JPH10296969A - インク噴射装置 - Google Patents

インク噴射装置

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JPH10296969A
JPH10296969A JP11274497A JP11274497A JPH10296969A JP H10296969 A JPH10296969 A JP H10296969A JP 11274497 A JP11274497 A JP 11274497A JP 11274497 A JP11274497 A JP 11274497A JP H10296969 A JPH10296969 A JP H10296969A
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ink
volume
ink chamber
actuator
chamber
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JP11274497A
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Yoshikazu Takahashi
高橋  義和
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Brother Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク噴射後に残留したインクの圧力波振動
を相殺する相殺動作を、インクの温度に関わらず良好に
実行することのできるインク噴射装置の提供。 【解決手段】 1ドットの印字命令に対し、インク室の
容積を一旦増加させ(AS)、その1.0T後に上記容
積を減少させてインクを噴射し(AE)、その0.75
T後に上記容積を再び増加させ(BS)、更にその1.
0T後に上記容積を減少させて再びインクを噴射する
(BE)。その後、インク室内のインクの温度に応じて
次のように決められる時間d2が経過した時点を中心に
して、非噴射パルス信号C(パルス幅0.5T)を発生
し、インクの圧力波振動を相殺する。 0〜10℃のときd2=2.45T 10〜20℃の
ときd2=2.50T 20〜30℃のときd2=2.55T 30〜40℃
のときd2=2.60T但し、Tはインク室内をインク
の圧力波が片道伝播する時間。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字命令に応じて
ノズルからインクを噴射して、被記録媒体に画像を形成
するインク噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、これまでのインパクト方式の印字
装置にとってかわり、その市場を大きく拡大しつつある
ノンインパクト方式の印字装置の中で、原理が最も単純
で、かつ多階調化やカラー化が容易であるものとして、
インクジエツト方式の印字装置が挙げられる。なかで
も、印字に使用するインクのみを噴射するドロップ・オ
ン・デマンド型が、噴射効率の良さ、ランニングコスト
の安さなどから急速に普及している。
【0003】ドロップ・オン・デマンド型の印字装置に
用いられるインク噴射装置として、例えば、特開昭63
−247051号公報に記載の圧電材料を利用したせん
断モード型がある。この種のインク噴射装置の一例を図
5に示す。なお、図5(a)は図5(b)のA−A線断
面に、図5(b)は図5(a)のB−B線断面に、それ
ぞれ対応している。
【0004】図5に示すように、インク噴射装置600
は、底壁601,天壁602,およびその間のせん断モ
ード型のアクチュエータ壁603からなる。そのアクチ
ュエータ壁603は天壁602に接着され、かつ矢印6
09方向に分極された圧電材料製の上部壁605と、底
壁601に接着され、かつ矢印611方向に分極された
圧電材料製の下部壁607とからなっている。アクチュ
エータ壁603は一対となって、その間にインク室61
3を形成し、かつその隣の一対のアクチュエータ壁60
3との間には、インク室613よりも狭い空間615を
形成している。
【0005】各インク室613の一端には、ノズル61
8を有するノズルプレート617が固着され、他端に
は、マニホールド626を介して図示しないインク供給
源が接続されている。なお、マニホールド626は、各
インク室613に連通する開口部を有する前部壁627
と、底壁601,天壁602の間を密閉する後部壁62
8とを備え、上記インク供給源から前部壁627,後部
壁628の間に供給されたインクを、各インク室613
に分配するものである。
【0006】各アクチュエータ壁603の両側面には電
極619,621が金属化層として設けられている。具
体的にはインク室613側のアクチュエータ壁603に
は電極619が設けられ、空間615側およびインク噴
射装置600外周側のアクチュエータ壁603には電極
