JPH10232117A - 画像測定装置 - Google Patents

画像測定装置

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JPH10232117A
JPH10232117A JP9034673A JP3467397A JPH10232117A JP H10232117 A JPH10232117 A JP H10232117A JP 9034673 A JP9034673 A JP 9034673A JP 3467397 A JP3467397 A JP 3467397A JP H10232117 A JPH10232117 A JP H10232117A
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JP
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edge
index
measurement
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JP9034673A
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English (en)
Inventor
Nobukatsu Machii
暢且 町井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】未知の形状を有する被測定物の輪郭形状のエッ
ジを自動で確実に測定することができる画像測定装置を
提供する。 【解決手段】被検査物の像を捉えて該像の光強度分布に
応じた画像信号を生成する撮像部6と、該撮像部が捉え
た撮像範囲内4aに設定されるエッジ検出領域15内に
ある前記画像信号から該エッジ検出領域内のエッジ位置
を検出する制御ユニット2とを有する画像測定装置にお
いて、前記制御ユニット2は、該被検査物の輪郭形状7
aに沿って該エッジ検出領域15を移動させて該輪郭形
状のエッジ位置を検出し、当該移動させたエッジ検出領
域内に該エッジが検出されない場合に、直前に検出され
たエッジ位置を中心とするほぼ円弧上であって該エッジ
が検出されないエッジ検出領域と一部重なる様にずらし
た新たなエッジ検出領域15を設定することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査物の輪郭形
状の測定を自動的に行うことができる画像測定装置に係
り、特に未知の形状をした被検査物の輪郭形状を自動的
にスキャンして測定する画像測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像測定装置は、一般的に、移動可能な
ステージ上に載置された被検査物の像を光学系を介して
CCDカメラ等で捉え、捉えた像の光強度分布に応じて
光電変換された電気信号を利用する。撮像範囲内に被検
査物のエッジ検出領域である指標内にある被検査物の輪
郭形状のエッジを、上記電気信号を利用した画像処理に
より検出し、撮像範囲内でのエッジの座標値のデータを
生成する。(以下、エッジ検出領域を単に指標と称す
る。) 特に、上記指標は、その大きさが測定の種類に応じてオ
ペレータにより設定されるが、その指標が被検査物の輪
郭形状のエッジを自動的に設定されたピッチでスキャン
しながらそれぞれの座標値を測定する自動スキャニング
測定モードが知られている。
【0003】この自動スキャニング測定モードでは、例
えば、直前に検出された複数のエッジの座標値に基づい
て次の測定目標点が設定され、この測定目標点に対して
指標の位置と角度方向が設定される。そして、その設定
された指標内にある輪郭形状のエッジを上記の画像処理
により検出する。この様に、エッジの位置を検出し、次
の測定目標点を設定し、そこに指標を設定して次のエッ
ジの位置を検出するという工程が測定始点から測定終点
まで繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被検査
物の輪郭形状が比較的なだらかに変化する場合は、特に
支障なく自動スキャニング測定を行うことができるが、
輪郭形状が鋭角に折れ曲がっているような被測定物を測
定する場合は、その測定の途中で次に測定目標点に対し
て設定した指標内に輪郭形状のエッジが存在しなくな
り、エッジ位置を検出することができず、測定エラーに
