JPH10340264A - 機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10340264A
JPH10340264A JP9148834A JP14883497A JPH10340264A JP H10340264 A JPH10340264 A JP H10340264A JP 9148834 A JP9148834 A JP 9148834A JP 14883497 A JP14883497 A JP 14883497A JP H10340264 A JPH10340264 A JP H10340264A
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JP
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colloquial
syntax
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JP9148834A
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Seiko Yoshiyama
盛子 吉山
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略語表記を含む口語体で書かれた文章であっ
ても、翻訳処理前のユーザー自身の手による編集を必要
とすることなく、正しい翻訳結果が得られる機械翻訳装
置、及びその機械翻訳装置を動作させる機械翻訳処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供すること。 【解決手段】 ユーザーが口語の略語を正式な表記に書
き換える指示を出した場合には、口語の略語及びそれに
対応する正式な表記を対にして登録してある口語書き換
え辞書を検索し、該当する単語が見つかり、かつ書き換
えを行っても良い条件の場合には正式な表記に書き換え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第一言語を第二言
語に翻訳する機械翻訳装置、及びその機械翻訳装置を動
作させる機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の機械翻訳装置、及び機械翻訳処理
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体から前記プログラムを読み込むことにより機械翻訳
装置として動作するコンピュータ(以下、機械翻訳装置
等と称する)においては、口語体で表記された入力文を
翻訳した場合に、適切な翻訳結果が得られないことが多
かった。
【0003】例えば、"It's going to be colder in Ja
nuary." という英語の入力文であれば、「1月はもっと
寒くなるだろう。」という翻訳結果を得ることができる
が、前記英文中の"going to"を、その口語体である"gon
na" という略語表記で入力した場合の英文、"It's gonn
a be colder in January."では、上述のような翻訳結果
が得られず、"gonna" が翻訳辞書にもユーザー辞書にも
登録されていない単語(以下、未知語と呼ぶ)と認識さ
れるばかりでなく、入力文中の係り受け等の内部構造
(構文)を正しく解析できないために、解析中の内部構
造自体が崩壊して、奇怪な翻訳文が生成される危険があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ネッ
トワーク環境の充実によって、電子メールによる通信や
インターネット等のホームページ等の情報(以下、電子
メール等と称する)を活用する機会が急増してきてお
り、これらの電子メール等は、文章の作成の便宜から口
語体で書かれたものが多い。したがって、これらの電子
メール等を活用したい者は、その内容を理解するために
これらを自身の母国語に翻訳する必要性から、口語体で
書かれた電子メール等を翻訳する機会が多くなってき
た。
【0005】しかしながら、上述したように、前記従来
の機械翻訳装置等は、翻訳されるべき入力文が正式な表
記で入力されていることが前提となって構成されてお
り、上述したような略語表記を含む口語体で書かれた文
章を正しく翻訳することができなかった。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、略語表記を含む口語体で書かれた
文章であっても、翻訳処理前のユーザー自身の手による
編集を必要とすることなく、正しい翻訳結果が得られる
機械翻訳装置、及びその機械翻訳装置を動作させる機械
翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の機械翻訳装置は、第一言
語を入力するための入力部と、入力された第一言語を単
語に分割するための形態素解析部と、第一言語を解析す
るための構文解析部と、解析された第一言語の構文を第
二言語の構文に変換し、得られた第2言語の構文から第
二言語の翻訳文を生成するための翻訳文生成部と、前記
各部における処理のために用いられる辞書と、生成され
た第二言語の翻訳文を出力するための出力部とを備え、
さらに、前記辞書は、翻訳処理されるべき単語が口語で
用いられる略語である場合に、これを正式な表記に書き
換えるための口語書き換え辞書を備えており、この口語
書き換え辞書を参照することにより、入力文中にある口
語体の略語を本来の正しい表記に書き換えた後に翻訳を
行う。
