングリコ−ル、プロピレングリコ
−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ポリエチレングリコ−
ル、ポリテトラメチレングリコ−ルなどのジオ−ル成
分、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸及びそのエステル形成性誘導体など
のジカルボン酸成分、オキシ安息香酸及びそのエステル
形成性誘導体などのオキシモノカルボン酸などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。また、ポリ
エステルフィルムには、酸化チタン、カ−ボンなどの配
合、フィルムの表面を粗面化するための酸化ケイ素、炭
酸カルシウムなどが配合されていても良い。
【0017】本発明におけるポリエステル系塗料とは、
ポリエステル系樹脂からなる塗料であり、ポリエステル
系樹脂を構成する成分として以下のような多価カルボン
酸及び多価ヒドロキシ化合物を例示できる。すなわち、
多価カルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、オルトフタル酸、フタル酸、4,4´ージフェニル
ジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸、2−カリウムスルホテレフタル酸、5−
ソジウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、グルタル酸、
コハク酸、トリメリット酸、トリメシン酸、無水トリメ
リット酸、無水フタル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ト
リメリット酸モノカリウム塩及びそれらのエステル形成
性誘導体などを用いることができ、多価ヒドロキシ化合
物としては、エチレングリコ−ル、1,2−プロピレン
グリコ−ル、1,3−プロピレングリコ−ル、1,3−
プロパンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,6−
ヘキサンジオ−ル、2−メチル−1,5−ペンタジオ−
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノ−ル、p−キシレ
ングリコ−ル、ビスフェノ−ルA−エチレングリコ−ル
付加物、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−
ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−
ル、ポリテトラメチレングリコ−ル、ポリテトラメチレ
ンオキシドグリコ−ル、ジメチロ−ルプロピオン酸、グ
リセリン、トリメチロ−ルプロパン、ジメチロ−ルエス
ルスルホン酸ナトリウム、ジメチロ−ルプロピオン酸カ
リウムなどを用いることができる。これらの化合物の中
から、それぞれ適宜1つ以上選択して、ポリエステル系
樹脂を常法の重合反応によって合成することができる。
【0018】コ−トする塗料は、平均粒径が0.1μm
以下の炭酸カルシウム、酸化ケイ素及び酸化アルミニウ
ム等を、ポリエステル系樹脂に対して5重量%以上、2
0重量%以下配合することが好ましく、8重量%以上、
15重量%以下がさらに好ましい。これらの添加剤を配
合する目的は、ブッロキング防止効果であり、配合する
ことにより、より低い軟化点温度のポリエステル系樹脂
を使用することができる。配合量が5重量%以下では、
ブッロキング防止効果が不十分であり、20重量%を越
えると、2次凝集粒子が増加し、コ−ト面が粗面化し密
着性能が低下する。
【0019】本発明で使用される、ポリエステル系樹脂
を溶解させる有機溶剤には、酢酸エチル、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトントルエン、キシレン、
シクロヘキサノンなどが挙げられるが、中でもトルエ
ン、キシレンなどの芳香族系のものが好ましい。しかし
ながら、これに限定されるものではない。
【0020】本発明で使用するベ−スフィルム、すなわ
ち、ポリエステル系塗料をコ−トするポリエステルフィ
ルムの膜厚さは、2μm以上、20μm以下であること
が好ましい。2μm以下では、充分なコンデンサ容量が
得られにくく、20μm以上では、コンデンサが大きく
なりすぎるという不都合がある。
【0021】本発明のポリエステル系塗料をコ−ティン
グしたポリエステルフィルムはAl蒸着フィルムとの密
着が低温の熱圧着で得られ、ブロッキングなどの不具合
の発生率を低下させるため、フィルム中の有機溶剤の含
有量を0.5ppm以上,3.0ppm以下とすること
