JP3508368B2 - 画像測定機 - Google Patents

画像測定機

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JP3508368B2
JP3508368B2 JP02999396A JP2999396A JP3508368B2 JP 3508368 B2 JP3508368 B2 JP 3508368B2 JP 02999396 A JP02999396 A JP 02999396A JP 2999396 A JP2999396 A JP 2999396A JP 3508368 B2 JP3508368 B2 JP 3508368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、被検物の輪郭形
状の測定を行なう画像測定機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の画像測定機としては、例
えば、ステージ上に載置された被検物の像を光学系を介
して上方から捉え、捉えた像の光強度分布に応じた電気
信号を出力するCCDカメラと、CCDカメラで捉えた
撮像範囲内に設定される指標内にある被検物の輪郭形状
のエッジを前記電気信号に基づく画像処理により検出
し、エッジ座標値を表す信号を出力する画像処理装置と
を備え、被検物の輪郭形状の測定を行なうものが知られ
ている。 【0003】この画像測定機では、被検物の輪郭形状の
測定を行なう際に、エッジが直前に検出された複数の測
定点のエッジ座標値に基づいて次の測定目標点を設定
し、この測定目標点に対して指標の位置と角度方向を設
定し、その指標内にある輪郭形状のエッジを検出するこ
とを、輪郭形状に沿って複数の点について繰り返し行な
う。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、エッジが直前に検出された複数の測定点の
エッジ座標値のみに基づいて、次の測定目標点での指標
の角度方向をその測定目標点での予想した輪郭形状に対
して垂直に設定するために、輪郭形状の曲率変化が大き
い場合には、設定された指標の角度方向が測定目標点で
の輪郭形状に垂直な方向になっているとは限らない。こ
れによって、測定目標点において指標が輪郭形状に対し
て垂直な方向から傾いた状態でエッジを検出することに
なり、エッジの検出位置にばらつきが生じ、エッジ検出
の画像処理の精度が劣化してしまうという問題があっ
た。 【0005】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は、輪郭形状の測定精度を向上させ
た画像測定機を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明に係る画像測定機は、ステージ上
に載置された被検物の像を光学系を介して捉え、捉えた
像の光強度分布に応じた電気信号を出力する撮像手段
と、前記撮像手段で捉えた撮像範囲内に設定されるエッ
ジ検出領域内にある被検物の輪郭形状のエッジを前記電
気信号に基づく画像処理により検出し、エッジ座標値を
表す信号を出力する画像処理手段とを備え、前記輪郭形
状の測定を行なう画像測定機において、前記輪郭形状に
沿った複数の点の各々の前記エッジ検出領域の位置及び
方向を設定しながら、前記エッジが検出された各測定点
で前記エッジ座標値を前記画像処理部から取り込む第1
の測定部と、前記第1の測定部で取り込んだ前記各測定
点のエッジ座標値に基づき、前記各測定点での前記エッ
ジ検出領域の位置及び方向を表すティーチングデータを
作成するデータ作成部と、前記ティーチングデータに従
って前記輪郭形状を測定する第2の測定部とを備え、前
記データ作成部は、前記各測定点での前記エッジ検出領
域の方向を前記各測定点での前記輪郭形状の法線方向と
したティーチングデータを作成することを特徴とする。 【0007】データ作成部が、第1の測定部で取り込ん
だ各測定点のエッジ座標値に基づき、各測定点でのエッ