【0008】請求項2に記載の機械翻訳装置は、前記略
語を前記口語書き換え辞書を参照して正式な表記に書き
換える処理を行うか否かをユーザーが選択するための口
語書き換え指示手段を備えており、ユーザーは、この口
語書き換え手段により、本機械翻訳装置において前記略
語から正式な表記への書き換え処理を行うか否かを選択
する。
【0009】請求項3に記載の機械翻訳装置は、前記口
語書き換え指示手段によって前記書き換え処理が指示さ
れた場合には、翻訳対象文書中の、口語書き換え辞書に
登録された単語を、正式な表記に書き換える口語書き換
え手段を備えており、前記口語書き換え指示手段により
ユーザーから前記書き換え処理が指示された場合に、前
記口語書き換え手段は、該当する口語体の略語を、前記
口語書き換え辞書を参照しながら、前記略語を正式な表
記に書き換える。
【0010】請求項4に記載の機械翻訳装置は、前記口
語書き換え指示手段によって前記書き換え処理が指示さ
れた場合であっても、前記略語が書き換えすべきでない
単語であった場合は書き換えを行うことなく出力する口
語書き換え禁止手段を備えており、前記口語書き換え指
示手段によって書き換えが指示された場合でも、翻訳対
象入力文中に、書き換えてはならない略語表記がある場
合には、口語書き換え禁止手段により、書き換えを行わ
ずに出力するため、不適切な書き換えが防止される。
【0011】請求項5に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、入
力された第一言語を単語に分割するための形態素解析手
順と、前記第一言語の構文を解析するための構文解析手
順と、解析された第一言語の構文を第二言語の構文に変
換し、得られた第二言語の構文から第二言語の翻訳文を
生成するための翻訳文生成手順とを機械翻訳装置に実行
させるためのプログラムを記録し、さらに、翻訳処理さ
れるべき単語が口語で用いられる略語である場合に、こ
れを正式な表記に書き換えるために、口語書き換え辞書
を参照しながら、前記略語を正式な表記に書き換える口
語書き換え手順を機械翻訳装置に実行させるためのプロ
グラムを記録しており、口語書き換え辞書を参照しなが
ら、翻訳対象入力文中にある口語の略語を正式な表記に
書き換える。
【0012】請求項6に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ま
た、前記書き換え処理を行うか否かをユーザーが選択す
るための口語書き換え指示プログラムを備えており、そ
の口語書き換え指示プログラムによって、ユーザーが前
記書き換え処理を選択した場合に、前記書き換え処理が
実行される。
【0013】請求項7に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前
記口語書き換え指示プログラムで前記書き換え処理が指
示された場合に、翻訳対象入力文中の該当する口語体の
略語を正式な表記に書き換える口語書き換えプログラム
を記録しており、ユーザーが書き換え処理を指示したと
きに限り前記書き換え処理を行う。
【0014】請求項8に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、さ
らに、前記口語書き換え指示プログラムによって書き換
え処理が指示された場合であっても、その略語が書き換
えすべきでないものである場合には書き換えを行わない
口語書き換え禁止プログラムを記録しており、不適切な
書き換えを防ぐ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一つの
実施の形態を、第一言語を日本語、第二言語を英語とし
た場合を例にとり説明する。
【0016】本実施の形態の機械翻訳装置の構成を図1
に示す。この図に示すように、本機械翻訳装置は、日本
語文を入力するためのキーボード等からなる入力部10
と、本機械翻訳装置において入力の英文を翻訳処理して
出力の日本語文を生成させるための各種の処理を、コン
ピュータ等の中央処理装置(CPU)において処理可能
なプログラムの形式で記憶し、さらに、前記処理に供さ
れる辞書データを記憶するROM50と、生成した翻訳
結果の英語をCRTに表示したり、プリンタから印刷す
るための出力部20と、作業用メモリ領域として用いら
れるRAM40と、前記翻訳処理に供される辞書等を記
憶する外部記憶装置(HDD)60とを、装置全体を制
御するための中央処理装置であるCPU30に接続して
構成される。
【0017】前記RAM40は、前記入力部10により
入力された英文を記憶するためのテキスト記憶領域41
と、前記入力英文を翻訳処理に供するために1文毎に分
割して記憶する入力バッファ領域42と、翻訳結果の日
本語文を記憶するための出力バッファ領域43とを備え
ている。
【0018】前記ROM50には、図3のフローチャー
トで示すプログラム、すなわち、英文を日本語文に翻訳
する翻訳プログラム51と、前記翻訳プログラム51が
その処理の実行において参照する翻訳辞書57とが記録
されている。
【0019】前記翻訳プログラム51は、入力された前
記英文を形態素解析するための形態素解析部52と、英
文の係り受けなどの構文を解析する構文解析部53と、
その解析結果に基づいて前記英文の構文を日本語の構文
に変換する構文変換部54と、その構文変換部54によ
り生成された変換結果を基に日本語の構文を生成するこ
とにより日本語文を生成する構文生成部55と、生成さ
れた日本語文に対して活用変化などの調整を行って、入
力の英文の和訳に対応する最終的な翻訳結果の日本語文
