JP3729010B2 - 荷出し入れ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、半導体(ウエハ)を入れた容器を荷として出し入れする荷出し入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の荷出し入れ装置としては例えば図17〜図19に示されるものがある。すなわち、走行レール70に支持案内されて走行自在な走行体71にアーム72が設けられている。このアーム72は、旋回用モータ73にて水平面内で旋回自在であり、かつ、昇降用モータ74にて昇降自在に構成されている。上記アーム72の先端部には、回動用モータ75にて水平回動自在な荷支持部材76が設けられている。上記昇降用モータ74は走行体71に立設された第1カバー体77に内蔵されている。また、荷支持部材76には第2カバー体78が立設され、第2カバー体78には、荷79を保持するコ形状の保持枠80が設けられている。
【0003】
これによると、図18の(a)で示すように、荷収納部81から荷79を出庫する場合、旋回用モータ73にてアーム72を旋回させるとともに、回動用モータ75にて荷支持部材76を回動させて、荷79の下方に上記荷支持部材76を挿入する。その後、昇降用モータ74にてアーム72を上昇させる。これにより、図19に示すように、アーム72と共に荷支持部材76が上昇して荷79を持ち上げる。
【0004】
その後、アーム72を逆旋回させることにより、図18の(b)で示すように、荷79を荷収納部81から走行体71上に取出すことができる。この際、図18の(c)で示すように、荷支持部材76を逆回動させることにより、荷79は荷収納部81に収納されていた向きに対して90°水平方向へ変向した状態で走行体71上に保持される。
【0005】
また、荷79を荷収納部81へ入庫する場合、図18の(b)で示すように、荷支持部材76を回動させて、荷79の向きを90°水平方向へ変向させ、荷収納部81に収納される向きに合わせる。さらに、図18の(a)で示すように、アーム72を旋回させて、荷79を荷収納部81内へ挿入する。その後、アーム72を下降させることにより、アーム72と共に荷支持部材76も下降するため、荷79が荷収納部81の内部に下ろされる。その後、アーム72を逆旋回させるとともに荷支持部材76を逆回動させることにより、保持枠80が荷79から脱抜され、荷支持部材76が荷収納部81から脱抜される。これにより、荷79を荷収納部81内へ搬入し得る。
【0006】
そして、荷79を走行体71上に保持している場合、上記荷79は前後に位置する第1カバー体77と第2カバー体78との間に入るため、これら両カバー体77,78によって荷79の前後方向への脱落が防止される。同様に、保持枠80によって荷79の左右両側方への脱落が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、図17に示すように、荷79を保持した状態で走行している走行体71が何らかの事情で非常停止(急停止)した場合、その時の衝撃で、荷79が荷支持部材76から上方へ跳ね上がって脱落する恐れがある。
【0008】
また、走行体71上に保持された荷79の向き(図18の(c)参照)は荷収納部81に収納されている荷79の向き(図18の(a)参照)に対して90°水平方向に転向しているため、荷79を入出庫する際、その都度、荷支持部材76を回動させて、荷79の向きを90°水平方向へ変向させる必要がある。このため、入出庫時、荷79を移載するのに要する時間が長くなってしまうといった問題がある。
【0009】
本発明は、荷を保持した状態で走行している走行体が非常停止(急停止)した場合、荷が上方へ跳ね上がって脱落することを防止でき、さらに、入出庫時、荷を移載するのに要する時間を短縮し得る荷出し入れ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明は、荷収納部に対して荷を出し入れする荷出し入れ装置であって、
走行経路に沿って走行自在な走行体に、カバー体が設けられ、
上記カバー体は、ベース部と、このベース部の前後両端に立設された縦カバー部とによって、両側方および上方が開放された形状に形成され、