なる。上記した通り、オペレータにより指標の大きさを
大きく設定することである程度の測定エラーは回避でき
る場合もあるが、あまり指標のサイズを大きく設定する
と、撮像範囲である画面内から指標がはみ出し頻繁にス
テージの移動を行う必要があり、全体の測定時間が長く
なる。また、例え指標サイズを大きく設定しても、被検
査物の輪郭形状が鋭角状である場合は、次の測定点での
エッジを検出することができない。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記の課題を解
決し、輪郭形状が鋭角に折れ曲がっているような被検査
物についても、自動スキャニング測定を行うことができ
る画像測定装置を提供することにある。
【0006】更に、本発明の目的は、輪郭形状が鋭角に
折れ曲がっているような被検査物に対しても、次の測定
目標点を適切に設定して確実に指標内にエッジが位置す
る様にすることができる画像測定装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、被検査物の像を捉えて該像の光強度分布に応じ
た画像信号を生成する撮像部と、該撮像部が捉えた撮像
範囲内に設定されるエッジ検出領域内にある前記画像信
号から該エッジ検出領域内のエッジ位置を検出する制御
ユニットとを有する画像測定装置において、前記制御ユ
ニットは、該被検査物の輪郭形状に沿って該エッジ検出
領域を移動させて該輪郭形状のエッジ位置を検出し、当
該移動させたエッジ検出領域内に該エッジが検出されな
い場合に、直前に検出されたエッジ位置を中心とするほ
ぼ円弧上であって該エッジが検出されないエッジ検出領
域と一部重なる様にずらした新たなエッジ検出領域を設
定することを特徴とする。
【0008】次のエッジ検出領域を、エッジが検出され
ない場合のエッジ検出領域と一部重なる様にずらしなが
ら新たなエッジ検出領域を設定することで、未知の形状
の被検査物の輪郭形状のエッジがエッジ検出領域内に位
置する様に設定することができる。
【0009】更に、別の発明では、エッジに沿った測定
ピッチがLの場合は、前記制御ユニットは、前記移動さ
せたエッジ検出領域内に該エッジが検出されない場合
に、該エッジ検出領域の移動方向を、設定されたエッジ
検出領域の長さt、測定ピッチLにおいて、t/L未満
の角度だけずらして設定することを特徴とする。
【0010】オペレータにより任意に設定される測定ピ
ッチLとエッジ検出領域の長さtに従って、必ず重なり
ある位置に新たなエッジ検出領域を設定することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術
的範囲がその実施の形態に限定されるものではない。
【0012】図1は、本発明の実施の形態例の画像測定
装置の全体構成図である。この画像測定装置は、測定器
本体1とコンピュータからなる制御ユニット2で構成さ
れる。測定器本体1は、支持体3を有する。支持体3の
ベース部3a上には、水平面の直交するX方向とY方向
に移動可能なステージ5が設けられる。ステージ5上に
は、二次元的な輪郭形状を有する被検査物7が搭載され
る。また、ベース部3aには、被検査物7に対する透過
照明光学系8が設けられる。
【0013】更に、支持体3の支柱部3bには撮像部6
が取り付けられる。この撮像部6には、被検査物7に対
する落射照明光学系9、CCDカメラ13、被検査物7
からの光を結像する結像光学系12とが設けられる。ス
テージ5上に載置された被検査物7に対して、透過照明
あるいは落射照明で照明し、被検査物7の像を結像光学
系12によりCCDカメラ13に結像させる。CCDカ
メラ13により結像された像の光強度分布に応じた電気
信号に変換し、その電気信号が制御ユニット2に供給さ
れる。
【0014】制御ユニット2は、本体40にモニタ4と
入力装置であるキーボード41、マウス42が接続され
る。
【0015】図2は、被検査物7の一例を示す図であ
る。この例にある通り、被検査物7の輪郭形状7aのエ
ッジの座標を検出することにより、被検査物7が設計値
通りに加工されているか否か等の測定が行われる。図2
中にエッジに示した白丸が、測定点18の例であり、通
常輪郭形状7aのエッジに沿って一定のピッチで測定さ
れる。
【0016】図3は、被検査物7がモニタ4の画面4a
に表示されている状態例を示す図である。この例では、
画面4a内に被検査物7の一部が表示されている。一般
に、エッジ位置を検出する為に、画面上でエッジ位置検
