JPH10225818A - スリッターカッター部の材料押さえ方法及び材料押さえ装置 - Google Patents

スリッターカッター部の材料押さえ方法及び材料押さえ装置

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JPH10225818A
JPH10225818A JP3188297A JP3188297A JPH10225818A JP H10225818 A JPH10225818 A JP H10225818A JP 3188297 A JP3188297 A JP 3188297A JP 3188297 A JP3188297 A JP 3188297A JP H10225818 A JPH10225818 A JP H10225818A
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JP
Japan
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cutter
rubber ring
cut
male
thin sheet
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JP3188297A
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Takeshi Isejima
武 伊勢島
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッター刃間で被裁断材に弛みが発生しない
ようにして幅寸法が規定通りに裁断でき、更に被裁断材
表面にキズやカッターマークを発生しないスリッターカ
ッター部の材料押さえ方法及び材料押さえ装置を提供す
る。 【解決手段】 薄板シート材4の裁断線を境に上刃22
uと下刃22dのカッター刃1が接触するようにかつ軸
方向に隣接するカッター刃1が裁断線間に位置するよう
に上下交互に設けると共にその隣接するカッター刃1の
間にオス側ゴムリング25を設け、他方のカッター刃1
の間にメス側ゴムリング26を設けてスリッターカッタ
ー部20を構成し、そのゴムリング25,26で薄板シ
ート材4を押さえて裁断する方法において、オス側ゴム
リング25をメス側ゴムリング26より硬度を小さく形
成し、裁断時、オス側ゴムリング25の弾性力で薄板シ
ート材4を押さえるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリッターにより
金属等の薄板シート材を裁断する際に、その薄板シート
材の弛みを防止するためのスリッターカッター部の材料
押さえ方法及び材料押さえ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属等の薄板シート材を幅方向
分割に裁断するに際しては、図4に示すように、回転軸
3に金属製の円板形カッター刃1が多数設けられた円筒
形カッター2u,2dを二本平行に設けたカッター部1
0と上下の円筒形カッター2u,2dの間に被裁断材4
として薄板シート材を搬送するための搬送部(図示せ
ず)とからスリッターを構成し、二本の円筒形カッター
2u,2dの間に被裁断材4を搬送しながら上下の円筒
形カッター2u,2dの回転により裁断している。
【0003】二本の円筒形カッター2u,2dは、上側
が上刃2u、下側が下刃2dと呼ばれており、構成が同
じものである。
【0004】円筒形カッター2u,2dは、二枚のカッ
ター刃1,1が被裁断材4の裁断線間に位置するように
配置されたオス側カッター1mが裁断幅W1 を隔てて軸
方向に配設されており、上刃2uと下刃2dのカッター
刃1の先端同士がオーバーラップ量αで接触するように
設けられている。
【0005】換言すれば、これら上刃2uと下刃2dと
を組み合わせた状態では、被裁断材4の裁断線に対応
し、その裁断線を境に上下二枚のカッター刃1,1の先
端をオーバーラップ量αで接触させると共に、軸方向に
隣接する裁断線間に二枚のカッター刃1,1が位置する
ようにオス側カッター1mを配置し、このオス側カッタ
ー1mが上下交互に配設されている。
【0006】また、それぞれのオス側カッター1mと対
向する側、すなわちオス側カッター1mにより挟まれた
側がメス側カッター1wとなり、幅が裁断幅Wと同じW
2 で形成されている。
【0007】このようにして、被裁断材4の裁断幅W1