621が設けられている。なお、電極619の表面はイ
ンクと絶縁するための絶縁層で覆われている。そして、
電極621はアース623に接続され、インク室613
内に設けられた電極619は制御装置625に接続さ
れ、後述のような電圧(駆動信号)を印加される。
【0007】そして、各インク室613の電極619に
制御装置625が電圧を印加することによって、各アク
チュエータ壁603がインク室613の容積を増加する
方向に圧電厚みすべり変形する。この動作の一例を図6
に示す。なお、図6では、各部603〜619の符号に
図の左側からa,b,c,…の添え字を付して、それぞ
れを区別している。図6に例示するように、インク室6
13cの電極619cに所定の電圧E(V)が印加され
ると、アクチュエータ壁603e,603fにそれぞれ
失印631,632の方向の電界が発生し、アクチュエ
ータ壁603e,603fがインク室613cの容積を
増加する方向に圧電厚みすべり変形する。このとき、ノ
ズル618c付近を含むインク室613c内の圧力が減
少する。
【0008】この電圧E(V)の印加をインク室613
内の圧力波の片道伝播時間Tだけ維持する。すると、そ
の間に前述のインク供給源からインクが供給される。な
お、上記片道伝播時間Tはインク室613内のインクの
圧力波が、インク室613の長手方向に片道伝播する時
間であり、インク室613の長さLとこのインク室61
3内部のインク中での音速aとによりT=L/aなる式
で算出される。
【0009】圧力波の伝播理論によると、上記電圧の印
加から片道伝播時間Tが経過するとインク室613内の
圧力が逆転し、正の圧力に転じるが、このタイミングに
合わせてインク室613cの電極619cに印加されて
いる電圧を0(V)に戻す。すると、アクチュエータ壁
603e,603fが変形前の状態(図5)に戻り、イ
ンクに圧力が加えられる。そのとき、上記正に転じた圧
力と、アクチュエータ壁603e,603fが変形前の
状態に戻ることにより発生した圧力とが加え合わされ、
比較的高い圧力がインク室613cのノズル618c付
近の部分に生じて、インクがノズル618cから噴射さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人は、前述の
ようにインク室613内のインクに圧力波振動を発生さ
せてノズル618からインクを噴射する噴射動作の終了
後、インクの圧力波振動をほぼ相殺する相殺動作を実行
することを考えた。この相殺動作は、電極619cに印
加される電圧を所定のタイミングで一旦電圧E(V)に
し、続いて0(V)に戻してインク室613の容積を増
減させることによってなされる。この相殺動作によって
圧力波振動が早期に収束し、残留した圧力波振動により
インクが非所望に噴射されるのを防止すると共に、次の
印字命令に対する処理に早期に移行することができる。
従って、一層正確な画像を形成すると共に、印字速度を
良好に向上させることができる。
【0011】ところが、上記音速aはインクの温度に応
じて変化し、このため、片道伝播時間Tの実際の値もイ
ンクの温度に応じて変化する。従って、相殺動作をイン
クの温度に関わらず一定のタイミングで実行すると、圧
力波振動が良好に相殺されない可能性がある。そして、
場合によっては、圧力波振動が収束しない内に次の印字
命令に対する噴射動作が実行され、噴射されたインクが
飛沫となって飛び散ったり、インクの噴射がなされなか
ったりすることも考えられる。そこで、本発明は、イン
クの圧力波振動を相殺する相殺動作を、インクの温度に
関わらず良好に実行することのできるインク噴射装置を
提供することを目的としてなされた。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達するためになされた請求項1記載の発明は、イン
クが噴射されるノズルと、該ノズルの背後に設けられ、
インクが充填されるインク室と、該インク室内のインク
に圧力波振動を与えるアクチュエータと、印字命令に対
して、上記アクチュエータを駆動して上記インク室内の
インクに圧力波振動を発生させて上記ノズルからインク
を噴射する噴射動作を実行する駆動手段と、を備えたイ
ンク噴射装置であって、上記駆動手段が、上記噴射動作
の終了後、上記アクチュエータを駆動して上記インクの
圧力波振動をほぼ相殺する相殺動作を、上記インク室内
のインクの温度に応じたタイミングで実行することを特
徴としている。
【0013】このように構成された本発明では、駆動手
段は印字命令に対してアクチュエータを駆動し、次のよ
うな噴射動作を実行する。すなわち、アクチュエータに
よって、ノズルの背後に設けられたインク室内のインク
に圧力波振動を発生させ、その圧力波振動によってノズ
ルからインクを噴射する。
【0014】また、駆動手段は、上記噴射動作の終了
後、アクチュエータを駆動して上記インクの圧力波振動
をほぼ相殺する相殺動作を実行する。このため、インク
の圧力波振動を早期に収束させ、残留した圧力波振動に