を生成する形態素生成部56とを備えている。尚、構文
変換部54、構文生成部55及び形態素生成部56が本
発明の翻訳文生成部を構成する。
【0020】前記CPU30には、また、外部記憶装置
(HDD)60が接続されており、前記翻訳辞書57と
共に任意に使用されるユーザー辞書61、及び口語体文
章に用いられる略語表現に対応する正式な表記が登録さ
れた口語書き換え辞書62が格納されており、これらは
共にユーザーが前記入力部10を介して任意に編集可能
に構成されている。
【0021】図3は、ROM50に記憶された前記プロ
グラムの動作を示すフローチャートである。
【0022】まず、口語体で書かれた電子メール等のフ
ァイルを読み込むか、またはキーボード等から入力する
ことにより、翻訳対象文が入力されると(S1、Sはス
テップを示す。以下同様)、入力された英文は、一時的
にテキスト記憶領域41に記憶される(S2)。通常、
翻訳は1文単位で行うので、テキスト記憶領域41に記
憶された英文は1文毎に区切られて入力バッファ領域4
2に記憶される(S3)。そして、ユーザーが、口語の
略語を正しい表記に書き換える処理を行うことを指示す
ると(S4:Yes)、口語書き換え辞書を検索し(S
5)、そこで該当する文字列が検索されれば(S6:Y
es)、次に書き換えを行っても良いか否かを確かめる
(S7)。
【0023】通常、文章中において、略語はそれ自体で
一つの単語として取り扱われ、直前及び直後にスペース
がつけられることから、書き換えるべき略語と一致する
文字列が文章中にあり、かつその文字列の前後にスペー
スがある場合には、その文字列は書き換えるべき略語で
ある蓋然性が高い。これに対し、ある略語と一致する文
字列が文章中にあっても、その文字列の前後にスペース
がなく、アルファベットや数字等他の文字列がある場合
には、その文字列は、ある単語の一部である蓋然性が高
く、その文字列に書き換え処理を施すことによってかえ
って翻訳対象文を破壊してしまうことになる。
【0024】したがって、前記S7の処理は、前記S6
の処理において該当する文字列が発見された場合に、そ
の直前及び直後にスペースがあるか否かを判定し、スペ
ースがある場合には(S7:Yes)、書き換えるべき
略語と見なしてS8の処理により正式表記への書き換え
を行い、スペースがない場合には(S7:No)、該当
する文字列は書き換えを行わない。
【0025】その後、S9において、形態素解析して単
語に分割する。
【0026】ユーザーが略語の書き換え処理を指示しな
かったり(S4:No)、口語書き換え辞書に該当する
単語が見つからなかったり(S6:No)、あるいは直
前及び直後に文字列が続いている場合(S7:Yes)
は、書き換えは行われず、すぐにS9の形態素解析の処
理に入る。
【0027】S9の形態素解析で単語に区切った後、S
10において構文解析を行い、単語を句にまとめ上げて
係り受けなどの解析をし、英語の構文を、2分木構造デ
ータ等の所定の構造データに変換する。そして、S11
において、解析結果である英語の構造データを日本語の
構造データに変換し、単語には訳を当てる。次に、S1
2において、日本語の構造データから日本語文を生成
し、S13において活用変化などの語尾変化を行って、
S14において日本語の翻訳結果を出力する。
【0028】以下、前記構成の機械翻訳装置の動作を、
具体例を用いて説明する。
【0029】図2は、前記口語書き換え辞書62のデー
タ構成を示す図である。この図が示すように、口語の略
語と正式な表記とが対になって登録されている。この口
語書き換え辞書62は、HDD60に格納されており、
ユーザーが任意に登録・削除等の編集を行うことができ
る。
【0030】図4は、翻訳対象の入力電子メールの一例
である。この電子メールのファイルを読み込むと(S
1)、全文がテキスト記憶領域41に一時的に記憶され
る(S2)。そして、改行コードやピリオド、コロ
ン(:)など、あらかじめ設定された文区切り記号に従
って、1文毎に区切って入力バッファ領域42に記憶さ
れる(S3)。
【0031】図5は、1文毎に区切られて英文表示枠に
表示された結果を示す図である。この図が示すように、
図4のファイルは4文に区切られている。
【0032】ここで、ユーザーが口語の略語を正しい表
記に書き換えるように指示を与えると(S4)、図2の
口語書き換え辞書を検索し(S5)、その結果、"Pre
z"、"gonna"、及び"CU" の3つの略語が検索される(S
6:Yes)。
【0033】さらに、これらの単語の前後がスペースに
なっていることから書き換え処理を行ってもよいと判断
して(S7:Yes)、"Prez"を "President"に、"gon
na"を"going to"に、"CU"を "See you"に書き換える
(S8)。
【0034】一方、例えば、文章中に"ICU" や"CU2538"
のような、直前もしくは直後にアルファベットや数字等
の文字列が存在する場合にあっては(S7:No)、た
とえ"CU"が検索されても書き換えは行わない。なぜな
ら、それらはまとめて一つの単語であり、一部分だけを
書き換えても意味がないばかりか、間違った翻訳結果を
出すことになるからである。
【0035】図6は、書き換えが行われた後の結果を示
す図である。書き換えられた後の英文はそのあと形態素
解析されて単語に区切られ、構文解析で単語が句にまと
められた後、係り受け等の解析が行われる。その後、構
文変換で単語には対訳が当てられ、英語の構造データが
日本語の構造データに変換される。そして構文生成で日
本語文が生成されて、形態素生成で活用変化などの語尾