出領域である指標15が設定される。この指標15の形
状、大きさは、オペレータにより任意に設定されるが、
指標15内の画像データを利用することにより、指標1
5内に位置するエッジ点16の画面内での位置を検出す
ることができる。従って、エッジ位置を検出する為に
は、この指標15をエッジ点を含む位置に移動させる必
要がある。そして、上記した自動スキャニング測定を行
う場合は、この指標15を次の測定対象のエッジ点を含
む様に次々と自動的に移動させる。
【0017】図4は、測定器本体と制御ユニット内の一
部の機能を示すブロック図である。測定器本体1は、図
1で説明した構成を有するが、更に図4に示した通り、
ステージ5を駆動するXYステージ駆動部10と、移動
したステージの位置を検出するステージ位置検出部11
とが設けられる。制御ユニットからのステージ移動指令
をうけて、XYステージ駆動部10がステージを移動さ
せ、ステージ位置検出部11により検出されたステージ
座標値が制御ユニット2に供給される。
【0018】制御ユニット2は、図4に示すように、C
CDカメラ13から出力される電気信号が入力される画
像処理部21と、輪郭形状測定部22と、指標設定部2
3と、測定条件メモリ24と、測定データメモリ25
と、データ出力部26とを備えている。制御ユニット2
は、それぞれ図示を省略したキーボードなどの入力装
置、入力回路、出力回路、中央演算処理回路などを有す
るコンピュータで構成される。上記した画像処理部2
1、輪郭形状測定部22及び指標設定部23は、例えば
コンピュータプログラムにより実現されても良く、むろ
んハードウェアによって実現されても良い。
【0019】画像処理部21は、CCDカメラ13の各
画素から出力される電気信号を画像処理し、図3に示し
た通り捉えた被検物7の像をモニタ4のモニタ画面4a
上に画像として表示させるための画像信号をモニタ4へ
出力する。また、画像処理部21は、指標設定部23か
ら出力される指標位置のデータを受け、エッジの検出領
域を示す指標(エッジ検出領域)15をモニタ画面4a
上の前記指標位置のデータに対応する位置及び角度方向
に表示させるための信号をモニタ4へ出力する。さら
に、画像処理部21は、CCDカメラ13から出力され
る電気信号を画像処理し、指標15内にある被検物7の
輪郭形状7aのエッジを検出し、検出したエッジ点16
のモニタ画面4a内での座標値(エッジ座標値)を輪郭
形状7aに沿って設定される各測定点18について順次
検出し、各エッジ座標値のデータを輪郭形状測定部22
へ出力する。
【0020】輪郭形状測定部22は、被検物7の輪郭形
状7aに沿ってある間隔で(例えば一定間隔で)設定さ
れる各測定点18のエッジ座標値を取り込む輪郭形状測
定(スキャニング測定)を実行する。輪郭形状測定部2
2は、輪郭形状測定を行うために、指標15の移動先で
ある次の測定点18及びこの点での指標15の角度方向
を設定し、この測定点18に対応する指標15の位置及
び角度方向のデータ(設定内容)を表す指標設定指令を
指標設定部23に出力すると共に、ステージ移動指令を
XYステージ駆動部10に出力する。
【0021】また、輪郭形状測定部22は、画像処理部
21から出力される各測定点(測定済みの点)のエッジ
座標値と、ステージ位置検出部11から出力される各測
定点でのステージ座標値とに基づき各測定点の座標値
(測定点座標値)を演算し、その演算結果を測定データ
メモリ25へ順次出力する測定点座標値演算部27を備
えている。この演算部27は、下記の式で表す演算を行
う。
【0022】(測定点座標値)=(ステージ座標値)+
(エッジ座標値×モニタ画面補正値) ここで、モニタ画面補正値は、XYステージ5上での寸
法とモニタ画面4a上での寸法との比である。
【0023】指標設定部23は、指標15を輪郭形状測
定部22から出力される指標設定指令により指定された
モニタ画面4a上の位置及び角度方向に設定させるため
の指標位置のデータを、画像処理部21へ出力する。
【0024】測定条件メモリ24には、被検物7の輪郭
形状7aの測定開始位置(最初の測定点)及び測定終了
位置(最後の測定点)の座標、測定開始位置での測定目
標方向、各測定目標点18の間隔(例えば一定間隔で、
図10に示す測定ピッチP)、指標15の大きさをそれ
ぞれ表すデータなどを含む測定条件が予めオペレータに
よりキーボード31などにより入力されて記憶されてい
る。測定データメモリ25は、輪郭形状測定部22から