よりインクが非所望に噴射されるのを防止すると共に、
次の印字命令に対する処理に早期に移行することができ
る。しかも、駆動手段は上記相殺動作をインク室内のイ
ンクの温度に応じたタイミングで実行する。このため、
相殺動作をインクの温度に関わらず良好に実行すること
ができる。従って、本発明では、全ての温度領域におい
て、インクが飛沫となって飛び散ったりインクの噴射が
なされなかったりすることを防止してきわめて正確な画
像を形成すると共に、インクの圧力波振動を早期に収束
させて印字速度を良好に向上させることができる。
【0015】なお、上記相殺とは、圧力波振動を完全に
解消するものではなくてもよく、例えば、インクが噴射
されない程度に上記圧力波振動を抑制するものであって
もよい。請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に
加え、上記アクチュエータが、上記インク室の容積を変
化させるものであり、上記駆動手段が、上記噴射動作終
了後、インクの圧力波振動をインクの温度に応じたタイ
ミングでほぼ相殺するように、上記アクチュエータを駆
動して上記インク室の容積を増減させることを特徴とし
ている。
【0016】本発明では、上記アクチュエータがインク
室の容積を変化させる。このため、その容積の変化によ
りインクに圧力波振動が発生し、ノズルからインクが噴
射される。また、アクチュエータは、そのインク室の容
積を増減させることにより上記相殺動作を実行する。こ
のため、インクの圧力波振動をきわめて良好に相殺する
ことができる。従って、本発明では、請求項1記載の発
明の効果に加えて、インクの圧力波振動を一層良好に相
殺し、一層正確な画像を形成すると共に、印字速度を一
層良好に向上させることができるといった効果が生じ
る。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、上記駆動手段が、上記アクチュエータを駆動
して、上記容積を一旦増加させた後に上記容積を減少さ
せて上記ノズルからインクを噴射し、その後、上記イン
ク室内をインクの圧力波が片道伝播する時間(以下、片
道伝播時間という)とインクの温度とによって決められ
る時間後に、上記インク室の容積を再び増加させた後に
減少させて上記相殺動作を実行することを特徴としてい
る。
【0018】本発明では、駆動手段が噴射動作を実行す
る際、アクチュエータを駆動してインク室の容積を一旦
増加させる。すると、そのインク室内部の圧力が一旦減
少し、インク室内にインクが流入する。続いて、アクチ
ュエータを駆動してインク室の容積を減少させることに
より、インク室内に比較的高い圧力が生じ、インクがノ
ズルから噴射される。その後、駆動手段は、インク室内
をインクの圧力波が片道伝播時間とインクの温度とによ
って決められる時間後に、インク室の容積を再び増加さ
せた後に減少させて相殺動作を実行する。このため、そ
の相殺動作を片道伝播時間およびインクの温度に応じた
適切なタイミングで実行することができ、インクの圧力
波振動をきわめて良好に相殺することができる。
【0019】従って、本発明では、請求項2記載の発明
の効果に加えて、インクの圧力波振動を一層良好に相殺
し、一層正確な画像を形成すると共に、印字速度を一層
良好に向上させることができるといった効果が生じる。
なお、本発明では、インクの温度を参照しているので、
上記片道伝播時間は特定の温度で測定した固定値であっ
てもよい。このため、きわめて処理を簡略化することが
できる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項3記載の構
成に加え、上記駆動手段が上記アクチュエータを駆動し
て、上記容積を一旦増加させた約1.0Tまたはその奇
数倍(Tは上記インク室内をインクの圧力波が片道伝播
する片道伝播時間の室温における値)後に上記容積を減
少させて上記ノズルからインクを噴射し、その約0.7
5T後に上記容積を再び増加させ、更にその約1.0T
またはその奇数倍後に上記容積を減少させて上記ノズル
から再びインクを噴射することにより、1ドットの上記
印字命令に対する噴射動作を実行し、該噴射動作が終了
してから下記の時間d2が経過した時点を中心にして上
記相殺動作を実行することを特徴としている。
【0021】上記インク室内のインクの温度が0〜10
℃のとき :d2=2.45T 上記インク室内のインクの温度が10〜20℃のとき:
d2=2.50T 上記インク室内のインクの温度が20〜30℃のとき:
d2=2.55T 上記インク室内のインクの温度が30〜40℃のとき:
d2=2.60T 本発明では、インク室の容積を一旦増加させた約1.0
Tまたはその奇数倍後に上記容積を減少させてノズルか
らインクを噴射し、その約0.75T後に上記容積を再
び増加させ、更にその約1.0Tまたはその奇数倍後に
上記容積を減少させてノズルから再びインクを噴射する
ことにより、駆動手段が1ドットの印字命令に対する噴