ジ検出領域の位置及び方向を表すデータであって、各測
定点でのエッジ検出領域の方向をその点及びその前後の
点を含む複数の点から求めた輪郭形状の法線方向とした
ティーチングデータを作成し、第2の測定部がティーチ
ングデータに従って輪郭形状を測定する。そのため、輪
郭形状の曲率変化が大きい場合でも、指標の角度方向が
常に各測定点での輪郭形状に垂直な状態でエッジが検出
され、エッジの検出位置にばらつきが生じない。 【0008】 【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 【0009】図1はこの発明の一実施形態に係る画像測
定機を示すブロック図、図2は同画像測定機を示す概略
構成図である。 【0010】画像測定機は、図1及び図2に示すよう
に、測定機本体1と制御ユニット2とを備えている。測
定機本体1には支持体3が、制御ユニット2にはモニタ
4がそれぞれ設けられている。 【0011】測定機本体1は、支持体3のベース部3a
上に設けられたXYステージ5と、このステージ5の上
方に位置するように支持体3の支柱部3bに支持された
撮像部6とを備えている。 【0012】XYステージ5は、水平面内における直交
する2方向(X軸及びY軸方向)に移動可能である。こ
のステージ5の上面に、二次元的な輪郭形状を有しかつ
僅かな厚みを有する被検物(例えば図3に示すような被
検物)7が載置される。被検物7は、ベース部3aに設
けられた透過照明光学系8又は撮像部6に設けられた落
射照明光学系9によって照明される(図2参照)。 【0013】XYステージ5には、図1に示すように、
入力されるステージ移動指令に基づきXYステージ5を
2方向に電動で移動させるXYステージ駆動部10と、
XYステージ5の座標を検出し、ステージ座標値を表わ
す信号を出力するステージ位置検出部11とが設けられ
ている。XYステージ駆動部10は、XYステージ5を
X軸及びY軸方向にそれぞれ駆動するX軸用モータ及び
Y軸用モータ(図示略)を有する。ステージ位置検出部
11は、XYステージ5のX軸及びY軸方向の位置をそ
れぞれ検出するX軸用エンコーダ及びY軸用エンコーダ
(図示略)を有する。 【0014】撮像部6には、落射照明光学系9の他に、
被検物7からの光を結像する結像光学系12と、この光
学系12により結像された被検物7の像を捉え(受
け)、捉えた像の光強度分布に応じた電気信号を出力す
るCCDカメラ13とが設けられている。結像光学系1
2の拡大倍率は、固定であっても、可変であってもよ
い。 【0015】制御ユニット2は、図1に示すように、C
CDカメラ13から出力される電気信号が入力される画
像処理部21と、輪郭形状測定部22と、指標設定部2
3と、測定条件テーブル24と、測定データテーブル2
5と、データ出力部26とを備えている。制御ユニット
2は、それぞれ図示を省略したキーボードなどの入力装
置、入力回路、出力回路、中央演算処理回路などを有す
るコンピュータで構成されている。 【0016】画像処理部21は、CCDカメラ13の各
画素から出力される電気信号を画像処理し、捉えた被検
物7の像をモニタ4のモニタ画面4a(図4参照)上に
画像として表示させるための画像信号をモニタ4へ出力
するように構成されている。また、画像処理部21は、
指標設定部23から出力される指標位置のデータを受
け、エッジの検出領域を示す指標(エッジ検出領域)1
5をモニタ画面4a上の前記指標位置のデータに対応す
る位置及び角度方向に表示させるための信号をモニタ4
へ出力するように構成されている。さらに、画像処理部
21は、CCDカメラ13から出力される電気信号を画
像処理し、指標15内にある被検物7の輪郭形状7aの
エッジを検出し、検出したエッジ点16(図4参照)の
モニタ画面4a内での座標値(エッジ座標値)を輪郭形
状7aに沿った各測定点17(図3参照)について順次
検出し、各エッジ座標値のデータを輪郭形状測定部22
へ出力するように構成されている。 【0017】輪郭形状測定部22は、被検物7の輪郭形
状7aに沿ってある間隔で(例えば一定間隔で)各測定