出力される各測定点の座標値(測定点座標値)のデータ
を格納する。データ出力部26は、測定終了後に測定デ
ータメモリ25に格納された測定データ(全測定点の座
標値)を印刷して出力する。
【0025】図5、図6及び図7は、自動スキャニング
測定における指標15の測定目標点への移動と問題点を
示す図である。いずれも黒丸が測定済みの測定点18で
あり、白丸がこれから測定すべきと予測される測定目標
点18aである。図5に示される通り、直前に測定した
測定点18と次に測定すべきエッジ位置が直線上あるい
は比較的なだらかな曲線上にある時は、指標15を次の
測定すべきエッジ位置を含む位置に移動させることがで
きる。
【0026】図8は、測定目標点18aを予測する方法
を説明する図である。図4に示した輪郭形状測定部22
では、例えば、直前の測定点18bとその前の測定点1
8cの位置に従って、両測定点18b、18cを結ぶ方
向30上であって、予め設定された測定ピッチLの位置
に測定目標点18aが位置するものと予想し、その位置
データと測定目標方向30に直角の角度データを生成
し、指標設定部23に与える。そのデータに従って指標
15を画面上に表示する為の信号を指標設定部23が画
像処理部21に与え、モニタ画面4a内に指標が表示さ
れる。
【0027】この測定目標点18aを求めるアルゴリズ
ムは、直前の2つの測定点から求める直線補間法、3つ
の測定点から求める円弧補間法、更に多数の測定点から
求めるスプライン関数を利用した補間法等が知られてい
る。
【0028】そこで、図6に示した様に、被検査物7の
輪郭形状7aが鋭角形状を有する場合は、上記した補間
法により測定目標点18aを予測してその位置に指標1
5を移動させると、指標15内にエッジが含まれない場
合がある。輪郭形状7aが鋭角形状でなくとも、ある程
度の急な角度を有する場合は、指標15の大きさが小さ
い場合は次の測定位置のエッジが指標15内に含まれな
いこともある。
【0029】この指標15の大きさを例えばある程度長
い形状に設定し、測定ピッチをある程度狭く設定するこ
とにより、鋭角以外の形状であれば上記の問題点はある
程度解決される。しかし、指標15の長さを大きく設定
すると、移動に伴いその指標が画面内からはみ出し、画
面4a内での移動回数が限定される。このことは、ステ
ージ5の頻繁な機械的移動を招き、測定時間が長くな
る。また、測定ピッチを狭く設定することも測定の長時
間化を招く。そして、そもそも輪郭形状7aが鋭角に折
れ曲がる部分では、上記アルゴリズムでは指標15を次
の測定位置のエッジを含む様に移動できない。
【0030】そこで、図7に示した様に輪郭形状7aが
鋭角に折れ曲がる場合でも、次の測定すべきエッジを含
む様に指標15を移動させることができるアルゴリズム
が必要である。
【0031】図9は、被検査物7の輪郭形状7aが鋭角
に折れ曲がる場合でも、確実に次の測定すべきエッジの
位置に指標15を移動させることができるアルゴリズム
を説明する図である。本発明の実施の形態例では、直前
の測定点18bとその前の測定点18cとから上記した
補間法により予想される測定目標方向30上であってピ
ッチLの位置を測定目標点18aとして、指標15を移
動する。そこで、前述の指標15内の画像データを利用
してエッジ位置を検出しても、検出できない場合は、測
定目標点を18a1、18a2,18a3..... と変更
してその方向に直角の指標15を移動させる。そして、
移動先の指標15内にエッジが検出されるまで繰り返
す。
【0032】この測定目標点の移動位置は、最初の測定
目標方向30からΔΘだけずれた方向301,302,
303....であって、直前の測定点18bからピッチL
の位置になる様に設定される。しかも、移動した指標1
5内に輪郭形状7aのエッジが確実に含まれる様に、そ
の角度ΔΘが、円弧上で隣接する指標15が重なり合う
値に設定される。その結果、図9に示される通り、複数
の指標15により直前測定点18bを中心とした円弧が
完全にカバーされて、エッジをまたいで指標15が移動
されることはない。
【0033】図10及び図11は、その角度ΔΘを説明
する図である。図10に示される通り、円弧上で隣接す
る指標15が完全に重なりあう為には、角度ΔΘは、指
標15の長さがtの場合、 ΔΘ<t/L である必要がある。より確実に重なりあう為には、更
に、 ΔΘ<t/2L 程度にすることが好ましい。
【0034】図11は、図10における指標15の長さ