上記両縦カバー部間に荷保持空間が形成され、
上記荷収納部に対して出退自在なアーム体がベース部に設けられて荷保持空間内に位置し、
上記アーム体の先端部に、荷支持装置が設けられ、
上記荷支持装置は、上記アーム体の出退によって、荷収納部内に突入する突入位置と走行体上に退出する退出位置との間で、移動自在に構成され、
上記両縦カバー部の上端部間に、退出位置の荷支持装置で支持されている荷の上端部に作用してこの荷の上動を阻止する上動阻止部材が設けられ、
上動阻止部材の内部は中空状に構成され、
アーム体を出退させるアーム体用駆動装置に電力を供給するとともに信号を伝えるケーブルがカバー体内から上動阻止部材内を通って配設され、
上記荷支持装置で支持される荷の向きは荷収納部に収納される荷の向きと同方向であるものである。
【0011】
これによると、荷支持装置が退出位置まで移動した状態では、上動阻止部材が荷支持装置に支持されている荷の上端部に作用してこの荷の上動を阻止しているため、走行中の走行体が急停止(非常停止)しても、上記荷が荷支持装置上で跳ね上がることはない。これにより、荷が荷支持装置上から脱落することを防止し得る。
【0012】
また、荷支持装置で支持される荷の向きは荷収納部に収納される荷の向きと同方向であるため、入出庫時、荷の向きを変える必要は無く、これにより、荷を移載するのに要する時間が短縮される。
さらに、上動阻止部材の内部にケーブルを配設することによって、上動阻止部材をケーブル配線用のダクトと兼用することができ、したがって、新たにケーブル配線用の専用ダクトを設ける必要は無くなる。これにより、コストダウンやスペースの有効利用を図ることができる。
【0013】
本第2発明は、荷支持装置は、アーム体の先端部に設けられた支持部材と、この支持部材に設けられて荷を持ち上げる昇降自在なリフト装置とで構成され、
上記リフト装置を昇降させるリフト装置用駆動装置に電力を供給するとともに信号を伝えるケーブルがカバー体内から上動阻止部材内を通って配設されているものである。
【0015】
また、荷を荷収納部から出庫する場合、支持部材を突入位置まで移動させた後、リフト装置を上昇させて荷収納部内の荷を持ち上げる。この状態で、支持部材を退出位置まで移動させることによって、荷が荷収納部から取り出されて走行体上に保持され、出庫が完了する。
【0016】
また、荷を荷収納部へ入庫する場合、荷をリフト装置で持ち上げた状態で、支持部材を突入位置まで移動させた後、リフト装置を下降させて荷を荷収納部内に下ろす。そして、支持部材を退出位置まで移動させることによって、荷が荷収納部内に残され、空のリフト装置と支持部材とが走行体上に戻り、入庫が完了する。
【0017】
本第3発明は、走行体は走行経路に沿って前後走行し、
アーム体は走行経路に対して一側方に出退自在に構成され、
リフト装置で支持された荷の前後方および他側方への横動を阻止する横動阻止部材が設けられているものである。
【0018】
これによると、横動阻止部材がリフト装置で支持されている荷の前後方および他側方への横動を阻止するため、走行中の走行体が急停止(非常停止)しても、上記荷がリフト装置上から前後方および他側方へ脱落することを防止し得る。
【0019】
本第4発明は、荷の底面に複数の位置決め孔が形成され、
リフト装置に、上記位置決め孔に挿脱自在な複数のピンが立設されているものである。
これによると、ピンが位置決め孔に挿入されることによって、荷がリフト装置に対して位置決めされているため、走行体が傾斜した走行経路上を走行する等の場合において、走行体が傾斜しても、荷がリフト装置からずり落ちることを防止し得る。
【0020】
本第5発明は、荷収納部に対して荷を出し入れする荷出し入れ装置であって、
走行経路に沿って走行自在な走行体に、カバー体が設けられ、
上記カバー体は、ベース部と、このベース部の前後両端に立設された縦カバー部とによって、両側方および上方が開放された形状に形成され、
上記両縦カバー部間に荷保持空間が形成され、
上記荷収納部に対して出退自在なアーム体がベース部に設けられて荷保持空間内に位置し、
上記アーム体の先端部に、荷支持装置が設けられ、
上記荷支持装置は、アーム体の先端部に設けられた支持部材と、この支持部材に設けられて荷を持ち上げる昇降自在なリフト装置とを有するとともに、上記アーム体の出退によって、荷収納部内に突入する突入位置と走行体上に退出する退出位置との間で移動自在に構成され、