点17のエッジ座標値を取り込む測定を行なう。輪郭形
状測定部22は、仮測定を行なうプレ測定部(第1の測
定部)51と、測定指示データ作成部(ティチングデー
タ作成部)52と、本測定を行なうリプレイ測定部53
とから構成されている。 【0018】プレ測定部51は、被検物7の輪郭形状7
aに沿って一定間隔で各測定点17のエッジ座標値を取
り込むプレ測定(図5参照)を実行するように構成され
ている。プレ測定部51は、プレ測定を行なうために、
指標15の移動先である次の測定目標点18(図7参
照)を設定し、この測定目標点18に対応する指標15
の位置及び測定目標方向30(図7参照)に対して直交
する角度方向を表す指標設定指令を指標設定部23に出
力すると共に、ステージ移動指令をXYステージ駆動部
10に出力するように構成されている。 【0019】また、プレ測定部51は、画像処理部21
から出力される各測定点のエッジ座標値と、ステージ位
置検出部11から出力される各測定でのステージ座標値
とに基づき各測定点の座標値(測定点座標値)を演算
し、その演算結果を測定指示データ作成部52へ順次出
力する演算部を備えている。この演算部は、下記の式で
表す演算を行なう。 【0020】(測定点座標値)=(ステージ座標値)+
(エッジ座標値×モニタ画面補正値) ここで、モニタ画面補正値は、XYステージ5上での寸
法とモニタ画面4a上での寸法との比である。 【0021】測定指示データ作成部(以下、単にデータ
作成部という)52は、プレ測定部51から出力される
各測定点の測定点座標値をデータテーブルに保存する。 【0022】データ作成部52は、プレ測定部51から
出力される各測定点の測定点座標値から(プレ測定部5
1で取り込んだ各測定点のエッジ座標値に基づき)、各
測定点での指標15の位置及び方向を表す測定指示デー
タ(ティーチングデータ)を作成し、リプレイ測定部5
3へ出力すると共に記憶装置に記憶するように構成され
ている。データ作成部52は、各測定点での指標15の
方向を各測定点でのその点及びその前後の点を含む複数
の点から求めた輪郭形状の法線方向とする。 【0023】各測定点での輪郭形状の法線方向を求める
方法として、エッジが検出された複数の測定点の各測定
点座標値から、直線補間、円弧補間、スプライン補間等
の形状補間を行なって求める方法がある。例えば、測定
点Pi での円弧補間による法線方向の算出は次のように
行なう。 【0024】(1)測定点Pi-1 、Pi 、Pi+1 の3点
を通る円弧の中心Oを算出する。 【0025】(2)測定点Pi と円弧の中心Oとを結ぶ
方向を法線方向とする。 【0026】リプレイ測定部53は、図6に示すリプレ
イ測定処理を実行するように構成されている。すなわ
ち、データ作成部52から出力される測定指示データに
従って、各測定点毎に指標15の位置と角度方向とを表
す指標設定指令を指標設定部23に出力し、画像処理部
21から各測定点のエッジ座標値を取り込み、各測定点
のエッジ座標値と各測定でのステージ座標値とに基づき
各測定点の測定点座標値を演算し、その演算結果を測定
データテーブル25へ順次出力するように構成されてい
る。測定点座標値の演算は、プレ測定部51の演算部で
の演算と同じである。 【0027】指標設定部23は、指標15をプレ測定部
51又はリプレイ測定部53から出力される指標設定指
令により指定されたモニタ画面4a上の位置及び角度方
向に設定させるための指標位置のデータを、画像処理部
21へ出力するようになっている。 【0028】測定条件テーブル24は、被検物7の輪郭
形状7aの測定開始位置(最初の測定点)及び測定終了
位置(最後の測定点)の座標、測定開始位置での測定目
標方向、各測定点17の間隔(例えば一定間隔で、図7
に示す測定ピッチP)をそれぞれ表すデータなどを含む
測定条件が予めキーボードなどにより入力されて記憶さ
れている。 【0029】測定データテーブル25は、リプレイ測定
部53から出力される各測定点の座標値(測定点座標
値)のデータを格納する。 【0030】データ出力部26は、測定終了後に測定デ