tに比べて短い長さt2に指標15の長さが設定された
場合を示す。指標15の長さt2が短いため、角度ΔΘ
2もその分小さく設定される。
【0035】図12は、自動スキャニング測定である輪
郭形状測定処理のフローチャート図である。また、図1
3は、指標内にエッジが検出されない場合の測定目標点
を変更する処理のフローチャート図である。
【0036】図12に示す輪郭形状測定処理が開始され
ると、ステップ100で、予めオペレータにより設定さ
れた測定開始位置と測定終了位置の座標値、測定ピッチ
L、指標15の長さL等をそれぞれ測定条件メモリ24
から取り込む。そして、ステップ101にて、上記演算
式に従って、エッジ未検出時の再度のピッチΔΘを求め
て設定する。次のステップ102では、ステップ101
で取り込んだ測定開始位置を、最初の測定目標点に設定
する。次のステップ103では、モニタ画面4a上の測
定目標点(ここではステップ102で設定された最初の
測定目標点)に指標15がくるように指標15を移動さ
せる。このとき、モニタ画面4a上において指標15が
最初の測定目標点に表示される。次のステップ104で
は、指標15内にある輪郭形状7aのエッジ点座標(こ
こでは最初の測定目標点のエッジ点座標)を取り込む。
すなわち、画像処理部21から出力される最初の測定目
標点のエッジ座標値を取り込む。
【0037】次のステップ105では、画像処理部21
においてエッジ未検出のエラーが発生したか否かを判定
する。このステップ105では、画像処理部21におい
て輪郭形状17aのエッジが検出されたか否かを、ステ
ップ104においてエッジ点座標を取り込めたか否かに
よって判定する。エッジ点座標を取り込めなかった場
合、画像処理部21においてエッジ未検出のエラーが発
生した(エッジが検出されなかった)と判定する。すな
わち、図5に示すように測定目標点18aにある指標1
5内に輪郭形状7aが存在し、画像処理部21において
エッジを検出できる場合には、ステップ105の判定結
果がNoになってステップ106へ進む。一方、図6に
示すように測定目標点18aにある指標15内に輪郭形
状7aのエッジが存在しておらず、画像処理部21にお
いてエッジを検出できない場合には、ステップ105の
判定結果がYesになってステップ109へ進む。この
時点では、指標15は輪郭形状17a上の最初の測定目
標点にあり、ステップ104においてエッジ点座標を取
り込んでいるので、ステップ105の判定結果がNoに
なってステップ106へ進む。
【0038】ステップ106では、ステージ位置検出部
11から出力されるステージ座標値と、ステップ104
で取り込んだ画面内でのエッジ座標値とに基づき指標1
5内にある測定点の座標値(測定点座標値:ここでは最
初の測定目標点の座標値)を演算する。すなわち、測定
点座標値演算部27で上記した式の演算を行う。次のス
テップ107では、ステップ106で演算した最初の測
定点の測定点座標値を測定データメモリ25へ格納す
る。
【0039】次のステップ108では、次の測定目標点
を設定する。すなわち、直前にエッジが検出された直前
測定点18b(ここでは、最初の測定目標点)を含む複
数の測定点のエッジ座標値から次の測定目標点18aと
この点での指標15の角度方向とを設定する。ステップ
108での測定目標点18aの設定方法は、図8にて説
明した通りである。また、ステップ108において、指
標15の角度方向は、測定目標方向30に対して垂直と
なる向きに設定する。
【0040】このような方法により、ステップ108に
おいて次の測定目標点18aとこの点での指標15の角
度方向とを設定する。ここでは、直前測定点18bは最
初の測定目標点であり、前記前々測定点18cは存在し
ない。そのため、ステップ108において次の測定目標
点(2番目の測定目標点)18aとこの点での指標15
の角度方向とを設定するために、最初の測定目標点(測
定開始位置)での測定目標方向を示すデータが測定条件
メモリ24に予め記憶されている。このデータを使って
2番目の測定目標点18aと指標15の角度方向とがス
テップ108で設定される。
【0041】このようにしてステップ108で次の測定
目標点18とこの点での指標15の角度方向とを設定し
た後、ステップ110へ進む。このステップ110で
は、終了条件を満たしたか否かを判定する。すなわち、
ステップ108で設定した次の測定目標点の座標が、ス