射動作を実行する。
【0022】インク室の容積を増減してインクを噴射す
る場合、インク室の容積を増加させてから減少させるま
での時間が約1.0Tまたはその奇数倍に等しいと、き
わめて良好にインクが噴射される。これは、インク室内
のインクの圧力波振動が約2Tの周期を有するため、上
記容積の増加後インク室内の圧力が増加するタイミング
と上記容積の減少によりインク室内の圧力が増加するタ
イミングとが一致し、インク室内に大きな圧力が生じる
からである。駆動手段はこのような噴射動作を約0.7
5Tの間隔を開けて2回実行するので、1ドットの印字
命令に対して2滴のインクをきわめて良好に噴射し、濃
厚な画像を良好に形成することができる。
【0023】また、駆動手段は、その噴射動作終了後、
インク室内のインクの温度に応じて決められる上記時間
d2が経過した時点を中心にして相殺動作を実行する。
本発明者は、前述のタイミングでインク室の容積を増減
して2滴のインクを噴射するインク噴射装置を用いて鋭
意検討を重ねた結果、インクの温度に応じて決められる
上記時間d2が経過した時点を中心にして相殺動作を実
行するときわめて良好にインクの圧力波振動が相殺され
ることを発見した。このため、本発明では、インクの圧
力波振動をきわめて良好に相殺することができる。
【0024】従って、本発明では、請求項3記載の発明
の効果に加えて、一層濃厚な画像を良好に形成すると共
に、圧力波振動を一層良好に相殺して一層正確な画像を
形成し、印字速度を一層良好に向上させることができる
といった効果が生じる。請求項5記載の発明は、請求項
1〜4のいずれかに記載の構成に加え、上記駆動手段
が、上記アクチュエータに電圧を印加することにより上
記インク室の容積を増加または減少させるものであっ
て、しかも、上記噴射動作時にも上記相殺動作時にも同
じ電圧を印加することを特徴としている。
【0025】このように、本発明では、上記アクチュエ
ータとして電圧を印加することによりインク室の容積を
増加または減少させるものを使用し、しかも、上記噴射
動作時にも上記相殺動作時にも同じ電圧を印加するよう
にしたので、駆動信号のための電源が1つでよく、駆動
回路や制御回路の構成を簡略化することができる。ま
た、アクチュエータの制御も、電圧を印加するかしない
かの切り換えによって行われ、制御のための処理も簡単
になる。従って、本発明では、請求項1〜4のいずれか
に記載の発明の効果に加えて、装置の構成および制御を
一層簡略化することができるといった効果が生じる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の構成に加え、上記アクチュエータが、上
記インク室の側壁をなす圧電材料を用いて構成されてい
ることを特徴としている。本発明では、インク室の側壁
をなす圧電材料を用いて上記アクチュエータが構成され
ているので、その圧電材料に電圧を印加して変形させる
ことによってインク室の容積を変化させることができ
る。このようなアクチュエータは、構成が簡単で耐久性
にも優れ、更に安価である。従って、本発明では、請求
項1〜5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、装置
の構成を簡略化し、耐久性を向上させると共に、製造コ
ストを一層低減することができるといった効果が生じ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。本実施の形態のインク噴射装置60
0における機械的部分の構成は、図5に示す従来のもの
と同様であるので説明を省略する。このインク噴射装置
600の具体的な寸法を述べる。インク室613の長さ
Lが7.5mmである。ノズル618の寸法は、ノズル
面617a側の径が40μm、インク室613側の径が
72μm、長さが100μmである。また、後述の実験
に供したインクの25℃における粘度は約2mPa・
s、表面張力は30mN/mである。このインク室61
3内のインク中における音速aと上記Lとの比L/a
(=片道伝播時間T)は8μsecである。なお、上記
音速aは室温(25℃)における値である。更に、イン
ク噴射装置600は図示しないプラテンに沿って移動す
るキャリッジに搭載され、ノズル面617aとプラテン
上の記録用紙(図示せず)との間隔は1〜2mmであ
る。
【0028】図1は、本実施の形態のインク噴射装置6
00に用いられた制御装置625の構成を表す回路図で
ある。図1に示すように、制御装置625は、充電回路
182,放電回路184,およびパルスコントロール回
路186から構成されている。また、図1では、アクチ
ュエータ壁603の圧電材料および電極619,621
をコンデンサ191で表しており、そのコンデンサ19
1の端子191A,191Bはそれぞれ電極619,6
21に対応する。すなわち、端子191Aが制御装置6
25に、端子191Bがアース623に、それぞれ接続
されている。
【0029】充電回路182に設けられた入力端子18