上記両縦カバー部の上端部間に、退出位置の荷支持装置で支持されている荷の上端部に作用してこの荷の上動を阻止する上動阻止部材が設けられ、
上記荷支持装置で支持される荷の向きは荷収納部に収納される荷の向きと同方向であり、
上記リフト装置で支持された荷の前後方および他側方への横動を阻止する横動阻止部材が、前後一対の規制体と、これら両規制体の他側端間に連設された規制体とで構成されているものである。
【0021】
これによると、横動阻止部材がリフト装置で支持されている荷の前後方および他側方への横動を阻止するため、走行中の走行体が急停止(非常停止)しても、上記荷がリフト装置上から前後方および他側方へ脱落することを防止し得る。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。
図8に示すように、1は棚であり、前後方向に沿って複数の荷収納部2が形成されている。各荷収納部2に収納された荷3は左右一対の棚板4によって支持されている。尚、一対の棚板4は所定間隔Sをあけて対向している。また、上記荷3としては、半導体(ウエハ)を入れた四角箱状の容器が挙げられる。
【0023】
図1〜図4に示すように、上記棚1の手前側には走行レール5が敷設され、上記荷3を荷収納部2に対して出し入れする荷出し入れ装置10が走行経路11に沿って走行レール5上を走行する。以下に、上記荷出し入れ装置10の構成について説明する。
【0024】
すなわち、複数の車輪12を介して走行レール5に支持案内されながら走行経路11に沿って前後走行する走行体13が設けられている。この走行体13は、無接触給電方式によって走行レール5側から電力を供給されている。上記走行体13の上部には、内部が中空状に形成されたカバー体14が設けられている。このカバー体14は、ベース部14aと、ベース部14aの前後両端に立設された縦カバー部14b,14cとによって、側面視で凹形状に形成されており、両側方および上方が開放されている。上記両縦カバー部14b,14c間には荷保持空間19が形成されている。
【0025】
上記ベース部14aには、走行経路11に対して左右一側方(横方向)へ出退自在なアーム体15が設けられている。このアーム体15は、水平回動自在にベース部14aに設けられた第1アーム16と、この第1アーム16の先端部に水平回動自在に連結された第2アーム17とで構成されており、上記荷保持空間19内に位置している。
【0026】
上記第2アーム17の先端部には荷支持装置18が設けられている。この荷支持装置18は、上記アーム体15の出退によって、荷収納部2内に突入する突入位置Aと走行体13上に退出する退出位置Bとの間で横移動自在に構成されている。さらに、上記荷支持装置18は、第2アーム17の先端部に水平回動自在に設けられた支持部材20と、この支持部材20に設けられて荷3を持ち上げる昇降自在なリフト装置21とで構成されている。
【0027】
図5,図6に示すように、上記リフト装置21は、昇降自在なテーブル23と、昇降用モータ22(リフト装置用駆動装置の一例)により作動してテーブル23を昇降させるリンク式の昇降機構24とで構成されている。図8,図9に示すように、上記テーブル23の上面には複数のピン25が設けられ、これらピン25が、荷3の底面に形成された複数の位置決め孔26に下方から差し込まれることによって、荷3がテーブル23上で位置決めされる。尚、テーブル23の幅Wは一対の棚板4の所定間隔Sよりも小さく設定されており、これにより、テーブル23は一対の棚板4間を昇降可能に構成されている。
【0028】
上記昇降機構24は、昇降用モータ22により回転駆動されるねじ棒27と、このねじ棒27に螺合してねじ棒27の軸心方向へ送られるスライド部材31,32と、上記スライド部材31,32をねじ棒27の軸心方向へ案内するガイドレール33a,33bと、一端がスライド部材31,32に連結されかつ他端がテーブル23に連結された第1〜第3のリンク28,29,30とで構成されている。
【0029】