が必要であり、0.8ppm以上、2.0ppm以下と
するのが好ましい。この範囲より含有量が少ない場合に
は、安定した密着力が得られず、逆に含有量が多い場合
には、ブロッキングが発生しやすくなる。
【0022】本発明の特徴は、Al蒸着フィルムとポリ
エステル系樹脂をコ−トしたポリエステルフィルムの熱
圧着性が、塗料に使用する有機溶剤量に大きく依存する
ことを見出だし、本発明の到達したものであり、コ−ト
フィルムに対し、特定範囲内でなくては、その効果が発
揮できないものである。とくに好ましくは、芳香族系の
有機溶剤をより多く残すことがよく、本願発明では、ト
ルエン、より好ましくは、キシレンの含有量を多くする
ことである。芳香族系の良い理由は、ベ−スフィルムと
塗料樹脂との親和性がより高いことによるものと考えら
れる。
【0023】有機溶剤の量をコントロ−ルする方法とし
ては、塗料に使用する有機溶剤の種類、配合量及び、コ
−ティング後の乾燥温度、乾燥速度等を調整することに
より行うことができる。
【0024】本発明の塗料をポリエステルフィルムに塗
布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年発
行、「コ−ティング方式」に示されるリバ−スロ−ルコ
−タ−グラビアコ−タ−、ロッドコ−タ−、エアドクタ
−コ−タ−あるいはこれら以外の塗布装置を用いて、二
軸延伸ポリエステルフィルム製造工程外で塗布液を塗布
する方法、または、フィルム製造工程内で塗布する方法
が挙げられる。
【0025】本発明の塗料の塗布は、ポリエステルフィ
ルムの片面だけでも良く、その塗布量は、0.1g/m
2 以上、1.0g/m2 以下とすることが好ましく、
0.3g/m2 以上、0.8g/m2 以下とするのがさ
らにが好ましい。塗布量が0.1g/m2 未満では、均
一な塗布層が得難いために製品に塗布むらが生じやすく
なるばかりでなく、密着力も低下する傾向があり、1.
0g/m2 を越える場合には、密着力が飽和するばかり
か、ブロッキングも発生しやすくなり実用的でなくな
る。
【0026】本発明は、ポリエステル系塗料をコ−ティ
ングしたポリエステルフィルムと、金属化誘電体フィル
ムとの密着性を向上させるものであるが、本発明で使用
する金属化誘電体フィルムとは、一般のポリエステルフ
ィルムに金属を蒸着したフィルムであり、蒸着する金属
としては、アルミニウム、パラジウム、亜鉛、ニッケ
ル、金、銀、胴、インジウム、錫、クロム、チタンなど
が挙げられるが、最も好ましい金属はアルミニウム(A
l)である。金属蒸着膜の厚さは、10〜5000オン
グストロ−ムの範囲が好ましい。蒸着の方法は、一般的
には真空蒸着法によるが、エレクトロプレ−ティング
法、スパッタリング法などの方法によっても良い。な
お、金属蒸着層はポリエステルフィルムの両面に設けて
も良い。
【0027】本発明は、ポリエステル系塗料をコ−ティ
ングしたポリエステルフィルムと、金属化誘電体フィル
ムの金属化面との密着性を向上させるものであるが、コ
ンデンサは、該2枚のフィルムの金属化面と塗料コ−テ
ィング面が接するように重ね合わせたものを一対とし巻
回してコンデンサ素子を作るが、多数枚積層して作って
も良い。コンデンサ素子は、常法に従って、例えば熱プ
レス、テ−ピング、メタリコン、電圧処理、両端面封
止、リ−ド線取り付けなどを行ってコンデンサとするこ
とができるが、これらに限定されるわけではない。
【0028】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。なお、実施例中の物性は次のようにして測定し
た。
【0029】A.フィルム中の有機溶剤 1リットルの4フッ化エチレンからなる袋に、試料1
5.0gを小片にして入れ、100mlの空気を注入す
る。この袋を170℃で10分間熱処理後室温まで冷却
し、ガスクロマトグラフを使用し測定した。
【0030】B.塗料樹脂の軟化点 3mm×3mm×3mmの試料チップをシリコンオイル
に浸し10℃/分で昇温する。この際試料の上に1mm
φの鋼鉄製の円柱状の棒を合計加重5gとなるようにの
せる。円柱状の棒が2mm試料にくいこんだ温度を軟化
点とした。(ペネトレ−ション法により測定) C.フィルムの密着力 ポリエステル系塗料をコ−トしたフィルムを幅50m
m、長さ200mmにカットする。このフィルムの塗布
層側に、同じく幅50mm、長さ200mmにカットし
たAl蒸着フィルムを重ね合わせ、120℃±2℃平面
熱板上、2100gのシリコンゴムロ−ルで100mm
/分の速度で試料を熱圧着後、試料幅を25mmとし万
能引っ張り試験機で、引っ張り速度300m/分で密着
力を測定した。
【0031】〔実施例1〜4〕メチルエチルケトン(以