は、これらカッター刃1の間隔で決定されるようになっ
ている。
【0008】この従来のスリッターにあっては、カッタ
ー部10と被裁断材4の搬送部とにより発生する被裁断
材4の前後張力の不適性や、被裁断材4の形状歪などが
ある場合には、カッター刃1,1の間で被裁断材4に弛
みが発生し、この弛みにより幅寸法がその弛み分だけ広
く裁断され、規定の幅寸法に収まらない場合がある。こ
のため、被裁断材4の弛みの問題を解決する方法とし
て、図5(a)に示す当て木方式と呼ばれる方法があ
る。
【0009】この方法は、木や樹脂で製作された当て木
と呼ばれる板を、オス側カッター1mに合わせて狭用当
て木11と、メス側カッター1wに合わせて広用当て木
12の二種類製作し、これらを交互に配設して櫛形に形
成したものを、オス側カッター1m間には狭用当て木1
1が位置すると共にメス側カッター1m間には広用当て
木12が位置するように、カッター刃1の入側、又は出
側から差し込み、この当て木11,12で被裁断材4を
挟んで弛みを抑えながら裁断する方法である。しかし、
当て木方式は、被裁断材4と当て木11,12との間に
隙間β1 が発生してしまうと、図5(b)に示すよう
に、隙間β1 分の被裁断材4の弛みを押さえることがで
きない。また、隙間β1 が発生しないように、上下の当
て木11,12を強制的に被裁断材4に押し付ける方法
もあるが、当て木方式では、当て木11,12が固定さ
れているのに対して被裁断材4は移動しているので、被
裁断材4がアルミニウムや銅など軟質の場合、被裁断材
4の表面にキズを発生させたり、また、押し付け方によ
っては裁断後の被裁断材4に歪みを残してしまう。
【0010】このため、被裁断材4にキズや歪みが発生
する問題を解決する方法として、ゴムリング方式と呼ば
れる方法がある。
【0011】この方法は、図6(a)に示すように、オ
ス側カッター1m間にその幅に合わせて形成された円筒
形の耐油性ゴム5(バックアップリング)を入れ、また
メス側カッター1w間にその幅に合わせて形成された円
筒形の耐油性ゴム6(ゴムリング)を入れて、これらバ
ックアップリング5とゴムリング6を被裁断材4に強制
的に押さえながら上刃2u及び下刃2dと一体的に回転
して被裁断材4と共に移動させる方法である。
【0012】詳述すれば、バックアップリング5はカッ
ター刃1と同芯で回転するが、ゴムリング6は、被裁断
材4の厚みやカッターオーバーラップ量αの変化に対応
できるように、カッター刃1の外径よりも大きいものを
使用し、カッター刃1に対して偏芯させて取り付け、ゴ
ムリング押さえ(図示せず)によってゴムリング6を矢
印方向に移動させて被裁断材4との接点を調節できるよ
うになっている。また、このゴムリング6に、カッター
刃1のエッジ1eによる押しキズを付き難くするため
に、カッター刃1のエッジ1eと相対的な位置(被裁断
材4を介して押し付けられる位置)に溝13を付ける場
合もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このゴ
ムリング方式は、オス側カッター1mとメス側カッター
1wでは、それらの間隔が異なっているので、カッター
刃1の先端が摩耗してバックアップリング5よりも後退
した場合に、被裁断材4への接触面積に上下で違いが発
生し、バックアップリング5の外周の変形が少なくな
り、この外周部分が裁断後の製品にスジ状の跡を付けて
しまうことがある。
【0014】このため、一般的には、バックアップリン
グ5の外径を0.5mm前後づつ異なったものを複数用
意して、カッター1の再研磨後の外径を越えない範囲で
一番近い外径のバックアップリング5を選んで使用する
ことにより対処している。しかし、この場合、バックア
ップリング5とゴムリング6との間に、最大の半径差
0.25mmの隙間β2 が発生してしまう。
【0015】この隙間β2 が発生してしまうと、被裁断
材4の厚みがこの隙間β2 と同様もしくは大きい場合、
カッター刃1のエッジ1eにより、被裁断材4の表面に
一般的にカッターマークと呼ばれる押しキズが発生しや
すい。また、被裁断材4の厚みが隙間β2 よりも小さい
場合、カッターマークの発生はもとより、図6(b)に
示すように、被裁断材4のエッジ1eと接触する部分1
4が折れ曲がって隙間β2 分だけ被裁断材4が弛んでし
まい、幅寸法が規定通りに出ない場合もある。更に、ス
リッターがドライブカット方式の場合、カッター刃1と
