JPH10297714A - 自動荷格納用のロボット装置 - Google Patents

自動荷格納用のロボット装置

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JPH10297714A
JPH10297714A JP9107478A JP10747897A JPH10297714A JP H10297714 A JPH10297714 A JP H10297714A JP 9107478 A JP9107478 A JP 9107478A JP 10747897 A JP10747897 A JP 10747897A JP H10297714 A JPH10297714 A JP H10297714A
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JP
Japan
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vertical axis
hand
arm
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JP9107478A
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English (en)
Inventor
Keiji Kato
圭司 加藤
Fumiko Sato
文子 佐藤
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボット装置6の荷ハンド24により走行レ
ール1,1周りの多列多段の棚3,3の荷格納部2,
2,…にウエハカセットWを出し入れする場合に、ロボ
ット装置6の軸の駆動装置や制御装置を減らして装置の
簡素化及び小型化を図るとともに、発塵源を減少させ、
クリーン度の向上のための対策を不要化してコストダウ
ンを図る。 【解決手段】 ロボット装置6は、走行台7上に旋回台
8を第1垂直軸9回りに旋回可能に支持し、この旋回台
8の支柱10に昇降台13を支持し、この昇降台13の
先端部にアーム19を旋回台8の第1垂直軸9とは所定
距離Lだけオフセットした第2垂直軸20回りに旋回可
能に支持し、このアーム19の先端部に、先端部に荷ハ
ンド24が設けられたハンド支持体22を第3垂直軸2
3回りに旋回可能に支持することで、ロボット装置6に
おける旋回台8用の旋回軸とアーム19の支持軸の1つ
とを兼用して軸数を減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路の側方に設
置された多列多段の荷格納部を有する棚に対して荷を自
動的に出し入れするようにした自動荷格納用のロボット
装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動荷格納用システ
ムとして、例えば特開平8―127405号公報に示さ
れているものが知られている。このシステムでは、ロボ
ットの走行路の周りに、走行路に沿って多列でかつ上下
方向に多段の荷格納部を有する棚が設置されている。一
方、ロボットにおいては、その走行路に沿って走行する
走行台上にターンテーブルが垂直方向の旋回軸回りに旋
回可能に支持され、このターンテーブル上に立設したマ
ストに昇降台が昇降可能に支持されている。さらに、こ
の昇降台に第1アームの基端部が垂直軸回りに旋回可能
に支持されるとともに、この第1アームの先端部に第2
アームの基端部が垂直軸回りに旋回可能に支持され、こ
の第2アームの先端部にチャック等のハンドが垂直軸回
りに旋回可能に支持されている。そして、走行台の走行
移動、ターンテーブルの旋回動作及び昇降台の昇降移動
により、ハンドを棚の所定の荷格納部に位置付けるとと
もに、その状態でアームを伸縮動作させてハンドを上記
荷格納部に対して進退させ、荷格納部に対する荷の出し
入れを行うようになされている。
【0003】また、この他、特開平8―2615号公報
に示されるように、ロボットとして、走行台上に支柱を
立設してそれにキャリッジを昇降可能に支持し、このキ
