JP3279660B2 - ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムコンデンサ - Google Patents

ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムコンデンサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属蒸着ポリエチレン
−2,6−ナフタレートフィルムコンデンサに関する。
詳しくは、本発明は、基材フィルムと蒸着金属との間の
接着性の改良されたフィルムを用いた、耐湿熱特性に優
れる金属蒸着ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィ
ルムコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
エチレンテレフタレートに代表されるポリエステルフィ
ルムは、優れた機械的性質、耐熱性、電気的性質を有す
ることから、コンデンサの基材フィルムとして多用され
ている。しかしながら、近年の各種電器・電子機器等の
発達に伴い、コンデンサの小型化、長期信頼性の要求が
厳しくなっている。コンデンサの静電容量は誘電体の厚
みに反比例するので、コンデンサの誘電特性を向上させ
る目的でフィルムの厚さを薄くすることが要望されてい
る。しかしながら、従来のポリエチレンテレフタレート
フィルムを基材に用いたフィルムコンデンサでは薄膜化
の要求に十分答えられないのが現状である。すなわち、
ポリエチレンテレフタレートの極薄フィルムでは、フィ
ルム断面積あたりの強度が低いため、真空蒸着時を含む
コンデンサ製造工程における作業性が悪いという問題点
を有していた。
【0003】この問題点の解決のために特開昭62−1
36013号公報に記載されているような、基材フィル
ムにポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムを用
いたコンデンサが注目されている。しかしながら、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレートフィルムは従来のポリ
エチレンテレフタレートフィルムに比べ、接着性が悪
く、コンデンサを高温高湿化に置くと、基材フィルムと
蒸着金属との界面で透湿し、コンデンサの静電容量が経
時的に低下する等の問題があり、長期安定性の点で、コ
ンデンサの耐湿熱特性改良が求めれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、ある特定の塗布層を有し、特
定の物性を有するポリエチレン−2,6−ナフタレート
フィルムを用いたコンデンサ素子が、優れた耐湿熱性を
発揮し得ることを見いだし、本発明に至った。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、少なくとも片
面に水溶性または水分散性樹脂からなる表面粗さ(R
a)が0.005μm〜0.5μmの塗布層を有し、
該塗布層の固形分中のアルカリ金属含有量が1000p
pm以下であり、かつ下記式〜を同時に満足するポ
リエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの両面また
は片面に金属を蒸着してなるポリエチレン−2,6−ナ
フタレートフィルムコンデンサに存する。
【数1】 縦方向の F5値≧1.5×10Pa・・・ 縦方向のヤング率≧5.9×10Pa・・・ 横方向のヤング率≧5.9×10Pa・・・
【0006】本発明におけるポリエチレン−2,6−ナ
フタレートとは、その構成単位の80モル%以上がエチ
レン−2,6−ナフタレートであるポリエチレン−2,
6−ナフタレートである。上記の優位構成成分以外の共
重合成分としては、例えば、ジエチレングリコ−ル、プ
ロピレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ポリエ
チレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ルなど
のジオ−ル成分、テレフタル酸、イソフタル酸、2,7
−ナフタレンジカルボン酸、5−ソジウムスルホイソフ
タル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸および
そのエステル形成性誘導体などのジカルボン酸成分、オ
キシ安息香酸およびそのエステル形成性誘導体などのオ
キシモノカルボン酸などを用いることができる。本発明