上記ねじ棒27の外周面にはボールネジが形成され、このボールネジは、上記一方のスライド部材31の移動範囲と他方のスライド部材32の移動範囲とでは互いに逆方向に加工されている。したがって、ねじ棒27が正回転した場合、両スライド部材31,32が互いに接近する方向へ移動して、図5の仮想線で示すように、各第1〜第3のリンク28,29,30が起立し、テーブル23が上昇する。反対に、ねじ棒27が逆回転した場合、両スライド部材31,32が互いに離間する方向へ移動して、図5の実線で示すように、各第1〜第3のリンク28,29,30が横倒し、テーブル23が下降する。また、上記支持部材20には、テーブル23の背後に位置する箱状のケース45が立設されている。上記昇降用モータ22は、ケース45内に横置きに設けられて、ねじ棒27に連動連結している。
【0030】
また、図7に示すように、上記アーム体15の第1アーム16はカバー体14のベース部14aに対して第1軸心35を中心に水平回動し、第2アーム17は第1アーム16に対して第2軸心36を中心に水平回動し、支持部材20は第2アーム17に対して第3軸心37を中心に水平回動するように構成されている。上記第1アーム16と第2アーム17と支持部材20とはそれぞれ、プーリー38,39,40,41と、これらプーリー38,39,40,41間に巻回されたベルト42,43とによって、連動して水平回動するように構成されている。また、上記ケース45内には、上記プーリー38,39,40,41とベルト42,43とを介して第1および第2アーム16,17と支持部材20とに回転駆動力を付与するアーム駆動用モータ44(アーム体用駆動装置の一例)が設けられている。
【0031】
図1〜図4に示すように、上記ケース45の正面には、上記テーブル23で支持された荷3の前後方および他側方への横移動を阻止する横動阻止部材48が設けられている。すなわち、上記横動阻止部材48は、薄板状の前後一対の規制体48a,48bと、これら規制体48a,48bの他側端間に連設された規制体48cとで構成されている。前後両規制体48a,48b間の間隔は荷3の幅よりも若干大きく形成されており、これにより、荷3は横動阻止部材48の一側方から前後両規制体48a,48b間に対して挿脱自在に構成される。
【0032】
また、上記カバー体14の両縦カバー部14b,14cの上端部間には、退出位置Bの荷支持装置18のテーブル23で支持されている荷3の上端部に作用してこの荷3の上動を阻止する上動阻止部材50が左右一対設けられている。これら両上動阻止部材50は、断面四角形のパイプ状の部材であり、全長にわたって内部に中空部51が形成されている。
【0033】
上記カバー体14の内部には、走行レール5側から走行体13に供給された電力や制御信号を上記昇降用モータ22とアーム駆動用モータ44とに送る複数本の電気ケーブル52,53が配設されている。これら電気ケーブル52,53はカバー体14の内部から上記上動阻止部材50の内部を通って上記各モータ22,44に接続されている。
【0034】
以下、上記構成における作用を説明する。
荷出し入れ装置10を用いて荷3を入出庫する際の手順を説明する。
先ず、荷3を荷収納部2から出庫する場合、先ず、図10,図14に示すように、走行体13が棚1の目的の荷収納部2の手前まで走行して停止する。その後、アーム駆動用モータ44の駆動によって、第1および第2アーム16,17と支持部材20とがそれぞれ連動して回動することによって、図8,図11,図16に示すように、アーム体15が伸長してカバー体14の左右一側方へ突出し、以って、支持部材20が退出位置Bから突入位置Aへ移動し、荷収納部2内の荷3の下方へ挿入される。
【0035】
その後、昇降用モータ22の駆動によって、ねじ棒27が正回転して両スライド部材31,32が互いに接近する方向へ移動し、図5の仮想線で示すように、各第1〜第3のリンク28,29,30が起立し、図12に示すように、テーブル23が上昇して荷3を棚板4の上方へ持ち上げる。この際、図4に示すように、上記荷3は横動阻止部材48の前後両規制体48a,48b間に挿入された状態であるため、荷3の前後方への横移動が前後両規制体48a,48bによって阻止されるとともに他側方への横移動が他側端の規制体48cによって阻止される。また、図9に示すように、ピン25が下方から位置決め孔26へ挿入されるため、荷3がテーブル23に対して位置決めされる。
【0036】