ャリッジに回転テーブルを旋回可能に支持するととも
に、この回転テーブル上に第1及び第2の2つのアーム
を介して荷支持部(ハンド)を連結したものも知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばクリ
ーンルームにおいて、成膜装置に使用されるウエハ収納
用のウエハカセットをロボットにより水平に保持しなが
らアームの伸縮により直線的に進退させて棚に出し入れ
する場合、ロボットのハンドを、上記従来例のように第
1アーム基端部、両アーム間及び第2アーム先端にそれ
ぞれ位置する3つの垂直軸を介して連結することが必要
であり、これら3つの垂直軸を位置制御して垂直軸回り
に各部材を旋回させることで、ハンドを直進状態で進退
させることができる。
【0005】しかしながら、その反面、上記従来のもの
では、いずれも、ロボットのハンドを棚の目的の荷格納
部に位置付けるに当たり、走行台の走行動作、昇降台の
昇降動作、及び旋回台の旋回動作が行われるため、上記
3つの垂直軸の他、走行台の走行軸、昇降台の昇降軸及
び旋回台の旋回軸の3つを加えた6軸が必要となる。従
って、駆動装置や制御装置も6軸分必要となり、装置が
大型で高コストになるのは避けられない。しかも、軸に
よる発塵源が増加するので、そのことに対処するために
クリーンルームのクリーン度を上げねばならず、システ
ムが大型になったり複雑になったりするという問題があ
った。
【0006】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、上記のようにロボットのハンドに
よりロボット走行路側方の多列多段の棚に荷を出し入れ
する場合において、そのロボットの軸構造を改良するこ
とで、駆動装置や制御装置を減らして装置の簡素化及び
小型化を図るとともに、発塵源を減少させ、クリーン度
の向上のための対策を不要化して、コストダウンを図る
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、ロボットにおける旋回台の旋回軸
とアームの支持軸の1つとを兼用して軸数を減らすよう
にした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、走行路
の周りに配置された多列多段の荷格納部を有する棚に対
し荷を出し入れするようにした自動荷格納用のロボット
装置が前提である。そして、このロボット装置は、上記
走行路に沿って走行する走行台と、この走行台上に第1
垂直軸回りに旋回可能に支持され、支柱が立設された旋
回台と、この旋回台の支柱に沿って昇降する昇降台と、
基端部が上記昇降台に上記第1垂直軸とはオフセットし
た位置で第2垂直軸回りに旋回可能に支持されたアーム
と、基端部が上記アームの先端部に第3垂直軸回りに旋
回可能に支持され、先端部に荷ハンドが設けられたハン
ド支持体とを備えたことを特徴としている。
【0009】一方、請求項2の発明では、ロボット装置
は、支柱が立設されかつ走行路に沿って走行する走行台
と、この走行台の支柱に沿って昇降する昇降台と、この
昇降台に第1垂直軸回りに旋回可能に支持された旋回台
と、基端部が上記旋回台に上記第1垂直軸とはオフセッ
トした位置で第2垂直軸回りに旋回可能に支持されたア
ームと、基端部が上記アームの先端部に第3垂直軸回り
に旋回可能に支持され、先端部に荷ハンドが設けられた
ハンド支持体とを備えたものである。
【0010】上記の構成により、ロボット装置における
ハンド支持体先端の荷ハンドを棚の所定の荷格納部に位
置付けるときには、走行台を走行路に沿って走行させ、
昇降台を昇降させ、さらに旋回台を旋回させることで、
荷ハンドを目的の荷格納部に対応させ、この後、上記旋
回台を第1垂直軸回りに旋回させるとともに、アームを
第2垂直軸回りに、また荷ハンド(ハンド支持体)を第
3垂直軸回りにそれぞれ旋回させることにより、荷ハン
ドを棚の荷格納部に対して進退させる。すなわち、上記
アーム基端部の第2垂直軸は旋回台の旋回中心である第
1垂直軸とはオフセットした位置に配置されているの
で、アームが第1垂直軸回りに仮想アームを介して連結