で用いるポリエチレン−2,6−ナフタレートは、重合
度が低すぎると後述する機械的特性が低下するので、そ
の極限粘度は通常0.40cps以上であり、好ましく
は0.5〜0.7cpsである。また、本発明で用いる
ポリエチレン−2,6−ナフタレートのカルボキシル基
価は、好ましくは15〜100当量/トン、さらに好ま
しくは40〜95当量/トン、特に好ましくは50〜9
0当量/トンである。カルボキシル基の存在は塗布層と
の接着性を向上させるのでカルボキシル基価は15当量
/トン以上であることが好ましいが、カルボキシル基価
が大き過ぎるとポリエチレン−2,6−ナフタレートの
有する耐熱性、機械的特性を悪化させるので100当量
/トン以下であることが好ましい。
【0007】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフィルムは、フィルム表面の突起を形成する添加粒
子、析出粒子、その他の触媒残渣を、後述するコンデン
サの特性を悪化させない範囲内で含有していてもよい。
また、上記の突起形成剤以外の添加剤として、必要に応
じて、帯電防止剤、安定剤、潤滑剤、架橋剤、ブロッキ
ング防止剤、酸化防止剤、着色剤、光線遮断剤、紫外線
吸収剤などを、コンデンサ特性を悪化させない範囲内で
含有していてもよい。本発明におけるポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルムは、最終的に得られる特
性が本発明の要件を満足するかぎり多層構造となってい
ても構わない。多層構造の場合、その一部の層はポリエ
チレン−2,6−ナフタレート以外の層であっても構わ
ない。
【0008】本発明のコンデンサを構成する塗布層は、
水溶性または水分散性樹脂からなり、例えばポリエステ
ル系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系樹脂、エ
−テル系樹脂、ブタジエン系樹脂、アクリル系樹脂、ウ
レタン系樹脂、セルロ−ス系樹脂などから選ばれた少な
くとも一種の樹脂を含有する塗布液をポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルムに塗布後、乾燥して得ら
れる。これらの樹脂のうち特に好ましい樹脂はウレタン
系樹脂およびポリエステル系樹脂である。
【0009】ウレタン系樹脂を構成する成分として以下
のようなポリオ−ル、ポリイソシアネ−ト、鎖長延長
剤、架橋剤などを例示できる。ポリオ−ルの例として
は、ポリオキシエチレングリコ−ル、ポリオキシプロピ
レングリコ−ル、ポリオキシテトラメチレングリコ−ル
のようなポリエ−テル類、ポリエチレンアジペ−ト、ポ
リエチレン−ブチレンアジペ−ト、ポリカプロラクトン
のようなポリエステル類、アクリル系ポリオ−ル、ひま
し油などが挙げられる。ポリイソシアネ−トの例として
は、トリレンジイソシアネ−ト、フェニレンジイソシア
ネ−ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ−
ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、キシリレンジイ
ソシアネ−ト、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−トなどが挙げ
られる。鎖延長剤あるいは架橋剤の例としては、エチレ
ングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジエチレングリ
コ−ル、トリメチロ−ルプロパン、ヒドラジン、エチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジシクロヘキ
シルメタン、水などが挙げられる。
【0010】ポリエステル系樹脂を構成する成分として
以下のような多価カルボン酸および多価ヒドロキシ化合
物を例示できる。多価カルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、フタル酸、4,
4’−ジフェニルジカルボン酸、2,5−ナフタレンジ
カルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸、2−カリウムスルホテ
レフタル酸、5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸、グルタル酸、コハク酸、トリメリット酸、トリメシ
ン酸、無水トリメリット酸、無水フタル酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸、トリメリット酸モノカリウム塩およびそ