7と放電回路184に設けられた入力端子188とは、
それぞれインク室613内の電極619(端子191
A)にE(V)の電圧(例えば20V)または0(V)
の電圧を印加するためのパルス信号を、後述のパルスコ
ントロール回路186から入力するための端子である。
【0030】充電回路182は、抵抗R101,R10
2,R103,R104,R105、および、トランジ
スタTR101,TR102から構成されている。トラ
ンジスタTR101のベースは、抵抗R101を介して
入力端子187に接続されると共に、抵抗R102を介
して接地されている。トランジスタTR101のエミッ
タは直接接地され、コレクタは、E(V)の正の電源1
89に抵抗R103を介して接続されている。また、ト
ランジスタTR102のベースは、抵抗R104を介し
て正の電源189に接続されると共に、抵抗R105を
介してトランジスタTR101のコレクタに接続されて
いる。トランジスタTR102のエミッタは正の電源1
89に直接接続され、コレクタは抵抗R120を介して
端子191Aに接続されている。
【0031】このため、入力端子187にオン信号(+
5V)が入力されると、トランジスタTR101が導通
し、正の電源189からの電流がトランジスタTR10
1のコレクタからエミッタ方向に流れる。従って、正の
電源189に接続されている抵抗R104およびR10
5にかかる電圧の分圧が上昇し、トランジスタTR10
2のべースに流れる電流が増加し、トランジスタTR1
02のエミッタとコレクタ間が導通する。そして、正の
電源189からのE(V)の電圧がトランジスタTR1
02のコレクタおよびエミッタ、抵抗R120を介して
コンデンサ191の端子191Aに印加される。
【0032】次に、放電回路184について説明する。
放電回路184は抵抗R106,R107,トランジス
タTR103から構成されている。トランジスタTR1
03のベースは、抵抗R106を介して入力端子188
に接続されると共に、抵抗R107を介して接地されて
いる。トランジスタTR103のエミッタは直接接地さ
れ、コレクタは、前述の抵抗R120を介して端子19
1Aに接続されている。このため、入力端子188にオ
ン信号(+5V)が入力されるとトランジスタTR10
3が導通し、抵抗R120を介してコンデンサ191の
端子191Aを接地する。
【0033】次に、この充電回路182,放電回路18
4によってアクチュエータ壁603(コンデンサ19
1)に印加される電圧の変化を説明する。充電回路18
2の入力端子187に入力される入力信号は、図2
(A)のタイミングチャートに示すように、通常オフの
状態にあり、インクの噴射時には後述の所定のタイミン
グT1にてオンされ、タイミングT2にてオフされる。
その後、タイミングT3にてオンされ、タイミングT4
にてオフされ、更にタイミングT5にてオンされ、タイ
ミングT6にてオフされる。放電回路184の入力端子
188に入力される入力信号は、図2(B)のタイミン
グチャートに示すように、入力端子187の入力信号が
オンされるとき(T1,T3,T5)オフされ、入力端
子187の入力信号がオフされるとき(T2,T4,T
6)オンされる。
【0034】この場合、コンデンサ191の端子191
Aに印加される電圧は、図2(C)に示すように、通常
は0(V)に維持されているが、タイミングT1にて、
コンデンサ191すなわちアクチュエータ壁603へ電
荷が充電され、トランジスタTR102と、抵抗R12
0と、せん断モード型圧電素子からなるアクチュエータ
壁603の静電容量とにて決まる充電時間Ta後に電圧
E(V)になる。またタイミングT2にて、トランジス
タTR103と、抵抗R120と、アクチュエータ壁6
03の静電容量とにて決まる放電時間Tb後に0(V)
になる。
【0035】このように電極619(端子191A)に
実際に印加される電圧(以下、駆動信号という)の波形
は、立ち上がりと立ち下がりでそれぞれTa、Tbの遅
れが生じるため、電圧が1/2E(V)(例えば10
V)となる時点を、駆動信号の立ち上がりタイミング
(AS,BS,HS)および立ち下がりタイミング(A
E,BE,HE)として近似する。パルスコントロール
回路186は、この駆動信号の立ち上がりおよび立ち下
がりが後述のタイミングとなるように、入力端子18
7,188への入力信号の上記タイミングT1〜T6等
を制御する回路である。次に、図1に戻ってパルスコン
トロール回路186の構成について説明する。
【0036】パルスコントロール回路186には、各種
の演算処理を行うCPU210が設けられ、そのCPU
210には、印字データや各種のデータを記憶するRA
M212と、パルスコントロール回路186の制御プロ
グラムおよび前述のタイミングT1〜T6でオン,オフ
信号を発生するシーケンスデータを記憶するROM21
4とが接続されている。ここで、ROM214には、図
3に示すように、インク噴射装置制御プログラム記憶エ