ータテーブル25に格納された測定データ(全測定点の
座標値)を表示又は印刷して出力するためのものであ
る。 【0031】次に、上記構成を有する一実施形態の動作
を、図5、図6のフローチャート及び図7〜図9に基づ
いて説明する。 【0032】まず、プレ測定部51により実行されるプ
レ測定処理を説明する。 【0033】図5に示す輪郭形状測定処理が開始される
と、ステップ101で、予め設定された測定開始位置と
測定終了位置の座標値をそれぞれ測定条件テーブル24
から取り込む。 【0034】次のステップ102では、ステップ101
で取り込んだ測定開始位置を、最初の測定目標点に設定
する。 【0035】次のステップ103では、モニタ画面4a
上の測定目標点(ここではステップ102で設定された
最初の測定目標点)に指標15がくるように指標15を
移動させる。このとき、モニタ画面4a上において指標
15が最初の測定目標点に表示される。 【0036】次のステップ104では、指標15内にあ
る輪郭形状7aのエッジ点座標(ここでは最初の測定目
標点のエッジ点座標)を取り込む。すなわち、画像処理
部21から出力される最初の測定目標点のエッジ座標値
を取り込む。 【0037】次のステップ105では、ステージ位置検
出部11から出力されるステージ座標値と、ステップ1
04で取り込んだエッジ座標値とに基づき指標15内に
ある測定点の座標値(測定点座標値:ここでは最初の測
定目標点の座標値)を演算する。すなわち、測定点座標
値演算部27で前記式の演算を行なう。 【0038】次のステップ106では、ステップ105
で演算した最初の測定点の測定点座標値をデータ作成部
52のデータテーブルへ出力して保存する。 【0039】次のステップ107では、次の測定目標点
を設定する。すなわち、直前にエッジが検出された直前
測定点(ここでは、最初の測定目標点)とその前にエッ
ジが検出された点を含む複数の点のエッジ座標値から次
の測定目標点18とこの点での指標15の角度方向とを
設定する。 【0040】ステップ107での測定目標点18の設定
方法としては、例えば次のような方法がある。図7に示
すように直前にエッジが検出された直前測定点17aの
前にエッジが検出された前々測定点17bから直前測定
点17aへ向かう方向を測定目標方向30とし、測定目
標点18を測定目標方向30に直前測定点17aから測
定ピッチPだけ離れた位置に設定する。指標15の角度
方向は、測定目標方向30に対して垂直となる向きに設
定する。 【0041】上記方法の他に測定目標点18を設定する
方法として、直前測定点とその前の複数個の測定点のエ
ッジ座標値に基づき、円弧補間やスプライン補間などを
用いて予想輪郭形状を作り、この予想輪郭形状上で直前
測定点17aから測定ピッチPだけ離れた位置に測定目
標点18を設定する方法を用いてもよい。この場合、指
標15の角度方向は測定目標点18における予想輪郭形
状の法線方向に設定する。 【0042】このような方法により、ステップ107に
おいて次の測定目標点18とこの点での指標15の角度
方向とを設定する。ここでは、直前測定点17aは最初
の測定目標点であり、前々測定点17bは存在しない。
そのため、ステップ107において次の測定目標点(2
番目の測定目標点)18とこの点での指標15の角度方
向とを設定するために、最初の測定目標点(測定開始位
置)での測定目標方向を示すデータが測定条件テーブル
24に予め記憶されている。このデータを使って2番目
の測定目標点18とこの点での指標15の角度方向とが
設定される。 【0043】この設定後ステップ108へ進む。 【0044】このステップ108では、終了条件を満た
したか否かを判定する。すなわち、ステップ107で設
定した次の測定目標点の座標がステップ101で取り込
んだ測定終了位置の座標値(最後の測定目標点の座標
値)を越えたか否かを判定する。ここでは、ステップ1
08で設定した次の測定目標点は2番目の測定目標点で
あるので、ステップ108の判定結果はNoになり、ス
テップ103に戻る。 【0045】ステップ103〜107を実行してステッ