この状態で、アーム駆動用モータ44の逆駆動によって、第1および第2アーム16,17と支持部材20とがそれぞれ連動して逆回動することによって、図13,図14に示すように、アーム体15が折り畳まれて荷保持空間19内へ退き、以って、支持部材20が突入位置Aから退出位置Bへ移動し、荷3が荷収納部2から取り出され、出庫が完了する。
【0037】
この際、図1,図2に示すように、両上動阻止部材50がテーブル23に支持されている荷3の上端部に作用してこの荷3の上動を阻止する。この状態で走行体13が走行し、荷3が走行経路11に沿って移送される。この時、荷3の上動が上記のように上動阻止部材50で規制されているため、走行中に走行体13が急停止(非常停止)しても、荷3がテーブル23上で飛び上がることはない。これにより、荷3がテーブル23上で転倒したりテーブル23上から脱落することを防止し得る。
【0038】
さらに、荷3の前後方と他側方への横移動が上記のように横動阻止部材48で規制されているため、走行中に走行体13が急停止(非常停止)したりあるいは走行体13が走行経路11に沿って前後方向に傾斜する場合でも、荷3がテーブル23上から前後方または他側方へ脱落することを防止し得る。
【0039】
また、ピン25が下方から位置決め孔26へ挿入されることで、荷3がテーブル23に対して位置決めされるため、走行体13が傾斜しても、荷3がテーブル23上から前後左右方向へずり落ちることを防止し得る。
【0040】
また、上記両上動阻止部材50の内部に形成された中空部51に、複数本の電気ケーブル52,53を配設することによって、上動阻止部材50をケーブル配線用のダクトと兼用することができる。これにより、新たにケーブル配線用の専用ダクトを設ける必要は無くなる。これにより、コストダウンやスペースの有効利用を図ることができる。
【0041】
また、上記出庫とは逆に、荷3を荷収納部2へ入庫する場合においては、図13に示すように、テーブル23上に荷3を支持した状態で走行体13が目的の荷収納部2の手前まで走行する。この際にも、上記出庫の場合と同様に、荷3の上動が上動阻止部材50で規制され、さらには、荷3の前後方と他側方への横移動が横動阻止部材48で規制されているため、走行中に走行体13が急停止(非常停止)しても、荷3がテーブル23上で転倒したりテーブル23上から脱落することを防止し得る。また、ピン25が下方から位置決め孔26へ挿入されているため、走行体13が傾斜しても、荷3がテーブル23上から前後左右方向へずり落ちることを防止し得る。
【0042】
その後、図12に示すように、アーム体15が伸長してカバー体14の左右一側方へ突出し、荷3と共に支持部材20が退出位置Bから突入位置Aへ移動して荷収納部2の内部に挿入される。
【0043】
その後、昇降用モータ22の駆動によって、ねじ棒27が逆回転して両スライド部材31,32が互いに離間する方向へ移動し、図5の実線で示すように、各第1〜第3のリンク28,29,30が横倒し、テーブル23が下降して荷3を棚板4上に下ろす。これにより、図11に示すように、荷3が荷収納部2内に収納され、さらに、テーブル23が上記荷3の下方へ離間する。この際、図8に示すように、ピン25が位置決め孔26の下方へ脱抜されて位置決めが解除される。
【0044】
その後、図14に示すように、アーム体15が折り畳まれて保持空間19内へ退き、以って、図10に示すように、支持部材20が突入位置Aから退出位置Bへ移動し、入庫が完了する。この際、上記荷3は横動阻止部材48の前後両規制体48a,48b間から一側方へ脱抜される。
【0045】
また、図3,図4に示すように、荷支持装置18のテーブル23で支持される荷3の向きは荷収納部2に収納される荷3の向きと同方向であるため、上記のような入出庫時、図10〜図13に示すように、荷3の向きを変える必要は無く、これにより、荷3を移載するのに要する時間が短縮される。
【0046】
上記実施の形態では、図5,図6に示すように、各リンク28,29,30を合計6本設けているが、6本に限定されるものではなく、6本以外の複数本設けてもよい。
【0047】
上記実施の形態では、図3に示すように、アーム体15を2本のアーム16,17で構成しているが、1本または3本以上のアームで構成してもよい。