されていることとなり、この旋回台の第1垂直軸回りの
旋回動作により仮想アームを介してアームを旋回させる
ようになる。このため、荷ハンド進退用の3つの軸の1
つが旋回台の旋回中心である第1垂直軸と兼用されるこ
ととなり、この軸の減った分だけ、各軸用の駆動装置や
制御装置を減らしてロボット装置の簡素化及び小型化を
図ることができる。また、発塵源が減少するので、クリ
ーンルームでの用途においても、クリーン度の向上のた
めの対策は不要となり、コストダウンを図ることができ
る。
【0011】請求項3の発明では、上記第1〜第3垂直
軸の位置制御により、荷ハンドを棚の各荷格納部に対し
て直線的に進退させるように構成する。このように荷ハ
ンドが棚の荷格納部に向かって直線的に進退移動するこ
とで、荷の出し入れが容易となる。
【0012】請求項4の発明では、上記第2及び第3垂
直軸の位置制御により、アーム、ハンド支持体及び荷ハ
ンドを上方から見て旋回台の範囲内に収納するように構
成する。こうすれば、上記アームやハンド支持体等が旋
回台から突出しないので、旋回台の旋回動作のとき等に
アーム等がロボット周囲の部分と接触することはなく、
ロボットの旋回動作等を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図3は本発明の実施形態の全体構
成を示し、1,1は例えば成膜用ウエハ(図示せず)の
倉庫として使用されるクリーンルームの床面に互いに平
行に敷設された走行路としての2条の走行レールで、こ
の走行レール1,1の両側にはそれぞれ走行レール1,
1に沿って多列でかつ上下方向に沿って多段の荷格納部
2,2,…を有する棚3,3が設置されている。尚、図
示しないが、走行レール1,1の端部側方にも同様の棚
3が設置されている。
【0014】6は上記走行レール1,1上を走行する荷
格納用のロボット装置で、このロボット装置6により、
各棚3の荷格納部2,2,…に対し、ウエハ収納保管用
のウエハカセットW(荷)を出し入れするようになって
いる。
【0015】すなわち、上記ロボット装置6は、図1に
も示すように、上記走行レール1,1上をそのレール1
に沿ったY軸方向に走行する箱状の走行台7を備え、こ
の走行台7は内部の走行モータ(図示せず)により駆動
されて走行する。走行台7上には、円板状の旋回台8
(ターンテーブル)がその円板中心に位置する旋回軸と
しての第1垂直軸9(図1では軸線にて示す)回りに旋
回可能に支持され、この旋回台8は走行台7内の駆動モ
ータ(図示せず)により第1垂直軸9を介して旋回駆動
される。
【0016】上記旋回台8の上面にはその中心(第1垂
直軸9の位置)からずれた一側部に上下方向に延びる1
本の中空状の支柱10が立設され、この旋回台8上の支
柱10には該支柱10に沿ったZ軸方向に昇降する中空
状の昇降台13が支持されている。具体的には、図2及
び図3に示す如く、上記支柱10において旋回台8の中
心に対応する前側面には支柱10の略全体に亘り上下方
向に延びる凹溝11が形成され、この凹溝11の底面に
は1条の垂直レール12が一体に設けられている。一
方、昇降台13の基端側側面(図2で左側側面)には上
下1対のスライダ14,14が一体的に取付固定され、
この各スライダ14は上記支柱10の垂直レール12に
摺動可能にかつ水平面内で揺動不能に結合支持されてお
り、この各スライダ14の垂直レール12との結合構造
により、昇降台13が支柱10に沿って昇降可能に支持
されている。さらに、支柱10の上下端には1対の歯付
プーリ15,15(上側のみ図示する)が軸支されてい
て、上端の歯付プーリ15は図外の昇降モータにより正
逆転方向に回転駆動される。この歯付プーリ15には歯
付ベルト16が巻き掛けられている。この歯付ベルト1
6はその前側部(図2で右側部)が支柱10の前側を上
下方向に延び、その途中には上記昇降台13が上下のベ
ルト固定部材17,17を介して移動一体に固定されて
いる。一方、歯付ベルト16の後側部は中空状の支柱1
0内部を上下方向に延び、その中間には所定の重さの錘
(図示せず)が固定されており、歯付プーリ15の正逆
転駆動により歯付ベルト16を長さ方向に移動させて昇