れらのエステル形成性誘導体などを用いることがでる。
【0011】多価ヒドロキシ化合物としては、エチレン
グリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−
プロピレングリコール、1,3−プロパンジオ−ル、
1,4−ブタンジオール、1,6、−ヘキサンジオ−
ル、2−メチル−1,5−ペンタンジオ−ル、ネオペン
チルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノ−
ル、p−キシリレングリコ−ル、ビスフェノ−ルA−エ
チレングリコ−ル付加物、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、、ポリエチレングリコ−ル、ポリ
プロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−
ル、ポリテトラメチレンオキシドグリコ−ル、ジメチロ
−ルプロピオン酸、グリセリン、トリメチロ−ルプロパ
ン、ジメチロ−ルエチルスルホン酸ナトリウム、ジメチ
ロ−ルプロピオン酸カリウムなどを用いることができ
る。
【0012】これらの化合物のなかから、それぞれ適宜
1つ以上選択して、常法の重縮合反応によりポリエステ
ル系樹脂を合成する。なお、上記のほか、特開昭1−1
65633号公報に記載されている、いわゆるアクリル
グラフトポリエステルや、ポリエステルポリオ−ルをイ
ソシアネ−トで鎖延長したポリエステルポリウレタンな
どのポリエステル成分を有する複合高分子も本発明のポ
リエステル系樹脂に含まれる。
【0013】本発明の塗布層を構成する樹脂は、安全衛
生上、水を媒体とする塗布剤であることが望ましいが、
本発明の要旨を越えない範囲内で、水への分散性を改良
する目的あるいは造膜性能を改良する目的で有機溶剤を
含有していてもよい。有機溶剤としては、イソプロピル
アルコ−ル、エチルアルコ−ル等のアルコ−ル類、エチ
レングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル等のジオ−ル
類、エチルセロソルブ、n−ブチルセロソルブ等のグリ
コ−ル誘導体、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
−テル類、酢酸エチル等の酢酸エステル類、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、N−メチルピロリドン等のアミ
ド類が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0014】水を媒体とする場合は、界面活性剤などに
よって強制分散化した塗布剤であってもよいが、好まし
くはポリエ−テル類のような親水性のノニオン成分や、
四級アンモニウム塩のようなカチオン性基を有する自己
分散型塗布剤であり、さらに好ましくは、アニオン性基
を有する水溶性または水分散性の塗布剤である。アニオ
ン性基を有する水溶性または水分散性の塗布剤とは、ア
ニオン性基を有する化合物を共重合やグラフトなどによ
り樹脂に結合させたものであり、アニオン性基とは、ス
ルホン酸、カルボン酸、リン酸およびそれらの塩等から
適宜選択される。樹脂に水溶性を付与するためには、ア
ニオン性基の対イオンをアルカリ金属イオンとするのが
よいが、後述するコンデンサの耐湿熱性の観点からアニ
オン性基の対イオンは、アンモニウムイオンを含むアミ
ン系オニウムイオンから選択するのが好ましい。アニオ
ン性基を有する水溶性または水分散性の塗布剤のアニオ
ン性基の量は、好ましくは0.05重量%〜15重量%
の範囲であり、さらに好ましくは0.1重量%〜10重
量%の範囲であり、最も好ましくは0.5重量%〜8重
量%の範囲である。アニオン性基量が0.05重量%未
満では、樹脂の水溶性あるいは水分散性が劣る傾向があ
り、アニオン性基量が15重量%を超えると、塗布後の
下塗り層の耐水性が劣ったり、吸湿してフィルムが相互
に固着したり、耐湿熱接着性を低下させたりすることが
ある。
【0015】本発明における塗布液には、塗布層の固着
性(ブロッキング性)、耐水性、耐溶剤性、機械的強度
の改良のために架橋剤としてイソシアネ−ト系化合物、
エポキシ系化合物、アミン系化合物、アジリジン化合
物、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジ
ルコ−アルミネ−ト系カップリング剤、過酸化物、熱お
よび光反応性のビニル化合物や感光性樹脂などを含有し