下 MEK と略)40部、トルエン37部、平均粒径
0.05μmの炭酸カルシウム3部と、イソフタル酸を
共重合したポリエチレンテレフタレート系共重合体
(〔η〕=0.560、軟化点140℃)20部、を混
合し、12時間、50℃で溶解させる。この塗料原液を
Aとする。この塗料原液にトルエン、キシレンを加え、
実施例1〜4の水準で幅1000mmの12μのポリエ
ステルフィルムに、グラビアロ−ルを使用し、塗布量
0.4g/m2を目標とし、100m/分のスピ−ド、
オ−ブン温度をオ−ブン入口80℃、中140℃出口1
00℃にコントロ−ルされた一般的なグラビアコ−タ−
を使用し、コ−ト、乾燥し、表1に示す物性の誘電体フ
ィルムを得た。
【0032】
【表1】 MEKを含む有機溶剤のフィルム中の含量が多くなる
と、Al蒸着フィルムとの密着力が向上することが分か
る。特に芳香族系の有機溶剤の含有量は密着力の大きく
影響していることが分かる。
【0033】〔比較実施例1〜4〕実施例3と同一塗料
組成、条件で、グラビアロ−ルを変えることにより、ポ
リエステル樹脂の塗布量を変え、表2に示す誘電体フィ
ルムを得た。
【0034】
【表2】 フィルム中の有機溶剤の含有量が少なくなると、Al蒸
着フィルムとの密着力が低下する。逆に多くなると、密
着力は高くなるものの巻き上げたフィルムが貼り合わさ
れる一般にブロッキングと呼ばれる現象が起こり、次工
程で種々のトラブル原因となる。比較実施例3は、若干
ブロッキング現象ぎみで、比較実施例4では完全にブロ
ッキングしていた。
【0035】〔実施例5〜10〕実施例3において、炭
酸カルシウムの配合量のみ変えてコ−ティングした誘電
体フィルムを得た。それらのフィルムの物性を表3に示
す。
【0036】
【表3】 炭酸カルシウムの含有量も密着力に影響し、特定の範囲
が好ましい。
【0037】
【発明の効果】本発明のコンデンサ用誘電体ポリエステ
ルフィルムは上記構成としたことにより、Al蒸着フィ
ルムとポリエステル系樹脂をコ−ティングしたフィルム
とを熱圧着する際、低温でも高い密着力が得られるた
め、製品性能の低下を防ぎ、なおかつ、ブロッキングな
どの不具合の発生率を低くすることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル系塗料をコ−ティングしたポ
    リエステルフィルムであって、有機溶剤が0.5ppm
    以上,3.0ppm以下含有するフィルムからなるコン
    デンサ用誘電体ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】ポリエステルフィルムが有機溶剤をが0.
    8ppm以上,2.0ppm以下含有することを特徴と
    する請求項1記載のコンデンサ用誘電体ポリエステルフ
    ィルム。
  3. 【請求項3】有機溶剤が芳香族系であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のコンデンサ用誘電体
    ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】ポリエステル系塗料が、軟化点180℃以
    下の2種類以上のポリエステル系樹脂からなる塗料であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコ
    ンデンサ用誘電体ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】ポリエステルフィルムが厚さ2μm以上、
    20μm以下であって、テレフタル酸成分とエチレング
    リコ−ルを主成分とするポリエステルのフィルムである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコン
    デンサ用誘電体ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のコンデン
    サ用誘電体ポリエステルフィルムとAl蒸着フィルムと
    から形成されるコンデンサ。
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WO2015133473A1 (ja) * 2014-03-03 2015-09-11 京セラ株式会社 フィルムコンデンサおよび連結型コンデンサ、ならびにインバータ、電動車輌
CN106030737A (zh) * 2014-03-03 2016-10-12 京瓷株式会社 薄膜电容器和连结型电容器、以及逆变器、电动车辆
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