降台13を昇降させるようにしている。
【0017】上記昇降台13の先端部(前端部)は旋回
台8における中心(第1垂直軸9)を越えて支柱10と
反対側端部付近まで延び、この昇降台13の先端部上面
にはアーム19の基端部が、上記第1垂直軸9とは前側
に所定距離Lだけオフセットした位置の第2垂直軸20
(図1では軸線にて示す)回りに旋回可能に支持され、
このアーム19は昇降台13内の軸駆動モータ(図示せ
ず)により第2垂直軸20を介して旋回駆動されるよう
になっている。
【0018】また、上記アーム19の先端部上面にはハ
ンド支持体22の基端部が第3垂直軸23(図1では軸
線にて示す)回りに旋回可能に支持され、このハンド支
持体22はその内部の軸駆動モータ(図示せず)により
旋回駆動される。ハンド支持体22の先端部には二股状
の荷ハンド24が形成されており、荷ハンド24は二股
状部をウエハカセットW上面に突設した係合ピンW1に
差し込んだ状態でウエハカセットWを吊下げ支持するよ
うになっている。
【0019】そして、図4〜図8に示すように、上記旋
回モータ及び各軸駆動モータの駆動によって第1〜第3
垂直軸9,20,23を位置制御することにより、荷ハ
ンド24を各棚3の各荷格納部2に対して直線的に進退
させるとともに、図4に示す如く、第2及び第3垂直軸
20,23を位置制御することにより、アーム19、ハ
ンド支持体22及び荷ハンド24を上方から見て旋回台
8の範囲内に収納するように構成されている。
【0020】次に、上記実施形態の作動について説明す
る。棚3,3における所定の1つの荷格納部2にウエハ
カセットWを格納する場合、まず、ロボット装置6の走
行台7を走行レール1,1に沿ってY軸方向に走行させ
るとともに、歯付プーリ15の駆動により昇降台13を
Z軸方向に昇降させ、さらに旋回台8を旋回させること
で、図4に示すように、ハンド支持体22先端の荷ハン
ド24を目的の荷格納部2に対応させる。
【0021】このとき、軸駆動モータによる第2及び第
3垂直軸20,23の位置制御により、アーム19、ハ
ンド支持体22及び荷ハンド24は上方から見て旋回台
8の範囲内に収納されている。このため、これらアーム
19、ハンド支持体22及び荷ハンド24が旋回台8か
ら突出しないので、旋回台8の旋回動作時等にアーム1
9等がロボット装置6周囲の棚3等と接触することはな
く、ロボット装置6の旋回動作等を容易に行うことがで
きる。
【0022】このようにしてロボット装置6の荷ハンド
24を棚3の目的の荷格納部2に位置付けた後、上記ア
ーム19を第2垂直軸20回りに、またハンド支持体2
2を第3垂直軸23回りにそれぞれ若干の角度だけ図4
で時計回り方向に回動させる。このことで、図5に示す
ように、荷ハンド24に支持されているウエハカセット
Wをその開口側が棚3における荷格納部2の開口面と平
行になるように制御する。そして、これ以後はウエハカ
セットWが荷格納部2に向かって直線状に前進するよう
に制御する。
【0023】すなわち、図5に示す状態から、旋回台8
を第1垂直軸9回りに若干の角度だけ反時計回り方向
に、またアーム19も第2垂直軸20回りに若干の角度
だけ反時計回り方向に、さらにはハンド支持体22を第
3垂直軸23回りに若干の角度だけ時計回り方向にそれ
ぞれ回動させることで、図6に示す如く、ウエハカセッ
トW(荷ハンド24)を少し前進させる。次いで、旋回
台8を第1垂直軸9回りに、またアーム19を第2垂直
軸20回りにそれぞれ反時計回り方向に少しの角度だけ
回動させるとともに、ハンド支持体22を第3垂直軸2
3回りに時計回り方向に回動させることで、図7に示す
如く、ウエハカセットWをさらに前進させる。そして、
旋回台8を第1垂直軸9回りに時計回り方向に、またア
ーム19を第2垂直軸20回りに反時計回り方向に、さ
らにハンド支持体22を第3垂直軸23回りに時計回り
方向にそれぞれ回動させることで、図8に示すように、
荷ハンド24を前進端に位置付けてウエハカセットWを
荷格納部2内に完全に格納する。尚、以上の図4〜図8
に示す動作は継目なく滑らかに行われる。
【0024】この後、昇降台13の若干の下降動作によ