てもよい。また、固着性や滑り性改良のために、塗布液
中に無機系微粒子としてシリカ、シリカゾル、アルミ
ナ、アルミナゾル、ジルコニウムゾル、カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化チタン、
硫酸バリウム、カ−ボンブラック、硫化モリブデン、酸
化アンチモンゾルなどを、有機系微粒子としてポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
アクリル酸エステル、エポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂、
フッ素樹脂などを、後述する表面粗さの範囲内となるよ
うに含有していてもよい。さらに、必要に応じて消泡
剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料な
どを含有していてもよい。
【0016】塗布液中のアルカリ金属含有量は、塗布液
の固形分中、1000ppm以下であり、さらに好まし
くは500ppm以下であり、特に好ましくは200p
pm以下である。塗布液中のアルカリ金属含有量が多く
なると、コンデンサの耐湿熱特性が悪くなる傾向があ
る。工業的実生産の原料合成から調液行程において塗布
液中のアルカリ金属の不純物としての混入は避けられな
い。また商業的に入手可能な塗布剤に水道水や、地下水
が用いられることもしばしばである。さらには、本発明
に好ましく用いられるアニオン系樹脂の親水性官能基の
対イオンとして、アルカリ金属が用いられることは樹脂
の水溶化のために一般的である。したがって、必要に応
じて脱イオン処理を施すことで所望の塗布液を得る場合
もある。
【0017】上述した塗布液をポリエチレン−2,6−
ナフタレートフィルムに塗布する方法としては原崎勇次
著、槙書店、1979年発行、「コ−ティング方式」に
示されるリバ−スロ−ルコ−タ−、グラビアコ−タ−、
ロッドコ−タ−、エアドクターコ−タ−あるいはこれら
以外の塗布装置を用いて、すでに二軸延伸されたフィル
ムに塗布してもよく、また二軸延伸フィルム製造工程内
で塗布してもよい。二軸延伸フィルム製造工程内で塗布
する方法として、縦方向に一軸延伸されたポリエチレン
−2,6−ナフタレートフィルムに塗布し、乾燥または
未乾燥の状態でさらに先の一軸延伸方向と直角の方向に
延伸した後、熱処理を施す方法が、製膜および塗布乾燥
を同時に行えることから製造コスト面を加味したメリッ
トが大きく、特に好ましく採用されるが、これに限定さ
れるわけではない。上述のフィルムを得るための延伸工
程は、好ましくは120〜180℃で行われ、延伸倍率
は、面積倍率で少なくとも4倍以上、好ましくは6〜2
0倍である。延伸されたフィルムは150〜250℃で
熱処理される。さらに、熱処理の最高温度ゾ−ンおよび
/または熱処理出口のク−リングゾ−ンにて縦方向およ
び横方向に0.1〜20%弛緩することが好ましい。特
に、120〜180℃でロ−ル延伸法によりフィルム長
手方向に2〜6倍延伸された一軸延伸ポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルムに塗布液を塗布し、適当
な乾燥を施し、あるいは乾燥を施さず、ポリエチレン−
2,6−ナフタレート一軸延伸フィルムを直ちに先の延
伸方向とは直角方向に120〜180℃で2〜6倍に延
伸し、150〜250℃で1〜600秒間熱処理を行う
方法が好ましい。本方法によるならば、延伸と同時に塗
布層の乾燥が可能になると共に塗布層の厚さを延伸倍率
に応じて薄くすることができ、ポリエチレン−2,6−
ナフタレートフィルム基材として好適なフィルムを比較
的安価に製造できる。
【0018】塗布層の厚さは、0.01〜3μmの範囲
が好ましく、さらに好ましくは0.02〜1μmの範囲
である。塗布層の厚さは、コンデンサ小型化の要請から
も薄くするのが好ましい。しかしながら塗布層の厚さが
0.01μm未満の場合には、均一な塗布層が得がたい
ために製品に塗布むらが生じやすくなる。本発明におけ
る塗布液は、ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィ
ルムの片面だけに塗布してもよいし、両面に塗布しても
よい。片面にのみ塗布した場合、その反対面には本発明
の塗布液以外のものを用いた塗布層を必要に応じて形成
し、本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレートフィ
ルムに他の特性を付与することもできる。なお、塗布剤