リア214Aと、駆動波形データ記憶エリア214Bと
が設けられている。従って、前述の駆動信号の波形に関
するシーケンスデータは、駆動波形データ記憶エリア2
14Bに記憶されている。
【0037】更に、CPU210は各種のデータのやり
とりをするI/Oバス216に接続され、当該I/Oバ
ス216には、印字データ受信回路218、パルスジェ
ネレータ220,222、および温度センサ224が接
続されている。パルスジェネレータ220の出力は充電
回路182の入力端子187に入力され、パルスジェネ
レータ222の出力は放電回路184の入力端子188
に入力されている。
【0038】CPU210はROM214の駆動波形デ
ータ記憶エリア214Bに記憶されているシーケンスデ
ータに従って、パルスジェネレータ220および222
を制御する。従って、上記タイミングT1〜T6の各種
パターンを予めROM214内の駆動波形データ記憶エ
リア214Bに記憶させておくことによって、1ドット
の印字命令に対して、所望の波形の駆動信号をアクチュ
エータ壁603に与えることができる。なお、パルスジ
ェネレータ220,222、充電回路182、および放
電回路184は、インク噴射装置600のノズル618
と同じ数だけ設けられている。CPU210は、印字デ
ータに応じたアクチュエータ壁603に駆動信号を出力
し、対応するノズル618からインクを噴射する。ま
た、温度センサ224は、インク室613内のインクの
温度を検出する周知のものである。
【0039】次に、本実施の形態のインク噴射装置60
0における、上記駆動信号の波形(以下、駆動波形とい
う)の一例を図4(A)に例示する。また、図4(B)
はその駆動波形に応じたインク室613内の圧力の変化
を表している。図4に示すように、本例の駆動波形は、
インクを噴射するための二つの噴射パルス信号A、Bと
上記インク室613内に残留した圧力波振動を相殺する
ための非噴射パルス信号Cとからなり、噴射パルス信号
A、Bと非噴射パルス信号Cのどちらも波高値(電圧
値)はE(V)である。また、本例では以下に説明する
ように、パルス信号A,B,Cのパルス幅Wa,Wb,
Wcを、それぞれ片道伝播時間T(8μsec)の1.
0倍,1.0倍,0.5倍とし、噴射パルス信号A,B
のパルス間隔d1をTの0.75倍(すなわち0.75
T)とした。
【0040】タイミングASで噴射パルス信号Aが立ち
上がると、図6にてインク室613cを例に説明したよ
うに、アクチュエータ壁603に電界が発生し、インク
室613の容積が増大してノズル618付近を含むイン
ク室613内の圧力が減少する。その後、インク室61
3にはインクが流入する一方、容積の増大によって生じ
た圧力波振動による圧力が増加して正の圧力に転じ、片
道伝播時間Tを経過する時点の近傍でピークに達する。
噴射パルス信号Aは、タイミングASから1.0T経過
後のタイミングAEで立ち下がる。すると、インク室6
13の容積が減少し、そのことにより発生した圧力と、
上記正に転じた圧力とが加え合わされ、比較的高い圧力
がインク室613のノズル618付近に生じて、インク
がノズル618から噴射される。
【0041】続いて、タイミングAEから0.75T経
過したタイミングBSにて噴射パルス信号Bが立ち上が
り、更に1.0T経過したタイミングBEにて噴射パル
ス信号Bが立ち下がると、同様にして2滴目のインクが
ノズル618から噴射される。更に、その後、時間d2
が経過した時点を中心にして非噴射パルス信号Cが発生
する。この非噴射パルス信号Cの中心HCは、インク室
613の圧力が正から負に転じる時点に配設するのが望
ましい。この場合、次のようにしてインク室613内の
インクの圧力波振動を相殺することができる。
【0042】すなわち、インク室613の圧力が正から
負に転じる前のタイミングHSにて非噴射パルス信号C
が立ち上がると、未だ正である上記圧力が急減する。ま
た、上記圧力が負に転じた後のタイミングHEで非噴射
パルス信号Cが立ち下がると、負に転じた上記圧力が急
増する。このため、上記圧力波の振動が相殺され、その
振動が急速に収束に向かう。このように圧力波振動が相
殺されるとインクが非所望に噴射されることが防止さ
れ、次の印字命令に対する処理に早期に移行することも
できる。従って、きわめて良好な画像を形成すると共に
印字速度を向上させることができる。なお、非噴射パル
ス信号Cは前述のように圧力波振動を相殺するものであ
り、しかも、パルス幅Wcは片道伝播時間Tの奇数倍と
大きく異なるので、このパルス信号が発生してもインク
は噴射されない。
【0043】ところが、インク室613内のインク中に
おける音速aは、インクの温度によって変化する。この
ため、片道伝播時間Tの実際の値(L/a)も変化し、
図4(B)に示すインクの圧力波振動の周期、延いては
時間d2の適切な値も、インクの温度に応じて変化す
る。そこで、本実施の形態では、時間d2を次のように
設定している。本願出願人は、インク噴射装置600を