被裁断材4との剪断加工反力と表面摩擦で被裁断材4を
前進させ、連続裁断するため、バックアップリング5と
ゴムリング6に前後張力の不適性があった場合、カッタ
ー刃1と被裁断材4との間でスベリが発生し、被裁断材
4の表面にカッター傷と呼ばれるスリ傷を発生させてし
まう。
【0016】そこで本発明の目的は、カッター刃間で被
裁断材に弛みが発生しないようにして幅寸法が規定通り
に裁断でき、更に被裁断材表面にキズやカッターマーク
を発生しないスリッターカッター部の材料押さえ方法及
び材料押さえ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、供給される薄板シート材を所定の
裁断幅で裁断すべく、上下平行な回転軸に、それぞれ薄
板シート材の裁断線に対応し、かつその裁断線を境に上
下のカッター刃が接触するようにかつ軸方向に隣接する
カッター刃が裁断線内に位置するように上下交互に設け
ると共にその隣接するカッター刃間にオス側ゴムリング
を設け、他方のカッター刃間にメス側ゴムリングを設け
てスリッターカッター部を構成し、そのカッター刃間の
オス側とメス側のゴムリングで薄板シート材を押さえな
がら裁断する方法において、上記オス側ゴムリングをメ
ス側ゴムリングより硬度を小さく形成し、裁断時、オス
側ゴムリングの弾性力で薄板シート材を押さえるように
した方法である。
【0018】請求項2の発明は、供給される薄板シート
材を所定の裁断幅で裁断すべく、上下平行な回転軸に、
それぞれ薄板シート材の裁断線に対応し、かつその裁断
線を境に上下のカッター刃が接触するようにかつ軸方向
に隣接するカッター刃が裁断線内に位置するように上下
交互に設けると共にその隣接するカッター刃間にオス側
ゴムリングを設け、他方のカッター刃間にメス側ゴムリ
ングを設けてスリッターカッター部を構成し、そのオス
側とメス側のゴムリングで薄板シート材を押さえながら
裁断する装置において、上記オス側ゴムリングを、メス
側ゴムリングより硬度を小さく形成すると共に、外径を
カッター刃の外径と同一もしくは大きく形成したもので
ある。
【0019】請求項3の発明は、上記オス側ゴムリング
は、逃がし溝を有するものである。すなわち本発明の要
点は、オス側ゴムリングの外径と、オス側ゴムリングと
メス側ゴムリングとの硬度差を変えることにある。
【0020】上記構成によれば、被裁断材を裁断するに
際して、オス側ゴムリングとメス側ゴムリングで被裁断
材を挟むと、これらゴムリングの加圧力により、オス側
ゴムリングがメス側ゴムリングよりも硬度が小さいため
にその外周が圧下変形する。このオス側ゴムリングの圧
下変形により、ゴムリングと被裁断材との間に隙間がな
くなり、被裁断材がカッター刃間で弛むことがなくな
る。この作用により、被裁断材を、幅寸法が規定通りに
裁断できる。また、本発明は、従来方式に比べて、弛み
によって発生するカッターマークも出にくい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照しながら詳述する。
【0022】図1に、本発明にかかる材料押さえ装置を
備えたスリッターカッター部の概略図を示す。
【0023】図1に示すように、スリッターカッター部
20は、回転軸3に金属製の円板形カッター刃1が多数
設けられた上刃22u及び下刃22dから主に構成され
ている。尚、上刃22uと下刃22dは構成が同じであ
るため、上刃22uについてのみ説明する。
【0024】上刃22uは、カッター刃1間に、広用カ
ッタースペーサー7と、その広用カッタースペーサー7
の外側に設けられたメス側ゴムリング26と、狭用カッ
タースペーサー8と、その狭用カッタースペーサー8に
外嵌して設けられたオス側ゴムリング25とを備えてい
る。具体的には、カッター刃1、広用カッタースペーサ
ー7及びメス側ゴムリング26、カッター刃1、狭用カ
ッタースペーサー8及びオス側ゴムリング25、カッタ
ー刃1の順に連続して回転軸3に外嵌させて設けられて
いる。
【0025】広用カッタースペーサー7は、外径がカッ
ター刃1より小さな円筒状に形成されると共にカッター
刃1の間隔を裁断幅W1 に保持すべくその幅が裁断幅W
2 で形成されている。また、狭用カッタースペーサー8
は、外径がカッター刃1より小さな円筒状に形成される
と共にその幅が二枚のカッター刃1の厚さと合わせて裁
断幅W1 で形成されている。すなわち、これらのカッタ