のフィルムへの塗布性、接着性を改良するため、塗布前
にフィルムに化学処理や放電処理を施してもよい。ま
た、本発明の二軸延伸ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフィルムの塗布層の接着性、塗布性などを改良する
ために、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよ
い。
【0019】上記のように形成された塗布層表面の中心
線平均粗さ(Ra)は、0.005〜0.5μmの範囲
であり、さらに好ましくは0.02〜0.3μm、特に
好ましくは0.05〜0.1μmの範囲である。Raが
0.005μm未満ではフィルムの滑り性が不十分で作
業性が悪化する。一方、Raが0.5μmを超えると、
表面が粗れすぎて耐電圧特性や耐湿熱特性が悪化するよ
うになり好ましくない。塗布層の水滴接触角は60°以
上であることが好ましい。水滴接触角が60°未満であ
ると、金属蒸着膜と耐水接着性が悪化し、コンデンサの
耐湿熱特性の改良効果が劣る傾向がある。したがって、
塗布剤の親水基量、乳化剤量、親水性化合物量は、上記
水滴接触角となるよう選択される。
【0020】本発明で用いるポリエチレン−2,6−ナ
フタレート積層フィルムの長手方向の5%伸びの強度F
5 値は、1.5×108 Pa以上であり、縦方向のヤン
グ率は5.9×109 Pa以上、横方向のヤング率は
5.9×109 Pa以上である。かかる強度を満足しな
いフィルムでは、薄膜化を達成できない。なお、本発明
でいう薄膜化とは、基材フィルムの厚さが9μm以下の
ことであり、好ましくは5μm以下、さらに好ましくは
2.5μm以下である。ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート積層フィルムの密度は、1.360g/cm3
上であることが好ましく、さらに好ましくは1.370
g/cm3 以上である。密度が小さいとフィルムの寸法
安定性が悪化することがある。フィルムの寸法安定性を
維持するためには、縦横ともに150℃30分での収縮
率を通常5%以下、好ましくは3%以下、さらに好まし
くは2%以下となるように、熱固定時の弛緩などで調整
する。
【0021】積層フィルムに蒸着する金属としては、ア
ルミニウム、パラジウム、亜鉛、ニッケル、金、銀、
銅、インジウム、錫、クロム、チタン等が挙げられる
が、最も好ましい金属はアルミニウムである。なお、上
記の金属には金属の酸化物も含まれる。金属蒸着膜の厚
さは10〜5000Åの範囲が好ましい。蒸着の方法
は、一般的には真空蒸着法によるが、エレクトロプレ−
ティング法、スパッタリング法等の方法によってもよ
い。なお、金属蒸着層はポリエチレン−2,6−ナフタ
レートフィルムの両面に設けてもよい。また、金属蒸着
後に蒸着金属層の表面処理や他の樹脂による被覆処理を
行ってもよい。このようにして得られた金属蒸着ポリエ
ステルフィルムを2枚重ね合わせて巻回(両面金属蒸着
ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムと本発明
におけるポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム
を含む他のフィルムとの巻回も含む)、または多数枚積
層してコンデンサ素子を作り、常法にしたがって、例え
ば、熱プレス、テ−ピング、メタリコン、電圧処理、両
端面封止、リ−ド線取り付けなどを行ってコンデンサと
することができるが、これらに限定されるわけではな
い。コンデンサの長期信頼性の点から、本発明における
コンデンサは、その電極間に60V/μmの直流電圧を
印加しながら温度60℃、湿度95%RH雰囲気下に1
000時間放置した後の静電容量変化率が−10%〜1
0%のコンデンサであることが好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、実施
例中の評価方法は下記のとおりである。実施例および比
較例中、「部」とあるのは「重量部」を示す。 (1)アルカリ金属イオンの分析 バリアン社製原子吸光分析計(スペクトロAA)を用い
て、Li,Na,K,Rb,Cs,Frについて検量線
法により定量した。
【0023】(2)中心線平均粗さ(Ra) (株)小坂研究所社製表面粗さ測定機(SE−3F)を
用いて次のようにして求めた。すなわち、フィルム断面
曲線からその中心線方向に基準長さL(2.55mm) の部分
を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をx軸、縦倍率