用いて、種々のインク温度において時間d2の値を種々
に変化させてインクの噴射実験を行い、各温度における
d2の適切な値を調べた。実験結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】なお、表1では、時間d2を片道伝播時間
T(25℃における値)に対する比の値で、温度を℃で
表している。表1に示すように、着弾乱れもしぶきも発
生することなく良好な噴射が行える時間d2の適切な値
は、インクの温度に応じて徐々に大きくなる。そして、
d2の値が適切な値から少しずれると、次の印字命令に
対するインクの噴射時までインク室613内の圧力信号
が残留する。このため、その噴射時に噴射されたインク
滴の飛翔速度が適切な値からずれ、インク滴が記録用紙
の適切な位置に付着しない着弾乱れが発生する。d2の
値が更にずれると、噴射されたインクが飛沫となって飛
び散るしぶきが発生したり、その飛沫がノズル面617
aに付着してインクが吐出されなくなったりする。
【0046】そこで、本実施の形態では、温度センサ2
24を介して検出したインクの温度に基づいて、次の表
2を用いて時間d2を設定し、その時間d2に応じて上
記タイミングT1〜T6を設定している。このため、イ
ンクが如何なる温度(0〜40℃)であっても、着弾乱
れもしぶきも発生することなくきわめて良好に印字を行
うことができた。従って、きわめて正確な画像を形成す
ると共に、インクの圧力波振動を早期に収束させて印字
速度をきわめて良好に向上させることができた。
【0047】
【表2】
【0048】なお、上記実施の形態において、アクチュ
エータ壁603および電極619,621がアクチュエ
ータに、制御装置625が駆動手段に、それぞれ相当す
る。また、本発明は上記実施の形態になんら限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々
の形態で実施することができる。例えば、時間d2の値
は、表1で「○」が記載された範囲内に設定されるので
あれば表2以外によって設定してもよく、この場合も上
記実施の形態と同様の作用・効果が生じる。
【0049】また、パルス幅Wa,Wbやパルス間隔d
1は種々に変更してもよい。例えば、Wa,Wb,d1
をインクの温度に応じて変更すれば、それらが片道伝播
時間Tの実際の値に対応した数値となり、一層良好にイ
ンクを噴射することができる。但し、この場合、時間d
2の適切な値も変化する。
【0050】更に、上記実施の形態では、1ドットの印
字命令に対して2滴のインクを噴射しているが、1滴の
インクを噴射してもよい。但し、上記実施の形態のよう
に1ドットの印字命令に対して複数滴(3滴以上でもよ
い)のインクを連続的に噴射する場合、記録用紙に一層
濃厚で見やすい画像を形成することができる。
【0051】また、所定の温度範囲毎に片道伝播時間T
をそれぞれ設定し、その各Tに基づいたタイミングで、
圧力波振動を相殺する動作を実行することもできる。但
し、上記実施の形態のように、一定の温度における上記
Tを基準に温度毎の係数を乗じることで、制御が簡便に
なる。
【0052】また、非噴射パルス信号CとしてE(V)
より低い電圧や負の電圧を印加することにより、圧力波
振動の相殺時にインクが噴射されないようにすることも
できる。但し、上記実施の形態では、パルス信号A,
B,Cの電圧を一定値とし、その出力タイミングAS〜
HEを調整することによりインクの噴射および圧力波振
動の相殺を行っているので、各パルス信号を出力するた
めの電源が1つでよく、装置の構成および制御を一層簡
略化することができる。
【0053】更に、本発明は、インク室613の容積を
いきなり減少させてインクを噴射する装置や、圧電材料
を用いて構成されたアクチュエータ以外の手段によって
インクに圧力波振動を与える装置、印字装置本体にイン
ク噴射装置600を固定したいわゆるラインプリンタ等
にも適用することができる。但し、上記実施の形態のよ
うに圧電材料を用いたアクチュエータを使用する場合、
装置の構成を一層簡略化し、耐久性を向上させると共
に、製造コストを一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインク噴射装置の制御装置
の構成を表す回路図である。
【図2】その制御装置の充電回路,放電回路の動作を表
すタイミングチャートである。
【図3】その制御装置のROMの構成を表す説明図であ
る。
【図4】その制御装置が出力するインク噴射装置の駆動
波形を例示する説明図である。
【図5】従来技術および本発明に関わるインク噴射装置
の構成を表す断面図である。
【図6】そのインク噴射装置の動作の一例を表す説明図
である。
【符号の説明】
182…充電回路 184…放電回路 186…パ
ルスコントロール回路 187,188…入力端子 224…温度センサ
600…インク噴射装置 603…アクチュエータ壁 618…ノズル