上記実施の形態では、走行レール5を床上に設置しているが、走行レール5を昇降架台に設け、さらに、荷収納部2を水平方向および上下方向に複数形成し、昇降架台を昇降させて荷出し入れ装置10を目的の高さに位置する荷収納部2の手前側へ移動させてもよい。
【0048】
上記実施の形態では、無接触給電方式によって電力を走行レール5側から走行体13へ供給しているが、無接触給電方式に限定されるものではなく、例えば、走行レール5側に給電用レールを併設し、走行体13側に、上記給電用レールに摺接する集電用ブラシ(集電装置)を設けてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によれば、荷支持装置が退出位置まで移動した状態では、上動阻止部材が荷支持装置に支持されている荷の上端部に作用してこの荷の上動を阻止しているため、走行中の走行体が急停止(非常停止)しても、上記荷が荷支持装置上で跳ね上がることはない。これにより、荷が荷支持装置上から脱落することを防止し得る。
【0050】
また、荷支持装置で支持される荷の向きは荷収納部に収納される荷の向きと同方向であるため、入出庫時、荷の向きを変える必要は無く、これにより、荷を移載するのに要する時間が短縮される。
【0051】
さらに、上動阻止部材の内部にケーブルを配設することによって、上動阻止部材をケーブル配線用のダクトと兼用することができ、したがって、新たにケーブル配線用の専用ダクトを設ける必要は無くなる。これにより、コストダウンやスペースの有効利用を図ることができる。
【0052】
また、本第3発明によれば、横動阻止部材がリフト装置で支持されている荷の前後方および他側方への横動を阻止するため、走行中の走行体が急停止(非常停止)しても、上記荷がリフト装置上から前後方および他側方へ脱落することを防止し得る。
【0053】
また、本第発明によれば、ピンが位置決め孔に挿入されることによって、荷がリフト装置に対して位置決めされているため、走行体が傾斜した走行経路上を走行する等の場合において、走行体が傾斜しても、荷がリフト装置からずり落ちることを防止し得る。
また、本第5発明によれば、横動阻止部材がリフト装置で支持されている荷の前後方および他側方への横動を阻止するため、走行中の走行体が急停止(非常停止)しても、上記荷がリフト装置上から前後方および他側方へ脱落することを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における荷出し入れ装置の一部切欠き正面図である。
【図2】同、荷出し入れ装置の側面図である。
【図3】同、荷出し入れ装置の一部切欠き平面図である。
【図4】同、荷出し入れ装置の斜視図である。
【図5】同、荷出し入れ装置の荷支持装置の側面図である。
【図6】同、荷出し入れ装置の荷支持装置の平面図である。
【図7】同、荷出し入れ装置のアーム体の駆動機構の構成を示す断面図である。
【図8】同、荷出し入れ装置のリフト装置を荷の下方へ挿入した状態を示す図である。
【図9】同、荷出し入れ装置のリフト装置で荷を持ち上げた状態を示す図である。
【図10】同、荷出し入れ装置を用いた出庫作業の手順を説明する図であり、荷出し入れ装置が棚の手前側に停止した状態を示す。
【図11】同、荷出し入れ装置を用いた出庫作業の手順を説明する図であり、アーム体が棚に向けて突出した状態を示す。
【図12】同、荷出し入れ装置を用いた出庫作業の手順を説明する図であり、荷がリフト装置で持ち上げられた状態を示す。
【図13】同、荷出し入れ装置を用いた出庫作業の手順を説明する図であり、荷が出庫された状態を示す。
【図14】同、荷出し入れ装置の平面図であり、アーム体がカバー体内へ退入した状態を示す。
【図15】同、荷出し入れ装置の平面図であり、アーム体が棚に向けて突出する途中の状態を示す。
【図16】同、荷出し入れ装置の平面図であり、アーム体が棚に向けて突出した状態を示す。
【図17】従来の荷出し入れ装置の側面図である。
【図18】同、荷出し入れ装置の平面図であり、(a)は荷支持部材が荷収納部内に突入した状態を示し、(b)は荷支持部材が荷収納部の外側へ退出した状態を示し、(c)は荷支持部材上の荷の向きを90°変向した状態を示す。
【図19】同、荷出し入れ装置のアームを上昇させて荷を持ち上げた状態を示す。