の方向をy軸として粗さ曲線y=f(x) で表したとき、
次の式で与えられた値を[μm]で表す。中心線平均粗
さは、試料フィルム表面10本の断面曲線を求め、これ
らの断面曲線から求めた抜き取り部分の中心線平均粗さ
の平均値で表した。なお、触針の先端半径は2μm、荷
重は30mmgとし,カットオフ値は0.8mmとし
た。 Ra=∫0 L|f(x)|dx
【0024】(3)水滴接触角 温度23℃、湿度50%RH雰囲気下での試料フィルム
と蒸留水との接触角を接触角計(協和界面化(株)社
製、CA−DT−A型)を用いて測定した。接触角は、
左右2点、試料数3点で計6点測定し、平均値を求め接
触角とした。なお、水滴の直径は2mmとし、滴下後1
分後の数値を読み取った。 (4)引張強度(F5 値) (株)インテスコ製 引張試験機インテスコモデル20
01型を用いて、温度23度、湿度50%RHに調節さ
れた室内において、長さ50mm,幅15mmの試料フ
ィルムを50mm/minの速度で引っ張り、5%伸張
時の強度をF5値とした。
【0025】(5)ヤング率 (株)インテスコ製引張試験機インテスコモデル200
1型を用いて温度23℃湿度50%RHに調節された室
内において、長さ300mm、幅20mmの試料フィル
ムを10%/minの歪速度で引っ張り、引張応力−歪
曲線の初めの直線部分を用いて次の式によって計算す
る。 E=Δσ/Δε (上記式中、Eはヤング率(kg重/mm2 )であり、
Δσは直線上の2点間の元の平均断面積による応力差、
Δεは同じ2点間の歪差である) (6)耐電圧特性 JIS C−2319に準じて測定を行った。すなわ
ち、10kV直流耐電圧試験機を用い、23℃、50%
RHの雰囲気下にて、100V/秒の昇圧速度で上昇さ
せ、フィルムが破壊し短絡した時の電圧を読み取った。
【0026】(7)静電容量の変化 無負荷試験 コンデンサを60℃、95%RHの雰囲
気下に1000時間放置し、初期静電容量を基準値とす
る静電容量変化率として求めた。すなわち、1000時
間後の静電容量から初期静電容量を差し引いた値を、初
期静電容量で除して百分率で表記した。 負荷試験 コンデンサの電極間に60V/μmの直流
電圧を印加しつつ温度60℃、湿度95%RHの雰囲気
下に1000時間放置し、初期静電容量を基準値とする
静電容量変化率として求めた。すなわち、1000時間
後の静電容量から初期静電容量を差し引いた値を、初期
静電容量で除して百分率で表記した。 (8)カルボキシル基価 Pohlの方法に(Anal.Chem.,26,16
14(1954))に準拠して測定した。
【0027】実施例1 (ポリエチレンナフタレートフィルムの製造)常法に従
い、平均粒径1.2μmのシリカ粒子を0.3%含有す
る固有粘度0.68、カルボキシル基価80当量/トン
のポリエチレンナフタレート原料を乾燥し、300℃で
押出機よりシート状に押し出し、静電印加冷却法を用い
て無定形シートとした。得られた無定形シートを135
℃で4.2倍縦方向に延伸し、続いて官能基としてカル
ボン酸アンモニウム塩を有する水分散型ポリウレタン
(大日本インキ化学工業社製、商品名ハイドランAP4
0)100部(固形分重量、以下同様)からなり水を媒
体とする塗布剤を片面に塗布し、横方向に140℃で
4.0倍延伸し、巾出ししながら230℃で熱固定を行
い、冷却時に縦および横方向に4%弛緩させながら巻き
付けてとり、塗布層の厚さ0.04μm、フィルム厚み
1.5μmの二軸延伸ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフィルムを得た。得られたフィルムの密度は1.3
75g/cm3 であった。塗布液中のアルカリ金属含有
量は塗布液の固形分換算値で、Naが44ppm、Kが
5.8ppmであり、その他のアルカリ金属は検出限界
以下であった。また、塗布層の水滴接触角は63°、中
心線平均粗さ(Ra)は0.020μmであった。
【0028】(コンデンサの製造)得られたフィルムの
塗布面上に、抵抗加熱型金属蒸着装置を用い、真空室の
圧力を10-4Torr以下としてアルミニウムを450
Åの厚みに蒸着した。その際、ポリエステルフィルムの
長手方向にマ−ジン部を有するストライプ状に蒸着した
(蒸着部の幅8mm、マ−ジン部の幅1mmの繰り返
し)。得られた蒸着ポリエステルフィルムは、左または
右に幅1mmのマ−ジン部を有する4.5mm幅のテ−
プ状にスリットした。得られた蒸着フィルムは、接着性
評価において優れた接着性を有していた。
【0029】得られた、左マ−ジンおよび右マ−ジンの
蒸着ポリエステルフィルム各1枚づつを併せて巻回し、