り、ウエハカセットWを荷格納部2の棚面上に載置し
て、荷ハンド24をウエハカセットWの係合ピンW1か
ら外す。しかる後、上記とは逆の動作(図8→図4)に
より空状態の荷ハンド24を後退させる。
【0025】これに対し、棚3の荷格納部2に格納され
ているウエハカセットWを取り出す場合には、以上に説
明した逆の動作を行い、空状態の荷ハンド24をその前
進(図4→図8の動作)により目的の荷格納部2にある
ウエハカセットWの係合ピンW1に差し込んだ後、昇降
台13の上昇によりウエハカセットWを荷ハンド24に
より吊り上げ、次いで、荷ハンド24を後退(図8→図
4の動作)させればよい。
【0026】したがって、この実施形態においては、ロ
ボット装置6におけるアーム19基端部を昇降台13の
先端に支持する第2垂直軸20が、旋回台8の旋回中心
となる第1垂直軸9とはオフセットした位置に配置され
ているので、アーム19が第1垂直軸9回りに昇降台1
3を仮想アームとして連結されていることとなる。この
ため、荷ハンド24進退用の3つの軸9,20,23の
1つが旋回台8の旋回中心である第1垂直軸9と兼用さ
れ、この軸の減った分だけ、モータやその制御装置を減
らしてロボット装置6の簡素化及び小型化を図ることが
できる。また、発塵源が減少するので、クリーンルーム
での用途であっても、クリーン度の向上のための対策は
不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0027】また、荷ハンド24が棚3の各荷格納部2
に対して進退する際、第1〜第3垂直軸9,20,23
の位置制御により直線的に進退するので、荷格納部2に
対するウエハカセットWの出し入れを容易に行うことが
できる。
【0028】尚、上記実施形態では、走行台7に旋回台
8を旋回可能に支持して、その旋回台8の支柱10に昇
降台13を昇降可能に支持し、この昇降台13にアーム
19を支持しているが、これに代えて、走行台7に支柱
を立設してその支柱に昇降台を昇降可能に支持し、この
昇降台に旋回台を第1垂直軸回りに旋回可能に支持し、
この旋回台にアーム19の基端部を上記第1垂直軸とは
オフセットした位置で第2垂直軸回りに旋回可能に支持
するようにしてもよく、上記実施形態と同様の作用効果
が得られる。
【0029】また、上記実施形態はクリーンルームでウ
エハカセットWを棚3の荷格納部2に出し入れする場合
であるが、本発明はこれ以外の用途に対しても適用でき
るのは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、走行路の周りに配置された多列多段の荷格納部を有
する棚に荷を出し入れするロボット装置として、走行台
上に旋回台を垂直軸回りに旋回可能に支持し、この旋回
台の支柱に昇降台を支持し、この昇降台にアームを旋回
台の垂直軸とはオフセットした垂直軸回りに旋回可能に
支持し、このアームの先端部に、先端部に荷ハンドが設
けられたハンド支持体をさらに他の垂直軸回りに旋回可
能に支持した。また、請求項2の発明では、ロボット装
置は、走行台上の支柱に昇降台を支持し、この昇降台に
旋回台を垂直軸回りに旋回可能に支持し、この旋回台に
アームを旋回台の垂直軸とはオフセットした位置の垂直
軸回りに旋回可能に支持し、このアームの先端部に、先
端部に荷ハンドを有するハンド支持体を他の垂直軸回り
に旋回可能に支持したものとした。従って、これらの発
明によると、荷ハンド進退用の3つの軸の1つが旋回台
の旋回中心である垂直軸と兼用されるので、この軸の減
った分だけ、各軸用の駆動装置や制御装置を減らしてロ
ボット装置の簡素化及び小型化を図ることができるとと
もに、発塵源の減少により、クリーンルームでのクリー
ン度の向上対策を不要としてコストダウンを図ることが
できる。
【0031】請求項3の発明によると、上記旋回台、ア
ーム及びハンド支持体の各旋回軸となる3つの垂直軸の
位置制御により、荷ハンドを棚の各荷格納部に対して直
線的に進退させるようにしたことにより、荷ハンドを棚
の荷格納部に直線的に進退移動でき、荷の出し入れの容
易化を図ることができる。
【0032】請求項4の発明によると、アーム及びハン