変化を行った後、最終的に日本語の翻訳結果が出力され
る(S9〜S14)。
【0036】尚、本実施形態の機械翻訳装置は、口語書
き換え辞書、口語書き換え指示プログラム、口語書き換
えプログラム、及び口語書き換え禁止プログラム等を含
む機械翻訳処理プログラムがROMに予め格納されて構
成されていたが、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではない。例えば、これらのプログラムをフロッピー
ディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録し、コンピュータに付属または接続
した読み取り装置により読み取って、コンピュータにイ
ンストールさせることにより、そのコンピュータを上述
の実施の形態の機械翻訳装置と同様に動作させることが
できる。また、前記プログラムを、有線もしくは無線回
線を介して外部情報処理装置よりコンピュータに読み込
んで動作させることもできる。この場合、前記フロッピ
ーディスクやCD−ROMや、外部情報処理装置の当該
プログラムを格納したメモリが本発明のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を構成する。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したことから明らかなよう
に、本発明の請求項1に記載の機械翻訳装置によれば、
口語書き換え辞書を備えることによって、略語表記を含
む口語体で書かれた文章であっても、翻訳処理前のユー
ザー自身の手による編集を必要とすることなく、正しい
翻訳結果が得られる機械翻訳装置を提供することがで
き、さらに、前記口語書き換え辞書は、口語の略語及び
それに対応する正式表記のデータをユーザーが任意に登
録したり削除したりすることもできる。
【0038】請求項2に記載の機械翻訳装置によれば、
前記口語書き換え辞書を参照して前記略語を正しい表記
に書き換える処理を行うか否かをユーザーが選択するこ
とにより、口語文が含まれない定型文書を翻訳する際
に、前記書き換え処理を経る必要がないため、あらゆる
タイプの文章を高速に翻訳処理することができる。
【0039】請求項3に記載の機械翻訳装置によれば、
前記書き換えが処理指示された場合には、翻訳対象文書
中に存在する口語書き換え辞書に登録された略語を正式
な表記に書き換えることにより、略語表記を含む口語体
で書かれた文章であっても、翻訳処理前のユーザー自身
の手による編集を必要とすることなく、正しい翻訳結果
が得られる機械翻訳装置を提供することができる。
【0040】請求項4に記載の機械翻訳装置によれば、
書き換え処理が指示された場合でも、書き換えてはいけ
ない場合には書き換えを行わないようにして、不適切な
書き換えを避けることができる。
【0041】請求項5に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、その記録媒体を用いてプログラムを実行することに
より、略語表記を含む口語体で書かれた文章であって
も、翻訳処理前のユーザー自身の手による編集を必要と
することなく、正しい翻訳結果が得られると共に、口語
の略語及びそれに対応する正式表記のデータをユーザー
が任意に登録したり、削除したりすることができる。
【0042】請求項6に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、その記録媒体を用いてプログラムを実行することに
より、前記口語書き換え辞書を参照して前記略語を正し
い表記に書き換える処理を行うか否かをユーザーが選択
することができるため、口語文が含まれない定型文書を
翻訳する際に、前記書き換え処理を経る必要がなく、あ
らゆるタイプの文章を高速に翻訳処理することができ
る。
【0043】請求項7に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、その記録媒体を用いてプログラムを実行することに
より、前記書き換えが処理指示された場合には、翻訳対
象文書中に存在する口語書き換え辞書に登録された略語
を正式な表記に書き換えることにより、略語表記を含む
口語体で書かれた文章であっても、翻訳処理前のユーザ
ー自身の手による編集を必要とすることなく、正しい翻
訳結果が得られる機械翻訳装置を提供することができ
る。
【0044】請求項8に記載の機械翻訳処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、その記録媒体を用いてプログラムを実行することに
より、書き換え処理が指示された場合でも、書き換えて
はいけない場合には書き換えを行わないようにして、不
適切な書き換えを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の機械翻訳装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】口語書き換え辞書の内部データの構成を示す図
である。
【図3】本実施の形態の翻訳処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図4】翻訳対象の電子メールの一例を示す図である。
【図5】前記電子メールに対する書き換え処理の一段階
を示す図である。
【図6】前記電子メールに対する書き換え処理の結果を
示す図である。
【符号の説明】
10 入力部 20 出力部 50 ROM 52 形態素解析部 53 構文解析部 54 構文変換部 55 構文生成部 56 形態素生成部 57 翻訳辞書 62 口語書き換え辞書