巻回体を得た。この時、幅方向に蒸着部分が、0.5m
mづつはみだすように2枚のフィルムをずらして巻回し
た。この巻回体を温度150℃、圧力50kg/cm2
で5分間プレスした。これに両端面にメタリコンを溶射
後リ−ド線を付した後、液状のビスフェノ−ルA型エポ
キシ樹脂による含浸層および粉末状エポキシ樹脂を加熱
溶融することによる最低厚さ0.5mmの外装を形成し
て、静電容量0.1μFのフィルムコンデンサとした。
コンデンサ製造工程の作業性は良好であった。得られた
金属蒸着フィルムコンデンサは、表1に示すとおり、耐
電圧特性に優れ、静電容量の変化の少ない、耐湿熱特性
に優れる金属蒸着フィルムコンデンサであった。
【0030】比較例1 実施例1において塗布液を塗布しない以外は実施例1と
同様にして金属蒸着フィルムコンデンサを得た。 比較例2 実施例1の塗布剤に塩化ナトリウムを添加して塗布液の
固形分換算値で、Naを2000ppm、Kを5.8p
pm、その他のアルカリ金属は検出限界以下であり、水
を媒体とする塗布液を塗布する以外は、実施例1と同様
にして、金属蒸着フィルムコンデンサを得た。
【0031】実施例2 実施例1の塗布剤の代わりに、イソフタル酸80モル
%、セバシン酸15モル%、ソジウムスルホイソフル酸
5モル%、エチレングリコ−ル75モル%、ジエチレン
グリコ−ル25モル%の水溶性ポリエステル100部か
らなり、水を媒体とする塗布液を塗布する以外は実施例
1と同様にして、金属蒸着フィルムコンデンサを得た。 実施例3 実施例1の塗布剤の代わりに、官能基としてカルボン酸
アンモニウム塩を有する水分散型ポリウレタン(大日本
インキ化学工業社製、商品名ハイドランAP40)80
部、官能基としてカルボン酸アンモニウム塩を有する水
分散型ポリエステル(日本合成化学工業社製、商品名ポ
リエスタ−WR−961)20部からなり、水を媒体と
する塗布液を塗布する以外は、実施例1と同様にして、
金属蒸着フィルムコンデンサを得た。
【0032】比較例3 常法に従い、実質的に粒子を含有しない固有粘度0.6
8、カルボキシル基価80当量/トンのポリエチレンナ
フタレート原料を用いる以外は、実施例1と同様にし
て、金属蒸着フィルムを得た。得られたフィルムの中心
線平均粗さ(Ra)は0.002μmであり、フィルム
の滑り性が悪く、実用に供し得なかった。
【0033】比較例4 常法に従い、平均粒径1.2μmのシリカ粒子を0.3
%含有する固有粘度0.66、カルボキシル基価45当
量/トンのポリエチレンテレフタレート原料を乾燥し、
290℃で押出機よりシート状に押し出し、静電印加冷
却法を用いて無定形シートとした。得られた無定形シー
トを90℃で4.2倍縦方向に延伸し、続いて官能基と
してカルボン酸アンモニウム塩を有する水分散型ポリウ
レタン(大日本インキ化学工業社製、商品名ハイドラン
AP40)100部(固形分重量、以下同様)からなり
水を媒体とする塗布剤を片面に塗布し、横方向に110
℃で3.9倍延伸し、巾出ししながら230℃で熱固定
を行い、冷却時に縦および横方向に4%弛緩させながら
巻き付けてとり、塗布層の厚さ0.04μm、フィルム
厚み1.5μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムを得た。以下実施例1と同様にして、金属蒸着
フィルムコンデンサを製造したところ、破断が多発し、
歩留が非常に悪かった。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明の金属蒸着フィルムコンデンサ
は、優れた耐湿熱特性を有しており、コンデンサの長期
信頼性向上に寄与することができ、その工業的価値は高
い。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に水溶性または水分散性
    樹脂からなる表面粗さ(Ra)が0.005μm〜0.
    5μmの塗布層を有し、当該塗布層の固形分中のアルカ
    リ金属含有量が1000ppm以下であり、かつ下記式
    〜を同時に満足するポリエチレン−2,6−ナフタ
    レートフィルムの両面または片面に金属を蒸着してなる
    ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムコンデン
    サ。 【数1】 縦方向の F5値≧1.5×10Pa・・・ 縦方向のヤング率≧5.9×10Pa・・・ 横方向のヤング率≧5.9×10Pa・・・
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