ド支持体の各旋回軸となる2つの垂直軸の位置制御によ
り、アーム、ハンド支持体及び荷ハンドを上方から見て
旋回台の範囲内に収納するようにしたことで、アーム等
の旋回台からの突出をなくしてロボットの旋回動作等の
容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロボット装置を示す斜
視図である。
【図2】ロボット装置の先端部及び昇降台の昇降機構を
示す拡大側面図である。
【図3】棚に対するロボット装置の配置構造を示す平面
図である。
【図4】ロボット装置の前進動作開始状態を示す平面図
である。
【図5】ロボット装置の前進動作の第1中間状態を示す
図4相当図である。
【図6】ロボット装置の前進動作の第2中間状態を示す
図4相当図である。
【図7】ロボット装置の前進動作の第3中間状態を示す
図4相当図である。
【図8】ロボット装置の前進動作終了状態を示す図4相
当図である。
【符号の説明】
1 走行レール(走行路) 2 荷格納部 3 棚 6 ロボット装置 7 走行台 8 旋回台 9 第1垂直軸 10 支柱 13 昇降台 19 アーム 20 第2垂直軸 22 ハンド支持体 23 第3垂直軸 24 荷ハンド W ウエハカセット(荷)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路の周りに配置された多列多段の荷
    格納部を有する棚に対し荷を出し入れするようにした自
    動荷格納用のロボット装置において、 上記走行路に沿って走行する走行台と、 上記走行台上に第1垂直軸回りに旋回可能に支持され、
    支柱が立設された旋回台と、 上記旋回台の支柱に沿って昇降する昇降台と、 基端部が上記昇降台に上記第1垂直軸とはオフセットし
    た位置で第2垂直軸回りに旋回可能に支持されたアーム
    と、 基端部が上記アームの先端部に第3垂直軸回りに旋回可
    能に支持され、先端部に荷ハンドが設けられたハンド支
    持体とを備えたことを特徴とする自動荷格納用のロボッ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 走行路の周りに配置された多列多段の荷
    格納部を有する棚に対し荷を出し入れするようにした自
    動荷格納用のロボット装置において、 支柱が立設され、上記走行路に沿って走行する走行台
    と、 上記走行台の支柱に沿って昇降する昇降台と、 上記昇降台に第1垂直軸回りに旋回可能に支持された旋
    回台と、 基端部が上記旋回台に上記第1垂直軸とはオフセットし
    た位置で第2垂直軸回りに旋回可能に支持されたアーム
    と、 基端部が上記アームの先端部に第3垂直軸回りに旋回可
    能に支持され、先端部に荷ハンドが設けられたハンド支
    持体とを備えたことを特徴とする自動荷格納用のロボッ
    ト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の自動荷格納用のロボッ
    ト装置において、 第1〜第3垂直軸の位置制御により、荷ハンドを棚の各
    荷格納部に対して直線的に進退させるように構成されて
    いることを特徴とする自動荷格納用のロボット装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の自動荷格納用のロボッ
    ト装置において、 第2及び第3垂直軸の位置制御により、アーム、ハンド
    支持体及び荷ハンドを上方から見て旋回台の範囲内に収
    納するように構成されていることを特徴とする自動荷格
    納用のロボット装置。
JP9107478A 1997-04-24 1997-04-24 自動荷格納用のロボット装置 Withdrawn JPH10297714A (ja)

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JP (1) JPH10297714A (ja)

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