テップ101で取り込んだ測定終了位置の座標値(最後
の測定目標点の座標値)を越えたか否かを判定する。こ
こでは、ステップ108で設定した次の測定目標点は2
番目の測定目標点であるので、ステップ110の判定結
果はNoになり、ステップ103に戻る。
【0042】ステップ103、104を実行してステッ
プ105に進み、このステップ105の判定結果がNo
であれば、ステップ106〜108を実行してステップ
110に進む。このステップ110の判定結果がNoで
あれば、ステップ103に戻る。
【0043】このようにして、ステップ105及びステ
ップ110の判定結果が共にNoである間、ステップ1
03〜108及びステップ110を繰り返し実行するこ
とにより、被検物7の輪郭形状7aに沿って一定間隔で
指標15を移動させながら測定を行い、各測定点の測定
点座標値を演算し、その演算結果を測定データメモリ2
5に順次格納する。
【0044】図6に示すように測定目標点18aにある
指標15内に輪郭形状7aが存在しておらず、画像処理
部21においてエッジを検出できなくなると、ステップ
105の判定結果がYesになり、ステップ109へ進
む。
【0045】図13にステップ109での処理フローが
示される。まず、ステップ201で、前回の指標15内
に輪郭形状7aのエッジが検出されたか否かが判定され
る。即ち、図12のステップ105にてエッジ検出が前
回の指標15内に検出されたか否かであり、最初にステ
ップ109になる時は、前回はエッジが検出されている
ので、ステップ201での判断はYesになる。そこ
で、ステップ202で予め計算されている角度ΔΘに回
転角度が設定され、ステップ206にて、図9に示した
通り、元の測定目標方向30を回転角度だけ回転させた
測定目標方向301と、元の測定目標点18aからその
方向にピッチL進んだ測定目標点18a1とが設定され
る。
【0046】そして、新たに設定された測定目標点18
a1に測定目標方向301に直角の方向に指標15が移
動する(ステップ103)。そして、ステップ104が
実行され、再度ステップ105にてエッジ未検出になる
と、再度図13の処理フローが繰り返される。
【0047】今度は、ステップ201にて、前回検出で
きないと判断されるので、ステップ203にて、前回の
回転角度が正か否かが判断される。正であれば、ステッ
プ204にて、回転角度が前回の回転角度の負の角度に
設定される。即ち、図9で示した通り、今度は時計回り
に回転角度ΔΘだけ元の測定目標方向30からずれた方
向に設定される。上記と同様にして、ステップ206で
測定目標方向302と測定目標点18a2が設定され
る。
【0048】更に、エッジが検出されない場合は、ステ
ップ205にて、回転角度がΔΘだけ増加される。そし
て、測定目標方向303と測定目標点18a3が設定さ
れる。
【0049】この様に、図9にて示した通り、測定目標
方向を左右に振りながら回転角度をΔΘづつ増加させ
る。従って、直前の測定点18bを中心とする円弧方向
に指標15がオーバーラップしながら移動する。そのた
め、輪郭形状7aが如何なる角度で折れ曲がっていて
も、確実に移動した指標15内にそのエッジが含まれ
る。
【0050】以上の通り、上記の実施の形態例では、測
定目標方向を最初の測定目標方向30に対して、指標1
5が重なるような角度で左右に変更しながら、指標15
の位置を再設定するので、確実の被検査物の輪郭形状7
aのエッジが検出される。また、上記の計算式に示した
角度ΔΘでその方向を変更することで、指標15の長さ
が適宜変更設定されても、それに対応して角度ΔΘが変
更されるので、必ず指標が重なる様に移動して、エッジ
を捉えることができる。
【0051】尚、上記の図13のフローチャートによる
と、指標15が元の目標測定方向から左右に角度を振り
ながら移動しているが、例えば、最初に反時計回りに回
転させてから、ある程度の回転角度でも検出されない場
合に、その後時計回りに回転させることでも良い。例え
ば、円弧補間法により輪郭形状が円弧状であることがあ
らかじめ判明している時などに利用できる。また、オペ
レータによりかかる指標の回転のアルゴリズムが任意設
定できる様にすることも有効である。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、被
検査物の輪郭形状のエッジ位置を連続的に検出するスキ
ャニング測定において、未知の形状の輪郭形状に対して
確実にエッジ位置検出領域である指標を移動させること