ースペーサー7,8により、被裁断材4の裁断幅Wが決
定されている。
【0026】メス側ゴムリング26は、幅が広用カッタ
ースペーサー7の幅W2 に合わせて形成されている。ま
た、オス側ゴムリング25は、幅が狭用カッタースペー
サー8の幅に合わせて形成されている。これらゴムリン
グ25,26は、それぞれカッター刃1に対して自由に
伸縮できるように、対応するカッタースペーサー7,8
の幅よりも若干狭く形成されている。
【0027】これらゴムリング25,26を図2と図3
(a)を用いて詳述する。
【0028】図2は、図1のA−A矢示断面図であり、
図3(a)は、ゴムリング25,26の正断面図であ
る。
【0029】図2に示すように、メス側ゴムリング26
は、被裁断材4の厚みの変化に対応できるように、カッ
ター刃の外径よりも大きく形成すると共にカッター刃の
回転軸3に対して偏芯させて取り付けられており、被裁
断材4と平行に設けられた二本の押さえローラー29,
29の移動によって被裁断材4との接点を調節できるよ
うになっている。また、メス側ゴムリング26は、カッ
ター刃と独立して回転できるように、広用スペーサー7
と非接触で設けられている。
【0030】これに対して、オス側ゴムリング25は、
狭用スペーサー8と一体的に設けられており、図3
(a)に示すように、被裁断材4にカッター刃1が接触
する前にその外周が被裁断材4と接触するように、外径
が、カッター刃1の外径と同じもしくはそれより大き
く、カッター刃1の半径よりもγ分突出して形成されて
いる。
【0031】具体的には、カッター刃1の外径と同一以
上(半径で0.5〜1.0mm程度)の外径に形成す
る。
【0032】更に、オス側ゴムリング25の材料は、耐
油性でかつ弾性力、復元力、摩擦力の大きい材料のゴム
(例えば、シリコンゴムやニトリルゴム)が用いられ
る。オス側ゴムリング25の硬度は、メス側ゴムリング
26のゴム材料よりも小さいもの(相対的に10°〜3
0°)である。これにより、メス側ゴムリング26の変
形は最少にし、かつオス側ゴムリング25の変形は最大
になるようにする。実用範囲として、オス側ゴムリング
25の硬度は45°〜55°程度が望ましい。
【0033】そして、オス側ゴムリング25の変形を容
易にするために、オス側ゴムリング25の外周の両側エ
ッジ部分に、エッジからの幅δで切り欠いた逃がし溝3
0が形成されている。
【0034】これらオス側ゴムリング25の外径、硬
度、及び両サイドの逃がし溝30などは、被裁断材4の
材質、硬度、厚み、及び厚み−幅比などによりメス側ゴ
ムリング26を矢印方向に移動して加圧力を適性に調節
できるように、それぞれの条件に合ったものを用いる。
【0035】このように構成される上刃22uと下刃2
2dは、図1に示したように、カッター刃1の先端同士
がオーバーラップ量αで接触するように、オス側とメス
側とが互い違いに配置すると共に上下平行に設けられて
おり、これら上刃22uと下刃22dとを組み合わせた
状態で説明すれば、それぞれ所定の裁断幅Wの裁断線を
境に、上下から二枚のカッター刃1,1がオーバーラッ
プ量αで接触すると共に軸方向に隣接するカッター刃
1,1が裁断線間に位置するように配設されている。
【0036】次に、図1のスリッターを用いた裁断方法
と併せて、本発明にかかるスリッターカッター部20の
材料押さえ方法を図3(b)を用いて説明する。
【0037】被裁断材4を裁断するに際しては、被裁断
材4を上刃22uと下刃22dの間に送ると共に上刃2
2uと下刃22dを回転し、被裁断材4にオス側ゴムリ
ング25とメス側ゴムリング26を押し付けて被裁断材
4を挟みながらカッター刃1で裁断する。
【0038】オス側ゴムリング25は、被裁断材4に接
触する面積がメス側ゴムリング26と異なるが、メス側
ゴムリング26よりも弾性力が小さいので、その外周が
圧下変形して逃がし溝30に逃げながらより大きく後退
し、被裁断材4との接点での半径がカッター刃1の半径
と一致した状態で被裁断材4に押し付けられる。このた
め、被裁断材4の表面でカッター刃1のエッジが当る部
分14に局部的な圧力が発生しない。
【0039】そして、被切断材4は、弛みがない状態で
裁断されるので、裁断幅Wで規定通りに裁断される。
【0040】以上説明したように、本発明によれば、オ
ス側ゴムリング25とメス側ゴムリング26とで被裁断
材4を均一に押さえて弛みがない状態で裁断できるの
で、被裁断材4を裁断幅Wで規定通りに裁断できる。ま