【符号の説明】
2 荷収納部
3 荷
10 荷出し入れ装置
11 走行経路
13 走行体
14 カバー体
14a ベース部
14b,14c 縦カバー部
15 アーム体
18 荷支持装置
19 荷保持空間
20 支持部材
21 リフト装置
22 昇降用モータ(リフト装置用駆動装置)
25 ピン
26 位置決め孔
44 アーム駆動用モータ(アーム体用駆動装置)
48 横動阻止部材
50 上動阻止部材
51 中空部
52,53 ケーブル
A 突入位置
B 退入位置

Claims (5)

  1. 荷収納部に対して荷を出し入れする荷出し入れ装置であって、
    走行経路に沿って走行自在な走行体に、カバー体が設けられ、
    上記カバー体は、ベース部と、このベース部の前後両端に立設された縦カバー部とによって、両側方および上方が開放された形状に形成され、
    上記両縦カバー部間に荷保持空間が形成され、
    上記荷収納部に対して出退自在なアーム体がベース部に設けられて荷保持空間内に位置し、
    上記アーム体の先端部に、荷支持装置が設けられ、
    上記荷支持装置は、上記アーム体の出退によって、荷収納部内に突入する突入位置と走行体上に退出する退出位置との間で、移動自在に構成され、
    上記両縦カバー部の上端部間に、退出位置の荷支持装置で支持されている荷の上端部に作用してこの荷の上動を阻止する上動阻止部材が設けられ、
    上動阻止部材の内部は中空状に構成され、
    アーム体を出退させるアーム体用駆動装置に電力を供給するとともに信号を伝えるケーブルがカバー体内から上動阻止部材内を通って配設され、
    上記荷支持装置で支持される荷の向きは荷収納部に収納される荷の向きと同方向であることを特徴とする荷出し入れ装置。
  2. 荷支持装置は、アーム体の先端部に設けられた支持部材と、この支持部材に設けられて荷を持ち上げる昇降自在なリフト装置とで構成され、
    上記リフト装置を昇降させるリフト装置用駆動装置に電力を供給するとともに信号を伝えるケーブルがカバー体内から上動阻止部材内を通って配設されていることを特徴とする請求項1記載の荷出し入れ装置。
  3. 走行体は走行経路に沿って前後走行し、
    アーム体は走行経路に対して一側方に出退自在に構成され、
    リフト装置で支持された荷の前後方および他側方への横動を阻止する横動阻止部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の荷出し入れ装置。
  4. 荷の底面に複数の位置決め孔が形成され、
    リフト装置に、上記位置決め孔に挿脱自在な複数のピンが立設されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の荷出し入れ装置。
  5. 荷収納部に対して荷を出し入れする荷出し入れ装置であって、
    走行経路に沿って走行自在な走行体に、カバー体が設けられ、
    上記カバー体は、ベース部と、このベース部の前後両端に立設された縦カバー部とによって、両側方および上方が開放された形状に形成され、
    上記両縦カバー部間に荷保持空間が形成され、
    上記荷収納部に対して出退自在なアーム体がベース部に設けられて荷保持空間内に位置し、
    上記アーム体の先端部に、荷支持装置が設けられ、
    上記荷支持装置は、アーム体の先端部に設けられた支持部材と、この支持部材に設けられて荷を持ち上げる昇降自在なリフト装置とを有するとともに、上記アーム体の出退によって、荷収納部内に突入する突入位置と走行体上に退出する退出位置との間で移動自在に構成され、
    上記両縦カバー部の上端部間に、退出位置の荷支持装置で支持されている荷の上端部に作用してこの荷の上動を阻止する上動阻止部材が設けられ、
    上記荷支持装置で支持される荷の向きは荷収納部に収納される荷の向きと同方向であり、
    上記リフト装置で支持された荷の前後方および他側方への横動を阻止する横動阻止部材が、前後一対の規制体と、これら両規制体の他側端間に連設された規制体とで構成されていることを特徴とする荷出し入れ装置。
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