プ108に進み、このステップ108の判定結果がNo
であれば、ステップ103に戻る。 【0046】このようにして、ステップ108の判定結
果がNoである間、ステップ103〜108を繰り返し
実行することにより、被検物7の輪郭形状7aに沿って
一定間隔で指標15を移動させながら測定を行ない、各
測定点の測定点座標値を演算し、その演算結果をデータ
作成部52のデータテーブルに順次格納する。 【0047】ステップ108の判定結果がYesになる
と、すなわち、ステップ107で設定した次の測定目標
点の座標値がステップ101で取り込んだ測定終了位置
の座標値(最後の測定目標点の座標値)を越えると、被
検物7の全ての輪郭形状7aの測定が終了したことにな
るので、図5のプレ測定処理を終了する。 【0048】データ作成部52は、プレ測定部51から
出力される各測定点の測定点座標値から、各測定点での
指標15の位置及び方向を表す測定指示データを作成
し、リプレイ測定部53へ出力する。データ作成部52
は、上述した法線方向の算出方法により、各測定点での
指標15の方向(図7に示す指標方向40)を各測定点
での輪郭形状の法線方向とする。 【0049】次に、リプレイ測定部53により実行され
るリプレイ測定処理(図6参照)を説明する。 【0050】図6に示すリプレイが開始されると、ステ
ップ201では、全測定指示データだけ繰り返したか否
かを判定する。すなわち、データ作成部52で作成され
た測定指示データを、先頭のデータ(測定開始位置のデ
ータ)から最後のデータ(測定終了位置のデータ)まで
測定順に使用して測定を繰り返すことにより、測定が終
了したか否かを判定する。使用していない測定指示デー
タが残っていて測定が終了していない場合には、ステッ
プ201の判定結果がNoになり、ステップ202に進
む。最後のデータを使った測定が終了して測定指示デー
タが残っていない場合には、処理を終了する。 【0051】ステップ201の判定結果がNoである
間、ステップ201〜205を繰り返し実行する。 【0052】ステップ202では、ある測定点での測定
指示データ(例えば最初の測定点である測定開始位置の
測定データ)が示す指標15の位置と角度方向に指標1
5を移動させる。 【0053】次のステップ203では、画像処理部21
から指標15内にある輪郭形状のエッジ点の座標(エッ
ジ座標値)を取り込む。 【0054】次のステップ204では、ステージ位置検
出部11から出力されるステージ座標値と、ステップ2
03で取り込んだエッジ座標値とに基づき指標15内に
ある測定点の座標値(測定点座標値)を演算する。 【0055】次のステップ205では、ステップ204
で演算した測定点座標値を測定データテーブル25に保
存する。 【0056】上記ステップ202〜205を繰り返すこ
とにより、最後のデータを使った測定が終了して測定指
示データがなくなると、ステップ201の判定結果がY
esとなって処理を終了する。 【0057】このように、上記一実施形態によれば、プ
レ測定部51のプレ測定(仮測定)により得られた各測
定点17の測定点座標値から、各測定点での指標15の
位置と、輪郭形状の法線方向に設定された各測定点での
指標15の方向(図7に示す指標方向40)とを表す測
定指示データを測定指示データ作成部52によって作成
し、リプレイ測定部53が測定指示データに従ってリプ
レイ測定(本測定)を行なう。そのため、輪郭形状7a
の曲率変化が大きい場合でも、図8に示すように各測定
点での指標の角度方向が輪郭形状7aに垂直な方向から
傾いたりせず、図9に示すように全ての測定点において
指標の角度方向が常に測定目標点での輪郭形状に垂直な
状態でエッジが検出され、エッジの検出位置にばらつき
が生じない。従って、精度のよい輪郭形状の測定を行な
うことができる。 【0058】また、上記一実施形態によれば、測定指示
データ作成部52で作成した測定指示データを記憶装置
から読み出して使い、リプレイ測定を繰返すことによ
り、同じ輪郭形状を有する被検物7の測定を効率的に行