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一言語を入力するための入力部と、入
    力された第一言語を単語に分割するための形態素解析部
    と、前記第一言語の構文を解析するための構文解析部
    と、解析された第一言語の構文を第二言語の構文に変換
    し、得られた第二言語の構文から第二言語の翻訳文を生
    成するための翻訳文生成部と、前記各部における処理の
    ために用いられる辞書と、生成された第二言語の翻訳文
    を出力するための出力部とを備える機械翻訳装置におい
    て、 前記辞書は、翻訳処理されるべき単語が口語で用いられ
    る略語である場合に、これを正式な表記に書き換えるた
    めの口語書き換え辞書を備えることを特徴とする機械翻
    訳装置。
  2. 【請求項2】 前記略語を前記口語書き換え辞書を参照
    して正式な表記に書き換える処理を行うか否かをユーザ
    ーが選択するための口語書き換え指示手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 前記口語書き換え指示手段によって前記
    書き換え処理が指示された場合には、翻訳対象文書中
    の、口語書き換え辞書に登録された単語を、正式な表記
    に書き換える口語書き換え手段を備えることを特徴とす
    る請求項2に記載の機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記口語書き換え指示手段によって前記
    書き換え処理が指示された場合であっても、前記略語が
    書き換えすべきでない単語であった場合は書き換えを行
    うことなく出力する口語書き換え禁止手段を備えること
    を特徴とする請求項3に記載の機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 入力された第一言語を単語に分割するた
    めの形態素解析手順と、前記第一言語の構文を解析する
    ための構文解析手順と、解析された第一言語の構文を第
    二言語の構文に変換し、得られた第二言語の構文から第
    二言語の翻訳文を生成するための翻訳文生成手順とを機
    械翻訳装置に実行させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 翻訳処理されるべき単語が口語で用いられる略語である
    場合に、これを正式な表記に書き換えるために、口語書
    き換え辞書を参照しながら、前記略語を正式な表記に書
    き換える口語書き換え手順を機械翻訳装置に実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とする、機械翻
    訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記略語を前記口語書き換え辞書を参照
    して正式な表記に書き換える処理を行うか否かをユーザ
    ーが選択するための口語書き換え指示プログラムを記録
    したことを特徴とする、請求項5に記載の機械翻訳処理
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 前記口語書き換え指示プログラムによっ
    て前記書き換え処理が指示された場合に、翻訳対象文書
    中の、口語書き換え辞書に登録された単語を、正式な表
    記に書き換える口語書き換えプログラムを記録したこと
    を特徴とする、請求項6に記載の機械翻訳処理プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記口語書き換えプログラムは、前記口
    語書き換え指示プログラムによって前記書き換え処理が
    指示された場合であっても、前記略語が書き換えすべき
    でない単語であった場合は書き換えを行うことなく出力
    する口語書き換え禁止プログラムを備えることを特徴と
    する、請求項7に記載の機械翻訳処理プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP9148834A 1997-06-06 1997-06-06 機械翻訳装置及び機械翻訳処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH10340264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016024564A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 富士通株式会社 翻訳における原文修正支援装置、支援方法及びプログラム
JP2016149019A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 セイコーソリューションズ株式会社 注文管理システム、電子機器及びプログラム

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JP2016024564A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 富士通株式会社 翻訳における原文修正支援装置、支援方法及びプログラム
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