ができる。従って、スキャニング測定の途中で測定不能
になることが避けられる。
【0053】また、上記した様に測定目標方向を指標の
大きさに応じた角度で回転させると、オペレータにより
指標の大きさが任意に設定されても、確実に輪郭形状の
エッジ位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像測定装置の全体構
成図である。
【図2】被検査物7の一例を示す図である。
【図3】被検査物7がモニタ4の画面4aに表示されて
いる状態例を示す図である。
【図4】測定器本体と制御ユニット内の一部の機能を示
すブロック図である。
【図5】自動スキャニング測定における指標15の測定
目標点への移動と問題点を示す図である。
【図6】自動スキャニング測定における指標15の測定
目標点への移動と問題点を示す図である。
【図7】自動スキャニング測定における指標15の測定
目標点への移動と問題点を示す図である。
【図8】測定目標点18aを予測する方法を説明する図
である。
【図9】次の測定目標点18aに指標15を移動させる
ことができるアルゴリズムを説明する図である。
【図10】角度ΔΘを説明する図である。
【図11】角度ΔΘを説明する図である。
【図12】自動スキャニング測定である輪郭形状測定処
理のフローチャート図である。
【図13】指標内にエッジが検出されない場合の測定目
標点を変更する処理のフローチャート図である。
【符号の説明】 1 測定器本体 2 制御ユニット 4 モニタ 6 撮像部 7 被検査物 7a 輪郭形状 15 エッジ検出領域、指標 18 測定点 18a 目標測定点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物の像を捉えて該像の光強度分布に
    応じた画像信号を生成する撮像部と、該撮像部が捉えた
    撮像範囲内に設定されるエッジ検出領域内にある前記画
    像信号から該エッジ検出領域内のエッジ位置を検出する
    制御ユニットとを有する画像測定装置において、 前記制御ユニットは、該被検査物の輪郭形状に沿って該
    エッジ検出領域を移動させて該輪郭形状のエッジ位置を
    検出し、当該移動させたエッジ検出領域内に該エッジが
    検出されない場合に、直前に検出されたエッジ位置を中
    心とするほぼ円弧上であって該エッジが検出されないエ
    ッジ検出領域と一部重なる様にずらした新たなエッジ検
    出領域を設定することを特徴とする画像測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記制御ユニットは、前記移動させたエッジ検出領域内
    に該エッジが検出されない場合に、該エッジ検出領域の
    移動方向を、設定されたエッジ検出領域の長さt、測定
    ピッチLにおいて、t/L未満の角度だけずらして設定
    することを特徴とする画像測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記制御ユニットは、前記移動させたエッジ検出領域内
    に該エッジが検出されない場合に、直前に検出されたエ
    ッジ位置を中心とするほぼ円弧上での移動角度が徐々に
    大きくなるように設定することを特徴とする画像測定装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、 前記制御ユニットは、前記移動させたエッジ検出領域内
    に該エッジが検出されない場合に、直前に検出されたエ
    ッジ位置を中心とするほぼ円弧上での移動角度が徐々に
    大きくなり、移動方向が両方向に交互に変更した新たな
    エッジ検出領域を設定することを特徴とする画像測定装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127964A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Olympus Corp 内視鏡装置および内視鏡画像用プログラム
JP2019124609A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 株式会社ミツトヨ 3d形状のオートトレース方法及び測定機

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