なうことができる。 【0059】なお、上記一実施形態では、プレ測定部5
1によるプレ測定(仮測定)によって全ての測定点の座
標値を検出した後に、リプレイ測定部53によるリプレ
イ測定(本測定)を行なっているが、この発明はこのよ
うな構成に限定されるものではない。例えば、プレ測定
部51によるプレ測定によって複数の測定点の座標値を
検出した後に、リプレイ測定部53によるリプレイ測定
を行なうことを複数回繰り返すことにより、全輪郭形状
の測定を行なうように構成してもよい。 【0060】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る画像測定機によれば、データ作成部が、第1の
測定部で取り込んだ各測定点のエッジ座標値に基づき、
各測定点でのエッジ検出領域の位置及び方向を表すデー
タであって、各測定点でのエッジ検出領域の方向を輪郭
形状の法線方向としたティーチングデータを作成し、第
2の測定部がティーチングデータに従って輪郭形状を測
定する。そのため、輪郭形状の曲率変化が大きい場合で
も、指標の角度方向が常に各測定点での輪郭形状に垂直
な状態でエッジが検出され、エッジの検出位置にばらつ
きが生じない。したがって、輪郭形状の測定精度を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る画像測定機
の概略構成を示すブロック図である。 【図2】図2は一実施形態に係る画像測定機の概略構成
図である。 【図3】図3は一実施形態に係る画像測定機で使用され
る被検物を示す平面図である。 【図4】図4は一実施形態に係る画像測定機で使用され
るモニタのモニタ画面を示す平面図である。 【図5】図5は一実施形態に係る画像測定機の動作を示
すフローチャートである。 【図6】図6は一実施形態に係る画像測定機の動作を示
すフローチャートである。 【図7】図7は測定目標点及び指標方向の設定方法を説
明するための説明図である。 【図8】図8は指標が傾いた状態を示す説明図である。 【図9】図9は指標が垂直になった状態を示す説明図で
ある。 【符号の説明】 5 XYステージ(ステージ) 7 被検物 7a 輪郭形状 12 結像光学系(光学系) 13 CCDカメラ(撮像手段) 15 指標(エッジ検出領域) 18 測定目標点 21 画像処理部(画像処理手段) 22 輪郭形状測定部 51 プレ測定部(第1の測定部) 52 測定指示データ作成部(データ作成部) 53 リプレイ測定部(第2の測定部)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ステージ上に載置された被検物の像を光
    学系を介して捉え、捉えた像の光強度分布に応じた電気
    信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段で捉えた撮像
    範囲内に設定されるエッジ検出領域内にある被検物の輪
    郭形状のエッジを前記電気信号に基づく画像処理により
    検出し、エッジ座標値を表す信号を出力する画像処理手
    段とを備え、前記輪郭形状の測定を行なう画像測定機に
    おいて、 前記輪郭形状に沿った複数の点の各々の前記エッジ検出
    領域の位置及び方向を設定しながら、前記エッジが検出
    された各測定点で前記エッジ座標値を前記画像処理部か
    ら取り込む第1の測定部と、 前記第1の測定部で取り込んだ前記各測定点のエッジ座
    標値に基づき、前記各測定点での前記エッジ検出領域の
    位置及び方向を表すティーチングデータを作成するデー
    タ作成部と、 前記ティーチングデータに従って前記輪郭形状を測定す
    る第2の測定部とを備え、 前記データ作成部は、前記各測定点での前記エッジ検出
    領域の方向を前記各測定点での前記輪郭形状の法線方向
    としたティーチングデータを作成することを特徴とする
    画像測定機。
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