た、カッター刃1が摩耗しても、被裁断材4の表面にカ
ッターマークやカッター傷が発生しない。
【0041】更に、オス形ゴムリング25の圧下変形の
反圧により、被裁断材4との摩擦力が大きくなるので、
ドライブカット方式のスリッターによる裁断時には、カ
ッターと被裁断材との間のスベリを小さくすることがで
き、カッター傷が発生しにくくなる。
【0042】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、薄板シー
ト材の両面から均一な圧力で押さえることができるので
薄板シート材の弛みを防止できる。これにより、裁断時
の幅寸法が規定より外れることがない。
【0043】また、本発明によれば、カッター刃が摩耗
してもゴムリングを交換する必要がないので、作業効率
が高くなり、更に、裁断時、カッター刃とゴムリングの
外径が一致しているので、カッターマークやカッター傷
の発生による不良を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリッターカッター部を示す正断
面図である。
【図2】図1のA−A矢示断面図である。
【図3】図1のスリッターで裁断する際のカッター刃、
オス側ゴムリング、及びメス側ゴムリングの位置関係を
示す正断面図であり、(a)は裁断前を示し、(b)は
裁断後を示す。
【図4】従来のスリッターカッター部を示す正断面図で
ある。
【図5】従来の当て木方式のスリッターで裁断する際の
カッター刃、ゴムリング、及びバックアップリングの位
置関係を示す正断面図であり、(a)は裁断前を示し、
(b)は裁断後を示す。
【図6】従来のゴムリング方式のスリッターで裁断する
際のカッター刃、ゴムリング、及びバックアップリング
の位置関係を示す正断面図であり、(a)は裁断前を示
し、(b)は裁断後を示す。
【符号の説明】
1 カッター刃 3 回転軸 4 被裁断材(薄板シート材) 20 スリッターカッター部 22u カッター(上刃) 22d カッター(下刃) 25 オス側ゴムリング(バックアップリング) 26 メス側ゴムリング 30 逃がし溝 W1 裁断幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される薄板シート材を所定の裁断幅
    で裁断すべく、上下平行な回転軸に、それぞれ薄板シー
    ト材の裁断線に対応し、かつその裁断線を境に上下のカ
    ッター刃が接触するようにかつ軸方向に隣接するカッタ
    ー刃が裁断線内に位置するように上下交互に設けると共
    にその隣接するカッター刃間にオス側ゴムリングを設
    け、他方のカッター刃間にメス側ゴムリングを設けてス
    リッターカッター部を構成し、そのオス側とメス側のゴ
    ムリングで薄板シート材を押さえながら裁断する方法に
    おいて、上記オス側ゴムリングをメス側ゴムリングより
    硬度を小さく形成し、裁断時、オス側ゴムリングの弾性
    力で薄板シート材を押さえるようにしたことを特徴とす
    るスリッターカッター部の材料押さえ方法。
  2. 【請求項2】 供給される薄板シート材を所定の裁断幅
    で裁断すべく、上下平行な回転軸に、それぞれ薄板シー
    ト材の裁断線に対応し、かつその裁断線を境に上下のカ
    ッター刃が接触するようにかつ軸方向に隣接するカッタ
    ー刃が裁断線内に位置するように上下交互に設けると共
    にその隣接するカッター刃間にオス側ゴムリングを設
    け、他方のカッター刃間にメス側ゴムリングを設けてス
    リッターカッター部を構成し、そのオス側とメス側のゴ
    ムリングで薄板シート材を押さえながら裁断する装置に
    おいて、上記オス側ゴムリングを、メス側ゴムリングよ
    り硬度を小さく形成すると共に、外径をカッター刃の外
    径と同一もしくは大きく形成したことを特徴とするスリ
    ッターカッター部の材料押さえ装置。
  3. 【請求項3】 オス側ゴムリングは、逃がし溝を有する
    請求項2記載のスリッターカッター部の材料押さえ装
    置。
JP3188297A 1997-02-17 1997-02-17 スリッターカッター部の材料押さえ方法及び材料押さえ装置 Pending JPH10225818A (ja)

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