619,621…電極 625…制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが噴射されるノズルと、 該ノズルの背後に設けられ、インクが充填されるインク
    室と、 該インク室内のインクに圧力波振動を与えるアクチュエ
    ータと、 印字命令に対して、上記アクチュエータを駆動して上記
    インク室内のインクに圧力波振動を発生させて上記ノズ
    ルからインクを噴射する噴射動作を実行する駆動手段
    と、 を備えたインク噴射装置であって、 上記駆動手段が、上記噴射動作の終了後、上記アクチュ
    エータを駆動して上記インクの圧力波振動をほぼ相殺す
    る相殺動作を、上記インク室内のインクの温度に応じた
    タイミングで実行することを特徴とするインク噴射装
    置。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータが、上記インク室の
    容積を変化させるものであり、 上記駆動手段が、上記噴射動作終了後、インクの圧力波
    振動をインクの温度に応じたタイミングでほぼ相殺する
    ように、上記アクチュエータを駆動して上記インク室の
    容積を増減させることを特徴とする請求項1記載のイン
    ク噴射装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動手段が、上記アクチュエータを
    駆動して、上記容積を一旦増加させた後に上記容積を減
    少させて上記ノズルからインクを噴射し、その後、上記
    インク室内をインクの圧力波が片道伝播する時間とイン
    クの温度とによって決められる時間後に、上記インク室
    の容積を再び増加させた後に減少させて上記相殺動作を
    実行することを特徴とする請求項2記載のインク噴射装
    置。
  4. 【請求項4】 上記駆動手段が上記アクチュエータを駆
    動して、上記容積を一旦増加させた約1.0Tまたはそ
    の奇数倍(Tは上記インク室内をインクの圧力波が片道
    伝播する片道伝播時間の室温における値)後に上記容積
    を減少させて上記ノズルからインクを噴射し、その約
    0.75T後に上記容積を再び増加させ、更にその約
    1.0Tまたはその奇数倍後に上記容積を減少させて上
    記ノズルから再びインクを噴射することにより、1ドッ
    トの上記印字命令に対する噴射動作を実行し、該噴射動
    作が終了してから下記の時間d2が経過した時点を中心
    にして上記相殺動作を実行することを特徴とする請求項
    3記載のインク噴射装置。 上記インク室内のインクの温度が0〜10℃のとき :
    d2=2.45T 上記インク室内のインクの温度が10〜20℃のとき:
    d2=2.50T 上記インク室内のインクの温度が20〜30℃のとき:
    d2=2.55T 上記インク室内のインクの温度が30〜40℃のとき:
    d2=2.60T
  5. 【請求項5】 上記駆動手段が、上記アクチュエータに
    電圧を印加することにより上記インク室の容積を増加ま
    たは減少させるものであって、しかも、上記噴射動作時
    にも上記相殺動作時にも同じ電圧を印加することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載のインク噴射装
    置。
  6. 【請求項6】 上記アクチュエータが、上記インク室の
    側壁をなす圧電材料を用いて構成されていることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載のインク噴射装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709091B1 (en) 1996-08-29 2004-03-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink ejection device and driving method therefor
JP2014151502A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法
JP2015168187A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社リコー 液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法

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JP2014151502A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び液体吐出ヘッドの駆動方法
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